JPH1190100A - タオル連続洗浄装置及び方法 - Google Patents

タオル連続洗浄装置及び方法

Info

Publication number
JPH1190100A
JPH1190100A JP19322798A JP19322798A JPH1190100A JP H1190100 A JPH1190100 A JP H1190100A JP 19322798 A JP19322798 A JP 19322798A JP 19322798 A JP19322798 A JP 19322798A JP H1190100 A JPH1190100 A JP H1190100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
towel
cleaning
washing
tank
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19322798A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Nakao
敏弘 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority to JP19322798A priority Critical patent/JPH1190100A/ja
Publication of JPH1190100A publication Critical patent/JPH1190100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長帯状のキャビネットタオル等の端部をタオ
ル結反用ミシンで連結して、連続的タオルに構成して、
タオル結反用ミシンSによるタオルを連結する場合に
も、またタオルが途中で破断している場合にも、洗浄装
置を止めることなく連続して洗浄作業が出来るように構
成した。 【解決手段】 長帯状タオルに洗浄液を含浸させ、その
後、該タオルを絞り脱水する第一工程と、第一工程のタ
オルを更に洗浄液に浸漬した後、液中気泡洗浄と水中気
泡洗浄とを連続して行う第二工程と、水中気泡洗浄後の
前記タオルを、脱水、乾燥させた後に、巻取装置で巻回
収納する第三工程とを連続的に連動して行う。また、巻
出装置1の部分にタオル結反用ミシンSを設けた、また
タイミング装置3の部分にU型タイミング槽8を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、キャビネ
ットタオルなどの長帯状に形成されたタオルを、連続的
に洗浄して、乾燥・収納するタオル連続洗浄装置及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長帯状に形成されたタオルなどの
洗浄は、通常一槽の洗浄槽により行われており、この場
合には、洗浄液やすすぎ用水を複数回交換して洗浄を行
っており、洗浄液などの入れ換え時には洗浄工程が一旦
停止することとなっていた。また、多数枚のタオルを洗
浄するときには、複数回に分けて洗浄を行う必要があっ
た。そして、これらの方法によって洗浄を行ったタオル
は、それぞれ乾燥した後に、一枚ずつロール状に巻き取
って収納していた。また、前記洗浄槽による洗浄は、タ
オルを浸漬した洗浄液やすすぎ用水を対流させることに
より行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、洗浄液やすすぎ用水を何度も交換する洗浄方法であ
ると、洗浄液やすすぎ用水を多量に消費することとな
り、無駄が多く、コスト高になっていた。また、洗浄液
などを交換する際には、洗浄槽を稼働させることができ
ないので洗浄作業が中断され、被洗浄物であるタオルが
洗浄されずに停滞して、洗浄処理の効率が低かった。そ
して、洗浄液などの入れ換えが頻繁にあるため、洗浄槽
が稼働しているときには、作業員が洗浄槽の近傍に付い
ている必要があった。さらに、洗浄液やすすぎ用水の対
流によってのみ洗浄を行っていたのでは、洗浄効果が低
く、タオルに付着した汚れを完全に落とすことができな
い場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、長帯状タオル
を洗浄液含浸槽内に送出し、該含浸槽で洗浄液を含浸さ
せた前記タオルを、第一の洗浄装置により洗浄するとと
もに、液中気泡洗浄と水中気泡洗浄とを連続して行う第
二の洗浄装置により洗浄し、その後、空気流に晒して乾
燥させ、巻き取り収納し、これらの洗浄作業を連続的に
自動で行ったことである。
【0005】請求項2においては、長帯状タオルに洗浄
液を含浸させ、その後、該タオルを絞り脱水する第一工
程と、第一工程のタオルを更に洗浄液に浸漬した後、液
中気泡洗浄と水中気泡洗浄とを連続して行う第二工程
と、水中気泡洗浄後の前記タオルを、脱水、乾燥させた
後に、巻取装置で巻回収納する第三工程とを連続的に連
動して行ったことである。
【0006】請求項3においては、タオル連続洗浄装置
及び方法において、タイミング装置3には、略U字状に
形成した筒状のU型タイミング槽8が配設され、該U型
タイミング槽8の上方には振り落とし装置19が、上端
部を中心にして前後回動可能に配設され、タオルTは該
振り落とし装置19によって前後揺動されながらU型タ
イミング槽8内へ下降して、送出方向へ規則正しく折り
畳まれて順次進入していくものである。
【0007】請求項4においては、タオル連続洗浄装置
及び方法において、タオルTは長帯状に形成されたキャ
ビネットタオルなどを複数枚縫い合わせて連結し、巻出
装置1においては、長帯状のキャビネットタオルなどを
連結する為のタオル結反用ミシンSが付設され、タオル
を手動でまた自動で縫い合わせて連結し、連結後にタイ
ミング装置3を構成するU型タイミング槽8内において
一時的に滞留されるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明のタオル連続洗浄装置を示す全体側
面図、図2はタオル連続洗浄装置の巻出部と洗浄部とを
を示す側面図、図3はタオル連続洗浄装置の乾燥部と巻
取部とを示す側面図、図4は空気泡洗浄装置を示す側面
図、図5は気泡放出管を示す斜視図である。
【0009】まず、本発明のタオル連続洗浄装置の全体
構成について、図1により説明する。タオル連続洗浄装
置は、巻出部と、洗浄部と、乾燥部と、巻取部とから成
り、巻出部は巻出装置1、及び含浸装置2とで構成さ
れ、洗浄部はタイミング装置3、ブラシ洗浄装置4、及
び空気泡洗浄装置5とで構成されている。また、乾燥部
はブローサクションドラムドライヤー6で構成され、巻
取部は巻取装置7で構成されている。
【0010】巻出装置1のタオル投入部15には、ロー
ル状に巻き取られた長帯状のタオルTが装着され、該タ
オルTは含浸装置2の繰出ロールにより繰り出されて、
洗浄液含浸槽16内の洗浄液に浸漬された後に絞られ
て、タイミング装置3へ送出される。このタオル投入部
15は並列に2箇所設け、該タオル投入部15以降の各
工程の装置も同様に2箇所に並設して、タオルTの流し
方を、2連流し方式に構成することができる。タイミン
グ装置3へ送出されたタオルTは、送出方向へ規則正し
く折り畳まれながら、U型タイミング槽8内へ侵入す
る。そして、U型タイミング槽8内の洗浄液に浸漬され
た後にブラシ洗浄装置4へ案内され、該ブラシ洗浄装置
4で洗浄される。
【0011】タオルTは、次に、空気泡洗浄装置5へ送
出され、該空気泡洗浄装置5の液洗浄槽9で再度洗浄さ
れた後、水洗浄槽10ですすぎ洗浄がなされる。洗浄及
びすすぎが終了したタオルTは、ブローサクションドラ
ムドライヤー6内の複数の吸引ドラム11・11・・・
に巻回されながら搬送されていく。吸引ドラム11・1
1・・・に巻回されたタオルTは、該吸引ドラム11に
より水分が吸引されるとともに、ブローサクションドラ
ムドライヤー6内に設置された熱風ファン12・12か
らの熱風が吹き付けられることで、乾燥される。乾燥後
のタオルTは、巻取装置7の滞留装置13に折り畳まれ
ながら一旦滞留され、その後、巻き取り軸14によって
巻き取られる。このように、巻出装置1に装着されたタ
オルTは、洗浄液への浸漬、洗浄、すすぎ、乾燥、及び
巻き取りが、タオル連続洗浄装置により連続的に自動で
行われるのである。
【0012】次に、各部の構成について説明する。図2
において、前記巻出装置1にはタオル投入部15が形成
されて、該タオル投入部15にロール状に巻き取られた
長帯状のタオルTが装着されている。タオルTは、長帯
状に形成されたキャビネットタオルなどを複数枚縫い合
わせて連結したもので、巻出装置1にはタオル結反用ミ
シンSが付設され、タオルを手動で、また自動で縫い合
わせて連結することができるように構成している。タオ
ル投入部15に装着されたタオルTは、含浸装置2に順
次繰り出され、洗浄液含浸槽16内に貯留した洗浄液1
6aに浸漬される。洗浄液16aは、洗浄剤と殺菌剤と
で構成しており、タオルTに付着した汚れ成分を落とし
易くするとともに、該タオルTの殺菌もしくは滅菌を行
う。洗浄液16aに浸漬されたタオルTは絞りマングル
17で絞った後に、タイミング装置3へ送出される。ま
た、含浸装置2とタイミング装置3との間にはエキスパ
ンドローラ18が介装され、タイミング装置3へ送出す
るタオルTを緊張している。
【0013】タイミング装置3には、上開き状の略U字
状に形成した筒状のU型タイミング槽8が配設され、タ
イミング装置3へ送出されたタオルTが、上方から該上
開き状のU型タイミング槽8内へ供給される。U型タイ
ミング槽8の上方には振り落とし装置19が、上端部を
中心にして前後回動可能に配設されており、タオルT
は、該振り落とし装置19によって前後揺動されながら
下降して、U型タイミング槽8内へ、送出方向へ規則正
しく折り畳まれて順次進入していく。U型タイミング槽
8内には洗浄液8aが貯留され、U型タイミング槽8内
へ進入したタオルTは、該U型タイミング槽8内へ送り
出されるまでの間の一定時間該洗浄液8aへ浸漬される
こととなる。このように、タオルTが、U型タイミング
槽8内で洗浄液8aに一定時間浸漬されることで、該タ
オルTに付着した汚れが該洗浄液8aと反応して溶解
し、タオルTから滲み出す。
【0014】また、U型タイミング槽8内の洗浄液8a
はポンプにより循環されて、タオルT進入側から排出側
へ向かって流動している。これにより、U型タイミング
槽8内に規則正しく折り畳まれて進入したタオルTは、
洗浄液8aの流れに乗ってそのままの姿勢で排出側へ搬
送され、該タオルTは規則正しく折り畳まれたまま、U
型タイミング槽8の排出側端部へ到達する。尚、タオル
Tを折り畳んでU型タイミング槽8内へ進入させ、洗浄
液8aをU型タイミング槽8内で流動させることで、タ
オルTと洗浄液8aとの接触面積及び接触時間を増加さ
せ、また、タオルTに洗浄液8aの流れによる機械的な
力を加えることで、該タオルTからの汚れの溶出が活発
に行われるようにしているのである。
【0015】U型タイミング槽8の排出側端部へ到達し
たタオルTは、ブラシ洗浄器4へ送出される。ブラシ洗
浄器4内には、板状部材のビーティングプレート22が
配設され、該ビーティングプレート22は板面が上下に
振動する。該ビーティングプレート22の上方には振動
台床Mpが配置され、該振動台床Mpに固設した偏心モ
ータMbにより振動を発生させて、この振動が振動伝達
板Pb・Pbを介してビーティングプレート22に伝達
されることで、該ビーティングプレート22が加振され
るのである。また、ビーティングプレート22のタオル
T送出方向先方には、タオルTの送出経路の上下に、外
周面をブラシ状に形成したブラシローラ24・24・・
・が回転可能に配設されている。
【0016】尚、図2に示すビーティングプレート22
は、本実施例においては一枚板状に形成しているが、例
えば、横向きの略W字状に屈曲させて形成してもよい。
タオルTがブラシ洗浄器4内を通過する際には、該タオ
ルTはビーティングプレート22の上下振動により叩打
され、また、ブラシローラ24・24・・・により裏表
の両面がブラッシングされる。この、ビーティングプレ
ート22の叩打とブラシローラ24・24・・・のブラ
ッシングとにより、タオルTには大きな洗浄力が働くの
である。また、ブラシ洗浄器4の上方にはシャワー装置
23を配設して、U型タイミング槽8内の洗浄液8aを
循環させ、洗浄器4内を通過するタオルTに該洗浄液8
aを散布し、洗浄力を高めるようにしている。そして、
ブラシ洗浄器4での洗浄が終了したタオルTは、絞りマ
ングル25によって絞られるとともに、空気泡洗浄装置
5へ送出される。
【0017】空気泡洗浄装置5には液洗浄槽9と水洗浄
槽10とが配設され、液洗浄槽9には洗浄液35が、水
洗浄槽10にはすすぎ用水36が貯留されている。図4
に示すように、タオルTは、液洗浄槽9上方に配置した
上ガイドローラ33・33・・・、及び、液洗浄槽9内
下部に配置した下ガイドローラ32・32・・・に交互
に巻回されて、多重に折り畳まれた状態で洗浄液35に
浸漬されている。また、液洗浄槽9内は複数の個槽9a
・9b・9c・9dに分割され、各個槽9a・9b・9
c・9d内の洗浄液35には、それぞれ一折り分のタオ
ルTが浸漬されている。
【0018】各個槽9a・9b・9c・9d内の上部か
ら下部にかけては、前後一対の仕切板26・26が配設
され、該仕切板26は、側面視波型状に形成されてい
る。そして、該各個槽9a・9b・9c・9d内を通過
している一折り分のタオルTにおける、上方から下方へ
進行している半折り分が、該仕切板26・26の間を通
過している。各個槽9a・9b・9c・9d内の底部に
は、それぞれ気泡放出管31が左右方向に横設されてい
る。図5に示すように、気泡発生管31の上面には複数
の気泡孔31a・31a・・・が開孔しており、気泡発
生管31に空気を供給して、複数の気泡孔31a・31
a・・・から、洗浄液35内に気泡を放出するように構
成している。
【0019】そして、各個槽9a・9b・9c・9d内
の底部から放出された気泡は、前記仕切板26・26の
間を上昇するのであるが、上昇途中にタオルTに当たっ
て、タオルTを揺らし、気泡がタオルTに当たった際に
該気泡が破裂して、タオルTに衝撃を与える。この、気
泡による揺らし効果と衝撃の効果とで、タオルTに付着
した汚れを除去するのである。また、波型状に形成され
た仕切板26・26によって気泡が拡散されて、タオル
Tに当たり易くなり、また、気泡から受ける衝撃が大き
くなって、洗浄効果が増大するのである。このようにし
て、液洗浄槽9で複数回気泡洗浄されたタオルTは、絞
りマングル27により絞られた後に、該液洗浄槽9に隣
接された水洗浄槽10に送出されて、すすぎ洗浄され
る。
【0020】水洗浄槽10は液洗浄槽9と同様に、該水
洗浄槽10上方に上ガイドローラ33・33・・・を配
置して、水洗浄槽10内下部に下ガイドローラ32・3
2・・・を配置しており、タオルTは該上ガイドローラ
33・33・・・と下ガイドローラ32・32・・・と
に交互に巻回されて、多重に折り畳まれた状態ですすぎ
用水36に浸漬されている。また、水洗浄槽10内は複
数の個槽10a・10b・10c・10dに分割され、
各個槽10a・10b・10c・10d内のすすぎ用水
36には、それぞれ一折り分のタオルTが浸漬されてい
る。
【0021】各個槽10a・10b・10c・10d内
の上部から下部にかけては、前後一対の前記仕切板26
・26が配設され、該仕切板26は、側面視波型状に形
成されている。そして、該各個槽10a・10b・10
c・10d内を通過している一折り分のタオルTにおけ
る、上方から下方へ進行している半折り分が、該仕切板
26・26の間を通過している。各個槽10a・10b
・10c・10d内の底部には、それぞれ前記気泡放出
管31が左右方向に横設されている。
【0022】そして、気泡放出管31から放出された気
泡は、前記仕切板26・26の間を上昇して、その上昇
途中にタオルTに当たって、タオルTを揺らし、気泡が
タオルTに当たった際に該気泡が破裂して、タオルTに
衝撃を与える。この、気泡による揺らし効果と衝撃の効
果とで、タオルTのすすぎ洗浄を行うのである。また、
波型状に形成された仕切板26・26によって気泡が拡
散されて、タオルTに当たり易くなり、また、気泡から
受ける衝撃が大きくなって、洗浄効果が増大するのであ
る。
【0023】尚、液洗浄槽9の個槽9a・9b・9c・
9d、及び、水洗浄槽10の個槽10a・10b・10
c・10dはそれぞれ、タオルTの送出方向の下流側か
ら上流側へオーバーフローするように構成されている。
即ち、個槽9d・10d内の洗浄液35及びすすぎ用水
36が、個槽9c・10c内へオーバーフローし、個槽
9c・10c内の洗浄液35及びすすぎ用水36が、個
槽9b・10b内へオーバーフローし、更に、個槽9b
・10b内の洗浄液35及びすすぎ用水36が、個槽9
a・10a内へオーバーフローするよう構成しているの
である。
【0024】これにより、各個槽内の洗浄液35及びす
すぎ用水36は清浄に保たれて、大きな洗浄効果を発揮
することができるのである。このように、水洗浄槽10
で複数回すすぎ気泡洗浄されたタオルTは、絞りマング
ル28により絞られた後に、次工程である乾燥工程のブ
ローサクションドラムドライヤー6へ送出される。尚、
水洗浄槽10とブローサクションドラムドライヤー6と
の間にはエキスパンドローラ37が介装され、タイミン
グ装置3へ送出するタオルTを緊張している。
【0025】ブローサクションドラムドライヤー6内に
は、略円筒形に形成された吸引ドラム11・11・・・
が複数配設され、図3に示すように、タオルTは該吸引
ドラム11・11・・・に巻回されている。吸引ドラム
11・11・・・は、それぞれ駆動されており、巻回し
たタオルTを搬送している。また、吸引ドラム11内は
略真空状態に構成され、該吸引ドラム11の外周面には
多数の吸引孔が形成されている。吸引ドラム11・11
・・・に巻回されたタオルTは、搬送されながら該タオ
ルTに含まれている水分を該ドラム11・11・・・に
より吸引されて、乾燥することとなる。また、ブローサ
クションドラムドライヤー6内の側部には複数の熱風フ
ァン12・12が配設されて、吸引ドラム11・11・
・・側に熱風を吹き出し、この熱風によってタオルTを
乾燥している。即ち、ブローサクションドラムドライヤ
ー6内を搬送されるタオルTは、吸引ドラム11・11
・・・による水分吸引と、熱風ファン12・12からの
熱風の吹き出しとによって乾燥されるのである。尚、タ
オルTは、ある程度緊張されて吸引ドラム11・11・
・・に巻回されており、この状態で徐々に乾燥されるた
め、ここで、該タオルTの皺は伸ばされることとなる。
【0026】ブローサクションドラムドライヤー6内を
搬送される間に乾燥されたタオルTは次に、巻取装置7
に送出される。巻取装置7に送出されたタオルTは、ま
ず、滞留装置13へ規則正しく折り畳まれながら収納さ
れる。その後、滞留装置13へ収納されたタオルTは順
次繰り出されて、巻き取り軸14に巻き取られて収納さ
れる。タオルTが滞留装置13から繰り出されたとき
に、該タオルTに皺が残存していたり、滞留装置13で
折り畳まれた際の折り皺が発生していた場合には、滞留
装置13と巻き取り軸14との間に、アイロン装置を介
装して、これらの皺を除去すればよい。また、巻き取り
軸14の近傍には、巻き取り量を検知するセンサを配置
して、投入時に縫い合わして連結した複数の長帯状タオ
ルの1枚分が巻き取られると、それを検知して巻き取ら
れた1枚分の長帯状タオルを分離し、巻き取り軸14か
ら取り外すとともに、別の場所に収納して梱包を行う。
【0027】この巻き取り工程では、巻き取り速度を増
大させるために、タオルTの巻き取り初めは巻き取り速
度を低速にしておき、巻き取り途中では速度を高速化し
ている。そして、タオルTの縫い目付近になると、巻き
取り速度を低下させて、作業者が、タオルTの継ぎ目の
取り外しを行なうことができる程度の速度に調節してい
る。このようにして、巻き取ったタオルTの収納を可能
にしつつ、巻き取り時間の短縮を図っている。尚、タオ
ルTの継ぎ目にはコード印を付し、このコード印を検出
センサにて検出して、タオルTを巻き取るモータの回転
速度を制御するように構成している。
【0028】以上のように、本タオル連続洗浄装置によ
れば、複数枚の長帯状のタオルなどを、該洗浄装置の巻
出装置1に一旦セットすれば、該タオルが自動的、連続
的に洗浄、乾燥を行われて、巻き取り収納されるのであ
る。これにより、多数枚のタオルを人手をかけずに洗浄
処理することができるので、人件費が削減でき、また、
通常作業員がいない深夜でも自動で連続運転できるの
で、洗浄処理の効率を向上させることができる。そし
て、洗浄液やすすぎ用水の入れ換えをする必要がないの
で、洗浄液やすすぎ用水を無駄に消費することがなく、
入れ換え時におけるタオルが洗浄されない停滞時間も発
生しないので、洗浄処理能力が大きく、短時間で多量の
タオルを洗浄処理することができる。例えば、本タオル
連続洗浄装置では、従来の一槽式の自動洗濯機に比べ
て、二倍以上の洗浄処理能力を有している。このよう
に、高効率で洗浄処理が行えるので、洗浄処理のコスト
を低く抑えることができる。さらに、タオルT投入部1
5及びそれ以降の構成装置を2列に並設した2連流し方
式に構成すれば、更なる洗浄処理能力の増大を図ること
ができる。
【0029】また、本タオル連続洗浄装置では、タオル
Tが洗浄前に洗浄液含浸槽16、及びU型タイミング槽
8の洗浄液に浸漬され、その後ブラシ洗浄器4、及び液
洗浄槽9にて前述の如く液洗浄され、水洗浄槽10です
すぎ洗浄されるので、非常に高い洗浄効果とすすぎ効果
とを得ることができる。さらに、タオルTを、U型タイ
ミング槽8で洗浄液に浸漬する際には、規則正しく折り
畳んでいるので、該タオルTが不用意に折れ曲がった
り、捩じれたりすることがなく、洗浄液がよくしみ込ん
で、洗浄力が向上するのである。これにより、タオルT
に付着した汚れを確実に除去することができて、洗浄処
理が清潔で衛生的に仕上がるのである。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1記載の如く、長
帯状タオルを洗浄液含浸槽内に送出し、該含浸槽で洗浄
液を含浸させた前記タオルを、第一の洗浄装置により洗
浄するとともに、液中気泡洗浄と水中気泡洗浄とを連続
して行う第二の洗浄装置により洗浄し、その後、空気流
に晒して乾燥させ、巻き取り収納し、これらの洗浄作業
を連続的に自動で行ったので、長帯状タオルの洗浄を連
続的に行うことができて、高効率な洗浄処理が可能とな
り、また、顕著な洗浄効果を奏することができた。これ
により、長帯状タオルを清潔で衛生的に、また、低コス
トで洗浄処理することができた。
【0031】請求項2記載の如く、長帯状タオルに洗浄
液を含浸させ、その後、該タオルを絞り脱水する第一工
程と、第一工程のタオルを更に洗浄液に浸漬した後、液
中気泡洗浄と水中気泡洗浄とを連続して行う第二工程
と、水中気泡洗浄後の前記タオルを、脱水、乾燥させた
後に、巻取装置で巻回収納する第三工程とを連続的に連
動して行ったので、洗浄処理効率が良く、人手をかけず
に短時間で多量の洗浄処理を行うことができ、洗浄液や
洗浄装置の稼働効率等の無駄がなくなった。また、高い
洗浄力を発揮することができた。これにより、長帯状タ
オルを清潔で衛生的に、また、低コストで洗浄処理する
ことができた。
【0032】請求項3に記載の如く、タオル連続洗浄装
置及び方法において、タイミング装置3には、略U字状
に形成した筒状のU型タイミング槽8が配設され、該U
型タイミング槽8の上方には振り落とし装置19が、上
端部を中心にして前後回動可能に配設され、タオルTは
該振り落とし装置19によって前後揺動されながらU型
タイミング槽8内へ下降して、送出方向へ規則正しく折
り畳まれて順次進入していくように構成したので、タオ
ルTが、U型タイミング槽8内で洗浄液8aに一定時間
浸漬されることで、該タオルTに付着した汚れが該洗浄
液8aと反応して溶解し、タオルTから滲み出すのであ
る。また、U型タイミング槽8内の洗浄液8aはポンプ
により循環されて、タオルT進入側から排出側へ向かっ
て流動している。これにより、U型タイミング槽8内に
規則正しく折り畳まれて進入したタオルTは、洗浄液8
aの流れに乗ってそのままの姿勢で排出側へ搬送され、
該タオルTは規則正しく折り畳まれたまま、U型タイミ
ング槽8の排出側端部へ到達する。また、タオルTを折
り畳んでU型タイミング槽8内へ進入させ、洗浄液8a
をU型タイミング槽8内で流動させることで、タオルT
と洗浄液8aとの接触面積及び接触時間を増加させ、ま
た、タオルTに洗浄液8aの流れによる機械的な力を加
えることで、該タオルTからの汚れの溶出が活発に行わ
れるのである。
【0033】請求項4に記載の如く、タオル連続洗浄装
置及び方法において、タオルTは長帯状に形成されたキ
ャビネットタオルなどを複数枚縫い合わせて連結し、巻
出装置1においては、長帯状のキャビネットタオルなど
を連結する為のタオル結反用ミシンSが付設され、タオ
ルを手動でまた自動で縫い合わせて連結し、連結後にタ
イミング装置3を構成するU型タイミング槽8内におい
て一時的に滞留されるように構成したので、一定の長さ
の長帯状のキャビネットタオルを順に連結して、連続的
に洗浄することが出来るのである。また、タオル結反用
ミシンSが巻出装置1の近くに配置されているので、途
中でキャビネットタオルが破断した場合にも、タオル連
続洗浄装置を停止することなく、連結作業をすることが
出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタオル連続洗浄装置を示す全体側面図
である。
【図2】タオル連続洗浄装置の巻出部と洗浄部とをを示
す側面図である。
【図3】タオル連続洗浄装置の乾燥部と巻取部とを示す
側面図である。
【図4】空気泡洗浄装置を示す側面図である。
【図5】気泡放出管を示す斜視図である。
【符号の説明】
T タオル 1 巻出装置 2 含浸装置 3 タイミング装置 4 ブラシ洗浄装置(第一の洗浄装置) 5 空気気泡洗浄装置(第二の洗浄装置) 6 ブローサクションドラムドライヤー 7 巻取装置 8 U型タイミング槽 9 液気泡洗浄槽 10 水気泡洗浄槽 13 滞留装置 14 巻き取り軸 15 タオル投入部 16 洗浄液含浸槽

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長帯状タオルを洗浄液含浸槽内に送出
    し、該含浸槽で洗浄液を含浸させた前記タオルを、第一
    の洗浄装置により洗浄するとともに、液中気泡洗浄と水
    中気泡洗浄とを連続して行う第二の洗浄装置により洗浄
    し、その後、空気流に晒して乾燥させ、巻き取り収納
    し、これらの洗浄作業を連続的に自動で行うことを特徴
    とするタオル連続洗浄装置。
  2. 【請求項2】 長帯状タオルに洗浄液を含浸させ、その
    後、該タオルを絞り脱水する第一工程と、第一工程のタ
    オルを更に洗浄液に浸漬した後、液中気泡洗浄と水中気
    泡洗浄とを連続して行う第二工程と、水中気泡洗浄後の
    前記タオルを、脱水、乾燥させた後に、巻取装置で巻回
    収納する第三工程とを連続的に連動して行ったことを特
    徴とするタオル連続洗浄方法。
  3. 【請求項3】 タオル連続洗浄装置及び方法において、
    タイミング装置3には、略U字状に形成した筒状のU型
    タイミング槽8が配設され、該U型タイミング槽8の上
    方には振り落とし装置19が、上端部を中心にして前後
    回動可能に配設され、タオルTは該振り落とし装置19
    によって前後揺動されながらU型タイミング槽8内へ下
    降して、送出方向へ規則正しく折り畳まれて順次進入し
    ていくことを特徴とするタオル連続洗浄装置及び方法。
  4. 【請求項4】 タオル連続洗浄装置及び方法において、
    タオルTは長帯状に形成されたキャビネットタオルなど
    を複数枚縫い合わせて連結し、巻出装置1においては、
    長帯状のキャビネットタオルなどを連結する為のタオル
    結反用ミシンSが付設され、タオルを手動でまた自動で
    縫い合わせて連結し、連結後にタイミング装置3を構成
    するU型タイミング槽8内において一時的に滞留される
    ことを特徴とするタオル連続洗浄装置及び方法。
JP19322798A 1997-07-25 1998-07-08 タオル連続洗浄装置及び方法 Pending JPH1190100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19322798A JPH1190100A (ja) 1997-07-25 1998-07-08 タオル連続洗浄装置及び方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-200528 1997-07-25
JP20052897 1997-07-25
JP19322798A JPH1190100A (ja) 1997-07-25 1998-07-08 タオル連続洗浄装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1190100A true JPH1190100A (ja) 1999-04-06

Family

ID=26507760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19322798A Pending JPH1190100A (ja) 1997-07-25 1998-07-08 タオル連続洗浄装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1190100A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010011001A1 (en) * 2008-07-21 2010-01-28 Jun Won Jeong Washing apparatus having combined towel washing and towel supply function
CN109846401A (zh) * 2019-01-03 2019-06-07 许进 环保型擦手机及其清洗消毒烘干系统
KR102055619B1 (ko) * 2019-07-15 2019-12-13 김겸훈 수세부가 구비되는 원단 열처리 가공기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010011001A1 (en) * 2008-07-21 2010-01-28 Jun Won Jeong Washing apparatus having combined towel washing and towel supply function
CN109846401A (zh) * 2019-01-03 2019-06-07 许进 环保型擦手机及其清洗消毒烘干系统
KR102055619B1 (ko) * 2019-07-15 2019-12-13 김겸훈 수세부가 구비되는 원단 열처리 가공기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3292397A (en) Laundry apparatus
JPH09308790A (ja) クリーニング処理設備
CN210262304U (zh) 服装生产用布匹清洗装置
US20220081828A1 (en) Systems and methods for cleaning fabric
US4158297A (en) Impregnator/rinser
JP3129407B2 (ja) 遠心力式の洗濯機
JPH1190100A (ja) タオル連続洗浄装置及び方法
TWI595934B (zh) 清洗裝置
US4199966A (en) Impregnator/rinser
US3922752A (en) Fabric treatment apparatus
KR101378230B1 (ko) 나염직물지 세척장치
JP2003033597A (ja) 噴射式洗濯方法及び噴射式洗濯方法を使用した全自動洗濯システム
US2294141A (en) Apparatus for laundering and ironing fabric piecework
WO1996001919A1 (fr) Appareil de traitement d'un tissu
TW414756B (en) Rotary screen textile printing machine
JP3624352B2 (ja) 消防ホース洗浄装置
JP2000027069A (ja) タオル連続洗浄装置
JPH05337300A (ja) 産業用クリーニング装置
US293789A (en) Fbedebick g
JP2000034669A (ja) タオル連続洗浄装置
US1713408A (en) Slack washing machine
JPH09288757A (ja) ゲームコイン洗浄装置
US3479746A (en) Continuous drying method and apparatus
JP2003093782A (ja) 衣類処理装置
JP2000027070A (ja) タオル連続洗浄装置