JP2000033019A - 組立て枠の接合構造 - Google Patents

組立て枠の接合構造

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JP2000033019A
JP2000033019A JP10219794A JP21979498A JP2000033019A JP 2000033019 A JP2000033019 A JP 2000033019A JP 10219794 A JP10219794 A JP 10219794A JP 21979498 A JP21979498 A JP 21979498A JP 2000033019 A JP2000033019 A JP 2000033019A
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Shigehisa Maruyama
重久 丸山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ビスによる締結箇所の数を減少しながらも、
組立て強度を確保する。 【解決手段】 ポスト枠材に1対の取付穴12,12が
上下方向へ、一定ピッチで、ビーム枠材の両端部分には
1個の結合穴13を形成する。結合金具にポスト取付面
61とビーム取付面62を設け、ポスト取付面に1対の
取付ビス穴64を備える。ビーム取付面に1個の結合ビ
ス穴65を設け、両ビス穴はバーリング加工した下穴
に、ネジ溝を加工することにより形成する。取付ビスに
より結合金具のポスト取付面をポスト枠材に取り付け、
結合ビスによりビーム枠材の長辺側面を結合金具のビー
ム取付面に結合する。この結合状態で、ビーム枠材の小
口端面112,がポスト枠材の側面101に面合するよ
うに組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、一般家庭や
店舗向けとして提供される組み立て家具(組立て棚、組
立て椅子、組立てテーブル等)の骨組みとなる組立て枠
の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、組み立て家具の骨組みとなる組立
て枠は、ポスト枠材と、このビーム枠材とが結合金具を
介して接合されたもので、その接合構造については、種
々のものが提案されている。
【0003】この場合、組立て枠の組立てに際しては、
ポスト枠材に対する結合金具の取り付け作業と、結合金
具に対するビーム枠材の結合作業とがあり、従来では、
これらの取り付け作業や結合作業はビスとナットの締結
によって行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、組立て枠に
ついては、ナット等の備品点数を減少すること、組立て
作業を簡素にすること、組立て強度を保持することが要
求されている。
【0005】この点について、従来では、ビスとナット
の締結によるため、ビスのほかにナットを備品として用
意する必要があり、備品点数を減少することができな
い。又、ビスとナットの締結によるため、片手でナット
と摘み、他方の手でビスを螺合していく等の手間を要
し、締結作業を簡素にすることができない。さらに、組
立て強度を保持するためにはビスとナットの締結箇所を
多くしなければならず、このため、備品点数の増加及び
組立て手間の増加を招くことになるし、加えて、ビーム
枠材や結合金具に形成するビス穴の加工数が増加するな
ど、加工コストの面でも不利になるという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するためになされたもので、ナットを廃止することによ
り備品点数を減少するとともに、締結作業を簡単にし、
特に、ビスによる締結箇所の数を減少しながらも組立て
強度を確保することができるようにして、備品点数の減
少、組立て作業の簡素化、組立て強度の保持ができる組
立て枠の接合構造を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明(請求項1)の組立て枠の接合構造は、断
面長方形のポスト枠材と、このポスト枠材と同一断面形
状のビーム枠材とが結合金具を介して接合される組立て
枠の接合構造であって、前記ポスト枠材には上下に配置
された2個1対の取付穴が長辺側面間に貫通して上下方
向に一定ピッチで形成され、前記ビーム枠材の両端部分
には1個の結合穴が長辺側面間に貫通して形成され、前
記結合金具にはポスト枠材の長辺側面に取り付けられる
ポスト取付面と、ビーム枠材の長辺側面を取り付けるた
めのビーム取付面が形成され、前記ポスト取付面には前
記取付穴に対応する2個1対の取付ビス穴が形成され、
前記ビーム取付面には前記結合穴に対応する1個の結合
ビス穴が形成され、前記取付ビス穴及び結合ビス穴はバ
ーリング加工された下穴にネジ溝を加工することにより
形成され、前記取付ビス穴と取付穴を符合して取付ビス
により結合金具のポスト取付面がポスト枠材の長辺側面
に取り付けられ、結合ビス穴と結合穴を符合して結合ビ
スによりビーム枠材の長辺側面が結合金具のビーム取付
面に結合され、その結合状態で、ビーム枠材の小口端面
がポスト枠材の側面に面合するように組み立てられる構
成とした。
【0008】この場合、結合金具はポスト取付面と直交
したビーム取付立面を有するアングルプレートで形成さ
れ、ビーム枠材の長辺側面が結合金具のビーム取付立面
に結合された状態で、ビーム枠材の小口端面がポスト枠
材の長辺側面の中程部に面合するように組み立てられる
態様(請求項2)がある。
【0009】又、結合金具はポスト取付面と均一面とな
ったビーム取付平面を有するフラットプレートで形成さ
れ、ビーム枠材の長辺側面が結合金具のビーム取付平面
に結合された状態で、ビーム枠材の小口端面がポスト枠
材の短辺側面に一致して面合するように組み立てられる
態様(請求項3)がある。
【0010】又、結合金具はポスト取付面と直交したビ
ーム取付立面及びポスト取付面と均一面となったビーム
取付平面を有するL形プレートで形成され、ビーム枠材
の長辺側面が結合金具のビーム取付立面に結合された状
態で、ビーム枠材の小口端面がポスト枠材の長辺側面の
中程部に面合すると共に、ビーム枠材の長辺側面が結合
金具のビーム取付平面に結合された状態で、ビーム枠材
の小口端面がポスト枠材の短辺側面に一致して面合する
ように組み立てられる態様(請求項4)がある。
【0011】この組立て枠では、2本のポスト枠材間に
ビーム枠材が架設状態に取り付けられるもので、このビ
ーム枠材の両端がそれぞれポスト枠材に結合金具を介し
て接合される。
【0012】この場合、結合金具が取付ビス穴を取付穴
に符合して2個の取付ビスによりポスト枠材に取り付け
られ、この結合金具に対してビーム枠材が結合穴を結合
ビス穴に符合して1個の結合ビスにより結合され、その
結合状態で、ビーム枠材の小口端面がポスト枠材の側面
に面合するように組み立てられる。
【0013】このように、ビーム枠材の小口端面がポス
ト枠材の側面に面合しているため、ビーム枠材を架設す
る2本のポスト枠材はその対向方向への荷重がビーム枠
材によって受け止められ、離反方向への荷重に対しての
み結合ビスによって受け止めればよい。従って、1個の
結合ビスでビーム枠材を結合金具に対して結合しても、
その結合強度を確保することができる。
【0014】以上のように、1個の結合ビスでビーム枠
材を結合金具に対して結合しながら、その結合強度を確
保することができるため、それだけ備品点数を減少する
ことができるし、組立て作業の簡素化を図ることができ
る。尚、ポスト枠材に対する結合金具の取り付けは、2
本の取付ビスによって行ない、結合金具を確実にポスト
枠材に取り付けておくことになる。
【0015】又、取付ビス穴及び結合ビス穴がバーリン
グ加工された下穴にネジ溝を加工することにより形成さ
れているため、この取付ビス穴及び結合ビス穴がナット
の代用となり、ナットを廃止することができる。従っ
て、備品点数を減少するとともに、締結作業を簡単にす
ることができる。
【0016】又、結合金具には、アングルプレートで形
成されものと、フラットプレートで形成されもの、L形
プレートで形成されものがある。
【0017】アングルプレートによる結合金具を使用す
ると、ビーム枠材はビーム取付立面に結合された状態
で、その小口端面がポスト枠材の長辺側面の中程部に面
合するように組み立てられる。このように、ビーム枠材
の小口端面がポスト枠材の長辺側面の中程部に面合して
いるため、ポスト枠材は、ビーム枠材からの荷重を長辺
側面の中程部で受け止めることができ、その結合強度が
向上する。
【0018】又、フラットプレートによる結合金具を使
用すると、ビーム枠材はビーム取付平面に結合された状
態で、その小口端面がポスト枠材の短辺側面に一致して
面合するように組み立てられる。このように、ビーム枠
材の小口端面がポスト枠材の短辺側面に一致して面合し
ているため、ポスト枠材は、ビーム枠材からの荷重を短
辺側面の全面で受け止めることができ、その結合強度が
向上するし、又、ビーム枠材とポスト枠材は、その側面
が均一になって段差がなくなるため、スッキリとした外
観となり、見栄えが向上する。
【0019】又、L形プレートによる結合金具を使用す
ると、1個の結合金具を共通しながら、ポスト枠材に対
して2本のビーム枠材が直角になるように接合できるも
ので、一方のビーム枠材はビーム取付立面に結合された
状態で、その小口端面がポスト枠材の長辺側面の中程部
に面合し、他方のビーム枠材はビーム取付平面に結合さ
れた状態で、その小口端面がポスト枠材の短辺側面に一
致して面合するように組み立てられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は実施の第1形態に係る組立て棚
の斜視図、図2はこの組立て棚の骨組みとなる組立て枠
の接合構造を示すもので、図1のA部を示す平面断面
図、図3はその斜視図、図4はこの組立て棚の骨組みと
なる組立て枠の接合構造を示すもので、図1のB部を示
す斜視図である。
【0021】この組立て棚は、骨組みとなる組立て枠1
と、この組立て枠1の上端部及び中間部に設けたハンガ
ーパイプ2,2と、組立て枠1の下端部に設けた引出し
用棚板3及び引出し箱4と、その引出し箱4の上方に設
けた棚板5とで構成されている。
【0022】前記組立て枠1は、断面長方形の4本のポ
スト枠材10と、このポスト枠材10と同一断面形状の
ビーム枠材11a,11bとが結合金具を介して接合さ
れたもので、この場合、4本のポスト枠材10が4隅部
に配置され、組立て枠1の上端部、下端部、中間上部、
中間下部の合計4段でそれぞれビーム枠材11a,11
bが2本のポスト枠材10,10間に架設状態に取り付
けられている。
【0023】尚、前記ポスト枠材10には、上下に配置
された2個1対の取付穴12,12が長辺側面101,
101間に貫通して上下方向に一定ピッチで形成され、
又、ビーム枠材11a,11bの両端部分には1個の結
合穴13が長辺側面111,111間に貫通して形成さ
れている。
【0024】次に、各ポスト枠材10に対するビーム枠
材11a,11bの接合構造を説明する。組立て枠1の
上端部、下端部、中間下部については、4隅の各ポスト
枠材10に対して長尺ビーム枠材11aと短尺ビーム枠
材11bとの2本のビーム枠材が直角になるようにそれ
ぞれL形プレートによる結合金具60によって接合され
ている。
【0025】このL形プレートによる結合金具60は、
図2及び図3(図1のA部)で示すように、ポスト枠材
10の長辺側面101に取り付けられるポスト取付面6
1と、長辺ビーム枠材11aの長辺側面111を取り付
けるためのビーム取付立面62及び短辺ビーム枠材11
bの長辺側面111を取り付けるためのビーム取付平面
63が形成され、ビーム取付立面62はポスト取付面6
1と直交し、ビーム取付平面63はポスト取付面61と
均一面になっている。
【0026】又、前記ポスト取付面61には前記取付穴
12に対応する2個1対の取付ビス穴64が形成され、
前記ビーム取付立面62及びビーム取付立面63には前
記結合穴13に対応する1個の結合ビス穴65が形成さ
れている。尚、この取付ビス穴64及び結合ビス穴65
はバーリング加工された下穴にネジ溝をタップ加工する
ことにより形成されている。
【0027】そして、このL形プレートによる結合金具
60を用いた接合構造は、結合金具60のポスト取付面
61が取付ビス穴64と取付穴12を符合して取付ビス
90によりポスト枠材10の長辺側面101に取り付け
られている。他方、長尺ビーム枠材11aの長辺側面1
11が結合ビス穴65と結合穴13を符合して結合ビス
91により結合金具60のビーム取付立面62に結合さ
れ、その結合状態で、長尺ビーム枠材11aの小口端面
112がポスト枠材10の長辺側面101の中程部に面
合している。又、短尺ビーム枠材11bの長辺側面11
1が結合ビス穴65と結合穴13を符合して結合ビス9
1により結合金具60のビーム取付平面63に結合さ
れ、その結合状態で、短尺ビーム枠材11bの小口端面
113がポスト枠材10の短辺側面102に一致して面
合したものとなっている。
【0028】次に、組立て枠1の中間上部については、
背面側の両ポスト枠材10に対して長尺ビーム枠材11
aと短尺ビーム枠材11bとの2本のビーム枠材が直角
になるようにL形プレートによる結合金具60によって
接合され、正面側の両ポスト枠材10に対しては短尺ビ
ーム枠材11bがフラットプレートによる結合金具70
によって接合され、正面は開放されている。この場合の
L形プレートによる結合金具60は、上記したものと同
一であるため、その構成及び接合構造の説明は省略す
る。
【0029】前記フラットプレートによる結合金具70
は、図4(図1のB部)に示すように、ポスト枠材10
の長辺側面101に取り付けられるポスト取付面71
と、短尺ビーム枠材11bの長辺側面111を取り付け
るためのビーム取付平面72が形成され、このビーム取
付平面72はポスト取付面71と均一面になっている。
【0030】尚、前記ポスト取付面71には前記取付穴
12に対応する2個1対の取付ビス穴74が形成され、
ビーム取付平面72には前記結合穴13に対応する1個
の結合ビス穴75が形成され、又、この取付ビス穴74
及び結合ビス穴75がバーリング加工された下穴にネジ
溝をタップ加工することにより形成されている点は、前
記L形プレートによる結合金具60と同様である。
【0031】そして、このフラットプレートによる結合
金具70を用いた接合構造は、結合金具70のポスト取
付面71が取付ビス穴74と取付穴12を符合して取付
ビス90によりポスト枠材10の長辺側面101に取り
付けられている。他方、短尺ビーム枠材11bの長辺側
面111が結合ビス穴75と結合穴13を符合して結合
ビス91により結合金具70のビーム取付平面72に結
合され、その結合状態で、短尺ビーム枠材11bの小口
端面113がポスト枠材10の短辺側面102に一致し
て面合したものとなっている。
【0032】尚、前記ハンガーパイプ2,2は、組立て
枠1の上端部及び中間部において、両側の短尺ビーム枠
材11b,11b間に架設され、その連結構造は、ハン
ガーパイプ2の両端に形成したビス穴と、短尺ビーム枠
材11bに形成した通し穴とを符合してビス92により
締結したものとなっている。
【0033】又、引出し用棚板3は組立て枠1の下端部
において、又、棚板5は組立て枠1の中段下部におい
て、それぞれビーム枠材11a,11b上に載置される
もので、4隅にはポスト枠材10との干渉を避けるため
の切欠部が形成されている。
【0034】又、引出し箱4は、前記引出し用棚板3の
上に前後方向に出し入れ可能に載置され、その正面板の
上縁には手掛かり40が形成されている。
【0035】以上のように、この組立て枠1では、2本
のポスト枠材10,10間にビーム枠材11a,11b
が架設状態に取り付けられるもので、このビーム枠材1
1a,11bの両端がそれぞれポスト枠材10に結合金
具60,70を介して接合されている。
【0036】このように、ビーム枠材11a,11bの
小口端面112,113がポスト枠材10の側面に面合
しているため、ビーム枠材11a,11bを架設する2
本のポスト枠材10,10はその対向方向への荷重がビ
ーム枠材11a,11bによって受け止められ、離反方
向への荷重に対してのみ結合ビス91によって受け止め
ればよい。従って、1個の結合ビス91でビーム枠材1
1a,11bを結合金具60,70に対して結合して
も、その結合強度を確保することができる。尚、ポスト
枠材10に対する結合金具60,70の取り付けは、2
本の取付ビス90によって行なわれるため、結合金具6
0,70を確実にポスト枠材10に取り付けることがで
きる。
【0037】又、長尺ビーム枠材11aの小口端面11
2がポスト枠材10の長辺側面101の中程部に面合し
ているため、ポスト枠材10は、長尺ビーム枠材11a
からの荷重を長辺側面101の中程部で受け止めること
ができ、その結合強度が向上する。
【0038】又、短尺ビーム枠材11bの小口端面11
3がポスト枠材10の短辺側面102に一致して面合し
ているため、ポスト枠材10は、短尺ビーム枠材11b
からの荷重を短辺側面102の全面で受け止めることが
でき、その結合強度が向上するし、又、短尺ビーム枠材
11bとポスト枠材10は、その側面が均一になって段
差がなくなるため、スッキリとした外観となり、見栄え
が向上する。
【0039】又、取付ビス穴64,74及び結合ビス穴
65,75がバーリング加工された下穴にネジ溝をタッ
プ加工することにより形成されているため、この取付ビ
ス穴64,74及び結合ビス穴65,75がナットの代
用となり、ナットを廃止することができる。
【0040】次に、図5は実施の第2形態に係る組立て
枠の接合構造を示す平面断面図である。この場合、1本
のポスト枠材10に対して3本のビーム枠材11,1
1,11を結合した例で、ポスト枠材10に対して2本
のビーム枠材11,11が直角になるようにL形プレー
トによる結合金具60によって接合されると共に、1本
のビーム枠材11がアングルプレートによる結合金具8
0によって接合されている。この場合のL形プレート6
0による結合金具は、上記したものと同一であるため、
その構成及び接合構造の説明は省略する。
【0041】前記アングルプレートによる結合金具80
は、ポスト枠材10の長辺側面101に取り付けられる
ポスト取付面81と、ビーム枠材11の長辺側面111
を取り付けるためのビーム取付立面82が形成され、こ
のビーム取付立面82はポスト取付面81と直交してい
る。
【0042】又、前記ポスト取付面81には2個1対の
取付ビス穴84が形成され、ビーム取付立面82には1
個の結合ビス穴85が形成され、又、この取付ビス穴8
4及び結合ビス穴85がバーリング加工された下穴にネ
ジ溝をタップ加工することにより形成されている点は、
前記したL形プレートによる結合金具60と同様であ
る。
【0043】そして、このアングルプレートによる結合
金具80を用いた接合構造は、結合金具80のポスト取
付面81が取付ビス穴84と取付穴12を符合して取付
ビス90によりポスト枠材10の長辺側面101に取り
付けられている。この場合の取付ビス90は、L形プレ
ートによる結合金具60を取り付けるため取付ビスと共
通し、1本の取付ビス90によってアングルプレートに
よる結合金具80とL形プレートによる結合金具60が
同時にポスト枠材10に取り付けられている。
【0044】他方、結合金具80のビーム取付平面82
には、ビーム枠材11の長辺側面111が結合ビス穴8
5と結合穴13を符合して結合ビス91により結合さ
れ、その結合状態で、ビーム枠材11の小口端面114
がポスト枠材10の長辺側面101の中程部に面合した
ものとなっている。
【0045】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、具体的な構成はこれに限定されることはな
い。例えば、本発明の接合構造は、組立て棚以外に、組
立て椅子や組立てテーブル等の骨組みとなる組立て枠を
対象とし、又、ポスト枠材及びビーム枠材の数や寸法等
は、適宜に決定できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項
1)の組立て枠の接合構造にあっては、上記のように構
成したので、1個の結合ビスでビーム枠材を結合金具に
対して結合しながら、その結合強度を確保することがで
きる。従って、それだけ備品点数を減少することができ
るし、組立て作業の簡素化を図ることができる。
【0047】又、取付ビス穴及び結合ビス穴がバーリン
グ加工された下穴にネジ溝を加工することにより形成さ
れているため、この取付ビス穴及び結合ビス穴がナット
の代用となり、ナットを廃止することができる。従っ
て、備品点数を減少するとともに、締結作業を簡単にす
ることができる。
【0048】又、アングルプレートによる結合金具を使
用すると、ビーム枠材の小口端面がポスト枠材の長辺側
面の中程部に面合するため、ポスト枠材は、ビーム枠材
からの荷重を長辺側面の中程部で受け止めることがで
き、その結合強度が向上する。
【0049】又、フラットプレートによる結合金具を使
用すると、ビーム枠材の小口端面がポスト枠材の短辺側
面に一致して面合しているため、ポスト枠材は、ビーム
枠材からの荷重を短辺側面の全面で受け止めることがで
き、その結合強度が向上するし、又、ビーム枠材とポス
ト枠材は、その側面が均一になって段差がなくなるた
め、スッキリとした外観となり、見栄えが向上する。
【0050】又、L形プレートによる結合金具を使用す
ると、1個の結合金具を共通しながら、ポスト枠材に対
して2本のビーム枠材が直角になるように接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の第1形態に係る組立て棚の斜視図であ
る。
【図2】この組立て棚の骨組みとなる組立て枠の接合構
造を示すもので、図1のA部を示す平面断面図である。
【図3】この組立て棚の骨組みとなる組立て枠の接合構
造を示すもので、図1のA部を示す斜視図である。
【図4】この組立て棚の骨組みとなる組立て枠の接合構
造を示すもので、図1のB部を示す斜視図である。
【図5】実施の第2形態に係る組立て枠の接合構造を示
す平面断面図である。
【符号の説明】
1 組立て枠 10 ポスト枠材 101 長辺側面 102 短辺側面 11a 長尺ビーム枠材(ビーム枠材) 11b 短尺ビーム枠材(ビーム枠材) 111 長辺側面 112 小口端面 113 小口端面 12 取付穴 13 結合穴 60 結合金具 61 ポスト取付面 62 ビーム取付立面(ビーム取付面) 63 ビーム取付平面(ビーム取付面) 64 取付ビス穴 65 結合ビス穴 90 取付ビス 91 結合ビス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面長方形のポスト枠材と、このポスト
    枠材と同一断面形状のビーム枠材とが結合金具を介して
    接合される組立て枠の接合構造であって、 前記ポスト枠材には上下に配置された2個1対の取付穴
    が長辺側面間に貫通して上下方向に一定ピッチで形成さ
    れ、 前記ビーム枠材の両端部分には1個の結合穴が長辺側面
    間に貫通して形成され、 前記結合金具にはポスト枠材の長辺側面に取り付けられ
    るポスト取付面と、ビーム枠材の長辺側面を取り付ける
    ためのビーム取付面が形成され、 前記ポスト取付面には前記取付穴に対応する2個1対の
    取付ビス穴が形成され、 前記ビーム取付面には前記結合穴に対応する1個の結合
    ビス穴が形成され、 前記取付ビス穴及び結合ビス穴はバーリング加工された
    下穴にネジ溝を加工することにより形成され、 前記取付ビス穴と取付穴を符合して取付ビスにより結合
    金具のポスト取付面がポスト枠材の長辺側面に取り付け
    られ、 結合ビス穴と結合穴を符合して結合ビスによりビーム枠
    材の長辺側面が結合金具のビーム取付面に結合され、そ
    の結合状態で、ビーム枠材の小口端面がポスト枠材の側
    面に面合するように組み立てられることを特徴とした組
    立て枠の接合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組立て枠の接合構造にお
    いて、 結合金具はポスト取付面と直交したビーム取付立面を有
    するアングルプレートで形成され、 ビーム枠材の長辺側面が結合金具のビーム取付立面に結
    合された状態で、ビーム枠材の小口端面がポスト枠材の
    長辺側面の中程部に面合するように組み立てられること
    を特徴とした組立て枠の接合構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の組立て枠の接合構造にお
    いて、 結合金具はポスト取付面と均一面となったビーム取付平
    面を有するフラットプレートで形成され、 ビーム枠材の長辺側面が結合金具のビーム取付平面に結
    合された状態で、ビーム枠材の小口端面がポスト枠材の
    短辺側面に一致して面合するように組み立てられること
    を特徴とした組立て枠の接合構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の組立て枠の接合構造にお
    いて、 結合金具はポスト取付面と直交したビーム取付立面及び
    ポスト取付面と均一面となったビーム取付平面を有する
    L形プレートで形成され、ビーム枠材の長辺側面が結合
    金具のビーム取付立面に結合された状態で、ビーム枠材
    の小口端面がポスト枠材の長辺側面の中程部に面合する
    と共に、ビーム枠材の長辺側面が結合金具のビーム取付
    平面に結合された状態で、ビーム枠材の小口端面がポス
    ト枠材の短辺側面に一致して面合するように組み立てら
    れることを特徴とした組立て枠の接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102122692B1 (ko) * 2019-12-17 2020-06-12 최대근 가구용 고정브라켓

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