JP2000037508A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2000037508A JP2000037508A JP10207947A JP20794798A JP2000037508A JP 2000037508 A JP2000037508 A JP 2000037508A JP 10207947 A JP10207947 A JP 10207947A JP 20794798 A JP20794798 A JP 20794798A JP 2000037508 A JP2000037508 A JP 2000037508A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源瞬停が発生すると、始動入賞を検出する
スイッチがオン状態になってしまい、本来遊技者に与え
られるべきでない利益が与えられる。 【解決手段】 初期リセット回路65のVcc端子に、始
動口スイッチ17に供給される+12Vを抵抗R2,R
3で分圧した電圧が印加される。また、VS端子は、抵
抗R4を介してプルダウンされる。よって、初期リセッ
ト回路65は、+12V電源の電圧低下を検知して、+
12V電源の電圧が、始動口スイッチ17の出力状態が
オン状態になるような電圧に低下する前にリセット信号
をローレベルにすることができる。また、始動口スイッ
チ17に供給される+12Vラインとグラウンドの間に
は、比較的大容量のコンデンサC11が接続されてい
る。
スイッチがオン状態になってしまい、本来遊技者に与え
られるべきでない利益が与えられる。 【解決手段】 初期リセット回路65のVcc端子に、始
動口スイッチ17に供給される+12Vを抵抗R2,R
3で分圧した電圧が印加される。また、VS端子は、抵
抗R4を介してプルダウンされる。よって、初期リセッ
ト回路65は、+12V電源の電圧低下を検知して、+
12V電源の電圧が、始動口スイッチ17の出力状態が
オン状態になるような電圧に低下する前にリセット信号
をローレベルにすることができる。また、始動口スイッ
チ17に供給される+12Vラインとグラウンドの間に
は、比較的大容量のコンデンサC11が接続されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者の操作に応
じて遊技が行われるパチンコ遊技機やコイン遊技機等の
遊技機に関し、特に、遊技盤における遊技領域において
遊技者の操作に応じて遊技が行われる遊技機に関する。
じて遊技が行われるパチンコ遊技機やコイン遊技機等の
遊技機に関し、特に、遊技盤における遊技領域において
遊技者の操作に応じて遊技が行われる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機として、表示状態が変化可能な可
変表示部を有する可変表示装置が遊技盤における遊技領
域に設けられ、可変表示部の表示結果があらかじめ定め
られた特定の表示態様となった場合に遊技者に有利とな
る大当り遊技状態に移行するように構成されたものがあ
る。可変表示装置には複数の可変表示部があり、通常、
複数の可変表示部の表示結果を時期を異ならせて表示す
るように構成されている。可変表示部には、例えば、図
柄等の複数の識別情報が可変表示される。可変表示部の
表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様の組合
せとなることを、通常、「大当り」という。なお、遊技
価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装
置の状態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状
態になることや、遊技者にとって有利な状態となるため
の権利を発生させたりすることである。
変表示部を有する可変表示装置が遊技盤における遊技領
域に設けられ、可変表示部の表示結果があらかじめ定め
られた特定の表示態様となった場合に遊技者に有利とな
る大当り遊技状態に移行するように構成されたものがあ
る。可変表示装置には複数の可変表示部があり、通常、
複数の可変表示部の表示結果を時期を異ならせて表示す
るように構成されている。可変表示部には、例えば、図
柄等の複数の識別情報が可変表示される。可変表示部の
表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様の組合
せとなることを、通常、「大当り」という。なお、遊技
価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装
置の状態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状
態になることや、遊技者にとって有利な状態となるため
の権利を発生させたりすることである。
【0003】大当りが発生すると、例えば、大入賞口が
所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に
移行する。そして、各開放期間において、所定個(例え
ば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成
する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例え
ば16ラウンド)に固定されている。なお、各開放につ
いて開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数
が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口
は閉成する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条
件(例えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの
入賞)が成立していない場合には、大当り遊技状態は終
了する。
所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に
移行する。そして、各開放期間において、所定個(例え
ば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成
する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例え
ば16ラウンド)に固定されている。なお、各開放につ
いて開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数
が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口
は閉成する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条
件(例えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの
入賞)が成立していない場合には、大当り遊技状態は終
了する。
【0004】また、「大当り」の組合せ以外の「はず
れ」の表示態様の組合せのうち、複数の可変表示部の表
示結果のうちの一部が未だに導出表示されていない段階
において、既に表示結果が導出表示されている可変表示
部の表示態様が特定の表示態様の組合せとなる表示条件
を満たしている状態を「リーチ」という。遊技者は、大
当りをいかにして発生させるかを楽しみつつ遊技を行
う。
れ」の表示態様の組合せのうち、複数の可変表示部の表
示結果のうちの一部が未だに導出表示されていない段階
において、既に表示結果が導出表示されている可変表示
部の表示態様が特定の表示態様の組合せとなる表示条件
を満たしている状態を「リーチ」という。遊技者は、大
当りをいかにして発生させるかを楽しみつつ遊技を行
う。
【0005】可変表示部における識別情報の可変表示
は、例えば、遊技領域に設けられている始動入賞口に打
球が入賞することを条件に開始される。従って、始動入
賞口への入賞は遊技者にとって有利な状態になるための
開始条件になっているので、遊技者の利益に大きく関係
している。
は、例えば、遊技領域に設けられている始動入賞口に打
球が入賞することを条件に開始される。従って、始動入
賞口への入賞は遊技者にとって有利な状態になるための
開始条件になっているので、遊技者の利益に大きく関係
している。
【0006】遊技機に供給される交流電源が瞬時停止
(瞬停)した場合には、交流電源から生成される各直流
電源の電圧レベルは、電源ラインに容量分が存在するの
で、徐々に低下していく。なお、直流電源として、電気
部品を駆動するための+5V電源や、機構部品を駆動す
るための+12V電源等がある。交流電源が瞬停した場
合には、直流電源の電圧レベルが徐々に低下していくの
で、電気部品等が誤動作するおそれが生ずる。そこで、
そのような場合には、+5V電源の電圧レベルが所定値
を下回ると、遊技進行を制御する遊技制御用マイクロコ
ンピュータの動作を停止させるためのリセット信号が所
定期間有意なレベルになる。リセット信号が有意なレベ
ルにある間、遊技制御用マイクロコンピュータは動作を
停止する。その後、交流電源が瞬停から回復すると、直
流電源の電圧レベルが徐々に回復していく。そして、電
気部品は動作可能状態に復帰する。
(瞬停)した場合には、交流電源から生成される各直流
電源の電圧レベルは、電源ラインに容量分が存在するの
で、徐々に低下していく。なお、直流電源として、電気
部品を駆動するための+5V電源や、機構部品を駆動す
るための+12V電源等がある。交流電源が瞬停した場
合には、直流電源の電圧レベルが徐々に低下していくの
で、電気部品等が誤動作するおそれが生ずる。そこで、
そのような場合には、+5V電源の電圧レベルが所定値
を下回ると、遊技進行を制御する遊技制御用マイクロコ
ンピュータの動作を停止させるためのリセット信号が所
定期間有意なレベルになる。リセット信号が有意なレベ
ルにある間、遊技制御用マイクロコンピュータは動作を
停止する。その後、交流電源が瞬停から回復すると、直
流電源の電圧レベルが徐々に回復していく。そして、電
気部品は動作可能状態に復帰する。
【0007】以上のように、電源の瞬停が発生すると、
遊技制御用マイクロコンピュータは一時停止状態になる
が、瞬停から回復したときには、瞬停前の遊技状態から
継続して遊技が再開されることが望ましい。そこで、遊
技制御用マイクロコンピュータで実行される遊技制御プ
ログラムは、動作を再開したときに、動作停止時に記憶
されていた各種内部フラグ等を参照して、瞬停前の遊技
状態が再現されるように構成されている。
遊技制御用マイクロコンピュータは一時停止状態になる
が、瞬停から回復したときには、瞬停前の遊技状態から
継続して遊技が再開されることが望ましい。そこで、遊
技制御用マイクロコンピュータで実行される遊技制御プ
ログラムは、動作を再開したときに、動作停止時に記憶
されていた各種内部フラグ等を参照して、瞬停前の遊技
状態が再現されるように構成されている。
【0008】近接スイッチを使用する始動口スイッチ
(始動入賞を検出するスイッチ)は、+12V電源を使
用し、始動入賞があったことを示すオン状態では電流出
力を停止し、オフ状態では+12V電源による電流を出
力する。上述したように、電源瞬停時には+12V電源
の電圧レベルも徐々に低下していくのであるが、ある程
度まで電圧レベルが低下すると、始動口スイッチは電流
出力を停止する。すると、始動口スイッチの出力を監視
する遊技制御用マイクロコンピュータは、実際には始動
入賞がないにも関わらず始動口スイッチがオンしたと認
識する。
(始動入賞を検出するスイッチ)は、+12V電源を使
用し、始動入賞があったことを示すオン状態では電流出
力を停止し、オフ状態では+12V電源による電流を出
力する。上述したように、電源瞬停時には+12V電源
の電圧レベルも徐々に低下していくのであるが、ある程
度まで電圧レベルが低下すると、始動口スイッチは電流
出力を停止する。すると、始動口スイッチの出力を監視
する遊技制御用マイクロコンピュータは、実際には始動
入賞がないにも関わらず始動口スイッチがオンしたと認
識する。
【0009】図15は、従来の遊技機における電源瞬停
時の始動口スイッチと遊技制御用マイクロコンピュータ
の動作状態を示すタイミング図である。(a)に示すよ
うに電源瞬停が生ずると、+5V電源の電圧レベル
((c)参照)および+12V電源の電圧レベル(図示
せず)は低下するが、遊技制御用マイクロコンピュータ
に対してリセット信号を与えるか否か決定するための監
視値が所定値を下回る前に、始動口スイッチは電流出力
を停止してしまう。すなわち、オン状態を呈してしまう
((b)参照)。すると、リセット信号によって遊技制
御用マイクロコンピュータが動作停止状態(リセット状
態)に入る前に、遊技制御用マイクロコンピュータは、
始動口スイッチのオン状態を検出して((d)参照)、
対応する内部フラグをセットしてしまう。
時の始動口スイッチと遊技制御用マイクロコンピュータ
の動作状態を示すタイミング図である。(a)に示すよ
うに電源瞬停が生ずると、+5V電源の電圧レベル
((c)参照)および+12V電源の電圧レベル(図示
せず)は低下するが、遊技制御用マイクロコンピュータ
に対してリセット信号を与えるか否か決定するための監
視値が所定値を下回る前に、始動口スイッチは電流出力
を停止してしまう。すなわち、オン状態を呈してしまう
((b)参照)。すると、リセット信号によって遊技制
御用マイクロコンピュータが動作停止状態(リセット状
態)に入る前に、遊技制御用マイクロコンピュータは、
始動口スイッチのオン状態を検出して((d)参照)、
対応する内部フラグをセットしてしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
遊技機では、電源瞬停時に、実際には始動入賞がないに
も関わらず始動口スイッチがオンしたと認識され、瞬停
から回復したときに、誤って認識された始動入賞にもと
づいて可変表示部における識別情報の変動が開始されて
しまう。すなわち、電源瞬停が発生すると、本来遊技者
に与えられるべきでない利益が与えられ、遊技の公正が
保たれないという課題がある。
遊技機では、電源瞬停時に、実際には始動入賞がないに
も関わらず始動口スイッチがオンしたと認識され、瞬停
から回復したときに、誤って認識された始動入賞にもと
づいて可変表示部における識別情報の変動が開始されて
しまう。すなわち、電源瞬停が発生すると、本来遊技者
に与えられるべきでない利益が与えられ、遊技の公正が
保たれないという課題がある。
【0011】そこで、本発明は、電源瞬停が生じても始
動入賞を誤検出することなく、瞬停からの回復時に公正
な遊技を続行することができる遊技機を提供することを
目的とする。
動入賞を誤検出することなく、瞬停からの回復時に公正
な遊技を続行することができる遊技機を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による遊技機は、
表示状態が変化可能な可変表示部を含み、始動入賞に応
じて可変表示部に表示される識別情報の変動を開始し、
識別情報の表示結果があらかじめ定められた特定の表示
態様となった場合に遊技者に所定の遊技価値が付与可能
となる遊技機であって、遊技の進行を制御する遊技制御
手段と、電源電圧低下時に遊技制御手段の動作を停止さ
せるリセット手段とを備え、リセット手段は、始動入賞
を検出するスイッチ手段に供給される電圧の低下を検出
して遊技制御手段の動作を停止させるように構成された
ものである。
表示状態が変化可能な可変表示部を含み、始動入賞に応
じて可変表示部に表示される識別情報の変動を開始し、
識別情報の表示結果があらかじめ定められた特定の表示
態様となった場合に遊技者に所定の遊技価値が付与可能
となる遊技機であって、遊技の進行を制御する遊技制御
手段と、電源電圧低下時に遊技制御手段の動作を停止さ
せるリセット手段とを備え、リセット手段は、始動入賞
を検出するスイッチ手段に供給される電圧の低下を検出
して遊技制御手段の動作を停止させるように構成された
ものである。
【0013】リセット手段は、始動入賞を検出するスイ
ッチ手段に供給される電圧が、スイッチ手段の出力がオ
ン状態になる電圧にまで低下する前に、遊技制御手段の
動作を停止させるように構成される。
ッチ手段に供給される電圧が、スイッチ手段の出力がオ
ン状態になる電圧にまで低下する前に、遊技制御手段の
動作を停止させるように構成される。
【0014】また、遊技機は、始動入賞を検出するスイ
ッチ手段に供給される電源ラインに、電源オフ時の電圧
低下を遅くするためのコンデンサが挿入されるように構
成されていてもよい。
ッチ手段に供給される電源ラインに、電源オフ時の電圧
低下を遅くするためのコンデンサが挿入されるように構
成されていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチンコ遊技
機1の内部構造を示す全体背面図、図3はパチンコ遊技
機1の遊技盤を背面からみた背面図である。なお、ここ
では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本
発明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機
等であってもよい。
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチンコ遊技
機1の内部構造を示す全体背面図、図3はパチンコ遊技
機1の遊技盤を背面からみた背面図である。なお、ここ
では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本
発明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機
等であってもよい。
【0016】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する
余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作
ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技
盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する
余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作
ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技
盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
【0017】遊技領域7の中央付近には、複数種類の図
柄を可変表示するための可変表示部9と7セグメントL
EDによる可変表示器10とを含む可変表示装置8が設
けられている。この実施の形態では、可変表示部9に
は、「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリアが
ある。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲー
ト11が設けられている。通過ゲート11を通過した打
球は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれ
る。通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、通
過ゲート11を通過した打球を検出するゲートスイッチ
12がある。また、始動入賞口14に入った入賞球は、
遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ17によって
検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作
を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞
球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされ
る。
柄を可変表示するための可変表示部9と7セグメントL
EDによる可変表示器10とを含む可変表示装置8が設
けられている。この実施の形態では、可変表示部9に
は、「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリアが
ある。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲー
ト11が設けられている。通過ゲート11を通過した打
球は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれ
る。通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、通
過ゲート11を通過した打球を検出するゲートスイッチ
12がある。また、始動入賞口14に入った入賞球は、
遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ17によって
検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作
を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞
球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされ
る。
【0018】可変入賞球装置15の下部には、特定遊技
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の
形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段とな
る。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球の
うち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイ
ッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球
はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8
の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示す
る4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設け
られている。この例では、4個を上限として、始動入賞
がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表
示部を1つずつ増やす。そして、可変表示部9の可変表
示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減ら
す。
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の
形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段とな
る。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球の
うち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイ
ッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球
はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8
の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示す
る4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設け
られている。この例では、4個を上限として、始動入賞
がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表
示部を1つずつ増やす。そして、可変表示部9の可変表
示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減ら
す。
【0019】遊技盤6には、複数の入賞口19,24が
設けられている。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に
点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、
入賞しなかった打球を吸収するアウト口26がある。ま
た、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する
2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外
周には、遊技効果LED28aおよび遊技効果ランプ2
8b,28cが設けられている。そして、この例では、
一方のスピーカ27の近傍に、景品玉払出時に点灯する
賞球ランプ51が設けられ、他方のスピーカ27の近傍
に、補給玉が切れたときに点灯する玉切れランプ52が
設けられている。さらに、図1には、パチンコ遊技台1
に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されるこ
とによって玉貸しを可能にするカードユニット50も示
されている。
設けられている。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に
点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、
入賞しなかった打球を吸収するアウト口26がある。ま
た、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する
2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外
周には、遊技効果LED28aおよび遊技効果ランプ2
8b,28cが設けられている。そして、この例では、
一方のスピーカ27の近傍に、景品玉払出時に点灯する
賞球ランプ51が設けられ、他方のスピーカ27の近傍
に、補給玉が切れたときに点灯する玉切れランプ52が
設けられている。さらに、図1には、パチンコ遊技台1
に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されるこ
とによって玉貸しを可能にするカードユニット50も示
されている。
【0020】打球発射装置から発射された打球は、打球
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートス
イッチ12で検出されると、可変表示器10の表示数字
が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞
口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄
の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内の図
柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなけ
れば、始動入賞記憶を1増やす。なお、始動入賞記憶に
ついては、後で詳しく説明する。可変表示部9内の画像
の回転は、一定時間が経過したときに停止する。停止時
の画像の組み合わせが大当り図柄の組み合わせである
と、大当り遊技状態に移行する。すなわち、開閉板20
が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば
10個)の打球が入賞するまで開放する。そして、開閉
板20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞しVカウン
トスイッチ22で検出されると、継続権が発生し開閉板
20の開放が再度行われる。この継続権の発生は、所定
回数(例えば16ラウンド)許容される。
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートス
イッチ12で検出されると、可変表示器10の表示数字
が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞
口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄
の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内の図
柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなけ
れば、始動入賞記憶を1増やす。なお、始動入賞記憶に
ついては、後で詳しく説明する。可変表示部9内の画像
の回転は、一定時間が経過したときに停止する。停止時
の画像の組み合わせが大当り図柄の組み合わせである
と、大当り遊技状態に移行する。すなわち、開閉板20
が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば
10個)の打球が入賞するまで開放する。そして、開閉
板20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞しVカウン
トスイッチ22で検出されると、継続権が発生し開閉板
20の開放が再度行われる。この継続権の発生は、所定
回数(例えば16ラウンド)許容される。
【0021】停止時の可変表示部9内の画像の組み合わ
せが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高
確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態とな
る。また、可変表示器10における停止図柄が所定の図
柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所
定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、可
変表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が
高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と
開放回数が高められる。
せが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高
確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態とな
る。また、可変表示器10における停止図柄が所定の図
柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所
定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、可
変表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が
高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と
開放回数が高められる。
【0022】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて図2を参照して説明する。可変表示装置8の背面で
は、図2に示すように、機構板36の上部に景品玉タン
ク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に
設置された状態でその上方から景品玉が景品玉タンク3
8に供給される。景品玉タンク38内の景品玉は、誘導
樋39を通って玉払出装置に至る。
いて図2を参照して説明する。可変表示装置8の背面で
は、図2に示すように、機構板36の上部に景品玉タン
ク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に
設置された状態でその上方から景品玉が景品玉タンク3
8に供給される。景品玉タンク38内の景品玉は、誘導
樋39を通って玉払出装置に至る。
【0023】機構板36には、中継基板30を介して可
変表示部9を制御する可変表示制御ユニット29、基板
ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコンピュータ等
が搭載された遊技制御基板(主制御基板)31、可変表
示制御ユニット29と遊技制御基板31との間の信号を
中継するための中継基板33、および景品玉の払出制御
を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された
賞球基板37が設置されている。さらに、機構板36に
は、モータの回転力を利用して打球を遊技領域7に発射
する打球発射装置34と、スピーカ27および遊技効果
ランプ・LED28a,28b,28cに信号を送るた
めのランプ制御基板35が設置されている。
変表示部9を制御する可変表示制御ユニット29、基板
ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコンピュータ等
が搭載された遊技制御基板(主制御基板)31、可変表
示制御ユニット29と遊技制御基板31との間の信号を
中継するための中継基板33、および景品玉の払出制御
を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された
賞球基板37が設置されている。さらに、機構板36に
は、モータの回転力を利用して打球を遊技領域7に発射
する打球発射装置34と、スピーカ27および遊技効果
ランプ・LED28a,28b,28cに信号を送るた
めのランプ制御基板35が設置されている。
【0024】図3はパチンコ遊技機1の遊技盤を背面か
らみた背面図である。遊技盤6の裏面には、図3に示す
ように、各入賞口および入賞球装置に入賞した入賞玉を
所定の入賞経路に沿って導く入賞玉集合カバー40が設
けられている。入賞玉集合カバー40に導かれる入賞玉
のうち、開閉板20を経て入賞したものは、玉払出装置
97が相対的に多い景品玉数(例えば15個)を払い出
すように制御される。始動入賞口14を経て入賞したも
のは、玉払出装置(図3において図示せず)が相対的に
少ない景品玉数(例えば6個)を払い出すように制御さ
れる。そして、その他の入賞口24および入賞球装置を
経て入賞したものは、玉払出装置が相対的に中程度の景
品玉数(例えば10個)を払い出すように制御される。
なお、図3には、中継基板33が例示されている。
らみた背面図である。遊技盤6の裏面には、図3に示す
ように、各入賞口および入賞球装置に入賞した入賞玉を
所定の入賞経路に沿って導く入賞玉集合カバー40が設
けられている。入賞玉集合カバー40に導かれる入賞玉
のうち、開閉板20を経て入賞したものは、玉払出装置
97が相対的に多い景品玉数(例えば15個)を払い出
すように制御される。始動入賞口14を経て入賞したも
のは、玉払出装置(図3において図示せず)が相対的に
少ない景品玉数(例えば6個)を払い出すように制御さ
れる。そして、その他の入賞口24および入賞球装置を
経て入賞したものは、玉払出装置が相対的に中程度の景
品玉数(例えば10個)を払い出すように制御される。
なお、図3には、中継基板33が例示されている。
【0025】賞球払出制御を行うために、入賞球検出ス
イッチ99、始動口スイッチ17およびVカウントスイ
ッチ22からの信号が、主制御基板31に送られる。主
制御基板31に入賞球検出スイッチ99のオン信号が送
られると、主制御基板31から賞球基板37に賞球個数
信号が送られる。入賞があったことは入賞球検出スイッ
チ99で検出されるが、その場合に、主制御基板31か
ら、賞球基板37に賞球個数信号が与えられる。例え
ば、始動口スイッチ17のオンに対応して入賞球検出ス
イッチ99がオンすると、賞球個数信号に「6」が出力
され、カウントスイッチ23またはVカウントスイッチ
22のオンに対応して入賞球検出スイッチ99がオンす
ると、賞球個数信号に「15」が出力される。そして、
それらのスイッチがオンしない場合に入賞球検出スイッ
チ99がオンすると、賞球個数信号に「10」が出力さ
れる。
イッチ99、始動口スイッチ17およびVカウントスイ
ッチ22からの信号が、主制御基板31に送られる。主
制御基板31に入賞球検出スイッチ99のオン信号が送
られると、主制御基板31から賞球基板37に賞球個数
信号が送られる。入賞があったことは入賞球検出スイッ
チ99で検出されるが、その場合に、主制御基板31か
ら、賞球基板37に賞球個数信号が与えられる。例え
ば、始動口スイッチ17のオンに対応して入賞球検出ス
イッチ99がオンすると、賞球個数信号に「6」が出力
され、カウントスイッチ23またはVカウントスイッチ
22のオンに対応して入賞球検出スイッチ99がオンす
ると、賞球個数信号に「15」が出力される。そして、
それらのスイッチがオンしない場合に入賞球検出スイッ
チ99がオンすると、賞球個数信号に「10」が出力さ
れる。
【0026】図4は、主制御基板31における回路構成
の一例を示すブロック図である。なお、図4には、賞球
基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、発
射制御基板91および表示制御基板80も示されてい
る。主制御基板31には、プログラムに従ってパチンコ
遊技機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ1
2、始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カ
ウントスイッチ23および入賞球検出スイッチ99から
の信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可
変入賞球装置15を開閉するソレノイド16および開閉
板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの
指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動記憶
表示器18の点灯および滅灯を行うとともに7セグメン
トLEDによる可変表示器10と装飾ランプ25とを駆
動するランプ・LED回路60とが含まれる。
の一例を示すブロック図である。なお、図4には、賞球
基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、発
射制御基板91および表示制御基板80も示されてい
る。主制御基板31には、プログラムに従ってパチンコ
遊技機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ1
2、始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カ
ウントスイッチ23および入賞球検出スイッチ99から
の信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可
変入賞球装置15を開閉するソレノイド16および開閉
板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの
指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動記憶
表示器18の点灯および滅灯を行うとともに7セグメン
トLEDによる可変表示器10と装飾ランプ25とを駆
動するランプ・LED回路60とが含まれる。
【0027】また、基本回路53から与えられるデータ
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す
有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等
をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対
して出力する情報出力回路64を含む。
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す
有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等
をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対
して出力する情報出力回路64を含む。
【0028】基本回路53は、ゲーム制御用のプログラ
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れるRAM55、制御用のプログラムに従って制御動作
を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。な
お、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されて
いる場合もある。
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れるRAM55、制御用のプログラムに従って制御動作
を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。な
お、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されて
いる場合もある。
【0029】さらに、主制御基板31には、電源投入時
に基本回路53をリセットするための初期リセット回路
65と、定期的(例えば、2ms毎)に基本回路53に
リセットパルスを与えてゲーム制御用のプログラムを先
頭から再度実行させるための定期リセット回路66と、
基本回路53から与えられるアドレス信号をデコードし
てI/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポート
を選択するための信号を出力するアドレスデコード回路
67とが設けられている。
に基本回路53をリセットするための初期リセット回路
65と、定期的(例えば、2ms毎)に基本回路53に
リセットパルスを与えてゲーム制御用のプログラムを先
頭から再度実行させるための定期リセット回路66と、
基本回路53から与えられるアドレス信号をデコードし
てI/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポート
を選択するための信号を出力するアドレスデコード回路
67とが設けられている。
【0030】遊技球を打撃して発射する打球発射装置は
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
【0031】次に遊技機の動作について簡単に説明す
る。図5は、主制御基板31における基本回路53の動
作を示すフローチャートである。上述したように、この
処理は、定期リセット回路66が発するリセットパルス
によって、例えば2ms毎に起動される。基本回路53
が起動されると、基本回路53は、まず、スタックポイ
ンタの指定アドレスをセットするためのスタックセット
処理を行う(ステップS1)。次いで、初期化処理を行
う(ステップS2)。初期化処理では、基本回路53
は、RAM55にエラーが含まれているか判定し、エラ
ーが含まれている場合には、RAM55を初期化するな
どの処理を行う。そして、表示制御基板80に送出され
るコマンドコードをRAM55の所定の領域に設定する
処理を行った後に(ステップS3)、コマンドコードを
表示制御データとして出力する処理を行う(ステップS
4)。
る。図5は、主制御基板31における基本回路53の動
作を示すフローチャートである。上述したように、この
処理は、定期リセット回路66が発するリセットパルス
によって、例えば2ms毎に起動される。基本回路53
が起動されると、基本回路53は、まず、スタックポイ
ンタの指定アドレスをセットするためのスタックセット
処理を行う(ステップS1)。次いで、初期化処理を行
う(ステップS2)。初期化処理では、基本回路53
は、RAM55にエラーが含まれているか判定し、エラ
ーが含まれている場合には、RAM55を初期化するな
どの処理を行う。そして、表示制御基板80に送出され
るコマンドコードをRAM55の所定の領域に設定する
処理を行った後に(ステップS3)、コマンドコードを
表示制御データとして出力する処理を行う(ステップS
4)。
【0032】次いで、ランプ制御基板35および音声制
御基板70に音声発生やLED点灯制御用の所定のコマ
ンドを送信するための処理を行うとともに、情報出力回
路64を介して、ホール管理用コンピュータに大当り情
報、始動情報、確率変動情報などのデータを送信するた
めの処理を行う(データ出力処理:ステップS5)。ま
た、パチンコ遊技機1の内部に備えられている自己診断
機能によって種々の異常診断処理が行われ、その結果に
応じて必要ならば警報が発せられる(エラー処理:ステ
ップS6)。
御基板70に音声発生やLED点灯制御用の所定のコマ
ンドを送信するための処理を行うとともに、情報出力回
路64を介して、ホール管理用コンピュータに大当り情
報、始動情報、確率変動情報などのデータを送信するた
めの処理を行う(データ出力処理:ステップS5)。ま
た、パチンコ遊技機1の内部に備えられている自己診断
機能によって種々の異常診断処理が行われ、その結果に
応じて必要ならば警報が発せられる(エラー処理:ステ
ップS6)。
【0033】次に、遊技制御に用いられる各判定用乱数
を示す各カウンタを更新する処理を行う(ステップS
7)。ステップS7では、基本回路53は、判定用乱数
としての大当り判定用乱数等のカウントアップ(1加
算)を行う。
を示す各カウンタを更新する処理を行う(ステップS
7)。ステップS7では、基本回路53は、判定用乱数
としての大当り判定用乱数等のカウントアップ(1加
算)を行う。
【0034】次いで、基本回路53は、特別図柄プロセ
ス処理を行う(ステップS8)。特別図柄プロセス制御
では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序
で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当
する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄
プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更
新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステッ
プS9)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントL
EDによる可変表示器10を所定の順序で制御するため
の普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び
出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグ
の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。さら
に、基本回路53は、スイッチ回路58を介して、ゲー
トスイッチ12、始動口スイッチ17およびカウントス
イッチ23の状態を入力し、各入賞口や入賞装置に対す
る入賞があったか否か判定する(ステップS10)。
ス処理を行う(ステップS8)。特別図柄プロセス制御
では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序
で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当
する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄
プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更
新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステッ
プS9)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントL
EDによる可変表示器10を所定の順序で制御するため
の普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び
出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグ
の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。さら
に、基本回路53は、スイッチ回路58を介して、ゲー
トスイッチ12、始動口スイッチ17およびカウントス
イッチ23の状態を入力し、各入賞口や入賞装置に対す
る入賞があったか否か判定する(ステップS10)。
【0035】基本回路53は、さらに、停止図柄を決定
する等に用いられる表示用乱数を更新する処理を行う
(ステップS11)。また、基本回路53は、賞球基板
37との間の信号処理を行う(ステップS12)。すな
わち、所定の条件が成立すると賞球基板37に賞球個数
信号を出力する。賞球基板37に搭載されている賞球制
御用CPUは、賞球個数信号に応じて玉払出装置97を
駆動する。その後、基本回路53は、次に定期リセット
回路66からリセットパルスが与えられるまで、ステッ
プS13の表示用乱数更新処理を繰り返す。
する等に用いられる表示用乱数を更新する処理を行う
(ステップS11)。また、基本回路53は、賞球基板
37との間の信号処理を行う(ステップS12)。すな
わち、所定の条件が成立すると賞球基板37に賞球個数
信号を出力する。賞球基板37に搭載されている賞球制
御用CPUは、賞球個数信号に応じて玉払出装置97を
駆動する。その後、基本回路53は、次に定期リセット
回路66からリセットパルスが与えられるまで、ステッ
プS13の表示用乱数更新処理を繰り返す。
【0036】次に、始動入賞口14への入賞にもとづい
て可変表示部9に可変表示される図柄の決定方法につい
て図6〜図8のフローチャートを参照して説明する。図
6は打球が始動入賞口14に入賞したことを判定する処
理を示し、図7は、大当りとするか否か決定する処理を
示す。図8は可変表示部9の可変表示の停止図柄を決定
する処理を示す。
て可変表示部9に可変表示される図柄の決定方法につい
て図6〜図8のフローチャートを参照して説明する。図
6は打球が始動入賞口14に入賞したことを判定する処
理を示し、図7は、大当りとするか否か決定する処理を
示す。図8は可変表示部9の可変表示の停止図柄を決定
する処理を示す。
【0037】打球が遊技盤6に設けられている始動入賞
口14に入賞すると、始動口スイッチ17がオンする。
ステップS10のスイッチ処理において、基本回路53
は、スイッチ回路58を介して始動口スイッチ17がオ
ンしたことを判定すると(ステップS41)、始動入賞
記憶数が最大値である4に達しているかどうか確認する
(ステップS42)。始動入賞記憶数が4に達していな
ければ、始動入賞記憶数を1増やし(ステップS4
3)、特定図柄判定用乱数の値を抽出する。そして、そ
れを始動入賞記憶数の値に対応した乱数値格納エリアに
格納する(ステップS44)。なお、始動入賞記憶数が
4に達している場合には、始動入賞記憶数を増やす処理
を行わない。すなわち、この実施の形態では、最大4個
の始動入賞口17に入賞した打球数が記憶可能である。
口14に入賞すると、始動口スイッチ17がオンする。
ステップS10のスイッチ処理において、基本回路53
は、スイッチ回路58を介して始動口スイッチ17がオ
ンしたことを判定すると(ステップS41)、始動入賞
記憶数が最大値である4に達しているかどうか確認する
(ステップS42)。始動入賞記憶数が4に達していな
ければ、始動入賞記憶数を1増やし(ステップS4
3)、特定図柄判定用乱数の値を抽出する。そして、そ
れを始動入賞記憶数の値に対応した乱数値格納エリアに
格納する(ステップS44)。なお、始動入賞記憶数が
4に達している場合には、始動入賞記憶数を増やす処理
を行わない。すなわち、この実施の形態では、最大4個
の始動入賞口17に入賞した打球数が記憶可能である。
【0038】基本回路53は、図柄の変動を開始できる
状態になると、始動入賞記憶数の値を確認する(ステッ
プS50)。始動入賞記憶数が0でなければ、始動入賞
記憶数=1に対応する乱数値格納エリアに格納されてい
る値を読み出すとともに(ステップS51)、始動入賞
記憶数の値を1減らし、かつ、各乱数値格納エリアの値
をシフトする(ステップS52)。すなわち、始動入賞
記憶数=n(n=2,3,4)に対応する乱数値格納エ
リアに格納されている値を、始動入賞記憶数=n−1に
対応する乱数値格納エリアに格納する。
状態になると、始動入賞記憶数の値を確認する(ステッ
プS50)。始動入賞記憶数が0でなければ、始動入賞
記憶数=1に対応する乱数値格納エリアに格納されてい
る値を読み出すとともに(ステップS51)、始動入賞
記憶数の値を1減らし、かつ、各乱数値格納エリアの値
をシフトする(ステップS52)。すなわち、始動入賞
記憶数=n(n=2,3,4)に対応する乱数値格納エ
リアに格納されている値を、始動入賞記憶数=n−1に
対応する乱数値格納エリアに格納する。
【0039】そして、基本回路53は、ステップS51
で読み出した値、すなわち抽出されている大当り判定用
乱数の値にもとづいて当たり/はずれを決定する(ステ
ップS53)。ここでは、大当り判定用乱数は0〜24
9の範囲の値をとることにする。図7に示すように、低
確率時には例えばその値が「3」である場合に「大当
り」と決定し、それ以外の値である場合には「はずれ」
と決定する。高確率時には例えばその値が「3」,
「7」,「79」,「103」,「107」のいずれか
である場合に「大当り」と決定し、それ以外の値である
場合には「はずれ」と決定する。
で読み出した値、すなわち抽出されている大当り判定用
乱数の値にもとづいて当たり/はずれを決定する(ステ
ップS53)。ここでは、大当り判定用乱数は0〜24
9の範囲の値をとることにする。図7に示すように、低
確率時には例えばその値が「3」である場合に「大当
り」と決定し、それ以外の値である場合には「はずれ」
と決定する。高確率時には例えばその値が「3」,
「7」,「79」,「103」,「107」のいずれか
である場合に「大当り」と決定し、それ以外の値である
場合には「はずれ」と決定する。
【0040】大当たりと判定されたときには、基本回路
53は、特定図柄判定用乱数の値にもとづいて停止図柄
を決定する。ここで、リミッタが作動中でないならば、
特定図柄判定用乱数の値に従って全図柄を含むテーブル
から停止図柄を決定する(ステップS54,S55)。
リミッタが作動している場合には、基本回路53は、特
定図柄判定用乱数の値に従って確率変動を引き起こす図
柄の組合せ(確変図柄)を含まない図柄のテーブルから
停止図柄を決定する(ステップS54,S56)。リミ
ッタは、連続して確変図柄による大当たりが発生するこ
と、すなわち連続して高確率状態が継続することを制限
するためのものである。例えば、4回連続して高確率状
態が継続するとリミッタが作動状態になる。従って、リ
ミッタ作動状態では、確率変動が行われる特別図柄を含
まないテーブルから停止図柄が決定される。
53は、特定図柄判定用乱数の値にもとづいて停止図柄
を決定する。ここで、リミッタが作動中でないならば、
特定図柄判定用乱数の値に従って全図柄を含むテーブル
から停止図柄を決定する(ステップS54,S55)。
リミッタが作動している場合には、基本回路53は、特
定図柄判定用乱数の値に従って確率変動を引き起こす図
柄の組合せ(確変図柄)を含まない図柄のテーブルから
停止図柄を決定する(ステップS54,S56)。リミ
ッタは、連続して確変図柄による大当たりが発生するこ
と、すなわち連続して高確率状態が継続することを制限
するためのものである。例えば、4回連続して高確率状
態が継続するとリミッタが作動状態になる。従って、リ
ミッタ作動状態では、確率変動が行われる特別図柄を含
まないテーブルから停止図柄が決定される。
【0041】さらに、基本回路53は、リーチ用乱数を
抽出しその値にもとづいてリーチ種類を決定する(ステ
ップS57)。
抽出しその値にもとづいてリーチ種類を決定する(ステ
ップS57)。
【0042】はずれと判定された場合には、基本回路5
3は、リーチとするか否か判定する(ステップS5
8)。例えば、リーチ判定用の乱数の値が「105」〜
「1530」のいずれかである場合には、リーチとしな
いと決定する。そして、リーチ判定用乱数の値が「0」
〜「104」のいずれかである場合にはリーチとするこ
とを決定する。リーチとすることを決定したときには、
基本回路は、リーチ図柄の決定を行う。この実施の形態
では、左右図柄判定用乱数の値に従って左右図柄を決定
する(ステップS59)。また、中図柄判定用乱数の値
に従って中図柄を決定する(ステップS60)。さら
に、基本回路は、リーチ用乱数の値に従って、リーチ種
類を決定する(ステップS57)。
3は、リーチとするか否か判定する(ステップS5
8)。例えば、リーチ判定用の乱数の値が「105」〜
「1530」のいずれかである場合には、リーチとしな
いと決定する。そして、リーチ判定用乱数の値が「0」
〜「104」のいずれかである場合にはリーチとするこ
とを決定する。リーチとすることを決定したときには、
基本回路は、リーチ図柄の決定を行う。この実施の形態
では、左右図柄判定用乱数の値に従って左右図柄を決定
する(ステップS59)。また、中図柄判定用乱数の値
に従って中図柄を決定する(ステップS60)。さら
に、基本回路は、リーチ用乱数の値に従って、リーチ種
類を決定する(ステップS57)。
【0043】以上のようにして、始動入賞にもとづく図
柄変動の表示態様が大当たりとするか、リーチ態様とす
るか、はずれとするか決定され、それぞれの停止図柄の
組合せが決定される。なお、ステップS58でリーチし
ないことに決定された場合には、左右図柄判定用乱数の
値および中図柄判定用乱数の値に従ってはずれ図柄が決
定される(ステップS61)。
柄変動の表示態様が大当たりとするか、リーチ態様とす
るか、はずれとするか決定され、それぞれの停止図柄の
組合せが決定される。なお、ステップS58でリーチし
ないことに決定された場合には、左右図柄判定用乱数の
値および中図柄判定用乱数の値に従ってはずれ図柄が決
定される(ステップS61)。
【0044】また、高確率状態において、次に大当たり
となる確率が上昇するとともに、7セグメントLEDに
よる可変表示器10の可変表示の確定までの時間が短縮
され、かつ、可変表示器10の可変表示結果にもとづく
当たり時の可変入賞球装置15の開放回数および開放時
間が高められるようにパチンコ遊技機1が構成されてい
てもよいし、可変表示器10の可変表示結果にもとづく
当たりの確率が高くなるように構成されていてもよい。
また、それらのうちのいずれか一つまたは複数の状態の
みが生ずるパチンコ遊技機1においても本発明は適用可
能である。
となる確率が上昇するとともに、7セグメントLEDに
よる可変表示器10の可変表示の確定までの時間が短縮
され、かつ、可変表示器10の可変表示結果にもとづく
当たり時の可変入賞球装置15の開放回数および開放時
間が高められるようにパチンコ遊技機1が構成されてい
てもよいし、可変表示器10の可変表示結果にもとづく
当たりの確率が高くなるように構成されていてもよい。
また、それらのうちのいずれか一つまたは複数の状態の
みが生ずるパチンコ遊技機1においても本発明は適用可
能である。
【0045】例えば、可変表示部9の停止図柄の組合せ
が特定図柄となった場合に、大当たりとなる確率は上昇
しないが可変表示器10の可変表示結果にもとづく当た
り時の可変入賞球装置15の開放回数および開放時間が
高められる遊技機においても、リーチとすることが決定
されたら、左右の停止図柄を特定図柄の表示態様と一致
させるか否か、すなわちどの図柄でリーチ状態を発生さ
せるかが所定の乱数等の手段によって決定される遊技機
においても本発明を適用可能である。また、この実施の
形態で用いられた乱数および乱数値の範囲は一例であっ
て、どのような乱数を用いてもよいし、範囲設定も任意
である。
が特定図柄となった場合に、大当たりとなる確率は上昇
しないが可変表示器10の可変表示結果にもとづく当た
り時の可変入賞球装置15の開放回数および開放時間が
高められる遊技機においても、リーチとすることが決定
されたら、左右の停止図柄を特定図柄の表示態様と一致
させるか否か、すなわちどの図柄でリーチ状態を発生さ
せるかが所定の乱数等の手段によって決定される遊技機
においても本発明を適用可能である。また、この実施の
形態で用いられた乱数および乱数値の範囲は一例であっ
て、どのような乱数を用いてもよいし、範囲設定も任意
である。
【0046】図9は、主制御基板31におけるスイッチ
出力検出に関わる部分と各スイッチとを示す回路図であ
る。なお、図9に示す例では、各スイッチの出力は、中
継基板33Aを介して主制御基板31に入力される。
出力検出に関わる部分と各スイッチとを示す回路図であ
る。なお、図9に示す例では、各スイッチの出力は、中
継基板33Aを介して主制御基板31に入力される。
【0047】ゲートスイッチ12、始動口スイッチ1
7、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23お
よび入賞球検出スイッチ99には、ダイオードD11を
介して+12Vが供給されている。なお、+12Vは各
スイッチだけでなく、ランプ制御基板等にも供給されて
いる。また、主制御基板31から各スイッチに+12V
が供給される場合に、始動口スイッチ17への+12V
ラインは、他の+12Vラインとは独立して配線されて
いる。そして、少なくとも始動口スイッチ17に供給さ
れる+12Vラインとグラウンドの間には、比較的大容
量(例えば470μF)のコンデンサC11が接続され
ている。なお、この例では、各+12Vラインの共通点
にコンデンサC11が接続されている。
7、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23お
よび入賞球検出スイッチ99には、ダイオードD11を
介して+12Vが供給されている。なお、+12Vは各
スイッチだけでなく、ランプ制御基板等にも供給されて
いる。また、主制御基板31から各スイッチに+12V
が供給される場合に、始動口スイッチ17への+12V
ラインは、他の+12Vラインとは独立して配線されて
いる。そして、少なくとも始動口スイッチ17に供給さ
れる+12Vラインとグラウンドの間には、比較的大容
量(例えば470μF)のコンデンサC11が接続され
ている。なお、この例では、各+12Vラインの共通点
にコンデンサC11が接続されている。
【0048】始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ
22、カウントスイッチ23および入賞球検出スイッチ
99の出力は、主制御基板31において、電流増幅回路
(バッファ回路)631〜635を介してI/Oポート
57に入力される。バッファ回路631〜634の入力
側には、ノイズ除去等のためのコンデンサC21〜C2
4および抵抗R21〜R24が接続されている。また、
バッファ回路635の入力側には、ノイズ除去等のため
のコンデンサC25が接続されている。なお、バッファ
回路631〜635等が、図4に示されたスイッチ回路
58に相当する。
22、カウントスイッチ23および入賞球検出スイッチ
99の出力は、主制御基板31において、電流増幅回路
(バッファ回路)631〜635を介してI/Oポート
57に入力される。バッファ回路631〜634の入力
側には、ノイズ除去等のためのコンデンサC21〜C2
4および抵抗R21〜R24が接続されている。また、
バッファ回路635の入力側には、ノイズ除去等のため
のコンデンサC25が接続されている。なお、バッファ
回路631〜635等が、図4に示されたスイッチ回路
58に相当する。
【0049】この実施の形態で用いられる初期リセット
回路65は、電源端子(Vcc端子)の電圧が所定値を下
回るとリセット信号(初期リセット信号)を、所定期間
リセットレベルであるローレベルにする。なお、所定値
は、VS端子のレベルで決定される。この例では、VS
端子と+5V電源との間には抵抗R1が接続され、VS
端子とグラウンドとの間にはコンデンサC1が接続さ
れ、リセット信号出力のための所定値が設定されてい
る。
回路65は、電源端子(Vcc端子)の電圧が所定値を下
回るとリセット信号(初期リセット信号)を、所定期間
リセットレベルであるローレベルにする。なお、所定値
は、VS端子のレベルで決定される。この例では、VS
端子と+5V電源との間には抵抗R1が接続され、VS
端子とグラウンドとの間にはコンデンサC1が接続さ
れ、リセット信号出力のための所定値が設定されてい
る。
【0050】次に、図10のタイミング図を参照して、
電源瞬断時の動作について説明する。図10(A)は、
図15に示された従来例と同様の従来の遊技機における
タイミング図である。図10(A)に示すように、瞬断
が生ずると、始動口スイッチ17に供給される+12V
電源の電圧および+5V電源の電圧は徐々に低下する
が、CPU56に与えられるリセット信号がローレベル
になる前に、始動口スイッチ17の出力はオン状態にな
る。そして、オン状態になったときからリセット信号が
ローレベルになるまでの間(図10(A)における期間
A)で、CPU56は、始動口スイッチ17のオン状態
を認識してしまう。なお、この例では、始動口スイッチ
17に供給される電圧が7.4Vを下回ると、始動口ス
イッチ17の出力状態はオン状態になる。
電源瞬断時の動作について説明する。図10(A)は、
図15に示された従来例と同様の従来の遊技機における
タイミング図である。図10(A)に示すように、瞬断
が生ずると、始動口スイッチ17に供給される+12V
電源の電圧および+5V電源の電圧は徐々に低下する
が、CPU56に与えられるリセット信号がローレベル
になる前に、始動口スイッチ17の出力はオン状態にな
る。そして、オン状態になったときからリセット信号が
ローレベルになるまでの間(図10(A)における期間
A)で、CPU56は、始動口スイッチ17のオン状態
を認識してしまう。なお、この例では、始動口スイッチ
17に供給される電圧が7.4Vを下回ると、始動口ス
イッチ17の出力状態はオン状態になる。
【0051】図10(B)は、図9に示されたこの実施
の形態(実施形態1)の回路の動作を示すタイミング図
である。図9に示された回路構成では、+12Vライン
とグラウンドの間に比較的大容量のコンデンサC11が
接続されているので、+12V電源の電圧低下の程度
は、図10(A)(a)に示す電圧低下の程度よりも緩
やかである。この実施の形態では、初期リセット回路6
5回りの回路構成は従来例から変わっていないので、図
10(B)(c)に示す+5V電源の電圧低下の様子は
図10(A)(c)に示す電圧低下状態と同じである。
よって、図10(B)(d)に示すリセット信号出力タ
イミング(ローレベルになるタイミング)は、図10
(A)(d)に示すリセット信号出力タイミングと同じ
である。
の形態(実施形態1)の回路の動作を示すタイミング図
である。図9に示された回路構成では、+12Vライン
とグラウンドの間に比較的大容量のコンデンサC11が
接続されているので、+12V電源の電圧低下の程度
は、図10(A)(a)に示す電圧低下の程度よりも緩
やかである。この実施の形態では、初期リセット回路6
5回りの回路構成は従来例から変わっていないので、図
10(B)(c)に示す+5V電源の電圧低下の様子は
図10(A)(c)に示す電圧低下状態と同じである。
よって、図10(B)(d)に示すリセット信号出力タ
イミング(ローレベルになるタイミング)は、図10
(A)(d)に示すリセット信号出力タイミングと同じ
である。
【0052】ところが、図10(B)(a)に示すよう
に+12V電源の電圧は緩やかに低下するので、始動口
スイッチ17の出力状態がオン状態になる時点は、図1
0(B)(b)に示すように、リセット信号出力タイミ
ングよりも遅くなっている。従って、始動口スイッチ1
7がオン状態になったときには、CPU56は、既に動
作を停止している。よって、瞬断時に、CPU56が始
動口スイッチ17のオン状態を誤検出することはない。
この結果、瞬断から復帰し、その後、リセット信号が解
除されて(リセット信号がハイレベルになって)、CP
U56が遊技制御を再開したときに、実際には始動入賞
していないにも関わらず可変表示部9の図柄変動を開始
するといった不都合は回避される。
に+12V電源の電圧は緩やかに低下するので、始動口
スイッチ17の出力状態がオン状態になる時点は、図1
0(B)(b)に示すように、リセット信号出力タイミ
ングよりも遅くなっている。従って、始動口スイッチ1
7がオン状態になったときには、CPU56は、既に動
作を停止している。よって、瞬断時に、CPU56が始
動口スイッチ17のオン状態を誤検出することはない。
この結果、瞬断から復帰し、その後、リセット信号が解
除されて(リセット信号がハイレベルになって)、CP
U56が遊技制御を再開したときに、実際には始動入賞
していないにも関わらず可変表示部9の図柄変動を開始
するといった不都合は回避される。
【0053】瞬断時の+5V電源の電圧低下の程度は、
+5V電源の負荷によって異なる。すなわち、機種に応
じて異なる。例えば、ある機種では、+5V電源の電圧
がより緩やかに低下してリセット信号出力タイミングが
遅れ、そのタイミングが、始動口スイッチ17がオン状
態になるタイミングよりも遅くなることも考えられる。
しかし、そのような場合でも、コンデンサC11の容量
を大きくして+12V電源の電圧をより緩やかに低下さ
せることによって対応できる。
+5V電源の負荷によって異なる。すなわち、機種に応
じて異なる。例えば、ある機種では、+5V電源の電圧
がより緩やかに低下してリセット信号出力タイミングが
遅れ、そのタイミングが、始動口スイッチ17がオン状
態になるタイミングよりも遅くなることも考えられる。
しかし、そのような場合でも、コンデンサC11の容量
を大きくして+12V電源の電圧をより緩やかに低下さ
せることによって対応できる。
【0054】機種が異なるとコンデンサC11を変える
のでは不便であることも考えられるので、機種に依存し
ない対応を行うことが望ましい。図11は、コンデンサ
C11を用いずに、瞬断時の始動入賞誤検出を防止しう
る構成例を示す回路図である。図11に示す構成では、
+12VラインにコンデンサC11は接続されないが、
初期リセット回路65周辺の構成が従来例とは異なる。
のでは不便であることも考えられるので、機種に依存し
ない対応を行うことが望ましい。図11は、コンデンサ
C11を用いずに、瞬断時の始動入賞誤検出を防止しう
る構成例を示す回路図である。図11に示す構成では、
+12VラインにコンデンサC11は接続されないが、
初期リセット回路65周辺の構成が従来例とは異なる。
【0055】図11に示すように、この実施の形態(実
施形態2)では、初期リセット回路65のVcc端子に、
始動口スイッチ17に供給される+12Vを抵抗R2,
R3で分圧した電圧が印加される。また、VS端子は、
抵抗R4を介してプルダウンされる。
施形態2)では、初期リセット回路65のVcc端子に、
始動口スイッチ17に供給される+12Vを抵抗R2,
R3で分圧した電圧が印加される。また、VS端子は、
抵抗R4を介してプルダウンされる。
【0056】+12V電源の電圧低下を検知して、+1
2V電源の電圧が、始動口スイッチ17の出力状態がオ
ン状態になるような電圧に低下する前にリセット信号を
ローレベルにすれば、CPU56による始動入賞の誤検
出は確実に防止される。この実施の形態の構成は、その
ような考え方にもとづく構成である。
2V電源の電圧が、始動口スイッチ17の出力状態がオ
ン状態になるような電圧に低下する前にリセット信号を
ローレベルにすれば、CPU56による始動入賞の誤検
出は確実に防止される。この実施の形態の構成は、その
ような考え方にもとづく構成である。
【0057】ここでは、+12V電源が7.4Vまで低
下すると始動口スイッチ17の出力状態がオン状態にな
る場合を例として、+12V電源が10V程度にまで低
下すると、初期リセット回路65がリセット信号をロー
レベルにする構成について説明する。また、初期リセッ
ト回路65のVS端子に接続されたプルダウン抵抗が4
70Ωであるときには、Vccの電圧が4.4Vを下回る
と、初期リセット回路65は、リセット信号をローレベ
ルにする場合を例にする。
下すると始動口スイッチ17の出力状態がオン状態にな
る場合を例として、+12V電源が10V程度にまで低
下すると、初期リセット回路65がリセット信号をロー
レベルにする構成について説明する。また、初期リセッ
ト回路65のVS端子に接続されたプルダウン抵抗が4
70Ωであるときには、Vccの電圧が4.4Vを下回る
と、初期リセット回路65は、リセット信号をローレベ
ルにする場合を例にする。
【0058】+12V電源から抵抗R2に流れ込む電流
をIとし、Vcc端子から見た初期リセット回路65の内
部抵抗分をRzとすると、 Vcc(V)=I(mA)・[Rz(kΩ)・R3(kΩ)]/[Rz(kΩ)+ R3(kΩ)] ・・・(1) である。また、 VDD(V)=Vcc(V)+I(mA)・R2(kΩ) ・・・(2) である。ここで、VDDは+12V電源の電圧である。
をIとし、Vcc端子から見た初期リセット回路65の内
部抵抗分をRzとすると、 Vcc(V)=I(mA)・[Rz(kΩ)・R3(kΩ)]/[Rz(kΩ)+ R3(kΩ)] ・・・(1) である。また、 VDD(V)=Vcc(V)+I(mA)・R2(kΩ) ・・・(2) である。ここで、VDDは+12V電源の電圧である。
【0059】初期リセット回路65の内部抵抗分Rz
は、Vcc端子に流れ込む電流とVcc端子の電圧がリニア
な関係にあるときの電圧値および電流値を測定すれば、
(電圧値/電流値)で求めることができる。この実施の
形態で用いられる初期リセット回路65の場合には、内
部抵抗分Rzは5kΩであったとする。また、抵抗R
2,R3として2.2kΩのものを使用する。
は、Vcc端子に流れ込む電流とVcc端子の電圧がリニア
な関係にあるときの電圧値および電流値を測定すれば、
(電圧値/電流値)で求めることができる。この実施の
形態で用いられる初期リセット回路65の場合には、内
部抵抗分Rzは5kΩであったとする。また、抵抗R
2,R3として2.2kΩのものを使用する。
【0060】Vccの電圧が4.4Vを下回ると初期リセ
ット回路65はリセット信号をローレベルにするのであ
るが、+12V電源が10V程度にまで低下したことを
検出したいのであるから、+12V電源が10V程度に
まで低下したときにVccの電圧が4.4Vにまで低下す
ればよい。(1)式からVcc=4.4VのときのI(m
A)を求めると、 I(mA)=4.4×(5+2.2)/(5×2.2)
=2.88(mA) となる。このとき、(2)式から、 VDD(V)=4.4+2.88×2.2=10.736
(V) である。
ット回路65はリセット信号をローレベルにするのであ
るが、+12V電源が10V程度にまで低下したことを
検出したいのであるから、+12V電源が10V程度に
まで低下したときにVccの電圧が4.4Vにまで低下す
ればよい。(1)式からVcc=4.4VのときのI(m
A)を求めると、 I(mA)=4.4×(5+2.2)/(5×2.2)
=2.88(mA) となる。このとき、(2)式から、 VDD(V)=4.4+2.88×2.2=10.736
(V) である。
【0061】すなわち、図11に示された初期リセット
回路65周辺の回路構成によれば、+12V電源の電圧
が10V程度にまで低下すると、初期リセット回路65
の電源端子の電圧がしきい値である4.4Vにまで低下
し、初期リセット回路65は、リセット信号をローレベ
ルにしてCPU56の動作を停止することができる。こ
の結果、+12V電源の電圧がさらに低下して始動口ス
イッチ17の出力状態がオン状態になっても、CPU5
6は始動口スイッチ17のオン状態を検出しない。
回路65周辺の回路構成によれば、+12V電源の電圧
が10V程度にまで低下すると、初期リセット回路65
の電源端子の電圧がしきい値である4.4Vにまで低下
し、初期リセット回路65は、リセット信号をローレベ
ルにしてCPU56の動作を停止することができる。こ
の結果、+12V電源の電圧がさらに低下して始動口ス
イッチ17の出力状態がオン状態になっても、CPU5
6は始動口スイッチ17のオン状態を検出しない。
【0062】図12(A)は、図10(A)に示された
例と同様の従来の遊技機における瞬断時のタイミング図
である。図12(B)は、図11に示されたこの実施の
形態の瞬断時の回路動作を示すタイミング図である。図
12(B)(a),(b)に示すタイミング関係は、図
12(A)(a),(b)に示すタイミング関係と同じ
であるが、図12(B)(c)に示すように、初期リセ
ット回路65に供給されるVccが4.4Vを下回ると、
図12(B)(d)に示すように、リセット信号はロー
レベルになる。そして、このタイミングは、+12V電
源の電圧が始動口スイッチ17の出力状態をオン状態に
する電圧になるタイミングよりも早い(図12における
期間B参照)。
例と同様の従来の遊技機における瞬断時のタイミング図
である。図12(B)は、図11に示されたこの実施の
形態の瞬断時の回路動作を示すタイミング図である。図
12(B)(a),(b)に示すタイミング関係は、図
12(A)(a),(b)に示すタイミング関係と同じ
であるが、図12(B)(c)に示すように、初期リセ
ット回路65に供給されるVccが4.4Vを下回ると、
図12(B)(d)に示すように、リセット信号はロー
レベルになる。そして、このタイミングは、+12V電
源の電圧が始動口スイッチ17の出力状態をオン状態に
する電圧になるタイミングよりも早い(図12における
期間B参照)。
【0063】この実施の形態によれば、始動口スイッチ
17に供給される+12V電源の低下を検出して、CP
U56をリセット状態にしているので、確実に、始動口
スイッチ17の出力状態がオン状態になる前にCPU5
6をリセット状態にすることができる。そして、初期リ
セット回路65周辺の回路構成を共通にしておけば、機
種に応じて電源瞬断時の始動入賞誤検出防止のための構
成を変えなくてもよい。
17に供給される+12V電源の低下を検出して、CP
U56をリセット状態にしているので、確実に、始動口
スイッチ17の出力状態がオン状態になる前にCPU5
6をリセット状態にすることができる。そして、初期リ
セット回路65周辺の回路構成を共通にしておけば、機
種に応じて電源瞬断時の始動入賞誤検出防止のための構
成を変えなくてもよい。
【0064】なお、この実施の形態で用いられた数値は
例示であって、使用される初期リセット回路65の仕様
に応じて適切な値にすればよい。要するに、初期リセッ
ト回路65が始動口スイッチ17に供給される電源電圧
の低下を検出するとCPU56をリセット信号を与え、
リセット信号を出力するためのしきい値電圧(この例で
は10V程度)が、始動口スイッチ17に供給される電
源電圧が始動口スイッチ17の出力状態をオン状態にす
る値(この例では7.4V)よりも高くなっているよう
な構成であれば、電源瞬断時の始動入賞誤検出防止のた
めの構成をどのように構成してもよい。
例示であって、使用される初期リセット回路65の仕様
に応じて適切な値にすればよい。要するに、初期リセッ
ト回路65が始動口スイッチ17に供給される電源電圧
の低下を検出するとCPU56をリセット信号を与え、
リセット信号を出力するためのしきい値電圧(この例で
は10V程度)が、始動口スイッチ17に供給される電
源電圧が始動口スイッチ17の出力状態をオン状態にす
る値(この例では7.4V)よりも高くなっているよう
な構成であれば、電源瞬断時の始動入賞誤検出防止のた
めの構成をどのように構成してもよい。
【0065】また、この実施の形態では、初期リセット
回路65の電源端子に+12Vを分圧した電圧が印加さ
れ、CPU56は+5Vで駆動されているので、リセッ
ト信号をそのままCPU56に供給することはできな
い。よって、初期リセット回路65からのリセット信号
は例えばトランジスタを介してCPU56に供給される
ことになるが、図11では、そのようなトランジスタ等
は省略されている。
回路65の電源端子に+12Vを分圧した電圧が印加さ
れ、CPU56は+5Vで駆動されているので、リセッ
ト信号をそのままCPU56に供給することはできな
い。よって、初期リセット回路65からのリセット信号
は例えばトランジスタを介してCPU56に供給される
ことになるが、図11では、そのようなトランジスタ等
は省略されている。
【0066】図9に示された構成および図11に示され
た構成は、それぞれ単独で電源瞬断時の始動入賞誤検出
を防止することができる。しかし、それらを組み合わせ
れば、さらに確実に瞬断時の始動入賞誤検出を防止する
ことができる。図13は、始動口スイッチ17に供給さ
れる+12Vラインとグラウンドの間に比較的大容量の
コンデンサC11が接続され、かつ、初期リセット回路
65のVcc端子に、始動口スイッチ17に供給される+
12Vを抵抗R2,R3で分圧した電圧が印加されるよ
うに構成された第3の実施の形態を示す回路図である。
た構成は、それぞれ単独で電源瞬断時の始動入賞誤検出
を防止することができる。しかし、それらを組み合わせ
れば、さらに確実に瞬断時の始動入賞誤検出を防止する
ことができる。図13は、始動口スイッチ17に供給さ
れる+12Vラインとグラウンドの間に比較的大容量の
コンデンサC11が接続され、かつ、初期リセット回路
65のVcc端子に、始動口スイッチ17に供給される+
12Vを抵抗R2,R3で分圧した電圧が印加されるよ
うに構成された第3の実施の形態を示す回路図である。
【0067】図13に示された回路構成は、図9に示さ
れた構成と図11に示された構成とを組み合わせたもの
であるから、詳しい動作説明を省略するが、この実施の
形態によれば、図14に示すように、+12V電源の電
圧が始動口スイッチ17の出力状態をオン状態にする電
圧になるタイミングに対して、より早くリセット信号が
ローレベルになる(図14における期間C参照)。従っ
て、瞬断時の始動入賞誤検出防止のための期間Cに余裕
が生じ、例えば、始動口スイッチ17として用いられる
近接スイッチの特性にばらつきがあって出力状態がオン
状態になるタイミングがばらついても、確実に、瞬断時
の始動入賞誤検出を防止することができる。
れた構成と図11に示された構成とを組み合わせたもの
であるから、詳しい動作説明を省略するが、この実施の
形態によれば、図14に示すように、+12V電源の電
圧が始動口スイッチ17の出力状態をオン状態にする電
圧になるタイミングに対して、より早くリセット信号が
ローレベルになる(図14における期間C参照)。従っ
て、瞬断時の始動入賞誤検出防止のための期間Cに余裕
が生じ、例えば、始動口スイッチ17として用いられる
近接スイッチの特性にばらつきがあって出力状態がオン
状態になるタイミングがばらついても、確実に、瞬断時
の始動入賞誤検出を防止することができる。
【0068】以上のように、上記の各実施の形態によれ
ば、電源瞬断時に、+12V電源の電圧低下の程度を緩
やかにしたり、+12V電源の電圧が始動口スイッチ1
7の出力状態をオン状態にする値になる前にCPU56
をリセット状態にするので、CPU56が、瞬断時に、
実際には始動入賞していないにも関わらず始動入賞があ
ったと誤検出して瞬断からの回復時に可変表示部9にお
ける図柄変動を開始してしまうという不都合が回避され
る。
ば、電源瞬断時に、+12V電源の電圧低下の程度を緩
やかにしたり、+12V電源の電圧が始動口スイッチ1
7の出力状態をオン状態にする値になる前にCPU56
をリセット状態にするので、CPU56が、瞬断時に、
実際には始動入賞していないにも関わらず始動入賞があ
ったと誤検出して瞬断からの回復時に可変表示部9にお
ける図柄変動を開始してしまうという不都合が回避され
る。
【0069】なお、上記の各実施の形態のパチンコ遊技
機1は、始動入賞にもとづいて可変表示部9に可変表示
される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせに
なると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種
パチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放
する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価
値が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊技機や、
始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が
所定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役
物への入賞があると所定の権利が発生または継続する第
3種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。
機1は、始動入賞にもとづいて可変表示部9に可変表示
される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせに
なると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種
パチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放
する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価
値が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊技機や、
始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が
所定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役
物への入賞があると所定の権利が発生または継続する第
3種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遊技機
を、電源電圧低下時に遊技制御手段の動作を停止させる
リセット手段が、始動入賞を検出するスイッチ手段に供
給される電圧の低下を検出して遊技制御手段の動作を停
止させるように構成されているので、電源瞬停が生じて
も始動入賞を誤検出することなく、瞬停からの回復時に
公正な遊技を続行することができる効果がある。
を、電源電圧低下時に遊技制御手段の動作を停止させる
リセット手段が、始動入賞を検出するスイッチ手段に供
給される電圧の低下を検出して遊技制御手段の動作を停
止させるように構成されているので、電源瞬停が生じて
も始動入賞を誤検出することなく、瞬停からの回復時に
公正な遊技を続行することができる効果がある。
【0071】スイッチ手段に供給される電圧が、スイッ
チ手段の出力がオン状態になる電圧にまで低下する前
に、遊技制御手段の動作を停止させるように構成されて
いる場合には、機種が異なっても、確実に、電源瞬停時
の始動入賞誤検出を防止できる効果がある。
チ手段の出力がオン状態になる電圧にまで低下する前
に、遊技制御手段の動作を停止させるように構成されて
いる場合には、機種が異なっても、確実に、電源瞬停時
の始動入賞誤検出を防止できる効果がある。
【0072】また、始動入賞を検出するスイッチ手段に
供給される電源ラインに、電源オフ時の電圧低下を遅く
するためのコンデンサが挿入されている場合には、簡易
な構成で電源瞬停時の始動入賞誤検出を防止できる効果
がある。さらに、始動入賞誤検出防止のために余分な信
号線を遊技制御手段に対して付加することもないので、
防止対策を講ずる際に、遊技制御手段の外部から遊技制
御手段に対して不正行為が行われやすい状態になるとい
うこともない。
供給される電源ラインに、電源オフ時の電圧低下を遅く
するためのコンデンサが挿入されている場合には、簡易
な構成で電源瞬停時の始動入賞誤検出を防止できる効果
がある。さらに、始動入賞誤検出防止のために余分な信
号線を遊技制御手段に対して付加することもないので、
防止対策を講ずる際に、遊技制御手段の外部から遊技制
御手段に対して不正行為が行われやすい状態になるとい
うこともない。
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図であ
る。
る。
【図2】 パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図
である。
である。
【図3】 パチンコ遊技機の遊技盤を背面からみた背面
図である。
図である。
【図4】 主制御基板における回路構成の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図5】 基本回路のメイン処理を示すフローチャート
である。
である。
【図6】 打球が始動入賞口に入賞したことを判定する
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図7】 大当たり判定の処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図8】 可変表示の停止図柄を決定する処理およびリ
ーチ種類を決定する処理を示すフローチャートである。
ーチ種類を決定する処理を示すフローチャートである。
【図9】 第1の実施の形態による主制御基板における
スイッチ出力検出に関わる部分と各スイッチとを示す回
路図である。
スイッチ出力検出に関わる部分と各スイッチとを示す回
路図である。
【図10】 従来の回路動作および第1の実施の形態の
回路動作を示すタイミング図である。
回路動作を示すタイミング図である。
【図11】 第2の実施の形態による主制御基板におけ
るスイッチ出力検出に関わる部分と各スイッチとを示す
回路図である。
るスイッチ出力検出に関わる部分と各スイッチとを示す
回路図である。
【図12】 従来の回路動作および第2の実施の形態の
回路動作を示すタイミング図である。
回路動作を示すタイミング図である。
【図13】 第3の実施の形態による主制御基板におけ
るスイッチ出力検出に関わる部分と各スイッチとを示す
回路図である。
るスイッチ出力検出に関わる部分と各スイッチとを示す
回路図である。
【図14】 従来の回路動作および第3の実施の形態の
回路動作を示すタイミング図である。
回路動作を示すタイミング図である。
【図15】 従来の遊技機における電源瞬停時の始動口
スイッチと遊技制御用マイクロコンピュータの動作状態
を示すタイミング図である。
スイッチと遊技制御用マイクロコンピュータの動作状態
を示すタイミング図である。
9 可変表示部 17 始動口スイッチ 31 遊技制御基板(主制御基板) 53 基本回路 56 CPU 65 初期リセット回路 66 定期リセット回路 C11 コンデンサ R1,R2,R3,R4 抵抗
Claims (3)
- 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示部を含
み、始動入賞に応じて前記可変表示部に表示される識別
情報の変動を開始し、識別情報の表示結果があらかじめ
定められた特定の表示態様となった場合に遊技者に所定
の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、 前記始動入賞に応じた識別情報の変動制御を含む遊技の
進行を制御する遊技制御手段と、 電源電圧低下時に前記遊技制御手段の動作を停止させる
リセット手段とを備え、 前記リセット手段は、始動入賞を検出するスイッチ手段
に供給される電圧の低下を検出して前記遊技制御手段の
動作を停止させることを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 リセット手段は、始動入賞を検出するス
イッチ手段に供給される電圧が、スイッチ手段の出力が
オン状態になる電圧にまで低下する前に、遊技制御手段
の動作を停止させる請求項1記載の遊技機。 - 【請求項3】 表示状態が変化可能な可変表示部を含
み、始動入賞に応じて前記可変表示部に表示される識別
情報の変動を開始し、識別情報の表示結果があらかじめ
定められた特定の表示態様となった場合に遊技者に所定
の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、 前記始動入賞に応じた識別情報の変動制御を含む遊技の
進行を制御する遊技制御手段を備え、 始動入賞を検出するスイッチ手段に供給される電源ライ
ンに、電源オフ時の電圧低下を遅くするためのコンデン
サが挿入されていることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207947A JP2000037508A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207947A JP2000037508A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000037508A true JP2000037508A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16548183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10207947A Withdrawn JP2000037508A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000037508A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001300094A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-10-30 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2002028289A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-29 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2005058498A (ja) * | 2003-08-13 | 2005-03-10 | Daiman:Kk | 遊技機の球センサ装置 |
JP2010179164A (ja) * | 2010-05-24 | 2010-08-19 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012176301A (ja) * | 2012-06-21 | 2012-09-13 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014028222A (ja) * | 2013-08-30 | 2014-02-13 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2015003225A (ja) * | 2014-09-22 | 2015-01-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020036729A (ja) * | 2018-09-04 | 2020-03-12 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10207947A patent/JP2000037508A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001300094A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-10-30 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP4576663B2 (ja) * | 2000-04-26 | 2010-11-10 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2002028289A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-29 | Sankyo Kk | 遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050622 |
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