JP2000033660A - 装飾シート - Google Patents

装飾シート

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JP2000033660A JP10182051A JP18205198A JP2000033660A JP 2000033660 A JP2000033660 A JP 2000033660A JP 10182051 A JP10182051 A JP 10182051A JP 18205198 A JP18205198 A JP 18205198A JP 2000033660 A JP2000033660 A JP 2000033660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾効果に優れた立体感及び金属外観が得ら
れるとともに、その金属外観が、立体感の付与のための
熱膨張性マイクロカプセルの加熱発泡の結果として低下
せしめられることがないような装飾シートを提供するこ
と。 【解決手段】 熱可塑性樹脂及び熱膨張性マイクロカプ
セルを含む膨張層と、金属層と、プライマー層とを記載
の順序で含んでなるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装飾シートに関し、
特に、金属外観のある凹凸模様を提供可能な装飾シー
ト、換言すると、メタリック調の凹凸模様を提供可能な
装飾シートに関する。さらに詳しく述べると、本発明の
装飾シートでは、金属外観のある装飾シートにパターン
状に凹凸を付与することができ、特に顕著な立体感が得
られるので、ラベル、ステッカー、エンブレム及びこれ
らに類する装飾シートとして有利に使用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、立体感のある装飾を提供するため
にいろいろなタイプの装飾シートが提案され、また、そ
れらの装飾シートの多くは、その装飾部分で熱膨張性の
マイクロカプセルあるいはそれに類似の膨張性材料を使
用し、その膨張の結果として所期の装飾効果を達成して
いる。
【0003】一例を示すと、例えば特開昭60−246
878号公報に記載の発明は、模様プリントレザーに関
するもので、フィルム基層表面に、加熱により膨張する
発泡剤入りマイクロカプセルを混入した印刷用インクに
て模様を印刷することを特徴としている。そして、この
発明によると、エンボス加工の必要性を排除するととも
に、エンボス加工の使用に原因して不可避的に発生して
いた、印刷した模様と凹凸の不一致を回避することがで
きるという効果がある。
【0004】また、特開昭63−273673号公報に
記載の発明は、バインダ、着色剤及び既発泡マイクロカ
プセルを含むことを特徴とする立体インクに関する。こ
の発明によると、インクの色そのままで立体感のある文
字、図形等を表記することができるという効果がある。
さらに、特開平2−295730号公報に記載の発明
は、不透明な基材上にマイクロカプセル型発泡剤を全固
形物中4重量%以下含む樹脂組成物の皮膜を形成し、発
泡させてなることを特徴とする化粧材料に関する。この
発明によると、発泡皮膜による立体感等の特徴を維持し
たまま、基材表面をぼんやりと透視してモヘア調を有す
る化粧材料が得られるという効果がある。
【0005】さらにまた、特開平3−50274号公報
に記載の発明は、発泡インクに関し、熱膨張性のマイク
ロカプセルの粒径を10〜30ミクロンとした微小球を
含有するインク中に、高熱伝導性の超微粒子等を加えた
ことを特徴としている。この発明によると、高周波で乾
燥するだけの作業で急速乾燥により立体画像を形成でき
るので、経済性を高め得るという効果がある。
【0006】以上に説明したような凹凸を有する装飾シ
ートは、一般的に、図1に断面で示すような層構成を有
している。すなわち、装飾シート20は、支持体層21
の上に、順番に、発泡可能なマイクロカプセル24を含
有する膨張層(図示の例では、発泡後のマイクロカプセ
ルが示されている)23、通常膨張層23の延長として
ある着色層22、そしてクリヤー層(又は透明保護層)
27を設けている。また、支持体層21の装飾側とは反
対の側には、剥離紙26の付いた粘着層25が設けられ
ている。このような層構成では、しかし、発泡した膨張
層23は、その層自身の凝集力が低いにもかかわらず、
それを保護している着色層22及びクリヤー層27に十
分な厚さがないので、装飾シート20の使用中などにそ
のシートに摩耗や衝撃が加わった場合、シートの装飾部
分(膨張層に対応する部分)に割れや脱落が生じ、外観
及び美観の著しい低下が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、した
がって、装飾効果に優れた立体感及び金属外観が得られ
るとともに、その金属外観が、立体感の付与のための熱
膨張性マイクロカプセルの加熱発泡の結果として低下せ
しめられることがないような装飾シートを提供すること
にある。
【0008】本発明の目的は、また、装飾シートの使用
中などにそのシートに摩耗や衝撃が加わった場合、熱膨
張性マイクロカプセルの発泡に由来するシートの装飾部
分に割れや脱落が発生することがないような装飾シート
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、本発明
によれば、熱可塑性樹脂及び熱膨張性マイクロカプセル
を含む膨張層と、金属層と、プライマー層とを記載の順
序で含んでなることを特徴とする装飾シートによって達
成することができる。本発明の装飾シートは、その好ま
しい1態様に従うと、膨張層、金属層及びプライマー層
に加えて、プライマー層の上に透明な支持体層及びクリ
ヤー層を順次有し、かつ膨張層の下に粘着層を有するこ
とができる。
【0010】また、熱可塑性樹脂及び熱膨張性マイクロ
カプセルを含む膨張層は、所望とする凹凸模様に対応し
て熱膨張性マイクロカプセルをパターン状に分布させて
含有するように構成されておりかつ、その膨張層中の熱
膨張性マイクロカプセルが加熱により発泡した後、マイ
クロカプセルを有する領域と有しない領域との間で5〜
80μmの層厚の差(以下、「発泡段差」ともいう)を
もたらすことができることが好ましい。
【0011】本発明の装飾シートでは、高温において金
属層に細かい亀裂が生じるのを防ぐプライマー層を金属
層上に設けたことにより、熱膨張性マイクロカプセルを
加熱により発泡させた場合でも金属外観を保ちながら凹
凸模様に由来する装飾効果を得ることができる。金属層
上のプライマー層は、通常、0.1〜300μmの層厚
を有していることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図3は、本発明による凹凸を有す
るメタリック調装飾シートの好ましい1形態を示した断
面図である。装飾シート10は、図示されるように、熱
膨張性マイクロカプセル4を含有する膨張層3(図示の
例では、加熱によりマイクロカプセル4が発泡せしめら
れ、凸部が形成されている)、金属層8及びプライマー
層9を含んでいる。また、図示の装飾シート10は、そ
れを支持体層を中心にしてみると、透明な支持体層1
と、その上に順次積層された、プライマー層9、金属層
8、熱膨張性マイクロカプセル4を含有する膨張層3、
そして粘着層5とを含んで構成されている。粘着層5に
は、膨張層3とは反対の側に、剥離紙6が設けられてい
る。また、支持体層1の表面(装飾シート10の観察
側)には、クリヤー層7が設けられている。
【0013】以下、本発明の装飾シートの各構成要素に
ついて具体的に説明する。本発明の凹凸を有するメタリ
ック調装飾シートにおいて、装飾シートの基体となる支
持体層は、透明性にすぐれ、それに積層されるプライマ
ー層やクリヤー層に対する良好な密着性を有する限りに
おいて限定されるものではなく、この技術分野において
一般的に用いられている透明な天然もしくは合成の支持
体材料のなかから適当な材料を任意に選択して使用する
ことができる。有利に使用することのできる支持体材料
は樹脂組成物であり、また、かかる樹脂組成物は、その
軟化点が、膨張層中で用いられる熱膨張性マイクロカプ
セル(以下、「発泡剤」ともいう)の熱膨張温度未満で
あることが好ましい。すなわち、樹脂組成物の軟化点
は、好ましくは、使用する発泡剤の熱膨張温度によって
変動するけれども、100〜180℃もしくはそれ以下
の範囲である。適当な樹脂組成物としては、例えば、ポ
リ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン等の樹脂を挙げ
ることができる。かかる支持体層の層厚は、特に限定さ
れないというものの、通常、20〜300μmであるの
が好ましく、さらに好ましくは、50〜150μmであ
る。支持体層の層厚が20μmを下回ると、十分な耐摩
耗性が得られなくなり、反対に300μmを上回ると、
凹凸模様の形成に基づく立体感が薄れ、装飾効果が不鮮
明になる。
【0014】支持体層の上に積層されるプライマー層
は、透明性に優れ、膨張層にパターン状で含まれる発泡
剤の熱膨張温度(すなわち、100〜180℃の高温)
において金属層に細かい亀裂が発生するのを防ぐことが
できるものであれば、いかなる材料から構成されていて
もよい。プライマー層の形成に適当な材料の例は、以下
に列挙するものに限定されるわけではないけれども、シ
リコーン変性ウレタン樹脂、肉薄のポリエチレンテレフ
タレート樹脂等の樹脂材料を包含する。プライマー層の
層厚は、0.1〜300μmが好ましく、さらに好まし
くは0.1〜100μmである。プライマー層の層厚が
0.1μmを下回ると、プライマーとしての効果が発現
しなくなり、反対に300μmを上回ると、成膜が困難
になる。
【0015】プライマー層の上に積層される金属層は、
各種の金属材料から形成することができる。適当な金属
材料の例は、以下に列挙するものに限定されないけれど
も、アルミニウム、クロム、錫、金、銀、ニッケル、チ
タン等の金属やその合金、あるいはその酸化物、例えば
酸化チタンなど、硫化亜鉛等の金属化合物、その他を包
含する。また、金属層は、アルミニウムインクのような
メタリックインクから形成してもよい。金属層の成膜に
は、常用の成膜技術、例えば、スパッタリング法、電子
ビーム、高周波加熱等による真空蒸着法、メッキ法、ラ
ミネート法、スクリーン印刷法などを使用することがで
きる。かかる金属層の層厚は、特に限定されないという
ものの、生産性や得られる装飾性を考慮して、50Å〜
100μmの範囲が好適であり、さらに好ましくは、1
00Å〜50μmの範囲である。金属層の層厚が50Å
を下回ると、装飾的な金属外観が得られず、反対に10
0μmを上回っても、得られる金属外観により以上の改
善を認めることができない。
【0016】立体感のある装飾効果にプラスして金属外
観を得ることに関して、もしも図1に示したような従来
の装飾シートにおいてその着色層に代えて金属層を使用
した場合には、凸部を形成する目的で熱膨張性マイクロ
カプセルの加熱発泡を行うと、隣接する金属層が細かく
変形して白化するため、金属層に由来する金属外観を維
持することが不可能となる。
【0017】本発明の凹凸を有するメタリック調装飾シ
ートにおいて、凸部を形成する膨張層は、上記したよう
に、熱可塑性樹脂を主剤とし、この熱可塑性樹脂中に発
泡剤としての熱膨張性マイクロカプセルを所望とするパ
ターンで封入し、分散させた構造を有している。マイク
ロカプセルが封入されるべき熱可塑性樹脂は、特に限定
されるわけではないけれども、好ましくは、発泡剤とし
ての熱膨張性マイクロカプセルの熱膨張温度以下で軟化
可能な樹脂、例えばウレタン樹脂、特にポリウレタン樹
脂などである。
【0018】発泡剤として使用する熱膨張性マイクロカ
プセルは、この技術分野において通常用いられているも
のであることができる。すなわち、熱膨張性マイクロカ
プセルは、薄い外殻部と、その内部に包み込まれた芯部
とからなる。このようなマイクロカプセルは、その熱膨
張温度まで加熱することにより、その外殻部が軟化する
とともに、その芯部が気化して膨張し、マイクロカプセ
ル自体も膨張する。かかる膨張の結果、膨張層のマイク
ロカプセル含有領域(装飾部分)が隆起し、所望とする
立体感のある装飾効果が得られる。マイクロカプセルの
熱膨張温度、すなわち、マイクロカプセルが上記のよう
な膨張を生じる温度は、マイクロカプセルの外殻部及び
芯部を構成する材料によって変動するというものの、一
般には100〜180℃の範囲である。
【0019】適当な熱膨張性マイクロカプセルは、その
一例を示すと、塩化ビニリデン・アクリロニトリル共重
合体から外殻部を構成し、さらにその外殻部の内部にイ
ソブタンを封入して芯部を構成することによって、有利
に調製することができる。なお、このような熱膨張性マ
イクロカプセルは、例えば、日本フィライト社から「エ
クスパンセル(EXPANCELTM)」として商業的に
入手可能である。「エクスパンセル」なるマイクロカプ
セルは、通常の粒径が平均して10μmであるが、熱膨
張の結果、約40μmまで大きく膨張することができ
る。
【0020】膨張層の層厚は、その内部に分散せしめら
れるマイクロカプセルの大きさ、量、膨張の程度や装飾
シートの所望とする装飾効果の程度などのいろいろなフ
ァクタによって変動するが、一般的に5〜100μmの
範囲にあるのが好ましく、さらに好ましくは10〜80
μmの範囲である。膨張層の層厚が5μmを下回ると、
立体感が発現しにくくなり、反対に100μmを上回る
と、装飾シート表面の膨張した部分の表面平滑性が悪く
なり、外観上好ましくない。
【0021】また、膨張層における熱膨張性マイクロカ
プセルの含有量は、膨張層の全量を基準にして、好まし
くは5〜40重量%、さらに好ましくは10〜40重量
%である。マイクロカプセルの含有量が5重量%を下回
ると、立体感が発現しにくくなり、反対に40重量%を
上回ると、発泡部分と非発泡部分との段差が大きくな
り、装飾シートを被着体に貼付した時に段差部分の圧着
不足によりシートに空気溜まりが発生する。
【0022】膨張層は、好ましくは、所望とする装飾模
様に対応して、熱膨張性マイクロカプセルがパターン状
で分布するように形成される。このような膨張層の部分
的形成は、いろいろな手法に従って行うことができると
いうものの、有利には、スクリーン印刷法を使用して、
特にシルクスクリーン印刷法を使用して行うことができ
る。所望とする装飾模様に応じて、使用するスクリーン
を変更し、また、そのメッシュサイズをコントロールす
ることができる。
【0023】本発明のメタリック調装飾シートでは、装
飾シートを被着体に接合するため、膨張層の上に粘着層
が形成される。ここで、粘着層は、膨張層との密着性が
よく、かつ被着体となる金属、プラスチック、木材、樹
脂塗料表面等に対するシートの密着性を向上させること
ができるものであれば、いかなる粘着剤から形成しても
よい。適当な粘着剤として、例えば、アクリル樹脂系の
粘着剤を挙げることができる。粘着層の層厚は、特に限
定されないというものの、通常、5〜50μmの範囲が
好ましく、さらに好ましくは20〜40μmの範囲であ
る。粘着層の層厚が5μmを下回ると、十分な接着力が
得られず、反対に50μmを上回ると、塗布することが
困難になる。
【0024】粘着層の表面には、この技術分野において
通常行われているように、剥離紙を施すのが好ましい。
剥離紙は、例えば、シリコーン樹脂等の離型剤が被覆し
てある紙、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の
支持体シート又はフィルムであることができる。支持体
シート又はフィルムは、膨張層を加熱により膨張させる
時、変形を生じないものが好ましい。
【0025】本発明のメタリック調装飾シートでは、さ
らに、その装飾シートの表面を保護するなどの目的のた
め、支持体層の観察側にクリヤー層を被覆することが好
ましい。この最上層として用いられるクリヤー層の材料
は、透明性にもすぐれたものであるならば、特に限定さ
れるものではない。耐候性、耐水性等を有しているもの
が好ましい。適当なクリヤー層の材料としては、その下
地の支持体層との密着性に優れた材料、例えば、フッ素
系樹脂塗料、熱硬化性ウレタン塗料、紫外線硬化性塗料
等の無色の塗料を挙げることができる。このクリヤー層
の層厚は、特に限定されないというものの、通常、5〜
50μmであるのが好ましく、さらに好ましくは10〜
30μmである。クリヤー層の層厚が5μmを下回る
と、十分な耐候性などが発揮されず、反対に50μmを
上回ると、塗布することが困難になる。
【0026】本発明による凹凸を有するメタリック調装
飾シートは、基本的に、この技術分野において一般的に
使用されている技法をそのまま、あるいは本発明に合わ
せて適宜変更して使用し、製造することができる。例え
ば、本発明による装飾シートは、下記の工程を経て製造
することができる。
【0027】1.透明な樹脂組成物からなる支持体層の
調製。 2.支持体層の上におけるプライマー層の形成。 3.プライマー層の上における金属層の形成。 4.金属層の上における膨張層の形成。 5.発泡剤の熱膨脹温度未満での乾燥。
【0028】6.剥離紙付きの粘着層の貼付。 7.加熱による膨張層の発泡。 8.クリヤー層の積層。 以上のような一連の工程を経て、立体感に優れたメタリ
ック調装飾シートを製造することができる。なお、上記
した工程は、必要に応じて、本発明の効果に対して悪影
響を及ぼさない限り、実施の順序を変更してもよい。
【0029】
【実施例】以下、本発明をその実施例を参照して説明す
る。しかし、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではないことを理解されたい。例1 サンプル1(比較例)の製造 本例では、比較のため、図2に示すような層構成のメタ
リック調装飾シートを製造した。すなわち、本例で製造
した装飾シート30は、支持体層31の裏側を剥離紙3
6付きの粘着層35で被覆するとともに、支持体層31
の装飾側に、熱膨張性マイクロカプセル34を有する膨
張層33及び金属層38を順次積層する層構成を有して
いる。
【0030】支持体層として、その片面に剥離紙付き粘
着剤(アクリル系粘着剤、層厚30μm)が塗布された
軟質塩化ビニルフィルム、ScotchcalTM 36
50(住友スリーエム社のブランド商品、層厚50μ
m)を用意した。この支持体層の、粘着剤が塗布された
面とは反対側の面に膨張層を積層した。発泡剤としての
熱膨張性マイクロカプセル、EXPANCELTM551
DU(日本フィライト社製)を用意し、これを下記の第
1表に記載の濃度(5〜50重量%、重量比2〜50
%)でポリウレタン系インク、FL510トナー(商品
名、住友スリーエム社製)に混合し、さらに石油系溶
剤、S/C3911シンナー(商品名、住友スリーエム
社製)で、シルクスクリーン印刷可能な程度の粘度まで
希釈した。得られた塗布液を100メッシュ印刷版を用
いて所望のパターンで支持体層上に印刷し、室温で指触
乾燥した。
【0031】次いで、得られた膨張層の上に金属層を、
蒸着源としてのスズから、層厚600Åで真空蒸着によ
り形成した。金属層の形成後、膨張層を膨張させるた
め、120℃で5分間加熱した。しかし、この加熱の時
点で、下記の第1表の「金属及び凹凸外観」(目視観察
の結果)の欄で説明するように、発泡剤の含有量を異に
するいずれのサンプル1においても、マイクロクラック
に伴う金属層の白化が起こり、外観上の不都合が発生し
た。例2 サンプル2(本発明例)の製造 本例では、図3を参照して先に説明したような層構成の
メタリック調装飾シートを製造した。
【0032】支持体層を熱可塑性ウレタン樹脂から調製
した。仮の基材としてポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを用意し、その片面に、熱可塑性ウレタン樹脂、N
eoRezTMR960(ゼネカ社製)をバーコーターで
塗布し、乾燥してフィルム状に成形した。層厚50μm
のウレタン樹脂製支持体層が得られた。次いで、得られ
た支持体層の、ポリエチレンテレフタレートフィルムを
有しない面にプライマー層を形成した。シリコーン変性
ポリエステル、UD−460TM(バイエル合成シリコー
ン社製)とイソシアネートZ4470TM(住友バイエル
ウレタン社製)を重量比100:70で混合した後、支
持体層の表面に塗布し、180℃で5分間乾燥した。層
厚5μmの、シリコーン変性ウレタンからなるプライマ
ー層が得られた。得られたプライマー層の上にさらに、
蒸着源としてのスズから、層厚600Åで真空蒸着によ
り金属層を形成した。
【0033】金属層の形成に続けて、膨張層を積層し
た。発泡剤としての熱膨張性マイクロカプセル、EXP
ANCELTM551DU(日本フィライト社製)を用意
し、これを下記の第1表に記載の濃度(5〜50重量
%、重量比2〜50%)でポリウレタン系インク、FL
510トナー(商品名、住友スリーエム社製)に混合
し、さらに石油系溶剤、S/C3911シンナー(商品
名、住友スリーエム社製)で、シルクスクリーン印刷可
能な程度の粘度まで希釈した。得られた塗布液を100
メッシュ印刷版で所望のパターンで支持体層上に印刷
し、室温で指触乾燥した。
【0034】次いで、得られた膨張層の上に粘着層を積
層した。アクリル系粘着剤、RD−2738(商品名、
住友スリーエム社製)を乾燥膜厚45μmとなるよう
に、剥離紙上にバーコーターで塗布し、100℃で3分
間乾燥させた。得られた剥離紙付きの粘着層と先の工程
で作製した膨張層をラミネータで貼り合わせた。得られ
た積層体から支持体層上の仮の基材(ポリエチレンテレ
フタレートフィルム)を剥がし、膨張層を膨張させるた
め、前記例1と同様に120℃で5分間加熱した。発泡
剤の発泡の結果として、膨張層が隆起し、金属層に凹凸
が形成された。最後に、仮の基材を剥離した後の支持体
層の表面にウレタン系クリヤー塗料、GA−3(商品
名、住友スリーエム社製)を260メッシュ印刷版を用
いてスクリーン印刷し、85℃で90分間乾燥した。図
3に示すような層構成の目的とするサンプル2が得られ
た。
【0035】得られたサンプル2の外観を目視により観
察したところ、下記の第1表の「金属及び凹凸外観」の
欄で説明するように、発泡剤の含有量を異にするいずれ
のサンプル2においても、満足し得る結果が得られた。
さらに続けて、得られたサンプル2の発泡段差の有無に
よる基材に対する貼付性の変化を評価するため、それぞ
れのサンプル2(発泡段差、5〜110μm)をプラス
チックスキージを用いて基材の表面に貼り付けた。ここ
で使用した基材は、メラミン樹脂塗料を塗装した塗装鋼
板であり、比較のため、被着面が乾燥している状態のも
のと、霧吹きで水を吹き付けて被着面が水濡れ状態のも
のを用意した。得られた結果を次の第2表に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】上記第2表に記載の結果から理解されるよ
うに、本発明に従うと、基材に水を吹き付けた状態で
も、貼り付け可能な範囲が広がり、発泡段差が98μm
以下であれば、何らの障害もなく装飾シートの貼付が可
能である。さらに、第1表に記載の結果から、金属外観
及び凹凸外観ともに満足する装飾シートは発泡段差が5
μm以上であることから、金属外観及び凹凸外観ならび
に貼付性のすべてを満足させることのできる発泡段差は
5〜98μmの範囲、さらに好ましくは10〜79μm
の範囲である。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、いろいろな場所に任意に貼着して使用することがで
き、しかも立体感及び金属外観に優れ、注目すべき装飾
効果を発揮することのできる装飾シートが得られる。こ
の装飾シートでは、装飾シートに立体感を持たせるため
に、膨張層の熱膨張性マイクロカプセルを加熱発泡させ
た時に、金属層に隣接させたプライマー層の働きによ
り、金属層に細かい変形が生じ、白化現象が生じること
を防止できるので、金属層に由来する金属外観を安定に
維持することができる。また、この装飾シートでは、装
飾効果のもととなる装飾部分が透明な支持体層とクリヤ
ー層の2層によって被覆及び保護されているので、摩耗
や衝撃によって装飾部分に割れなどの欠陥が入ることも
なければ、装飾部分が脱落してしまうこともない。よっ
て、本発明の装飾シートは、幅広い分野において装飾目
的で有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の装飾シートの一構成例を示した断面図で
ある。
【図2】実施例で比較目的に使用した装飾シートの構成
を示した断面図である。
【図3】本発明による装飾シートの好ましい1態様を示
した断面図である。
【符号の説明】
1…支持体層 3…膨張層 4…熱膨張性マイクロカプセル 5…粘着層 6…剥離紙 7…クリヤー層 8…金属層 9…プライマー層 10…装飾シート
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Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂及び熱膨張性マイクロカプ
    セルを含む膨張層と、金属層と、プライマー層とを記載
    の順序で含んでなることを特徴とする装飾シート。
  2. 【請求項2】 前記プライマー層の上にさらに透明な支
    持体層及びクリヤー層を順次含んでおり、かつ前記膨張
    層の下に粘着層を含んでいることを特徴とする請求項1
    に記載の装飾シート。
  3. 【請求項3】 前記膨張層が所望とする凹凸模様に対応
    して熱膨張性マイクロカプセルをパターン状に分布させ
    て含有するように構成されておりかつ、前記膨張層中の
    熱膨張性マイクロカプセルが加熱により発泡した後、前
    記マイクロカプセルを有する領域と有しない領域との間
    で5〜80μmの層厚の差をもたらすことができること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の装飾シート。
  4. 【請求項4】 前記プライマー層が0.1〜300μm
    の層厚を有していることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の装飾シート。
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