JP2000033962A - 包装用容器の閉蓋装置 - Google Patents

包装用容器の閉蓋装置

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JP2000033962A
JP2000033962A JP10221068A JP22106898A JP2000033962A JP 2000033962 A JP2000033962 A JP 2000033962A JP 10221068 A JP10221068 A JP 10221068A JP 22106898 A JP22106898 A JP 22106898A JP 2000033962 A JP2000033962 A JP 2000033962A
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JP
Japan
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lid
locking
ridge
container
broken
Prior art date
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JP10221068A
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English (en)
Inventor
Yutaka Sakurai
豊 桜井
Akio Kanbe
堯雄 神戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi KK
Kata Systems Co
Original Assignee
Kobayashi KK
Kata Systems Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程が簡素化され、閉蓋強度が強く、か
つ改竄防止効果の高い放送用容器の閉蓋装置を得ること
を課題とする。 【解決手段】 口縁に係止鍔2を有する容器本体1と、
周壁内側に前記係止鍔2に係止する係止凸条5を有する
蓋体3とを組み合わせ、前記蓋体3に破断予定部6を形
成し、破断予定部6における係止凸条5とその対向部に
おける係止凸条5とで蓋体3を容器本体1に固着し、前
記破断予定部6を破断することにより係止凸条5と係止
鍔2との係止を解除し、開蓋し得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として合成樹
脂製容器の封緘機能を有する閉蓋装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製包装容器において封緘
機能を得るためには、容器本体と蓋体との間にシールを
貼付する方法が一般的であり、近年は蓋体の周壁下部を
全周に亘り帯状に切除し、本体と蓋体との係止を解除す
るようにしたものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来における、シール
による方式においては、閉蓋工程とシール貼付工程の2
工程を要し、かつ比較的改竄が容易であるという問題点
があった。また、蓋体の下部全周を切除する方式におい
ては、開蓋後は蓋体と本体との係止部が存在しないため
に、使用中における閉蓋状態が不安定になり易いという
問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、蓋体を容器
本体に係止させて閉蓋するようにした容器において、前
記蓋体の周壁を切除することにより蓋体と本体との係止
を解除して開蓋するようにしたものである。すなわち、
請求項1の発明は、口縁に係止鍔を有する容器本体と、
周壁内側に前記係止鍔に係止する係止凸条を有する容器
の蓋体とを組み合わせ、前記蓋体周壁に破断予定部を形
成し、前記破断予定部における係止凸条は容器本体の係
止鍔に深く係止するものとし、破断予定部における係止
凸条と、破断予定部の対向部における係止凸条とで蓋体
が容器本体に固着され、前記破断予定部を破断し、該部
における係止凸条と係止鍔との係止を解除して開蓋し得
るようにして包装用容器の閉蓋装置を構成する。前記破
断予定部は、一カ所でも複数箇所でもよい。請求項2の
発明は、前記蓋体を、屈曲用の薄肉部を有し、前記薄肉
部を挟んだ前記破断予定部の反対側における係止凸条は
破断予定部側よりも容器本体の係止鍔に深く係止するも
のとしたものである。前記蓋体の上面には、屈曲用の薄
肉部を挟んで係脱可能な係止部を形成し、屈曲した蓋体
を開蓋状態に仮止めし得るようにすることが好ましい
(請求項3)。
【0005】
【作用】この発明において、容器本体の口部に蓋体を重
ねて加圧すると、弾性変形により、蓋体の係止凸条は容
器本体の係止鍔の下縁に係止し、閉蓋する。係止凸条と
係止鍔との係止深さを適宜選択することにより、次ぎに
述べる破断予定部を破断しなければ開蓋することができ
ず、封緘機能が得られる。開蓋に際には、蓋体の破断予
定部を破断して、該部における係止凸条と係止鍔との比
較的深い係止を解除することにより、開蓋することがで
きる。破断後においても破断予定部の基部が蓋体に接合
されたままとすれば、破断予定部以外では係止凸条が係
止鍔と係止可能な状態で残るので、開蓋後(使用中)に
おいても係止を伴う閉蓋が可能であり、閉蓋状態が安定
するが、破断予定部が完全に分離するようにしてもよ
い。
【0006】請求項2の発明においては、破断予定部の
反対側における係止凸条は破断予定部側よりも容器本体
の係止鍔に深く係止するものとしたので、該部と対向す
る係止深さの深い破断予定部の係止凸条と共同して蓋体
の対向部分で本体に深く係止することとなり、蓋体の係
止状態が強固になる。また、蓋体は屈曲可能でありその
一側が本体に深く係止しているので、蓋体を屈曲(開
閉)させるときに係止が解除されにくい。そして、請求
項3の発明のように係止部を設けることにより、蓋体を
屈曲させた開蓋状態で保持することも可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】図において、薄肉合成樹脂製の容
器本体1の口縁全周に断面鈎状とした係止鍔2が形成し
てある。前記容器本体1に被さる蓋体3は、薄肉合成樹
脂製であって、全周に亘り周壁4が形成してあり、周壁
4の内面にほぼ全周に亘り、前記容器本体1の係止鍔2
の下縁に係止する係止凸条5が形成してある。
【0008】前記蓋体3の周壁4の一側には破断予定部
6が形成してある。この破断予定部6は適宜の間隔で形
成された2本の薄肉部7で仕切られ、破断予定部6の下
部から突出させた摘み8を引き上げることにより容易に
切除されるようにしてある。なお、切除後においても上
縁は蓋体3に連結された状態である。
【0009】前記破断予定部6における係止凸条5a
は、その近傍の係止凸条5bよりも容器本体1の係止鍔
2に深く係止すべく、突出幅を大きくしてある。
【0010】前記蓋体3の一側には、蓋体を屈曲させる
ための薄肉部9が形成してある。そして、薄肉部9を介
して前記破断予定部6の反対側においては、係止凸条5
cの突出幅が係止凸条5aと同等としてあり、容器本体
の係止鍔2の下縁に深く係止するようにしてある。すな
わち、破断予定部6における係止凸条5a及びその対向
側の係止凸条5cが本体の係止鍔2の下縁に深く係止す
ることにより、前記破断予定部6を破断しなくては開蓋
できないようにしてある。
【0011】前記屈曲用の薄肉部9を挟んで、係止部1
0が2組形成してある。この係止部10は2つの凸部よ
りなる雌部10aと、前記雌部10aの2つの凸部間に
挟持される雄部10bとで構成してあり、蓋体3を屈曲
させた状態、すなわち開蓋状態で保持できるようにして
ある。
【0012】上記実施形態の閉蓋装置において、閉蓋す
る際には容器本体1の開口部に蓋体3を重ねて上から加
圧すると、係止鍔2及び係止凸条5は弾性変形して閉蓋
され、係止凸部5は係止鍔2に係止する。このとき、破
断予定部6の係止凸条5aと、これと対向する係止凸条
5cは係止鍔2に深く係止しているので、蓋体3は容器
本体1に強固に固定される。したがって、内容物の充填
・箱詰め工程において、洗剤など比較的重い内容物を充
填後閉蓋し、内容物の充填された容器を蓋体を吸引して
搬送する際にも、蓋体が離脱するおそれはない。
【0013】閉蓋された容器を開口する際には、破断予
定部6を破断して係止凸条5aの係止鍔2との係止を解
除し、その後屈曲用の薄肉部9を軸として蓋体3を破断
予定部側から上方へ引き上げると、係止凸条5bと係止
鍔2の係止は順次解除され、開蓋することができる。こ
のとき、前記薄肉部9を挟んで破断予定部の反対側にお
いては、係止凸条5cが係止鍔2に深く係止しているの
で、係止状態が保持される。また、開口後再度閉蓋する
ときは、破断予定部6における係止凸条5a及び係止凸
条5bを再度係止鍔2に係止させることができるので、
比較的気密性のある閉蓋状態を得ることができる。した
がって、蓋体3の一側を容器本体1に定した状態で、蓋
体を開閉して使用することができる。そして、蓋体3の
上面には屈曲用の薄肉部9を挟んで係止部10が設けて
あるので、蓋体3の一側を屈曲させて開蓋した状態で、
蓋体3を仮止めすることができる。
【0014】上記においては、蓋体3に屈曲用の薄肉部
9を設け、薄肉部9の一側において係止凸条5cが係止
鍔2に深く係止するようにしたが、係る構成は必須では
ない。要は、破断予定部6において係止凸条5aが係止
鍔2に深く係止し、破断予定部6を破断しなくては開蓋
できない構造であればよい。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、口縁に係止鍔を有す
る容器本体と、周壁内側に前記係止鍔に係止する係止凸
条を有する蓋体とを組み合わせ、前記蓋体周壁の一側に
破断予定部を形成し、破断予定部を破断することにより
開蓋するようにしたので、前記破断予定部が封緘機能を
奏する。そして、開蓋後においても係止凸条を残存させ
れば、再閉蓋の際にも蓋体を本体に係止させることがで
き、比較的気密性のある閉蓋状態を得ることができる。
また、係止凸条と係止鍔との係止深さを適宜選択するこ
とにより、強固な閉蓋状態を得ることができる。したが
って、洗剤など比較的重く、かつ開蓋後における気密性
が要求されるものの包装用に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の蓋体を反転させた分解
斜視図である。
【図2】 同じく蓋体の斜視図である。
【図3】 同じく閉蓋状態の断面図である。
【図4】 同じく破断予定部における係止状態を示す断
面図である。
【図5】 同じく長縁部における係止状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 係止鍔 3 蓋体 4 周壁 5 係止凸条 6 破断予定部 7 薄肉部 8 摘み 9 薄肉部 10 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神戸 堯雄 岐阜県本巣郡巣南町十七条793番地 株式 会社型システム内 Fターム(参考) 3E084 AA05 AA14 AA24 BA02 CA03 CC03 DA03 DB01 DB09 DB11 DC03 FA08 FA09 GA06 GA08 GB06 GB12 KA15 KA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口縁に係止鍔を有する容器本体と、周壁
    内側に前記係止鍔に係止する係止凸条を有する容器の蓋
    体とを組み合わせてなり、前記蓋体周壁に破断予定部を
    形成し、前記破断予定部における係止凸条は、容器本体
    の係止鍔に深く係止するものとし、破断予定部における
    係止凸条と、破断予定部の対向部における係止凸条とで
    蓋体が容器本体に固着され、前記破断予定部を破断し、
    該部における係止凸条と係止鍔との係止を解除して開蓋
    し得るようにした、包装用容器の閉蓋装置
  2. 【請求項2】 蓋体は、屈曲用の薄肉部を有し、前記薄
    肉部を挟んだ前記破断予定部の反対側における係止凸条
    は破断予定部側よりも容器本体の係止鍔に深く係止する
    ものとした、請求項1記載の包装用容器の閉蓋装置
  3. 【請求項3】 蓋体の上面には、屈曲用の薄肉部を挟ん
    で係脱可能な係止部を形成し、屈曲した蓋体を開蓋状態
    に仮止めし得るようにした、請求項2記載の包装用容器
    の閉蓋装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013166588A (ja) * 2012-01-20 2013-08-29 Hiro-Plus Co Ltd プラスチック容器の開放構造
JP2016141435A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社吉野工業所 封かん容器

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US4721210A (en) * 1986-11-18 1988-01-26 Lawrence Richard R Tamper-evident package
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