JP2000043398A - インクジェット記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録媒体及びその製造方法

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JP2000043398A
JP2000043398A JP10216043A JP21604398A JP2000043398A JP 2000043398 A JP2000043398 A JP 2000043398A JP 10216043 A JP10216043 A JP 10216043A JP 21604398 A JP21604398 A JP 21604398A JP 2000043398 A JP2000043398 A JP 2000043398A
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cation
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JP10216043A
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Yukako Tada
有歌子 多田
Kenji Kawamoto
憲治 河本
Yuichi Matsumoto
雄一 松本
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】まずインクのぬれ性、吸収性、染着性と共に、
インク受容層の耐水性を同時に満足出来、またOHPシ
ートのように特に透明性を求められる用途に対しても十
分に満足できるような透明性を持ち、さらにインク受容
層を形成する際に、架橋をさせるのにも関わらず、画質
が低下せず、優れた画質を得ることが出来るインクジェ
ット記録媒体及びその製造方法を提供することにある。 【解決手段】支持体に、アクリル共重合体、多官能カチ
オン変性アクリルモノマー及び紫外線硬化開始剤の混合
物を、支持体上で光硬化させてインク受容層を有するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ用の記録媒体およびその製造方法に関し、特にイ
ンクに対するぬれ性、吸収性そして耐水性について、こ
れらが同時に満足のゆく特性を備えたインクジェット記
録媒体とその製造方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ出力用に各種方式の
プリンタが普及している。なかでもインクジェットプリ
ンタは、静粛性、コスト、画像品質が優れ、特にフルカ
ラー画像を高品位で再現でき、他方式にはない優れた性
能を有し、さらなる普及が期待できる。一方、プリンタ
用紙には紙が多用されるが、プラスチックフィルムや合
成紙等もその平滑な表面を生かした滑らかな画像や、透
明性が要求される用途で使われている。
【0003】ところで、インクジェット用インクには、
インクノズルの目詰まり防止の為に水溶性染料等を水性
溶媒に溶解した乾燥が遅いインクを用いる。従って、記
録用紙が紙等の吸水性の場合は良いが、プラスチックフ
ィルムの如き非吸水性の場合は印字後のインクの乾燥性
が悪いので、通常は支持体であるフィルム上にインク吸
収性のあるインク受容層を設ける。
【0004】しかしながら、プラスチックフィルム等の
支持体上にインク受容層を設けた構成でも十分な性能の
ものは得られていない。すなわち、遅乾性のインクのぬ
れ性や染着性、あるいは吸収性の向上のために、インク
受容層を水溶性樹脂や親水性樹脂等から構成する方法も
提案されているが、いずれも吸収した水性溶媒により、
あるいは高湿下の環境でインク受容層が湿潤して粘着性
を帯びて、記録媒体を重ねた時にブロッキングしたり、
また、乾燥が悪く印字後に手で触れると汚れ易い等とい
う問題がある。ぬれ性、染着性及び吸収性の性質と、耐
水性、乾燥性及び耐ブロッキング性の性質とは、相反す
る特性であって、これらを同時に満足する性能のものは
得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術による
と、非吸水性の支持体を用いた記録媒体では、インク受
容層等の層を工夫しても、満足すべき性能のものは得ら
れていなかった。本発明は従来の技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、第1の目的としてはインクのぬれ
性、吸収性、染着性と共に、インク受容層の耐水性を同
時に満足させるものであること、第2の目的には、OH
Pシートに代表されるように、特に透明性を求められる
用途に対しても十分に満足できるような透明性を持つも
のであること、さらに第3の目的には、インク受容層を
形成する際に、架橋をさせるのにも関わらず、画質が低
下せず、優れた画質を得ることが出来るインクジェット
記録媒体及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為に
本発明が提供する手段とは、まず請求項1に示すよう
に、支持体の少なくとも片面に、アクリル共重合体、多
官能カチオン変性アクリルモノマー及び紫外線硬化開始
剤の混合物が光硬化された材料で設けてあるインク受容
層を有することを特徴とするインクジェット記録媒体で
ある。
【0007】これによると、多官能カチオン変性アクリ
ルモノマーが架橋剤として作用しアクリル共重合体と架
橋反応することにより、塗膜の完全耐水性を実現するこ
とが出来る。また、従来の架橋剤は、添加量に比例して
樹脂自体の疎水性が著しく増加し、画質が著しく低下す
るが、一方本発明によるものは、親水性を有する架橋剤
である為に、架橋による画質の低下が認められず、その
点で非常に優れる。
【0008】さらに本架橋剤はインク染着性に優れる為
に、架橋することにより未架橋のものと比較してインク
染着性に優れる受像層を得ることが出来る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載のイン
クジェット記録媒体を基本とし、前記カチオン変性多官
能アクリルモノマーが、前記化学式(化1)に示される
構造であることを特徴とするものである。これによる
と、上記カチオン変性多官能アクリルモノマーが特にイ
ンク染着性が優れるものであることにより、架橋物のイ
ンク染着性が向上する上に画質の低下は見られず、非常
に優れる。さらにコスト的にも安価である。
【0010】請求項3の発明は、請求項1に記載のイン
クジェット記録媒体を基本とし、前記カチオン変性多官
能アクリルモノマーが前記化学式(化2)に示される構
造であることを特徴とするものである。これによると、
上記カチオン変性多官能アクリルモノマーが特にインク
染着性に優れるものであることにより、架橋物のインク
染着性が向上する上に画質の低下が見られず、非常に優
れる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載のインクジェット記録媒体を基本とし、前記
カチオン変性多官能アクリルモノマーが、前記アクリル
共重合体に対し1〜30重量%添加されてなることを特
徴とするものである。これによると、前記カチオン変性
多官能アクリルモノマーは、インク染着性と架橋による
硬化の両方に作用している為に、添加量が1重量%未満
であると耐水性、インク染着ともその効果が少なく、ま
た30重量%を超えると耐水性が大きく増加し、画質と
耐水性の両立が困難となる。
【0012】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載のインクジェット記録媒体を基本とし、前記
紫外線硬化開始剤が前記アクリル共重合体に対して、
0.1〜10重量%添加してなることを特徴とするもの
である。これによると、前記紫外線硬化開始剤が0.1
重量%未満であると十分な硬化反応物が得られず、また
10重量%を超えると画質の低下を招く。
【0013】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかに記載のインクジェット記録媒体を基本として、
(イ)前記の化学式(化3)乃至(化5)に示すモノマ
ーのうちのいずれか1つ、又はいずれか2つ以上が混合
されたもの、(ロ)カチオン変性アクリルモノマー、
(ハ)アミド基を有するアクリルモノマー、これら
(イ),(ロ)及び(ハ)の少なくとも3つを共重合モ
ノマー成分として含むことを特徴とするインクジェット
記録媒体である。
【0014】これによると、化学式(化3)乃至(化
5)に示すモノマーは紫外線硬化時の架橋点として作用
する為、それらのモノマーを単独あるいは混合させて共
重合体中の成分とする必要がある。またカチオン変性ア
クリルモノマーを共重合体中に成分として用いることに
より、吸水性及びインク染着性に優れるインクジェット
記録媒体を得ることが出来る。さらにアミド基を有する
アクリルモノマーを共重合体中に成分として用いること
により、インク染着性及び画質の良好なインクジェット
記録媒体を得ることが出来る。
【0015】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに記載のインクジェット記録媒体を基本とし、前記
アクリル共重合体が、前記(イ),(ロ),(ハ)の他
に、さらに、(ニ)疎水性モノマー、の(イ),
(ロ),(ハ)及び(ニ)の少なくとも4つを共重合モ
ノマー成分として含むことを特徴とするものである。
【0016】これによると、前記の効果に加えて、アク
リル共重合体の親水性、疎水性のバランスを調整するこ
とにより、架橋による受容層のインク吸収性、耐水性、
画像品位のバランスを調整することが容易となる。
【0017】請求項8の発明は、請求項1乃至7のいず
れかに記載のインクジェット記録媒体を基本とし、前記
アミド基を有するアクリルモノマーが(メタ)アクリル
アミド、またはジアルキル(メタ)アクリルアミド、ま
たはダイアセトン(メタ)アクリルアミド、またはジア
ルキルアミノプロピル(メタ)アクリル酸アミドのいず
れかもしくは混合されてなることを特徴とするものであ
る。
【0018】これによると、これらのモノマーは工業的
に生産されており安価であること、また前記の効果が一
層発揮されることより好ましい。
【0019】請求項9の発明は、請求項1乃至8のいず
れかに記載のインクジェット記録媒体を基本とし、前記
疎水性モノマーが、メタクリル酸メチル、もしくはスチ
レンのいずれかまたは混合物からなることを特徴とする
ものである。これによると、メタクリル酸メチルもしく
はスチレンは疎水性及びTgが高く、樹脂の物性が優れて
いるばかりでなく、工業的に生産されており安価である
ことより好ましい。
【0020】請求項10の発明は、請求項1乃至9のい
ずれかに記載のインクジェット記録媒体を基本とし、前
記インク受容層は充填剤が含有されてなることを特徴と
するものである。これによると、適当な充填剤をインク
受容層に含有することにより、画質の向上、さらにブロ
ッキング、タックなどの防止などの効果が得られ好まし
い。
【0021】請求項11の発明は、前記アクリル共重合
体に多官能カチオン変性アクリルモノマー、及び紫外線
開始剤を添加し、これを適当な溶剤に溶解させ、支持体
上の少なくとも一方の面にコーティングした後、紫外線
硬化することによりインク受容層を形成することを特徴
とするインクジェット記録媒体の製造方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明者らは前記課題を解決し目
的を達成するために鋭意研究を行った結果、本発明に係
わるインクジェット記録媒体を発明するに至った。即ち
本発明では、支持体及び至自体の少なくとも一方の面に
設けたインク受容層を含む記録媒体において、前記イン
ク受容層が、アクリル共重合体、カチオン変性多官能ア
クリルモノマー及び紫外線硬化開始剤の混合物を塗布し
た後、支持体上で紫外線硬化させてなる受容層であるこ
とにより、インク吸収性、染着性、画像品位、耐水性共
に優れた性能のインクジェット記録媒体が得られること
を見出した。
【0023】本発明におけるインク受容層とは、インク
ジェットプリンタのインクを受容する層であり、本発明
では、インクジェット記録媒体に、インク受容における
インク吸収性、染着性、ぬれ性、画像品位、耐水性を同
時に満足させようとするものである。本発明では、この
ようなインク受容層として、アクリル共重合体、カチオ
ン変性多官能アクリルモノマー及び紫外線硬化開始剤の
混合物を適当な溶剤に溶かしてコーティング後、紫外線
硬化させて形成することにより得られる受容層を基本と
する。インク吸収性、ぬれ性、画像品位を損なわずに耐
水性を得る為には、カチオン変性多官能アクリルモノマ
ーを用いて架橋させることが有効な手段となる。本発明
ではアクリル共重合体とカチオン変性多官能アクリルモ
ノマーを光架橋させることにより、親水性を保持したま
ま架橋構造を持つこととなり、更にインク染着性の向上
にも寄与し、優れた画質と完全な耐水性を両立できるこ
とを見出した。
【0024】本発明で述べるカチオン変性多官能アクリ
ルモノマーとは、第4級アンモニウム塩基を有する多官
能アクリルモノマーであり、その代表的な構造を前記化
学式(化1)、(化2)のそれぞれに示してある。化学
式(化1)は例えば、アミド基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステルまたは2つのアミド基を有する(メタ)ア
クリル酸アミドとジハロゲン化アルキルより誘導される
モノマーである。
【0025】モノマーが例えば、化学式(化6)あるい
は(化10)の場合、その合成法も容易であり、また安
価であるばかりでなくインク吸収性、染着性がより優れ
た樹脂を得ることが出来ることから、特にその使用が好
ましい。
【0026】
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】
【化10】
【0031】化学式(化2)は例えば、分子内にハロゲ
ンを有するビニルモノマーとジアミンにより誘導される
モノマーである。
【0032】尚、上記カチオン変性多官能アクリルモノ
マーの添加量としては、前記アクリル共重合体に対して
1〜30重量%の割合で添加したものが好ましい。この
理由としては、カチオン変性多官能アクリルモノマー
は、インク染着性と架橋による硬化の両方に作用してい
る為に、添加量が1重量%未満であると耐水性、インク
染着ともその効果が少なく、また30重量%を超えると
耐水性が大きく増加し、画質と耐水性の両立が困難とな
る。より好ましくは1〜10重量%の割合で添加したも
のが好ましい。またX- がハロゲンイオンの場合、モノ
マーの合成法が容易となり、さらに価格的にも安価であ
るので好ましい。
【0033】本発明で述べる紫外線硬化開始剤とは、紫
外線照射により容易にラジカルが発生し、架橋反応の開
始点となる化合物のことである。この様な紫外線硬化開
始剤としては、例えばチオキサントン、ベンゾイン、ベ
ンゾインアルキルエーテルキサントン、ジメチルキサン
トン、ベンゾフェノン、アントラセン、ベンジル、2,
2−ジエトキシアセトフェノン、ベンジルメチルケター
ル、ジフェニルジスルフィド、アントラキノン、1−ク
ロロアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−
tert−ブチルアントラキノン、N,N’−テトラエ
チル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、1,1’−
ジクロロアセトフェノン等の紫外線硬化開始剤の一種以
上が用いられる。
【0034】これらの紫外線硬化開始剤は、前記アクリ
ル共重合体に対して、0.1〜10重量%添加する。こ
れによると、前記紫外線硬化開始剤が0.1重量%未満
であると十分な硬化物が得ることが出来ず、10重量%
を超えると画質の低下を招く。より好ましくは1〜5重
量%である。
【0035】本発明で述べるアクリル共重合体とは、前
記化学式(化3)、(化4)及び(化5)に示すモノマ
ーのいずれかあるいは混合されたもの、カチオン変性ア
クリルモノマー、アミド基を有するアクリルモノマーの
少なくとも3つ、あるいは更に疎水性モノマーを加えた
少なくとも4つを共重合モノマー成分として含むもので
ある。
【0036】上記アクリル共重合体は、例えば、その構
成モノマー種の特性により適当な割合でモノマーを混合
し、適当な溶剤に溶解させ、ラジカル開始剤を添加して
開始されるラジカル重合によって得ることが出来る。
【0037】本発明で述べるカチオン変性アクリルモノ
マーとは、第4級アンモニウム塩基を有するアクリルモ
ノマーであり、例えば(メタ)アクロイルオキシトリメ
チルアンモニウムクロライド、(メタ)アクロイルオキ
シトリメチルアンモニウムブロマイド、(メタ)アクロ
イルオキシトリメチルアンモニウムヨーダイド、(メ
タ)アクロイルオキシジメチルメチルアンモニウムサル
フェイト、(メタ)アクロイルオキシジメチルエチルア
ンモニウムサルフェイト、(メタ)アクロイルオキシヒ
ドロキシプロピルトリメチルアンモニウムアセテート、
(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメ
チルアンモニウムブロマイド、(メタ)アクリルアミド
プロピルトリメチルアンモニウムヨーダイド、(メタ)
アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムメチル
サルフェイト、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメ
チルアンモニウムp-トルエンサルフォネイト、(メタ)
アクリルアミドプロピルトリジメチルヒドロキシプロピ
ルアンモニウムアセテート、アリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、メタクロラインクロライド、メタクロ
ラインブロマイド、メタクロラインヨーダイド等があげ
られ、これらの混合物でもよい。
【0038】本発明で述べるアミド基を有するアクリル
モノマーとは、分子鎖中にアミド基を1つ以上有するア
クリルモノマーである。中でも(メタ)アクリルアミ
ド、またはジアルキル(メタ)アクリルアミド、または
ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、またはジアルキ
ルアミノプロピル(メタ)アクリル酸アミドは共重合性
に優れたモノマーであり、かつ安価であるので、その使
用が好ましい。
【0039】本発明で述べる疎水性モノマーとは、ホモ
ポリマーが疎水性を示すポリマーであることが好まし
く、例えば各種アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、スチレン及びその誘導体などがあげられる。中で
もメタクリル酸メチルおよびスチレンは疎水性が高く、
ホモポリマーのTgが高いことから共重合体の膜物性が
良好な樹脂が得られ、更に工業的に大量生産されており
安価であることから、その使用は好ましい。
【0040】本発明で述べる充填剤とは、例えば、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリスチレン、フッ素樹脂系のビ
ニル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン系樹脂、ポリアミド等の熱可塑性樹脂、ポリベ
ンゾグアナミン樹脂、あるいは尿素樹脂等の熱硬化性樹
脂からなる合成樹脂微粒子、もしくはセルロース、澱粉
系の微粒子などの天然高分子、シリカ、クレー、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、アルミナホワイト、水酸化ア
ルミニウム、タルク、ベントナイト、酸化チタン等、コ
ロイダルシリカ等で知られる無水ケイ酸、含水ケイ酸、
含水ケイ酸カルシウム、含水ケイ酸アルミニウム等のホ
ワイトカーボン、アルミナゾル等の無機微粒子などが挙
げられる。
【0041】そして好ましくは、インク受像層中に通常
0.1〜20重量%程度を含有させる。もし含有割合が
少なすぎると搬送性、耐ブロッキング性が十分に得られ
ない。尚、OHP等のように特に透明性画像が求められ
る用途の場合には、含有割合が多すぎると透明性が損な
われるので、10重量%未満が良い。
【0042】以上のような受像層用樹脂は、いずれも
水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、酢酸エチル、トルエン、キシレン等の1種また
は2種以上の混合溶剤を用いた10〜50重量%溶液の
塗工液として使用する。
【0043】また、インク受容層には、目的に応じて、
前期した以外のその他の樹脂、あるいは、界面活性剤、
酸化防止剤、PH調整剤、消泡剤その他添加剤を性能を
逸脱しない範囲で適宜混合しても良い。
【0044】インク受容層の厚みは、通常、1〜50μ
m程度、好ましくは3〜20μm程度である。厚みが薄
すぎると染着性が不足し、乾燥性、耐ブロッキング性等
も低下し、逆に厚すぎるとコスト高となり、カールも大
きくなる。
【0045】インク受容層の形成は、上記アクリル共重
合体、カチオン変性多官能アクリルモノマー及び紫外線
硬化開始剤を適当な当量比で混合した塗工液を、支持体
の少なくとも片面に、グラビアコート、ロールコート、
ワイヤーバーコート等の公知の塗工手段によって塗工す
れば良い。本発明のインク受容層は、塗工後、紫外線照
射装置等を用いて紫外線照射することにより塗膜が三次
元架橋し、完全な耐水性を付与することが出来る。
【0046】インクジェット記録媒体の支持体として
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネー
ト、セロハン、酢酸セルロース、ポリアリレート、ポリ
エーテルスルホン等の樹脂からなるフィルムまたは板状
のものが使用できる。インクジェット記録媒体をOHP
用途とするならば透明なもの、中でも、ポリエチレンテ
レフタレートフィルム、硬質ポリ塩化ビニルフィルム、
ポリプロピレンフィルム、トリアセテートフィルム等を
使用する。また、硝子板等も使用できる。
【0047】一方、OHP等の透明性画像用途でなけれ
ば、白色等の不透明な支持体でもよく、合成紙、上質
紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、板紙等の
各種紙類も使用できる。
【0048】支持体の厚みは、用途に応じて強度を考慮
して適宜選択され、特に制限されないが、例えば通常5
〜200μm程度とする。また、支持体の表面には、該
表面に設けるインク受容層の接着性向上を目的に、コロ
ナ放電処理やポリウレタン樹脂等によるアンカー層等の
公知の易接着処理をしてもよい。
【0049】なお、本発明のインクジェット記録媒体に
使用され得る水性インクは、公知のインクジェット用の
インクであり、通常、水溶性染料、湿潤剤、染料可溶化
剤、防腐剤、水、水親和性有機溶剤等からなる。
【0050】< 作用 >以上説明したように、本発明
のインクジェット記録媒体では、インク受容層として、
支持体上にアクリル共重合体、カチオン変性多官能アク
リルモノマー及び紫外線硬化開始剤を混合したものを塗
布し、紫外線照射によって硬化させたものを用いること
により、ぬれ性及び染着性、吸収性、優れた画質品位、
耐水性が両立する。
【0051】カチオン変性多官能アクリルモノマーは架
橋による耐水性実現への効果だけでなく、インク染着性
にも寄与するので、架橋による完全耐水性及びインク染
着性が実現される。
【0052】さらに、アクリル共重合体としてカチオン
変性アクリルモノマー及びアミド基を有するアクリルモ
ノマーを用いることにより、ぬれ性及び染着性、吸収
性、優れた画質品位、耐水性が両立する。また、充填さ
れた微小粒子によりインク吸収速度が付与され、インク
が吸収してもべとつきが発生しない。
【0053】
【実施例】以下、具体例を挙げながら本発明をより詳細
に説明する。尚、文中で、「部」とは特に断りのない限
り重量基準であり、また、固形分基準である。以下に示
す合成例のうち、合成例1〜合成例5はそれぞれカチオ
ン変性多官能アクリルモノマーの例であり、また合成例
6〜合成例7の方はそれぞれアクリル共重合体の例であ
る。
【0054】但し、本発明はこれに限定されるものでは
ないことは、いうまでもない。
【0055】<合成例1>窒素雰囲気下、攪拌機、滴下
ロートを備えた反応フラスコ内に、N,N’−ジメチル
アミノプロピルアクリルアミドを12.48グラム加
え、氷浴下、滴下ロートにより、1 、4-ジブロモブタン
9.46グラムとヒドロキノン0.10グラムを、メタ
ノール10グラムおよびジメチルホルムアミド10グラ
ム加えた混合溶媒に溶解させたものを、フラスコ内に徐
々に滴下した。全て滴下後、室温下で3日間静置した。
生成物を80グラムのアセトンによって沈殿させた後、
アセトン洗浄を行い、全圧下で乾燥させた。これをメタ
ノールにより再結晶を行い、白色結晶を得た。得られた
化合物の化学式は前記(化6)に示してある。
【0056】<合成例2>反応フラスコ内に加えるモノ
マーとして、N,N’−ジメチルアミノプロピルメタク
リル酸アミドを13.61グラム加えること以外は合成
例1と同様の操作を行い、白色結晶を得た。得られた化
合物の化学式は前記(化7)に示してある。
【0057】<合成例3>反応フラスコ内に加えるモノ
マーとして、N,N’−ジメチルアミノエチルアクリレ
ートを11.44グラム加えること以外は合成例1と同
様の操作を行い、白色結晶を得た。得られた化合物の化
学式は前記(化8)に示してある。
【0058】<合成例4>反応フラスコ内に加えるモノ
マーとして、N,N’−ジメチルアミノエチルメタクリ
レートを12.56グラム加えること以外は合成例1と
同様の操作を行い、白色結晶を得た。得られた化合物の
化学式を前記(化9)に示してある。
【0059】<合成例5>窒素雰囲気下、攪拌機、滴下
ロートを備えた反応フラスコ内に、アリルブロミドを
9.68グラム加え、水浴下、滴下ロートにより、N,
N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンを9.
30グラムに、メタノール5グラムおよびジメチルホル
ムアミド5グラム加えた混合溶媒に溶解させたものを、
フラスコ内に徐々に滴下した。全て滴下後、室温下で1
日間静置した。生成物は再結晶を行い、白色結晶を得
た。得られた化合物の化学式を前記(化10)に示して
ある。
【0060】<合成例6>撹拌機、窒素導入管および還
流冷却管を備えた反応フラスコ内に、メタクリル酸テト
ラヒドロフルフリルを3.13グラム、メタクリルアミ
ドプロピルトリメチルアンモニウムパラトルエンスルフ
ォネートを3.75グラム、さらにメタクリル酸アミド
を5.63グラム導入し、これにエタノールを50グラ
ム加えて溶解し、窒素雰囲気下撹拌した。
【0061】これに0. 06グラムのα, α’−アゾビ
スイソブチロニトリルを添加することで重合を開始し、
60℃の油浴上で7時間加熱撹拌を続けて、無色、粘張
なポリマー溶液を得た。
【0062】<合成例7>反応フラスコに加えるモノマ
ーとして、メタクリル酸テトラヒドロフルフリルの代わ
りにアクリロイルモルホリンを3.13グラム導入する
こと以外は合成例1と同様の操作を行い、無色、粘張な
ポリマー溶液を得た。
【0063】<実施例 1〜10>支持体として、10
0μmの厚さの表面を易接着処理したポリエチレンテレ
フタレートフィルム(商品名;ルミラーE63S、東レ
(株)製)を用いた。この上に前記<合成例1>〜<合
成例5>で得られたカチオン変性多官能アクリルモノマ
ーのいずれか、<合成例6>〜<合成例7>で得られた
アクリル共重合体のいずれか、さらに紫外線硬化開始剤
としてIRAGACURE184(チバガイギー製)を
アクリル共重合体に対して2重量%となるように添加し
たものを適当量の水とエタノールを用いて溶解させ粘度
調整を行った後に、マイヤーバーコーティングにより乾
燥後の膜厚が15μmとなるように塗布した後、100
℃の乾燥機内で3分乾燥させた。これを高圧水銀ランプ
120W下で紫外線硬化を行うことにより、インクジェ
ット記録媒体を得た。
【0064】得られたインクジェット記録媒体に対し、
キャノン製インクジェットプリンタ(製品名;BJC−
420J)を用いて、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の四色のインク
により画像を形成させた。これらの評価結果を(表1)
に示す。
【0065】
【表1】
【0066】<比較例 1〜2>支持体として、100
μmの厚さの表面を易接着処理したポリエチレンテレフ
タレートフィルム(商品名;ルミラーE63S、東レ
(株)製)を用いた。この上に<合成例6>〜<合成例
7>で得られたアクリル共重合体のいずれかを適当量の
水とエタノールを用いて溶解させ粘度調整を行った後
に、マイヤーバーコーティングにより乾燥後の膜厚が1
5μmとなるように塗布した後、100℃の乾燥機内で
3分乾燥させることにより、インクジェット記録媒体を
得た。
【0067】得られたインクジェット記録媒体に対し、
上記実施例と同様の操作で評価を行った。これらの評価
結果を(表2)に示す。
【0068】
【表2】
【0069】<比較例 3〜6>上記実施例で、<合成
例1>〜<合成例5>の代わりに(表4)に示すモノマ
ーを用いる事以外は、上記実施例と同様の操作を行い、
インクジェット記録媒体を得た。選られたインクジェッ
ト記録媒体に対し、上記実施例と同様の操作で評価を行
った。これらの評価結果を(表3)に示す。
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】なお、(表1)、(表2)、(表3)で示
す評価は、印字した記録物に対し以下のような操作を行
い、それぞれの評価基準に従って行った。
【0073】〔インク吸収性〕印字直後、記録物の記録
部を指で擦った時のインクの流出具合を評価した。 ◎; 完全に乾燥し、全く流出しない。 ○; 流出はしないものの、記録部がやや湿る。 △; 少量の流出が認められる。
【0074】×; 多量の流出が認められる。
【0075】〔耐水性(記録部)〕記録部にスポイトで
水を垂らし、直ちにガーゼで軽くふき取った。 ◎; インキはほとんど流出しない。 ○; インキがわずかに流出するが、色調に大きな変化
はない。 △; インキが流出し、色調にも変化が認められる。
【0076】×; 塗膜が溶解し、インキも共に剥がれ
る。
【0077】〔耐水性(未記録部)〕未記録部にスポイ
トで水を垂らし、直ちにガーゼで軽くふき取った。 ◎; 塗膜にほとんど損傷はない。 ○; 塗膜にわずかに損傷があるが、実用上問題がない
レベル。 △; 塗膜の一部が溶解する。
【0078】×; 塗膜のほとんどが溶解する。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、インク
ジェット記録媒体は、カチオン変性多官能アクリルモノ
マーを用いた紫外線架橋を行うことにより、いずれもイ
ンクのぬれ性や染着性がよくインク吸収性に優れると共
に、耐水性についても優れていた。また、架橋による画
質の低下が認められず、非常に優れたインク受容層を得
ることが出来た。さらに、透明性に優れているためにO
HP用フィルム等の用途向けとしても優れた適性を有し
ていた。
【0080】つまり、本発明によると、インクのぬれ
性、染着性そして耐水性を同時に満足させ、しかも架橋
による画質の低下もなく、その上透明性にも優れたイン
クジェット記録媒体およびその製造方法を提供すること
が出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録媒体の一実施例を
示す縦断面図。
【符号の説明】
1・・・インクジェット記録媒体 2・・・支持体 3・・・インク受容層
フロントページの続き Fターム(参考) 2H086 BA15 BA31 BA32 BA33 BA36 BA37 4F100 AK12B AK25B AK26B AK42 AL01B AL05B AL06B AT00A BA02 BA03 BA06 BA10B BA13 CA02B CA23B EH462 EJ082 EJ542 EJ86H GB90 JB06B JB07 JB14B JB14H JD14B JN01 YY00B YY00H

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の少なくとも片面に、アクリル共重
    合体、カチオン変性多官能アクリルモノマー及び紫外線
    硬化開始剤との混合物が光硬化された材料で設けてある
    インク受容層を有することを特徴とするインクジェット
    記録媒体。
  2. 【請求項2】前記カチオン変性多官能アクリルモノマー
    が化学式(化1)に示される構造であることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録媒体。 【化1】 但し、(化1)中で、R1 はH又はCH3 のいずれかを
    示し、QはO又はNHのいずれかを示し、R2 はC2
    4 又はC3 6 のいずれかを示し、R3 及びR 4 はそれ
    ぞれCH3 又はC2 5 のいずれかを示し、R5 はCn
    2n(ここでnは1以上の整数)を示し、また、X-
    ハロゲンイオン、アルキルスルホン酸イオンあるいは酢
    酸イオンのいずれかを示す。
  3. 【請求項3】前記カチオン変性多官能アクリルモノマー
    が化学式(化2)に示される構造であることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録媒体。 【化2】 但し、(化2)中で、R1 はH又はCH3 のいずれかを
    示し、R2 、R3 、R 5 、及びR6 はそれぞれCH3
    はC2 5 のいずれかを示し、R5 はCn 2n(nは1
    以上の整数)を示し、また、X- はハロゲンイオン、ア
    ルキルスルホン酸イオンあるいは酢酸イオンのいずれか
    を示す。
  4. 【請求項4】前記カチオン変性多官能アクリルモノマー
    が前記アクリル共重合体に対して、1〜30重量%添加
    されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載のインクジェット記録媒体。
  5. 【請求項5】前記紫外線硬化開始剤が前記アクリル共重
    合体に対して、0.1〜10重量%添加してなることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジ
    ェット記録媒体。
  6. 【請求項6】前記アクリル共重合体が、(イ)化学式
    (化3)乃至(化5)に示すモノマーのうちのいずれか
    1つ、又はいずれか2つ以上が混合されたもの、(ロ)
    カチオン変性アクリルモノマー、(ハ)アミド基を有す
    るアクリルモノマー、これら(イ),(ロ)及び(ハ)
    の少なくとも3つを共重合モノマー成分として含むこと
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインク
    ジェット記録媒体。 【化3】 【化4】 【化5】
  7. 【請求項7】前記アクリル共重合体が、前記(イ),
    (ロ),(ハ)の他に、さらに、(ニ)疎水性モノマ
    ー、の(イ),(ロ),(ハ)及び(ニ)の少なくとも
    4つを共重合モノマー成分として含むことを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録
    媒体。
  8. 【請求項8】前記アミド基を有するアクリルモノマー
    が、(メタ)アクリルアミド、またはジアルキル(メ
    タ)アクリルアミド、またはダイアセトン(メタ)アク
    リルアミド、またはジアルキルアミノプロピル(メタ)
    アクリル酸アミドのいずれかもしくは混合されてなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のイン
    クジェット記録媒体。
  9. 【請求項9】前記疎水性モノマーが、メタクリル酸メチ
    ル、もしくはスチレンのいずれか又は混合物からなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のイン
    クジェット記録媒体。
  10. 【請求項10】前記インク受容層は充填剤が含有されて
    なることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載
    のインクジェット記録媒体。
  11. 【請求項11】前記アクリル共重合体に多官能カチオン
    変性アクリルモノマー、及び紫外線硬化開始剤を添加
    し、これを適当な溶剤に溶解させ、支持体上の少なくと
    も一方の面にコーティングした後、紫外線硬化すること
    によりインク受容層を形成することを特徴とするインク
    ジェット記録媒体の製造方法。
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