JP2000039830A - 像担持体カートリッジ - Google Patents

像担持体カートリッジ

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JP2000039830A JP10221031A JP22103198A JP2000039830A JP 2000039830 A JP2000039830 A JP 2000039830A JP 10221031 A JP10221031 A JP 10221031A JP 22103198 A JP22103198 A JP 22103198A JP 2000039830 A JP2000039830 A JP 2000039830A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ローラの像担持体に対する回転従動性を
確認する。 【解決手段】 カートリッジのケース本体Aに対して回
転可能に支持される像担持体140と、ケース本体に対
して回転可能に支持され像担持体に従動して回転しつつ
像担持体の表面を一様に帯電させる帯電ローラ160
と、この帯電ローラを直接覆うカバー270とを有し、
カバー270が帯電ローラとは独立してケース本体に対
して着脱可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に用いられる像担持体カートリッジに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の像担持体カートリッジの一例を図
15に示す(特開平4−274452号公報)。
【0003】同図において、1はカートリッジのケース
本体であり、このケース本体1に対して、像担持体とし
ての感光ドラム2と、帯電ローラ3と、現像ローラ4
と、クリーニングブレード5と、カバー6とが設けられ
ている。このうち、帯電ローラ3は帯電ローラハウジン
グ3aに取り付けられて帯電ユニット3’として構成さ
れており、ケース本体1に対して簡単に着脱し得るよう
になっている。
【0004】このような像担持体カートリッジは、図示
しない画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されて
おり、装着された状態で、画像形成時に感光ドラム2が
図示矢印方向に回転駆動される。
【0005】感光ドラム2は、その表面が、これに接触
して回転する帯電ローラ3によって一様に帯電させられ
た後、図示しないレーザー装置からのレーザー光7で照
射され、画像情報に応じた静電潜像が感光ドラム2の表
面に形成される。この潜像は、現像ローラ4によって付
与されるトナーによって顕像化され、顕像化されたトナ
ー像が図示しない用紙等の転写材に転写される。
【0006】一方、転写後に感光ドラム2の表面に残留
しているトナーは、クリーニングブレード5によって掻
き落とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の像担持
体カートリッジには、次ぎような問題があった。
【0008】帯電ローラは像担持体に対して従動回転す
るので、均一な帯電特性を得るためには像担持体に対す
る安定した回転従動性が重要である。したがって、帯電
ローラを像担持体カートリッジに組み込んだ後に、像担
持体を駆動して帯電ローラの像担持体に対する回転従動
性を確認する必要がある。
【0009】しかしながら、従来の帯電ユニット3’で
は、これをケース本体1に取り付けると、帯電ローラハ
ウジング3aが帯電ローラ3を覆うこととなるため帯電
ローラ3を直接確認することができない。また、帯電ロ
ーラ3は帯電ローラハウジング3aに取り付けられてい
るため、帯電ローラハウジング3aのみ取り外して帯電
ローラ3の感光ドラム2に対する回転従動性を確認する
こともできない。
【0010】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、帯電ローラの像担持体に対する回転従動性を確認す
ることができる像担持体カートリッジを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の像担持体カートリッジは、カートリッ
ジのケース本体に対して回転可能に支持される像担持体
と、ケース本体に対して回転可能に支持され像担持体に
従動して回転しつつ像担持体の表面を一様に帯電させる
帯電ローラと、この帯電ローラを直接覆うカバーとを有
する像担持体カートリッジであって、前記カバーが前記
帯電ローラとは独立してケース本体に対して着脱可能に
構成されていることを特徴とする。
【0012】
【作用効果】請求項1記載の像担持体カートリッジによ
れば、帯電ローラを直接覆うカバーが、帯電ローラとは
独立してカートリッジのケース本体に対して着脱可能に
構成されているので、カートリッジの組立時には先ず像
担持体と帯電ローラとをケース本体に組み込んで、帯電
ローラの像担持体に対する回転従動性を確認し、次い
で、帯電ローラを覆うカバーを装着することができる。
【0013】したがって、帯電ローラの回転従動性を容
易に確認することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明に係る像担持体カートリッジ
の一実施の形態を用いた画像形成装置の一例を示す概略
図、図2は像担持体カートリッジおよびその周辺の部分
切断拡大図、図3は図2におけるIII−III拡大部
分断面図である。
【0016】先ず、この画像形成装置の概要について説
明し、次いで像担持体カートリッジについて詳しく説明
する。
【0017】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成する
ことのできる装置である。
【0018】図1において、100は像担持体カートリ
ッジであり、この実施の形態では感光体カートリッジと
して構成されていて、その感光体140が、図示しない
適宜の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動され
る。
【0019】感光体140は、後に詳しく説明する薄肉
円筒状の導電性基材140b(図3参照)と、その表面
に形成された感光層140cとを有している。
【0020】感光体140の周りには、その回転方向に
沿って、除電手段41(図2参照)と、帯電部材として
の帯電ローラ160、現像手段としての現像器10
(Y,C,M,K)、中間転写装置30、およびクリー
ニング手段170が配置される。
【0021】除電手段41(図2参照)は、感光体14
0の表面に除電光L2を一様に照射することにより感光
体140の表面を除電する。
【0022】帯電ローラ160は、感光体140の外周
面に当接して従動回転しつつ感光体140の外周面を一
様に帯電させる。一様に帯電した感光体140の外周面
には、露光ユニット40によって所望の画像情報に応じ
た選択的な露光L1がなされ、この露光L1によって感
光体140上に静電潜像が形成される。
【0023】この静電潜像は、現像器10でトナーが付
与されて現像される。
【0024】現像器として、イエロー用の現像器10
Y、シアン用の現像器10C、マゼンタ用の現像器10
M、およびブラック用の現像器10Kが設けられてい
る。これら現像器10Y,10C,10M,10Kは、
それぞれ揺動可能に構成されており、選択的に1つの現
像器の現像ローラ11のみが感光体140に当接し得る
ようになっている。したがって、これらの現像器10
は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのい
ずれかのトナーを感光体140の表面に付与して感光体
140上の静電潜像を現像する。なお、現像ローラ11
は、硬質のローラ例えば、表面を粗面化した金属ロー
ラ、または、硬質の樹脂ローラで構成されている。
【0025】現像されたトナー像は、中間転写装置の中
間転写ベルト36上に転写される。
【0026】クリーニング手段170は、上記転写後
に、感光体140の外周面に残留し付着しているトナー
T(図9参照)を掻き落とすクリーニング部材としての
クリーナブレード171と、このクリーナブレード17
1によって掻き落とされたトナーを受ける受け部172
とを備えている。
【0027】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された無端状の中間転写ベルト36
とを有している。
【0028】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体140の駆動用歯車190
(図4参照)と噛み合っていることによって、感光体1
40と略同一の周速で回転駆動され、したがって中間転
写ベルト36が感光体140と略同一の周速で図示矢印
方向に循環駆動されるようになっている。
【0029】従動ローラ35は、駆動ローラ31との間
で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体
140に圧接される位置に配置されており、感光体14
0と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部
T1が形成されている。従動ローラ35は、中間転写ベ
ルト36の循環方向上流側において一次転写部T1の近
くに配置されている。
【0030】駆動ローラ31には、中間転写ベルト36
を介して図示しない電極ローラが配置されており、この
電極ローラを介して、中間転写ベルト36の後述する導
電層36a(図3参照)に一次転写電圧が印加される。
【0031】従動ローラ32はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36を
その張り方向に付勢している。
【0032】従動ローラ33は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ロー
ラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して
接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電
圧が印加される。
【0033】従動ローラ34は、ベルトクリーナ39の
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39
aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部39bとを備えている。この
ベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト36に対して接離可能である。
【0034】中間転写ベルト36は、図3に示すよう
に、導電層36aと、この導電層36aの上に形成さ
れ、感光体140に圧接される抵抗層36bとを有する
複層ベルトで構成されている。導電層36aは、合成樹
脂からなる絶縁性基体36cの上に形成されており、こ
の導電層36aに、前述した電極ローラを介して、一次
転写電圧が印加される。なお、ベルト36側縁部におい
て抵抗層36bが帯状に除去されていることによって導
電層36aが帯状に露出しており、この露出部に電極ロ
ーラが接触するようになっている。
【0035】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー
像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト
36上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシ
ート(記録材)Sに転写される。
【0036】シートSは、給紙装置50から給送され、
ゲートローラ対Gによって所定のタイミングで二次転写
部T2に供給される。51は給紙カセット、52はピッ
クアップローラである。
【0037】二次転写部T2でトナー像が転写されたシ
ートSは、定着装置60を通ることによってそのトナー
像が定着され、排紙経路70を通って、装置本体のケー
ス80上に形成されたシート受け部81上に排出され
る。なお、この画像形成装置は、排紙経路70として、
互いに独立した2つの排紙経路71,72を有してお
り、定着装置60を通ったシートはいずれかの排紙経路
(71または72)を通って排出される。また、この排
紙経路71,72はスイッチバック経路をも構成してお
り、シートの両面に画像を形成する場合には、排紙経路
71または72に一旦進入したシートが、返送路73を
通って再び二次転写部T2に向けて給送されるようにな
っている。
【0038】以上のような画像形成装置全体の作動の概
要は次の通りである。
【0039】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部90に入力される
と、感光体140、現像器10の各ローラ11、および
中間転写ベルト36が回転駆動される。
【0040】(ii)除電光L2によって除電された感
光体140の外周面が帯電ローラ160によって一様に
帯電される。
【0041】(iii)一様に帯電した感光体140の
外周面に、露光ユニット40によって第1色目(例えば
イエロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がなさ
れ、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0042】(iv)感光体140には、第1色目(例
えばイエロー)用の現像器10Yの現像ローラのみが接
触し、これによって上記静電潜像が現像され、第1色目
(例えばイエロー)のトナー像が感光体140上に形成
される。
【0043】(v)中間転写ベルト36には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体
140上に形成されたトナー像が、一次転写部T1にお
いて中間転写ベルト36上に転写される。このとき、二
次転写ローラ38およびベルトクリーナ39は、中間転
写ベルト36から離間している。
【0044】(vi)感光体140上に残留しているト
ナーがクリーニング手段170によって除去された後、
除電手段41(図2参照)からの除電光L2によって感
光体140が除電される。
【0045】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間
転写ベルト36上に形成される。
【0046】(viii)所定のタイミングで給紙装置
50からシートSが供給され、シートSの先端が二次転
写部T2に達する直前にあるいは達した後に(要するに
シートS上の所望の位置に、中間転写ベルト36上のト
ナー像が転写されるタイミングで)二次転写ローラ38
が中間転写ベルト36に押圧されるとともに二次転写電
圧が印加され、中間転写ベルト36上のトナー像(基本
的には4色のトナー像が重ね合わせられたフルカラー画
像)がシートS上に転写される。また、ベルトクリーナ
39が中間転写ベルト36に当接し、二次転写後に中間
転写ベルト36上に残留しているトナーが除去される。
【0047】(ix)シートSが定着装置60を通過す
ることによってシートS上にトナー像が定着し、その
後、シートSが所定の位置に向け(両面印刷でない場合
にはシート受け部81に向け、両面印刷の場合には、ス
イッチバック経路71または72を経て返送路73に向
け)搬送される。
【0048】次に、像担持体カートリッジ100につい
て説明する。
【0049】図4は像担持体カートリッジの分解斜視
図、図5は別角度から見た部分省略分解斜視図である。
【0050】図4に示すように、像担持体カートリッジ
100は、像担持体ユニット101と、帯電ローラ16
0と、これら像担持体ユニット101、帯電ローラ16
0を保持するカートリッジケース200とを備えてい
る。
【0051】そこで、先ず、像担持体ユニット101に
ついて説明する。
【0052】図6は像担持体ユニット101の断面図で
ある。
【0053】図6に示すように、この像担持体ユニット
101は、それ自身では回転しない軸110と、この軸
110に対して回転可能に取り付けられた一対の円板状
部材120,130と、これら一対の円板状部材12
0,130によって両端部が支持固定され円板状部材1
20,130とともに回転する可撓性を有する薄肉円筒
状の像担持体140と、この像担持体140の内方にお
いて軸110に取り付けられ、像担持体140に対して
その外方から当接部材としてのクリーナブレード171
(図8参照)、帯電ローラ160が当接されるその当接
位置において像担持体140を内方から支持するバック
アップ部材としてのバックアップドラム150とを備え
ている。
【0054】一対の円板状部材120,130は、いず
れもベアリング114を介して軸110に回転可能に設
けられており、これら円板状部材120,130の外周
面121,131によって像担持体140の両端部14
1が支持され固定されている。
【0055】その固定構造を図7に示す。図7は、一方
の円板状部材120に対する像担持体140の端部14
1の固定構造を示しているが、他方の円板状部材130
に対する像担持体140の端部141の固定構造も同様
である。
【0056】同図に示すように、円板状部材120の外
周面121の外径D3は、像担持体140の内径D2よ
りも多少大きく形成されており、像担持体140の端部
141に円板状部材120が圧入されている。この圧入
が円滑になされるように、円板状部材120の内側に
は、テーパ面121aが形成されている。この圧入によ
って、像担持体140と円板状部材120とは略良好に
結合されるが、両者の結合をより一層確実にするため
に、固定用リング180が設けられている。
【0057】固定用リング180は、リング状の円板部
181と、これと一体の短い筒状部182とを有してい
る。円板部181には、その円周方向において等間隔に
複数個(例えば8個(1つのみ図示))のネジ挿入用の
孔183が設けられている。筒状部182には、像担持
体140の端部141および円板状部材120の外側部
分が圧入されるようになっている。この圧入が円滑にな
されるように、筒状部182の内周面にはテーパ面18
4が形成されており、また、円板状部材120の外側部
分にもテーパ面121bが形成されている。
【0058】像担持体140は、先ず、その端部141
に円板状部材120を圧入し、次いで両者を固定用リン
グ180の筒状部182に圧入し(固定用リング180
を像担持体140の端部141および円板状部材120
の外側にかぶせ)、固定用リング180をネジ185で
円板状部材120に固定することによって、円板状部材
120に完全に固定される。
【0059】円板状部材120および固定用リング18
0は、円板状部材120の外側面と固定用リング180
の内側面との間に締め代Cが形成されるように構成され
ている。このため、ネジ185を締め付けることによっ
て、像担持体140の端縁部141aは、円板状部材1
20の外周面121と固定用リング180の筒状部18
2内周面(184)とで確実に挟圧され、確実に固定さ
れる。なお、122はネジ185のためのネジ孔であ
る。
【0060】図6に示すように、他方の円板状部材13
0には、その外側に、駆動用のギア190が固定されて
いる。このギア190は円板状部材130と別体に作成
されており、複数本(例えば3本(1本のみ図示))の
ネジ191で円板状部材130に固定されている。ギア
190には、筒状部192が一体に形成されており、こ
の筒状部192が、円板状部材130の外側に一体的に
形成された筒状部133内に嵌入されているとともに、
ベアリング114を介して軸110に支持されている。
【0061】したがって、円板状部材130は、ベアリ
ング114およびギア190の筒状部192を介して軸
110に回転可能に支持されている。
【0062】像担持体140は、この実施の形態では感
光体として構成されており、可撓性を有する導電性基材
140b(図3参照)の表面(外周面)に感光層140
cを形成することにより構成されている。基材として
は、例えば、電鋳法にて作製したニッケルシームレス
管、インパクト成形によるアルミ管等を用いることがで
きる。感光層は、いわゆるOPC(有機感光体)をディ
ッピング法で形成することができる。このような感光体
140の可撓性すなわち柔軟さは、基材140bの厚み
と径とを調整することにより決定することが可能である
から、使用される画像形成装置に応じて適宜設定するこ
とが可能である。例えば、基材厚み20〜200μm、
基材直径10〜300mmの範囲で適宜設定する。な
お、OPCは主として樹脂からなるので、可撓性の面で
は優れるが、基材との密着性を確保し、レーザー光の干
渉対策を施すために、基材とOPCとの間に下引き層を
形成することが望ましい。下引き層としては、酸化亜
鉛、酸化チタン等のレーザー光を吸収可能な粒子をナイ
ロン樹脂等の樹脂に分散させた層が好適である。
【0063】バックアップドラム150は、一対の側板
151,151と、これら側板151,151の外周面
によって両端が固定された円筒部材152とで構成され
ている。円筒部材152の外径D1は像担持体140の
内径D2よりも僅かに小さく形成されている。側板15
1には、軸受け穴153が設けられており、この軸受け
穴153には、軸110との間に偏心ブッシュ154と
ベアリング155とが設けられている。したがって、バ
ックアップドラム150は、軸110に対して偏心ブッ
シュ154およびベアリング155を介して回転可能に
支持されている。偏心ブッシュ154は、当接部材とし
てのクリーナブレード171(図8参照)、および帯電
ローラ160が当接されるその当接位置側(図8におい
て矢印e方向)に、偏心量Eだけ偏心しており、これに
よって、バックアップドラム150の外周面(円筒部材
152の外周面)の一部が前記当接位置において比較的
広い範囲に亙って像担持体140を内方から支持するよ
うになっている。
【0064】軸110には、偏心ブッシュ154の軸1
10に対する偏心方向を決めるためのピン111が固定
されているとともに、偏心ブッシュ154の内側面には
ピン111と適合する形状の溝156が形成されてい
る。ピン111の、軸110からの突出長さは、一端側
と他端側とで異なっているので、このピン111と前記
溝156とを嵌め合わせることによって、偏心ブッシュ
154は間違いなく図8において矢印e方向に偏心した
状態で配置される。
【0065】バックアップドラム150は、軸110に
対して偏心ブッシュ154およびベアリング155を介
して回転可能に支持されているので、図8に示すように
像担持体ユニット101がカートリッジケース200に
組み込まれて像担持体140が回転駆動されると、前記
クリーニングブレード171等の当接位置において、円
筒部材152の外周面152aが像担持体140の内周
面140aと当接することによって像担持体140に従
動して回転する。
【0066】なお、図6に示すように、一方の偏心ブッ
シュ154とベアリング114との間には、ガタ防止用
の圧縮コイルバネ102が設けられている。
【0067】以上のような像担持体ユニット101は、
図8に示すような状態で、カートリッジケース200に
組み込まれる。
【0068】カートリッジケース200は、図4、図5
および図8に示すように、一対の側部210,220
と、これら側部210,220の背部側を連結している
主連結部230と、側部210,220の前部下方を連
結している副連結部240とを有するケース本体Aと、
ケース本体Aの側部210,220の外側を覆うサイド
カバー250,260と、ケース本体Aに組み込まれた
帯電ローラ160を覆うローラカバー270とを備えて
いる。
【0069】ケース本体Aは、合成樹脂からなる一体成
形品である。
【0070】ケース本体Aには、先ずクリーニング手段
170と帯電ローラ160とが組み込まれ、次いで、像
担持体ユニット101が組み込まれる。なお、クリーニ
ング手段170と帯電ローラ160との組み込み順は、
クリーニング手段170を組み込んでから帯電ローラ1
60を組み込むこともできるし、帯電ローラ160を組
み込んでからクリーニング手段170を組み込むことも
できる。また、後の説明で明らかになるように、クリー
ニング手段170のうち、そのクリーナブレード171
は、帯電ローラ160および像担持体ユニット101が
組み込まれた後の状態においても、ローラカバー270
とともに簡単に着脱することができる。
【0071】クリーニング手段170は、図9にその詳
細を示すように、感光体140の外周面に残留し付着し
ているトナーTを掻き落とすクリーニング部材としての
クリーナブレード171と、このクリーナブレード17
1によって掻き落とされたトナーTを受ける受け部17
2と、この受け部172の底部に配置され、掻き落とさ
れたトナーを搬送する搬送手段としてのトナー搬送スク
リュー173とを備えている。
【0072】クリーナブレード171は、その上部がブ
レードホルダ174に固定されている。
【0073】ブレードホルダ174は、その両端に設け
られたアーム174a,174a(一方のみ図示)が、
図2および図4に示すように、ローラカバー270に設
けられた取付部材273,273(一方のみ図示)に対
して軸274,274(一方のみ図示)によって揺動可
能に取り付けられている。すなわち、クリーナブレード
171は、取付部材273,273を介してローラカバ
ー270に取り付けられている。
【0074】取付部材273は、除電光L2(図2参
照)の光路を遮らないように、ローラカバー270の後
述する遮蔽板272(図4参照)の両端部に支持板状に
一体的に設けられており、この取付部材273の下端部
に前記軸274がピン状に一体的に設けられている。
【0075】図9に示すように、ケース本体Aの主連結
部230とブレードホルダ174との間には、ブレード
付勢バネ(圧縮コイルバネ)175が設けられており、
図8に示したように像担持体ユニット101がカートリ
ッジケース200に組み込まれると、ブレード付勢バネ
175の付勢力によってクリーナブレード171の先端
部(縁部)が感光体140の表面に当接されるようにな
っている。
【0076】このような構造によれば、ブレード171
の形状精度やゴム硬度に左右されず、ブレード171を
感光体140へ一定圧力で圧接させることができる。ま
た、圧力変動を小さくして感光体140のフィルミング
を防止することができる。
【0077】受け部172は、主連結部230の下部に
よって主連結部230と一体に形成されている。
【0078】ブレードホルダ174の後端縁部と主連結
部230との間には、フォーム材からなるシール部材1
76が設けられている。また、クリーナブレード171
先端の下方には、すくいシート177が設けられてい
る。すくいシート177は、その基部が主連結部230
に固定されており、その先端縁部が感光体140の表面
と摺接して、トナーTの漏れを防止する。
【0079】トナー搬送スクリュー173は、その平面
図を図10に示すように、スクリューの軸173aの両
端部が受け部172の側壁172aに回転可能に支持さ
れている。軸173aの一端には、ギア173bが固定
されており、このギア173bが減速ギア173cを介
して像担持体ユニット101のギア190と噛み合って
いる。したがって、像担持体ユニット101が回転駆動
されると、トナー搬送スクリュー173も回転駆動さ
れ、受け部172中のトナーTが図10において右方に
搬送される。搬送されたトナーTは、廃トナーボトル1
78に回収される。
【0080】受け部172の右端底部には、トナー出口
172bが開口しており、このトナー出口172bに対
向して、その下方に廃トナーボトル178のトナー回収
口178aが配置されている。受け部172の右端に
は、トナー搬送スクリュー173の軸線方向にスライド
可能なシャッター172cが設けられている。このシャ
ッター172cは、画像形成装置の図示していない外装
カバーを閉めると図10において右方にスライドしてト
ナー出口172bを開き、外装カバーを開けると図10
において左方にスライドしてトナー出口172bを閉じ
るようになっている。なお、廃トナーボトル178は装
置本体のケース80(図1参照)またはフレームに対し
て着脱可能に取り付けられている。
【0081】帯電ローラ160は、図4、図8および図
11に示すように、その軸161の両端部分が軸受部材
162,162(図4,図8において一方のみ図示)を
介しカートリッジケース200の側部210,220に
対して回転可能かつ、取付後の感光体140(図8参
照)の中心方向に向けてスライド可能に支持されてい
る。側部210,220には、切欠部212,222が
設けられており、その対向する縁部212a,212
a,222a,222aに、軸受部材162の上下面に
形成されたガイド溝162a,162aがスライド可能
に嵌まり込むことによって、軸受部材162は側部21
0,220に対してスライド可能に取り付けられる。前
記切欠部212,222にはバネ受け部212b,22
2bが形成されており、このバネ受け部と軸受部材16
2との間には、付勢手段としての圧縮コイルバネ163
がそれぞれ介装されている。したがって、図8,図11
に示すように、像担持体ユニット101がカートリッジ
ケース200に組み込まれると、バネ163の付勢力に
よって帯電ローラ160が感光体140の表面に当接さ
れることとなる。
【0082】図4,図5,および図6に示すように、像
担持体ユニット101の固定軸110には、円板状部材
120,130よりも外方に突出した突出部112に、
ピン113,113が設けられているとともに、カート
リッジケース200の側部210,220には前記ピン
113を受けるピン受け部213,223が設けられて
いる。この実施の形態では、上記ピン113,113
と、ピン受け部213,223とで、固定軸110の軸
回り位置を決める位置決め手段が構成されている。ピン
113は、軸110に設けた貫通孔に圧入することによ
って軸110に固定しても良いし、軸110と一体に構
成しても良い。なお、軸110の一端(図4において右
端)112aは、その断面形状がD形に形成されてい
る。
【0083】像担持体ユニット101の軸110の両端
部分を支持する一対の部位である側部210,220に
は、像担持体ユニット101を組み込む際に、軸110
を案内するガイド溝をなすスリット214,224が形
成されており、このスリットの終端部にピン受け部21
3,223が側部210,220と一体的に形成されて
いる。スリット214,224の幅は、それぞれ軸11
0の外径よりもほんの僅かだけ大きく構成されており、
また、スリット214,224の始端部は傾斜状の幅広
に形成されている。
【0084】像担持体ユニット101を組み込む際に
は、軸110の両突出部112,112をピン113の
内側において、スリット214,224に合わせてその
終端部まで入れてやると、ピン113,113がピン受
け部213,223に当接し、固定軸110の軸回り位
置が位置決めされることとなる。なお、軸110の両突
出部112,112をスリット214,224に入れ込
む際には、ピン113が側部210,220の外側面に
当接または摺接してガイドの役割を果たす。したがっ
て、ピン113,113は、側部210,220ととも
に像担持体ユニット101の軸線方向の位置決め手段も
構成している。
【0085】図12に示すように、ガイド溝をなすスリ
ット214,224は、これに沿わせて像担持体ユニッ
ト101の軸110の両端部分112,112を入れた
際、像担持体140とクリーナブレード171との圧接
開始時に、像担持体140のクリーナブレード171に
対する進行方向が、クリーナブレード171の像担持体
140に対する圧接方向Fと略同方向となる形状に構成
されている。
【0086】このため、像担持体ユニット101を組み
込む際に、クリーナブレード171が組み込まれていた
としても、像担持体ユニット101がクリーナブレード
171に対して、望ましくない方向から当接するという
事態が防止され、クリーナブレード171の、めくれや
傷付きが防止される。なお、この効果は、スリット21
4,224の形状が、これらスリット214,224に
沿わせて像担持体ユニット101の軸110の両端部分
を入れた際、少なくとも像担持体140とクリーナブレ
ード171との圧接開始時に、像担持体140のクリー
ナブレード171に対する進行方向と、像担持体140
と圧接される前のクリーナブレード171の像担持体1
40との対向面171aとのなす角度が180゜以内と
なる形状、より望ましくは前記圧接方向Fに対するスリ
ット214,224の方向が±45゜程度の範囲内にあ
る形状であれば得られる。
【0087】以上のようにして、像担持体ユニット10
1がケース本体Aに入れられた後、側部210,220
の外側に、図4,図5に示すサイドカバー250,26
0が取り付けられる。サイドカバー250,260は、
適宜の固定手段、例えば図示しないネジによって側部2
10,220に固定される。
【0088】サイドカバー250,260には、軸11
0の端部が貫通される穴251,261が形成されてい
る。サイドカバー250の穴251は、前記D形状の軸
端と適合するようにD形となっている。したがって、像
担持体ユニット101の装着方向が適正でない場合に
は、軸端と前記D形の穴251とが合致しないこととな
り、これによって、像担持体ユニット101の装着ミス
が防止される。
【0089】また、サイドカバー250,260の内側
面には、前記ピン受け部213,223との間にピン1
13を挟み込んでピン113すなわち軸110を固定す
る突片252,252,262,262が設けられてい
る。固定構造は、左右で同じであるので、一方の側部2
10についてのみ説明する。側部210にサイドカバー
250が取り付けられると、図13に示すように、ピン
113がピン受け部213と突片252,252とで挟
み込まれ、これによって、ピン113が固定される。な
お、図13に示すように、突片252に対向する突片2
52a,252aをさらに設けて、この突片252aと
突片252との間にピン受け部213とピン113とを
挟み込む構造とすると、より確実にピン113を固定す
ることができる。
【0090】さらに、サイドカバー250,260に
は、矩形の穴253,263が開けられている。この穴
253,263には、側部210,220の外方に一体
的に形成されたガイドブロック215,225が貫通さ
れる。なお、サイドカバー250には、トナー搬送手段
の逃がし穴254が形成されている。
【0091】ケース本体Aには、ローラカバー270が
着脱可能に装着される。装着された状態は図2に示され
ている。同図に示すように、このローラカバー270
は、露光L1を通過せせるためのスリット状の窓271
と、除電光L2と帯電ローラ160(帯電部)との間を
遮蔽する遮蔽板272とを有している。
【0092】そしてこの遮蔽板272に、前述した取付
部材273,273が設けられ、その軸274,274
にブレードホルダ174を介してクリーナブレード17
1が回動可能に取り付けられている。
【0093】したがって、ローラカバー270をケース
本体Aから取り外すと、帯電ローラ160が露出すると
同時にクリーナブレード171も取り外されることとな
り、ローラカバー270をケース本体Aに装着すると、
帯電ローラ160がローラカバー270で覆われると同
時にクリーナブレード171も装着されることとなる。
【0094】ローラカバー270は、ケース本体Aの主
連結部230における側面視(図2)で屈曲した上部2
32に適合する形状の取付部275を有しており、この
取付部275を主連結部230の前記上部232に接合
することによってケース本体Aに装着される。取付部2
75と前記上部232との接合手段は、適宜の手段、例
えば、ネジ止め、爪部とこれに係合する係合穴とによる
係合等を採用することができる。また、前記上部232
の上面には、図2に示すように位置決め用のピン233
を設け、取付部275にはこのピン233に嵌まり合う
穴276を設けることが望ましい。
【0095】以上のようにして組み立てられた像担持体
カートリッジ100は、図14に示すようにして、画像
形成装置のフレーム82に着脱可能に装着される。
【0096】フレーム82および後述するレバー84は
相平行してそれぞれ一対設けられているが、図14にお
いては一方のみ示してある。
【0097】フレーム82には、ガイド溝83が形成さ
れているとともに、着脱操作用のレバー84が設けられ
ている。
【0098】ガイド溝83は、その幅が、像担持体カー
トリッジ100の軸110の外径およびガイドブロック
215の後端部215aの厚さ(高さ)hと同じに構成
されており、また、その始端部は傾斜状の幅広に形成さ
れている。
【0099】なお、ガイドブロック215(および22
5)の後端部215aの高さhは軸110の外径と同じ
に形成されているが、前部215bの高さh’は、若干
小さく形成されている。
【0100】レバー84は、軸85でフレーム82に対
して回動可能に取り付けられており、摘み部84aと、
軸110の保持部84bと、軸110との当接部84c
とを備えている。
【0101】レバー84を仮想線で示すように回動させ
たとき、保持部84bは、ガイド溝83に案内される軸
110(突出部112)の移動経路から退避し、当接部
84cは、前記移動経路の終端部近くに臨む。
【0102】したがって、像担持体カートリッジ100
を、その軸110の突出部112,112およびガイド
ブロック215,225をガイド溝83に沿わせるよう
にして押し込むと、軸110の突出部112が当接部8
4cに当接してこれを押すことによって、レバー84
は、当接部84cが軸110の突出部112で押される
分だけ図において反時計方向に回動する(この状態は図
示していない)。なお、ガイドブロック215(および
225)の前部215bの高さh’は、ガイド溝83の
幅よりも若干小さく形成されているので、ガイドブロッ
ク215,225をガイド溝83,83に容易に挿入す
ることができる。
【0103】その後、レバー84をさらに反時計方向に
回動させると、図に実線で示すように、軸110がガイ
ド溝83の終端部と保持部84bとで挟圧保持されて固
定されるとともに、ガイドブロック215,225がガ
イド溝83,83に嵌まり込んでいることによって、像
担持体カートリッジ100の軸110回りの位置決めが
なされ、像担持体カートリッジ100のフレーム82へ
の装着が完了する。ガイドブロック215(および22
5)の後端部215aの高さhは、ガイド溝83の幅と
同じに形成されており、ガイド溝83に隙間なく嵌まり
込むので、位置決めが高精度になされる。なお、レバー
84を実線で示すように回動させると、当接部84cは
軸110から離間する。
【0104】像担持体カートリッジ100を取り外す際
には、レバー84を仮想線で示すように回動させると、
当接部84cが軸110を押し出すように作用するの
で、像担持体カートリッジ100を容易に取り出すこと
ができる。
【0105】レバー84とフレーム82との間には、引
っ張りバネ86が設けられており、この引っ張りバネ8
6の力の作用線は、レバー84を仮想線で示すように回
動させたときと、実線で示すように回動させたときと
で、レバー84の回動中心である軸85を跨ぐように構
成されている。
【0106】したがって、レバー84を仮想線で示すよ
うに回動させると、引っ張りバネ86の作用によって、
レバー84は仮想線で示す位置に保持される。一方、実
線で示すように回動させると、レバー84は実線で示す
位置に保持されるとともに、引っ張りバネ86の作用
で、像担持体カートリッジ100がフレーム82に確実
に保持される。
【0107】なお、像担持体カートリッジ100は、フ
レーム82に対して図14および図1において左方から
装着されるが、画像形成装置のフレーム82およびケー
ス80は、図1におけるB−B線すなわち像担持体カー
トリッジ100と露光ユニット40との間で分離され得
るようになっている(例えば露光ユニット40側が左方
にスライド可能となっている)ので、像担持体カートリ
ッジ100の着脱を容易に行なうことができる。図14
および図4に示すように、像担持体カートリッジ100
には、その着脱を容易にするための摘み231,231
がケース本体Aに設けられている。
【0108】以上のような像担持体カートリッジは、図
1に示すように、画像形成装置に組み込まれると、駆動
用のギア190に画像形成装置本体の駆動ギア(図示せ
ず)が噛み合うことによって、その像担持体140が矢
印方向に回転駆動される。
【0109】上述したような像担持体カートリッジ10
0によれば、次のような作用効果が得られる。
【0110】(a)帯電ローラ160を直接覆うカバー
270が、帯電ローラ160とは独立してカートリッジ
100のケース本体Aに対して着脱可能に構成されてい
るので、カートリッジ100の組立時には先ず像担持体
ユニット101と帯電ローラ160とをケース本体Aに
組み込んで、帯電ローラ160の像担持体140に対す
る回転従動性を確認し、次いで、帯電ローラ160を覆
うカバー270を装着することができる。
【0111】したがって、帯電ローラ160の回転従動
性を容易に確認することができる。
【0112】なお、像担持体カートリッジ100は通常
消耗品(交換部品)として構成されるが、この実施の形
態によれば、実際に画像を形成することなく、例えば工
場等において、像担持体カートリッジ100単体で帯電
ローラ160の回転従動性を容易に確認することができ
る。
【0113】(b)クリーナブレード171が、帯電ロ
ーラ160を覆うカバー270に取り付けられているの
で、カバー270とクリーナブレード171とを同時に
像担持体カートリッジ100に組み込むことができる。
【0114】したがって、クリーナブレード171のめ
くれや破損を招くことなしに、帯電ローラ160の像担
持体ユニット101に対する回転従動性を容易に確認す
ることができるとともに、像担持体カートリッジ100
の組立作業を簡略化することができる。
【0115】(c)クリーナブレード171が、帯電ロ
ーラ160を覆うローラカバー270に取り付けられて
いるので、このカバー270を取り外すと、帯電ローラ
160が露出すると同時にクリーナブレード171も取
り外されることとなる。
【0116】したがって、帯電ローラ160とクリーナ
ブレード171とを同時にクリーニングし得る状態とな
り、これらのクリーニング作業を従来に比べて著しく簡
略化することができる。
【0117】(d)ローラカバー270は、除電光L2
と帯電ローラ160との間を遮蔽する遮蔽板272を有
しているので、除電光L2の帯電部への悪影響を防止す
ることができる。
【0118】しかも、この遮蔽板272に前記取付部材
273すなわちクリーナブレード171が設けられてい
るので、その構造の簡素化を図ることができる。
【0119】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。
【0120】例えば、 上記実施の形態では像担持体として、ユニット化され
た像担持体ユニット101を用いたが、通常のドラム形
の像担持体についても、この発明は適用可能である。
【0121】上記実施の形態では、クリーナブレード
171が、ブレードホルダ174により取付部材27
3,273を介してローラカバー270に取り付けられ
ている構成としたが、ローラカバー270に取付部材2
73を設けることなく、ケース本体の側部210,22
0でブレードホルダ174を支持する構成としてもよ
い。
【0122】
【発明の効果】請求項1記載の像担持体カートリッジに
よれば、帯電ローラの回転従動性を容易に確認すること
ができる。
【0123】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る像担持体カートリッジの一実施の
形態を用いた画像形成装置の一例を示す概略図。
【図2】像担持体カートリッジおよびその周辺の部分切
断拡大図。
【図3】図2におけるIII−III拡大部分断面図。
【図4】像担持体カートリッジの分解斜視図。
【図5】別角度から見た部分省略分解斜視図。
【図6】像担持体ユニット101の断面図。
【図7】図6の部分拡大図。
【図8】像担持体カートリッジ100の断面図。
【図9】図8の部分拡大図。
【図10】主としてトナー搬送スクリュー173を示す
平面図。
【図11】主として帯電ローラ160を示す平面図。
【図12】主として像担持体ユニット101のカートリ
ッジケース200本体Aへの組み込み方向を示す部分断
面図。
【図13】主として、ピン113の固定構造を示す部分
断面図。
【図14】像担持体カートリッジ100の画像形成装置
のフレーム82に対する着脱構造を示す部分省略側面
図。
【図15】従来技術の説明図。
【符号の説明】
100 像担持体カートリッジ 101 像担持体ユニット(像担持体) 160 帯電ローラ 200 カートリッジケース A ケース本体 270 ローラカバー(カバー)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジのケース本体に対して回転
    可能に支持される像担持体と、ケース本体に対して回転
    可能に支持され像担持体に従動して回転しつつ像担持体
    の表面を一様に帯電させる帯電ローラと、この帯電ロー
    ラを直接覆うカバーとを有する像担持体カートリッジで
    あって、 前記カバーが前記帯電ローラとは独立してケース本体に
    対して着脱可能に構成されていることを特徴とする像担
    持体カートリッジ。
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