JP2000043338A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2000043338A
JP2000043338A JP10215398A JP21539898A JP2000043338A JP 2000043338 A JP2000043338 A JP 2000043338A JP 10215398 A JP10215398 A JP 10215398A JP 21539898 A JP21539898 A JP 21539898A JP 2000043338 A JP2000043338 A JP 2000043338A
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tape cassette
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cassette
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JP10215398A
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Sadahito Nonomura
禎人 野々村
Hiroyuki Okuchi
裕之 奥地
Naoya Yamagishi
直也 山岸
Hisao Takahashi
寿生 高橋
Tsutomu Nagae
強 長江
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 テープカセット表示部の傷や剥がれの発生を
防止することが可能なテープカセットを提供する。 【解決手段】 スペーサ12Aは、ドーナツ状の白色の
薄い樹脂製フィルムシートより形成され、その上面に
は、黒色の細い線で最外径と最内径との和の1/2の直
径の同心円が書かれ、外周部と内周部とに2分割されて
いる。そして、外周部には、時計方向に約90度毎に
「黒文字」、「タイプL」、「黒文字」、「98.0
7.A」の4個の表示が黒色で印刷されている。また、
内周部には、時計方向に約90度毎に、前記各「黒文
字」に対向する位置に「白テープ」の表示が黒色で印刷
され、前記「タイプL」に対向する位置に「18mm」
の表示が黒色で印刷され、更に、前記「98.07.
A」に対向する位置に「TZ−N241」の表示が黒色
で印刷されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印字装置に
使用されるテープカセットに関し、特に、テープカセッ
ト内に配置されるテープの上側に、当該テープカセット
の種類等を表示するテープカセット表示部が設けられた
フィルムシートが配置されて、この表示部を見ることが
できる蓋部材によりこのフィルムシートが覆われるた
め、テープカセット表示部の傷や剥がれの発生を防止す
ることが可能なテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、長尺状の印字媒体である被印
字テープに文字等のキャラクタを印字するテープ印字装
置においては、被印字テープと被印字テープに印字を施
すためのインクリボンとを、所定形状のカセットケース
に収納したテープカセットを印字機構に装着し、テープ
カセットから供給される被印字テープとインクリボンと
を重ね合わせた状態でサーマルヘッドを介して文字等の
印字を行って文字付テープを作成するように構成されて
いる。
【0003】かかるテープカセットに収納される被印字
テープとしては、所定幅に形成された透明フィルムテー
プ、フィルムテープの片面に粘着剤を介して離形紙を付
着したテープ、及び、自己発色性を有する感熱テープ
(いわゆる、サーマルペーパー)等が存在し、これらの
いずれのテープもテープスプールに巻回された状態でテ
ープカセット内に収納されている。
【0004】そして、前記のようなテープカセットの外
側には、テープ幅(例えば、「6mm」、「9mm」
等)、テープの色(例えば、「白」、「黄」、「赤」、
「蛍光赤」、「蛍光黄」等)、文字の色(例えば、
「黒」、「赤」、「金」等)、商品番号(例えば、「T
Z−N241」等)、製品番号(例えば、「98.0
7」等)、及びラミネートテープかノンラミネートテー
プかの表示(例えば、「L」の表示の場合は、ラミネー
トテープ、「R」の表示の場合は、ノンラミネートテー
プ等)等の表示が印刷されたシールが貼着されている。
そして、このシールの色は、テープの色と同一色である
ため、テープカセット内のテープの色を一見して判別す
ることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ールはテープカセットの外側に貼着されるため、製造ラ
インでの作業中や商品展示中に表面に傷が付いたり、剥
がれが生じるおそれがあるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、テープカセット内に配
置されるテープの上側に、当該テープカセットの種類等
を表示するテープカセット表示部が設けられたフィルム
シートを配置し、このテープカセット表示部を見ること
ができる蓋部材によってテープの上部を覆うことによ
り、テープカセット表示部の傷や剥がれの発生を防止す
ることが可能なテープカセットを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るテープカセットは、テープ印字装置に使
用されるテープカセットにおいて、テープスプールに巻
回されて前記テープカセット内に配置されるテープと、
前記テープの上部を覆う蓋部材と、前記テープの少なく
とも1つのテープの上側に配置されると共に、当該テー
プカセットの種類を表示するテープカセット表示部が設
けられたフィルムシートとを備え、前記蓋部材を介して
前記テープカセット表示部が見えることを特徴とする。
【0008】このような特徴を有する請求項1に係るテ
ープカセットによれば、テープスプールに巻回されてテ
ープカセット内に配置されるテープの上側に、当該テー
プの種類を表示するテープカセット表示部が印刷等によ
り設けられたフィルムシートが配置される。そして、こ
のテープカセット表示部を見ることができる蓋部材によ
り前記テープの上部が覆われる。これにより、フィルム
シートに設けられたテープカセット表示部が、蓋部材に
よって保護されるため、製造ラインでの作業中や商品展
示中においてこのテープカセット表示部の傷や剥がれの
発生を防止することが可能となる。また、テープカセッ
ト内に配置されたテープを直接確認しながら、テープカ
セット表示部が設けられたフィルムシートを配置できる
ため、テープカセット表示部の表示間違いを確実に検出
することが可能になると共に、製造品質の向上を図るこ
とが可能となる。尚、蓋部材は透視性を有する構成とさ
れ、透明に構成されることが望ましい。また、蓋部材は
一部を切り欠いて前記テープカセット表示部を露出させ
る構成としてもよい。
【0009】また、請求項2に係るテープカセットは、
請求項1に記載のテープカセットにおいて、前記フィル
ムシートが上側に配置されるテープは、粘着剤を介して
片面に離形紙が付着されたことを特徴とする。
【0010】このような特徴を有する請求項2に係るテ
ープカセットによれば、請求項1に記載のテープカセッ
トにおいて、前記フィルムシートが上側に配置されるテ
ープは、粘着剤を介して片面に離形紙が付着されるた
め、このテープの端面に露出する粘着剤とテープカセッ
トとの接触をこのフィルムシートによって防止し、テー
プ送りの負荷を低減することが可能となる。
【0011】また、請求項3に係るテープカセットは、
請求項1又は請求項2に記載のテープカセットにおい
て、前記テープカセット表示部の表示は、製造品番を含
むことを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する請求項3に係るテ
ープカセットによれば、請求項1又は請求項2に記載の
テープカセットにおいて、前記テープカセット表示部の
表示は、製造品番を含むため、テープカセットの外側に
直接、製造品番を捺印等により表示する必要が無くなる
と共に、商品のデザイン性を損なうことを防止すること
が可能となる。また、商品展示中やユーザの使用中にお
いてこの製造品番の擦れ等による消失を防止することが
可能となる。
【0013】また、請求項4に係るテープカセットは、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテープカセッ
トにおいて、前記テープカセット表示部は、前記フィル
ムシートに印刷により表示されることを特徴とする。
【0014】このような特徴を有する請求項4に係るテ
ープカセットによれば、請求項1乃至請求項3のいずれ
かに記載のテープカセットにおいて、前記テープカセッ
ト表示部は、前記フィルムシートに印刷により表示され
るため、テープカセット表示部が設けられるフィルムシ
ートの低コスト化を図ることが可能となる。
【0015】また、請求項5に係るテープカセットは、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテープカセッ
トにおいて、前記テープカセット表示部は、粘着剤を介
して前記フィルムシートに貼り付けられるシール部材に
表示されることを特徴とする。
【0016】このような特徴を有する請求項5に係るテ
ープカセットによれば、請求項1乃至請求項3のいずれ
かに記載のテープカセットにおいて、前記テープカセッ
ト表示部は、粘着剤を介して前記フィルムシートに貼り
付けられるシール部材に表示されるため、粘着剤を介し
て片面に離形紙が付着されるテープとテープカセット本
体及び蓋部材との間に装着されているスペーサに当該シ
ール部材を貼着することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープカセッ
トについて具体化した実施形態に基づいて図面を参照し
つつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るテープカ
セットの概略構成について図1に基づいて説明する。図
1は本実施形態に係るテープカセットの透明な樹脂製の
カバー1A(図2参照)を外した場合の平面図である。
図1に示すように、テープカセット1は透明テープ等か
らなる被印字テープ2、この被印字テープ2に印字を施
すためのインクリボン9、更には、印字がなされた被印
字テープ2に裏貼りされる両面粘着テープ12を各々、
テープスプール3、リール8、テープスプール13に巻
回して、カセット本体1Bの底面に立設されるカセット
ボス4、リールボス16、カセットボス14に回転可能
に嵌挿して収納したものであり、更に、使用済みのイン
クリボン9を巻き取るインクリボン巻取リール10を備
えている。
【0018】そして、前記リール8に巻回され、このリ
ール8から引き出された未使用インクリボン9は、被印
字テープ2と重ね合わされ、被印字テープ2と共に開口
部18に入り、不図示の記録ヘッド及びプラテン間を通
過する。その後、インクリボン9は、被印字テープ2か
ら引き離され、不図示のステップモータにより駆動され
るインクリボン巻取リール9に至り、このインクリボン
巻取リール9により巻き取られる。
【0019】また、前記両面粘着テープ12は、片面に
離形紙を重ね合わされた状態で、離形紙を外側にしてテ
ープスプール13に巻回されて収納されている。そし
て、このテープスプール13から引き出された両面粘着
テープ12は、テープ駆動ローラ19と不図示のテープ
貼り合わせローラとの間を通過し、離形紙が重ね合わさ
れない側の粘着面が被印字テープ2に貼着される。ま
た、両面粘着テープ12の上下両端部には、後述するス
ペーサ12A及びスペーサ12Bが挿入されている(図
2参照)。尚、図1においては、スペーサ12Aの上面
の表示内容の(図3、図4参照)図示は省略する。
【0020】これにより、前記テープスプール3に巻回
され、このテープスプール3から引き出された被印字テ
ープ2は、終端検出用センサの一対の挿入部21、ガイ
ドピン22等を経由して、テープカセット1の開口部1
8を通過する。その後、両面粘着テープ12が貼り合わ
される幅狭の被印字テープ2は、テープカセット1の片
側下方部(図1中、左下側部)に回転自在に設けられ、
不図示のステップモータの駆動を受けて回転するテープ
駆動ローラ19と、このテープ駆動ローラ19に対向配
置される不図示のテープ貼り合わせローラとの間を通過
して、テープカセット1の外部に送出される。この場
合、両面粘着テープ12は、被印字テープ2に対してテ
ープ駆動ローラ19及びテープ貼り合わせローラによっ
て圧着される。
【0021】次に、両面粘着テープ12の上下両端部に
挿入される各スペーサ12A、12Bの取り付けについ
て図2に基づいて説明する。図2は本実施形態に係るテ
ープカセット本体1B、各スペーサ12A、12B、テ
ープスプール13に巻回された両面粘着テープ12、及
び透明な樹脂製のカバー1Aの組み立てを示す要部の拡
大断面図である。図2に示すように、樹脂製のテープカ
セット本体1Bの底面には、カセットボス14がほぼ垂
直に立設されている。このカセットボス14の上端部の
所定位置には、一対の係止孔14A、14Aが穿設され
ている。また、このカセットボス14の底面側端部の周
囲には、所定高さのリブ17Bが円筒状に突設されてい
る。
【0022】そして、樹脂製の薄いシートから形成され
て、外径が両面粘着テープ12の最外径よりも少し大き
く、内径がリブ17Bの最外径よりも大きく、且つテー
プスプール13の最外径よりも小さいドーナツ状のスペ
ーサ12Bがリブ17Bに回転可能に挿入される。続い
て、両面粘着テープ12が巻回されたテープスプール1
3がカセットボス14に挿入される。このテープスプー
ル13の上下両端部の内側には、前記リブ17Bの最外
径より少し大きい所定径の段差部13A、13Aが形成
されている。そして、樹脂製の薄いシートから形成され
て、外径が両面粘着テープ12の最外径よりも少し大き
く、内径がテープスプール13の最外径よりも小さく、
且つ段差部13Aの直径よりも大きいドーナツ状のスペ
ーサ12Aが、テープスプール13の上に載置される。
また、このスペーサ12Aの上面(図2中、上側の面)
には、後述するテープカセット1の種類等を表す表示部
が印刷されている(図3、図4参照)。
【0023】次に、透明な樹脂製のカバー1Aは、テー
プカセット本体1Bの開放面を上側から被覆するもので
あり、前記カセットボス14に対向する位置に所定高さ
の円筒状のリブ17Aが突設されている。また、このリ
ブ17Aの最外径は、テープスプール13の段差部13
Aの内径よりも少し小さく形成されている。さらに、リ
ブ17Aの各係止孔14A、14Aに対向する位置に
は、各係止孔14A、14A内に嵌挿される一対の係止
突起15、15が形成されている。そして、カバー1A
は、リブ17Aがテープスプール13の上端部に形成さ
れた段差部13Aに挿入されつつ、テープカセット本体
1Bに圧接され、前記各係止突起15、15が係止孔1
4A、14A内に係止される。これにより、テープスプ
ール13に巻回された両面粘着テープ12が、カセット
ボス14に回転可能に取り付けられる。また、図5
(a)に示すように、カバー1Aを介してスペーサ12
Aの上面に印刷された表示部を見ることができる。尚、
図5(a)は、本実施形態に係るテープカセット1の平
面図であり、スペーサ12Aが透明なカバー1Aを通じ
て見ることができることを示す図である。この図におい
て、スペーサ12A以外の被印字テープ2やインクリボ
ン9等、図1に示される各部材も見えるのであるが、そ
の図示は省略している。さらに、両面粘着テープ12の
両端面部(図2中、上下両端面部)の粘着剤は、各スペ
ーサ12A、12Bを介してテープカセット1と接触す
るため、この粘着剤とカバー1A及びテープカセット本
体1Bとの接触を防止して、負荷の低減を図ることが可
能となる。
【0024】ここで、透明な樹脂製のカバー1Aが蓋部
材を構成する。また、スペーサ12Aがフィルムシート
を構成する。さらに、スペーサ12Aの上面に印刷され
る表示は、テープカセット表示部として機能する。
【0025】次に、スペーサ12Aの上面に印刷される
テープカセット1の種類等を表す表示部の一例について
図3に基づいて説明する。図3は本実施形態に係るスペ
ーサ12Aの上面に印刷されたテープカセット1の種類
等を表す表示部の一例を示す図である。先ず、スペーサ
12Aの上面のテープカセット1の種類等を表す表示部
には、被印字テープ2に印字される文字等の色、即ちイ
ンクリボン9の色、両面粘着テープ12の色、テープ
幅、ラミネートタイプかノンラミネートタイプかの表
示、商品番号、及び製造品番が印刷される。そして、図
3に示すように、スペーサ12Aは、ドーナツ状の白色
の薄い樹脂製フィルムシートより形成され、その上面に
は、黒色の細い線で最外径と最内径との和の1/2の直
径の同心円が書かれ、外周部25と内周部26とに2分
割されている。そして、外周部25には、時計方向に約
90度毎に「黒文字」、「タイプL」、「黒文字」、
「98.07.A」の4個の表示が黒色で印刷されてい
る。また、内周部26には、時計方向に約90度毎に、
前記各「黒文字」に対向する位置に「白テープ」の表示
が黒色で印刷され、前記「タイプL」に対向する位置に
「18mm」の表示が黒色で印刷され、更に、前記「9
8.07.A」に対向する位置に「TZ−N241」の
表示が黒色で印刷されている。
【0026】この「黒文字」の表示は、インクリボンが
黒色であることを表している。即ち、被印字テープ2に
黒色の文字等が印字されることを表している。また、
「タイプL」の表示は、ラミネートタイプ、即ち、両面
粘着テープ12が透明な被印字テープ2により被覆され
ることを表している。尚、「タイプL」に代えて「タイ
プR」の表示がされている場合には、ノンラミネートタ
イプであることを表している。また、「98.07.
A」の表示は、製造品番を表しており、このカセットテ
ープ1が1998年7月の第1週に製造されたことを表
示している。尚、第2週に製造された場合には、「A」
に代えて「B」が印刷され、第3週に製造された場合に
は、「A」に代えて「C」が印刷され、第4週に製造さ
れた場合には、「A」に代えて「D」が印刷され、第5
週に製造された場合には、「A」に代えて「E」が印刷
され、第6週に製造された場合には、「A」に代えて
「F」が印刷される。また、「白テープ」の表示は、両
面粘着テープ12の色が白色であることを表している。
従って、この場合には、白色のテープに黒色の文字等が
表示される。また、「18mm」の表示は、両面粘着テ
ープ12及び被印字テープ2のテープ幅が約18mmで
あることを表している。さらに、「TZ−N241」の
表示は、このテープカセット1の商品番号を表してお
り、ユーザーは、販売店等において、この商品番号を提
示すれば同一種類のテープカセットを購入することがで
きる。
【0027】次に、スペーサ12Aの上面に印刷される
テープカセット1の種類等を表す表示部の他の一例につ
いて図4に基づいて説明する。図4は本実施形態に係る
スペーサ12Aの上面に印刷されたテープカセット1の
種類等を表す表示部の他の一例を示す図である。図4に
示すように、スペーサ12Aは、ドーナツ状の白色の薄
い樹脂製フィルムシートより形成され、その上面には、
黒色の細い線で最外径と最内径との和の1/2の直径の
同心円が書かれ、外周部25と内周部26とに2分割さ
れている。更に、外周部25は、外周部25の最外径と
外周部25の最内径との和の1/2の同心円により2つ
の領域に色分けされ、その外側の領域25Aは、黒色の
ドーナツ状に印刷され、内側の領域25Bは、赤色のド
ーナツ状に印刷されている。また、内周部26には、時
計方向に約90度毎に「18mm」、「タイプL」、
「TZ−N241」、「98.07.A」の4個の表示
が黒色で印刷されている。
【0028】この外周部25の外側の領域25Aの黒色
の印刷は、インクリボンが黒色であることを表してい
る。即ち、被印字テープ2に黒色の文字等が印字される
ことを表している。また、外周部25の内側の領域25
Bの赤色の印刷は、両面粘着テープ12の色が赤色であ
ることを表している。従って、この場合には、赤色のテ
ープに黒色の文字等が表示される。また、内周部26の
「18mm」の表示は、両面粘着テープ12及び被印字
テープ2のテープ幅が約18mmであることを表してい
る。また、内周部26の「タイプL」の表示は、ラミネ
ートタイプ、即ち、両面粘着テープ12が透明な被印字
テープ2により被覆されることを表している。尚、「タ
イプL」に代えて「タイプR」の表示がされている場合
には、ノンラミネートタイプであることを表している。
また、内周部26の「TZ−N241」の表示は、この
テープカセット1の商品番号を表しており、ユーザー
は、販売店等において、この商品番号を提示すれば同一
種類のテープカセットを購入することができる。さら
に、内周部26の「98.07.A」の表示は、製造品
番を表しており、このカセットテープ1が1998年7
月の第1週に製造されたことを表示している。尚、第2
週に製造された場合には、「A」に代えて「B」が印刷
され、第3週に製造された場合には、「A」に代えて
「C」が印刷され、第4週に製造された場合には、
「A」に代えて「D」が印刷され、第5週に製造された
場合には、「A」に代えて「E」が印刷され、第6週に
製造された場合には、「A」に代えて「F」が印刷され
る。
【0029】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
テープカセット1では、両面粘着テープ12の上下両端
面部に薄い樹脂製のフィルムシートから形成されるドー
ナツ状の各スペーサ12A、12Bが設けられ、透明な
樹脂製のカバー1Aによって覆われている。そして、上
側のスペーサ12Aの上面には、テープカセット1の種
類等を表す表示部が印刷され、ユーザーは、図5(a)
に示すように、この表示部をカバー1Aを介して見るこ
とができる。したがって、ユーザーはテープカセット1
の種類等を確認し、販売店等において同一種類のテープ
カセットを購入することが可能となる。また、スペーサ
12Aに印刷された前記表示部は、カバー1Aによって
保護されるため、製造ラインでの作業中や商品展示中に
おいてこのスペーサ12Aの上面の表示部の傷や剥がれ
の発生を防止することが可能となる。また、テープカセ
ット1内に配置された各テープ2、12、9を直接確認
しながら、スペーサ12Aを配置できるため、スペーサ
12Aの上面の表示部の表示間違いを確実に検出するこ
とが可能になると共に、製造品質の向上を図ることが可
能となる。また、両面粘着テープ12の端面に露出する
粘着剤とテープカセット1との接触をこの各スペーサ1
2A、12Bよって防止し、テープ送りの負荷を低減す
ることが可能となる。また、スペーサ12Aの上面の表
示は、製造品番を含むため、テープカセット1の外側に
直接、製造品番を捺印等により表示する必要が無くなる
と共に、商品のデザイン性を損なうことを防止すること
が可能となる。また、商品展示中やユーザの使用中にお
いてこの製造品番の擦れ等による消失を防止することが
可能となる。さらに、スペーサ12Aの上面の表示部
は、印刷により表示されるため、スペーサ12Aの低コ
スト化を図ることが可能になる。
【0030】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下
のようにしてもよい。 (a)前記実施形態では、テープカセット1の種類等の
表示をスペーサ12Aの上面に印刷したが、粘着剤が裏
面に塗布されたシール部材に前記表示を印刷して、この
シール部材をスペーサ12Aの上面に貼着するようにし
てもよい。 (b)前記実施形態では、両面粘着テープ12の上側に
スペーサ12Aを配置したが、被印字テープ2の上側に
もスペーサを配置して、このスペーサの上面にもテープ
カセット1の種類等の表示を行うようにしてもよい。 (c)前記実施形態では、テープカセット1は、ラミネ
ートタイプであったが、ノンラミネートタイプであって
も、被印字テープの上下端面部に各スペーサ12A、1
2Bを挿入して、上側のスペーサ12Aの上面にテープ
カセット1の種類等の表示を行うようにしてもよい。 (d)前記実施形態では、スペーサ12Aの上面にテー
プカセット1の種類等の表示を印刷したが、スペーサ1
2Aを透明な樹脂製フィルムシートにより形成して、こ
のスペーサ12Aの下面にテープカセット1の種類等の
表示を印刷してもよい。 (e)前記実施形態では、スペーサ12Aの上面とカバ
ー1Aとが直接接触したが、スペーサ12Aの上側にほ
ぼ同一形状の透明なフィルムシートを設けてもよい。 (f)前記実施形態では、スペーサ12Aの上面にだけ
テープカセット1の種類等の表示を行っているが、テー
プカセット本体1Bの底面側からスペーサ12Bが見え
るようにして、このスペーサ12Bの下面にもテープカ
セット1の種類等の表示を行ってもよい。 (g)前記実施形態では、スペーサ12Aを白色の樹脂
製フィルムにより形成したが、印刷される文字の色等に
対応して各種の色に変更してもよい。 (h)前記実施形態では、カバー1Aは透明な樹脂にて
形成されているが、スペーサ12Aに印刷されている表
示が確認可能な程度の透視性を有するならば、色付きの
樹脂で形成されていてもよい。 (i)前記実施形態では、カバー1Aは透明にて形成さ
れているが、不透明な樹脂で形成されている場合には、
図5(b)に示すように、カバー1Aに切欠き1Cを形
成し、該切欠き1Cを通じてスペーサ12Aの一部が露
出するようにしてもよい。尚、この切欠き1Cは、スペ
ーサ12Aと対向する部分に形成されており、少なくと
もスペーサ12Aの外周部25に印刷されている表示及
び内周部26に印刷されている表示の一部が露出する大
きさに形成される。尚、カバー1Aが透明な樹脂で形成
されているものであっても、切欠き1Cを形成してもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、テープカセ
ット内に配置されるテープの上側に、当該テープカセッ
トの種類等を表示するテープカセット表示部が設けられ
たフィルムシートを配置し、このテープカセット表示部
を見ることができる蓋部材によってテープの上部を覆う
ことにより、テープカセット表示部の傷や剥がれの発生
を防止することが可能なテープカセットを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るテープカセットの透明な樹脂
製のカバーを外した場合の平面図である。
【図2】本実施形態に係るテープカセット本体、各スペ
ーサ、テープスプールに巻回された両面粘着テープ、及
び透明な樹脂製のカバーの組み立てを示す要部の拡大断
面図である。
【図3】本実施形態に係るスペーサの上面に印刷された
テープカセットの種類等を表す表示部の一例を示す図で
ある。
【図4】本実施形態に係るスペーサの上面に印刷された
テープカセットの種類等を表す表示部の他の一例を示す
図である。
【図5】本実施形態に係るテープカセットの平面図で、
(a)は透明な樹脂製カバーを取り付けた場合の、一部
を省略したテープカセットの平面図、(b)は切欠きが
形成された不透明な樹脂製カバーを取り付けた場合のテ
ープカセットの平面図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 1A カバー 1B テープカセット本体 1C 切欠き 2 被印字テープ 3、13 テープスプール 4、14 カセットボス 8 リール 9 インクリボン 10 インクリボン巻取リール 12 両面粘着テープ 12A、12B スペーサ 14A 係止孔 15 係止突起 16 リールボス 17A、17B リブ 25 外周部 25A 外側の領域 25B 内側の領域 26 内周部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 直也 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 高橋 寿生 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 長江 強 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 2C060 BA00 BA04 BA09 2C068 AA01 AA15 EE03 EE27 EE57 EE60 EE61 EE62 EE98

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ印字装置に使用されるテープカセ
    ットにおいて、 テープスプールに巻回されて前記テープカセット内に配
    置されるテープと、 前記テープの上部を覆う蓋部材と、 前記テープの少なくとも1つのテープの上側に配置され
    ると共に、当該テープカセットの種類を表示するテープ
    カセット表示部が設けられたフィルムシートとを備え、 前記蓋部材を介して前記テープカセット表示部が見える
    ことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記フィルムシートが上側に配置される
    テープは、粘着剤を介して片面に離形紙が付着されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 前記テープカセット表示部の表示は、製
    造品番を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のテープカセット。
  4. 【請求項4】 前記テープカセット表示部は、前記フィ
    ルムシートに印刷により表示されることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテープカセッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記テープカセット表示部は、粘着剤を
    介して前記フィルムシートに貼り付けられるシール部材
    に表示されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載のテープカセット。
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