JP2000036762A - ビタビ復号法及びビタビ復号器 - Google Patents

ビタビ復号法及びビタビ復号器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】パケットデータを復号するビタビ復号器におい
て、前のパケットデータに引き続いてすぐに次のパケッ
トデータが入力する場合であっても、前のパケットデー
タの最後の部分を正しく復号できるようにする。 【解決手段】受信パケットデータに同期した受信クロッ
クとこの受信クロックより速い高速クロックとを切り替
えるためのセレクタ11を設け、セレクタ11により、
パケットデータの受信中は、ブランチメトリック生成器
4、前ACS回路5、パスメトリックレジスタ6、パス
メモリ7及びトレースバック回路8に受信クロックを供
給し、パケットデータの受信が終了した後は、ブランチ
メトリック生成器4、ACS回路5、パスメトリックレ
ジスタ6及びパスメモリ7に高速クロックを供給するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビタビ復号法及び
ビタビ復号器に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル伝送における誤り訂正法とし
て、畳み込み符号の最尤復号法の一例であるビタビ復号
法(例えば、G. D. Forney Jr., "The Viterbi algorit
hm", Proceeding of IEEE, vol. 61, pp. 268-278, Ma
r. 1973を参照)があり、広く使用されている。ビタビ
復号法による復号器をビタビ復号器という。
【0003】ところで、デジタル伝送の一形態として、
送信すべきデータを所定のビット長(ワード長)のパケ
ットに分解し、パケットを単位として伝送するパケット
通信がある。パケット通信では、順番に送出された2つ
のパケットが受信側で受信されるときのパケット間の時
間間隔は、一般に不定である。衛星通信や携帯電話のよ
うな移動体通信の分野においては、パケット通信用の誤
り訂正に、ビタビ復号器を使用している。以下、従来の
ビタビ復号器をパケット動作で使用した場合の処理につ
いて検討する。図9は、パケットデータ処理用の従来の
ビタビ復号器の構成を示すブロック図である。ここで
は、ビタビ復号器に入力する受信軟判定Pデータ、受信
軟判定Qデータは、それぞれ3ビットであるとする。
【0004】図9に示す従来のビタビ復号器59は、受
信軟判定Pデータ及び受信軟判定Qデータをそれぞれ入
力する入力端子1,2と、入力した受信軟判定Pデータ
及び受信軟判定Qデータの組と“000”データの組と
を切替えるセレクタ3と、セレクタ3の出力と各送信デ
ータを比べてセレクタ3の出力の確からしさを求めるブ
ランチメトリック生成器4と、生き残りパスの累積メト
リックを格納するパスメトリックレジスタ6と、ブラン
チメトリック生成器4の出力とパスメトリックレジスタ
6の出力に基づいてシンボル時刻ごとにn状態(nは2
以上の整数)のパスメトリック値とn状態の選択情報
(枝値)とを出力するACS回路5と、シンボル時刻ご
とにACS回路5が出力するn状態の選択情報を格納す
るパスメモリ7と、シンボル時刻ごとにACS回路5が
出力するn状態のパスメトリック値の中から最大のパス
メトリックを持つ状態番号を求める最尤パス状態検出器
9と、パスメモリ7内のデータに対してトレースバック
処理を行い、得られた結果を復号データとして出力端子
16から出力するトレースバック回路48と、このビタ
ビ復号器59全体の制御を行う制御回路50と、を備え
ている。セレクタ3に入力する“000”データは、パ
ケットデータが最後まで入力した後に、そのパケットデ
ータを復号しつつ、ビタビ復号器59内の各回路をパケ
ットデータが入力する前の状態に戻すためデータ(ター
ミナルデータ)であり、ここでは3ビットの軟判定デー
タがビタビ復号器59に入力することなっているから、
3ビットの“0”(2進表示)からなるデータである。
【0005】ここでACS回路5は、シンボル時刻ごと
に、トレリス線図にしたがって、ブランチメトリック生
成器4の出力とパスメトリックレジスタ6の出力とを加
算(Add)、比較(Compare)、選択(Select)することによ
り、比較して選択したn状態のパスメトリック値とn状
態の選択情報とを出力する。また、トレースバック回路
48は、パスメモリ制御信号をパスメモリ7に対して出
力しパスメモリ7からデータを読み出すことにより、
(g−f)シンボル時刻ごとに、最尤パス状態検出器9
の出力の状態番号からgシンボル時刻分だけパスメモリ
7を過去に向かってたどっていき、最後に到達したビッ
トから(g−f)ビットを復号データとして出力する。
【0006】さらにこのビタビ復号器59には、受信ク
ロックを入力してブランチメトリック生成器4、ACS
回路5、パスメトリックレジスタ6、パスメモリ7及び
トレースバック回路48に供給するための入力端子52
と、パケットデータ開始パルスを入力して制御回路50
に供給する入力端子14と、パケットデータ終了パルス
を入力しれ制御回路50に供給する入力端子15と、が
設けられている。制御回路50は、セレクタ3に対して
セレクト信号を出力し、パスメトリックレジスタ6にパ
スメトリックセット信号を出力し、トレースバック回路
48にトレースバック開始信号を出力するものである。
さらに制御回路50は、パケットデータ開始パルスによ
って、パスメトリックレジスタ6の状態番号“0”に高
いパスメトリックを与え、他の状態番号には、すべて同
じ低いパスメトリック(例えば、0)を与えてビタビ復
号を実行させ、パケットデータ終了パルスが入力される
と、セレクタ3の出力を“000”データの組に切り替
え、ビタビ復号を実行しながら、最尤パス状態検出器9
の出力が状態番号“0”になると、ブランチメトリック
生成器4、ACS回路5、パスメトリックレジスタ6及
び最尤パス状態検出器9の動作を停止させ、状態番号
“0”の最尤パスに連なる系列からトレースバック回路
48にトレースバックを実行させるように構成されてい
る。
【0007】次に、この従来のパケットデータ処理用の
ビタビ復号器59の動作について説明する。ここでは、
説明を分かりやすくするために、符号化率R=1/2、
拘束長K=3の場合について考える。
【0008】まず、このビタビ復号器と対になって使用
される送信側の符号器について説明する。送信側では、
図2に示すような3段のシフトレジスタ20と排他的論
理和(ExOR)ゲート21,22で構成される畳み込
み符号器23により符号化される。シンボル時刻ごとに
入力データ系列が入力端子24からシフトレジスタ20
に入力し、シフトレジスタ20の指定された各段の出力
が排他的論理和ゲート21,22で論理処理され、出力
端子25,26から、それぞれ、Pデータ、Qデータと
して出力される。シフトレジスタ20は、リセット信号
を与えることによってリセットされるように構成されて
いる。
【0009】図3に示すd個のパケットデータi1
2,…,idを畳み込み符号化する場合、一般的に、デ
ータi1が入力する前に畳み込み符号器23をリセット
する。つまり、シフトレジスタ20の各段の中身を
“0”にする。また、最後のパケットデータidがシフ
トレジスタ20に入力した後に、(拘束長−1)個の
“0”データを入力する。ここでは、拘束長が3なの
で、2個の“0”データを入力する。図3では、畳み込
み符号器23のPデータ及びQデータ出力を、それぞ
れ、P1,P2,…,Pd,Pd+1,Pd+2及びQ1,Q2
…,Qd,Qd+1,Qd+2と表している。
【0010】畳み込み符号器23の出力、すなわちPデ
ータ及びQデータは、伝送され、図9に示すビタビ復号
器59に入力する。その際、Pデータ及びQデータが伝
送路で生じた雑音よりどのように変わっているかをビタ
ビ復号器59に伝えるために、軟判定表現されている。
図4は、“0”,“1”に対してそれぞれ3ビットで軟
判定表現を行ったものを示している。
【0011】次に、図9に示す従来のビタビ復号器59
の動作について説明する。
【0012】図5は、畳み込み符号器23をトレリス表
現した図である。図示左側の{0,0},{0,1},
{1,0}及び{1,1}は、{a,b}すなわち畳み込
み符号器23のシフトレジスタ20の初段及び2段目の
内容を示したものである。ここでa,bは、それぞれ、
シフトレジスタ20の初段と2段目の各1ビットの内容
を表わす変数である。また、{0,0},{0,1},
{1,0}及び{1,1}の右側にある矢印の横の値は、
(a×2+b)を計算した値であり、今後、この値を状
態番号と呼ぶ。
【0013】図5に示すトレリス図を簡単に説明する
と、状態番号0の時、畳み込み符号器23に次に入力さ
れるデータが“0”の場合には、状態番号0に遷移し、
Pデータ及びQデータの出力値として“00”(状態番
号0から状態番号0へ遷移する矢印の上に示した値)を
出力する。状態番号が0で、入力されるデータが“1”
の場合には、状態番号1に遷移し、Pデータ及びQデー
タの出力値として“11”を出力する。他の状態番号の
場合においても、畳み込み符号器23に入力するデータ
に応じて遷移先が決まる。それらの時のPデータ及びQ
データの出力値が、遷移を表わす矢印に付記されてい
る。ビタビ復号器59は、このトレリス表現された図に
したがって、復号処理を実行する。
【0014】ビタビ復号器59においてパケット開始パ
ルスが制御回路50に入力すると、制御回路50は、パ
スメトリックセット信号をパスメトリックレジスタ6に
出力する。パスメトリックレジスタ6は、この信号によ
り、状態番号0のレジスタに高いメトリック(例えば、
64)を与え、状態番号1,2,3のレジスタには、メ
トリック0を与える。このとき制御回路50は、セレク
タ3が受信軟判定PデータQ及びデータの組を選択して
出力するように、セレクタ3に対するセレクト信号を設
定している。
【0015】まず、P1,Q1に対する軟判定データが、
入力端子1,2よりセレクタ3を通ってブランチメトリ
ック生成器4に入力すると、ブランチメトリック生成器
4は、(軟判定P1,軟判定Q1)に対して、その時の送
信データの組(P,Q)が(0,0),(1,0),(0,
1),(1,1)であったとした場合の確からしさ、す
なわちブランチメトリックを各々算出する。(軟判定P
1,軟判定Q1)に対して、送信データの組が(0,0)で
あるときのブランチメトリックをλ0、送信データの組
が(1,0)の時のブランチメトリックをλ1、送信デー
タの組が(0,1)の時のブランチメトリックをλ2、送
信データの組が(1,1)の時のブランチメトリックを
λ3とする。ブランチメトリック生成器4は、このλ0
λ1,λ2,λ3をACS回路5に出力する。このとき、
図6に示すように、時刻m0での各状態番号0〜4のパ
スメトリック値を、それぞれ、Γ0(m0),Γ1(m0),Γ
2(m0),Γ3(m0)とする。実際には、メトリックセット
したばかりなので、Γ0(m0)=64,Γ1(m0)=0,Γ
2(m0)=0,Γ3(m0)=0となっている。
【0016】パスメトリックレジスタ6は、このΓ0(m
0),Γ1(m0),Γ2(m0),Γ3(m0)をACS回路5に出
力し、ACS回路5は、図6に示すトレリス表現に基づ
いて、演算を実行する。以下、この演算について説明す
る。
【0017】時刻m1において状態番号0に合流してい
る遷移は、状態番号0と状態番号2からのものである。
状態番号0からの遷移のときの畳み込み符号器からの出
力データは“00”なのでそのときのブランチメトリッ
クはλ0となり、状態番号2からの遷移のときの畳み込
み符号器からの出力データは“11”なのでそのときの
ブランチメトリックはλ3となり、時刻m0での状態番号
0と状態番号2のパスメトリック値がそれぞれΓ
0(m0),Γ2(m0)なので、それぞれ、Γ0(m0)+λ0
Γ2(m0)+λ3の演算を行い、大きい方を時刻m1の状態
番号0のパスメトリック値Γ0(m1)として、パスメトリ
ックレジスタ6に格納する。同時に、選択された方の枝
値(図6で実線で示した方が選ばれると“0”、破線で
示した方が選ばれると“1”である)を、時刻m1の状
態番号0の枝値S0(m1)として、パスメモリ7に格納す
る。以下、時刻m1のパスメトリック値Γ1(m1),Γ
2(m1),Γ3(m1)、枝値S1(m1),S2(m1),S3(m1)
を同様にして求め、それぞれ、パスメトリックレジスタ
6、パスメモリ7に格納する。ここでパスメモリ7は、
(f+g)時刻分の枝値情報が格納できるメモリ容量を
持つものとする。また、ACS回路5は、時刻m1の求
めたパスメトリック値Γ0(m1),Γ1(m1),Γ2(m1),
Γ3(m1)をパスメトリックレジスタ6に出力すると同時
に、最尤パス状態検出器9にも出力する。これで、時刻
1での一連の処理が終了する。以後、この一連の処理
のことをACS処理と呼ぶ。
【0018】次の軟判定P2,Q2データが入力すると、
上記のACS処理を繰り返し実行する。時刻mgでの処
理が終わると、制御回路50はトレースバック回路48
及び最尤パス状態検出器9に対し、以下に述べるトレー
スバック処理を行うための命令を与える。その結果、最
尤パス状態検出器9は、最尤パスメトリック値Γ
0(m g),Γ1(mg),Γ2(mg),Γ3(mg)の中から、最大
のパスメトリック値を持つ状態番号をトレースバック回
路48に出力する。時刻mgにおいて最大パスメトリッ
ク値をもつ状態番号が“2”であるとすると、トレース
バック回路48は、時刻mgにおいて図7の実線で示す
最大パスメトリックをもつ状態番号2に連なるパスを、
パスメモリ7の内容を読み出してさかのぼっていく。ト
レースバック回路48は、状態番号2に合流するパスが
状態番号1及び状態番号3のどちらであるかを、パスメ
モリ7から、時刻mfの状態番号2に格納されているデ
ータを読み出すことにより調べ、状態番号1からである
ことを知る。以下、同様の操作を繰り返し、時刻m0
でパスをさかのぼり、最後にパスメモリ7より読み出し
たデータから(g−f)個分のデータ(時刻m1から時
刻mg-fのデータ)を復号データとして、出力端子16
から出力する。以下において、この処理をトレースバッ
ク処理と呼ぶ。受信クロックに同期してトレースバック
処理を実行しているときも、ACS処理は受信クロック
に同期して実行されている。パスメモリ7は、ACS処
理時の書き込み、トレースバック処理時の読み出しを同
時に行えるものとする。パスメモリ7は、図8に示すよ
うにリング構造になっていて、(g+f)時刻分のメモ
リ容量になっているので、ACS処理によって必要なデ
ータに上書きされることはない。このあと、(g−f)
時刻分のACS処理を実行するごとに、トレースバック
処理を行い復号データを出力する。
【0019】最後の軟判定Pd+2,Qd+2データが入力端
子1,2より入力し、ACS処理が終了すると、パケッ
ト終了パルスが制御回路50に入力する。このパルスの
入力により、制御回路50は、“000”データ(ター
ミナルデータ)の組がセレクタ3から出力されるように
セレクタ3に対するセレクト信号を設定する。その後、
受信クロックに同期して、“000”データの組を、少
なくとも(f+g)時刻分入力し続けなければならな
い。この間、出力端子16からパケット最後のデータi
dを得るために、前述のACS処理、トレースバック処
理を繰り返し実行することになる。“000”データの
組と説明したが、これは、受信軟判定データとして3ビ
ットのものを使用しているからであって、受信軟判定デ
ータが例えば2ビットであれば、“00”データの組を
少なくとも(f+g)時刻分入力し続けることになる。
【0020】“000”データの組を入力し続けなけれ
ばならないことについては、例えば、Qualcomm
(クゥァルコム)社製の市販のビタビ復号器LSI(品
名Q1900)のデータブックを参照すると、「パケッ
トデータ終了後、103個の“000”データを入力し
なければならない。」と言う記述がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のビタビ
復号器には、パケットデータの復号を行わせたときに、
パケットデータ終了後に、必ず、(g+f)時刻分の
“000”データ(ターミナルデータ)を入力しなけれ
ばならないので、次に入力するパケットデータは(g+
f)時刻分待たされることになり、パケット伝送効率が
悪くなるという問題点がある。また、(g+f)時刻分
待たずに次のパケットデータを入力すると、前のパケッ
トデータの最後の部分のデータが正しく復号されない。
【0022】本発明の目的は、前のパケットデータに引
き続いてすぐに次のパケットデータがビタビ復号器に入
力する場合であっても、前のパケットデータの最後の部
分を正しく復号できるビタビ復号法及びビタビ復号器を
提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のビタビ復号法
は、受信データを入力し、受信データからブランチメト
リックを生成し、ブランチメトリックに対してACS処
理を実行して複数状態のパスメトリック値及び選択情報
を生成し、選択情報を蓄積し、最大のパスメトリック値
に基づいて最尤パスを決定し、決定された最尤パスに基
づき、蓄積した選択情報を過去に向かってたどり復号デ
ータを出力するビタビ復号法において、受信データがパ
ケットデータであり、パケットデータの受信中は、当該
パケットデータに同期した第1の動作クロックに基づい
て、ブランチメトリックの生成、ACS処理、最尤パス
の決定及び復号データの出力を実行し、パケットデータ
の受信が終了した時点で、第1の動作クロックより速い
第2の動作クロックに切り替え、第2の動作クロックに
基づいて、ブランチメトリックの生成、ACS処理及び
最尤パスの決定を実行することを特徴とする。
【0024】本発明の第1のビタビ復号器は、受信デー
タとターミナルデータを切り替えて出力する第1のセレ
クタと、第1のセレクタの出力が入力し入力データの確
からしさを求めるブランチメトリック生成器と、生き残
りパスの累積メトリックを格納するパスメトリックレジ
スタと、シンボル時刻ごとに、ブランチメトリック生成
器の出力とパスメトリックレジスタの出力に基づいてA
CS処理を実行し、複数状態のパスメトリック値及び選
択情報とを出力するACS回路と、複数状態のパスメト
リック値から最大のパスメトリック値を有する最尤パス
を検出する最尤パス状態検出器と、シンボル時刻ごと
に、複数状態の選択情報を格納するパスメモリと、(g
−f)シンボル時刻ごとに、最尤パスに基づいて、gシ
ンボル時刻だけパスメモリを過去に向かってたどってい
き、最後に到達したビットから(g−f)ビットを復号
データとして出力するトレースバック回路と、を有し、
受信データがパケットデータであり、パケットデータの
受信中は第1のセレクタによってパケットデータを選択
するとともに、パケットデータに同期した第1の動作ク
ロックによってブランチメトリック生成器、ACS回
路、パスメトリックレジスタ、パスメモリ及びトレース
バック回路を駆動し、パケットデータの受信が終了した
時点で第1のセレクタがターミナルデータ側に切り替え
られ、パケットデータの受信が終了した後は、第1の動
作クロックより速い第2の動作クロックによってブラン
チメトリック生成器、ACS回路、パスメトリックレジ
スタ及びパスメモリを駆動する。
【0025】本発明の第2のビタビ復号器は、受信デー
タとターミナルデータを切り替えて出力するセレクタ
と、セレクタの出力が入力し入力データの確からしさを
求めるブランチメトリック生成器と、生き残りパスの累
積メトリックを格納するパスメトリックレジスタと、シ
ンボル時刻ごとに、ブランチメトリック生成器の出力と
パスメトリックレジスタの出力に基づいてACS処理を
実行し、複数状態のパスメトリック値及び選択情報とを
出力するACS回路と、複数状態のパスメトリック値か
ら最大のパスメトリック値を有する最尤パスを検出する
最尤パス状態検出器と、シンボル時刻ごとに、複数状態
の選択情報を格納するパスメモリと、(g−f)シンボ
ル時刻ごとに、最尤パスに基づいて、gシンボル時刻だ
けパスメモリを過去に向かってたどっていき、最後に到
達したビットから(g−f)ビットを復号データとして
出力するトレースバック回路と、を有するビタビ復号器
において、受信データがパケットデータであり、パケッ
トデータの受信中はセレクタによってパケットデータが
選択され、パケットデータの受信終了に応じてセレクタ
がターミナルデータ側に切り替わるともにブランチメト
リック生成器がターミナルデータに対応するブランチメ
トリックを設定し、パスメモリが、(2f+g)時刻分
の選択情報を格納するリングメモリである。
【0026】すなわち本発明では、パケットデータの最
後の部分をスムーズにあるいは迅速に処理し、すぐに次
のパケットデータがビタビ復号器に入力しても前のパケ
ットデータの最後の部分を正しく復号できるようにする
ため、パケットデータの入力が終わった時点でビタビ復
号器の動作クロックを速くし、これによってターミナル
データ分の処理時間を短縮する。本発明では、動作クロ
ックを速くする代わりに、リングメモリとして構成され
るパスメモリの容量を大きくし、それとともに、ターミ
ナルデータ(上述の従来の技術における“000”デー
タなど)に対するブランチメトリックは予め分かってい
るからブランチメトリック生成器がそのブランチメトリ
ックを予め設定するようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明
の実施の一形態のビタビ復号器の構成を示すブロック図
である。ここでは、ビタビ復号器に入力する受信軟判定
Pデータ、受信軟判定Qデータは、それぞれ3ビットで
あるとする。
【0028】このビタビ復号器19は、受信軟判定Pデ
ータ及び受信軟判定Qデータをそれぞれ入力する入力端
子1,2と、入力した受信軟判定Pデータ及び受信軟判
定Qデータの組と“000”データ(ターミナルデー
タ)の組とを切替える第1のセレクタ3と、第1のセレ
クタ3の出力と各送信データを比べて第1のセレクタ3
の出力の確からしさを求めるブランチメトリック生成器
4と、生き残りパスの累積メトリックを格納するパスメ
トリックレジスタ6と、ブランチメトリック生成器4の
出力とパスメトリックレジスタ6の出力に基づいてシン
ボル時刻ごとにn状態のパスメトリック値とn状態の選
択情報(枝値)とを出力するACS回路5と、シンボル
時刻ごとにACS回路5が出力するn状態の選択情報を
格納するパスメモリ7と、シンボル時刻ごとにACS回
路5が出力するn状態のパスメトリック値の中から最大
のパスメトリックを持つ状態番号を求める最尤パス状態
検出器9と、パスメモリ7内のデータに対してトレース
バック処理を行い、得られた結果を復号データとして出
力端子16から出力するトレースバック回路8と、この
ビタビ復号器19全体の制御を行う制御回路10と、を
備えている。
【0029】ここでACS回路5は、シンボル時刻ごと
に、トレリス線図にしたがって、ブランチメトリック生
成器4の出力とパスメトリックレジスタ6の出力とを加
算、比較、選択することにより、比較して選択したn状
態のパスメトリック値とn状態の選択情報とを出力す
る。また、トレースバック回路8は、パスメモリ制御信
号をパスメモリ7に対して出力しパスメモリ7からデー
タを読み出すことにより、(g−f)シンボル時刻ごと
に、最尤パス状態検出器9の出力の状態番号からgシン
ボル時刻分だけパスメモリ7を過去に向かってたどって
いき、最後に到達したビットから(g−f)ビットを復
号データとして出力する。ここでパスメモリ7は、(g
+f)時刻分の状態情報を格納するだけの容量を有する
リングメモリである。
【0030】以上述べた構成は、制御回路10の構成及
び機能が若干異なり、またトレースバック回路8に後述
するように受信クロックと動作クロックの両方が入力す
ること以外は、図9に示した従来のビタビ復号器59と
同一である。
【0031】さらにこのビタビ復号器19には、受信ク
ロックが入力する入力端子12と、受信クロックより速
い高速クロックが入力する入力端子13と、入力端子1
2に入力する受信クロックと入力端子13に入力する高
速クロックとを切り替えて動作クロックとして出力する
第2のセレクタ11と、パケットデータ開始パルスを入
力して制御回路10に供給する入力端子14と、パケッ
トデータ終了パルスを入力しれ制御回路10に供給する
入力端子15と、が設けられている。このビタビ復号器
19では、第2のセレクタ11から出力される動作クロ
ックがブランチメトリック生成器4、ACS回路5、パ
スメトリックレジスタ6、パスメモリ7及びトレースバ
ック回路8に供給されている。入力端子12に入力した
受信クロックも、トレースバック回路8に直接供給され
ている。なお、受信クロックが第1の動作クロックに対
応し、高速クロックが第2の動作クロックに対応する。
【0032】制御回路10は、第1のセレクタ3に対し
て第1のセレクト信号を出力し、第2のセレクタ11に
対して第2のセレクト信号を出力し、パスメトリックレ
ジスタ6にパスメトリックセット信号を出力し、トレー
スバック回路8にトレースバック開始信号を出力するも
のである。通常時には、第2のセレクタ11が受信クロ
ックを選択するように、第2のセレクト信号を出力す
る。制御回路10は、パケットデータ開始パルスによっ
て、第1のセレクタ3が入力端子11,12側を選択す
るように第1のセレクト信号を出力し、パスメトリック
レジスタ6の状態番号“0”に高いパスメトリックを与
え、他の状態番号には、すべて同じ低いパスメトリック
(例えば、0)を与えてビタビ復号を実行させるように
構成されている。さらに制御回路10は、パケットデー
タ終了パルスが入力されると、第1のセレクタ3が“0
00”データの組を選択し、第2のセレクタ11が高速
パルスを選択するように、第1のセレクト信号及び第2
のセレクト信号を設定し、ビタビ復号を実行しながら、
最尤パス状態検出器9の出力が状態番号“0”になる
と、ブランチメトリック生成器4、ACS回路5、パス
メトリックレジスタ6及び最尤パス状態検出器9の動作
を停止させ、状態番号“0”の最尤パスに連なる系列か
らトレースバック回路8にトレースバックを実行させる
ように構成されている。
【0033】このように制御回路10が設定されている
ことにより、このビタビ復号器19では、パケット終了
パルスの入力とともに、第1のセレクタ3の出力が、各
3ビットの受信軟判定Pデータ及び受信軟判定Qデータ
の組からターミナルデータである“000”データの組
に切り替わり、第2のセレクタ11の出力(動作クロッ
ク)が受信クッロクから高速クロックに切り替わり、そ
の結果、ブランチメトリック生成器4、ACS回路5、
パスメトリックレジスタ6、最尤パス状態検出器9及び
パスメモリ7は、高速クロックで動作することになる。
最尤パス状態検出器9は、高速クロックの1周期ごと
に、現在、最尤パスがどの状態番号にいるか調べる。制
御回路10は、最尤パスが状態番号“0”になると、ブ
ランチメトリック生成器4、ACS回路5、パスメトリ
ックレジスタ6及び最尤パス状態検出器9の動作を停止
させ、トレースバック回路8を使って、状態番号“0”
の最尤パスに連なる系列をパスメモリ7格納されたデー
タから読み出して、復号データとして出力させる。
【0034】以上の高速クロック動作により、このビタ
ビ復号器19では、パケットデータ終了後のビタビ復号
処理を迅速に行うことができ、すぐに次のパケットデー
タがビタビ復号器に入力する場合であっても、前のパケ
ットデータの最後の部分を正しく復号できるようにな
る。
【0035】以下、このビタビ復号器19の動作につい
て、詳しく説明する。
【0036】ここでは、説明を分かりやすくするため
に、符号化率R=1/2、拘束長K=3の場合について
考える。このビタビ復号器19と対になって使用される
送信側の符号器は、上述の従来の技術欄で図2を用いて
説明したものと同じものである。従来の技術で説明した
のと同様に、図3に示すようなd個のパケットデータi
1,i2,…,idを畳み込み符号化するものとする。こ
のようなパケットデータの符号化を行う場合、一般的
に、最初のパケットデータi1が入力する前に畳み込み
符号器23をリセットし、また、最後のパケットデータ
dがシフトレジスタ20に入力した後に、(拘束長−
1)個の“0”データを入力する。ここでは、拘束長が
3なので、2個の“0”データを入力する。畳み込み符
号器23のPデータ及びQデータ出力を、それぞれ、P
1,P2,…,Pd,Pd+1,Pd+2及びQ1,Q2,…,
d,Qd+1,Qd+2とする。送信側の畳み込み符号器2
3の出力、すなわちPデータ及びQデータが伝送され、
従来の技術欄で述べたのと同様に軟判定表現され、ビタ
ビ復号器9に入力する。図4は、“0”,“1”に対し
てそれぞれ3ビットで軟判定表現を行ったものを示して
いる。また、送信側の畳み込み符号器23のトレリス表
現は、従来の技術欄で説明した図5に示す通りのもので
あり、ビタビ復号器19は、図5に示すトレリス表現に
したがって復号処理を行っている。
【0037】ビタビ復号器19においてパケット開始パ
ルスが制御回路10に入力すると、制御回路10は、パ
スメトリックセット信号をパスメトリックレジスタ6に
出力する。パスメトリックレジスタ6は、この信号によ
り、状態番号0のレジスタに高いメトリック(例えば、
64)を与え、状態番号1,2,3のレジスタには、メ
トリック0を与える。このとき、制御回路10は、第1
のセレクタの出力が受信軟判定P,Qデータの組とな
り、第2のセレクタ11の出力が、受信軟判定P,Qデ
ータに同期したクロックである受信クロックとなるよう
に、第1のセレクト信号及び第2のセレクト信号を設定
している。したがって、ブランチメトリック生成器4、
ACS回路5、パスメトリックレジスタ6、パスメモリ
7及びトレースバック回路8は、受信軟判定P,Qデー
タに同期した受信クロックを動作クロックとして作動す
ることになる。
【0038】この状態でまず、P1,Q1に対する軟判定
データが、入力端子1,4よりセレクタ3を通ってブラ
ンチメトリック生成器4に入力すると、ブランチメトリ
ック生成器4は、(軟判定P1,軟判定Q1)に対して、
その時の送信データの組(P,Q)が(0,0),(1,
0),(0,1),(1,1)であったとした場合の確か
らしさ、すなわちブランチメトリックを各々算出する。
(軟判定P1,軟判定Q1)に対して、送信データの組が
(0,0)であるときのブランチメトリックをλ0、送信
データの組が(1,0)の時のブランチメトリックを
λ1、送信データの組が(0,1)の時のブランチメトリ
ックをλ2、送信データの組が(1,1)の時のブランチ
メトリックをλ3とする。ブランチメトリック生成器4
は、このλ0,λ1,λ2,λ3をACS回路5に出力す
る。このとき、図6に示すように、時刻m0での各状態
番号0〜4のパスメトリック値を、それぞれ、Γ
0(m0),Γ1(m0),Γ2(m0),Γ3(m0)とする。実際に
は、メトリックセットしたばかりなので、Γ0(m0)=6
4,Γ1(m0)=0,Γ2(m0)=0,Γ3(m0)=0となっ
ている。
【0039】パスメトリックレジスタ6は、このΓ0(m
0),Γ1(m0),Γ2(m0),Γ3(m0)をACS回路5に出
力し、ACS回路5は、図6に示すトレリス表現に基づ
いて、演算を実行する。この処理は、従来の技術欄にお
いてACS処理として説明したものと同一である。次の
軟判定P2,Q2データが入力すると、同様にACS処理
を実行する。以下同様にして、ACS処理を繰り返し実
行し、時刻mgでの処理が終わると、制御回路10は、
トレースバック回路8及び最尤パス状態検出器9に対
し、トレースバック処理を行うための命令を与える。な
お、通常のビタビ復号器におけるトレースバック処理の
ことを通常のトレースバック処理ともいう。
【0040】トレースバック処理を行うための命令が与
えられると、最尤パス状態検出器9は、、最尤パスメト
リック値Γ0(mg),Γ1(mg),Γ2(mg),Γ3(mg)の中
から、最大のパスメトリック値を持つ状態番号をトレー
スバック回路8に出力する。時刻mgにおいて最大パス
メトリック値をもつ状態番号が“2”であるとすると、
トレースバック回路8は、時刻mgにおいて図7の実線
で示す最大パスメトリックをもつ状態番号2に連なるパ
スを、パスメモリ7の内容を読み出してさかのぼってい
く。トレースバック回路8は、状態番号2に合流するパ
スが状態番号1及び状態番号3のどちらであるかを、パ
スメモリ7から、時刻mfの状態番号2に格納されてい
るデータを読み出すことにより調べ、状態番号1からで
あることを知る。以下、同様の操作を繰り返し、時刻m
0までパスをさかのぼり、最後にパスメモリ7より読み
出したデータから(g−f)個分のデータ(時刻m1
ら時刻mg-fのデータ)を復号データとして、出力端子
16から出力する。このとき、第2のセレクタ11は受
信クロックを選択しているから、このトレースバック処
理は、受信クロックに同期して実行されることになる。
また、トレースバック処理を実行しているときも、上述
したACS処理は受信クロックに同期して実行されてい
る。パスメモリ7は、ACS処理時の書き込み及びトレ
ースバック処理時の読み出しを同時に行えるものであ
り、また、上述したように(g+f)時刻分のメモリ容
量になっているので、ACS処理によって必要なデータ
に上書きされることはない。このあと、(g−f)時刻
分のACS処理を実行するごとに、トレースバック処理
を行い復号データを出力する。
【0041】ここまでは、上述の従来の技術欄で述べた
従来のビタビ復号器と同じ動作である。
【0042】最後の軟判定Pd+2,Qd+2データが入力端
子1,2より入力し、ACS処理が終了すると、パケッ
ト終了パルスが入力端子15を介して制御回路10に入
力する。このパルスの入力により、制御回路10は、第
1のセレクタ3から“000”データの組が出力し、第
2のセレクタ11が、入力端子13から入力する高速ク
ロックを動作クロックとして出力するように、第1のセ
レクト信号及び第2のセレクト信号を設定する。そして
制御回路10は、まず、最尤パス状態検出器9の出力が
状態番号0かどうかを調べる。もし状態番号0であれ
ば、以下に説明する高速トレースバック処理を実行す
る。
【0043】高速トレースバック処理では、第2のセレ
クタ11から動作クロックとして出力されている高速ク
ロックを用い、時刻md+2の状態番号0から、パケット
終了パルスが入力する直前に最後に通常のトレースバッ
ク処理を行って復号データとして出力した時刻の前ま
で、パスメモリ7より格納されているデータを読み出し
ながらトレースバック動作を行い、トレースバックで得
たすべてのデータを復号データとして、受信クロックに
同期して、出力端子16より出力する。
【0044】ここでもし、最尤パス状態検出器9の出力
が状態番号0でなければ、ACS処理を1時刻分実行す
る。このとき、ブランチメトリック生成器4に入力され
る軟判定P,Qデータの組は“000”である。ACS
処理を実行したあと、制御回路10は、最尤パス状態検
出器9の出力が状態番号0かどうかを再度調べる。も
し、状態番号0であれば、上述した高速トレースバック
処理を実行し、状態番号0でなければ、再びACS処理
を1時刻分実行する。最大パスメトリックの状態番号が
0と判定されるまで、この動作を繰り返し実行する。制
御回路10は、最尤パス状態検出器9の出力が状態番号
0を示せば、高速トレースバック処理を実行して、すべ
ての復号データを得る。
【0045】なお、通常のトレースバック処理を実行し
ている途中でパケット終了パルスが制御回路10に入力
した場合、一旦、通常のトレースバック処理を停止さ
せ、動作クロックが高速クロックに切り替わったら、再
び通常のトレースバック処理を行い速やかに処理を終了
させる。その後、制御回路10は、最尤パス状態検出器
9の出力が状態番号0かどうかを調べる処理を実行す
る。
【0046】以上説明したようにこのビタビ復号器19
では、制御回路10にパケット終了信号が入力すると、
第1のセレクタ3の出力が各3ビットの受信軟判定Pデ
ータ及び3ビット受信軟判定Qデータの組から、“00
0”データの組に切り替わり、第2のセレクタ11の出
力が受信クッロクから高速クロックに切り替わり、その
結果、ブランチメトリック生成器4、ACS回路5、パ
スメトリックレジスタ6、パスメモリ及び最尤パス状態
検出器9が、受信クロックより速い高速クロックで動作
することになる。最尤パス状態検出器9は、高速クロッ
クの1周期ごとに、現在、最尤パスがどの状態番号にい
るか調べる。そして、最尤パスが状態番号“0”になる
と、制御回路10が、ブランチメトリック生成器4、A
CS回路5、パスメトリックレジスタ6及び最尤パス状
態検出器9の動作を停止させ、トレースバック回路8を
使用して高速トレースバック処理を実行させる。それに
より、状態番号“0”の最尤パスに連なる系列が、パス
メモリ7に格納されたデータから読み出され、復号デー
タとして出力される。この高速クロック動作により、パ
ケットデータ終了後のビタビ復号処理が迅速に行われ
る。
【0047】したがって、このビタビ復号器19は、例
えば衛星通信や携帯電話のような移動体通信の分野にお
いてパッケト通信用の誤り訂正に使用する場合に、パケ
ットデータの最後の部分をスムーズに復号でき、すぐに
次のパケットデータが入力する場合であっても、前のパ
ケットデータの最後の部分を正しく復号することができ
る。
【0048】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。
【0049】上述の実施の形態のビタビ復号器19で
は、パケットデータ終了パルスが入力したときには動作
クロックを受信クロックから高速クロックに切り替えて
いたが、受信クロックのままで処理しつつ、前のパケッ
トデータに引き続いて次のパケットデータがすぐに入力
する場合であっても前のパケットデータの最後の部分を
正しく復号できるようにすることも可能である。受信ク
ロックのままで処理しようとする場合には、“000”
データに対するブランチメトリックは既知であるため、
図9に示す従来のビタビ復号器において、ブランチメト
リック生成器4が予めλ0,λ1,λ2,λ3を設定するよ
うにするとともに、パスメモリ7のメモリ容量を(f+
g)時刻分から(2f+g)時刻分に増加すればよい。
ACS回路5、パスメトリックレジスタ6、最大パス状
態検出器9については、図9に示すビタビ復号器59に
おけるものと同じ構成とする。このようにすることで、
ビタビ復号器の動作クロックを受信クロックとしたまま
で、パケットデータの伝送レートが大きい場合であって
も正確にビタビ復号を行うことが可能になる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、(1)パ
ケットデータの入力が終わった時点でビタビ復号器の動
作クロックを速くし、これによってターミナルデータ分
の処理時間を短縮する、あるいは、(2)リングメモリ
として構成されるパスメモリの容量を大きし、それとと
もに、ターミナルデータに対するブランチメトリックは
予め分かっているからブランチメトリック生成器がその
ブランチメトリックを予め設定するようにすることによ
り、パケットデータの最後の部分をスムーズにあるいは
迅速に処理できるようになり、すぐに次のパケットデー
タがビタビ復号器に入力しても前のパケットデータの最
後の部分を正しく復号できるようなるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のビタビ復号器の構成を
示すブロック図である。
【図2】畳み込み符号器の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】送信データ系列と畳み込み符号化後のデータ系
列を示す図である。
【図4】“0”,“1”データに対する3ビットの軟判
定データを表した図である。
【図5】図2の畳み込み符号器のトレリス表現を示す図
である。
【図6】ACS回路の構成を説明する図である。
【図7】トレースバック処理を説明するトレリス表現図
である。
【図8】パスメモリの構成を示す図である。
【図9】従来のビタビ復号器の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,2,12〜15 入力端子 3,11 セレクタ 4 ブランチメトリック生成器 5 ACS回路 6 パスメトリックレジスタ 7 パスメモリ 8 トレースバック回路 9 最尤パス状態検出器 10 制御回路 16 出力端子 19 ビタビ復号器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データを入力し、前記受信データか
    らブランチメトリックを生成し、前記ブランチメトリッ
    クに対してACS処理を実行して複数状態のパスメトリ
    ック値及び選択情報を生成し、前記選択情報を蓄積し、
    最大の前記パスメトリック値に基づいて最尤パスを決定
    し、前記決定された最尤パスに基づき、前記蓄積した選
    択情報を過去に向かってたどり復号データを出力するビ
    タビ復号法において、 前記受信データがパケットデータであり、 前記パケットデータの受信中は、当該パケットデータに
    同期した第1の動作クロックに基づいて、前記ブランチ
    メトリックの生成、前記ACS処理、前記最尤パスの決
    定及び前記復号データの出力を実行し、 前記パケットデータの受信が終了した時点で、前記第1
    の動作クロックより速い第2の動作クロックに切り替
    え、前記第2の動作クロックに基づいて、前記ブランチ
    メトリックの生成、前記ACS処理及び前記最尤パスの
    決定を実行することを特徴とするビタビ復号法。
  2. 【請求項2】 前記パケットデータの受信が終了した時
    点で、ターミナルデータを前記受信データの後に入力す
    る請求項1に記載のビタビ復号法。
  3. 【請求項3】 前記パケットデータの受信が終了した
    後、前記第2の動作クロックの1周期ごとにその時点で
    の最尤パスが前記ターミナルデータに対応するものであ
    るかを調べ、前記ターミナルデータに対応するものであ
    るときに前記最尤パスに連なる系列の選択情報を過去に
    向かってたどり復号データとして出力する、請求項2に
    記載のビタビ復号法。
  4. 【請求項4】 受信データとターミナルデータを切り替
    えて出力する第1のセレクタと、 前記第1のセレクタの出力が入力し前記入力データの確
    からしさを求めるブランチメトリック生成器と、 生き残りパスの累積メトリックを格納するパスメトリッ
    クレジスタと、 シンボル時刻ごとに、前記ブランチメトリック生成器の
    出力と前記パスメトリックレジスタの出力に基づいてA
    CS処理を実行し、複数状態のパスメトリック値及び選
    択情報とを出力するACS回路と、 前記複数状態のパスメトリック値から最大のパスメトリ
    ック値を有する最尤パスを検出する最尤パス状態検出器
    と、 シンボル時刻ごとに、前記複数状態の選択情報を格納す
    るパスメモリと、 (g−f)シンボル時刻ごとに、前記最尤パスに基づい
    て、gシンボル時刻だけ前記パスメモリを過去に向かっ
    てたどっていき、最後に到達したビットから(g−f)
    ビットを復号データとして出力するトレースバック回路
    と、を有し、 前記受信データがパケットデータであり、 前記パケットデータの受信中は前記第1のセレクタによ
    って前記パケットデータを選択するとともに、前記パケ
    ットデータに同期した第1の動作クロックによって前記
    ブランチメトリック生成器、前記ACS回路、前記パス
    メトリックレジスタ、前記パスメモリ及び前記トレース
    バック回路を駆動し、 前記パケットデータの受信が終了した時点で前記第1の
    セレクタが前記ターミナルデータ側に切り替えられ、 前記パケットデータの受信が終了した後は、前記第1の
    動作クロックより速い第2の動作クロックによって前記
    ブランチメトリック生成器、前記ACS回路、前記パス
    メトリックレジスタ及び前記パスメモリを駆動する、ビ
    タビ復号器。
  5. 【請求項5】 第1の動作クロックと第2の動作クロッ
    クとを切り替える第2のセレクタと、 パケット開始パルスの入力に応じて、前記第1のセレク
    タが前記受信データを選択し前記第2のセレクタが前記
    第1の動作クロックを選択し、パケット終了パするの入
    力に応じて、前記第1のセレクタが前記ターミナルデー
    タを選択し前記第2のセレクタが前記第2の動作クロッ
    クを選択するように、前記第1のセレクタ及び前記第2
    のセレクタを制御する制御回路と、をさらに備える請求
    項4に記載のビタビ復号器。
  6. 【請求項6】 前記パスメモリが、(f+g)時刻分の
    前記選択情報を格納するリングメモリである請求項4ま
    たは5に記載のビタビ復号器。
  7. 【請求項7】 前記パケットデータの受信が終了した
    後、前記最尤パス状態検出器が前記第2の動作クロック
    の1周期ごとにその時点での最尤パスが前記ターミナル
    データに対応するものであるかを調べ、前記ターミナル
    データに対応するものであるときに前記トレースバック
    回路が前記最尤パスに連なる系列の選択情報を過去に向
    かってたどり復号データとして出力する、請求項4乃至
    6いずれか1項に記載のビタビ復号器。
  8. 【請求項8】 受信データとターミナルデータを切り替
    えて出力するセレクタと、前記セレクタの出力が入力し
    前記入力データの確からしさを求めるブランチメトリッ
    ク生成器と、生き残りパスの累積メトリックを格納する
    パスメトリックレジスタと、シンボル時刻ごとに、前記
    ブランチメトリック生成器の出力と前記パスメトリック
    レジスタの出力に基づいてACS処理を実行し、複数状
    態のパスメトリック値及び選択情報とを出力するACS
    回路と、前記複数状態のパスメトリック値から最大のパ
    スメトリック値を有する最尤パスを検出する最尤パス状
    態検出器と、シンボル時刻ごとに、前記複数状態の選択
    情報を格納するパスメモリと、(g−f)シンボル時刻
    ごとに、前記最尤パスに基づいて、gシンボル時刻だけ
    前記パスメモリを過去に向かってたどっていき、最後に
    到達したビットから(g−f)ビットを復号データとし
    て出力するトレースバック回路と、を有するビタビ復号
    器において、 前記受信データがパケットデータであり、 前記パケットデータの受信中は前記セレクタによって前
    記パケットデータが選択され、前記パケットデータの受
    信終了に応じて前記セレクタが前記ターミナルデータ側
    に切り替わるともに前記ブランチメトリック生成器がタ
    ーミナルデータに対応するブランチメトリックを設定
    し、 前記パスメモリが、(2f+g)時刻分の前記選択情報
    を格納するリングメモリであるビタビ復号器。
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