JP2000042272A - ミシンの布押え装置 - Google Patents
ミシンの布押え装置Info
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- JP2000042272A JP2000042272A JP10213378A JP21337898A JP2000042272A JP 2000042272 A JP2000042272 A JP 2000042272A JP 10213378 A JP10213378 A JP 10213378A JP 21337898 A JP21337898 A JP 21337898A JP 2000042272 A JP2000042272 A JP 2000042272A
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- Japan
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- cloth
- sewing machine
- presser
- sewing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】襟部の止め縫いを自動的に行うミシンの布押え
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】布を挟持可能な上押え17、18と下押え
3、3と、前記上押え17、18と下押え3、3の少な
くとも一方を水平方向に移動させる移動手段10、1
1、40とを備え、布を挟持した後、前記上押えと下押
えの少なくとも一方を水平方向に移動させ、縫い合わせ
る布係合部を湾曲させる。
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】布を挟持可能な上押え17、18と下押え
3、3と、前記上押え17、18と下押え3、3の少な
くとも一方を水平方向に移動させる移動手段10、1
1、40とを備え、布を挟持した後、前記上押えと下押
えの少なくとも一方を水平方向に移動させ、縫い合わせ
る布係合部を湾曲させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンの布押え装
置に関し、特に、洋服の襟部を縫い合わせる場合に好適
なミシンの布押え装置に関するものである。
置に関し、特に、洋服の襟部を縫い合わせる場合に好適
なミシンの布押え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6〜図8に示すジャケットの襟
部Aは、表地Eと裏地Fとを縫い合わせて形成されてい
る。襟部を拡大した図7に示すように、この襟部Aは、
襟に沿ったB部と、このB部外径よりその端部がはみ出
るC部とを有する。そして、B部とC部との端部が係合
している、合わせ目D部(布係合部G)は、表地Eが裏
地Fにかぶさるとともに、表地E側端部同士E−E(布
係合部G)は、ほぼ接するように縫製される。このた
め、表側から裏の生地が見えないようになっている。こ
のように2枚の生地を縫い合わせるとともに、表地が裏
地にかぶさるような縫製仕上げをキセと称する。
部Aは、表地Eと裏地Fとを縫い合わせて形成されてい
る。襟部を拡大した図7に示すように、この襟部Aは、
襟に沿ったB部と、このB部外径よりその端部がはみ出
るC部とを有する。そして、B部とC部との端部が係合
している、合わせ目D部(布係合部G)は、表地Eが裏
地Fにかぶさるとともに、表地E側端部同士E−E(布
係合部G)は、ほぼ接するように縫製される。このた
め、表側から裏の生地が見えないようになっている。こ
のように2枚の生地を縫い合わせるとともに、表地が裏
地にかぶさるような縫製仕上げをキセと称する。
【0003】ジャケットの襟部Aは上記したキセと称す
る縫製加工の後、襟部Aの合わせ目D部(布係合部G)
は、ずれたり、開いたりして裏地が見えないよう、合わ
せ目D部に沿って止め縫いを行っていた。この止め縫い
は、縫い糸が表生地側へ表れた場合、縫製品質を著しく
低下させるため、ミシンによる縫製が困難とされてい
た。このため、従来、作業者の手により、まつり縫い、
すなわち、裏地のみを掬い縫いして糸が表地に表れない
止め縫いを行っていた。
る縫製加工の後、襟部Aの合わせ目D部(布係合部G)
は、ずれたり、開いたりして裏地が見えないよう、合わ
せ目D部に沿って止め縫いを行っていた。この止め縫い
は、縫い糸が表生地側へ表れた場合、縫製品質を著しく
低下させるため、ミシンによる縫製が困難とされてい
た。このため、従来、作業者の手により、まつり縫い、
すなわち、裏地のみを掬い縫いして糸が表地に表れない
止め縫いを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ジャケ
ット襟部の合わせ目Dの止め縫いは、作業者の手による
まつり縫いにて行われていた。しかしながら、手作業に
よるため、生産性が低く、また、作業者個々の技能によ
り品質が大きくばらついていた。そこで、本発明はこの
ジャケット襟部の合わせ目D(布係合部G)の止め縫い
を自動化するとともに、仕上がりが美しく、且つ生産性
の高い、ミシンの布押え装置を提供することを目的とす
る。
ット襟部の合わせ目Dの止め縫いは、作業者の手による
まつり縫いにて行われていた。しかしながら、手作業に
よるため、生産性が低く、また、作業者個々の技能によ
り品質が大きくばらついていた。そこで、本発明はこの
ジャケット襟部の合わせ目D(布係合部G)の止め縫い
を自動化するとともに、仕上がりが美しく、且つ生産性
の高い、ミシンの布押え装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係るミシンの布押え装置え
は、上押え(17、18)と下押え(3、3)との間に
布(E,F)を挟み保持するとともに、縫針に対して布
を移動させて所定の縫目を形成するミシンの布押え装置
(1、45)において、前記上押えと下押えの少なくと
も一方を水平方向に移動させる布押え移動手段(10、
11、40)と、を備え、布を前記上押えと下押えで挟
持した後、前記布押え移動手段により前記上押えと下押
えの少なくとも一方を水平方向に移動させることによ
り、縫い合わせる布係合部(G)を湾曲させた。
に、請求項1に記載の発明に係るミシンの布押え装置え
は、上押え(17、18)と下押え(3、3)との間に
布(E,F)を挟み保持するとともに、縫針に対して布
を移動させて所定の縫目を形成するミシンの布押え装置
(1、45)において、前記上押えと下押えの少なくと
も一方を水平方向に移動させる布押え移動手段(10、
11、40)と、を備え、布を前記上押えと下押えで挟
持した後、前記布押え移動手段により前記上押えと下押
えの少なくとも一方を水平方向に移動させることによ
り、縫い合わせる布係合部(G)を湾曲させた。
【0006】このような請求項1記載のミシンの布押え
装置によれば、縫い合わせる布係合部(G)を湾曲させ
た状態で縫製を行うとともに、針落ち点はその湾曲され
た部分に形成されるので、縫製後の縫い糸は表生地側に
露出することがない。このため、高品質な止め縫いを自
動的に行うことができる。請求項2に記載の発明は、請
求項1記載のミシンの布押え装置において、前記布押え
移動手段の駆動部(11)と前記布押えは、トグル式リ
ンク(10)で連結されている。このため、布押えを移
動させるのに、小さい出力機器で布押えを移動させるこ
とができるので、布押え装置が小型化される。
装置によれば、縫い合わせる布係合部(G)を湾曲させ
た状態で縫製を行うとともに、針落ち点はその湾曲され
た部分に形成されるので、縫製後の縫い糸は表生地側に
露出することがない。このため、高品質な止め縫いを自
動的に行うことができる。請求項2に記載の発明は、請
求項1記載のミシンの布押え装置において、前記布押え
移動手段の駆動部(11)と前記布押えは、トグル式リ
ンク(10)で連結されている。このため、布押えを移
動させるのに、小さい出力機器で布押えを移動させるこ
とができるので、布押え装置が小型化される。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1及び
2記載のミシンの布押え装置において、前記布押え移動
手段は、ミシン本体に着脱可能で且つミシンパタ−ンデ
−タに基づき移動されるミシン下板(2、44)に配設
した。このため、作業者の作業する領域が十分確保され
る。請求項4に記載の発明では、請求項2及び3記載の
ミシンの布押え装置において、前記布押え移動手段の駆
動部(11)は、縫製作業領域より離間した位置に配設
した。このため、縫製作業領域が十分に確保され、作業
者が縫製作業及び布交換作業をより正確且つ短時間に行
うことができる。
2記載のミシンの布押え装置において、前記布押え移動
手段は、ミシン本体に着脱可能で且つミシンパタ−ンデ
−タに基づき移動されるミシン下板(2、44)に配設
した。このため、作業者の作業する領域が十分確保され
る。請求項4に記載の発明では、請求項2及び3記載の
ミシンの布押え装置において、前記布押え移動手段の駆
動部(11)は、縫製作業領域より離間した位置に配設
した。このため、縫製作業領域が十分に確保され、作業
者が縫製作業及び布交換作業をより正確且つ短時間に行
うことができる。
【0008】請求項5に記載の発明では、請求項1及び
2記載のミシンの布押え装置において、前記布押え移動
手段は前記布押えの水平方向移動量を調整可能な移動調
整手段(16、43)を備えている。このため、選択さ
れた所定の縫目や布材質に基づき、布押え水平方向移動
量を調整することにより、布係合部湾曲量が調整される
ので、最適な縫目が布に形成される。
2記載のミシンの布押え装置において、前記布押え移動
手段は前記布押えの水平方向移動量を調整可能な移動調
整手段(16、43)を備えている。このため、選択さ
れた所定の縫目や布材質に基づき、布押え水平方向移動
量を調整することにより、布係合部湾曲量が調整される
ので、最適な縫目が布に形成される。
【0009】請求項6に記載の発明では、請求項1記載
のミシンの布押え装置において、布係合部(G)をミシ
ンパタ−ンデ−タ中心線に対して一致させる布位置決め
手段(19)を備えている。従って、この布位置決め手
段により布は正確に位置決めされるので、布位置決め作
業時間が短縮するともに、縫製後の複数の布間で縫目形
成位置のバラツキが殆ど無く、高品質で生産性の高いミ
シンの布押え装置が提供される。
のミシンの布押え装置において、布係合部(G)をミシ
ンパタ−ンデ−タ中心線に対して一致させる布位置決め
手段(19)を備えている。従って、この布位置決め手
段により布は正確に位置決めされるので、布位置決め作
業時間が短縮するともに、縫製後の複数の布間で縫目形
成位置のバラツキが殆ど無く、高品質で生産性の高いミ
シンの布押え装置が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、サイクルミシン
に適用した一実施形態について説明する。このサイクル
ミシンは、実公昭61−30630号公報記載のよう
に、予め設定された縫製パタ−ンデ−タに基づき、X−
Y駆動モ−タを回動させ、縫針に対して縫製物(布)を
移動させて所定の縫目を形成するものである。なお、こ
のパタ−ンデ−タに基づき、水平方向に布を移動させる
ものをミシンの布送り装置と称する。
に適用した一実施形態について説明する。このサイクル
ミシンは、実公昭61−30630号公報記載のよう
に、予め設定された縫製パタ−ンデ−タに基づき、X−
Y駆動モ−タを回動させ、縫針に対して縫製物(布)を
移動させて所定の縫目を形成するものである。なお、こ
のパタ−ンデ−タに基づき、水平方向に布を移動させる
ものをミシンの布送り装置と称する。
【0011】最初に図1〜図4に基づき、本発明の第1
実施形態について説明する。図1は本第1実施形態の斜
視図であり、この布押え装置1は、布押え装置中心線H
−Hに沿って左右対称に形成されており、右側は組立状
態を示し、左側は部材が分解された状態を示す。図2は
縫製される布に上下布押えがどのように作用するかを説
明する断面図である。図3は本第1実施形態のブロック
図である。また、図4はミシンパタ−ンデ−タとしての
ジグザグ縫いの一例である。
実施形態について説明する。図1は本第1実施形態の斜
視図であり、この布押え装置1は、布押え装置中心線H
−Hに沿って左右対称に形成されており、右側は組立状
態を示し、左側は部材が分解された状態を示す。図2は
縫製される布に上下布押えがどのように作用するかを説
明する断面図である。図3は本第1実施形態のブロック
図である。また、図4はミシンパタ−ンデ−タとしての
ジグザグ縫いの一例である。
【0012】この布押え装置1は、中心線H−Hに沿っ
て左右同一の部材が配設されている。従って、一方の部
材のみ説明し、重複する他方は適宜省略する。この布押
え装置1の下部にはミシン下板2が設けられている。こ
のミシン下板2は、ミシン本体着脱側(後側)に長穴2
a,2aが設けられている。ミシン下板2は、サイクル
ミシンのX−Y駆動モ−タ連結部(ミシンの布送り装
置)に、長孔2a,2aを介して図示しない螺子により
固定される。
て左右同一の部材が配設されている。従って、一方の部
材のみ説明し、重複する他方は適宜省略する。この布押
え装置1の下部にはミシン下板2が設けられている。こ
のミシン下板2は、ミシン本体着脱側(後側)に長穴2
a,2aが設けられている。ミシン下板2は、サイクル
ミシンのX−Y駆動モ−タ連結部(ミシンの布送り装
置)に、長孔2a,2aを介して図示しない螺子により
固定される。
【0013】ミシン下板2は、その前側(作業者が位置
する側)に長方形状の針落ち孔2bが設けられている。
この針落ち孔2bの中心線H−Hの左右側には、スライ
ド板(下押え)3、3が設けられている。このスライド
板3、3は、下板2に固定される一対のスライド板ガイ
ド4、4により、水平一方向(X方向;ミシンパタ−ン
デ−タ中心線J−Jに対して直交する方向)に沿って移
動可能である。このスライド板(下押え)3、3が最も
接近している位置を布把持位置とし、スライド板3、3
が前記布把持位置より互いに離間している位置を布作用
位置とする。
する側)に長方形状の針落ち孔2bが設けられている。
この針落ち孔2bの中心線H−Hの左右側には、スライ
ド板(下押え)3、3が設けられている。このスライド
板3、3は、下板2に固定される一対のスライド板ガイ
ド4、4により、水平一方向(X方向;ミシンパタ−ン
デ−タ中心線J−Jに対して直交する方向)に沿って移
動可能である。このスライド板(下押え)3、3が最も
接近している位置を布把持位置とし、スライド板3、3
が前記布把持位置より互いに離間している位置を布作用
位置とする。
【0014】10はトグル式リンクであり、リンク小
5、6、リンク大7より構成されている。このリンク小
5の一端はミシン下板2に突設された支点軸14に軸支
されている。また、リンク小6の一端はスライド板4に
突設された軸3aに軸支されている。そして、リンク小
5、6の他端はリンク大の一端7aに回動可能に支持さ
れる。
5、6、リンク大7より構成されている。このリンク小
5の一端はミシン下板2に突設された支点軸14に軸支
されている。また、リンク小6の一端はスライド板4に
突設された軸3aに軸支されている。そして、リンク小
5、6の他端はリンク大の一端7aに回動可能に支持さ
れる。
【0015】11は下押え3の駆動部としての役割を有
するエアシリンダ−である。エアシリンダ−11は、ミ
シン下板2の後側(ミシン本体側)に載置・固定された
シリンダ−取り付け板15に固定される。このため、エ
アシリンダ−11(駆動部)は、針落ち孔2bに近接し
て布の着脱等を行う縫製作業領域より離間した位置に固
設されている。
するエアシリンダ−である。エアシリンダ−11は、ミ
シン下板2の後側(ミシン本体側)に載置・固定された
シリンダ−取り付け板15に固定される。このため、エ
アシリンダ−11(駆動部)は、針落ち孔2bに近接し
て布の着脱等を行う縫製作業領域より離間した位置に固
設されている。
【0016】また、エアリンダ−11は所定のエアチュ
−ブにより、電磁弁39(図3にて後述する)を介して
エア−源(図示省略)に連通されている。そして、電磁
弁39のON,OFF動作により、シリンダロッド11
a,11bが往復動する。シリンダロッドの前部11a
は、ナックル9およびナット8により、リンク大7の他
端に連結される。
−ブにより、電磁弁39(図3にて後述する)を介して
エア−源(図示省略)に連通されている。そして、電磁
弁39のON,OFF動作により、シリンダロッド11
a,11bが往復動する。シリンダロッドの前部11a
は、ナックル9およびナット8により、リンク大7の他
端に連結される。
【0017】そして、エアシリンダ−11の往復動に伴
いリンク大7がY方向に往復動し、リンク小5、6はリ
ンク大の一軸7aを支点に開閉動作を行う。このリンク
小5、6の開閉動作によりスライド板3がX方向に沿っ
て往復移動する。また、シリンダ−の後部ロッド11b
にはネジ部が形成されている。このネジ部には、移動調
整手段としてのストッパ−16がシリンダロッド軸心
(Y方向)に沿って調節可能に装着されている。このス
トッパ−16は、エアシリンダ−ロッド11b前進時、
エアシリンダ−本体部に係止される。このため、ストッ
パ−16の装着位置を調整することにより、エアシリン
ダ−ロッド11aの前進位置が調整される。これによ
り、スライド板3が互いに離間する布作用位置が調整さ
れる。
いリンク大7がY方向に往復動し、リンク小5、6はリ
ンク大の一軸7aを支点に開閉動作を行う。このリンク
小5、6の開閉動作によりスライド板3がX方向に沿っ
て往復移動する。また、シリンダ−の後部ロッド11b
にはネジ部が形成されている。このネジ部には、移動調
整手段としてのストッパ−16がシリンダロッド軸心
(Y方向)に沿って調節可能に装着されている。このス
トッパ−16は、エアシリンダ−ロッド11b前進時、
エアシリンダ−本体部に係止される。このため、ストッ
パ−16の装着位置を調整することにより、エアシリン
ダ−ロッド11aの前進位置が調整される。これによ
り、スライド板3が互いに離間する布作用位置が調整さ
れる。
【0018】13はカバ−であり、組立てられたトグル
式リンク10を上方から押圧し、ミシン下板2に螺子止
めされる。また、カバ−13は、トグル式リンク10を
下板2に平行に(片当たりしない為に)押圧するため、
カバ−13と下板2との間にスペ−サ−12、12を配
している。なお、カバ−13の装着により、トルグ式リ
ンク10のリンク部材5、6、7の連結が外れるのを防
止している。
式リンク10を上方から押圧し、ミシン下板2に螺子止
めされる。また、カバ−13は、トグル式リンク10を
下板2に平行に(片当たりしない為に)押圧するため、
カバ−13と下板2との間にスペ−サ−12、12を配
している。なお、カバ−13の装着により、トルグ式リ
ンク10のリンク部材5、6、7の連結が外れるのを防
止している。
【0019】17、18は一対の左右上押えである。左
右上押え17、18は前記サイクルミシンの布送り装置
の押え台(図示省略)に取り付けられ、パタ−ンデ−タ
に基づき水平方向に移動されるとともに、ミシン下板2
と協働して布を挟持する押圧位置と、この押圧位置より
上方の待機位置とに図示せぬ駆動シリンダ等により上下
動される。 この左右上押え17、18は、後述するミ
シン3連式ペダルの踏み込み状態により発生する信号に
基づき上下動する。また、左右上押え17、18は後部
(ミシン本体側)に形成された長孔17a,18aによ
り、布送り装置の押え台に左右方向(X方向)に調節可
能に固定される。この左右上押え17、18は布押圧位
置において、図2に示すようにその内側端17a,18
aが、布把持位置にあるスライド板内側端3a,3aと
上下方向において略一致する。
右上押え17、18は前記サイクルミシンの布送り装置
の押え台(図示省略)に取り付けられ、パタ−ンデ−タ
に基づき水平方向に移動されるとともに、ミシン下板2
と協働して布を挟持する押圧位置と、この押圧位置より
上方の待機位置とに図示せぬ駆動シリンダ等により上下
動される。 この左右上押え17、18は、後述するミ
シン3連式ペダルの踏み込み状態により発生する信号に
基づき上下動する。また、左右上押え17、18は後部
(ミシン本体側)に形成された長孔17a,18aによ
り、布送り装置の押え台に左右方向(X方向)に調節可
能に固定される。この左右上押え17、18は布押圧位
置において、図2に示すようにその内側端17a,18
aが、布把持位置にあるスライド板内側端3a,3aと
上下方向において略一致する。
【0020】符合19は布位置決め手段である。この位
置決め手段19は布押え装置1の中心線H−Hに沿って
配置され、その先端に設けられた位置決め板22は初期
位置(図示実線)と布位置決め位置(図示一点鎖線)と
に移動可能である。そして、この布位置決め手段19
は、縫製物の布係合部Gをミシンパタ−ンデ−タ針落ち
点中心線(図4JーJ)に対して一致させることができ
る。
置決め手段19は布押え装置1の中心線H−Hに沿って
配置され、その先端に設けられた位置決め板22は初期
位置(図示実線)と布位置決め位置(図示一点鎖線)と
に移動可能である。そして、この布位置決め手段19
は、縫製物の布係合部Gをミシンパタ−ンデ−タ針落ち
点中心線(図4JーJ)に対して一致させることができ
る。
【0021】布位置決め手段19は、シリンダ−取り付
け板15上に固定されるツインロッドシリンダ−20
と、シリンダ−ロッド先端に固定されるLの字状の把持
板21、21と、これら把持板に把持されると共に針落
ち孔2bの中心線H−Hに沿って進退可能な位置決め板
22と、により構成される。そして、この把持板側面に
は長孔(図示省略)が形成されている。この長孔と位置
決め板の固定孔とを通されたボルト21aにより、位置
決め板22は把持板21、21に固定される。従って、
位置決め板22は把持板21、21に対してY方向突出
長さを調整可能である。
け板15上に固定されるツインロッドシリンダ−20
と、シリンダ−ロッド先端に固定されるLの字状の把持
板21、21と、これら把持板に把持されると共に針落
ち孔2bの中心線H−Hに沿って進退可能な位置決め板
22と、により構成される。そして、この把持板側面に
は長孔(図示省略)が形成されている。この長孔と位置
決め板の固定孔とを通されたボルト21aにより、位置
決め板22は把持板21、21に固定される。従って、
位置決め板22は把持板21、21に対してY方向突出
長さを調整可能である。
【0022】ツインロッドシリンダ−20前進に伴い、
位置決め板22は針落ち孔2b対向面に前進する。この
前進した位置決め板22に前記襟係合部D(図7)を差
し込むと共に、位置決め板先端22aと襟係合部端Da
とを係止すると、布係合部はミシンパタ−ンデ−タ針落
ち点中心線に対して一致するようにミシン下板上に載置
される。(ミシンパタ−ンデ−タ針落ち点中心線J−J
は布押え装置中心線H−Hと一致するように形成されて
いる。)すなわち、布位置決め手段19の位置決め板1
9は、ツインロッドシリンダ−20の駆動により前進ま
たは後退する。そして、位置決め板19は、初期位置
と、前進された布位置決め位置とに移動可能である。そ
して、位置決め板19が初期位置にある場合、初期位置
は前進位置より十分離間しているので、縫製作業の妨げ
に成らない。
位置決め板22は針落ち孔2b対向面に前進する。この
前進した位置決め板22に前記襟係合部D(図7)を差
し込むと共に、位置決め板先端22aと襟係合部端Da
とを係止すると、布係合部はミシンパタ−ンデ−タ針落
ち点中心線に対して一致するようにミシン下板上に載置
される。(ミシンパタ−ンデ−タ針落ち点中心線J−J
は布押え装置中心線H−Hと一致するように形成されて
いる。)すなわち、布位置決め手段19の位置決め板1
9は、ツインロッドシリンダ−20の駆動により前進ま
たは後退する。そして、位置決め板19は、初期位置
と、前進された布位置決め位置とに移動可能である。そ
して、位置決め板19が初期位置にある場合、初期位置
は前進位置より十分離間しているので、縫製作業の妨げ
に成らない。
【0023】図3は本第1実施形態のブロック図であ
る。図3に基づき本第1実施形態の制御部の構成につい
て説明する。この制御部は上記サイクルミシンと布押え
装置1とを制御するものである。外部記憶装置31には
予め縫目模様を形成する複数の針落ち位置デ−タ、すな
わちミシンパタ−ンデ−タが格納されている。この外部
記憶装置31としては、ROMやフロッピィディスク等
が用いられる。
る。図3に基づき本第1実施形態の制御部の構成につい
て説明する。この制御部は上記サイクルミシンと布押え
装置1とを制御するものである。外部記憶装置31には
予め縫目模様を形成する複数の針落ち位置デ−タ、すな
わちミシンパタ−ンデ−タが格納されている。この外部
記憶装置31としては、ROMやフロッピィディスク等
が用いられる。
【0024】中央演算処理装置CPU30は、上記外部
記憶装置31、演算手段32、が接続されている。CP
U30はI/Oポ−ト36を介して、布押え装置1の入
力信号である、スイッチ33、スイッチ34、スイッチ
35と接続されている。これらスイッチ33、34、3
5は、ミシンテ−ブル下部に設けられた3連式ペダル
甲、乙、丙(図示省略)を作業者が回動させることによ
り、ON,OFF信号を発生する。この時、ペダル甲が
スイッチ33に、ペダル乙がスイッチ34に、ペダル丙
がスイッチ35に接続されている。
記憶装置31、演算手段32、が接続されている。CP
U30はI/Oポ−ト36を介して、布押え装置1の入
力信号である、スイッチ33、スイッチ34、スイッチ
35と接続されている。これらスイッチ33、34、3
5は、ミシンテ−ブル下部に設けられた3連式ペダル
甲、乙、丙(図示省略)を作業者が回動させることによ
り、ON,OFF信号を発生する。この時、ペダル甲が
スイッチ33に、ペダル乙がスイッチ34に、ペダル丙
がスイッチ35に接続されている。
【0025】また、CPU30はI/Oポ−ト36を介
して、布押え装置1の制御機器である電磁弁37、電磁
弁38、電磁弁39と接続されている。この電磁弁37
は左上押え17を初期位置と押圧位置とに上下動させ、
電磁弁38は右上押え18を初期位置と押圧位置とに上
下動させる。電磁弁39はスライド板39、39を開閉
させるとともに、位置決め手段19の位置決め板22を
初期位置と布位置決め位置とに移動させる。
して、布押え装置1の制御機器である電磁弁37、電磁
弁38、電磁弁39と接続されている。この電磁弁37
は左上押え17を初期位置と押圧位置とに上下動させ、
電磁弁38は右上押え18を初期位置と押圧位置とに上
下動させる。電磁弁39はスライド板39、39を開閉
させるとともに、位置決め手段19の位置決め板22を
初期位置と布位置決め位置とに移動させる。
【0026】図4は上記外部記憶装置31に記憶されて
いる複数のミシンパタ−ンデ−タのジグザグ縫いの一例
である。周知のジグザグ縫いは複数の針落ち点K,Kを
有し、その幅をm,長さをl,ミシンパタ−ンデ−タ針
落ち点中心線をJ−Jとする。このミシンパタ−ンデ−
タ針落ち点中心線をJ−Jは布押え装置中心線H−Hと
一致するように形成されている。
いる複数のミシンパタ−ンデ−タのジグザグ縫いの一例
である。周知のジグザグ縫いは複数の針落ち点K,Kを
有し、その幅をm,長さをl,ミシンパタ−ンデ−タ針
落ち点中心線をJ−Jとする。このミシンパタ−ンデ−
タ針落ち点中心線をJ−Jは布押え装置中心線H−Hと
一致するように形成されている。
【0027】次に、本第1実施形態の動作について説明
する。縫製開始前初期状態では、位置決め板22は図1
の点線で示す布位置決め位置に位置し、一対のスライド
板(下押え)3、3はそれらが接近した布把持位置に位
置する。また、左右の上押え17、18はミシンベッド
より上方の待機位置に位置する。
する。縫製開始前初期状態では、位置決め板22は図1
の点線で示す布位置決め位置に位置し、一対のスライド
板(下押え)3、3はそれらが接近した布把持位置に位
置する。また、左右の上押え17、18はミシンベッド
より上方の待機位置に位置する。
【0028】最初に、裏地側Fを上面にすると共に襟外
側がミシン本体側に向くようにする。次に、襟係合部D
を位置決め位置に在る位置決め板22(図1鎖線で示
す)に差し込む。そして、襟係合部端Daが位置決め板
先端22aに係止されるようにジャケット襟部をセット
する。次に、作業者が3連式ペダルのペダル甲を所定量
踏み込むと、スイッチ33がオンする。そして、電磁弁
37が駆動され、左上押え17が下降して押圧位置に移
動する。
側がミシン本体側に向くようにする。次に、襟係合部D
を位置決め位置に在る位置決め板22(図1鎖線で示
す)に差し込む。そして、襟係合部端Daが位置決め板
先端22aに係止されるようにジャケット襟部をセット
する。次に、作業者が3連式ペダルのペダル甲を所定量
踏み込むと、スイッチ33がオンする。そして、電磁弁
37が駆動され、左上押え17が下降して押圧位置に移
動する。
【0029】次に、ペダル甲の踏み込みを解除した後、
ペダル甲を所定量踏み込むと、スイッチ33がオンし、
電磁弁38が駆動され、右上押え18が下降して押圧位
置に移動する。この時、布E,Fは左右上押え17、1
8とスライド板3、3に把持された、図2(a)の布が
把持された状態にある。次に、ペダル甲の踏み込みを解
除した後、ペダル甲を所定量踏み込むと、スイッチ33
がオンし、電磁弁39が駆動される。この電磁弁39の
駆動により、ツインロッドシリンダ20は後退し、位置
決め板22を初期位置に移動させる。また、この電磁弁
39の駆動により、エアシリンダ−11、11は後退
し、リンク小組5、6及び5、6は閉状態になる。この
ため、スライド板3、3が互いに離間する図示Xa,X
a方向に移動し、布作用位置に向かう。図2(b)は、
スライド板が布作用位置に移動した状態である。この
時、布係合部Gは下方に向けて左右対称に弓形に曲げら
れ、布端(布係合部)が所定量離された状態、すなわち
湾曲された状態になる。
ペダル甲を所定量踏み込むと、スイッチ33がオンし、
電磁弁38が駆動され、右上押え18が下降して押圧位
置に移動する。この時、布E,Fは左右上押え17、1
8とスライド板3、3に把持された、図2(a)の布が
把持された状態にある。次に、ペダル甲の踏み込みを解
除した後、ペダル甲を所定量踏み込むと、スイッチ33
がオンし、電磁弁39が駆動される。この電磁弁39の
駆動により、ツインロッドシリンダ20は後退し、位置
決め板22を初期位置に移動させる。また、この電磁弁
39の駆動により、エアシリンダ−11、11は後退
し、リンク小組5、6及び5、6は閉状態になる。この
ため、スライド板3、3が互いに離間する図示Xa,X
a方向に移動し、布作用位置に向かう。図2(b)は、
スライド板が布作用位置に移動した状態である。この
時、布係合部Gは下方に向けて左右対称に弓形に曲げら
れ、布端(布係合部)が所定量離された状態、すなわち
湾曲された状態になる。
【0030】次に、作業者が3連式ペダル丙を所定量踏
み込むと、スイッチ35がオンすると、外部記憶装置3
1から針落ち位置デ−タを読み込む。この針落ち位置デ
−タとミシン布送り装置により、一針毎に布は所定位置
に移動されて縫製が実行される。そして、この針落ち位
置デ−タは、作業者により、縫製開始前に複数のジグザ
グ縫いパタ−ンから、その幅mや長さlを考慮して選択
される。ジグザグ縫い幅mは、図2(b)に示すように
布係合部Gが湾曲された状態で縫目を形成する際、針が
裏地Fだけを貫通し、表地に縫い糸が表れない位置K,
Kに設定する。この時、下糸と上糸の結節は図示K1,
K1位置で行われる。また、ジグザグ縫い長さlは、布
係合部G長さより所定量短く設定する。
み込むと、スイッチ35がオンすると、外部記憶装置3
1から針落ち位置デ−タを読み込む。この針落ち位置デ
−タとミシン布送り装置により、一針毎に布は所定位置
に移動されて縫製が実行される。そして、この針落ち位
置デ−タは、作業者により、縫製開始前に複数のジグザ
グ縫いパタ−ンから、その幅mや長さlを考慮して選択
される。ジグザグ縫い幅mは、図2(b)に示すように
布係合部Gが湾曲された状態で縫目を形成する際、針が
裏地Fだけを貫通し、表地に縫い糸が表れない位置K,
Kに設定する。この時、下糸と上糸の結節は図示K1,
K1位置で行われる。また、ジグザグ縫い長さlは、布
係合部G長さより所定量短く設定する。
【0031】次に、所定のジグザグ縫いが形成された
後、作業者が3連式ペダル乙を所定量踏み込むと、スイ
ッチ34がオンし、電磁弁37及び電磁弁38の駆動状
態が解除され初期状態に戻り、左右上押え17、18が
上昇して待機位置に移動する。さらに、ペダル乙の踏み
込みを解除した後、ペダル乙を再度所定量踏み込むとス
イッチ34がオンし、電磁弁39の駆動状態が解除され
初期状態にもどり、スライド板3、3は互いに接近した
布把持位置に移動する。この際、位置決め板22は前進
し、位置決め位置に移動する。この位置決め板22の移
動に伴い、布は自動的に作業者側に搬送され、作業者の
生地交換作業を速やかに行うことができる。なお、布に
形成されたジグザグ縫いは所定の縫目強さを有している
ので、位置決め板22の移動に伴い、形成された縫目に
悪影響を及ぼすことは無い。
後、作業者が3連式ペダル乙を所定量踏み込むと、スイ
ッチ34がオンし、電磁弁37及び電磁弁38の駆動状
態が解除され初期状態に戻り、左右上押え17、18が
上昇して待機位置に移動する。さらに、ペダル乙の踏み
込みを解除した後、ペダル乙を再度所定量踏み込むとス
イッチ34がオンし、電磁弁39の駆動状態が解除され
初期状態にもどり、スライド板3、3は互いに接近した
布把持位置に移動する。この際、位置決め板22は前進
し、位置決め位置に移動する。この位置決め板22の移
動に伴い、布は自動的に作業者側に搬送され、作業者の
生地交換作業を速やかに行うことができる。なお、布に
形成されたジグザグ縫いは所定の縫目強さを有している
ので、位置決め板22の移動に伴い、形成された縫目に
悪影響を及ぼすことは無い。
【0032】さらに、縫製作業が終了し、左右上押え1
7、18とスライド板3、3との把持が解除されると、
布は図2(a)の湾曲が解除された状態になる。この
際、形成されたジグザグ縫いは、縫い糸は表地側Eに表
れることが無く、且つ布係合部Gが、ずれたり、開いた
りして裏地が見えない、止め縫いが形成される。以上本
第1実施形態の構成によるミシンの布押え装置は、布を
左右布上押え17、18とスライド板3、3で挟持した
後、スライド板3、3を互い離間させるXa方向に移動
させる。そして、縫い合わせる布係合部Gを湾曲させた
状態で、この湾曲させた布係合部で縫目を形成する。こ
のため、縫製後布の湾曲を解除させると、縫製後の縫い
糸は表生地側に露出することがなく、高品質な止め縫い
が自動的に形成される。
7、18とスライド板3、3との把持が解除されると、
布は図2(a)の湾曲が解除された状態になる。この
際、形成されたジグザグ縫いは、縫い糸は表地側Eに表
れることが無く、且つ布係合部Gが、ずれたり、開いた
りして裏地が見えない、止め縫いが形成される。以上本
第1実施形態の構成によるミシンの布押え装置は、布を
左右布上押え17、18とスライド板3、3で挟持した
後、スライド板3、3を互い離間させるXa方向に移動
させる。そして、縫い合わせる布係合部Gを湾曲させた
状態で、この湾曲させた布係合部で縫目を形成する。こ
のため、縫製後布の湾曲を解除させると、縫製後の縫い
糸は表生地側に露出することがなく、高品質な止め縫い
が自動的に形成される。
【0033】また、布押え移動手段の駆動シリンダ−1
1、11とスライド板3、3は、トグル式リンク10で
連結されている。このため、スライド板3、3を移動さ
せるのに、小さいシリンダ−代用することができるの
で、布押え装置1が小型化される。また、シリンダ−1
1、11、トグル式リンク10、10スライド板3、
3、は、ミシン本体に着脱可能で且つミシンパタ−ンデ
−タに基づき移動されるミシン下板(2)に配設した。
このため、作業領域が十分確保されるので作業性が良
い。
1、11とスライド板3、3は、トグル式リンク10で
連結されている。このため、スライド板3、3を移動さ
せるのに、小さいシリンダ−代用することができるの
で、布押え装置1が小型化される。また、シリンダ−1
1、11、トグル式リンク10、10スライド板3、
3、は、ミシン本体に着脱可能で且つミシンパタ−ンデ
−タに基づき移動されるミシン下板(2)に配設した。
このため、作業領域が十分確保されるので作業性が良
い。
【0034】また、シリンダ−11、11を縫製作業領
域より離間した位置に配設した。すなわち、ミシン下板
後側に載置・固定されたシリンダ−取り付け板15に配
置した。このため、作業者がこの布押え装置1に布を着
脱する際に、速やかに作業を行うことができる。また、
シリンダ−11は、その前進位置を調節可能なストッパ
−16を備えている。このため、選択された所定の縫目
に基づき、ストッパ−16を調整し、布係合部湾曲量が
調整されるので、最適な縫目が布に形成される。
域より離間した位置に配設した。すなわち、ミシン下板
後側に載置・固定されたシリンダ−取り付け板15に配
置した。このため、作業者がこの布押え装置1に布を着
脱する際に、速やかに作業を行うことができる。また、
シリンダ−11は、その前進位置を調節可能なストッパ
−16を備えている。このため、選択された所定の縫目
に基づき、ストッパ−16を調整し、布係合部湾曲量が
調整されるので、最適な縫目が布に形成される。
【0035】また、布係合部Gをミシンパタ−ンデ−タ
中心線に対して一致させる布位置決め手段19を備えて
いる。従って、この布位置決め手段により布は正確に位
置決めされるので、縫製後の複数の布間で、縫目形成位
置のバラツキが殆ど無く、高品質で生産性の高い、ミシ
ンの布押え装置が提供される。次に、本発明の第2の実
施形態について、図5に基づき説明する。
中心線に対して一致させる布位置決め手段19を備えて
いる。従って、この布位置決め手段により布は正確に位
置決めされるので、縫製後の複数の布間で、縫目形成位
置のバラツキが殆ど無く、高品質で生産性の高い、ミシ
ンの布押え装置が提供される。次に、本発明の第2の実
施形態について、図5に基づき説明する。
【0036】この布押え装置45は、装置中心線H−H
に沿って左右対称である。このため、右側組立斜視図の
み記載し、左側は省略する。また、第1実施形態と同様
に中心線H−Hに沿って布位置決め手段19を有するが
省略する。この布押え装置45の下部には、Tの字形状
のミシン下板44が設けられている。このミシン下板4
4は、ミシン本体着脱側(後側)に長穴44a,44a
が設けられている。ミシン下板44は、サイクルミシン
のX−Y駆動モ−タ連結部(ミシンの布送り装置)に、
長孔44a,44aを介して図示しない螺子により固定
される。
に沿って左右対称である。このため、右側組立斜視図の
み記載し、左側は省略する。また、第1実施形態と同様
に中心線H−Hに沿って布位置決め手段19を有するが
省略する。この布押え装置45の下部には、Tの字形状
のミシン下板44が設けられている。このミシン下板4
4は、ミシン本体着脱側(後側)に長穴44a,44a
が設けられている。ミシン下板44は、サイクルミシン
のX−Y駆動モ−タ連結部(ミシンの布送り装置)に、
長孔44a,44aを介して図示しない螺子により固定
される。
【0037】ミシン下板44は、その前側(作業者が位
置する側)に長方形状の針落ち孔44bが設けられてい
る。この針落ち孔44bの中心線H−Hの左右側には、
スライド板(下押え)46、46が設けられている。こ
のスライド板46は、ミシン本体側に突起部46aを備
える。また、スライド板46は、縫製作業領域に近接し
た作業者側ミシン下板に固定されたツインロッドシリン
ダ40の先端に固定される。そして、ツインロッドシリ
ンダ40の往復動にともない、スライド板46も、ミシ
ン下板上を往復動する。
置する側)に長方形状の針落ち孔44bが設けられてい
る。この針落ち孔44bの中心線H−Hの左右側には、
スライド板(下押え)46、46が設けられている。こ
のスライド板46は、ミシン本体側に突起部46aを備
える。また、スライド板46は、縫製作業領域に近接し
た作業者側ミシン下板に固定されたツインロッドシリン
ダ40の先端に固定される。そして、ツインロッドシリ
ンダ40の往復動にともない、スライド板46も、ミシ
ン下板上を往復動する。
【0038】符合43は調整手段であり、上下方向に長
孔が形成された係止部材42と、ねじ41により構成さ
れる。この調整手段43はスライド板突起部46aの移
動軌跡上に進退可能なミシン下板44上に固定される。
そして、スライド板46,46が離間した位置で、スラ
イド板46は係止部材42に係止され、その停止位置が
規定される。
孔が形成された係止部材42と、ねじ41により構成さ
れる。この調整手段43はスライド板突起部46aの移
動軌跡上に進退可能なミシン下板44上に固定される。
そして、スライド板46,46が離間した位置で、スラ
イド板46は係止部材42に係止され、その停止位置が
規定される。
【0039】また、第1実施形態と同様にスライド板
(下押え)46、46が最も接近している位置を布把持
位置とし、この布把持位置より離間している位置を布作
用位置とする。第2実施形態は、図2に示す第1実施形
態と同様な制御部を用いて、同様な動作、効果を奏す
る。即ち、本第2実施形態の構成によるミシンの布押え
装置は、布を左右布上押え17、18とスライド板4
6、46で挟持した後、スライド板46、46を互い離
間させるXa方向に移動させる。そして、縫い合わせる
布係合部Gを湾曲させた状態で、この湾曲させた布係合
部で縫目を形成する。このため、縫製後布の湾曲を解除
させると、縫製後の縫い糸は表生地側に露出することが
なく、高品質な止め縫いが自動的に形成される。
(下押え)46、46が最も接近している位置を布把持
位置とし、この布把持位置より離間している位置を布作
用位置とする。第2実施形態は、図2に示す第1実施形
態と同様な制御部を用いて、同様な動作、効果を奏す
る。即ち、本第2実施形態の構成によるミシンの布押え
装置は、布を左右布上押え17、18とスライド板4
6、46で挟持した後、スライド板46、46を互い離
間させるXa方向に移動させる。そして、縫い合わせる
布係合部Gを湾曲させた状態で、この湾曲させた布係合
部で縫目を形成する。このため、縫製後布の湾曲を解除
させると、縫製後の縫い糸は表生地側に露出することが
なく、高品質な止め縫いが自動的に形成される。
【0040】また、本第2実施形態は、簡単な構成で確
実に布係合部を湾曲させて止め縫いを自動的に形成する
ことができる。本発明は上記実施形態に限定されること
なく種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、
図2に示すように、左右上押え17、18とスライド板
3、3に挟持された布を、スライド板3、3を互いに離
間するXa,Xa方向に移動させて、布係合部Gを湾曲
させた。これに代えて、例えば、左右上押え17、18
を図2に示す互いに接近するXb,Xb方向に移動させ
て布を湾曲させることも容易に考えれられる。この際、
布押え移動手段を左右上押え17、18に取り付ける。
実に布係合部を湾曲させて止め縫いを自動的に形成する
ことができる。本発明は上記実施形態に限定されること
なく種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、
図2に示すように、左右上押え17、18とスライド板
3、3に挟持された布を、スライド板3、3を互いに離
間するXa,Xa方向に移動させて、布係合部Gを湾曲
させた。これに代えて、例えば、左右上押え17、18
を図2に示す互いに接近するXb,Xb方向に移動させ
て布を湾曲させることも容易に考えれられる。この際、
布押え移動手段を左右上押え17、18に取り付ける。
【0041】また、左右上押え17、18をXb方向
に、スライド板3、3をXa方向に共に移動させて布を
湾曲させることも容易に考えられる。また、上記実施形
態では、裏地側Fが上面になるようにして、ミシン下板
上に載置された布を、垂直下方に向けて布係合部を湾曲
させて止め縫いを行った。これに代えて、表地側Eを上
面にして、ミシン下板上に載置するとともに、布を上押
えと下押えで挟持した後、下押えを水平方向に互いに接
近するように移動させ、布係合部をを垂直上方に向けて
湾曲させて所定の止め縫いを行うことも容易に考えられ
る。
に、スライド板3、3をXa方向に共に移動させて布を
湾曲させることも容易に考えられる。また、上記実施形
態では、裏地側Fが上面になるようにして、ミシン下板
上に載置された布を、垂直下方に向けて布係合部を湾曲
させて止め縫いを行った。これに代えて、表地側Eを上
面にして、ミシン下板上に載置するとともに、布を上押
えと下押えで挟持した後、下押えを水平方向に互いに接
近するように移動させ、布係合部をを垂直上方に向けて
湾曲させて所定の止め縫いを行うことも容易に考えられ
る。
【0042】また、第1、第2実施形態では、3連式ペ
タルの各々を回動させて、布押え装置1及びサイクルミ
シンを作動させたが、これに代えて、一個のペダルのみ
で一連の動作を行なわせることも容易に考えられる。ま
た、第1、第2実施形態において、布位置決め手段は、
形成されるミシンパタ−ンデ−タ中心線J−Jに一致す
るとともに、針落ち孔上に進退可能な位置決め板22に
より構成されていた。これに代えて、例えば、ミシンパ
タ−ンデ−タの始点と終点Ja,Ja(図4図示)をミ
シン本体側より照射するスポットライトにより構成し、
この照射されたスポットライトにより、布係合部を位置
決めすることも容易に考えられる。また、選択されたパ
タ−ンデ−タに基づき、上記スポットライト照射位置を
自動的に変更することも容易に考えられる。
タルの各々を回動させて、布押え装置1及びサイクルミ
シンを作動させたが、これに代えて、一個のペダルのみ
で一連の動作を行なわせることも容易に考えられる。ま
た、第1、第2実施形態において、布位置決め手段は、
形成されるミシンパタ−ンデ−タ中心線J−Jに一致す
るとともに、針落ち孔上に進退可能な位置決め板22に
より構成されていた。これに代えて、例えば、ミシンパ
タ−ンデ−タの始点と終点Ja,Ja(図4図示)をミ
シン本体側より照射するスポットライトにより構成し、
この照射されたスポットライトにより、布係合部を位置
決めすることも容易に考えられる。また、選択されたパ
タ−ンデ−タに基づき、上記スポットライト照射位置を
自動的に変更することも容易に考えられる。
【0043】また、選択されたミシンパタ−ンデ−タ、
特にその幅mに基づき、スライド板3、3の移動量を変
更し、適正な布湾曲状態を得ることも容易に考えられ
る。また、第1、第2実施形態では、左右一対の上押え
17、18で構成されているが、これに代えて、一体の
上押えにすることも容易に考えられる。
特にその幅mに基づき、スライド板3、3の移動量を変
更し、適正な布湾曲状態を得ることも容易に考えられ
る。また、第1、第2実施形態では、左右一対の上押え
17、18で構成されているが、これに代えて、一体の
上押えにすることも容易に考えられる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のミシンの
布押え装置によれば、縫い合わせる布係合部(G)を湾
曲させた状態で縫製を行うので、縫製後の縫い糸は表生
地側に露出することがない。このため、高品質な止め縫
いを自動化することができる。請求項2に記載のミシン
の布押え装置によれば、前記布押え移動手段の駆動部
(11)と前記布押えは、トグル式リンク(10)で連
結されている。このため請求項1の効果に加えて、布押
えを移動させるのに、小さい出力機器でで布押えを移動
させることができるので、布押え装置が小型化される。
布押え装置によれば、縫い合わせる布係合部(G)を湾
曲させた状態で縫製を行うので、縫製後の縫い糸は表生
地側に露出することがない。このため、高品質な止め縫
いを自動化することができる。請求項2に記載のミシン
の布押え装置によれば、前記布押え移動手段の駆動部
(11)と前記布押えは、トグル式リンク(10)で連
結されている。このため請求項1の効果に加えて、布押
えを移動させるのに、小さい出力機器でで布押えを移動
させることができるので、布押え装置が小型化される。
【0045】請求項3に記載のミシンの布押え装置によ
れば、前記布押え移動手段は、ミシン本体に着脱可能で
且つミシンパタ−ンデ−タに基づき移動されるミシン下
板(2)に配設した。このため、請求項1、2の効果に
加えて、作業領域が十分確保されるので作業性が良い。
請求項4に記載の布押え装置によれば、前記布押え移動
手段の駆動部(11)は、縫製作業領域より離間した位
置に配設した。このため、請求項1、2、3の効果に加
えて、作業者がこの布押え装置に布を着脱する作業をよ
り正確且つ短時間に行うことができる。
れば、前記布押え移動手段は、ミシン本体に着脱可能で
且つミシンパタ−ンデ−タに基づき移動されるミシン下
板(2)に配設した。このため、請求項1、2の効果に
加えて、作業領域が十分確保されるので作業性が良い。
請求項4に記載の布押え装置によれば、前記布押え移動
手段の駆動部(11)は、縫製作業領域より離間した位
置に配設した。このため、請求項1、2、3の効果に加
えて、作業者がこの布押え装置に布を着脱する作業をよ
り正確且つ短時間に行うことができる。
【0046】請求項5に記載のミシンの布押え装置よれ
ば、前記布押え移動手段は前記布押えの水平方向移動量
を調整可能な移動調整手段(16)を備えている。この
ため、請求項1、2の効果に加えて、選択された所定の
縫目や材質に基づき、布押えの水平方向移動量を調整
し、布係合部湾曲量が調整されるので、最適な縫目が布
に形成される。
ば、前記布押え移動手段は前記布押えの水平方向移動量
を調整可能な移動調整手段(16)を備えている。この
ため、請求項1、2の効果に加えて、選択された所定の
縫目や材質に基づき、布押えの水平方向移動量を調整
し、布係合部湾曲量が調整されるので、最適な縫目が布
に形成される。
【0047】請求項6に記載のミシンの布押え装置によ
れば、布係合部(G)をミシンパタ−ンデ−タ中心線に
対して一致させる布位置決め手段(19)を備えてい
る。従って、この布位置決め手段により布は正確に位置
決めされるので、縫製後の複数の布間で、縫目形成位置
のバラツキが殆ど無く、高品質で生産性の高い、ミシン
の布押え装置が提供される。
れば、布係合部(G)をミシンパタ−ンデ−タ中心線に
対して一致させる布位置決め手段(19)を備えてい
る。従って、この布位置決め手段により布は正確に位置
決めされるので、縫製後の複数の布間で、縫目形成位置
のバラツキが殆ど無く、高品質で生産性の高い、ミシン
の布押え装置が提供される。
【図1】本発明を適用した一例としての第1実施形態の
斜視図
斜視図
【図2】上下押えの動作により布の作用を説明する断面
図
図
【図3】第1実施形態のブロック図
【図4】ミシンパタ−ンデ−タのジグザグ縫いの一例
【図5】本発明を適用した一例としての第2実施形態の
斜視図
斜視図
【図6】紳士服の外観
【図7】図6襟部拡大図
【図8】図6Z−Z断面図
17・・・・・左上押え(上押え) 18・・・・・右上押え(上押え) 3・・・・・・スライド板(下押え) 46・・・・・スライド板(下押え) E・・・・・・表地(布) F・・・・・・裏地(布) 1・・・・・・布押え装置 10・・・・・トグル式リンク(布押え移動手段) 11・・・・・エアシリンダ−(布押え移動手段) 40・・・・・ツインロッドシリンダ−(布押え移動手
段) G・・・・・・布係合部 2・・・・・・ミシン下板 44・・・・・ミシン下板 16・・・・・ストッパ−(移動量調整手段) 43・・・・・調整手段(移動量調整手段) 19・・・・・位置決め手段
段) G・・・・・・布係合部 2・・・・・・ミシン下板 44・・・・・ミシン下板 16・・・・・ストッパ−(移動量調整手段) 43・・・・・調整手段(移動量調整手段) 19・・・・・位置決め手段
Claims (6)
- 【請求項1】上押え(17、18)と下押え(3、3)
との間に布(E,F)を挟み保持するとともに、縫針に
対して布を移動させて所定の縫目を形成するミシンの布
押え装置(1、45)において、 前記上押えと下押えの少なくとも一方を水平方向に移動
させる布押え移動手段(10、11、40)と、を備
え、 布を前記上押えと下押えで挟持した後、前記布押え移動
手段により前記上押えと下押えの少なくとも一方を水平
方向に移動させることにより、縫い合わせる布係合部
(G)を湾曲させることを特徴とするミシンの布押え装
置。 - 【請求項2】請求項1記載のミシンの布押え装置におい
て、 前記布押え移動手段の駆動部(11)と前記布押えは、
トグル式リンク(10)で連結されていることを特徴と
するミシンの布押え装置。 - 【請求項3】請求項1及び2記載のミシンの布押え装置
において、 前記布押え移動手段は、ミシン本体に着脱可能で且つミ
シンパタ−ンデ−タに基づき移動されるミシン下板
(2、44)に配設されることを特徴とするミシンの布
押え装置。 - 【請求項4】請求項2及び3記載のミシンの布押え装置
において、 前記布押え移動手段の駆動部(11)は、縫製作業領域
より離間した位置に配設されていることを特徴とするミ
シンの布押え装置。 - 【請求項5】請求項1及び2記載のミシンの布押え装置
において、 前記布押え移動手段は前記布押えの水平方向移動量を調
整可能な移動調整手段(16、43)を備えていること
を特徴とするミシンの布押え装置。 - 【請求項6】請求項1記載のミシンの布押え装置におい
て、 布係合部(G)をミシンパタ−ンデ−タ中心線に対して
一致させる布位置決め手段(19)を備えていることを
特徴とするミシンの布押え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10213378A JP2000042272A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | ミシンの布押え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10213378A JP2000042272A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | ミシンの布押え装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000042272A true JP2000042272A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16638212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10213378A Pending JP2000042272A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | ミシンの布押え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000042272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108149400A (zh) * | 2018-03-21 | 2018-06-12 | 吴江市佳格精密机械有限公司 | 平头锁眼缝纫机用布料定位结构 |
-
1998
- 1998-07-29 JP JP10213378A patent/JP2000042272A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108149400A (zh) * | 2018-03-21 | 2018-06-12 | 吴江市佳格精密机械有限公司 | 平头锁眼缝纫机用布料定位结构 |
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