JP2000039327A - 情報提供システム及びその制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】チェーン店に関するイベント情報を少ない情報
量で送信できるようにする。 【解決手段】受信したイベント情報中にチェーン店コー
ドがあるか否かの判定がなされ（ステップＳ１２）、チ
ェーン店コードがあると判断されたときには、チェーン
店コードによる各店舗（施設）が表示部に表示中の地図
上に存在するか否かの判定がなされ（ステップＳ１
４）、このときチェーン店コードにより表わされる各施
設の位置コードが記憶部の関係テーブルから取り出さ
れ、取り出された位置コードに基づいて判定が行われ
る。表示中の地図上にチェーン店コードによる各店舗
（施設）が存在すれば、受信されたイベント情報の内容
が表示部に表示されると共に、その施設の位置を示すマ
ークを表示部に表示中の地図上に点滅表示される（ステ
ップＳ１６）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、飲食店、スーパ
ーマーケットやガソリンスタンド等の複数の施設で催さ
れる各種のイベントに関するイベント情報を送信する情
報センターと、前記情報センターからのイベント情報を
受信する車載用情報端末とから成る情報提供システム及
びその制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、車載用情報端末であるナビゲーシ
ョン装置に、情報センターであるＦＭ放送局からの文字
放送を受信する機能を付加し、ＦＭ放送局から定期的に
送信されてくる文字放送を受信し、受信した内容をナビ
ゲーション装置の表示部に表示することが行われてい
る。

【０００３】このとき、ＦＭ放送局により送信される文
字放送には、通常の交通情報や天気情報のほか、最近で
は、各地域の飲食店における期間限定の特別メニュー、
スーパーマーケットの特売情報やガソリンスタンドの特
別割引サービス等、これら各施設で開催される各種のイ
ベントに関するイベント情報が放送されるようになって
いる。

【０００４】また従来、１つの施設に関するイベント情
報にはその施設の位置を表わす位置コードが含まれてお
り、受信側であるナビゲーション装置においてこの位置
コードを検出することで、その位置を表わすマーク等を
表示部に表示中の地図上に表示してドライバに報知する
ことが行われている。

【０００５】ところで、これらの各種施設の中には、ガ
ソリンスタンドのように、Ａ石油という元売り会社のも
とに各地にチェーン店が存在するものがあり、このよう
なチェーン店ガソリンスタンドを例にとると、全国一斉
若しくは所定の地域において、ガソリンの割引販売など
の同じ内容のイベントを開催することが多い。その他に
も、同じスーパーマーケットの場合には各地の店舗にお
いて同じ商品を安売りしたり、チェーン店レストランの
各店舗において特定期間の特別メニューとして例えば和
牛ステーキを提供する等の共通するイベントを開催する
ことがある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなイ
ベント情報についての文字放送の場合、１回に放送する
情報量は文字放送６２ページ分であり、しかも１番組当
り４ページ分の割り当てであることを考えると、１つの
施設に関する情報として文字放送の４ページの情報に限
られ、１回の放送ではせいぜい１５個の施設に関する情
報しか放送できないという制約がある。

【０００７】また、従来は各店舗（各施設）ごとのイベ
ント情報としてその施設の位置コードを含む情報を放送
する形態をとるため、上記したようなチェーン店の共通
イベントに関する情報であっても、店舗（施設）が異な
れば各施設ごとにそのイベント情報を放送するしかな
く、結果的に重複した内容のイベント情報が繰り返し放
送されることになる。

【０００８】そのため、例えばある地域内にＡ石油とい
うチェーンのガソリンスタンドが多数存在する場合に、
これらの各スタンドについて同じ内容のイベント情報を
順次放送することになり、１回の放送でＡ石油というチ
ェーンの各スタンドのイベント情報しか流すことができ
ず、このチェーンのガソリンスタンドに関するイベント
情報の情報量が非常に多くなって、その他の施設のイベ
ント情報を放送することができないという事態が生じる
おそれがある。

【０００９】この発明が解決しようとする課題は、チェ
ーン店に関するイベント情報を少ない情報量で送信でき
るようにすることにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明における情報提供システムは、飲食店、
スーパーマーケットやガソリンスタンド等の複数の施設
で催される各種のイベントに関するイベント情報を送信
する情報センターと、前記情報センターからのイベント
情報を受信する車載用情報端末とから成る情報提供シス
テムであって、前記情報センターは、前記各施設のイベ
ント情報を格納した主記憶部と、前記各施設のなかで同
一内容のイベントを開催するチェーン店ごとに各々に割
り付けられたチェーン店コードを格納した補助記憶部
と、前記主記憶部から各々の前記イベント情報を読み出
しその中にチェーン店のイベントに関するイベント情報
があれば前記補助記憶部からそのチェーン店に対応する
前記チェーン店コードを読み出して前記イベント情報に
付加するセンター側制御部と、前記センター側制御部に
より制御され前記センター側制御部によって前記チェー
ン店コードが付加された前記イベント情報を送信する送
信部とにより構成され、前記車載用情報端末は、地図デ
ータを格納した地図データ格納部と、現在の自車位置を
検出する位置検出部と、前記情報センターから送信され
る前記イベント情報を受信する受信部と、前記自車位置
周辺の地図データを前記地図データ格納部から読み出す
車載側制御部と、前記車載側制御部により制御され読み
出された前記地図データに基づく地図を表示する表示部
と、前記受信部により受信された前記イベント情報に含
まれる前記チェーン店コードを読み取ってそのチェーン
店コードによる前記各施設が前記表示部に表示中の地図
上に存在するかどうかを判定する判定部と、前記判定部
により存在すると判定されるときにその施設の位置を示
すマークを前記表示部の表示地図上に表示すべく指示す
る報知部とにより構成されていることを特徴としてい
る。

【００１１】このような構成によれば、同一内容のイベ
ントを催すチェーン店に関するイベント情報があるとき
に、補助記憶部から読み出したチェーン店コードがイベ
ント情報に付加されて情報センターから送信され、車載
用情報端末により、このようなチェーン店コードが付加
されたイベント情報が受信されると、そのチェーン店コ
ードによる各施設が表示中の地図上に存在するかどうか
の判定が行われ、存在すれば表示地図上にその施設の位
置を示すマークが表示される。

【００１２】従って、同一内容であるチェーン店のイベ
ント情報を送信する場合に、チェーン店の各店舗（施
設）のイベント情報を一括して送信するため、従来のよ
うにチェーン店の各店舗（施設）ごとのイベント情報を
送信する必要がなく、送信する情報量を従来に比べて大
幅に低減することが可能になる。

【００１３】また、本発明における情報提供システムで
は、前記主記憶部は、前記各施設のイベント情報を、各
々の施設に割り付けられた施設コード及び各々の所在位
置を表わす位置コードと関連づけて格納し、前記センタ
ー側制御部は、前記主記憶部から読み出した前記イベン
ト情報の中にチェーン店のイベントに関するイベント情
報があるときに、そのイベント情報に含まれる前記位置
コードに代えて前記補助記憶部から読み出したそのチェ
ーン店のチェーン店コードを付加し、前記車載用情報端
末には各チェーン店コードと各々のチェーン店コードに
より表わされる前記各施設の位置コードとの関係テーブ
ルを予め備えておき、前記判定部は、読み取った前記チ
ェーン店コードにより表わされる前記各施設の位置コー
ドを前記関係テーブルから取り出し、取り出した位置コ
ードに基づいてそれらの施設が前記表示部に表示中の地
図上に存在するかどうかを判定することを特徴としてい
る。

【００１４】こうすれば、情報センター側では、チェー
ン店のイベントに関するイベント情報があるときに、そ
のイベント情報に含まれる位置コードに代えてチェーン
店コードがイベント情報に付加されて送信される。一
方、車載用情報端末側では、各チェーン店コードと各々
のチェーン店コードにより表わされる各施設の位置コー
ドとの関係テーブルに基づき、受信したイベント情報中
のチェーン店コードにより表わされる各施設の位置コー
ドが関係テーブルから取り出され、取り出された位置コ
ードに基づいてそれらの施設が表示中の地図上に存在す
るかどうかが判定される。

【００１５】そのため、このように各チェーン店コード
と各々のチェーン店コードにより表わされる各施設の位
置コードとの関係テーブルを設けておけば、車載用情報
端末側において、チェーン店コードにより表わされる各
施設が表示中の地図上に存在するかどうかを容易に判定
することが可能になる。

【００１６】更に、本発明における情報提供システム
は、前記送信部は、前記センター側制御部により読み出
された前記イベント情報を文字放送電波に多重して送信
し、前記受信部は、前記文字放送電波に多重された前記
イベント情報を受信する機能を有することを特徴として
いる。

【００１７】こうすると、上記したようにチェーン店コ
ードの付加によって情報量の削減を図ることができるた
め、放送可能な情報量が制限されているＦＭ文字多重放
送等の文字放送に有効である。

【００１８】また、本発明における情報提供システムの
制御方法は、飲食店、スーパーマーケットやガソリンス
タンド等の複数の施設で催される各種のイベントに関す
るイベント情報を送信する情報センターと、前記情報セ
ンターからのイベント情報を受信する車載用情報端末と
から成る情報提供システムの制御方法であって、前記情
報センター側において、主記憶部に前記各施設のイベン
ト情報を格納すると共に、補助記憶部に前記各施設のな
かで同一内容のイベントを開催するチェーン店ごとに各
々に割り付けられたチェーン店コードを格納しておき、
前記主記憶部から各々の前記イベント情報を読み出し、
その中にチェーン店のイベントに関するイベント情報が
あれば、前記補助記憶部からそのチェーン店に対応する
前記チェーン店コードを読み出して前記イベント情報に
付加して送信し、前記車載用情報端末側において、位置
検出部により検出される現在の自車位置周辺の地図デー
タに基づく地図を表示部に表示し、情報センターから送
信される前記イベント情報を受信し、受信した前記イベ
ント情報に含まれる前記チェーン店コードを読み取って
そのチェーン店コードによる前記各施設が表示中の地図
上に存在するかどうかを判定し、存在するときにはその
施設の位置を示すマークを表示中の地図上に表示するこ
とを特徴としている。

【００１９】このような構成によれば、同一内容である
チェーン店のイベント情報を送信する場合に、チェーン
店の各店舗（施設）のイベント情報を一括して送信する
ため、従来のようにチェーン店の各店舗（施設）ごとの
イベント情報を送信する必要がなく、送信する情報量を
従来に比べて大幅に低減することが可能になる。

【００２０】また、本発明における情報提供システムの
制御方法は、前記各施設のイベント情報には、各々の施
設に割り付けられた施設コード及び各々の所在位置を表
わす位置コードの情報を関連づけておき、前記主記憶部
から読み出した前記イベント情報の中にチェーン店のイ
ベントに関するイベント情報があるときに、そのイベン
ト情報に含まれる前記位置コードに代えて前記補助記憶
部から読み出したそのチェーン店のチェーン店コードを
付加するようにし、前記車載用情報端末側には、各チェ
ーン店コードと各々のチェーン店コードにより表わされ
る前記各施設の位置コードとの関係テーブルを予め備え
ておき、前記チェーン店コードにより表わされる前記各
施設の位置コードを前記関係テーブルから取り出してそ
の位置コードに基づいてそれらの施設が前記表示部に表
示中の地図上に存在するかどうかを判定することを特徴
としている。

【００２１】この場合、車載用情報端末側に各チェーン
店コードと各々のチェーン店コードにより表わされる各
施設の位置コードとの関係テーブルを設けておくこと
で、車載用情報端末側において、チェーン店コードによ
り表わされる各施設が表示中の地図上に存在するかどう
かを容易に判定できる。

【００２２】

【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図
１ないし図６を参照して説明する。但し、図１は情報セ
ンターのブロック図、図２は車載用情報端末のブロック
図、図３及び図４は動作説明用フローチャート、図５及
び図６は動作説明図である。

【００２３】まず、情報提供システムを構成する情報セ
ンターを示す図１について説明する。

【００２４】図１において、１は飲食店、スーパーマー
ケットやガソリンスタンド等の各種施設のイベント情報
を各々の施設に割り付けられた施設コード及び各々の所
在位置を表わす位置コードと関連づけて格納した主記憶
部としてのセンター側データベース部、２は後述するセ
ンター側制御部によりセンター側データベース部１から
読み出されたイベント情報をＦＭ放送に文字多重して送
信するＦＭ送信部、３は液晶ディスプレイやＣＲＴ等か
ら成る表示部、４はセンター側データベース部１に格納
されている各施設のイベント情報の内容を更新するため
等に用いられるキーボードから成る操作部、５は同一内
容のイベントを開催するチェーン店ごとに各々に割り付
けられたチェーン店コードを格納した補助記憶部、６は
センター側制御部である。

【００２５】このセンター側制御部６は各部の制御を行
うと共に、センター側データベース部１から各施設のイ
ベント情報を読み出し、その中にチェーン店のイベント
に関するイベント情報があれば、補助記憶部５からその
チェーン店に対応するチェーン店コードを読み出してイ
ベント情報に付加する機能を有する。このとき、チェー
ン店のイベントに関するイベント情報に含まれる各施設
の位置コードに代えて補助記憶部５から読み出したチェ
ーン店コードを付加するようになっている。

【００２６】このように、センター側データベース部
１、ＦＭ送信部２、表示部３、操作部４、補助記憶部５
及びセンター側制御部６により、情報センターとしての
ＦＭ放送局７が構成されている。

【００２７】つぎに、情報提供システムを構成するナビ
ゲーションシステム等の車載用情報端末を示す図２につ
いて説明する。

【００２８】図２において、１１は地図データを格納し
た地図データ格納部としてのＣＤ−ＲＯＭ等から成るロ
ーカルデータベース部、１２はＦＭ放送局７のＦＭ送信
部２からのＦＭ文字多重放送を受信するＦＭ受信部、１
３は現在の自車位置を検出するＧＰＳ（Global Positio
ning System ）から成る位置検出部、１４はカーソル移
動用等の複数の操作キーを備えた操作部、１５は液晶デ
ィスプレイから成る表示部、１６はナビゲーションのた
めの誘導情報等を音声合成して出力する音声出力部、１
７は各種のチェーン店コードと各々のチェーン店コード
により表わされる各店舗（施設）の位置コードとの関係
テーブルを予め記憶した記憶部、１８は車載側制御部で
ある。

【００２９】この車載側制御部１８は、各部の制御を行
うのは勿論のこと、位置検出部１３により検出される自
車位置周辺の地図データ、操作部１４の操作により設定
される目的地周辺の地図データ及びこの目的地の位置デ
ータをローカルデータベース部１１から読み出し、読み
出した地図データに基づく道路地図及び検出した自車位
置を示すマークを表示部１５に表示させる機能を有する
と共に、設定された目的地までの最適経路を導出して表
示中の地図上にその経路を表示させ、その経路に従い音
声出力部１６による音声によって誘導するナビゲーショ
ン装置本来のルートガイダンス機能を有する。

【００３０】また、車載側制御部１８は、ＦＭ受信部１
２により受信された文字多重放送によるイベント情報に
含まれるチェーン店コードを読み取り、読み取ったチェ
ーン店コードによる各店舗（施設）が表示部１５に表示
中の地図上に存在するかどうかを判定すると共に、存在
すると判定されるときにその施設の位置を示すマークを
表示部１５の表示地図上に表示すべく指示する機能を有
する。このとき、上記した判定処理が判定部に相当し、
上記したマークの表示の指示処理が報知部に相当する。

【００３１】ところで、ＦＭ受信部１２により受信され
た文字多重放送によるイベント情報にチェーン店コード
が含まれないときには、そのイベント情報はチェーン店
のイベント情報ではなく、単独でイベントを開催する施
設に関するイベント情報であり、従来の場合と同様にそ
の施設の位置コードを含むイベント情報であるため、イ
ベントの内容とその施設の位置コードに対応した地名等
がページ単位で表示部１５に表示される。

【００３２】このように、ローカルデータベース部１
１、ＦＭ受信部１２、位置検出部１３、操作部１４、表
示部１５、音声出力部１６、記憶部１７及び車載側制御
部１８により、ナビゲーション装置から成る車載用情報
端末１９が構成されている。

【００３３】つぎに、ＦＭ放送局７及び車載用情報端末
１９それぞれの動作について図３、図４のフローチャー
トを参照して説明する。

【００３４】まず、ＦＭ放送局７の動作について説明す
ると、図３に示すように、現在の時刻が放送予定時刻か
否かの判定がなされ（ステップＳ１）、この判定結果が
ＮＯであれば判定結果がＹＥＳになるまでステップＳ１
の判定が繰り返され、判定結果がＹＥＳになれば、セン
ター側データベース部１から各施設のイベント情報が読
み出され（ステップＳ２）、ＦＭ送信部２から読み出さ
れたイベント情報が文字多重されて送信され（ステップ
Ｓ３）、その後ステップＳ１に戻る。

【００３５】このとき、センター側制御部６は、センタ
ー側データベース部１から読み出した各施設のイベント
情報の中にチェーン店のイベントに関するイベント情報
があるかどうか判断し、チェーン店のイベントに関する
イベント情報があるときには、補助記憶部５からそのチ
ェーン店に対応するチェーン店コードを読み出し、その
チェーン店のイベントに関するイベント情報に含まれる
各施設の位置コードに代えて、読み出したチェーン店コ
ードをそのイベント情報に付加してＦＭ送信部２に送出
する。

【００３６】続いて、車載用情報端末１９の動作につい
て説明すると、図４に示すように、受信データがあるか
否かの判定がなされ（ステップＳ１１）、この判定結果
がＮＯであれば判定結果がＹＥＳになるまでこの判定が
繰り返され、判定結果がＹＥＳになれば受信したデータ
中にチェーン店コードがあるか否かの判定がなされる
（ステップＳ１２）。

【００３７】そして、ステップＳ１２の判定結果がＮＯ
であれば、受信データはチェーン店のイベント情報では
なく単独でイベントを開催する施設に関するイベント情
報であると判断されるため、受信されたその施設のイベ
ント情報の内容が表示部１５の表示地図に重畳する形で
表示され（ステップＳ１３）、その後ステップＳ１１に
戻る。このときの表示部１５の表示は、例えば図５に示
すようになり、図５中の“〔５１３−Ｃ６３Ａ−４
０〕”がその施設の位置コードに相当する。

【００３８】一方、ステップＳ１２の判定結果がＹＥ
Ｓ、つまり受信データ中にチェーン店コードがあると判
断されたときには、チェーン店コードによる各店舗（施
設）が表示部１５に表示中の地図上に存在するか否かの
判定がなされる（ステップＳ１４）。このとき、受信さ
れたチェーン店コードにより表わされる各施設の位置コ
ードが記憶部１７の関係テーブルから取り出され、取り
出された位置コードに基づいてそれらの施設が表示中の
地図上に存在するかどうかの判定が行われるのである。

【００３９】このステップＳ１４の判定結果がＮＯであ
れば、表示中の地図上にはそのチェーン店コードによる
各店舗（施設）が存在しないため、受信されたイベント
情報の内容が表示部１５に表示されたのち（ステップＳ
１５）、上記したステップＳ１１に戻り、一方ステップ
Ｓ１４の判定結果がＹＥＳであれば、受信されたイベン
ト情報の内容が表示部１５に表示されると共に、その施
設の位置を示すマークを表示部１５に表示中の地図上に
点滅表示され（ステップＳ１６）、その後上記したステ
ップＳ１１に戻る。このときの表示部１５の表示は、例
えば図６に示すようになり、図６中の“〔Ｃ０２５
４〕”がチェーン店コードに相当する。

【００４０】このように、同一内容のイベントを催すチ
ェーン店に関するイベント情報があるときに、補助記憶
部５からそのチェーン店に対応するチェーン店コードが
読み出され、読み出されたチェーン店コードが位置コー
ドに代わりイベント情報に付加されて情報センターから
送信され、車載用情報端末１９により、このようなチェ
ーン店コードが付加されたイベント情報が受信される
と、そのチェーン店コードによる各施設が表示中の地図
上に存在するかどうかの判定が行われ、存在すれば表示
地図上にその施設の位置を示すマークが点滅表示され
る。

【００４１】従って、上記した実施形態によれば、同一
内容であるチェーン店のイベント情報を送信する場合
に、チェーン店の各店舗（施設）のイベント情報を一括
して送信することができるため、従来のようにチェーン
店の各店舗（施設）ごとのイベント情報を送信する必要
がなく、送信する情報量を従来に比べて大幅に低減する
ことが可能になり、特に１回の放送で送信可能な情報量
が制限されているＦＭ文字多重放送の場合に有効であ
る。

【００４２】また、車載用情報端末１９の記憶部１７
に、各チェーン店コードと各々のチェーン店コードによ
り表わされる各施設の位置コードとの関係テーブルを予
め記憶させているため、車載用情報端末１９側におい
て、受信したチェーン店コードにより表わされる各施設
が表示中の地図上に存在するかどうかを容易に判定する
ことが可能になる。

【００４３】なお、上記した実施形態では、ＦＭ文字多
重放送の場合を例として説明したが、その他の方式によ
る文字放送の場合にも、この発明を適用することは可能
である。

【００４４】また、上記実施形態では、情報センターを
ＦＭ放送局７、車載用情報端末１９をナビゲーションシ
ステムとした場合について説明したが、情報センターは
ＦＭ放送局７に限定されるものではなく、車載用情報端
末１９も特にナビゲーションシステムに限定されるもの
ではなく、少なくとも車載用であってナビゲーション機
能及び端末としての機能を備えたものであればよい。

【００４５】更に、情報センター側の送信部及び車載用
情報端末側の受信部は、少なくともそれぞれ文字放送を
送信及び受信できるものであればよい。

【００４６】また、この発明は上記した実施形態に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。

【００４７】

【発明の効果】以上のように、請求項１、４に記載の発
明によれば、同一内容であるチェーン店のイベント情報
を送信する場合に、チェーン店の各店舗（施設）のイベ
ント情報を一括して送信するため、従来のようにチェー
ン店の各店舗（施設）ごとのイベント情報を送信する必
要がなく、送信する情報量を従来に比べて大幅に低減す
ることができ、その他のイベント情報についても従来よ
りも多くの情報を送信することが可能になる。

【００４８】また、請求項２、５に記載の発明によれ
ば、車載用情報端末側に各チェーン店コードと各々のチ
ェーン店コードにより表わされる各施設の位置コードと
の関係テーブルを設けたため、車載用情報端末側におい
て、この関係テーブルからチェーン店コードにより表わ
される各施設が表示中の地図上に存在するかどうかを容
易に判定することが可能になる。

【００４９】また、請求項３に記載の発明によれば、チ
ェーン店コードの付加によって情報量の削減を図ること
ができるため、放送可能な情報量が制限されているＦＭ
文字多重放送等の文字放送に有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態の一部のブロック図であ
る。

【図２】一実施形態の他の一部のブロック図である。

【図３】一実施形態の動作説明用フローチャートであ
る。

【図４】一実施形態の動作説明用フローチャートであ
る。

【図５】一実施形態の動作説明図である。

【図６】一実施形態の動作説明図である。

【符号の説明】

１ センター側データベース部（主記憶部） ２ ＦＭ送信部 ５ 補助記憶部 ６ センター側制御部 ７ ＦＭ放送局（情報センター） １１ ローカルデータベース部（地図データ格納部） １２ ＦＭ受信部 １５ 表示部 １７ 記憶部 １８ 車載側記憶部 １９ 車載用情報端末

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 飲食店、スーパーマーケットやガソリン
   スタンド等の複数の施設で催される各種のイベントに関
   するイベント情報を送信する情報センターと、前記情報
   センターからのイベント情報を受信する車載用情報端末
   とから成る情報提供システムであって、 前記情報センターは、前記各施設のイベント情報を格納
   した主記憶部と、前記各施設のなかで同一内容のイベン
   トを開催するチェーン店ごとに各々に割り付けられたチ
   ェーン店コードを格納した補助記憶部と、前記主記憶部
   から各々の前記イベント情報を読み出しその中にチェー
   ン店のイベントに関するイベント情報があれば前記補助
   記憶部からそのチェーン店に対応する前記チェーン店コ
   ードを読み出して前記イベント情報に付加するセンター
   側制御部と、前記センター側制御部により制御され前記
   センター側制御部によって前記チェーン店コードが付加
   された前記イベント情報を送信する送信部とにより構成
   され、 前記車載用情報端末は、地図データを格納した地図デー
   タ格納部と、現在の自車位置を検出する位置検出部と、
   前記情報センターから送信される前記イベント情報を受
   信する受信部と、前記自車位置周辺の地図データを前記
   地図データ格納部から読み出す車載側制御部と、前記車
   載側制御部により制御され読み出された前記地図データ
   に基づく地図を表示する表示部と、前記受信部により受
   信された前記イベント情報に含まれる前記チェーン店コ
   ードを読み取ってそのチェーン店コードによる前記各施
   設が前記表示部に表示中の地図上に存在するかどうかを
   判定する判定部と、前記判定部により存在すると判定さ
   れるときにその施設の位置を示すマークを前記表示部の
   表示地図上に表示すべく指示する報知部とにより構成さ
   れていることを特徴とする情報提供システム。
2. 【請求項２】 前記主記憶部は、前記各施設のイベント
   情報を、各々の施設に割り付けられた施設コード及び各
   々の所在位置を表わす位置コードと関連づけて格納し、
   前記センター側制御部は、前記主記憶部から読み出した
   前記イベント情報の中にチェーン店のイベントに関する
   イベント情報があるときに、そのイベント情報に含まれ
   る前記位置コードに代えて前記補助記憶部から読み出し
   たそのチェーン店のチェーン店コードを付加し、前記車
   載用情報端末には各チェーン店コードと各々のチェーン
   店コードにより表わされる前記各施設の位置コードとの
   関係テーブルを予め備えておき、前記判定部は、読み取
   った前記チェーン店コードにより表わされる前記各施設
   の位置コードを前記関係テーブルから取り出し、取り出
   した位置コードに基づいてそれらの施設が前記表示部に
   表示中の地図上に存在するかどうかを判定することを特
   徴とする請求項１に記載の情報提供システム。
3. 【請求項３】 前記送信部は、前記センター側制御部に
   より読み出された前記イベント情報を文字放送電波に多
   重して送信し、前記受信部は、前記文字放送電波に多重
   された前記イベント情報を受信する機能を有することを
   特徴とする請求項１または２に記載の情報提供システ
   ム。
4. 【請求項４】 飲食店、スーパーマーケットやガソリン
   スタンド等の複数の施設で催される各種のイベントに関
   するイベント情報を送信する情報センターと、前記情報
   センターからのイベント情報を受信する車載用情報端末
   とから成る情報提供システムの制御方法であって、 前記情報センター側において、主記憶部に前記各施設の
   イベント情報を格納すると共に、補助記憶部に前記各施
   設のなかで同一内容のイベントを開催するチェーン店ご
   とに各々に割り付けられたチェーン店コードを格納して
   おき、前記主記憶部から各々の前記イベント情報を読み
   出し、その中にチェーン店のイベントに関するイベント
   情報があれば、前記補助記憶部からそのチェーン店に対
   応する前記チェーン店コードを読み出して前記イベント
   情報に付加して送信し、 前記車載用情報端末側において、位置検出部により検出
   される現在の自車位置周辺の地図データに基づく地図を
   表示部に表示し、情報センターから送信される前記イベ
   ント情報を受信し、受信した前記イベント情報に含まれ
   る前記チェーン店コードを読み取ってそのチェーン店コ
   ードによる前記各施設が表示中の地図上に存在するかど
   うかを判定し、存在するときにはその施設の位置を示す
   マークを表示中の地図上に表示することを特徴とする情
   報提供システムの制御方法。
5. 【請求項５】 前記各施設のイベント情報には、各々の
   施設に割り付けられた施設コード及び各々の所在位置を
   表わす位置コードの情報を関連づけておき、前記主記憶
   部から読み出した前記イベント情報の中にチェーン店の
   イベントに関するイベント情報があるときに、そのイベ
   ント情報に含まれる前記位置コードに代えて前記補助記
   憶部から読み出したそのチェーン店のチェーン店コード
   を付加するようにし、前記車載用情報端末側には、各チ
   ェーン店コードと各々のチェーン店コードにより表わさ
   れる前記各施設の位置コードとの関係テーブルを予め備
   えておき、前記チェーン店コードにより表わされる前記
   各施設の位置コードを前記関係テーブルから取り出して
   その位置コードに基づいてそれらの施設が前記表示部に
   表示中の地図上に存在するかどうかを判定することを特
   徴とする請求項４に記載の情報提供システムの制御方
   法。