JP2000043796A - 複合材の翼形構造およびその成形方法 - Google Patents
複合材の翼形構造およびその成形方法Info
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- JP2000043796A JP2000043796A JP10215413A JP21541398A JP2000043796A JP 2000043796 A JP2000043796 A JP 2000043796A JP 10215413 A JP10215413 A JP 10215413A JP 21541398 A JP21541398 A JP 21541398A JP 2000043796 A JP2000043796 A JP 2000043796A
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- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C3/00—Wings
- B64C3/26—Construction, shape, or attachment of separate skins, e.g. panels
Abstract
(57)【要約】
【課題】 翼の主要構成部品の点数および組立部品の点
数を減らして、コストダウンを図ることができるように
する。 【解決手段】 箱型構造翼10を、複合材製の上外板部
材11と、複合材製の下外板部材12と、桁13とで構
成する。両外板部材11,12の内面に、小骨14およ
び突条部15を一体成形する。上下の外板部材11,1
2および桁13を、接着剤16により同時に一体に接着
する。小骨14および突条部15を、各外板部材11,
12と一体成形しているので、主要構成部品の点数を少
なくすることができる。また、接着剤16を用いた組立
であるので、組立用のファスナ等を必要としない。また
桁13は、ウエブ13bのみならず、両端のフランジ1
3aも各外板部材11,12に接着されるので、大きな
強度が得られる。
数を減らして、コストダウンを図ることができるように
する。 【解決手段】 箱型構造翼10を、複合材製の上外板部
材11と、複合材製の下外板部材12と、桁13とで構
成する。両外板部材11,12の内面に、小骨14およ
び突条部15を一体成形する。上下の外板部材11,1
2および桁13を、接着剤16により同時に一体に接着
する。小骨14および突条部15を、各外板部材11,
12と一体成形しているので、主要構成部品の点数を少
なくすることができる。また、接着剤16を用いた組立
であるので、組立用のファスナ等を必要としない。また
桁13は、ウエブ13bのみならず、両端のフランジ1
3aも各外板部材11,12に接着されるので、大きな
強度が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、航空機の
昇降舵や翼の一部として用いられる複合材の翼形構造お
よびその成形方法に係り、特に、製作が容易で高いピー
ル強度が得られる複合の翼形構造およびその成形方法に
関する。
昇降舵や翼の一部として用いられる複合材の翼形構造お
よびその成形方法に係り、特に、製作が容易で高いピー
ル強度が得られる複合の翼形構造およびその成形方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図19ないし図21は、複合材を用いた
従来の航空機の舵面構造を示すものであり、この航空機
の昇降舵1は、上面外板2、下面外板3、桁4および小
骨5を複合材を用いて各別に成形し、これらをボルトや
ナットのようなファスナ手段6を用いて組立てることで
構成される。
従来の航空機の舵面構造を示すものであり、この航空機
の昇降舵1は、上面外板2、下面外板3、桁4および小
骨5を複合材を用いて各別に成形し、これらをボルトや
ナットのようなファスナ手段6を用いて組立てることで
構成される。
【0003】従来の航空機の昇降舵1は、主要構成部品
の点数が多く、その製作費が嵩むとともに、多数のファ
スナを用いて組立てなければならないため、組立て部品
費も嵩み、しかも、多数の孔を穿してファスナを取付け
る必要があるため、組立工数も増大するという問題があ
る。
の点数が多く、その製作費が嵩むとともに、多数のファ
スナを用いて組立てなければならないため、組立て部品
費も嵩み、しかも、多数の孔を穿してファスナを取付け
る必要があるため、組立工数も増大するという問題があ
る。
【0004】ファスナによる組立工数の低減を図るため
に、桁および小骨を予めクリップでファスナ結合したフ
レームを製作し、このフレームに上面外板および下面外
板を接着するようにした箱型構造翼は、例えば欧州特許
第485027号公報あるいは米国特許第521679
9号公報に示されている。
に、桁および小骨を予めクリップでファスナ結合したフ
レームを製作し、このフレームに上面外板および下面外
板を接着するようにした箱型構造翼は、例えば欧州特許
第485027号公報あるいは米国特許第521679
9号公報に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記箱型構造翼は、各
外板を接着により組立てることによりファスナ数および
組立工数の削減を図っているが、主要部品の構成は従来
と同一であるため、部品点数は低減せず、フレームは予
め桁および小骨をファスナ結合し、しかもフレーム組立
後、桁および小骨のフランジ面の機械加工を行なって合
わせ面の調整を行なう必要があり、工数が増大するとい
う問題がある。
外板を接着により組立てることによりファスナ数および
組立工数の削減を図っているが、主要部品の構成は従来
と同一であるため、部品点数は低減せず、フレームは予
め桁および小骨をファスナ結合し、しかもフレーム組立
後、桁および小骨のフランジ面の機械加工を行なって合
わせ面の調整を行なう必要があり、工数が増大するとい
う問題がある。
【0006】また、図22および図23に示すように、
フレーム7と外板8を接着剤9を用いて接着する構造で
は、ファスナ組立に比較して面外方向のピール荷重(外
板8に直角方向の引き剥がし荷重)が低く強度上問題と
なる。
フレーム7と外板8を接着剤9を用いて接着する構造で
は、ファスナ組立に比較して面外方向のピール荷重(外
板8に直角方向の引き剥がし荷重)が低く強度上問題と
なる。
【0007】このピール強度向上のためには、フレーム
7を断面コ字状にするよりも断面I形状とする方が有利
であるが、断面I形状のフレーム7は、断面コ字状のフ
レーム7に比較して製作費が約2倍と高く、コスト高と
なるという問題がある。
7を断面コ字状にするよりも断面I形状とする方が有利
であるが、断面I形状のフレーム7は、断面コ字状のフ
レーム7に比較して製作費が約2倍と高く、コスト高と
なるという問題がある。
【0008】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、主要構成部品および組立用部品の点数を低減してコ
ストダウンを図ることができる複合材の翼形構造および
その成形方法を提供することを目的とする。
で、主要構成部品および組立用部品の点数を低減してコ
ストダウンを図ることができる複合材の翼形構造および
その成形方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の複合材の翼形構
造は、翼の上下いずれか一方の面を形成する複合材製の
外板と、翼の上下いずれか他方の面を形成する複合材製
の第2外板と、フランジとウェブとから断面コ字状をな
し外板の少なくともいずれか一方の端部に取付けられた
複合材製桁と、これら外板の間に配置された複合材製小
骨および桁接着用の突条部とを備え、小骨および突条部
を外板に一体成形することで、主要構成部品の点数を低
減させてコストダウンを図ることが可能となり、また桁
の各フランジを各外板部材に接着することにより、断面
コ字状の桁を用いてコストダウンを図っても、断面I形
状の桁を用いた場合と同様のピール強度を得ることが可
能となる。
造は、翼の上下いずれか一方の面を形成する複合材製の
外板と、翼の上下いずれか他方の面を形成する複合材製
の第2外板と、フランジとウェブとから断面コ字状をな
し外板の少なくともいずれか一方の端部に取付けられた
複合材製桁と、これら外板の間に配置された複合材製小
骨および桁接着用の突条部とを備え、小骨および突条部
を外板に一体成形することで、主要構成部品の点数を低
減させてコストダウンを図ることが可能となり、また桁
の各フランジを各外板部材に接着することにより、断面
コ字状の桁を用いてコストダウンを図っても、断面I形
状の桁を用いた場合と同様のピール強度を得ることが可
能となる。
【0010】本発明の複合材の翼形構造は、小骨および
突条部を、いずれか一方の外板と一体成形し、その先端
を他方の外板に接着することで、小骨および突条部を有
していない外板の構造が単純化され、製造コストを下げ
ることが可能となる。
突条部を、いずれか一方の外板と一体成形し、その先端
を他方の外板に接着することで、小骨および突条部を有
していない外板の構造が単純化され、製造コストを下げ
ることが可能となる。
【0011】本発明の複合材の翼形構造は、小骨および
突条部を、各外板とそれぞれ一体成形し、その先端相互
を接着することで、各外板の小骨および突条部の立上が
り寸法が小さくなり、外板との一体化強度を向上させる
ことが可能となる。
突条部を、各外板とそれぞれ一体成形し、その先端相互
を接着することで、各外板の小骨および突条部の立上が
り寸法が小さくなり、外板との一体化強度を向上させる
ことが可能となる。
【0012】本発明の複合材の翼形構造成形方法は、翼
の一面を形成する複合材製第1外板と、内面に一体成形
された小骨および突条部を有し翼の他面を形成する複合
材製の第2外板とを各別に成形する成形工程と、小骨お
よび突条部の先端と第1外板との間、桁の各フランジと
各外板との間、および桁のウェブと突条部との間を接着
剤により同時に一体に接着する接着工程とから構成さ
れ、主要構成部品の点数を低減してコストダウンを図る
ことが可能となり、またファスナ等を用いる必要がない
ので、製造コストも低減させることが可能となる。
の一面を形成する複合材製第1外板と、内面に一体成形
された小骨および突条部を有し翼の他面を形成する複合
材製の第2外板とを各別に成形する成形工程と、小骨お
よび突条部の先端と第1外板との間、桁の各フランジと
各外板との間、および桁のウェブと突条部との間を接着
剤により同時に一体に接着する接着工程とから構成さ
れ、主要構成部品の点数を低減してコストダウンを図る
ことが可能となり、またファスナ等を用いる必要がない
ので、製造コストも低減させることが可能となる。
【0013】本発明の複合材の翼形構造成形方法は、第
1外板を、翼外面形状を有する型に複合材のプリプレグ
を積層し、その上面にフォームコアを接着フィルムで覆
って配置し、その上に複合材のプリプレグを積層し、こ
れらを加熱硬化して形成することで、フォームコアを芯
材として用い、ハニカムパネル等の異方性芯材と異な
り、成形硬化時に圧力が均等に負荷され、加熱成形時の
変形を少なくすることが可能となる。
1外板を、翼外面形状を有する型に複合材のプリプレグ
を積層し、その上面にフォームコアを接着フィルムで覆
って配置し、その上に複合材のプリプレグを積層し、こ
れらを加熱硬化して形成することで、フォームコアを芯
材として用い、ハニカムパネル等の異方性芯材と異な
り、成形硬化時に圧力が均等に負荷され、加熱成形時の
変形を少なくすることが可能となる。
【0014】本発明の複合材の翼形構造成形方法は、第
2外板を、翼外面形状を有する型に複合材のプリプレグ
を積層し、その上面にフォームコアを接着フィルムで覆
って配置し、その上に複合材のプリプレグを積層し、そ
の上に突条部用のフォームコアを接着フィルムで覆って
配置し、その上に複合材のプリプレグを積層し、その上
に小骨用のフォームコアを接着フィルムで覆って配置
し、その上に複合材のプリプレグを積層し、これらを加
熱硬化して形成することにより、芯材としてフォームコ
アを用いることで、第2外板と小骨および桁とを一体で
成形硬化しても変形が少なく、第2外板と小骨および桁
とを一体成形することで、主要構成部品の点数を削減す
ることが可能となる。
2外板を、翼外面形状を有する型に複合材のプリプレグ
を積層し、その上面にフォームコアを接着フィルムで覆
って配置し、その上に複合材のプリプレグを積層し、そ
の上に突条部用のフォームコアを接着フィルムで覆って
配置し、その上に複合材のプリプレグを積層し、その上
に小骨用のフォームコアを接着フィルムで覆って配置
し、その上に複合材のプリプレグを積層し、これらを加
熱硬化して形成することにより、芯材としてフォームコ
アを用いることで、第2外板と小骨および桁とを一体で
成形硬化しても変形が少なく、第2外板と小骨および桁
とを一体成形することで、主要構成部品の点数を削減す
ることが可能となる。
【0015】本発明の複合材の翼形構造成形方法は、翼
の一面を形成する複合材製第1外板と、内面に一体成形
された小骨および突条部を有し翼の他面を形成する複合
材製の第2外板とを各別に成形する成形工程と、各外板
の小骨および突条部の先端間、桁の各フランジと各外板
との間、および桁のウェブと突条部との間を接着剤によ
り同時に一体に接着する接着工程とから構成され、主要
構成部品の点数を低減してコストダウンを図ることが可
能となり、またファスナ等を用いる必要がないので、製
造コストも低減させることが可能となる。また、小骨お
よび突条部は、各外板に半分ずつ分けて一体成形される
ので、これらの立上がり寸法が小さくなり、外板との一
体化強度を向上させることが可能となる。
の一面を形成する複合材製第1外板と、内面に一体成形
された小骨および突条部を有し翼の他面を形成する複合
材製の第2外板とを各別に成形する成形工程と、各外板
の小骨および突条部の先端間、桁の各フランジと各外板
との間、および桁のウェブと突条部との間を接着剤によ
り同時に一体に接着する接着工程とから構成され、主要
構成部品の点数を低減してコストダウンを図ることが可
能となり、またファスナ等を用いる必要がないので、製
造コストも低減させることが可能となる。また、小骨お
よび突条部は、各外板に半分ずつ分けて一体成形される
ので、これらの立上がり寸法が小さくなり、外板との一
体化強度を向上させることが可能となる。
【0016】本発明の複合材の翼形構造成形方法は、第
1外板および第2外板を、翼外面形状を有する型に複合
材のプリプレグを積層し、その上面にフォームコアを接
着フィルムで覆って配置し、その上に複合材のプリプレ
グを積層し、その上に突条部用のフォームコアを接着フ
ィルムで覆って配置し、その上に複合材のプリプレグを
積層し、その上に小骨用のフォームコアを接着フィルム
で覆って配置し、その上に複合材のプリプレグを積層
し、これらを加熱硬化することで成形することで、芯材
としてフォームコアを用いることにより、小骨および突
条部を外板部材と一体成形しても、加熱成形時の変形を
少なくすることが可能となる。
1外板および第2外板を、翼外面形状を有する型に複合
材のプリプレグを積層し、その上面にフォームコアを接
着フィルムで覆って配置し、その上に複合材のプリプレ
グを積層し、その上に突条部用のフォームコアを接着フ
ィルムで覆って配置し、その上に複合材のプリプレグを
積層し、その上に小骨用のフォームコアを接着フィルム
で覆って配置し、その上に複合材のプリプレグを積層
し、これらを加熱硬化することで成形することで、芯材
としてフォームコアを用いることにより、小骨および突
条部を外板部材と一体成形しても、加熱成形時の変形を
少なくすることが可能となる。
【0017】本発明の複合材の翼形構造成形方法は、少
なくとも小骨および突条部の先端面に加熱硬化に先立っ
て相手接着面の形状に対応する面を有する加圧板を配置
することで、両外板を相互に接着する際に、小骨1本毎
の合わせ面調整の必要がなく、ミスマッチ調整を簡素化
することが可能となる。
なくとも小骨および突条部の先端面に加熱硬化に先立っ
て相手接着面の形状に対応する面を有する加圧板を配置
することで、両外板を相互に接着する際に、小骨1本毎
の合わせ面調整の必要がなく、ミスマッチ調整を簡素化
することが可能となる。
【0018】本発明の複合材の翼形構造成形方法は、接
着剤として、ペースト状の熱硬化型の接着剤を用いるこ
とで、接着面間に隙間がある場合であっても、約2mm
以下であれば、この隙間が接着剤により埋められ、強度
低下をほぼ完全に防止することが可能となる。
着剤として、ペースト状の熱硬化型の接着剤を用いるこ
とで、接着面間に隙間がある場合であっても、約2mm
以下であれば、この隙間が接着剤により埋められ、強度
低下をほぼ完全に防止することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1および図2は、本発明の第1の
実施の形態に係る複合材を用いた箱型構造翼を示す。こ
の箱型構造翼10は、図3に示すように、航空機の昇降
舵として用いられる。
参照して説明する。図1および図2は、本発明の第1の
実施の形態に係る複合材を用いた箱型構造翼を示す。こ
の箱型構造翼10は、図3に示すように、航空機の昇降
舵として用いられる。
【0020】箱型構造翼10は、図1および図2に示す
ように、翼の上面を形成する複合材製上面外板11と、
翼の下面を形成する複合材製下面外板12と、翼の前端
部に取付けられる複合材製桁13とを有し、各外板1
1、12の内面に、例えば4本の小骨14および桁13
との接着のための突条部15がそれぞれ一体成形されて
いる。両外板11、12と桁13は、ペースト状の熱硬
化型接着剤により一体的に接着される。
ように、翼の上面を形成する複合材製上面外板11と、
翼の下面を形成する複合材製下面外板12と、翼の前端
部に取付けられる複合材製桁13とを有し、各外板1
1、12の内面に、例えば4本の小骨14および桁13
との接着のための突条部15がそれぞれ一体成形されて
いる。両外板11、12と桁13は、ペースト状の熱硬
化型接着剤により一体的に接着される。
【0021】各外板11、12は、図4および図5に示
すように、翼外面形状に対応する面を有する鋼製外板用
治具17上に、例えば熱硬化型CFRP等の複合材プリ
プレグ18を積層し、その上面に、例えば熱硬化型フィ
ルム等の接着フィルム19で外面を覆った外板用フォー
ムコア20を配置し、その上に複合材プリプレグ18を
積層し、その上に突条部用フォームコア21を接着フィ
ルム19で覆って配置し、その上に複合材プリプレグ1
8を積層し、その上に突条部用フォームコア21を接着
フィルム19で覆って配置し、その上に複合材プリプレ
グ18を積層し、その上に小骨用フォームコア22を接
着フィルム19で覆って配置し、その上に複合材プリプ
レグ18を積層し、これら全体を加熱硬化することで成
形される。
すように、翼外面形状に対応する面を有する鋼製外板用
治具17上に、例えば熱硬化型CFRP等の複合材プリ
プレグ18を積層し、その上面に、例えば熱硬化型フィ
ルム等の接着フィルム19で外面を覆った外板用フォー
ムコア20を配置し、その上に複合材プリプレグ18を
積層し、その上に突条部用フォームコア21を接着フィ
ルム19で覆って配置し、その上に複合材プリプレグ1
8を積層し、その上に突条部用フォームコア21を接着
フィルム19で覆って配置し、その上に複合材プリプレ
グ18を積層し、その上に小骨用フォームコア22を接
着フィルム19で覆って配置し、その上に複合材プリプ
レグ18を積層し、これら全体を加熱硬化することで成
形される。
【0022】フォームコアは耐熱性に優れたポリメタク
ルイミドからなるローム社(独)製の商品名ROHAC
ELLを用いるのがよい。
ルイミドからなるローム社(独)製の商品名ROHAC
ELLを用いるのがよい。
【0023】各フォームコア20、21、22は、加熱
成形時の変形をより少なくするため、ポストキュア(熱
処理)したフォームコアが用いらる。突条部用フォーム
コア21および小骨用フォームコア22は、図4および
図5に示すように、断面台形の棒状に形成され、外板用
フォームコア20側との一体強度を向上させ、応力集中
を防止する。
成形時の変形をより少なくするため、ポストキュア(熱
処理)したフォームコアが用いらる。突条部用フォーム
コア21および小骨用フォームコア22は、図4および
図5に示すように、断面台形の棒状に形成され、外板用
フォームコア20側との一体強度を向上させ、応力集中
を防止する。
【0024】成形された外板11、12は、図1および
図2に示すように、小骨14および突条部15の先端面
を相互に突合せ、接着剤により接着される。
図2に示すように、小骨14および突条部15の先端面
を相互に突合せ、接着剤により接着される。
【0025】桁13は、図1および図2に示すように、
両端のフランジ13aとウェブ13bとから断面コ字状
に形成される。両端のフランジ13aは、各外板11、
12に接着剤により接着される。ウェブ13bは、両外
板11、12の両突条部15に接着剤により接着され
る。この接着構造により、コ字状断面の桁13を用いて
も、I形断面の桁と同等の接着強度が得られる。
両端のフランジ13aとウェブ13bとから断面コ字状
に形成される。両端のフランジ13aは、各外板11、
12に接着剤により接着される。ウェブ13bは、両外
板11、12の両突条部15に接着剤により接着され
る。この接着構造により、コ字状断面の桁13を用いて
も、I形断面の桁と同等の接着強度が得られる。
【0026】桁13は、例えば熱硬化型CFRP等の複
合材プリプレグを積層し、これを断面コ字状に成形し、
加熱硬化することで成形される。
合材プリプレグを積層し、これを断面コ字状に成形し、
加熱硬化することで成形される。
【0027】次に、本実施の形態の成形方法について説
明する。
明する。
【0028】箱型構造翼10の製造に際して、上面外板
11、下面外板12および桁13は各別に成形される。
11、下面外板12および桁13は各別に成形される。
【0029】各外板11、12の成形に際して、図4お
よび図5に示すように、翼の外面形状に対応した面を有
する外板用治具17に、例えば180℃硬化型CFRP
等の複合材プリプレグ18を積層し、その上面に、例え
ば180℃硬化型フィルム等の接着フィルム19で外面
を覆った外板用フォームコア20を配置し、その上に複
合材プリプレグ18を積層する。これにより、外板が形
成される。
よび図5に示すように、翼の外面形状に対応した面を有
する外板用治具17に、例えば180℃硬化型CFRP
等の複合材プリプレグ18を積層し、その上面に、例え
ば180℃硬化型フィルム等の接着フィルム19で外面
を覆った外板用フォームコア20を配置し、その上に複
合材プリプレグ18を積層する。これにより、外板が形
成される。
【0030】ついで、その上に、突条部用フォームコア
21を接着フィルム19で覆って配置し、その上に複合
材プリプレグ18を積層する。これにより、突条部15
の部分が形成される。
21を接着フィルム19で覆って配置し、その上に複合
材プリプレグ18を積層する。これにより、突条部15
の部分が形成される。
【0031】ついで、その上に、小骨用フォームコア2
2を接着フィルム19で覆って配置し、その上に複合材
プリプレグ18を積層する。これにより、小骨14の部
分が形成される。
2を接着フィルム19で覆って配置し、その上に複合材
プリプレグ18を積層する。これにより、小骨14の部
分が形成される。
【0032】このようにして得られた積層体に、図6な
いし図8に示すように、突条部15の先端側に桁13と
の接着面を平坦に保つための例えば鋼製治具23を配置
し、小骨14および突条部15の先端面に外板接着面を
平面に保つための例えばCFRP製治具24を配置し、
積層体の後端部に後縁平面を出すための例えばアルミ製
のコールプレート25を配置する。そして、これら全体
を、ブリーダークロス26およびバックパック27で覆
い、バックパック27の周縁と外板用治具17との間を
シール材28によりシールしてバギングし、オートクレ
ーブにより温度180℃で、3.2気圧で各外板11、
12を加熱成形する。
いし図8に示すように、突条部15の先端側に桁13と
の接着面を平坦に保つための例えば鋼製治具23を配置
し、小骨14および突条部15の先端面に外板接着面を
平面に保つための例えばCFRP製治具24を配置し、
積層体の後端部に後縁平面を出すための例えばアルミ製
のコールプレート25を配置する。そして、これら全体
を、ブリーダークロス26およびバックパック27で覆
い、バックパック27の周縁と外板用治具17との間を
シール材28によりシールしてバギングし、オートクレ
ーブにより温度180℃で、3.2気圧で各外板11、
12を加熱成形する。
【0033】一方、桁13の成形に際しては、例えば熱
硬化型CFRP等の複合材プリプレグを積層するととも
に、これを断面コ字状に成形し、これをオートクレーブ
により温度180℃で、3.2気圧で桁13を加熱成形
する。
硬化型CFRP等の複合材プリプレグを積層するととも
に、これを断面コ字状に成形し、これをオートクレーブ
により温度180℃で、3.2気圧で桁13を加熱成形
する。
【0034】このようにして、各外板11、12および
桁13が形成されると、図9および図10に示すよう
に、各外板11、12の他の外板12、11との接着面
および桁13との接着面にペースト状の熱硬化型(例え
ば120℃硬化)の接着剤16を塗布し、桁13の両フ
ランジ13aおよびウェブ13bの外面に同様の接着剤
16を塗布する。そして、これらを同時に一体に接着す
る。
桁13が形成されると、図9および図10に示すよう
に、各外板11、12の他の外板12、11との接着面
および桁13との接着面にペースト状の熱硬化型(例え
ば120℃硬化)の接着剤16を塗布し、桁13の両フ
ランジ13aおよびウェブ13bの外面に同様の接着剤
16を塗布する。そして、これらを同時に一体に接着す
る。
【0035】図11および図12は、接着に用いられる
接着治具の一例を示し、この接着治具30は、基台31
と、この基台31上に支柱32を介しV形状に設置され
た一対の表面板33と、楔形の荷重負荷具34とを備
え、接着剤16を塗布した両外板11、12および桁1
3は、仮接着状態で両表面板33間に上方から挿入さ
れ、桁13上に配した荷重負荷具34でこれらを押圧
し、この押圧下で温度120℃で加熱することで一体的
に接着される。
接着治具の一例を示し、この接着治具30は、基台31
と、この基台31上に支柱32を介しV形状に設置され
た一対の表面板33と、楔形の荷重負荷具34とを備
え、接着剤16を塗布した両外板11、12および桁1
3は、仮接着状態で両表面板33間に上方から挿入さ
れ、桁13上に配した荷重負荷具34でこれらを押圧
し、この押圧下で温度120℃で加熱することで一体的
に接着される。
【0036】しかして、小骨14および突条部15が各
外板11、12と一体成形されるので、主要構成部品の
点数が少なくなり、これに伴って組立用のファスナ等を
必要としないので、コストダウンを図ることができる。
外板11、12と一体成形されるので、主要構成部品の
点数が少なくなり、これに伴って組立用のファスナ等を
必要としないので、コストダウンを図ることができる。
【0037】また、芯材として等方性の機械特性を有す
るフォームコア20、21、22を用い、しかもポスト
キュアしたフォームコアを用いることで、各外板11、
12と小骨14および突条部15を一体成形しても、加
熱成形時の変形を少なくすることができる。
るフォームコア20、21、22を用い、しかもポスト
キュアしたフォームコアを用いることで、各外板11、
12と小骨14および突条部15を一体成形しても、加
熱成形時の変形を少なくすることができる。
【0038】また、各外板11、12の成形時には、加
熱成形に先立って、接着部分に治具23、24およびコ
ールプレート25が配されるので、接着面の精度を大幅
に向上させることができ、特に、接着組立時に小骨14
を1本毎に合わせ面調整する必要がなくなり、合わせ面
調整を簡素化することができる。
熱成形に先立って、接着部分に治具23、24およびコ
ールプレート25が配されるので、接着面の精度を大幅
に向上させることができ、特に、接着組立時に小骨14
を1本毎に合わせ面調整する必要がなくなり、合わせ面
調整を簡素化することができる。
【0039】また、桁13は断面コ字状に形成されてい
るので、断面I形状のものに比較して低コストで製造で
き、しかもこの桁13はウェブ13bのみならず両端の
フランジ13aも各外板11、12に接着されるので、
断面I形状のものと同等の接着強度を得ることができ
る。
るので、断面I形状のものに比較して低コストで製造で
き、しかもこの桁13はウェブ13bのみならず両端の
フランジ13aも各外板11、12に接着されるので、
断面I形状のものと同等の接着強度を得ることができ
る。
【0040】また、小骨14は、図13(a)、(b)
に示すように、断面台形状をなしているので、ピール荷
重を左右の斜辺で均等に受け持つことができ、外板1
1、12の剛性が高く絶体変形量が小さいことと相俟っ
て、応力集中を緩和することができる。また、各外板1
1、12の小骨14は、その先端の上底側が相互に接着
されることになるが、ピール荷重を小骨14の左右の斜
辺で均等に受け持つことができるため、この接着部も充
分なピール強度が得られる。
に示すように、断面台形状をなしているので、ピール荷
重を左右の斜辺で均等に受け持つことができ、外板1
1、12の剛性が高く絶体変形量が小さいことと相俟っ
て、応力集中を緩和することができる。また、各外板1
1、12の小骨14は、その先端の上底側が相互に接着
されることになるが、ピール荷重を小骨14の左右の斜
辺で均等に受け持つことができるため、この接着部も充
分なピール強度が得られる。
【0041】図14よび図15は、本発明の第2の実施
の形態を示すもので、第2の実施の形態においては、第
1の実施の形態における上面外板11および下面外板1
2を上面外板41および下面外板42に置換している。
の形態を示すもので、第2の実施の形態においては、第
1の実施の形態における上面外板11および下面外板1
2を上面外板41および下面外板42に置換している。
【0042】すなわち、上面外板41は、図14および
図15に示すように、外板部分のみで構成され、下面外
板42は、外板部分とこの外板部分に一体成形された大
型の小骨44および突条部45により構成されている。
図15に示すように、外板部分のみで構成され、下面外
板42は、外板部分とこの外板部分に一体成形された大
型の小骨44および突条部45により構成されている。
【0043】なお、その他の点については、前記第1の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0044】しかして、下面外板42の小骨44および
突条部45は、前記第1の実施の形態の場合に比較して
大型となるが、上面外板41は単純形状になるという利
点があるので、比較的翼厚の薄い箱型構造翼10に適用
した場合、前記第1の実施の形態のものよりコスト的に
有利である。
突条部45は、前記第1の実施の形態の場合に比較して
大型となるが、上面外板41は単純形状になるという利
点があるので、比較的翼厚の薄い箱型構造翼10に適用
した場合、前記第1の実施の形態のものよりコスト的に
有利である。
【0045】図16ないし図18は、本発明の第3の実
施の形態を示すもので、航空機の水平尾翼として箱型構
造翼10を用いることができるようにしたものである。
施の形態を示すもので、航空機の水平尾翼として箱型構
造翼10を用いることができるようにしたものである。
【0046】すなわち、この箱型構造翼10は、図16
に示すように、上面外板51と、下面外板52と、前桁
53Aと、後桁53Bとで構成されており、各外板5
1、52の内面には、小骨54と、前桁53Aを接着す
るための前突条部55Aと、後桁53Bを接着するため
の後突条部55Bがそれぞれ一体成形されている。
に示すように、上面外板51と、下面外板52と、前桁
53Aと、後桁53Bとで構成されており、各外板5
1、52の内面には、小骨54と、前桁53Aを接着す
るための前突条部55Aと、後桁53Bを接着するため
の後突条部55Bがそれぞれ一体成形されている。
【0047】なお、その他の点については、前記第1の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0048】しかして、本実施の形態の場合にも、前記
第1の実施の形態と同様の効果が期待できる。
第1の実施の形態と同様の効果が期待できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、小骨お
よび突条部を外板部材と一体成形するようにしているの
で、主要構成部品の点数を低減させることができるとと
もに、ファスナ等の組立部品の点数も低減でき、これに
よりコストダウンを図ることができる。また、桁の各フ
ランジを各外板部材に接着するようにしているので、断
面コ字状の桁を用いてコストダウンを図っても、断面I
形状の桁を用いた場合と同様のピール強度を得ることが
できる。
よび突条部を外板部材と一体成形するようにしているの
で、主要構成部品の点数を低減させることができるとと
もに、ファスナ等の組立部品の点数も低減でき、これに
よりコストダウンを図ることができる。また、桁の各フ
ランジを各外板部材に接着するようにしているので、断
面コ字状の桁を用いてコストダウンを図っても、断面I
形状の桁を用いた場合と同様のピール強度を得ることが
できる。
【0050】本発明は、小骨および突条部をいずれか一
方の外板と一体成形し、その先端を他方の外板に接着す
るようにしているので、他方の外板の形状を単純化で
き、特に翼厚の薄い箱型構造翼に適用した場合にコスト
ダウンを図ることができる。
方の外板と一体成形し、その先端を他方の外板に接着す
るようにしているので、他方の外板の形状を単純化で
き、特に翼厚の薄い箱型構造翼に適用した場合にコスト
ダウンを図ることができる。
【0051】本発明は、小骨および突条部を各外板とそ
れぞれ一体成形し、その先端相互を接着するようにして
いるので、翼厚の厚い箱型構造翼に適用した場合でも、
各外板の小骨および突条部の立上がり寸法を小さくする
ことができ、製造が容易であるとともに、外板との一体
化強度を向上させることができる。
れぞれ一体成形し、その先端相互を接着するようにして
いるので、翼厚の厚い箱型構造翼に適用した場合でも、
各外板の小骨および突条部の立上がり寸法を小さくする
ことができ、製造が容易であるとともに、外板との一体
化強度を向上させることができる。
【0052】本発明は、桁および各外板部材を各別に成
形する成形工程と、小骨および突条部の先端と第1外板
部材との間、桁の各フランジと各外板部材との間、およ
び桁のウェブと突条部との間を接着剤により同時に一体
に接着する接着工程とで箱型構造翼を製造するようにし
ているので、主要構成部品の点数およびファスナ等の組
立部品の点数を低減させてコストダウンを図ることがで
きる。
形する成形工程と、小骨および突条部の先端と第1外板
部材との間、桁の各フランジと各外板部材との間、およ
び桁のウェブと突条部との間を接着剤により同時に一体
に接着する接着工程とで箱型構造翼を製造するようにし
ているので、主要構成部品の点数およびファスナ等の組
立部品の点数を低減させてコストダウンを図ることがで
きる。
【0053】本発明は、第1外板を翼外面形状を有する
型上に複合材のプリプレグを積層し、その上面にフォー
ムコアを接着フィルムで覆って配置し、その上に複合材
のプリプレグを積層し、これを加熱硬化して形成するよ
うにしているので、フォームコアを芯材とすることで、
成形硬化時に圧力が均等に負荷され、加熱成形時の変形
を少なくすることができ、また、フォームコアを接着フ
ィルムで覆うようにしているので、フォームコアとプリ
プレグとの密着製を向上させることができる。
型上に複合材のプリプレグを積層し、その上面にフォー
ムコアを接着フィルムで覆って配置し、その上に複合材
のプリプレグを積層し、これを加熱硬化して形成するよ
うにしているので、フォームコアを芯材とすることで、
成形硬化時に圧力が均等に負荷され、加熱成形時の変形
を少なくすることができ、また、フォームコアを接着フ
ィルムで覆うようにしているので、フォームコアとプリ
プレグとの密着製を向上させることができる。
【0054】本発明は、第2外板を翼外面形状を有する
型上に複合材のプリプレグを積層し、その上面にフォー
ムコアを接着フィルムで覆って配置し、その上に複合材
のプリプレグを積層し、その上に突条部用のフォームコ
アを接着フィルムで覆って配置し、その上に複合材のプ
リプレグを積層し、その上に小骨用のフォームコアを接
着フィルムで覆って配置し、その上に複合造のプリプレ
グを積層し、これらを加熱硬化して形成するようにして
いるので、第2外板と小骨および突条部とが一体成形さ
れ、主要構成部品の点数を低減させることができる。
型上に複合材のプリプレグを積層し、その上面にフォー
ムコアを接着フィルムで覆って配置し、その上に複合材
のプリプレグを積層し、その上に突条部用のフォームコ
アを接着フィルムで覆って配置し、その上に複合材のプ
リプレグを積層し、その上に小骨用のフォームコアを接
着フィルムで覆って配置し、その上に複合造のプリプレ
グを積層し、これらを加熱硬化して形成するようにして
いるので、第2外板と小骨および突条部とが一体成形さ
れ、主要構成部品の点数を低減させることができる。
【0055】本発明は、桁および各外板を各別に成形す
る成形工程と、各外板の小骨および突条部の先端間、桁
の各フランジと各外板との間、および桁のウエブと両外
板の突条部との間を接着剤により同時に一体に接着する
接着工程とで箱型構造翼を製造するようにしているの
で、小骨および突条部が、各外板に半分ずつ分けて一体
成形されることになり、翼厚の厚い箱型構造翼の場合で
あっても、小骨および突条部の立上がり寸法が小さくな
り、各外板を容易に成形することができ、また外板と小
骨および突条部との一体化強度を向上させることができ
る。
る成形工程と、各外板の小骨および突条部の先端間、桁
の各フランジと各外板との間、および桁のウエブと両外
板の突条部との間を接着剤により同時に一体に接着する
接着工程とで箱型構造翼を製造するようにしているの
で、小骨および突条部が、各外板に半分ずつ分けて一体
成形されることになり、翼厚の厚い箱型構造翼の場合で
あっても、小骨および突条部の立上がり寸法が小さくな
り、各外板を容易に成形することができ、また外板と小
骨および突条部との一体化強度を向上させることができ
る。
【0056】本発明は、第1外板および第2外板を、翼
外面形状を有する型上に複合材のプリプレグを積層し、
その上面にフォームコアを接着フィルムで覆って配置
し、その上に複合材のプリプレグを積層し、その上に突
条部用のフォムコアを接着フィルムで覆って配置し、そ
の上に複合材のプリプレグを積層し、その上に小骨用の
フォームコアを接着フィルムで覆って配置し、その上に
複合材のプリプレグを積層し、これらを加熱硬化してそ
れぞれ形成するようにしているので、小骨および突条部
を外板を一体成形した場合であっても、加熱成形時の変
形を少なくすることができる。
外面形状を有する型上に複合材のプリプレグを積層し、
その上面にフォームコアを接着フィルムで覆って配置
し、その上に複合材のプリプレグを積層し、その上に突
条部用のフォムコアを接着フィルムで覆って配置し、そ
の上に複合材のプリプレグを積層し、その上に小骨用の
フォームコアを接着フィルムで覆って配置し、その上に
複合材のプリプレグを積層し、これらを加熱硬化してそ
れぞれ形成するようにしているので、小骨および突条部
を外板を一体成形した場合であっても、加熱成形時の変
形を少なくすることができる。
【0057】本発明は、少なくとも小骨および突条部の
先端面上に加熱硬化に先立って相手接着面の形状に対応
する面を有する加圧板を配置するようにしているので、
両外板部材を相互に接着する際に、小骨1本毎の合わせ
面調整が不要となり、ミスマッチ調整を簡素化すること
ができる。
先端面上に加熱硬化に先立って相手接着面の形状に対応
する面を有する加圧板を配置するようにしているので、
両外板部材を相互に接着する際に、小骨1本毎の合わせ
面調整が不要となり、ミスマッチ調整を簡素化すること
ができる。
【0058】本発明は、接着剤としてペースト状の熱硬
化型の接着剤を用いるようにしているので、接着面間に
多少の隙間があっても、接着剤によってこの隙間が埋め
られ、強度低下をほぼ完全に防止することができる。
化型の接着剤を用いるようにしているので、接着面間に
多少の隙間があっても、接着剤によってこの隙間が埋め
られ、強度低下をほぼ完全に防止することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る箱型構造翼の
断面構成図。
断面構成図。
【図2】図1の箱型構造翼の分解斜視図。
【図3】図1の箱型構造翼の適用位置を示す図。
【図4】外板部材の成形方法を示す図。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図。
【図6】加熱硬化前の外板に取付けられる成形用治具お
よびコールプレートの位置を示す図。
よびコールプレートの位置を示す図。
【図7】図6のVII −VII 線に沿った断面図。
【図8】成形用治具およびコールプレートをセットした
ままで加熱硬化される外板を示す図。
ままで加熱硬化される外板を示す図。
【図9】両外板および桁の接着方法を示す図。
【図10】図9のX−X線に沿った断面図。
【図11】箱型構造翼の接着の際に用いられる接着治具
に接着のために翼をセットした状態を示す斜視図。
に接着のために翼をセットした状態を示す斜視図。
【図12】図11の縦断面図。
【図13】断面台形状の小骨に作用する応力を示す図。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示す図9相当
図。
図。
【図15】図14のXV−XV線に沿った断面図。
【図16】本発明の第3の実施の形態を示す図1相当
図。
図。
【図17】図16のXVII−XVII線に沿った断面図。
【図18】図16の箱型構造翼の適用位置を示す図。
【図19】従来の複合材航空機の昇降舵の構成を示す斜
視図。
視図。
【図20】図19のXX−XX線に沿った拡大断面図。
【図21】図20のXXI −XXI 線に沿った拡大断面図。
【図22】断面コ字状のフレームと外板との接着部に作
用する応力を示す図。
用する応力を示す図。
【図23】断面コ字状のフレームと外板との接着部に作
用する応力を示す図。
用する応力を示す図。
10 箱型構造翼 11,41,51 上面外板 12,42,52 下面外板 13 桁 13a フランジ 13b ウエブ 14,44,54 小骨
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清 水 龍 平 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 天 岡 和 昭 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK49B BA03 BA06 BA08 BA10A BA10C CB00 DH01A DH01C DJ01B EJ08 EJ42 GB31 JB13A JB13C JB13G JJ01B JL02
Claims (10)
- 【請求項1】翼の上面を形成する複合材製外板と、翼の
下面を形成する複合材製外板と、フランジとウェブとか
ら断面コ字状をなし外板の少なくともいずれか一方の端
部に取付けられた複合材製桁と、これら外板の間に配置
された複合材製小骨および桁接着用の突条部とを備え、
小骨および突条部を外板に一体成形したことを特徴とす
る複合材の翼形構造。 - 【請求項2】一方の外板に一体成形した小骨および突条
部は、先端を他方の外板に接着されることを特徴とする
請求項1に記載の複合材の翼形構造。 - 【請求項3】小骨および突条部は、先端を相互に接着さ
れることを特徴とする請求項1に記載の複合材の翼形構
造。 - 【請求項4】翼の一面を形成する複合材製第1外板と、
内面に一体成形された小骨および突条部を有し翼の他面
を形成する複合材製の第2外板とを各別に成形する成形
工程と、小骨および突条部の先端と第1外板との間、桁
の各フランジと各外板との間、および桁のウェブと突条
部との間を接着剤により同時に一体に接着する接着工程
とを有することを特徴とする複合材の翼形構造成形方
法。 - 【請求項5】第1外板を、複合材のプリプレグを翼外面
形状を有する型に積層し、その上面にフォームコアを接
着フィルムで覆って配置し、その上に複合材のプリプレ
グを積層し、これらを加熱硬化することで成形すること
を特徴とする請求項4記載の複合材の翼形構造成形方
法。 - 【請求項6】第2外板を、複合材のプリプレグを翼外面
形状を有する型に積層し、その上に接着フィルムで覆っ
たフォームコア、複合材のプリプレグ、接着フィルムで
覆った突条部用フォームコア、複合材のプリプレグ、接
着フィルムで覆った小骨用フォームコア、複合材のプリ
プレグの順に積層し、これらを加熱硬化して成形するこ
とを特徴とする請求項4または5記載の複合材の翼形構
造成形方法。 - 【請求項7】翼の一面を形成する複合材製第1外板と、
内面に一体成形された小骨および突条部を有し翼の他面
を形成する複合材製の第2外板とを各別に成形する成形
工程と、各外板の小骨および突条部の先端間、桁の各フ
ランジと各外板との間、および桁のウェブと突条部との
間を接着剤により同時に一体に接着する接着工程とを有
することを特徴とする複合材の翼形構造成形方法。 - 【請求項8】第1外板および第2外板を、複合材のプリ
プレグを翼外面形状を有する型に積層し、その上に接着
フィルムで覆ったフォームコア、複合材のプリプレグ、
接着フィルムで覆った突条部用フォームコア、複合材の
プリプレグの順に積層し、これらを加熱硬化して成形す
ることを特徴とする請求項7に記載の複合材の翼形構造
成形方法。 - 【請求項9】少なくとも小骨および突条部の先端面に、
加熱硬化に先立って相手接着面の形状に対応する加圧板
を配置することを特徴とする請求項6または8に記載の
複合材の翼形構造成形方法。 - 【請求項10】接着剤として、ペースト状の熱硬化型の
接着剤が用いられることを特徴とする請求項4ないし9
のいずれかに記載の複合材の翼形構造成形方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10215413A JP2000043796A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 複合材の翼形構造およびその成形方法 |
US09/363,396 US6234423B1 (en) | 1998-07-30 | 1999-07-29 | Composite airfoil structures and their forming methods |
EP99115003A EP0976650A3 (en) | 1998-07-30 | 1999-07-30 | Composite aircraft structures and their fabrication methods |
US09/824,678 US6689246B2 (en) | 1998-07-30 | 2001-04-04 | Method of making composite airfoil structures |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10215413A JP2000043796A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 複合材の翼形構造およびその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000043796A true JP2000043796A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16671926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10215413A Pending JP2000043796A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 複合材の翼形構造およびその成形方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6234423B1 (ja) |
EP (1) | EP0976650A3 (ja) |
JP (1) | JP2000043796A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010507530A (ja) * | 2006-10-26 | 2010-03-11 | ザ・ボーイング・カンパニー | 翼パネル構造 |
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