JP2000037023A - 電線の立上がり防護管 - Google Patents

電線の立上がり防護管

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JP2000037023A
JP2000037023A JP10218612A JP21861298A JP2000037023A JP 2000037023 A JP2000037023 A JP 2000037023A JP 10218612 A JP10218612 A JP 10218612A JP 21861298 A JP21861298 A JP 21861298A JP 2000037023 A JP2000037023 A JP 2000037023A
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JP
Japan
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pipe
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protective pipe
joint
holes
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JP10218612A
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English (en)
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Kenichi Washino
賢一 鷲野
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Kinki Denki Co Ltd
Original Assignee
Kinki Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線を新設する場合は勿論のこと、増設する
場合にも電線を作業性よく挿通することができ、しかも
固定バンドで圧迫されても変形が少なく、電線を支障な
く保護することができる電線の立上がり防護管を提供す
る。 【解決手段】 電線Wを挿通させる長尺の防護管本体1
と防護管本体1にその管端部を含め嵌着される短尺の継
手管11とからなり、これら防護管本体1と継手管11
はその長手方向の一側で分割されると共にその分割端縁
2,12に外側へ突出する一対の突出片3,3,13,
13を対設し、防護管本体1の突出片3,3には所定間
隔置きに通孔4,4を貫通すると共に、継手管11の突
出片13,13には前記通孔4,4に連通する通孔1
4,14を貫設し、これら通孔4,4,14,14に結
合ボタン20を挿通させて防護管本体1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設された
通信用ケーブル、光ファイバー及び電力線を、地上の電
柱間に架設するため電柱に沿って立ち上がらせる電線の
立上がり防護管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種電線の立上がり防護管に
は、例えば合成樹脂により成形され、断面丸形のパイプ
状のもの、断面のの字形のパイプ状のもの及び断面半月
形の半載パイプ状のものが有る。そして、図11(a)
に示すように断面丸形のパイプ状の防護管100aは、
該防護管100aに一端開口から複数本の電線Wを挿通
し、該防護管100aを電柱Pの外周面一側に沿わせ直
立させた状態で、適宜位置に固定バンド101を巻回し
て前記防護管100aを電柱Pに固定していた。また図
11(b)に示すように断面のの字形のパイプ状の防護
管100bは、複数本の電線Wに前記防護管100bを
巻回し、該防護管100bを前記と同様に固定バンド1
01により電柱Pに固定していた。更に、図11(c)
に示すように断面半月形の半載パイプ状の防護管100
cは、複数本の電線Wに前記防護管100cを被せて該
防護管100cの開口側を電柱Pの外周面に向けた状態
で沿わせて前記と同様に電柱Pに固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記断
面丸形のパイプ状の防護管100aにあっては、施工上
電線Wを一本々防護管100aに挿通しなければならず
面倒であり、しかも後付け工法ができないなど工事手順
に制約を受けていた。また、電線Wを増設するときは、
前記防護管100aを長手方向の一側で切断しその切断
口から電線Wを入れのの字形に巻回して使用されるが、
この場合は次の断面のの字形のパイプ状の防護管100
bと同じ課題を生ずる。該断面のの字形のパイプ状の防
護管100bでは断面形状が変形し易く、例えば固定バ
ンド101や電柱Pを昇り降りする時に使用される胴綱
による圧迫により防護管100b内の電線Wが傷ついた
り切断されるといった虞れが有った。更に、断面半月形
の半載パイプ状の防護管100cにあっても、前記と同
様に固定バンド101や胴綱による圧迫により防護管1
00c内の電線Wが傷ついたり切断される虞れが有っ
た。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、電線を新設する場合は勿論のこと、増設
する場合にも電線が防護管に容易に挿通できて作業し易
く電線を能率良く挿通することができ、しかも、固定バ
ンドや胴綱で圧迫されてもほとんど変形することがなく
電線を安全に保護し得る電線の立上がり防護管を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る電線の立上がり防護管は、電線を挿通さ
せる長尺の防護管本体と、該防護管本体に摺動自在に嵌
着されまたはその管端部に位置して防護管本体同志を接
続する短尺の継手管とからなり、該防護管本体と継手管
とは所定の肉厚を有する合成樹脂製の円筒管により成形
され、その長手方向の一側で分割されると共に該各分割
端縁に外側へ突出する一対の突出片を対設し、更に該各
突出片にはその長手方向に沿って複数の通孔を貫通し、
前記継手管の各突出片には前記防護管本体の各通孔に合
致する通孔を貫設して構成される。
【0006】そして、立ち上がらせる複数の電線を防護
管本体内にその分割端縁間の隙間を介して挿通する。ま
た、必要な場合は、前記防護管本体を複数本接続し、こ
の状態で、各防護管本体にその管端部を含め複数の継手
管を嵌着すると共に、互いに連通する各通孔に結合ボタ
ンを挿通することにより固定する。これにより各防護管
本体に複数の継手管が固定されて複数本の電線が被覆さ
れる。次に、前記接続された防護管本体を電柱に沿わせ
て、各継手管の外周面に固定バンドを当てがい電柱の外
周面に巻回して締付ける。このように、固定バンドが締
付られる部分は継手管と防護管本体との2重構造になる
ので、頑強となりその断面形状の変形を防止することが
でき、挿通された各電線を無用に圧迫するようなことが
なくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電線の立上が
り防護管の実施の形態を図面と共に説明する。なお、本
発明の電線とは通信用ケーブル、光ファイバー及び電力
線を示すが、便宜上通信用ケーブルについて説明する。
図において1は合成樹脂製の円筒管により内径85mm
幅、長さ1m程度であり、肉厚は後述する固定バンド4
0による繋縛によって変形することがないように4mm
程度に形成される防護管本体である。該防護管本体1は
図2,図3に示すように長手方向の一側で一直線状に分
割され、該各分割端縁2,2に外側へ突出する一対の突
出片3,3が対設されている。これらの突出片3,3に
は各管端から約30mmの位置とこれらの中間の約20
0mm間隔の位置とにそれぞれ直径7mmの通孔4,4
が貫設されている。
【0008】11は前記防護管本体1の外周面に嵌着さ
れる内径を有する継手管であり、図4,図5に示すよう
に長さが100mmの合成樹脂製の円筒管からなる。該
円筒管は防護管本体1と同様に長手方向の一側で分割さ
れ、その各分割端縁12,12に外側へ突出する突出片
13,13が対設される。これらの突出片13,13に
は両端からそれぞれ20mmの位置に防護管本体1の各
通孔4,4…に連通される通孔14,14が貫設されて
いる。さらに、該継手管11にはその外周面に前記突出
片13,13に対向位置してリブ16が設けられ、該リ
ブ16に固定バンド40を挿通するための挿通孔15が
設けられている。なお、突出片13,13は防護管本体
1の突出片3,3を挟持し得る間隔Sを隔てて対設され
ている(図5参照)。
【0009】前記継手管11は一本の防護管本体1に対
して例えば3個使用され、その内図6に示すように防護
管本体1の管端部に半分の長さ嵌合するようにして継手
管11を取り付け、その一端側の通孔14,14を防護
管本体1の管端部に設けた通孔4,4に連通させ、図7
に示すように各通孔4,14に結合ボタン20を挿通す
る。また、防護管本体1の中間部にも同様にして2個の
継手管11,11を嵌着し、各通孔4,14に結合ボタ
ン20を挿通する。なお、防護管本体1の長さに合わせ
て3個または4個の継手管11を用いるようにしても良
い。このようにして複数の継手管11,11,11を固
定した防護管本体1は前記継手管11を介して必要の長
さに接続して使用されることとなる。
【0010】次に、本発明に係る防護管の取付方法を説
明する。まず、複数本の電信ケーブルW,W…の傍らに
必要な本数の防護管本体1を一列に並べて各突出片3,
3を拡開させ、その隙間から前記各電信ケーブルW,W
…を挿通させる。そして、隣接する防護管本体1,1同
志の管端を突き合わせた状態で管端を跨いで継手管11
を嵌着させ、該継手管11に設けた両側の通孔14,1
4と各防護管本体1,1の各管端部に設けた各通孔4,
4とを連通させ、これら通孔4,14に結合ボタン2
0,20を挿通させて各防護管本体1,1…が接続され
る。さらに、各防護管本体1の中間部に嵌着した継手管
11,11についても同様に固定する。最後に残りの各
突出片3,3に貫設された各通孔4,4に結合ボタン2
0を挿通させて両突出片3,3を閉じる。
【0011】このようにして電信ケーブルW,W…を被
覆した防護管本体1,1…を図8に示すように電柱Pの
外周面に垂直に沿わせ、各継手管11,11…の挿通孔
15,15…にそれぞれ固定バンド40を挿通すると共
に各継手管11と電柱Pとに巻回させ、公知の締付金具
41を介して締め付け繋縛させる。なお、取り付ける位
置によって防護管本体1の長さが長い場合には、上方に
ある防護管本体1を途中で切断するようにしても良い。
【0012】これにより、各固定バンド40で繋縛した
個所では図9に示すように必要な肉厚に形成された防護
管本体1と継手管11との二重管構造をなしているので
十分な強度を保つことができ、固定バンド40の繋縛に
よる圧迫で防護管本体1の断面形状がほとんど変形する
ことがなく、被覆される電信ケーブルW,W…が傷つけ
られたり切断されたりすることはない。また、作業者が
胴綱(図示せず。)を使って電柱Pを昇り降りする場合
にも、各継手管11によって防護管本体1の断面形状の
変形が抑制され同様に圧迫による変形を押えることがで
き、しかも各継手管11,11…によってずれが防止さ
れるため誤って落下してケガをするといった危険が防止
される。
【0013】なお、前記突出片3,3は平板状に限られ
ることなく例えば図10(a),(b)に示すような構
造に形成すれば、防護管本体1を電柱Pに沿わせ固定バ
ンド40により繋縛したとき、その圧迫により両突出片
3,3同志のずれが止められ、防護管本体1の断面形状
の変形をより確実に防止できる。即ち、図10(a)で
は一方の突出片3の先端に内側へ屈曲する折曲片部5を
延設し、他方の突出片3′は先端が前記折曲片部5の内
側に当接して収まるように短く形成されている。また、
図10(b)では一方の突出片3の内面をほぼE字形に
して2条の凹溝6,6を水平に設け、他方の突出片3′
の対向面に前記各凹溝6,6に嵌入する突条7,7を水
平に突出させている。
【0014】
【発明の効果】以上、述べたように本発明に係る防護管
は、防護管本体の長手方向の一側を分割し、その分割端
縁の隙間から前記防護管本体内に電線を挿通できるよう
にしているので、電線を増設する場合においても、その
挿通作業が極めて簡単であり、作業能率が良い。また、
必要な強度を備える肉厚に形成された防護管本体にその
管端部を含め複数の継手管を嵌着固定し、各継手管に対
応位置させて電柱に固定バンドで巻回して繋縛するよう
にしたから、固定バンドによる繋縛の個所が防護管本体
と継手管との二重構造をなして頑強な構造となり強度的
にも優れ、これにより防護管本体の断面形状の変形が防
止され、被覆された電線を傷つけたり切断させたりする
といったことがなくなる。また、作業者が胴綱を使って
電柱を昇り降りするときも、各継手管によって防護管本
体の断面形状の変形が抑制され、結果的には防護管本体
の変形が防止される。また、このとき継手管によってず
れ止めがなされて胴綱を安全に操作することができ、作
業者が危って落下しケガをするといった事故が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】防護管の分解斜視図。
【図2】防護管本体の正面図。
【図3】図2のW−W線断面図。
【図4】継手管の一部を断面で示す正面図。
【図5】図4のX−X線断面図。
【図6】継手管を取り付けた防護管本体の一部断面正面
図。
【図7】図6のY−Y線断面図。
【図8】使用状態を示す斜視図。
【図9】図8のZ−Z線拡大断面図。
【図10】防護管本体の突出片の他の実施の形態を示す
側面図。
【図11】従来の防護管の使用状態を示す横断面図。
【符号の説明】
1 防護管本体 2,12 分割端縁 3,13 突出片 4,14 通孔 11 継手管 20 結合ボタン W 電線(電信ケーブル)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を挿通させる長尺の防護管本体と、
    該防護管本体に摺動自在に嵌着されまたはその管端部に
    位置して防護管本体同志を接続する短尺の継手管とから
    なり、該防護管本体と継手管とは所定の肉厚を有する合
    成樹脂製の円筒管により成形され、その長手方向の一側
    で分割されると共に該各分割端縁に外側へ突出する一対
    の突出片を対設し、更に該各突出片にはその長手方向に
    沿って複数の通孔を貫通し、前記継手管の各突出片には
    前記防護管本体の各通孔と合致する通孔を貫設してな
    り、前記各連通する通孔に結合ボタンを挿通することに
    より管端部を含め前記防護管本体に複数の継手管を嵌着
    固定できるようにしたことを特徴とする電線の立上がり
    防護管。
JP10218612A 1998-07-15 1998-07-15 電線の立上がり防護管 Pending JP2000037023A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320157A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Chugoku Electric Power Co Inc:The 防護管および引っ掛け工具
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