JP2000040673A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000040673A
JP2000040673A JP10209608A JP20960898A JP2000040673A JP 2000040673 A JP2000040673 A JP 2000040673A JP 10209608 A JP10209608 A JP 10209608A JP 20960898 A JP20960898 A JP 20960898A JP 2000040673 A JP2000040673 A JP 2000040673A
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film
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tungsten
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Yoshiaki Toyoshima
義明 豊島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続特性が安定で、高い耐熱性を有する微細な
コンタクトホールの接続構造を提供し、高誘電体膜を備
えたスタック型DRAMの工程等に適用する。 【解決手段】シリコンと接続するコンタクトホールにW
を充填し、シリコンとの接続面との間にバリアメタルと
して化学量論的に安定なWN膜を形成すること、及び、
WN膜とシリコンとの間に、バリアメタルとしてWSi
2 膜、又はTiSi2 膜をさらに形成することにより、
金属充填材のWとバリアメタルWNとに共通に含まれる
Wにより、金属充填材からのWの拡散が阻止され、また
バリアメタルWSi2 又はTiSi2 にシリコンが含ま
れることにより、金属充填材Wへのシリコンの拡散が阻
止されるため、800℃の高温熱処理に耐える高信頼性
の接続構造を得ることができ、これを用いて高誘電体膜
を備え、結晶化の高温熱処理が可能なスタック型DRA
Mの製造工程に適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置とその
製造方法に係り、特に、256メガビットダイナミック
RAMに代表される最小加工寸法0.25μm以下の超
大規模半導体集積回路における、耐熱性に優れかつ信頼
性の高いコンタクトホール内部を充填する金属接続構造
と、その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体基板上の絶縁膜に設けたコ
ンタクトホールに金属材料を埋め込み、半導体基板上の
導電層と配線との間に接続構造を形成する半導体装置の
製造工程において、特に高温の熱処理が含まれる場合、
前記埋め込み金属材料と前記導電層との間に局部的な合
金反応を生じ、半導体装置の短絡不良を生じることが知
られている。
【0003】一方、半導体集積回路の微細加工技術は、
1997年に最小加工寸法0.2μmの256メガビッ
トダイナミックRAMが実現し、さらに微細化が追及さ
れつつある現状である。しかし、微細化技術の進展に伴
い、半導体集積回路の構成要素について加工技術上の多
くの問題点を生じ、これを解決するため種々の個別対策
や新技術の導入が図られている。
【0004】本発明の目的とする微細なコンタクトホー
ルを充填する金属接続構造の形成技術についても、製造
工程の安定性や再現性、半導体装置としての実用上の信
頼性確保の問題等が顕在化している。次に図6、図7を
用いて、従来の半導体装置のコンタクトホールにおける
接続構造形成上の問題点について説明する。
【0005】図6(a)に示すように、例えば、P型の
シリコン基板1において、素子領域を互いに絶縁分離す
るトレンチを半導体基板に形成し、SiO2 等の絶縁膜
を埋め込み平坦化加工することにより素子分離領域3を
形成する。前記素子領域の表面に形成されるN型導電層
2は、例えば、Nチャネル型MOSトランジスタのソー
ス・ドレイン領域や、基板バイアス用のNウエル等とし
て用いられる。
【0006】さらに、シリコン基板上の絶縁膜4にコン
タクトホール5を開口し、引き続き図6(b)に示すよ
うに薄いバリアメタル層17を堆積した後、コンタクト
ホールを完全に埋め込むように厚い金属充填材7を堆積
する。バリアメタル層17の材料としては、従来、Ti
N又はTiWが使用されてきた。
【0007】次に図7(c)に示すように、絶縁膜4の
上に堆積した過剰の金属充填材7を除去し、コンタクト
ホール5の内部に金属充填材7を残留させる。引き続き
図7(d)に示すように、金属充填材7が満たされたコ
ンタクトホールの上に金属配線10をパターン形成し、
この金属配線10と自己整合的にバリアメタル層17を
エッチング除去することにより、コンタクトホール5の
内部にN型導電層2と金属配線10との接続構造が形成
される。しかし、従来の接続構造には、次のような製造
工程上の制約や使用上の問題点が含まれている。
【0008】すなわち、製造工程上の制約として、従来
バリアメタル層として一般に使用されてきたTiN、又
はTiW等の合金層は、耐熱温度が600℃程度にとど
まり、例えば、タングステン(W)のような耐熱性の高
い金属充填材7を用いても、600℃以上の熱処理を加
えれば、前記金属充填材7とN型導電層3との間で反応
を生じ、N型導電層3とバリアメタル層17との間の電
気的接続特性が劣化する。
【0009】N型導電層3はP型シリコン基板、又はP
ウエル上に形成され、シリコン基板との間はPN接合に
より分離される。前記接続構造が形成された後600℃
以上の熱処理が加わり、金属充填材7とN型導電層3と
の間で局部的な反応が生起すれば、金属性のスパイク状
反応生成物が前記PN接合面に到達し、PN接合の分離
特性を低下させ、半導体装置の短絡不良を生じる原因と
なる。
【0010】また、使用上の問題点として、使用状態で
半導体装置の金属配線に流れる電流密度の値には、エレ
クトロマイグレーションによる上限値が存在することが
知られている。すなわち、一般に金属を流れる電流密度
が一定値を越えれば、電流に起因した金属原子の移動
(マイグレーション)を生じ、電気抵抗の増加や断線不
良が発生する。
【0011】このような問題は、特に異種材料の接続面
で顕著に生じることから、前記エレクトロマイグレーシ
ョンの問題は、異種の材料が互いに接続され、かつ、電
流集中を生じ易いコンタクトホール5の接続構造で発生
することが多い。
【0012】従来、エレクトロマイグレーションを回避
するため、例えばバリアメタル層17としてTiN膜、
金属充填材7としてWを用いる場合、使用状態において
コンタクトホール5を流れる平均電流密度を1mA/μ
2 以下に制限しなければ、半導体装置の信頼性が確保
されないという問題があった。
【0013】先にのべたように、これらの問題の一因
は、バリアメタル層17と金属充填材7とが、異種の金
属及びその合金層で構成されることにある。すなわち、
異種の金属原子の間では、それぞれの構成元素に関し、
接続界面において大きな原子密度勾配を生じることにな
り、特に高温側において、前記接続界面に生じる構成元
素の相互拡散を回避することができない。前記エレクト
ロマイグレーションもまた拡散現象と密接に関連するた
め、比較的低温において上記電気的接続特性の劣化や半
導体装置の信頼性の低下を生じることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の微細なコンタクトホールを充填する金属接続構造の形
成工程では、バリアメタル層とコンタクトホールを埋め
込む金属充填材とが異種の金属及びその合金層で構成さ
れるため、比較的低温において上記電気的接続特性の劣
化や半導体装置の信頼性の低下を生じるという問題があ
った。
【0015】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、コンタクトホールを充填する金属接続構造の
形成後の高温熱処理に対して、電気的に安定な接続特性
を示し、かつ、使用状態において高い信頼性を示す接続
構造を用いた半導体装置とその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置とそ
の製造方法は、半導体基板上の導電層と金属配線とを接
続するための、金属充填材が埋め込まれたコンタクトホ
ールにおいて、金属充填材と導電層との間に、金属充填
材と同種金属の窒化物層からなるバリアメタル層を配置
することを特徴とする。また、前記バリアメタル層と導
電層との間に、導電層の構成材料であるシリコンを含む
シリサイド(金属珪化物)層からなるバリアメタル層
を、さらに配置することを特徴とする。
【0017】具体的には本発明の半導体装置は、半導体
基板上に形成された導電層と、半導体基板表面を覆う絶
縁膜と、この絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、
コンタクトホールを充填する金属充填材と、この金属充
填材を介して前記導電層に接続される絶縁膜上の配線と
を具備し、少なくとも前記金属充填材と導電層との間
に、金属充填材に含まれる金属と同種の金属を含む金属
窒化物層を備えることを特徴とする。
【0018】好ましくは前記金属充填材は、タングステ
ン、又はその合金、すなわちタングステン−銅、タング
ステン−チタン、タングステン−ニオブ等のタングステ
ンを主体とする合金であることを特徴とする。
【0019】また、好ましくは前記金属窒化物層は、金
属充填材に隣接して金属充填材と導電層との間に形成さ
れ、さらに、金属珪化物層が導電層に隣接して前記金属
窒化物層と導電層との間に形成されることを特徴とす
る。
【0020】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上に導電層を形成し、前記半導体基板上に絶縁膜を
さらに形成し、この絶縁膜に前記導電層に達するコンタ
クトホールを形成する工程と、コンタクトホールの少な
くとも底面に金属窒化物層を形成する工程と、この金属
窒化物層に含まれる金属と同種の金属を含む金属充填材
を前記金属窒化物層上に堆積し、コンタクトホールを充
填する工程と、絶縁層の上部表面に堆積した過剰の前記
金属充填材を除去する工程とを含むことを特徴とする。
【0021】好ましくは本発明の半導体装置の製造方法
は、コンタクトホールを形成する工程の後、前記導電層
の表面に金属珪化物層を形成する工程が含まれることを
特徴とする。
【0022】また好ましくは本発明の半導体装置の製造
方法は、前記コンタクトホール底面に金属窒化物層を形
成した後、熱処理を行うことにより前記導電層の表面
に、金属珪化物層を形成することを特徴とする。
【0023】また好ましくは前記金属窒化物層の原子組
成比は、金属6に対して窒素が4以下の割合であること
を特徴とする。また好ましくは金属窒化物層を形成する
金属と同種の金属を含む金属充填材は、タングステン、
又はその合金、すなわちタングステン−銅、タングステ
ン−チタン、タングステン−ニオブ等のタングステンを
主体とする合金であることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態の半導体装置とその製造方法を示す断面図であ
る。P型シリコン基板(又はシリコン基板上に形成され
たPウエル)1に対して、シリコンのRIE(Reactive
Ion Etching)を用いて素子領域を分離するトレンチを形
成する。続いて前記トレンチを埋め込むようにCVD(C
hemical Vapor Deposition) 法によるSiO2 膜3を堆
積し、通常のCMP(Chemical Mechanical Polishing)
法を用いて表面を平坦化することにより、素子分離領域
3を形成する。
【0025】次に、シリコン基板1の素子領域に、MO
Sトランジスタ等の素子が形成される。図1には、こう
して形成される素子において、特に基板にAs等のドナ
ー不純物をイオン注入することで得られたN型導電層2
が示されており、このN型導電層2はNチャネル型MO
Sトランジスタのソース・ドレイン領域や基板バイアス
用のNウエル等として用いられる。
【0026】次に、再びCVD法を用いてSiO2 から
なる絶縁膜4を堆積し、SiO2 膜に対するRIE条件
を用いて、選択的に前記絶縁膜4を異方性エッチングす
ることにより、前記N型導電層2に達するコンタクトホ
ール5を形成する。
【0027】次に、スパッタ法を用いて、コンタクトホ
ール5の内面を含む前記工程後の半導体基板全面に、厚
さ40nmのタングステン窒化膜(WN膜)からなる金
属窒化物層6をバリアメタル層として形成する。
【0028】WN膜のスパッタは、ターゲットとしてW
を用い、圧力1.5mTorrの窒素とアルゴンの混合
ガス雰囲気中で基板温度200℃の条件で行った。前記
スパッタ条件の詳細は、SIMS(Secondary Ion Mass
Spectroscopy) の分析結果と対比してWN膜のWとNの
原子組成比が化学量論的に安定な1:1となるように定
めた。
【0029】引き続きスパッタ条件を基板温度200
℃、圧力2mTorrのアルゴンガス雰囲気とし、コン
タクトホール5が充填される膜厚で、Wからなる金属充
填材7を堆積し、図1に示す断面構造を形成した。その
後図7(c)、図7(d)の説明と同様にして、コンタ
クトホール5に埋め込まれた金属充填剤7の平坦化、及
びN型導電層2に接続される金属配線10パターン形成
を行った。
【0030】第1の実施の形態において、WN膜からな
る金属窒化物層6とWからなる金属充填材7とで形成さ
れたコンタクトホールの接続構造の耐熱性を確認するた
め、金属配線10の材料として耐熱性の高いWを用いた
テストサンプルを作成した。
【0031】WN膜からなる金属窒化物層6を備えた第
1の実施の形態のテストサンプルと、TiN、又はTi
W等のバリアメタル層17を用いて同様に作成した従来
法のテストサンプルとの耐熱性を比較したところ、従来
法のテストサンプルでは、金属充填材7及び金属配線1
0としてWを用いても、約600℃で金属充填材7とN
型導電層3との間で反応を生じ、N型導電層3とバリア
メタル層17との間で電気的接続特性の劣化(コンタク
ト抵抗の増加)が発生したが、第1の実施の形態のテス
トサンプルでは800℃の熱処理を行ってもコンタクト
抵抗の増加やPN接合の劣化は発生しなかつた。
【0032】また、第1の実施の形態において、WN膜
からなる金属窒化物層6とWからなる金属充填材7とで
形成された接続構造を実使用状態の半導体装置に用いる
場合、金属配線10の材料としてSiを含有するAl、
又はSiとCuとを含有するAlを用いたが、前記接続
構造の耐熱性の向上に対応して、実使用状態における半
導体装置の信頼性が大幅に向上することが確認された。
【0033】このように安定性の高い接続構造が得られ
た理由は、金属窒化物層6と金属充填材7とが同種金属
Wを共有し、かつ、金属窒化物層6を構成するWN膜が
化学量論的に安定な1:1の原子組成比を有するため、
金属元素の拡散が生じ難く、安定な接続特性が得られた
ためである。
【0034】なお、金属充填材7としては、純タングス
テンに限らず、タングステン−銅、タングステン−チタ
ン、タングステン−ニオブ等のタングステンを主体とす
る合金であっても同様の効果を得ることができる。
【0035】次に、図2に基づき本発明の第2の実施の
形態について説明する。図2において、SiO2 からな
る絶縁膜4をシリコン基板1の上に堆積し、コンタクト
ホール5を形成するまでの工程は第1の実施の形態と同
様である。
【0036】次にコンタクトホール5の底面に露出した
N型導電層2の上に、金属珪化物層8として厚さ15n
mのTiSi2 膜を形成する。図2ではスパッタ法を用
いてTiをN型導電層2の上に形成し、550℃、20
分の熱処理を行ってN型導電層2のシリコンと反応さ
せ、TiSi2 とする例が示されている。このとき、絶
縁膜4に形成されたコンタクトホール5の内面と絶縁膜
4の上面とを覆うTiはエッチングにより除去される。
【0037】次に、第1の実施の形態と同様に、原子組
成比1:1のWN膜からなる厚さ40nmの金属窒化物
層6と、厚いWからなる金属充填材7とをスパッタ法を
用いて堆積し、コンタクトホール5の外部の金属充填材
7をCMP法を用いて平坦化加工することにより除去し
た後、金属配線10(図7(d)参照)をパターン形成
する。
【0038】第2の実施の形態においては、金属窒化物
層6とN型導電層2との界面に熱処理により生じたTi
Si2 膜からなる金属珪化物層8が形成されるため、特
にN型導電層とのコンタクト抵抗が低い良好な接続構造
を得ることができる。
【0039】また、金属配線10の材料としてWを用い
たテストサンプルにより、第2の実施の形態の接続構造
は、第1の実施の形態と同様に800℃以上の耐熱性を
有することが確認された。
【0040】また、第2の実施の形態の接続構造を実使
用状態の半導体装置に用いる場合、金属配線10の材料
としてSiを含有するAl、又はSiとCuとを含有す
るAlを用いたが、前記接続構造の耐熱性の向上に対応
して、実使用状態における半導体装置の大幅な信頼性の
向上を達成することができた。
【0041】このように安定性の高い接続構造が得られ
た理由は、金属窒化物層6と金属充填材7とが同種金属
Wを共有し、金属窒化物層6を構成するWN膜が化学量
論的に安定な1:1の原子組成比を有し、かつ、導電層
2と金属珪化物層8とが同種元素Siを共有するため、
金属充填材7からのWの拡散とN型導電層2からのSi
の拡散が、それぞれ金属窒化物層6と金属珪化物層8に
より阻止され、安定な接続特性が得られたためである。
【0042】なお、第2の実施の形態において、WN膜
とTiSi2 膜との界面では互いに異種の元素が隣接す
ることになるが、Siとの熱処理反応により生じたTi
Si2 膜の化学的結合は極めて強固であるため、この間
で成分元素の相互拡散を生じる恐れはほとんどない。
【0043】第2の実施の形態において、金属珪化物層
としてTiとSiとの反応によるTiSi2 膜を用いた
が、TiSi2 をスパッタのターゲットとしてN型導電
層2にTiSi2 のスパッタ膜を堆積した後、熱処理す
る方法を用いても、同様な接続構造を得ることができ
る。このとき、図2と異なりTiSi2 膜は、WN膜と
共にコンタクトホールの内面を覆う接続構造となる。
【0044】次に、図3を用いて本発明の第3の実施の
形態について説明する。図3(a)に示す断面構造の形
成までは、第1の実施の形態とほぼ同様な工程を用いる
ことができる。ただし、第3の実施の形態では、WNx
膜(x<1)からなる金属窒化物層6aのスパッタ条件
が第1の実施の形態と異なる。
【0045】第3の実施の形態において、WNx 膜(x
<1)は、(以下のスパッタ条件のご記入とご訂正をお
願いします。)第1の実施の形態と同様ターゲットとし
てWを用い、圧力1.5mTorrの窒素とアルゴンの
混合ガス雰囲気中で、基板温度200℃のスパッタ条件
で、厚さ50nmとなるように堆積した。このときのス
パッタ条件の詳細は、SIMSの分析結果と対比してW
x 膜(x<1)のWとNの原子組成比が7:3となる
ように設定した。
【0046】引き続きスパッタ法を用いて、Wからなる
金属充填材7をコンタクトホール5を埋め込むように厚
く堆積し、650℃、30分の熱処理を行った。金属窒
化物層6aはWを過剰に含む組成比であるため、上記熱
処理により金属窒化物層6aとN型導電層2との界面に
おいて、過剰なWとSiとの反応を生じ、図3(b)に
示すように、厚さ約15nmのWSi2 膜からなる金属
珪化物層8aが形成され、同時に、前記金属珪化物層8
aに隣接する金属窒化物層6aの組成が化学量論的に安
定なWNに変化する。
【0047】このとき、N型導電層2との反応により形
成されたWSi2 膜は、第2の実施の形態におけるTi
Si2 膜と同様、極めて安定な構造となる。第1、第2
の実施の形態と同様なテストサンプルを用いて耐熱性を
評価したところ、800℃の熱処理に対し、十分な耐熱
性を有することが確認された。
【0048】また、第3の実施の形態の接続構造を実使
用状態の半導体装置に用いる場合、金属配線10の材料
としてSiを含有するAl、又はSiとCuとを含有す
るAlを用いたが、前記接続構造の耐熱性の向上に対応
して、実使用状態における半導体装置の大幅な信頼性の
向上を達成することができた。
【0049】このように安定な接続構造が得られた理由
は、金属窒化物層6aと金属充填材7とが同種金属Wを
有し、かつ、WNx 膜(x<1)からなる金属窒化物層
6aに含まれる過剰のWが650℃以上の温度での熱処
理によりN型導電層2と反応して、前記N型導電層2と
金属窒化物層6aとの界面にWSi2 からなる金属珪化
物層8aが形成され、同時に金属珪化物層8aに隣接す
るWNx 膜(x<1)からなる金属窒化物層6aの組成
が、化学量論的に安定なWNに変化することにより、金
属充填材7からのWの拡散が前記WNに共通に含まれる
金属元素Wにより阻止され、また、N型導電層2からの
Siの拡散がWSi2 に共通に含まれるSiにより阻止
されたためである。
【0050】なお、第3の実施の形態においては、WN
膜とWSi2 膜との界面においても同種の金属元素Wを
共有しているので、この間で成分元素の相互拡散を生じ
る恐れはない。また、このように優れた接続特性が得ら
れるWNx 膜の組成範囲は、WNx 膜(x<1)のWと
Nの原子組成比が6:4よりもWの組成比が大きい場合
に有効であることがわかった。
【0051】前記第1乃至第3の実施の形態において
は、P型シリコン基板(又はシリコン基板上に形成され
たPウエル)1の素子領域に、N型導電層2を形成する
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではない。N型シリコン基板(又はシリコン基板上に
形成されたNウエル)の素子領域に、P型導電層を形成
する場合にも、前記第1乃至第3の実施の形態が同様に
適用されることはいうまでもない。
【0052】次に、図4に基づき本発明の第4の実施の
形態について説明する。第4の実施の形態では、スタッ
ク型キャパシタを用いた1トランジスタ型DRAM (Dy
namic Random Access Memory) セルの製造工程におい
て、MOSトランジスタのソースと、前記MOSトラン
ジスタの上に絶縁膜を介して積層されるスタック型キャ
パシタの蓄積ノード電極とを接続するコンタクトホール
に対して、本発明の接続構造を用いた例について説明す
る。
【0053】図4に示すように、P型シリコン基板(又
はシリコン基板上に形成されたPウエル)1において、
分離用のトレンチを埋め込むようにSiO2 膜を堆積し
てシリコン基板1の表面を平坦化することにより、素子
分離領域3が形成される。次にゲート絶縁膜(図示せ
ず)を形成した後、メモリセルアレイのワード線を兼ね
るゲート電極を前記ゲート絶縁膜上に形成し、このゲー
ト電極をマスクとした素子領域へのイオン注入により、
Nチャネル型MOSトランジスタのソース・ドレイン領
域となるN型導電層2を形成する。
【0054】図4において、素子分離領域3の上の配線
の断面は、前記ゲート電極と同一構造に形成されたワー
ド線の一部を示している。前記ゲート電極は、ゲート酸
化膜上にポリシリコン9とWSi2 からなる金属珪化物
層10とを積層し、ゲート電極としてパターン形成した
後、全面を覆うように窒化膜11を被覆し、エッチバッ
クすることにより、側面と上面が窒化膜11で被覆され
た構造にする。
【0055】次に、ゲート電極を埋め込むように、Si
2 からなるシリコン酸化膜4aを堆積し、窒化膜11
をストッパーとしてCMP研磨することにより、表面を
平坦化する。ソース・ドレイン領域2との接続部におけ
るシリコン酸化膜4aを除去し、除去部分を埋め込むよ
うにポリシリコン12を堆積し、窒化膜11とシリコン
酸化膜4aとをストッパーとしてCMP研磨することに
より、導電性のポリシリコン12からなるソース・ドレ
イン領域2との接続部を形成する。
【0056】次に全面に絶縁膜4を堆積し、導電性ポリ
シリコン12に達する第1のコンタクトホールを形成す
る。なお、図4の中央部における前記第1のコンタクト
ホールが接続されない導電性ポリシリコン12は、ビッ
ト線との接続(図示せず)に使用される。
【0057】次に、スパッタ法を用いて、WSi2 から
なる金属珪化物層8aと、化学量論的に安定な原子組成
比1:1のWNからなる金属窒化物層6と、Wからなる
金属充填材7とを逐次堆積する。このとき、WSi2
スパッタはタングステンシリサイドのターゲットを用
い、圧力2mTorrのアルゴン雰囲気中で基板温度1
50℃として行った。
【0058】次に、CMP研磨により絶縁膜4の上に堆
積した金属充填材7と、金属窒化物層6と、金属珪化物
層8aとを除去し、第1のコンタクトホールの内部を満
たす本発明の接続構造7、6、8aを形成した。
【0059】次に、SiO2 からなる絶縁膜13を堆積
し、この絶縁膜13に前記接続構造7、6、8aに達す
る第2のコンタクトホールを前記第1のコンタクトホー
ルの上に重ねて形成し、全面にスタック型キャパシタの
蓄積ノード電極14となる第1の耐熱性金属膜を堆積す
る。この工程で、前記蓄積ノード電極14は、本発明の
接続構造7、6、8aと前記導電性ポリシリコン12と
を介して、MOSトランジスタのソース領域であるN型
導電層2に接続される。
【0060】具体的には第1の耐熱性金属膜により覆わ
れた第2のコンタクトホールの内部が、SOG(Spin On
Glass) 膜(図示せず)で埋められ、絶縁膜13の上の
第1の耐熱性金属膜をストッパーとしてCMP研磨し、
表面を平坦化することにより、前記SOG膜を第2のコ
ンタクトホールの凹部にのみ残留させる。この凹部のS
OG膜をマスクとして絶縁膜13の上に露出した第1の
耐熱性金属膜をエッチング除去することにより、第2の
コンタクトホールの内面を覆う第1の耐熱性金属膜から
なる蓄積ノード電極14を形成する。
【0061】次に、前記SOG膜を除去した後、スタッ
ク型キャパシタの誘電膜として高誘体膜15をスパッタ
法を用いて全面に堆積する。さらにスタック型キャパシ
タのプレート電極16となる第2の耐熱性金属膜をパタ
ーン形成することにより、DRAMのメモリセルの構造
を完成する。
【0062】上記第4の実施の形態では、このようにメ
モリセルの構造が完成した後、高誘電体膜15の電気的
特性を向上させるため、750℃の高温熱処理を行って
前記高誘電体膜15の結晶化を促進することが必要とな
る。
【0063】このとき、第1のコンタクトホールの金属
充填材として耐熱性に優れたWを用いても、バリアメタ
ル層として従来のTiN膜またはTiW膜を用いれば、
600℃以上で導電性ポリシリコン12、及びMOSト
ランジスタのソース領域2の内部に合金反応が進行し、
リーク電流の発生や短絡不良の原因となるため、従来、
スタック型キャパシタの誘電膜として高誘電体膜を用い
ることは極めて困難であった。
【0064】しかし、Wからなる金属充填材7と、WN
からなる金属窒化物層6と、WSi2 からなる金属珪化
物層8aとから構成される本発明の接続構造を用いれ
ば、耐熱性が800℃以上に達するため、接続構造形成
後の750℃の高温熱処理に十分に耐えることができ
る。このため、微小な占有面積で大きな蓄積容量を示す
高誘電体膜を備えたスタック型キャパシタが、高い歩留
まりで得られるようになり、DRAMの高集積化と信頼
性の向上に大きく寄与することができた。
【0065】なお、上記高温の熱処理において、ゲート
電極は、ポリシリコン9とWSi2からなる金属珪化物
層10との積層構造からなり、また、キャパシタの蓄積
ノード電極14とプレート電極16を構成する第1、第
2の耐熱性金属膜の材料は例えばRu膜が使用されるた
め、それぞれ、前記高温熱処理において十分な耐熱性が
確保される。
【0066】次に、図5に基づき本発明の第5の実施の
形態について説明する。第5の実施の形態では、論理集
積回路における配線との接続部分に本発明のコンタクト
ホールを満たす接続構造を用いた例についてのべる。
【0067】図5において、N型シリコン基板(又はシ
リコン基板上に形成されたNウエル)1の素子領域に、
Pチャネル型MOSトランジスタのソース・ドレイン領
域2を形成すること、また、素子分離領域3の上の配線
の断面はシリコン基板上の論理ゲートを接続する配線の
一部であることを除き、ゲート電極等を埋め込むよう
に、SiO2 からなるシリコン酸化膜4aを堆積し、窒
化膜11をストッパーとしてCMP研磨することにより
表面を平坦化する工程までは、前記第4の実施の形態と
同様である。
【0068】次に全面にSiO2 からなる絶縁膜4を堆
積し、図5の右側に示すように、シリコン酸化膜4aと
絶縁膜4にPチャネル型MOSトランジスタのソース又
はドレイン領域となるP型導電層2に達するコンタクト
ホールを形成する。また、前記コンタクトホールの上部
には、さらに紙面に対して垂直方向にのびる埋め込み配
線を設けるための配線溝が形成される。
【0069】また、図5の左側には、素子分離領域3の
上のポリシリコン9とWSi2 からなる金属珪化物層1
0との積層構造を、シリコン窒化膜11で被覆すること
により形成した配線の上部に、前記金属珪化物層10に
達するコンタクトホールを設け、これに接続して、紙面
に垂直な第2層の配線溝を形成した断面構造が示されて
いる。
【0070】図5に示すように、スパッタ法を用いて、
これらのコンタクトホール及び配線溝の内部に、WSi
2 からなる金属珪化物層8aと、化学量論的に安定な原
子組成比1:1のWNからなる金属窒化物層と、Wから
なる金属充填材7とを逐次堆積する。
【0071】次に、CMP研磨により絶縁膜4の上に堆
積した金属充填材7と、金属窒化物層6と、金属珪化物
層8aとを除去し、コンタクトホール及び配線溝の内部
を満たす本発明の接続構造7、6、8aが、上層の溝配
線と一体化されたものとして形成される。
【0072】この後図示しないが、SiO2 からなる絶
縁膜を堆積し、この絶縁膜に前記接続構造7、6、8a
に達するコンタクトホール及び配線溝を開口し、これら
の内部をTiN又はTiSi2 からなる従来のバリアメ
タル層及びSiを含むAl、又はSiとCuを含むAl
からなる金属配線で埋め込む工程を経て多層配線を形成
する。
【0073】論理集積回路の多層配線において、通常下
層配線はもっとも微細であり、したがって電流密度も最
大となる。特に形状が複雑で微細化の要求から接続面積
を大きくすることができないコンタクトホール内部の接
続構造では電流集中を生じ易く、エレクトロマイグレー
ションによる配線抵抗の増加や段線不良の原因となり易
い。
【0074】第5の実施の形態では、このように不良発
生の原因となる下層配線のコンタクトホールとこれに接
続される溝配線の形成に、WSi2 からなる金属珪化物
層8aと、化学量論的に安定な原子組成比1:1のWN
からなる金属窒化物層6と、Wからなる金属充填材7と
を満たす本発明の接続構造を用いたものである。
【0075】したがって、電流密度の小さい上層配線に
対しては、従来のAl系の配線技術を用いている。第5
の実施の形態にのべた接続構造を用いることにより、下
層配線に高密度の溝配線を用いた高密度論理集積回路の
製造歩留まりと、実使用状態における信頼性とを大幅に
向上することができた。
【0076】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば第4、第5の実施の形態にお
いて、第3の実施の形態で説明した接続構造を適用する
ことにより、WSi2 膜のスパッタ工程を省略すること
ができる。このとき図4、図5において、WNからなる
金属窒化物層6はWNx 膜(x<1)となり、WSi2
からなる金属珪化物層8aは、図3(b)に示すよう
に、コンタクトホールの底面のポリシリコン又はシリコ
ンとWNx 膜(x<1)との界面のみに形成されるよう
になる。
【0077】なお、第5の実施の形態では、Pチャネル
型MOSトランジスタを用いる場合について説明した
が、同様の接続構造がNチャネル型MOSトランジスタ
を用いて形成され得ることはいうまでもない。その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施する
ことができる。
【0078】
【発明の効果】上述したように、コンタクトホール内部
を充填する金属接続構造において、金属充填材とシリコ
ンとの接続面の間に金属充填材と同種金属を共有するバ
リアメタル層を形成することにより、金属充填材からの
金属の拡散が前記バリアメタル層に共通に含まれる金属
元素により阻止され、さらには、シリコンからのSiの
拡散がバリアメタル層とシリコンとの間に設けられた金
属珪化物層に共通に含まれるSi元素により阻止される
ため、800℃の高温熱処理に耐える高信頼性の接続構
造を得るこことができる。
【0079】また本発明の応用として、高誘電体膜を用
いたスタック型DRAMのメモリセルの製造工程におい
て、本発明の接続構造をMOSトランジスタのソースと
キャパシタの蓄積ノード電極との接続に用いれば、工程
後における高誘電体膜の結晶化の高温熱処理を十分に行
うことができるので、信頼性の高い高集積度のスタック
型DRAMを高い歩留まりで提供することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のコンタクトホール
の接続構造を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態のコンタクトホール
の接続構造を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態のコンタクトホール
の接続構造を示す断面図であって、(a)は熱処理前の
状態を示す図。(b)は熱処理後の状態を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態のコンタクトホール
の接続構造を示す断面図。
【図5】本発明の第5の実施の形態のコンタクトホール
の接続構造を示す断面図。
【図6】従来のコンタクトホールの接続構造の製造工程
を示す断面図。
【図7】従来のコンタクトホールの接続構造の製造工程
の続きを示す断面図。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…導電層 3…素子分離領域 4…絶縁膜 4a…シリコン酸化膜 5…コンタクトホール 6…金属窒化物層(W/N:1/1) 6a…金属窒化物層(W/N:7/3) 7…金属充填材(W) 8…金属珪化物層(TiSi2 ) 8a…金属珪化物層(WSi2 ) 9…ポリシリコン 10…金属珪化物層(WSi2 ) 11…シリコン窒化膜 12…ポリシリコン 13…絶縁膜 14…蓄積ノード電極 15…高誘電体膜 16…プレート電極 17…バリアメタル層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された導電層と、 前記半導体基板表面を覆う絶縁膜と、 この絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、 このコンタクトホールを充填する金属充填材と、 この金属充填材を介して前記導電層に接続される前記絶
    縁膜上の配線とを具備し、 少なくとも前記金属充填材と前記導電層との間に、前記
    金属充填材に含まれる金属と同種の金属を含む金属窒化
    物層を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記金属充填材は、タングステン、又は
    その合金、すなわちタングステン−銅、タングステン−
    チタン、タングステン−ニオブ等のタングステンを主体
    とする合金であることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 前記金属窒化物層は、前記金属充填材に
    隣接して前記金属充填材と前記導電層との間に形成さ
    れ、金属珪化物層が前記導電層に隣接して前記金属窒化
    物層と前記導電層との間に、さらに形成されることを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に導電層を形成し、 前記半導体基板上に絶縁膜を形成し、 この絶縁膜に前記導電層に達するコンタクトホールを形
    成する工程と、 前記コンタクトホールの少なくとも底面に金属窒化物層
    を形成する工程と、 この金属窒化物層に含まれる金属と同種の金属を含む金
    属充填材を前記金属窒化物層上に堆積し、前記コンタク
    トホールを充填する工程と、 前記絶縁膜の上部表面に堆積した過剰の前記金属充填材
    を除去する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記コンタクトホールを形成する工程の
    後、前記導電層の表面に金属珪化物層を形成する工程が
    含まれることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記コンタクトホールの少なくとも底面
    に前記金属窒化物層を形成した後、熱処理を行うことに
    より前記導電層の表面に金属珪化物層を形成することを
    特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記金属窒化物層の原子組成比は、金属
    6に対して窒素が4以下の割合であることを特徴とする
    請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記金属窒化物層に含まれる金属と同種
    の金属を含む金属充填材は、タングステン、又はその合
    金、すなわちタングステン−銅、タングステン−チタ
    ン、タングステン−ニオブ等のタングステンを主体とす
    る合金であることを特徴とする請求項4記載の半導体装
    置の製造方法。
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