JP2000031761A - ゲイン可変回路 - Google Patents

ゲイン可変回路

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JP2000031761A
JP2000031761A JP10207172A JP20717298A JP2000031761A JP 2000031761 A JP2000031761 A JP 2000031761A JP 10207172 A JP10207172 A JP 10207172A JP 20717298 A JP20717298 A JP 20717298A JP 2000031761 A JP2000031761 A JP 2000031761A
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JP
Japan
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gain
variable
electronic volume
attenuation ratio
signals
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Application number
JP10207172A
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English (en)
Inventor
Akira Miyazawa
明 宮澤
Hiroshi Nanajiyaku
寛 七搦
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子ボリュームのビット数を大きくすることな
く、ゲインの小さいところで1ステップ当りの変化率を
小さくすることができるようにする。 【解決手段】入力された信号に基づいて第1および第2
の制御信号を出力する制御手段2と、前記第1の制御信
号によりゲインが設定されるゲイン可変手段5と、ゲイ
ン可変手段5の出力が入力され前記第2の制御信号によ
りゲインが設定される電子ボリューム4とより構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はゲイン可変回路に
係わり、特に、オーディオ機器のボリューム調整に好適
なゲイン可変回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオの音量等を可変させる
ために、電子ボリュームを用いることがあった。電子ボ
リュームは抵抗とアナログスイッチの回路網で構成され
ており、制御信号により選択されたアナログスイッチを
オンとし他のアナログスイッチをオフとすることで、入
力信号に対する出力信号の比を設定できる。
【0003】図8にこのような電子ボリュームを用いた
ゲイン可変回路の従来の例を示す。図に示す可変抵抗器
1は電源電圧を分圧してアナログ電圧信号をマイクロコ
ンピュータ3に出力する。マイクロコンピュータ3は入
力されたアナログ電圧信号をA/Dコンバータにより0
〜255(8ビットの場合)の256段階のデジタル信
号に変換し、そのデジタル信号に基づいて電子ボリュー
ム4に制御信号を出力する。そして、電子ボリューム4
はその制御信号に応じて入力信号に対する出力信号の比
を設定する。
【0004】図9に入力信号(Vin)が1000mVpp
のときの電子ボリューム設定値に対する出力信号の変化
を示す。設定値(0〜255)の1ステップに対する出
力信号の変化は1000mVpp/255=3.9mVpp
となる。入力信号に対する出力信号の比が設定され、図
10(a)に示すような正弦波の信号が入力されると、
図10(b)に示すような入力信号の振幅に対して所定
の比の振幅を有する正弦波が出力される。また、図10
(c)に示すような矩形波の信号が入力されると、図1
0(d)に示すような入力信号の振幅に対して所定の比
の振幅を有する矩形波が出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のゲイン
可変回路では、ゲインは一段階あたりの変化量が一定の
階段状に変化するために、例えばオーディオ信号の音量
を可変するとき、小音量時には、1ステップ当りの変化
率が大きくなり、急激に音量が変化するために違和感が
あった。16ビットや32ビットのビット数の多い電子
ボリュームを用いると1ステップ当りの変化率を小さく
することができるが、製造コトスが高くなるという問題
があった。
【0006】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、電子ボリューム
のビット数を大きくすることなく、ゲインの小さいとこ
ろで1ステップ当りの変化率を小さくすることができる
ゲイン可変回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のゲイン可変回
路は、入力された信号に基づいて第1および第2の制御
信号を出力する制御手段と、前記第1の制御信号により
ゲインが設定されるゲイン可変手段と、該ゲイン可変手
段の出力が入力され前記第2の制御信号によりゲインが
設定される電子ボリュームとより構成されるものであ
る。
【0008】また、前記ゲイン可変回路において、前記
ゲイン可変手段を可変アッテネータとしたものである。
【0009】また、同前記ゲイン可変回路において、前
記ゲイン可変手段を複数のアッテネータの内の1つをス
イッチにより選択する回路としたものである。。
【0010】さらに、同前記ゲイン可変回路において、
前記ゲイン可変手段をゲイン可変増幅器としたものであ
る。
【0011】さらに、前記ゲイン可変回路において、前
記ゲイン可変手段のゲインを前記入力された信号が増大
する方向に段階的に増大させたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施例であるゲイン可
変回路を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第
1の実施例であるゲイン可変回路を示すブロック図であ
る。図に示す可変抵抗器1は電源電圧を分圧してアナロ
グ電圧信号をマイクロコンピュータ2に出力する。マイ
クロコンピュータ2は入力されたアナログ電圧信号をA
/Dコンバータにより0〜255(8ビットの場合)の
256段階のデジタル信号に変換し、そのデジタル信号
に基づいて電子ボリューム4および可変アッテネータ5
に制御信号を出力する。
【0013】可変アッテネータ5は抵抗とアナログスイ
ッチの回路網で構成されており、2ビットの制御信号に
より選択されたアナログスイッチをオンとし他のアナロ
グスイッチをオフとすることで、入力信号に対する出力
信号の比1/4、2/4、3/4、4/4の4段階に設
定できる。可変アッテネータ5に入力された信号は上記
のいずれかの比で減衰されて電子ボリューム4の入力端
子に出力される。
【0014】電子ボリューム4は0〜255(8ビット
の場合)の256段階のデジタル信号でその減衰比が決
定されるが、上記したマイクロコンピュータ2に入力さ
れたA/Dコンバータにより変換されたデジタル信号に
よりその減衰比が決定される。図2(a)は可変アッテ
ネータ5の減衰比を1/4としたときの電子ボリューム
設定値に対する全体の減衰比の変化を示す。
【0015】減衰比のステップは1/4×1/255=
0.25/255である。図2(b)は可変アッテネー
タ5の減衰比を3/4としたときの電子ボリューム設定
値に対する全体の減衰比の変化を示す。電子ボリューム
2のステップに対する減衰比のステップは3/4×2/
255=1.5/255である。このようにアッテネー
タの減衰比変え、また電子ボリュームを変化させるステ
ップ単位を変えることにより全体の減衰比の変化するス
テップを変えることができる。
【0016】図3にマイクロコンピュータ2に入力され
A/Dコンバータで変換された256段階のデジタル信
号に対する上記ゲイン可変回路の出力信号の変化を示
す。なお、ゲイン可変回路の入力信号は一定の振幅とし
ている。この場合256段階のデジタル信号を4つの範
囲に分けて、図に示すように可変アッテネータ5の減衰
比を1/4〜4/4とする。そして、アッテネータの減
衰比が1/4の範囲では電子ボリューム4を1ステップ
ずつ変化させる。また、可変アッテネータ5の減衰比が
2/4の範囲では電子ボリューム4を2ステップずつ変
化させる。そして、この範囲での電子ボリューム4の初
期値はアッテネータの減衰比が1/4の範囲の最終の全
体の減衰比と一致するようにして決める。可変アッテネ
ータ5の減衰比が3/4の範囲では電子ボリューム4を
2ステップずつ変化させる。そして、電子ボリューム4
の初期値は可変アッテネータ5の減衰比が2/4の範囲
の最終の全体の減衰比と一致するようにして決める。
【0017】アッテネータの減衰比が3/4の範囲の2
56段階の入力デジタル信号の最大値は、全体の減衰比
がアッテネータの減衰比が4/4であるときの電子ボリ
ューム4のステップを1とした全体の減衰比と連続する
ように決める。そして、可変アッテネータ5の減衰比が
4/4であるときの電子ボリュームの変化するステップ
は1とする。このようにして、全体のゲインの小さいと
ころで、1ステップ当りの変化率を小さくすることがで
きる図4はマイクロコンピュータ2に入力されA/Dコ
ンバータで変換された信号に対する上記ゲイン可変回路
の出力信号を変化させる他の例を示す。A/Dコンバー
タで変換された信号に対する可変アッテネータ5と電子
ボリューム4の設定値を変えることにより実施例のゲイ
ン可変回路を図4に示す特性に近付けることもできる。
【0018】図5はこの発明の第2の実施例であるゲイ
ン可変回路を示すブロック図である。この例では第1の
実施例における可変アッテネータ5が図に示すアッテネ
ータ6、7およびアナログスイッチ8、8で置き換えら
れている。アッテネータ6および7の減衰比は異なるも
のであり、マイクロコンピュータによりアナログスイッ
チ8、8および電子ボリューム4を制御することによ
り、全体のゲインの小さいところで、1ステップ当りの
変化率を小さくすることができる。
【0019】図6はこの発明の第3の実施例であるゲイ
ン可変回路を示すブロック図である。この例では第1の
実施例における可変アッテネータ5が図に示すゲイン可
変増幅器9で置き換えられている。ゲイン可変増幅器9
のゲインはマイクロコンピュータにより設定される。マ
イクロコンピュータによりゲイン可変増幅器9および電
子ボリューム4を制御することにより、全体のゲインの
小さいところで、1ステップ当りの変化率を小さくする
ことができる。
【0020】図7はこの発明の第4の実施例であるゲイ
ン可変回路を示すブロック図である。この例では第1の
実施例における可変アッテネータ5が図に示すゲイン可
変デバイス10bで置き換えられている。ゲイン可変デ
バイス10bは可変アッテネータまたはゲイン可変増幅
器である。そして電子ボリューム10aと共に集積回路
10内に集積されている。ゲイン可変デバイス10bの
ゲインおよび電子ボリューム10aの減衰比はマイクロ
コンピュータにより設定される。このような集積回路を
用いてもこの発明を実施することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明のゲイン可変回路によれば、ゲ
インの小さいところで1ステップ当りの変化率を小さく
することができるため。オーディオのボリュームに用い
た場合に、音量の小さいところで音量を変化させたとき
に違和感を感じることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるゲイン可変回路
を示すブロック図である。
【図2】同ゲイン可変回路のゲイン可変状態の部分を示
すグラフである。
【図3】同ゲイン可変回路の全体のゲイン可変状態をを
示すグラフである。
【図4】同ゲイン可変回路の変形例における目標とする
特性を示すグラフである。
【図5】この発明の第2の実施例であるゲイン可変回路
を示すブロック図である。
【図6】この発明の第3の実施例であるゲイン可変回路
を示すブロック図である。
【図7】この発明の第4の実施例であるゲイン可変回路
を示すブロック図である。
【図8】従来のゲイン可変回路の例を示すブロック図で
ある。
【図9】同ゲイン可変回路の全体のゲイン可変状態をを
示すグラフである。
【図10】同ゲイン可変回路の作用を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 可変抵抗器 2 マイクロコンピュータ 3 マイクロコンピュータ 4 電子ボリューム 5 可変アッテネータ 6、7 アッテネータ 8 アナログスイッチ 9 ゲイン可変増幅器 10 集積回路、10a 電子ボリューム、10b ゲ
イン可変デバイス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された信号に基づいて第1および第
    2の制御信号を出力する制御手段と、前記第1の制御信
    号によりゲインが設定されるゲイン可変手段と、該ゲイ
    ン可変手段の出力が入力され前記第2の制御信号により
    ゲインが設定される電子ボリュームとより構成されるゲ
    イン可変回路。
  2. 【請求項2】 前記ゲイン可変手段は可変アッテネータ
    である請求項1のゲイン可変回路。
  3. 【請求項3】 前記ゲイン可変手段は複数のアッテネー
    タの内の1つをスイッチにより選択する回路である請求
    項1のゲイン可変回路。
  4. 【請求項4】 前記ゲイン可変手段はゲイン可変増幅器
    である請求項1のゲイン可変回路。
  5. 【請求項5】 前記ゲイン可変手段のゲインを前記入力
    された信号が増大する方向に段階的に増大させたことを
    特徴とする請求項1から4に記載したのゲイン可変回
    路。
JP10207172A 1998-07-07 1998-07-07 ゲイン可変回路 Pending JP2000031761A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3022840A4 (en) * 2013-07-18 2016-08-10 Harman Int Ind VOLUME ADJUSTING SPEEDS

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3022840A4 (en) * 2013-07-18 2016-08-10 Harman Int Ind VOLUME ADJUSTING SPEEDS
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