JP5137652B2 - 蓋付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも開口部における外周面が該開口部側から底部に向かって半径方向内側に径が漸次減少する容器本体と該容器本体の開口部を閉塞する蓋付き容器に関する。
従来、容器等に対して栓抜きなどの開封器具を用いることなく蓋部材を開封できる手段として、蓋部材の天面壁に連なるスカート壁の一部に端縁から突出するようなプルリングなどの把持部が設けられ、該把持部の付け根からスカート壁、さらには天面壁に向かって上方へ延びている弱化線であるスコアを形成した蓋付き容器が知られている。
このような蓋付き容器の容器本体の開口部には、閉栓時に蓋部材を係止させるために、該開口部の周囲に容器本体の半径方向外側に突出するビード状の突状部を形成している(下記の特許文献1の従来例の図6参照)。しかしながら、特許文献1の従来技術にも記載されているとおり、容器本体を用いて飲料を飲む際には、突状部がユーザ等の唇に当たるため、官能的に飲みにくく、デザイン的にも高級感が失われる。
特許文献1には、このような突状部のない容器本体、すなわち外周面に突出した部分のない容器本体が開示されている。この特許文献1において開示されている蓋付き容器では、金属製の蓋部材の内周面に、容器本体の上縁部(開口部)に嵌合する凹溝を形成した環状の弾性部材を設け、蓋部材の中央部には、蓋付き容器の内外を連通する透孔を形成している。また、蓋部材の外面側には、透孔を閉塞する無着臭性のプラスチックフィルムよりなる封止片が配設されている。
このような蓋付き容器は、内容物を容器本体に入れた後、容器内を真空にすることによって、蓋部材を容器本体の開口部に密着せしめている。そして、蓋部材の封止片の外面には、封止片の全面を覆い、剥離時には封止片と一体に剥離する保護シール片が蓋本体に対して剥離自在に貼着されている。
容器本体から蓋部材を開栓するときには、保護シール片を剥離することによって、封止片が剥がれ、これによって、透孔が大気に開放されるため、容器内の真空度が失われて容器本体が開栓されるようにしている。
実用新案登録第3116673号公報
しかしながら、このように、蓋部材に透孔を形成したことにより、容器内の内容物が封止片や蓋部材の透孔面に接触することになり、品質を維持させるために、封止片の材質に特別な素材を必要としたり、蓋部材の透孔に品質を維持させるための何らかの処理をしなければならず、封止片はない方が望ましい。
その一方、容器内が減圧されているので、封止片のように容器内を大気に開放してから容器蓋を開栓しなければ、減圧力によって容器蓋が開けにくい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、容器内を減圧させることによって、容器本体の閉栓時に、蓋部材の閉塞力の信頼度を確実にすることができ、内容物の品質の維持についても、特別な技術を必要とせず、さらには容器本体の開栓時に、封止片を用いることなく、蓋部材を容易に外すことができる蓋付き容器を提供することを目的とする。
本発明の蓋付き容器は、上記目的を達成するために、少なくとも開口部側外周面が該開口部側から底部に向かって半径方向内側に径が漸次減少する容器本体と該容器本体を閉塞する蓋部材とからなる蓋付き容器であって、該蓋部材が金属製の蓋本体と該蓋本体の内面に配設され前記開口部の上縁に当接するライナーとを備え、 該蓋本体が、天面壁と、該天面壁の周縁部から下方に延びるスカート壁と、該スカート壁の下端の一部から突出する把持部と、該把持部を除いた前記スカート壁の下端に、外側に湾曲するカール部と、一対のスコアを備え、該把持部の両端の付根には切り欠き部が形成され、該切り欠き部の上端部の最深部には前記スコアの一端が位置し、該スコアは、前記把持部の付根から前記スカート壁を上方に天面壁とスカート壁のコーナー部まで延び、その後コーナー部を把持部と反対側に向かって弧状に前記ライナーの上面位置まで延び、更に天面壁の周を把持部から遠ざかる側へ前記ライナーの上面に沿って天面壁の周方向に延びる一対のスコアであり、前記蓋部材の容器本体への装着時に前記カール部を前記容器本体側に押圧して前記スカート壁の下端の内径を前記開口部外周面の最大外径部よりも小径に形成し、前記蓋本体を容器本体の開口部に保持するとともに、容器本体の内部を減圧状態で保持するようにした。
上記蓋付き容器の前記天面壁は、前記周縁部、該周縁部から半径方向内方に向かって下方に傾斜して延びる逆円錐台形状部、及び該逆円錐台形状部の内側の円形中央沈降部からなり、該周縁部の内周面に前記ライナーを配設するようにした。
上記蓋付き容器の前記一対のスコアは、天面壁の周辺のスコア終端部まで延びて形成され、前記蓋部材の上方から見て前記把持部の周方向中心と前記蓋部材の天面壁の中心とを結ぶ直線と該スコア終端部と前記蓋部材の天面壁の中心とを結ぶ直線とがなす角度αが90度より小さくするようにした。
本発明の蓋付き容器は、少なくとも開口部側外周面が該開口部側から底部に向かって半径方向内側に径が漸次減少する容器本体と該容器本体を閉塞する蓋部材とからなる蓋付き容器であって、該蓋部材が金属製の蓋本体と該蓋本体の内面に配設され前記開口部の上縁に当接するライナーとを備え、 該蓋本体が、天面壁と、該天面壁の周縁部から下方に延びるスカート壁と、該スカート壁の下端の一部から突出する把持部と、該把持部を除いた前記スカート壁の下端に、外側に湾曲するカール部と、一対のスコアを備え、該把持部の両端の付根には切り欠き部が形成され、該切り欠き部の上端部の最深部には前記スコアの一端が位置し、該スコアは、前記把持部の付根から前記スカート壁を上方に天面壁とスカート壁のコーナー部まで延び、その後コーナー部を把持部と反対側に向かって弧状に前記ライナーの上面位置まで延び、更に天面壁の周を把持部から遠ざかる側へ前記ライナーの上面に沿って天面壁の周方向に延びる一対のスコアであり、前記蓋部材の容器本体への装着時に前記カール部を前記容器本体側に押圧して前記スカート壁の下端の内径を前記開口部外周面の最大外径部よりも小径に形成し、前記蓋本体を容器本体の開口部に保持するとともに、容器本体の内部を減圧状態で保持するようにしたので、蓋付き容器内の直接の減圧と、カール部の減径による直接(外周面に当接)又は間接(外周面に非当接)的な閉栓とによる2重閉栓構造であり、容器本体の確実な閉栓状態を可能にすることができる。さらに、スコアを天面壁まで延ばしたことによって、カール部により360度ぐらいの範囲に亘って容器開口部を保持しているスカート壁の保持力を更に低減することができる。
上記蓋付き容器の前記天面壁は、前記周縁部、該周縁部から半径方向内方に向かって下方に傾斜して延びる逆円錐台形状部、及び該逆円錐台形状部の内側の円形中央沈降部からなり、該周縁部の内周面に前記ライナーを配設するようにしたので、蓋部材を容器本体に被せ、内部を減圧させた時に、円形中央沈降部の中央突出部が容器本体の底部側へ窪み、内部の減圧状態が確認でき、蓋部材と容器本体の密着性を確認できる。周縁部に隣接して下方に傾斜して延びる逆円錐台形状部を形成したので、周縁部の内側が凹形状となり、ライナーの配設を安定にし、十分な量を確保することができ、しかも、密閉性を向上させることができる。
上記蓋付き容器の前記一対のスコアは、天面壁の周辺のスコア終端部まで延びて形成され、前記蓋部材の上方から見て前記把持部の周方向中心と前記蓋部材の天面壁の中心とを結ぶ直線と該スコア終端部と前記蓋部材の天面壁の中心とを結ぶ直線とがなす角度αを90度より小さくなるようにしたので、スコアにより開栓力の低減をすると共に蓋を開栓後に簡単なリシールが可能となるのである。
以下、本発明の実施形態の蓋付き容器について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による蓋付き容器の一例を示す正面図、図2はその側面図、図3は図2X−X線方向における断面図である。
本発明に係る蓋付き容器1は、容器本体2と金属製の蓋部材3とを備えている。容器本体2は、本実施形態ではガラス製容器であるが合成樹脂で成形したものであってもよい。この容器本体2の特徴とするところは、少なくとも容器本体2の開口部5側の外周面6が開口部5側から底部7に向かって半径方向内側に径が漸次減少していることである。
径が漸次減少とは、図3に示すように、容器本体2の外周面の開口部5から底部7までの全体にわたって、径が漸次減少するものが含まれるが、少なくとも開口部5側における外周面6であって、蓋部材3で覆われる部分が漸次減少していることが必要である。したがって、開口部5側以外の部分は、凹凸があってもよく、直線形状であってもよく、容器本体の下側の形状を、円筒形、球形、四角形等の形状にしてもよい。
次に、このようなビード状の突部がない開口部5に、容器本体2を閉塞する蓋部材3について説明する。
図4のA〜Cは、容器本体2に装着する前の蓋部材3を示し、蓋部材3は蓋本体8とライナー9とから構成される。蓋本体8は、アルミニウム基合金薄板が最も好ましいが、クロム酸処理鋼薄板、ブリキ薄板等の適宜金属薄板をプレス等により絞り成形することにより形成することも可能である。この蓋本体8は、円板形状の天面壁11とこの天面壁11の周縁部から実質的に垂下する円筒状のスカート壁12とを備えている。スカート壁12の内径は、容器本体2の開口部5の最大外径部P(図5参照)の外径とほぼ同じ大きさを有している。
図3及び図5を参照にして、蓋本体8の天面壁11は、外側から順に、内方に延びる環状周縁部21、該環状周縁部21から天面壁11の半径方向内方に向かって下方に傾斜して延びる逆円錐台形状部22、及び該逆円錐台形状部22の内側の円形中央沈降部23からなる。
環状周縁部21の内周面には上述したライナー9が装着されている。ライナー9の材料は、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどの合成樹脂が用いられる。ライナー9は、環状周縁部21の内周面に充填されるようにして配設されている(図4のA参照)。このライナー9は、環状周縁部21の内周面に塗布された金属塗料などによって接着される。円形中央沈降部23の中央突出部23bは、円形中央沈降部23の周縁平坦部23aから上方に向かって僅かに膨張するような形状で突出されている。
図5に示すように、容器本体の上縁部は内側に水平部5aを形成し、その外周側は水平部5aから下方へ半径方向外側に向かって拡がる湾曲面5bを形成している。
スカート壁12の下端には、該スカート壁12の下縁部の一部に連結し、その端縁よりさらに下側へ突出するように突部14を形成し、突部14には、該突部14と共に把持部を形成するプルリング15が連結されている。プルリング15は、突部14から下方に、容器本体2の外周面6にほぼ沿うようにして延在させている(図5参照)。
突部14のスカート壁12への付根には、比較的小さな切り欠き部16が形成されている。切り欠き部16は、突部14の上端部で最深部となり、この切り欠き部16の最深部には、スコア18の一端が位置する一対のスコア18が形成されている。スコア18は、最深部からスカート壁12を高さ方向に横切り、天面壁11とスカート壁12のコーナー部まで延びるスカート壁側スコア18aと、コーナー部を把持部と反対側に弧状に延びるコーナー部スコア18cと、さらに天面壁11の周方向に延びる天面壁側スコア18bとが設けられている。このスコア18は一般に薄肉部から成る。
図6又は図7を参照にして、一方のスカート壁側スコア18aは、スカート壁12を上下方向へ延び、他方の天面壁側スコア18bは、プルリング15の位置とは反対側へ延び、天面壁11の周縁部に沿うように形成されている。天面壁側スコア18bが形成される個所は、容器本体2の上端部直上方位置の環状周縁部21であり、該環状周辺部21の内面にライナー9が装着されている位置である。したがって、スコア18bはライナー9の上面に沿って周方向に形成される。
この周方向に形成された一対の天面壁側スコア18bは、天面壁11の周辺のスコア終端部Eまで延びて形成され、蓋部材3の上方から見て把持部の一部であるプルリング15の周方向中心Tと蓋部材3の天面壁11の中心Oとを結ぶ直線TOとスコア終端部Eと蓋部材3の天面壁11の中心Oとを結ぶ直線EOとがなす角度αを90度より小さくなるようにしたので、スコアの破断による開栓力の低減と共に蓋の開栓後に簡単なリシールが可能となるのである。この角度αは50度より小さくなるようにした方が蓋開栓後のリシール性を向上させる点で好ましい。
このスコア18が形成されている薄肉部分は、図8の天面壁側スコア18bに示すように、薄肉に形成するなどして、他の部分よりも弱化させて、プルリング15を引っ張ることにより、蓋本体8の引き裂きが可能になるように形成されている。
スカート壁12の下端には、カール部19が形成されている。カール部19は、天面壁11の下端から半径方向外側へ向かい、さらにカール部19の基端側へ巻き戻して断面がほぼ円形形状に形成されている。カール部19は、突部14が形成されている部分を除いてスカート壁12の周方向に形成されている。
このような構成である蓋付き容器1は、容器本体2が以下のようにして閉栓される。
先ず、容器本体2の内部に、例えば酒などの内容物を入れる。内容物の温度は50〜60℃であり、内容物の充填量は、開口部5までいれることなく、減圧できる程度の空間を空ける必要がある。次に、容器本体2の開口部5に蓋部材3が装着される。この際、蓋部材3の環状周縁部21の内周面に配設したライナー9が、容器本体2の開口部5における水平部5a上に載置される。このとき、図示しない閉栓治具によって、蓋部材3の天面壁11を押圧するとともにカール部19を蓋本体8の半径方向内側へ押圧する。ライナー9は弾性を有するので、図5に示す容器本体2の上縁部である水平部5a及び湾曲面5b、さらには水平部5aから開口部5の内周面側と密着する。
蓋部材3のカール部19は、押圧用治具によって内側に減径し、容器本体2の開口部5における外周面の最大外径部Pの径よりも、蓋部材3のスカート壁12の下端部であるカール部19の内径が小さくなるように絞り形成する。絞り成形については、絞り部分であるカール部19の内周面が、容器本体2の外周面を押圧しないで接する程度の軽度のかしめでよい。ただし、カール部19が外周面を押圧することもできるし、隙間を空けてもよい。
一方、内容物の温度は、50〜60℃であるので、常温よりも高く自然冷却によって、蓋付き容器1の内部が減圧される。この減圧により、蓋部材3が容器本体2の内部側へ吸引されて、ライナー9が容器本体2の水平部5a及び湾曲面5bなどの容器本体2に接している部分が密着し、蓋付き容器1の内部の密閉性を図ることができる。この内部空間の減圧により、蓋部材3の天面壁11が吸引されて、その円形中央沈降部23に形成されている中央突出部23bが容器本体2の底部7側に窪む(図5中の二点鎖線参照)。この中央突出部23bが、窪むことによって、内部の減圧を確認することができ、さらには、蓋部材3と容器本体2の密着性を確認できる。
このようにして、容器本体2に蓋部材3を装着することができる。したがって、容器本体2の開口部5にビードが形成されていなくとも、従来の既存の設備で、容器本体2に蓋部材3を閉栓することができる。
上述したように、蓋付き容器1の内部は、減圧されてライナー9が密閉性を保持しているが、本実施形態では、さらに、容器本体2の開口部5における外周面の最大外径部Pの径よりも、蓋部材3のスカート壁12の下端側の内径が小さくなるように、形成されている。したがって、通常の取り扱いによる程度の力が作用しても、最大外径部Pを乗り越えることができず、蓋部材3が容器本体2から外れることがない。
蓋部材3の容器本体1への閉栓性についても、減圧とスカート壁12の下端部の軽い絞りによって、閉栓した2重構造であるので、確実な閉栓状態が可能になった。スカート壁12の周囲全体が開口部5の外周部の全体を一体的に覆っているので、外力を受けても、通常の範囲内の外力であれば、スカート壁12が外側に開くことがなく、蓋部材3が開口部5から離脱することがない。
このような、蓋付き容器1については、タンパーエビデント性を向上させるため、シュリンクフィルムを蓋部材3及び容器本体2の上部、若しくは全体にわたって覆うようにしても良い。
このような構成により、ユーザが容器本体2から蓋部材3を開栓するときは、プルリング15を指に差し込んで、プルリング15をスカート壁12の上方側へ引っ張って切断する。この際、まず、プルリング15を蓋部材3の径方向外方に引っ張り、スカート壁12のスコア18aを引き裂いた後、プルリング15を上方に引き上げて、天面壁11側の環状周縁部21まで形成されたコーナー部スコア18cを更に引き裂く。これにより、プルリング15の突部14の裏面に接着されているライナー9部分が、上方へめくり上がり、この部分におけるライナー9の密閉性が失われ、大気が容器本体2内に浸入する。
大気が容器本体2内に浸入すると、減圧による蓋部材3の天面壁11への吸引力が失われる。この状態では、コーナー部スコア18cが直上方へ引き裂かれただけであって、蓋部材3の下端には、カール部19が形成されており、カール部19は容器本体2の開口部5の最大外径部Pの径よりも小さく、この状態では、カール部19の強度が大きく蓋部材3を外すには、かなり力を必要とする。したがって、プルリング15をさらに蓋部材3の中心側へ引っ張ることによって、天面壁側スコア18bを引き裂く。こうして引き裂かれたスカート壁12の天面壁側スコア18bの切断部分が、カール部19を周方向外側へ拡げることができる。したがって、カール部19による保持力が低下し、容易に開口部5の最大外径部Pを乗り越えることができ、蓋部材3は容器本体2の開口部5から解き放され、容易に容器本体2を開栓できる。
天面壁11におけるプルリング15の側部から天面壁側スコア18bの終端部Eまでの長さ、すなわち、プルリング15の周方向中心Tと蓋部材3の天面壁11の中心Oとを結ぶ直線TOとスコア終端部Eと蓋部材3の天面壁11の中心Oとを結ぶ直線EOとがなす角度αは、開栓性と開栓後のリシール性のバランスにより決定することができるが、容器本体の半径方向外側に突出するビード状の突状部を形成するような容器開口部5の形状ではなく、本発明の容器開口部5の形状は、開口部5側外周面が開口部5側から底部7に向かって半径方向内側に径が漸次減少するように形成されているため、上記バランスの選択を容易にすることが可能となる。
このように本実施形態では、容器本体2の開口部5にビード状の突部のない容器本体2であっても、蓋部材3をその開口部5に保持することができるようになった。そのため、突部のない滑らかな形状をした開口部5にユーザの唇を当てて飲料を飲むことができ、ユーザは官能的に飲みやすく、口当たりが良い容器となる。内容物の品質維持についても、通常の蓋部材とかわりがないので、既存の蓋部材の品質維持の技術がそのまま適用することができる。
従来の容器本体では、開口部に形成されているビード状の突部に巻き込むようにしてかしめを形成したので、容器本体の材質を厚くする必要があったが、本実施形態では、カール部19の絞り部分が、容器本体2の外周面に当接しないように、若しくは当接しても圧力を加えないようにしたので、絞りを形成しても容器本体2に負荷がかからない。よって、本実施形態のように、容器本体2がガラス製である場合は、容器本体2の肉厚を薄くすることができる効果がある。これについては、合成樹脂製の容器本体にも同様のことがいえる。容器本体を薄くしたような場合は、家庭で使用されている市販のコップのように、意匠性に優れた形状にすることができるので、そのまま再利用が可能となり、リサイクルの手間を省略することもできる。
以上、本発明を実施形態に基づいて添付図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、更に他の変形あるいは修正が可能である。
例えば、上記実施形態では、蓋部材3の天面壁3の中央部に円形中央沈降部23を形成したが、この円形中央部沈降部23を省略して逆円錐台形状部22の周縁平坦部23aと面一形状にしてもよい。
本発明の実施の形態における蓋付き容器の蓋部材を閉塞した後の正面図である。 図1の蓋付き容器の蓋部材を閉塞した後の側面図(蓋部材のかしめ後)である。 図2の蓋付き容器のX−X線方向における断面図(蓋部材のかしめ前)である。 図1の蓋付き容器の蓋部材であって、Aは蓋部材を正面方向から見た一部破断断面図、Bは蓋部材の正面図、Cは側面図(A〜Cの蓋部材のかしめ前)である。 図3の蓋付き容器の開口部における拡大断面図(蓋部材のかしめ前)である。 図1の蓋付き容器のプルリング部及びスコアを示す斜視図である。 図1の蓋付き容器の蓋部材の平面図である。 図1の蓋付き容器のかしめ後の容器と蓋部材の係合状態を示す拡大断面図である。 図2の蓋付き容器の蓋部材のかしめ前の側面図である。
符号の説明
1 蓋付き容器
2 容器本体
3 蓋部材
5 開口部
6 外周面
7 底部
8 蓋本体
9 ライナー
11 天面壁
12 スカート壁
15 プルリング
18 スコア
18a スカート壁側スコア
18b 天面壁側スコア
19 カール部
21 環状周縁部
E 終端部

Claims (3)

  1. 少なくとも開口部側外周面が該開口部側から底部に向かって半径方向内側に径が漸次減少する容器本体と該容器本体を閉塞する蓋部材とからなる蓋付き容器であって、
    該蓋部材が金属製の蓋本体と該蓋本体の内面に配設され前記開口部の上縁に当接するライナーとを備え、
    該蓋本体が、天面壁と、該天面壁の周縁部から下方に延びるスカート壁と、該スカート壁の下端の一部から突出する把持部と、該把持部を除いた前記スカート壁の下端に、外側に湾曲するカール部と、一対のスコアを備え、該把持部の両端の付根には切り欠き部が形成され、該切り欠き部の上端部の最深部には前記スコアの一端が位置し、該スコアは、前記把持部の付根から前記スカート壁を上方に天面壁とスカート壁のコーナー部まで延び、その後コーナー部を把持部と反対側に向かって弧状に前記ライナーの上面位置まで延び、更に天面壁の周を把持部から遠ざかる側へ前記ライナーの上面に沿って天面壁の周方向に延びる一対のスコアであり
    前記蓋部材の容器本体への装着時に前記カール部を前記容器本体側に押圧して前記スカート壁の下端の内径を前記開口部外周面の最大外径部よりも小径に形成し、前記蓋本体を容器本体の開口部に保持するとともに、容器本体の内部を減圧状態で保持するようにしたことを特徴とする蓋付き容器。
  2. 前記天面壁は、前記周縁部、該周縁部から半径方向内方に向かって下方に傾斜して延びる逆円錐台形状部、及び該逆円錐台形状部の内側の円形中央沈降部からなり、該周縁部の内周面に前記ライナーを配設するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の蓋付き容器。
  3. 上記蓋付き容器の前記一対のスコアは、天面壁の周辺のスコア終端部まで延びて形成され、前記蓋部材の上方から見て前記把持部の周方向中心と前記蓋部材の天面壁の中心とを結ぶ直線と該スコア終端部と前記蓋部材の天面壁の中心とを結ぶ直線とがなす角度αが90度より小さいことを特徴とする請求項1又2記載の蓋付き容器。
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