JP2000038072A - ヘッドレスト - Google Patents

ヘッドレスト

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JP2000038072A
JP2000038072A JP10225309A JP22530998A JP2000038072A JP 2000038072 A JP2000038072 A JP 2000038072A JP 10225309 A JP10225309 A JP 10225309A JP 22530998 A JP22530998 A JP 22530998A JP 2000038072 A JP2000038072 A JP 2000038072A
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Kaneyuki Takei
謙之 武井
Takayuki Chokai
孝幸 鳥海
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】前倒装置内蔵のヘッドレストにおいて、その生
産性と外観品質を向上させることである。 【構成】前倒装置(40)(41)を内蔵するインナー
カバー(1)における挿通部(1A)に、係止鍔部(1
2)付の支持筒(11)を一体に設け、インナーカバー
(1)の挿通部(1A)を閉口するアウターカバー
(2)の本体(20)には係止鍔部(12)に係止する
係止爪(22)付の挟持片(21)を設け、該挟持片
(21)で表皮(3)の開口部の端末(30)を挟持し
て、表皮(3)内に注入されるパッド(5)発泡成形用
の発泡液の外部への漏出を防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シートに備
えるヘッドレスト、詳しくは、内部に設けた前倒機構に
よって前倒し且つ発泡液を袋状の表皮内に注入して表皮
と一体にパッドを発泡成形するヘッドレストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッドレストにはシートバック側
に支持されるステーに対して、ステーのヘッドレスト内
に有する前倒装置等によってヘッドレストを前方に回動
自在に取付けて、ヘッドレストを前倒させることによ
り、後方の乗員の視界を拡大するものがある。
【0003】このヘッドレストはヘッドレスト内におけ
る前記ステーの上部に有する前倒装置(例えばエチェッ
ト装置)を金属製のパネルで囲繞し、このパネルの外周
面に、あらかじめ所定形状に発泡成形した発泡体製パッ
ドを当て、このパッドをこのパッドと別体で袋状に縫製
した表皮で被包することにより形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、この従来品
は、パネルにパッドを当て、これを表皮で被包し、表皮
の開口部を閉口手段(例えば、ベルベット式ファスナー
など)で閉口しなければならない。そのため、ヘッドレ
ストの組付に工数を要する不具合があった。
【0005】また、ヘッドレストを使用者が把持して前
後方向に回動操作する際、パッドに対して表皮、パネル
が別体であるので、表皮、パッドが位置ズレし、ヘッド
レストの外観品質が損なわれる不具合もあった。
【0006】そこで、本発明は斯様な前倒れヘッドレス
トにおいて、その組立性と外観品質を向上することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、袋状に縫製した表皮と、上部に前倒機構
を有するステーと、この前倒機構付のステーを挿通する
挿通部を有するインナーカバーと、このインナーカバー
と前記表皮との間に発泡液を注入して表皮と一体発泡す
るパッドと、前記インナーカバーの挿通部を閉口して表
皮の端末を挟持するアウターカバーとから構成し、前記
インナーカバーの挿通部に係止鍔部付支持筒を一体に設
けると共に挿通部の外側に環状の係止溝を設け、前記ア
ウターカバーは前記挿通部を閉口するプレート状の本体
と、この本体の外周縁に一体に設けて表皮の端末を前記
係止溝内に圧接して挟持する挟持片と、この挟持片の内
周面に一体に設けて前記インナーカバーの係止鍔部に係
合する係止爪とからなることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】この構成によれば、インナーカバ
ーと袋状の表皮との間に注入したパッド成形用の発泡液
がインナーカバーのステー挿通部と表皮の端末との間か
ら漏出することがなくパッドが表皮、インナーカバーと
一体に発泡成形される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るヘッドレス
トを示し、このヘッドレストは、シートバック(不図
示)に支持されるステー(4)に対して前倒装置(4
0)(41)…によって、矢印方向に前倒して後方の乗
員の視界を拡大し得る構造になっている。図中(1)は
内部に前倒機構(40)(41)を有する合成樹脂製の
インナーカバーを示す。
【0010】図中(2)はインナーカバーの前倒機構等
を挿通する挿通部を閉口する合成樹脂製のアウターカバ
ーで、ヘッドレストの底面に配設され、このアウターカ
バー(2)からシートバック側に支持される左右一対の
ステー(4)が下方に突出している。
【0011】(3)は袋状に縫製した表皮で、その開口
部がヘッドレストの底面側に位置し、その開口部の端縁
(端末)が前記アウターカバー(2)によってインナー
カバー(1)に挟持されている。
【0012】(5)はインナーカバー(1)と表皮
(3)との間の空間部に注入して表皮(3)、インナー
カバー(1)と一体に発泡成形されている発泡体製のパ
ッドを示す。
【0013】このパッド(5)を発泡成形する発泡液
は、図2に示すように表皮(3)の端末(30)(3
0)がアウターカバー(2)でインナーカバー(1)に
挟持し、外部に漏出することがないように構成されてい
る。
【0014】インナーカバー(1)、アウターカバー
(2)、表皮(3)は、図3、4に示すように構成され
ている。
【0015】インナーカバー(1)はその底部(10)
に、図5に示すように、前倒機構(40)(41)付の
左右一対のステー(4)(4)を挿通する挿通部(1
A)が開口されている。
【0016】この挿通部(1A)には、筒状の支持筒
(11)が一体に成形され、支持筒(11)の外部に突
出する外端縁に沿って鍔状の係止鍔部(12)が延設さ
れている。
【0017】そして、係止鍔部(12)の先端縁に対応
するインナーカバー(1)の底部(10)には、環状に
係止溝(10A)が形成されている。
【0018】一方、アウターカバー(2)はインナーカ
バー(1)と同様に剛性を有する合成樹脂で成形され、
インナーカバー(1)の支持筒(11)を閉口する大き
さのプレート状の本体(20)と、この本体(20)の
周囲に一体成形され、先端部(21A)が表皮(3)の
端末(30)を挟持する挟持片(21)と、係止爪(2
2)とから構成されている。
【0019】挟持片(21)の内面側に、インナーカバ
ー(1)の係止爪(22)が係止鍔部(12)に係止す
るように設けてあり、この係止爪(22)によってアウ
ターカバー(2)がインナーカバー(1)に固定される
と共に表皮(3)の端末(30)の挟持状態を保持す
る。
【0020】アウターカバー(2)の本体(20)に
は、ステー(4)(4)を挿通する通孔(2A)(2
A)が開孔され、この各通孔(2A)の孔縁には一体に
筒状のガイド壁(23)が一体に成形されている。
【0021】表皮(3)は、図3、図6に示すように、
袋状に縫製され、その底布(3B)に開口部(3A)が
形成され、この開口部(3A)から、前記インナーカバ
ー(1)が内部に装入できるように構成されている。
【0022】図示する前倒機構は従来周知の構造のもの
で、インナーカバー(1)内の空間部(4A)内に収容
されているラチェット機構のもので、追歯(40A)
(40B)付の歯板(40)と、この歯板(40)の追
歯(40A)又(40B)に係合する係止ピン(41)
とから構成され、歯板(40)は支軸(45)に一体に
固定され、この支軸(45)は門形状のステー(4)の
上部(43)にアーム(44)を介して固定されてい
る。
【0021】一方、係止ピン(41)は、支軸(45)
に前後方向に回動自在に軸着されている左右一対のブラ
ケット(47)における一方のブラケット(47)に回
動自在に枢着した回動片(42)に固定され、バネ(不
図示)によって歯板(40)の追歯(40A)(40
B)方向に付勢されている。図1において、図中(4
6)は、左右のブラケット(47)を連結する連結軸を
示す。
【0022】従って、ヘッドレストを、図1の状態から
前方(矢印方向)に押動すると前倒状態になり、この前
倒状態から更にヘッドレストを前方に押動すると、その
ロック状態が解除されて図1に示す使用状態に戻るよう
に構成されている。
【0023】次に、図1、2に示すヘッドレストの製造
方法を説明する。まず、インナーカバー(1)内に、前
倒機構(40)(41)を上部に有するステー(4)を
収容する。
【0024】次に、このインナーカバー(1)を表皮
(3)内に装入した後、アウターカバー(2)の通孔
(2A)にステー(4)を通して、アウターカバー
(2)をインナーカバー(1)の支持筒(11)に嵌合
する。
【0025】これにより、アウターカバー(2)の挟持
片(21)と、インナーカバー(1)の係止溝(10
A)とによって表皮(3)の端末(30)が挟持される
ため、表皮(3)の開口部(3A)が完全に閉鎖され
る。
【0026】然る後、これをモールドにセットして表皮
(3)の底布(3B)に開孔した注入孔より、表皮
(3)とインナーカバー(1)との空間部(5A)に、
パッド発泡成形用の発泡液を注入する。
【0027】すると、発泡液が外部に漏出することなく
発泡してパッド(5)が表皮(3)、インナーカバー
(1)と一体に発泡成形され、図1に示すヘッドレスト
が製造される。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、前倒装置内蔵のヘッド
レストにおいて、インナーカバーと袋状の表皮との間
に、パッド成形用の発泡液を注入してパッドをインナー
カバーと表皮に一体発泡成形できる。従って、アウター
カバーのインナーカバーに対する取付が容易になるた
め、前倒装置付のヘッドレストの製造が簡単で生産性が
向上するし、ヘッドレストを直接前方に押動しても、表
皮のパッド等が位置ズレすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッドレストの断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の要部の分解斜視図である。
【図4】図3のIVーIV線断面図である。
【図5】同VーV線断面図である。
【図6】同VIーVI線断面図である。
【図7】パッド発泡成形前の状態の部分断面図である。
【符号の説明】
1 インナーカバー 1A インナーカバーの挿通部 2 アウターカバー 3 表皮 4 ステー 5 パッド 11 支持筒 12 係止鍔部 20 アウターカバーの本体 21 挟持片 22 係止爪 30 表皮の端末

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状に縫製した表皮と、上部に前倒機構
    を有するステーと、この前倒機構付のステーを挿通する
    挿通部を有するインナーカバーと、このインナーカバー
    と前記表皮との間に発泡液を注入して表皮と一体発泡す
    るパッドと、前記インナーカバーの挿通部を閉口して表
    皮の端末を挟持するアウターカバーとから構成し、 前記インナーカバーの挿通部に係止鍔部付支持筒を一体
    に設けると共に前記挿通部の外側に環状に係止溝を設
    け、 前記アウターカバーは前記挿通部を閉口するプレート状
    の本体と、この本体の外周縁に一体に設けて表皮の端末
    を前記係止溝内に圧接して挟持する挟持片と、この挟持
    片の内周面に一体に設けて前記インナーカバーの係止鍔
    部に係合する係止爪とからなるヘッドレスト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2888175A1 (fr) * 2005-07-08 2007-01-12 Cera Procede de realisation d'un appui-tete comprenant un dispositif de reglage a l'interieur du coussin en mousse
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