JP2000034669A - タオル連続洗浄装置 - Google Patents

タオル連続洗浄装置

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JP2000034669A
JP2000034669A JP10196292A JP19629298A JP2000034669A JP 2000034669 A JP2000034669 A JP 2000034669A JP 10196292 A JP10196292 A JP 10196292A JP 19629298 A JP19629298 A JP 19629298A JP 2000034669 A JP2000034669 A JP 2000034669A
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Japan
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towel
cleaning
washing
tank
liquid
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JP10196292A
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Toshihiro Nakao
敏弘 中尾
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Duskin Co Ltd
Yanmar Co Ltd
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Duskin Co Ltd
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の洗浄装置において洗浄作業を自動化し
た場合、張力が一箇所に集中し、タオルが途中部で切れ
てしまって、自動洗浄作業が停止することがあった。こ
の場合、切断箇所を縫い合わせる作業が行いづらく、手
間がかかって煩雑であり、このために洗浄作業が長時間
中断されることがあった。また、タオルを搬送する搬送
経路は、一定の幅を有したタオルに合わせて形成されて
いるため、幅が異なるタオルを同一の洗浄装置で洗浄す
ることができなかった。 【解決手段】 長帯状のタオル10の搬送経路に該タオ
ル10の位置を幅方向に規制するガイド部材を設け、該
ガイド部材は規制幅を変更可能に構成し、該ガイド部材
の規制幅を、該ガイド部材であるガイドピン62とガイ
ドピン63とを切り換えて変更することで、複数幅のタ
オル10を搬送可能とし、該タオル10の洗浄工程を構
成する各工程を単独で断続的に運転可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、キャビネ
ットタオルなどの長帯状に形成されたタオルを複数連結
し、複数連結した該タオルを連続的に洗浄して、乾燥、
収納するタオル連続洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長帯状に形成されたタオルなどを
多数洗浄する場合には、一槽の洗浄槽で、人手により洗
浄液やすすぎ用水を複数回交換して洗浄を行うことが多
かったが、このような方法では洗浄液やすすぎ用水を多
量に消費し、洗浄作業に多くの人手を要するため、洗浄
作業を自動化して洗浄液、すすぎ用水、及び、人手を削
減を図った洗浄装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のように
洗浄作業を自動化する場合、洗浄されるタオルを自動的
に順次搬送しようとすると、搬送されるタオルの張力が
搬送経路の各部で異なり、該タオルが弛んだり必要以上
に引っ張られたりすることで張力が一箇所に集中し、タ
オルが途中部で切れてしまって、自動洗浄作業が停止す
ることがあった。そして、タオルが途中部で切断された
場合には、切断箇所を縫い合わせて連結し、その後自動
洗浄作業を再開するのであるが、タオルの切断箇所が、
該タオルの洗浄やすすぎ洗浄を行う洗浄槽内であった
り、タオルの嵌装を行う嵌装装置内であったりすると、
切断箇所を縫い合わせる作業が行いづらく、手間がかか
って煩雑であり、このために洗浄作業が長時間中断され
ることとなっていた。また、タオルを搬送する搬送経路
は、一定の幅を有したタオルに合わせて形成されている
ため、幅が異なるタオルを同一の洗浄装置で洗浄するこ
とができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に、該課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、長帯状タオルの洗浄工程
を、該長帯状タオルを順次搬送しながら自動的に連続し
て実行可能とし、長帯状タオルの搬送経路に該長帯状タ
オルの位置を幅方向に規制するガイド部材を設け、該ガ
イド部材は規制幅を変更可能に構成し、該ガイド部材の
規制幅を変更することで、複数幅の長帯状タオルを搬送
可能とした。
【0005】また、長帯状タオルの洗浄工程を、該長帯
状タオルを順次搬送しながら自動的に連続して実行可能
とするとともに、該長帯状タオルの洗浄工程を構成する
各工程を単独で断続的に運転可能に構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明のタオル連続洗浄装置を示す全体側
面図、図2はタオル連続洗浄装置のタオル投入装置から
気泡洗浄装置までを示す側面図、図3はタオル連続洗浄
装置の乾燥装置から巻取装置までを示す側面図、図4は
タオル連続洗浄装置のタオル投入装置から気泡洗浄装置
までを示す平面図、図5はタオル連続洗浄装置の乾燥装
置から巻取装置までを示す平面図、図6は液洗浄槽(す
すぎ洗浄槽)を示す側面図、図7は気泡放出管を示す斜
視図、図8はガイドピンが設けられたガイドローラを示
す斜視図、図9は図8におけるガイドローラを略180
°回動した状態を示す斜視図、図10は液洗浄槽(すす
ぎ洗浄槽)を上端まで移動した状態を示す図、図11は
同じく液洗浄槽(すすぎ洗浄槽)を下端まで移動した状
態を示す図である。
【0007】まず、本発明のタオル連続洗浄装置の全体
構成について、図1により説明する。本タオル連続洗浄
装置は、タオル投入装置1と、含浸装置2と、タイミン
グ装置3と、気泡洗浄装置4と、乾燥装置5と、滞留装
置6と、巻取装置7とで構成されている。
【0008】タオル投入装置1のタオル投入部11に
は、キャビネットタオル等の長帯状のタオル10を長手
方向に複数連結してロール状に巻き取ったものが装着さ
れ、装着されたタオル10は繰り出されて、タオル投入
部11上方のタオル溜め部12へ一旦溜められる。その
後、含浸装置2に繰り出され、洗浄液が貯留されている
含浸槽13に浸漬された後に絞られて、タイミング装置
3へ送出される。タイミング装置3へ送出されたタオル
10は、送出方向へ規則正しく折り畳まれながら、U型
タイミング槽15内へ侵入する。そして、U型タイミン
グ槽15内の洗浄液に浸漬された後に、振動洗浄装置1
6及びブラシ洗浄装置17へ案内され、これらの洗浄装
置16・17で洗浄される。
【0009】次に、タオル10は気泡洗浄装置4へ送出
され、該気泡洗浄装置4の液洗浄槽18で洗浄液25に
より気泡洗浄された後、すすぎ洗浄槽19で気泡すすぎ
洗浄がなされる。洗浄及びすすぎ洗浄が終了したタオル
10は、乾燥装置5内の複数の吸引ドラム20・20・
・・に巻回されながら搬送されていく。吸引ドラム20
・20・・・に巻回されたタオル10は、該吸引ドラム
20により水分が吸引されるとともに、乾燥装置5内に
設置された熱風ダクト21からの熱風が吹き付けられる
ことで、乾燥される。乾燥したタオル10は乾燥装置5
から搬出され、滞留装置6の滞留槽22内に折り畳まれ
ながら一旦滞留され、その後、巻取軸23によって巻き
取られる。このように、タオル投入装置1に装着された
タオル10に対して、洗浄液25への浸漬、洗浄液25
による洗浄、すすぎ洗浄、乾燥、及び、巻取収納といっ
たタオル10の洗浄工程が、本タオル連続洗浄装置によ
り自動的に連続で実行されるのである。
【0010】次に、各部の構成について説明する。図
2、図4において、前記タオル投入装置1にはタオル投
入部11が形成されて、該タオル投入部11に長帯状の
タオル10を長手方向に複数連結してロール状に巻き取
ったものが装着されている。該タオル10は、キャビネ
ットタオルなどの長帯状のタオルを長手方向に複数枚縫
い合わせて連結したもので、タオル投入部11の一側方
に付設したタオル結反用ミシンにより、複数のタオルを
縫い合わせて連結することができるように構成してい
る。
【0011】タオル投入部11に装着されたタオル10
は、送出ローラ12aによりタオル溜め部12に折り畳
まれながら一旦溜められ、その後、タオル溜め部12の
上端部から下方の含浸装置2へ順次繰り出されて、含浸
槽13内に貯留した洗浄液25に浸漬される。このよう
に、洗浄作業を行う前に洗浄液25に浸漬することで、
タオル10に付着した汚れ成分を落とし易くしている。
また、タオル10を繰り出すタオル溜め部12上端部の
繰り出し軸12bは、一定の値以上のトルクがかかると
回転するように構成したトルク軸であり、タオル10表
面の抵抗が小さい場合には、繰り出し軸12bは回転せ
ずに、必要以上にタオル10が落下することを防止し、
タオル10表面の抵抗が大きい場合には、タオル10の
落下時に繰り出し軸12bが回転して、タオル10に必
要以上の張力がかからないようにしている。洗浄液25
に浸漬されたタオル10は絞りマングル26で絞った後
に、タイミング装置3へ送出される。また、含浸装置2
とタイミング装置3との間にはエキスパンドローラ27
が介装され、タイミング装置3へ送出するタオル10を
緊張している。
【0012】タイミング装置3には、略U字状に形成し
た筒状のU型タイミング槽15が配設され、タイミング
装置3へ送出されたタオル10が、上方から該U型タイ
ミング槽15内へ供給される。U型タイミング槽15の
上方には振り落とし装置28が、上端部を中心にして前
後回動可能に配設されており、タオル10は、該振り落
とし装置28によって前後揺動されながら下降して、U
型タイミング槽15内へ、送出方向へ規則正しく折り畳
まれて順次進入していく。この際、振り落とし装置28
の上部からは、下方に向けて洗浄液25がシャワー状に
噴出されており、これによって、タオル10がスムーズ
にU型タイミング槽15内へ振り落とされ、該U型タイ
ミング槽15でのタオル10の受け取りミスがないよう
に構成している。U型タイミング槽15内には前記洗浄
液25が貯留され、U型タイミング槽15内へ進入した
タオル10は、該U型タイミング槽15内から送出され
るまでの間の一定時間該洗浄液25へ浸漬されることと
なる。このように、タオル10が、U型タイミング槽1
5内で洗浄液25に一定時間浸漬されることで、該タオ
ル10に付着した汚れが該洗浄液25と反応して溶解
し、タオル10から滲み出す。
【0013】また、U型タイミング槽15内の洗浄液2
5はポンプにより循環されて、タオル10進入側から排
出側へ向かって流動している。これにより、U型タイミ
ング槽15内に規則正しく折り畳まれて進入したタオル
10は、洗浄液25の流れに乗ってそのままの姿勢で排
出側へ搬送され、該タオル10は規則正しく折り畳まれ
たまま、U型タイミング槽15の排出側端部へ到達す
る。尚、タオル10を折り畳んでU型タイミング槽15
内へ進入させ、洗浄液25をU型タイミング槽15内で
流動させることで、タオル10と洗浄液25との接触面
積及び接触時間を増加させ、また、タオル10に洗浄液
25の流れによる機械的な力を加えることで、該タオル
10からの汚れの溶出が活発に行われるようにしている
のである。
【0014】U型タイミング槽15の排出側端部へ到達
したタオル10は、次に振動洗浄機16へ送出される。
振動洗浄機16には、波形に形成した板状部材のビーテ
ィングプレート29が複数配設され、該ビーティングプ
レート29は板面が上下に振動する。また、振動洗浄機
16のタオル10送出方向先方にはブラシ洗浄機17が
配置され、タオル10の送出経路に沿って、外周面をブ
ラシ状に形成したブラシローラ30・30・・・が回転
可能に配設されている。
【0015】タオル10が振動洗浄機16内を通過する
際には、上方からシャワー状に洗浄材25を供給すると
ともに、タオル10がビーティングプレート29の上下
振動により叩打される。その後、タオル10はブラシ洗
浄機17を通過し、その際には、上方からシャワー状に
洗浄材25が供給されるとともに、ブラシローラ30・
30・・・によりタオル10の両面がブラッシングされ
る。この、ビーティングプレート29の叩打とブラシロ
ーラ30・30・・・のブラッシングとにより、タオル
10に強力な洗浄力を与えているのである。そして、振
動洗浄機16及びブラシ洗浄器17での洗浄が終了した
タオル10は、絞りマングル31によって絞られるとと
もに、気泡洗浄装置4へ送出される。尚、前記含浸槽1
3に貯留される洗浄液25、U型タイミング槽15内の
洗浄液25、及び、振動洗浄機16・ブラシ洗浄機17
に供給される洗浄液25は、図4に示す洗浄自動供給タ
ンク41から供給され、洗浄後の汚れた洗浄液25は洗
浄自動供給タンク41へ戻されて、濾過等を行って清浄
化した後に、再度各洗浄槽13・15及び各洗浄機16
・17に供給される。このように、洗浄液25は、繰り
返し循環して使用するように構成している。
【0016】気泡洗浄装置5には液洗浄槽18とすすぎ
洗浄槽19とが配設され、液洗浄槽18には洗浄液25
が、すすぎ洗浄槽19にはすすぎ用水32が貯留されて
いる。図6に示すように、タオル10は、液洗浄槽18
上方に配置した複数の搬送ローラ33・33・・・、及
び、液洗浄槽18内下部に配置した複数のガイドローラ
34・34・・・に交互に巻回されて、多重に折り畳ま
れた状態で洗浄液25に浸漬され、回転駆動される搬送
ローラ33・33・・・により液洗浄槽18内を搬送さ
れる。また、液洗浄槽18内は複数の個槽18a・18
bに分割され、各個槽18a・18bには、例えば、そ
れぞれ二折り分のタオル10が浸漬されている。
【0017】液洗浄槽18内の上部から下部にかけて
は、一折り分のタオル10に対して前後一対の仕切板3
6・36を配設しており、該仕切板36は、側面視波型
状に形成されている。そして、該液洗浄槽18内を通過
している一折り分のタオル10における、上方から下方
へ進行している半折り分が、該仕切板36・36の間を
通過している。液洗浄槽18内の底部には、該液洗浄槽
18内へ気泡を放出する気泡発生部材である気泡放出管
35が、一対の仕切板36・36の配設位置に対応した
位置に、それぞれ左右方向に横設されている。図7に示
すように、気泡発生管35の上面には複数の気泡孔35
a・35a・・・が開孔しており、気泡発生管35に空
気を供給して、複数の気泡孔35a・35a・・・か
ら、洗浄液25内に気泡を放出するように構成してい
る。
【0018】そして、液洗浄槽18内の底部から放出さ
れた気泡は、前記仕切板36・36の間を上昇するので
あるが、上昇途中にタオル10に当たって該タオル10
を揺らし、タオル10に当たった際に気泡が破裂して、
タオル10に衝撃を与える。この、気泡がタオル10に
当たることによる揺らし効果と、気泡の破裂による衝撃
の効果とで、タオル10に付着した汚れを除去するので
ある。また、波型状に形成された仕切板36・36によ
り、上昇するにつれて気泡が拡散されて、気泡がタオル
10に当たり易くなるとともに、気泡から受ける衝撃が
大きくなって、洗浄効果が増大するのである。このよう
にして、液洗浄槽18で複数回気泡洗浄されたタオル1
0は、絞りマングル37により絞られた後に、該液洗浄
槽18に隣接されたすすぎ洗浄槽19に送出されて、す
すぎ洗浄される。
【0019】すすぎ洗浄槽19は液洗浄槽18と同様
に、該すすぎ洗浄槽19上方に搬送ローラ33・33・
・・を配置して、すすぎ洗浄槽19内下部にガイドロー
ラ34・34・・・を配置しており、タオル10は該搬
送ローラ33・33・・・とガイドローラ34・34・
・・とに交互に巻回されて、多重に折り畳まれた状態で
すすぎ用水32に浸漬され、回転駆動される搬送ローラ
33・33・・・によりすすぎ洗浄槽19内を搬送され
る。また、すすぎ洗浄槽19内は複数の個槽19a・1
9bに分割され、各個槽19a・19b内のすすぎ用水
32には、例えば、それぞれ二折り分のタオル10が浸
漬されている。
【0020】すすぎ洗浄槽19内の上部から下部にかけ
ては、一折り分のタオル10に対して前後一対の仕切板
36・36を配設しており、該仕切板36は、側面視波
型状に形成されている。そして、該すすぎ洗浄槽19内
を通過している一折り分のタオル10における、上方か
ら下方へ進行している半折り分が、該仕切板36・36
の間を通過している。すすぎ洗浄槽19内の底部には、
一対の仕切板36・36の配設位置に対応した位置に、
それぞれ気泡放出管35が左右方向に横設されて、すす
ぎ用水32内に気泡を放出するように構成している。
【0021】そして、気泡放出管35から放出された気
泡は、前記仕切板36・36の間を上昇して、上昇途中
にタオル10に当たって該タオル10を揺らし、タオル
10に当たった際に気泡が破裂して、タオル10に衝撃
を与える。この、気泡がタオル10に当たることによる
揺らし効果と、気泡の破裂による衝撃の効果とで、タオ
ル10のすすぎ洗浄を行うのである。また、波型状に形
成された仕切板36・36により、上昇するにつれて気
泡が拡散されて、気泡がタオル10に当たり易くなると
ともに、気泡から受ける衝撃が大きくなって、すすぎ洗
浄の効果が増大するのである。
【0022】尚、液洗浄槽18の個槽18a・18b、
及び、すすぎ洗浄槽19の個槽19a・19bはそれぞ
れ、タオル10の送出方向の下流側から上流側へオーバ
ーフローするように構成されている。即ち、個槽18a
・19a内の洗浄液25及びすすぎ用水32が、個槽1
8b・19b内へオーバーフローするよう構成している
のである。これにより、各個槽内の洗浄液25及びすす
ぎ用水32は清浄に保たれて、大きな洗浄効果を発揮す
ることができるのである。このように、すすぎ洗浄槽1
9で複数回すすぎ気泡洗浄されたタオル10は、絞りマ
ングル38により絞られた後に、次工程である乾燥工程
の乾燥装置5へ送出される。尚、すすぎ洗浄槽19と乾
燥装置5との間にはエキスパンドローラ39が介装さ
れ、乾燥装置5へ送出するタオル10を緊張している。
【0023】乾燥装置5内には、略円筒形に形成された
吸引ドラム20・20・・・が複数配設され、図3、図
5に示すように、タオル10は該吸引ドラム20・20
・・・に巻回されている。全ての吸引ドラム20・20
・・・は、駆動モータ47・47により駆動ベルト48
・48を介してそれぞれ駆動されており、巻回したタオ
ル10を搬送している。また、吸引ドラム20内は吸引
ファン40・40により略真空状態に吸引されており、
該吸引ドラム20の外周面には多数の吸引孔20a・2
0a・・・が形成されている。吸引ドラム20に巻回さ
れたタオル10は、搬送されながら該タオル10に含ま
れている水分を該ドラム20の吸引孔20a・20a・
・・から吸引されて、乾燥することとなる。また、乾燥
装置5内の略中央部には熱風ダクト21を配設し、該熱
風ダクト21内を通過するタオル10に熱風を吹き出し
て、この熱風によってタオル10を乾燥している。即
ち、乾燥装置5内を搬送されるタオル10は、吸引ドラ
ム20・20・・・による水分吸引と、熱風ダクト21
・21からの熱風の吹き出しとによって乾燥されるので
ある。尚、タオル10は、ある程度緊張されて吸引ドラ
ム20・20・・・に巻回されており、この状態で徐々
に乾燥されるため、ここで、該タオル10の皺は伸ばさ
れることとなる。
【0024】乾燥装置5内を搬送される間に乾燥された
タオル10は次に、滞留装置6に送出され、側面視略J
字状に形成された滞留槽22に折り畳まれながら収納さ
れる。滞留槽22へ収納されたタオル10は、巻取装置
7へ順次繰り出されて、張力調整ローラ59やガイドロ
ーラ58等に巻回され、巻取軸23が回転することによ
り該巻取軸23に巻き取られて収納される。巻取軸23
によりタオル10を巻き取る際には、巻取装置7の上流
側に配設した縫い目センサ45によって、搬送されるタ
オル10の縫い目を検出することにより、タオル10が
縫い目付近まで巻き取られると巻取軸23の回転が停止
するように構成している。また、巻取装置7には張力調
整ハンドル50を設けており、該張力調整ハンドル50
の操作により張力調整ローラ59を上下移動させること
で、巻き取り時のタオル10の張力を調整し巻取圧を適
切な大きさとして、巻取軸23に巻き取られるタオル1
0が良好な状態で巻き取られるようにしている。巻き取
りが終了すると、タオル10の連結部の縫い糸を除去し
て、巻き取られた1枚分の長帯状タオルを巻取軸23か
ら取り外し、梱包を行う。また、巻取装置7の上流側に
は検査台46を配置して、巻取装置7の作業者が巻取作
業を行う際に、巻き取られるタオル10の汚れが落ちて
いるか、破れ等の欠点がないか等の検査を行うことを可
能にしている。
【0025】このように、タオル投入部11に装着され
たタオル10は、連続的に搬送されながら洗浄、乾燥等
が行われて、巻取装置7に巻き取られるが、該タオル1
0は搬送経路にて多数のローラに巻回されている。ま
た、本タオル連続洗浄装置にて洗浄されるタオル10の
幅方向(搬送方向と直交する方向)の寸法は複数種類あ
り、該タオル10が巻回される前記ローラの長さ、及
び、搬送経路は、幅寸法が最も大きなタオル10に合わ
せて構成されている。
【0026】そして、例えば、巻取装置7の前記ガイド
ローラ58には、搬送されるタオル10の幅方向の位置
を規制するガイド部材を設けている。例えば、搬送され
るタオル10の幅寸法が二種類ある場合には、図8に示
すように、ガイドローラ58の下端部から、ガイド部材
である二本の第一ガイドピン62・62を下方へ向けて
突出して、お互いに間隔W1を設けて配置するととも
に、該ガイドローラ58の上端部から上方へ向けて二本
の第二ガイドピン63・63を突出して、お互いに前記
間隔W1よりも大きい間隔W2を設けて配置している。
また、該ガイドローラ58は軸芯を中心に回動可能に構
成している。
【0027】ガイドローラ58には下面部分にタオル1
0が巻回されており、前記第一ガイドピン62・62間
の間隔W1は、タオル10の幅寸法と略同じに構成され
ているので、該タオル10の幅方向の位置は、前記第一
ガイドピン62・62により規制されて一定の位置を保
持している。このように、巻取装置7において搬送され
るタオル10の幅方向の位置を規制して一定に保持する
ことにより、巻取軸23に巻き取られるタオル10が幅
方向にずれて巻き取られることを防止することができ、
良好な状態できれいにタオル10を巻取収納することが
可能となる。
【0028】また、前述の場合よりも大きい幅寸法のタ
オル10を搬送する場合には、図9に示すように、ガイ
ドローラ58を略180°回動して前記第二ガイドピン
63・63を下方に位置させ、該第二ガイドピン63・
63間にタオル10を巻回する。この場合、第二ガイド
ピン63・63間の間隔W2はタオル10の幅寸法と略
同一に構成されているため、該タオル10の幅方向の位
置は、前記第一ガイドピン62・62により規制されて
一定の位置を保持することができ、前述の場合と同様に
良好な状態できれいにタオル10を巻取収納することを
可能としている。これにより、タオル10の巻取作業の
失敗を防止して、一度の巻取作業で確実に巻取収納する
ことができる。
【0029】尚、搬送されるタオル10の幅寸法が三種
類以上ある場合には、幅寸法の種類数に応じてガイド部
材を設けて、タオル10の幅寸法に適したガイド部材の
部分にタオル10を巻回するように構成すればよい。ま
た、ガイド部材は巻取装置7のガイドローラ58以外の
ローラに設けることも可能であり、搬送されるタオル1
0が巻回される各ローラに該タオル10の幅方向の位置
を規制するガイド部材を設けることで、幅寸法が異なっ
たタオル10を搬送する場合に、搬送されるタオル10
の幅寸法に応じたガイド部材の部分に該タオル10を巻
回し、各幅寸法のタオル10がローラから外れることを
防止して円滑に搬送することができ、タオル連続洗浄装
置の洗浄作業を中断することなく確実に連続して行うこ
とが可能となる。このように、第一ガイドピン62・6
2や第二ガイドピン63・63のようなタオル10の幅
方向の位置を規制するガイド部材を切り換えることによ
り、複数の幅寸法のタオル10を確実且つ円滑に搬送可
能としている。
【0030】以上のように、本タオル連続洗浄装置にお
いては、キャビネットタオル等の長帯状タオルを複数枚
連結した状態のタオル10を、タオル投入装置1に一旦
セットすれば、洗浄、すすぎ洗浄、乾燥、及び、巻き取
り収納等のタオル10を洗浄する工程が自動的且つ連続
的に確実になされるように構成している。尚、タオル連
続洗浄装置の自動運転等の制御は、図5に示す制御パネ
ル42により行っている。これにより、多数枚のタオル
を人手をかけずに洗浄処理することができるので、人件
費の削減や、洗浄処理の効率の向上及びコストダウンを
図っている。そして、洗浄工程においては、前処理とし
ての、タオル10の含浸槽13及びU型タイミング槽1
5での洗浄液25への浸漬を行うとともに、振動洗浄機
16、ブラシ洗浄機17、及び、気泡洗浄装置4での複
数種類の効果的な洗浄を行うことにより、高い洗浄効果
を得ている。従って、タオル10に付着した汚れを確実
に除去することができて、洗浄処理を清潔で衛生的に仕
上げることができる。
【0031】また、前述の如く洗浄処理されるタオル1
0の搬送は、駆動モータ26aにより駆動される絞りマ
ングル26、駆動モータ31aにより駆動される絞りマ
ングル31、駆動モータ37aにより駆動される絞りマ
ングル37、駆動モータ38aにより駆動される絞りマ
ングル38、及び、駆動モータ47により駆動される吸
引ドラム20・20・・・等により行われるが、各絞り
マングル26・31・37・38等の間でのタオル10
の伸縮度合等が異なったりすると、搬送されるタオル1
0の張力が大きくなりすぎて、該タオル10が途中で切
れたり、逆にタオル10の張力が小さくなり過ぎて該タ
オル10が弛んだりする場合がある。そこで、本タオル
連続洗浄装置においては、タオル10の張力を適正に保
ってタオル切れ等を防止するための機構を設けている。
即ち、図2、図4に示すように、絞りマングル31の下
流側に段差ローラ51を、絞りマングル37の下流側に
段差ローラ52を、絞りマングル38の下流側に段差ロ
ーラ53を、乾燥機5内の略中央部に段差ローラ54を
配設し、該段差ローラ51・52・53・54部分でタ
オル10の搬送方向を変更しており、これによって搬送
されるタオル10の張力を適正に保つように構成してい
る。
【0032】段差ローラ51・52・53・54は、タ
オル10に巻回されている回動ローラ51a・52a・
53a・54aが、中心軸51b・52b・53b・5
4bを中心として、タオル10を緊張する方向に一定の
力で付勢されており、搬送されるタオル10の張力が回
動ローラ51a・52a・53a・54aの付勢力より
も小さければ、回動ローラ51a・52a・53a・5
4aが付勢されている方向に回動してタオル10の張力
を増加させ、搬送されるタオル10の張力が回動ローラ
51a・52a・53a・54aの付勢力よりも大きけ
れば、回動ローラ51a・52a・53a・54aは、
付勢力に抗して反付勢方向に回動してタオル10の張力
を減少させる。
【0033】以上の如く、タオル10の張力を略一定に
保つ段差ローラ51・52・53・54を、タオル10
を搬送する各絞りマングル31・37・38及び吸引ド
ラム20の間に配設して、搬送されるタオル10の張力
を搬送経路全体に渡って略均一に保持するようにしてい
る。これにより、搬送されるタオル10の張力が一箇所
に集中して、該タオル10が切れたり、縫い目が解けた
りすることを防止して、タオル連続洗浄装置を円滑に作
動することができる。尚、タオル投入部11と絞りマン
グル26との間には、タオル10が弛緩状態で滞留する
タオル溜め部12を設けているため、絞りマングル26
と絞りマングル31との間には、タオル10が弛緩状態
で滞留するU型タイミング槽15を設けているため、吸
引ドラム20と巻取軸23との間にはタオル10が弛緩
状態で滞留する滞留槽22を設けているために、タオル
10の張力が過大になってタオル切れが発生することは
ない。
【0034】また、タオル10の搬送経路における張力
調整機構は、次に述べるように、前記液洗浄槽18内及
びすすぎ洗浄槽19内にも設けている。液洗浄槽18内
及びすすぎ洗浄槽19内においては、タオル10の搬送
を行う搬送ローラ33は、該搬送ローラ33が外嵌され
るローラ軸33aにより駆動されており、タオル10の
搬送に伴って該ローラ軸33には回転方向の力が加わ
る。そして、搬送途中におけるタオル10の伸縮度合等
によって、各搬送ローラ33間でのタオル10の張力は
変化し、タオル10の張力が小さい場合はローラ軸33
aにより回転駆動される搬送ローラ33には、タオル1
0による回転方向の力はあまりかからないが、タオル1
0の張力が大きくなるに従って搬送ローラ33にかかる
力が大きくなる。
【0035】ここで、搬送ローラ33は、搬送ローラ3
3に回転方向の力が加わっていないか、小さな力しか加
わっていない場合には搬送ローラ33とローラ軸33a
とが一体的に回転して、搬送ローラ33の回転方向に一
定値以上の大きな力が加わった場合には、ローラ軸33
aに対して搬送ローラ33が単独で回転するように構成
している。これにより、通常は、搬送ローラ33により
タオル10が搬送されるが、搬送途中にタオル10の張
力が増加して、搬送ローラ33に対してかかる回転方向
の力が大きくなると、該搬送ローラ33は、ローラ軸3
3aの駆動回転にかかわらず単独で、力が加わっている
方向へ、即ち、タオル10の張力が小さくなる方向へ回
転することとなる。
【0036】このように、搬送ローラ33により搬送さ
れるタオル10の張力が大きくなって一定値以上になる
と、該搬送ローラ33が張力を低減する方向に回転する
ことで、タオル10の張力が必要以上に大きくなること
を防止している。これにより、液洗浄槽18内及びすす
ぎ洗浄槽19内でタオルが途中部で切断されたり連結部
の縫い目が解けたりすることを防いで、タオル連続洗浄
装置を円滑に作動することができる。
【0037】しかし、万が一、タオル連続洗浄装置の自
動運転中にタオル10が切れたり、縫い目が解けたりし
た場合には、タオル連続洗浄装置の作動を停止して切断
箇所を縫い合わせた後、自動運転を再開するようにして
いる。そして、タオル10の切断箇所が液洗浄槽18及
びすすぎ洗浄槽19内であった場合には、搬送ローラ3
3及びガイドローラ34に巻回されたタオル10を液洗
浄槽18及びすすぎ洗浄槽19内から露出させて、切断
箇所の確認を行ったり、切断箇所の縫い合わせを行った
りすることができるように構成している。
【0038】即ち、例えば液洗浄槽18の場合、液洗浄
槽18は、その前後端部をエアシリンダ56・56等の
伸縮可能な部材により支持されており、図10において
はエアシリンダ56・56が伸長して液洗浄槽18が上
端まで持ち上げられた状態を示している。この状態にお
いては、搬送ローラ33及びガイドローラ34に巻回さ
れたタオル10は、該液洗浄槽18と、液洗浄槽18上
方の上部カバー49とで覆われており、内部では洗浄作
業が行われている。一方、図11に示すように、エアシ
リンダ56・56を伸縮すると、液洗浄槽18が下降し
て、液洗浄槽18内で洗浄液25に浸漬されていたガイ
ドローラ34、仕切板36、及び、タオル10が外部に
露出する。
【0039】前述の如く、洗浄時には液洗浄槽18に内
蔵されているタオル10等を外部へ露出可能とすること
で、例えば、液洗浄槽18内でタオル10が切れたり、
縫い目が解けたりした場合には、切断箇所を直接且つ容
易に確認することが可能となり、また、その場で切断箇
所の縫い合わせを行うことができることとなる。また、
上部カバー49に覆われた搬送ローラ33付近のタオル
10は、上部カバー49に設けた窓部49aを開くこと
により外部から観察することが可能である。尚、すすぎ
洗浄槽19においても、前述の液洗浄槽18の場合と同
様に上下移動可能に構成している。このように、タオル
10や仕切板36・36等といった、液洗浄槽18、及
びすすぎ洗浄槽19における内蔵物を外部へ露出可能と
することで、液洗浄槽18及びすすぎ洗浄槽19内の保
守点検を容易に行うことが可能となる。
【0040】また、液洗浄槽18及びすすぎ洗浄槽19
には、タオル10の切断時における切断箇所の縫い合わ
せ等を、さらに容易にするべく寸動機構を設けている。
即ち、例えば、液洗浄槽18においては、該液洗浄槽1
8の一側方に寸動ボタン72を付設して、タオル連続洗
浄装置の自動運転の停止中に該寸動ボタン72を押し操
作すると、押し操作をしている間のみ液洗浄槽18の搬
送機構が単独で作動して、絞りマングル37及び搬送ロ
ーラ33が駆動されるように構成している。
【0041】そして、液洗浄槽18内でタオル10が切
断されてタオル連続洗浄装置の自動運転が停止した場合
には、寸動ボタン72を押し操作して液洗浄槽18の搬
送機構を作動させて、縫い合わせ作業が行い易い位置ま
で、又は、液洗浄槽18外部までタオル10の切断箇所
を移動し、その後切断箇所を縫い合わせて連結するので
ある。この場合、液洗浄槽18の搬送機構は、寸動ボタ
ン72を押し操作している間のみ作動されるので、タオ
ル10の切断箇所を断続的に移動させて、該切断箇所の
位置を微調節することが可能であり、任意の位置で停止
させることができる。尚、すすぎ洗浄槽19には、寸動
機構を作動させる寸動ボタン73が設けられており、該
寸動ボタン73を押し操作することで、前述の液洗浄槽
18の場合と同様に、すすぎ洗浄槽19の搬送機構を作
動させることができる。
【0042】このように、液洗浄槽18及びすすぎ洗浄
槽19を単独で運転して単独的に作動させることで、例
えば、液洗浄槽18内及びすすぎ洗浄槽19内におい
て、タオル10が切断された場合に、切断箇所の縫い合
わせ作業が行い易い位置までタオル10の切断箇所を移
動させて縫い合わせ作業を行うことができるので、縫い
合わせ作業が容易となって作業時間を短縮することがで
きる。従って、タオル連続洗浄装置の自動運転が停止し
てから、切断箇所を縫い合わせて自動運転を再開するま
での、洗浄作業が中断されている時間を大幅に短縮する
ことが可能となり、タオル10の洗浄作業の連続性を損
なうことを最小限に抑えることができる。
【0043】また、液洗浄槽18やすすぎ洗浄槽19に
設けた寸動機構は、タオル10の洗浄液25への浸漬工
程や洗浄液25による洗浄工程を行うタイミング装置
3、及び、タオル10の乾燥工程を行う乾燥装置5にも
設けられており、タイミング装置3の寸動機構は寸動ボ
タン71によって、乾燥装置5の寸動機構は寸動ボタン
74・75によって、前述の液洗浄槽18の場合と同様
にそれぞれ作動することができる。これにより、タイミ
ング装置3内や乾燥装置5内でタオル10の切断が発生
した場合においても、切断箇所の縫い合わせ作業が行い
易い位置までタオル10の切断箇所を移動させて縫い合
わせ作業を行うことができるので、前述の如く洗浄作業
が中断されている時間を大幅に短縮することが可能とな
り、タオル10の洗浄作業の連続性を損なうことを最小
限に抑えることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、長帯状タオルの洗浄工程を、該長帯状タオルを順次
搬送しながら自動的に連続して実行可能とし、長帯状タ
オルの搬送経路に該長帯状タオルの位置を幅方向に規制
するガイド部材を設け、該ガイド部材は規制幅を変更可
能に構成し、該ガイド部材の規制幅を変更することで、
複数幅の長帯状タオルを搬送可能としたので、複数の異
なった幅寸法を有する長帯状タオルを同一のタオル連続
洗浄装置にて自動的に連続して洗浄することができ、そ
れぞれの幅寸法の長帯状タオルに対して、該長帯状タオ
ルがローラから外れることを防止して円滑に搬送するこ
とができ、タオル連続洗浄装置の洗浄作業を中断するこ
となく確実に連続して行うことが可能となる。また、そ
れぞれの幅寸法の長帯状タオルに対して、該長帯状タオ
ルの巻取作業の失敗を防止して、一度の巻取作業で確実
に巻取収納することができる。このように、長帯状タオ
ルの幅方向の位置を規制するガイド部材を切り換えて規
制幅を変更することにより、複数の幅寸法の長帯状タオ
ルを確実且つ円滑に搬送することが可能となるのであ
る。
【0045】さらに、請求項2記載の如く、長帯状タオ
ルの洗浄工程を、該長帯状タオルを順次搬送しながら自
動的に連続して実行可能とするとともに、該長帯状タオ
ルの洗浄工程を構成する各工程を単独で断続的に運転可
能に構成したので、例えば、長帯状タオルが切断された
場合に、切断箇所の縫い合わせ作業が行い易い位置まで
長帯状タオルの切断箇所を移動させて縫い合わせ作業を
行うことができるので、縫い合わせ作業が容易となって
作業時間を短縮することができる。従って、タオル連続
洗浄装置の自動運転が長帯状タオルの切断により停止し
てから、切断箇所を縫い合わせて自動運転を再開するま
での、洗浄作業が中断されている時間を大幅に短縮する
ことが可能となり、長帯状タオルの洗浄作業の連続性を
損なうことを最小限に抑えることができ、洗浄工程にお
ける作業効率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタオル連続洗浄装置を示す全体側面図
である。
【図2】タオル連続洗浄装置のタオル投入装置から気泡
洗浄装置までを示す側面図である。
【図3】タオル連続洗浄装置の乾燥装置から巻取装置ま
でを示す側面図である。
【図4】タオル連続洗浄装置のタオル投入装置から気泡
洗浄装置までを示す平面図である。
【図5】タオル連続洗浄装置の乾燥装置から巻取装置ま
でを示す平面図である。
【図6】液洗浄槽(すすぎ洗浄槽)を示す側面図であ
る。
【図7】気泡放出管を示す斜視図である。
【図8】ガイドピンが設けられたガイドローラを示す斜
視図である。
【図9】図8におけるガイドローラを略180°回動し
た状態を示す斜視図である。
【図10】液洗浄槽(すすぎ洗浄槽)を上端まで移動し
た状態を示す図である。
【図11】同じく液洗浄槽(すすぎ洗浄槽)を下端まで
移動した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 タオル投入装置 2 含浸装置 3 タイミング装置 4 気泡洗浄装置 5 乾燥装置 6 滞留装置 7 巻取装置 8 U型タイミング槽 9 液気泡洗浄槽 10 タオル 18 液洗浄槽 19 すすぎ洗浄槽 25 洗浄液 32 すすぎ用水 33 搬送ローラ 58 ガイドローラ 62 第一ガイドピン(ガイド部材) 63 第二ガイドピン(ガイド部材) 71・72・73・74・75 寸動ボタン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長帯状タオルの洗浄工程を、該長帯状タ
    オルを順次搬送しながら自動的に連続して実行可能と
    し、長帯状タオルの搬送経路に該長帯状タオルの位置を
    幅方向に規制するガイド部材を設け、該ガイド部材は規
    制幅を変更可能に構成し、該ガイド部材の規制幅を変更
    することで、複数幅の長帯状タオルを搬送可能としたこ
    とを特徴とするタオル連続洗浄装置。
  2. 【請求項2】 長帯状タオルの洗浄工程を、該長帯状タ
    オルを順次搬送しながら自動的に連続して実行可能とす
    るとともに、該長帯状タオルの洗浄工程を構成する各工
    程を単独で断続的に運転可能に構成したことを特徴とす
    るタオル連続洗浄装置。
JP10196292A 1998-07-10 1998-07-10 タオル連続洗浄装置 Pending JP2000034669A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015087771A1 (ja) * 2013-12-13 2015-06-18 株式会社フジミインコーポレーテッド 金属酸化物膜付き物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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