JP2000034070A - エレベーターの位置検出装置 - Google Patents
エレベーターの位置検出装置Info
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- JP2000034070A JP2000034070A JP10204704A JP20470498A JP2000034070A JP 2000034070 A JP2000034070 A JP 2000034070A JP 10204704 A JP10204704 A JP 10204704A JP 20470498 A JP20470498 A JP 20470498A JP 2000034070 A JP2000034070 A JP 2000034070A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来に比べ製作や据え付け時の作業性および工
事性の向上を図り、小型で信頼性の高い廉価なエレベー
ターの減速位置検出装置を提供する。 【解決手段】投光手段と受光手段から成るエレベーター
の位置検出装置と、エレベーターの減速位置に対応して
設置した遮蔽板を設け、遮蔽板を通過したときの位置検
出器からの出力信号を２進数化して出力できるように遮
蔽板の設置位置を構成する。
事性の向上を図り、小型で信頼性の高い廉価なエレベー
ターの減速位置検出装置を提供する。 【解決手段】投光手段と受光手段から成るエレベーター
の位置検出装置と、エレベーターの減速位置に対応して
設置した遮蔽板を設け、遮蔽板を通過したときの位置検
出器からの出力信号を２進数化して出力できるように遮
蔽板の設置位置を構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーターが終
端階に接近した時にエレベーターの走行位置を検出する
位置検出装置に係わり、特に信頼性が高く、廉価で据え
付けおよび調整が容易なエレベーターの位置検出装置に
関わる。
端階に接近した時にエレベーターの走行位置を検出する
位置検出装置に係わり、特に信頼性が高く、廉価で据え
付けおよび調整が容易なエレベーターの位置検出装置に
関わる。
【０００２】
【従来の技術】従来のエレベーターの位置検出装置は図
５〜図７に記載のように、従来はエレベーターの塔内の
終端階に所定の角度を持たせて所定の位置に取り付けた
超長尺の塔内カムを設置し、また、かご上下には円形の
ガイドローラと、ガイドローラが塔内カムに接触するこ
とにより図７に記載のようにＯＮ−ＯＦＦする複数のカ
ムコンタクタを内蔵したスローダウンスイッチを設けて
いる。
５〜図７に記載のように、従来はエレベーターの塔内の
終端階に所定の角度を持たせて所定の位置に取り付けた
超長尺の塔内カムを設置し、また、かご上下には円形の
ガイドローラと、ガイドローラが塔内カムに接触するこ
とにより図７に記載のようにＯＮ−ＯＦＦする複数のカ
ムコンタクタを内蔵したスローダウンスイッチを設けて
いる。
【０００３】また、前記スローダウンスイッチの動作
は、エレベーターが終端階に接近するとガイドローラが
塔内カムに接触し、ガイドローラが角度を持たせて取り
付けた超長尺の塔内カムに沿って傾くことで複数のカム
コンタクタの接点が順次開路してその出力信号を制御盤
に出力し、減速指令を発生させるように構成していた。
また、公開昭62−280174号公報「エレベーターの位置検
出器」に記載のように、塔内カム方式以外の位置検出方
式では、従来は階段状の切り欠きを形成した超長尺のプ
レートを昇降路内に設け、また、かご上下には光電装置
を設けて光電装置がこの切り欠き部を通過することでエ
レベーターの位置を検出するように構成していた。
は、エレベーターが終端階に接近するとガイドローラが
塔内カムに接触し、ガイドローラが角度を持たせて取り
付けた超長尺の塔内カムに沿って傾くことで複数のカム
コンタクタの接点が順次開路してその出力信号を制御盤
に出力し、減速指令を発生させるように構成していた。
また、公開昭62−280174号公報「エレベーターの位置検
出器」に記載のように、塔内カム方式以外の位置検出方
式では、従来は階段状の切り欠きを形成した超長尺のプ
レートを昇降路内に設け、また、かご上下には光電装置
を設けて光電装置がこの切り欠き部を通過することでエ
レベーターの位置を検出するように構成していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、図６に記載のように、エレベーターの減速指令を
発生させるための塔内カムは、速度３００ｍ／min のエ
レベーターの場合には全長が１６ｍ以上と非常に長いも
のになり、また、スローダウンスイッチを各々所定の傾
きで動作させるためには塔内カムの傾きを０.４６度〜
１.４１度と、長尺な塔内カムを非常に小さい角度で傾
けて設置する必要があった。
術は、図６に記載のように、エレベーターの減速指令を
発生させるための塔内カムは、速度３００ｍ／min のエ
レベーターの場合には全長が１６ｍ以上と非常に長いも
のになり、また、スローダウンスイッチを各々所定の傾
きで動作させるためには塔内カムの傾きを０.４６度〜
１.４１度と、長尺な塔内カムを非常に小さい角度で傾
けて設置する必要があった。
【０００５】この結果、塔内カムを製作する時も高精度
を要求されると共に、現地での設置も同様に高精度が要
求されるため、コストＵＰとなり、工事性・作業性が低
下する要因となっていた。また、スローダウンスイッチ
に内蔵のカムコンタクタは機械的にＯＮ−ＯＦＦする方
式の物であり、動作寿命に限界があったため、所定の回
数に達したら交換する必要があり、信頼性に乏しいとい
う問題点があった。
を要求されると共に、現地での設置も同様に高精度が要
求されるため、コストＵＰとなり、工事性・作業性が低
下する要因となっていた。また、スローダウンスイッチ
に内蔵のカムコンタクタは機械的にＯＮ−ＯＦＦする方
式の物であり、動作寿命に限界があったため、所定の回
数に達したら交換する必要があり、信頼性に乏しいとい
う問題点があった。
【０００６】また、従来の公開昭62−280174号公報に記
載の方式では、上記の塔内カムのように設置時にプレー
トの傾き等は調整する必要はなかったが、例えば速度３
００ｍ／min のエレベーターの場合には塔内カム方式と
同様、全長が１６ｍ以上と非常に長いものになるため、
コストＵＰとなり、工事性・作業性が低下する要因とな
っていた。
載の方式では、上記の塔内カムのように設置時にプレー
トの傾き等は調整する必要はなかったが、例えば速度３
００ｍ／min のエレベーターの場合には塔内カム方式と
同様、全長が１６ｍ以上と非常に長いものになるため、
コストＵＰとなり、工事性・作業性が低下する要因とな
っていた。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、前記の
問題点を解消するため、複数のカムコンタクタを内蔵し
たスローダウンスイッチに代わり、かご上下に投光手段
と受光手段を一対にし、対向させて構成した投光手段と
受光手段を複数段設けると共に、塔内には所定の位置に
前記複数の投光手段と受光手段間を通過するように構成
した遮蔽板を設け、前記複数の一対の投光手段と受光手
段間を遮蔽板で遮蔽した時の出力信号を２進数で出力で
きるように遮蔽板を設置し、エレベーターの走行してい
る位置を検出することができるように構成する。
問題点を解消するため、複数のカムコンタクタを内蔵し
たスローダウンスイッチに代わり、かご上下に投光手段
と受光手段を一対にし、対向させて構成した投光手段と
受光手段を複数段設けると共に、塔内には所定の位置に
前記複数の投光手段と受光手段間を通過するように構成
した遮蔽板を設け、前記複数の一対の投光手段と受光手
段間を遮蔽板で遮蔽した時の出力信号を２進数で出力で
きるように遮蔽板を設置し、エレベーターの走行してい
る位置を検出することができるように構成する。
【０００８】このように構成することにより、従来のカ
ムコンタクタのように機械的な動作寿命がなく信頼性の
高いエレベーターの位置検出装置が提供でき、また、投
光手段と受光手段間を通過するよう構成した遮蔽板も、
従来のように低角度の物を精度良く製作・据え付けする
必要がなくなると共に、超長尺のプレートが不要とな
り、工事性・作業性の向上を図ることができる。
ムコンタクタのように機械的な動作寿命がなく信頼性の
高いエレベーターの位置検出装置が提供でき、また、投
光手段と受光手段間を通過するよう構成した遮蔽板も、
従来のように低角度の物を精度良く製作・据え付けする
必要がなくなると共に、超長尺のプレートが不要とな
り、工事性・作業性の向上を図ることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図１〜図
４に従って説明する。
４に従って説明する。
【００１０】図１および図２は本発明の一実施例による
エレベーターの位置検出装置の構造を示した図である。
エレベーターの位置検出装置の構造を示した図である。
【００１１】図１より、ＳＴ１〜ＳＴ３は各々、投光手
段を所定のピッチで離して取り付けた構成図を示し、Ｓ
Ｒ１〜ＳＲ３は各々前記ＳＴ１〜ＳＴ３の投光手段に対
向する位置に構成した受光手段を示す。また、１０は前
記投光手段と受光手段を各々コの字形に対向させて構成
したエレベーターの位置検出装置を示す。
段を所定のピッチで離して取り付けた構成図を示し、Ｓ
Ｒ１〜ＳＲ３は各々前記ＳＴ１〜ＳＴ３の投光手段に対
向する位置に構成した受光手段を示す。また、１０は前
記投光手段と受光手段を各々コの字形に対向させて構成
したエレベーターの位置検出装置を示す。
【００１２】また、図２より、ＳＢ１〜ＳＢ５は板状の
もので構成し、従来の塔内カムと同様、塔内の終端階に
設置した遮蔽板で、遮蔽板ＳＢ１〜ＳＢ５の位置を３列
とし、第一列目には所定の位置に遮蔽板ＳＢ１，ＳＢ３
とＳＢ５を配置し、第二列目には同様に所定の位置に遮
蔽板ＳＢ２を配置し、また、第三列目には同様に所定の
位置に遮蔽板ＳＢ４を配置するように構成し、エレベー
ターの位置検出装置のコの字形の中に前記遮蔽板ＳＢ１
〜ＳＢ５が通過するように構成する。
もので構成し、従来の塔内カムと同様、塔内の終端階に
設置した遮蔽板で、遮蔽板ＳＢ１〜ＳＢ５の位置を３列
とし、第一列目には所定の位置に遮蔽板ＳＢ１，ＳＢ３
とＳＢ５を配置し、第二列目には同様に所定の位置に遮
蔽板ＳＢ２を配置し、また、第三列目には同様に所定の
位置に遮蔽板ＳＢ４を配置するように構成し、エレベー
ターの位置検出装置のコの字形の中に前記遮蔽板ＳＢ１
〜ＳＢ５が通過するように構成する。
【００１３】図１，図２および図３より、その動作を説
明すると、投光手段ＳＴ１〜ＳＴ３と受光手段ＳＲ１〜
ＳＲ３を所定のピッチで離し、コの字形に対向させて取
り付けるように構成し、遮蔽板ＳＢ１〜ＳＢ５が順次前
記位置検出装置のコの字形内を通過するように構成す
る。また、遮蔽板の位置を投光手段と受光手段間を通過
した時の出力信号が２進数で出力できるように設置し、
エレベーターの走行位置に同期して投光手段ＳＴ１〜Ｓ
Ｔ３から受光手段ＳＲ１〜ＳＲ３への放射光が遮断され
て、エレベーターの走行位置を表す出力信号を発生させ
るものである。
明すると、投光手段ＳＴ１〜ＳＴ３と受光手段ＳＲ１〜
ＳＲ３を所定のピッチで離し、コの字形に対向させて取
り付けるように構成し、遮蔽板ＳＢ１〜ＳＢ５が順次前
記位置検出装置のコの字形内を通過するように構成す
る。また、遮蔽板の位置を投光手段と受光手段間を通過
した時の出力信号が２進数で出力できるように設置し、
エレベーターの走行位置に同期して投光手段ＳＴ１〜Ｓ
Ｔ３から受光手段ＳＲ１〜ＳＲ３への放射光が遮断され
て、エレベーターの走行位置を表す出力信号を発生させ
るものである。
【００１４】前記２進数で出力する方式を具体的に説明
すると、イ．塔内のの位置〜の位置までは、遮蔽板
ＳＢ１が一列目に設置されているため、図１に記載の位
置検出装置内の投光手段ＳＴ１から受光手段ＳＲ１への
放射光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す出
力信号を発生させ、この時の出力信号をＴ１とする。
すると、イ．塔内のの位置〜の位置までは、遮蔽板
ＳＢ１が一列目に設置されているため、図１に記載の位
置検出装置内の投光手段ＳＴ１から受光手段ＳＲ１への
放射光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す出
力信号を発生させ、この時の出力信号をＴ１とする。
【００１５】ロ．次に塔内のの位置〜の位置まで
は、遮蔽板ＳＢ２が二列目に設置されているため、前記
位置検出装置内の投光手段ＳＴ２から受光手段ＳＲ２へ
の放射光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す
出力信号を発生させ、この時の出力信号をＴ２とする。
は、遮蔽板ＳＢ２が二列目に設置されているため、前記
位置検出装置内の投光手段ＳＴ２から受光手段ＳＲ２へ
の放射光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す
出力信号を発生させ、この時の出力信号をＴ２とする。
【００１６】ハ．また、塔内のの位置〜の位置まで
は、遮蔽板ＳＢ３とＳＢ２が一列目および二列目に設置
されているため、前記位置検出装置内の投光手段ＳＴ１
およびＳＴ２から受光手段ＳＲ１およびＳＲ２への放射
光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す出力信
号を発生させ、この時の出力信号は前記と同様Ｔ１およ
びＴ２とする。
は、遮蔽板ＳＢ３とＳＢ２が一列目および二列目に設置
されているため、前記位置検出装置内の投光手段ＳＴ１
およびＳＴ２から受光手段ＳＲ１およびＳＲ２への放射
光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す出力信
号を発生させ、この時の出力信号は前記と同様Ｔ１およ
びＴ２とする。
【００１７】ニ．さらに塔内のの位置〜の位置まで
は、遮蔽板ＳＢ４が三列目に設置されているため、前記
位置検出装置内の投光手段ＳＴ３から受光手段ＳＲ３へ
の放射光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す
出力信号を発生させ、この時の出力信号はＴ３とする。
は、遮蔽板ＳＢ４が三列目に設置されているため、前記
位置検出装置内の投光手段ＳＴ３から受光手段ＳＲ３へ
の放射光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す
出力信号を発生させ、この時の出力信号はＴ３とする。
【００１８】ホ．塔内のの位置〜の位置までは、遮
蔽板ＳＢ４とＳＢ５が三列目および一列目に設置されて
いるため、前記位置検出装置内の投光手段ＳＴ３および
ST1から受光手段ＳＲ３、およびＳＲ１への放射光が遮
断されて、エレベーターの走行位置を表す出力信号を発
生させ、この時の出力信号は前記と同様Ｔ３およびＴ１
とする。
蔽板ＳＢ４とＳＢ５が三列目および一列目に設置されて
いるため、前記位置検出装置内の投光手段ＳＴ３および
ST1から受光手段ＳＲ３、およびＳＲ１への放射光が遮
断されて、エレベーターの走行位置を表す出力信号を発
生させ、この時の出力信号は前記と同様Ｔ３およびＴ１
とする。
【００１９】ヘ．また、前記出力信号Ｔ１〜Ｔ３は各々
２進数のビットに割り当てることにし、Ｔ１は２進数の
０ビット目、Ｔ２は同じく１ビット目、Ｔ３は２ビット
目の出力とする。
２進数のビットに割り当てることにし、Ｔ１は２進数の
０ビット目、Ｔ２は同じく１ビット目、Ｔ３は２ビット
目の出力とする。
【００２０】これにより、例えば塔内のの位置〜の
位置までの間では、出力信号をＴ１がＯＮしているた
め、２0 ＝１とカウントし、塔内のの位置〜の位置
までの間では、出力信号をＴ２がＯＮしているため、２
1 ＝２とカウントし、さらに塔内のの位置〜の位置
までの間では、出力信号はＴ１およびＴ２がＯＮしてい
るため、Ｔ１とＴ２の和を取り、２0＋２1＝３とカウン
トするように構成する。
位置までの間では、出力信号をＴ１がＯＮしているた
め、２0 ＝１とカウントし、塔内のの位置〜の位置
までの間では、出力信号をＴ２がＯＮしているため、２
1 ＝２とカウントし、さらに塔内のの位置〜の位置
までの間では、出力信号はＴ１およびＴ２がＯＮしてい
るため、Ｔ１とＴ２の和を取り、２0＋２1＝３とカウン
トするように構成する。
【００２１】ト．このように構成した結果、エレベータ
ーの遮蔽板の構造をさらに簡単にでき、従来より製作や
据え付け精度は要求されず、廉価で作業性および工事性
の向上を図ることができると共に、位置検出装置内の投
光手段および受光手段の段数も３段のみで従来の２3 ＝
６段分まで検出可能となり、必要な位置検出器の段数も
少なくなると共に、小型で廉価な位置検出装置を提供で
きるという効果がある。
ーの遮蔽板の構造をさらに簡単にでき、従来より製作や
据え付け精度は要求されず、廉価で作業性および工事性
の向上を図ることができると共に、位置検出装置内の投
光手段および受光手段の段数も３段のみで従来の２3 ＝
６段分まで検出可能となり、必要な位置検出器の段数も
少なくなると共に、小型で廉価な位置検出装置を提供で
きるという効果がある。
【００２２】これにより、エレベーターの減速位置を検
出して減速指令信号を発生させるように構成することが
できる。
出して減速指令信号を発生させるように構成することが
できる。
【００２３】また、図２の実施例では遮蔽板ＳＢ１〜Ｓ
Ｂ５が順次前記位置検出装置のコの字形内を通過するこ
とにより、エレベーターの走行位置に同期して投光手段
ST1〜ＳＴ３から受光手段ＳＲ１〜ＳＲ３への放射光が
遮断され、エレベーターの走行位置を表す出力信号を発
した後はこれ以降、連続して遮蔽板が遮蔽して出力を発
生させ、ホールドするように構成しているため、遮蔽板
ＳＢ１〜ＳＢ５は従来よりは製作や据え付け精度は要求
されず作業性および工事性の向上は図ることができると
いう効果がある。
Ｂ５が順次前記位置検出装置のコの字形内を通過するこ
とにより、エレベーターの走行位置に同期して投光手段
ST1〜ＳＴ３から受光手段ＳＲ１〜ＳＲ３への放射光が
遮断され、エレベーターの走行位置を表す出力信号を発
した後はこれ以降、連続して遮蔽板が遮蔽して出力を発
生させ、ホールドするように構成しているため、遮蔽板
ＳＢ１〜ＳＢ５は従来よりは製作や据え付け精度は要求
されず作業性および工事性の向上は図ることができると
いう効果がある。
【００２４】しかしながら、前記位置検出装置からの出
力をホールドするように構成しているため、遮蔽板の長
さ自体は従来よりは短くはなるが、やはり長尺なものが
必要である。
力をホールドするように構成しているため、遮蔽板の長
さ自体は従来よりは短くはなるが、やはり長尺なものが
必要である。
【００２５】そこで、図３に記載の実施例では図２の問
題点を解消するため、遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５を所定の長
さの物にしてエレベーターの各々に必要な減速開始点の
位置に設置する構成とした。また、図３の実施例では、
遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５が順次前記位置検出装置のコの字
形内を通過し、エレベーターの走行位置に同期して投光
手段ＳＴ１〜ＳＴ３から受光手段ＳＲ１〜ＳＲ３への放
射光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す出力
信号を発生させるが、遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５を通過した
後は遮蔽が解除されて検出出力がＯＦＦする。
題点を解消するため、遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５を所定の長
さの物にしてエレベーターの各々に必要な減速開始点の
位置に設置する構成とした。また、図３の実施例では、
遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５が順次前記位置検出装置のコの字
形内を通過し、エレベーターの走行位置に同期して投光
手段ＳＴ１〜ＳＴ３から受光手段ＳＲ１〜ＳＲ３への放
射光が遮断されて、エレベーターの走行位置を表す出力
信号を発生させるが、遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５を通過した
後は遮蔽が解除されて検出出力がＯＦＦする。
【００２６】そこで、遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５を所定の長
さの物にすることにより、位置検出装置の出力が所定時
間以上遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５を通過した場合には、この
出力信号をホールドするように構成する。
さの物にすることにより、位置検出装置の出力が所定時
間以上遮蔽板ＳＨ１〜ＳＨ５を通過した場合には、この
出力信号をホールドするように構成する。
【００２７】これにより単発的なノイズ等による誤検出
を防止すると共に、エレベーターの減速位置検出出力を
ホールドできる構成とし、さらに遮蔽板も小さくでき、
信頼性，作業性および工事性の向上は図ることができ、
廉価な機構を提供できるという効果がある。
を防止すると共に、エレベーターの減速位置検出出力を
ホールドできる構成とし、さらに遮蔽板も小さくでき、
信頼性，作業性および工事性の向上は図ることができ、
廉価な機構を提供できるという効果がある。
【００２８】図４は本発明の他の一実施例によるエレベ
ーターの位置検出装置の構造を示した図である。
ーターの位置検出装置の構造を示した図である。
【００２９】図４より、本実施例ではＨ１〜Ｈ５は投光
手段および受光手段を同一面状に設置したセンサで、前
記同一面状に設置した投光手段および受光手段Ｈ１〜Ｈ
３に対向する位置に前記図２，図３に記載と同様の位置
に遮蔽板に代わり反射板を設置するように構成する。
手段および受光手段を同一面状に設置したセンサで、前
記同一面状に設置した投光手段および受光手段Ｈ１〜Ｈ
３に対向する位置に前記図２，図３に記載と同様の位置
に遮蔽板に代わり反射板を設置するように構成する。
【００３０】前記のように構成することにより、同一面
状に設置した投光手段および受光手段が予め所定の位置
に設置された反射板の部分を通過することで、エレベー
ターの走行位置を検出することができるものである。
状に設置した投光手段および受光手段が予め所定の位置
に設置された反射板の部分を通過することで、エレベー
ターの走行位置を検出することができるものである。
【００３１】この結果、前記の実施例と同様な効果を得
ることができる。
ることができる。
【００３２】また、本実施例ではエレベーターの位置検
出装置として光を用いた投光手段および受光手段の例で
説明したが、他の磁気あるいは超音波,静電容量などの
センサでも同様の効果が得られるので、本実施例に限定
するものではない。
出装置として光を用いた投光手段および受光手段の例で
説明したが、他の磁気あるいは超音波,静電容量などの
センサでも同様の効果が得られるので、本実施例に限定
するものではない。
【００３３】
【発明の効果】本発明によれば、投光手段と受光手段か
ら成るエレベーターの位置検出装置と、エレベーターの
減速位置に対応して設置した遮蔽板を設けることによ
り、従来に比べ製作や据え付け精度が要求されず、作業
性および工事性の向上を図ることができると共に、小型
で信頼性も高く廉価なエレベーターの減速位置検出装置
を提供できるという効果がある。
ら成るエレベーターの位置検出装置と、エレベーターの
減速位置に対応して設置した遮蔽板を設けることによ
り、従来に比べ製作や据え付け精度が要求されず、作業
性および工事性の向上を図ることができると共に、小型
で信頼性も高く廉価なエレベーターの減速位置検出装置
を提供できるという効果がある。
【図１】本発明の実施例であるエレベーターの位置検出
装置の斜視図。
装置の斜視図。
【図２】塔内でエレベーターの位置検出装置用遮蔽板を
配置した側断面図。
配置した側断面図。
【図３】塔内でエレベーターの位置検出装置用遮蔽板を
配置した側断面図。
配置した側断面図。
【図４】本発明のエレベーターの位置検出装置の斜視
図。
図。
【図５】従来のエレベーターの位置検出装置の側断面
図。
図。
【図６】従来の各端階のレベル位置を示す図。
【図７】従来の各端階のレベル位置を示す図。
１０，１１…エレベーターの位置検出装置、ＳＴ１〜Ｓ
Ｔ３…エレベーターの位置検出装置内に設けた投光手
段、ＳＲ１〜ＳＲ３…エレベーターの位置検出装置内に
設けた受光手段、Ｓ１〜Ｓ５，ＳＨ１〜ＳＨ５およびＳ
Ｂ１〜ＳＢ５…エレベーターの位置検出装置用遮蔽板、
Ｈ１〜Ｈ３…投光手段および受光手段を同一面状に設置
したセンサ。
Ｔ３…エレベーターの位置検出装置内に設けた投光手
段、ＳＲ１〜ＳＲ３…エレベーターの位置検出装置内に
設けた受光手段、Ｓ１〜Ｓ５，ＳＨ１〜ＳＨ５およびＳ
Ｂ１〜ＳＢ５…エレベーターの位置検出装置用遮蔽板、
Ｈ１〜Ｈ３…投光手段および受光手段を同一面状に設置
したセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 秀明 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 久保 雅人 茨城県ひたちなか市堀口832番地の２ 日 立システムプラザ勝田 日立水戸エンジニ アリング株式会社内 Ｆターム(参考） 3F002 CA03 DA09 GB02 3F303 CB01 CB11 CB15
Claims (4)
- 【請求項１】エレベーターを設置する塔内の終端階に設
け、エレベーターが終端階に接近した時に自動的に走行
速度を減速させるため、エレベーターの走行している位
置を検出する位置検出装置において、投光手段と受光手
段を一対にし、対向させて構成した投光手段と受光手段
を複数段設けると共に、塔内には所定の位置に前記複数
の投光手段と受光手段間を通過するよう構成した遮蔽板
を設け、前記複数の一対の投光手段と受光手段を遮蔽板
で遮蔽することにより、投光手段と受光手段間を通過し
た時の出力信号を２進数で出力できるように遮蔽板を構
成し、エレベーターの走行している位置を検出すること
ができるように構成したことを特徴とするエレベーター
の位置検出装置。 - 【請求項２】前記請求項１において、前記複数の投光手
段と受光手段間を通過するよう構成した遮蔽板を塔内の
所定の減速開始点にのみ設けたことを特徴とするエレベ
ーターの位置検出装置。 - 【請求項３】エレベーターを設置する塔内の終端階に設
け、エレベーターが終端階に接近した時に自動的に走行
速度を減速させるため、エレベーターの走行している位
置を検出する位置検出装置において、一対の投光手段と
受光手段を複数段設けると共に、塔内には所定の位置に
前記複数の投光手段から放射した光に反射して受光手段
に反射光が入射するよう構成した反射板を設け、前記複
数の一対の投光手段と受光手段を反射板で反射させた時
の出力信号を２進数で出力できるように反射板を構成
し、エレベーターの走行している位置を検出することが
できるように構成したことを特徴とするエレベーターの
位置検出装置。 - 【請求項４】前記請求項３において、前記複数の投光手
段から放射光を反射させる反射板を塔内の所定の減速開
始点にのみ設けたことを特徴とするエレベーターの位置
検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204704A JP2000034070A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | エレベーターの位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204704A JP2000034070A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | エレベーターの位置検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000034070A true JP2000034070A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16494941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10204704A Pending JP2000034070A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | エレベーターの位置検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000034070A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-07-21 JP JP10204704A patent/JP2000034070A/ja active Pending
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