JP2000031686A - 積層型電磁波吸収体およびその製造方法 - Google Patents

積層型電磁波吸収体およびその製造方法

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JP2000031686A
JP2000031686A JP19469698A JP19469698A JP2000031686A JP 2000031686 A JP2000031686 A JP 2000031686A JP 19469698 A JP19469698 A JP 19469698A JP 19469698 A JP19469698 A JP 19469698A JP 2000031686 A JP2000031686 A JP 2000031686A
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electromagnetic wave
magnetic powder
impedance
dielectric constant
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JP19469698A
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Inventor
Akihiko Saito
藤 章 彦 齋
Kazuhisa Tsutsui
井 和 久 筒
Shinichiro Yahagi
萩 慎一郎 矢
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波の吸収特性に優れた薄型の電磁波吸収
体を低コストで提供する。 【解決手段】 電磁波の入射側の積層素材5は基材2
中に球状磁性粉末3を含まないか少量含むものとして高
インピーダンス(Z),低透磁率(μ)および低誘
電率(ε)のものとしてあり、電磁波の透過側の積層
素材5は基材2中に偏平状磁性粉末4を多めに含むも
のとして低インピーダンス(Z),高透磁率(μ
および高誘電率(ε)のものとしてあり、両積層素材
,5の間で積層される積層素材5,5,5
の基材2中に含まれる球状磁性粉末3と偏平状磁性粉末
4の含有量を変えて電磁波の入射側からその透過方向に
インピーダンス(Z)が[Z>Z>Z>Z>Z
]と次第に減少するものとしてあると共に、透磁率
(μ)および誘電率(ε)が[μ<μ<μ<μ
<μ]および[ε<ε<ε<ε<ε]と次
第に増加するものとしてある積層型電磁波吸収体1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波暗室や建築物
の内外装壁面などの構成部材として用いられ、とくに、
薄型でありながら電磁波の吸収特性に優れていると共
に、製造性もすこぶる良好である積層型電磁波吸収体お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ関連機器をはじめと
して各種の電子機器が数多く開発されており、これらの
機器から発生する放射妨害波(ノイズ)等の不要電波の
存在が問題となっている。
【0003】そのため、各種機器から発生するノイズを
測定するのに使用する電波暗室についてもより一層改善
されたものが望まれている。
【0004】この種の電波暗室としては、30MHz〜
15GHzの広い周波数領域にわたって優れた電磁波の
吸収特性を有しているものが求められる。
【0005】図2はこの種の電波暗室を構成する電磁波
吸収体の従来の構造を例示するものであって、この電磁
波吸収体21は、ウエッジ型ないしはピラミッド型の形
状をなしかつその素材としてカーボン等の導電性材料を
発泡ウレタン樹脂や発泡スチロール樹脂等で保持した構
造をなし、これをフェライトタイル22の前面に設ける
ものとしている。
【0006】このような構造をなす電磁波吸収体21に
おいて、到来する電磁波が電磁波吸収体21の表面で反
射せずにこの電磁波吸収体21の内部に効率よく入射し
て減衰されるようにするために、ウエッジ型ないしはピ
ラミッド型の形状をなすものとしている。
【0007】すなわち、電磁波吸収体21に入射した電
磁波に対してインピーダンスを徐々に変化させ、空間の
インピーダンス(空気のインピーダンスは約377Ω)
と電磁波吸収体材料のインピーダンスとの不整合をでき
るだけ少なくするためにウエッジ型ないしはピラミッド
型の形状をなすものとしているのであり、これはウエッ
ジ型ないしはピラミッド型テーパ部分の実効的な誘電率
(ε)がその部分の断面積に近似的に比例するという考
え方に基づくものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなウエッジ型ないしはピラミッド型の電磁波吸収体で
は、これ単独で使用する場合に頂部までの長さがおよそ
4〜5mにも及ぶかなり大型のものになってしまうとい
う問題点があり、フェライトタイルと組み合わせること
によっておよそ1.5〜2m程度まで小さくしたものも
考えられ、さらには、テーパ面の形状としてほぼ対数関
数的に変化するものを採用することよっておよそ1m前
後にまで小さくしたものも考えられた(例えば、特開平
7−22769号公報)。
【0009】一方、このようなウエッジ型ないしはピラ
ミッド型の電磁波吸収体では、その頂部までの長さの短
縮に限界があり、また、ビルなどの建築構造物の内外装
壁における電磁波吸収体などとして適用しがたい形状を
有するものであることから、積層型の電磁波吸収体も開
発されており、例えば、焼結フェライト板からなる第1
層と、厚さ5〜50mmの空気層または非磁性体からな
る第2層と、焼結フェライト板からなる第3層とを積層
した積層型電磁波吸収体も開発された(例えば、特開平
5−291786号公報)が、プレス成形などの極く簡
便な手法によって製造することがむつかしく、製造性に
やや欠けるという問題点があった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点にか
んがみてなされたものであって、薄型でありながら電磁
波の吸収特性に優れていると共に、製造性もすこぶる良
好であって最も簡便な大量生産的手法であるプレス成形
を採用することも可能である積層型電磁波吸収体および
その製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる積層型電
磁波吸収体は、請求項1に記載しているように、インピ
ーダンス(Z)を異ならせた複数の積層素材を積層して
なり、電磁波の入射側からその透過方向にインピーダン
ス(Z)が次第に減少するものとしてある構成としたこ
とを特徴としている。
【0012】同じく、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体は、請求項2に記載しているように、透磁率(μ)お
よび誘電率(ε)を異ならせた複数の積層素材を積層し
てなり、電磁波の入射側からその透過方向に透磁率
(μ)および誘電率(ε)が次第に増加するものとして
ある構成としたことを特徴としている。
【0013】そして、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体の実施態様においては、請求項3に記載しているよう
に、基材中における球状磁性粉末と偏平状磁性粉末の含
有量を変えてインピーダンス(Z),透磁率(μ)また
は誘電率(ε)を異ならせた複数の積層素材を積層して
なり、電磁波の入射側からその透過方向にインピーダン
ス(Z)が次第に減少するものとし、および/または、
透磁率(μ)および誘電率(ε)が次第に増加するもの
としてある構成としたことを特徴としている。
【0014】同じく、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体の実施態様においては、請求項4に記載しているよう
に、電磁波の入射側の積層素材は球状磁性粉末を含まな
いか適宜量少なく含むものとして高インピーダンス
(Z),低透磁率(μ)または低誘電率(ε)のものと
してあり、電磁波の透過側の積層素材は偏平状磁性粉末
を主に多く含むものとして低インピーダンス(Z),高
透磁率(μ)または高誘電率(ε)のものとしてあり、
両積層素材の間で積層される積層素材中に含まれる球状
磁性粉末と偏平状磁性粉末の含有量を変えて電磁波の入
射側からその透過方向にインピーダンス(Z)が次第に
減少するものとし、および/または、透磁率(μ)およ
び誘電率(ε)が次第に増加するものとしてある構成と
したことを特徴としている。
【0015】同じく、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体の実施態様においては、請求項5に記載しているよう
に、電磁波の透過側の積層素材としてカーボン粉末を含
むものを用いている構成とすることができる。
【0016】同じく、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体の実施態様においては、請求項6に記載しているよう
に、電磁波の透過側の積層素材として導電体を用いてい
る構成とすることができる。
【0017】同じく、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体の実施態様においては、請求項7に記載しているよう
に、基材としてゴムおよび樹脂のうちから選ばれる素材
を用いている構成とすることもできる。
【0018】同じく、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体の実施態様においては、請求項8に記載しているよう
に、球状磁性粉末は平均粒径が100μm以下であるも
のとすることができる。
【0019】同じく、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体の実施態様においては、請求項9に記載しているよう
に、偏平状磁性粉末は平均長径が200μm以下,平均
短径が100μm以下で且つアスペクト比が2以上であ
るものとすることができる。
【0020】本発明に係わる積層型電磁波吸収体の製造
方法は、請求項10に記載しているように、基材中にお
ける球状磁性粉末と偏平状磁性粉末の含有量を変えてイ
ンピーダンス(Z),透磁率(μ)または誘電率(ε)
を異ならせた複数の積層素材を作製したのち、電磁波の
入射側からその透過方向にインピーダンス(Z)が次第
に減少する状態、および/または、透磁率(μ)および
誘電率(ε)が次第に増加する状態に複数の積層素材を
積層して加圧成形するようにしたことを特徴としてい
る。
【0021】そして、本発明に係わる積層型電磁波吸収
体の製造方法の実施態様においては、請求項11に記載
しているように、電磁波の入射側の積層素材として球状
磁性粉末を含まないか適宜量少なく含むものとして高イ
ンピーダンス(Z),低透磁率(μ)または低誘電率
(ε)としたものを用い、電磁波の透過側の積層素材と
して偏平状磁性粉末を主に多く含むものとして低インピ
ーダンス(Z),高透磁率(μ)または高誘電率(ε)
としたものを用い、両積層素材の間で積層される積層素
材として球状磁性粉末と偏平状磁性粉末の含有量を変え
てインピーダンス(Z),透磁率(μ)または誘電率
(ε)を異ならせたものを用いて、これらの積層素材を
電磁波の入射側からその透過方向にインピーダンス
(Z)が次第に減少する状態、および/または、透磁率
(μ)および誘電率(ε)が次第に増加する状態に積層
して加圧成形するようにしたことを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明による積層型電磁波吸収体
およびその製造方法は、上述した課題を解決するための
手段としたものであり、そのなかで、基材としては、ゴ
ムおよび樹脂のうちから選ばれるものを用いることがで
きる。
【0023】このうち、ゴムとしては、例えば、天然ゴ
ム(NR),クロロプレンゴム(CR),ブタジエンゴ
ム(BR),イソプレンゴム(IR),エチレンプロピ
レンゴム(EPM,EPDM),ニトリルゴム(N
R),アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR),イ
ソブチレンイソプレンゴム(BPR),スチレンブタジ
エンゴム(SBR),塩素化ポリエチレンゴム(CS
M),アクリルゴム(ACM),シリコーンゴム(Q)
などが使用されうる。
【0024】また、樹脂としては、フェノール樹脂,エ
ポキシ樹脂,アミド樹脂,イミド樹脂,アクリル樹脂,
塩化ビニル樹脂,酢酸ビニル樹脂,エチレン樹脂,スチ
レン樹脂,プロピレン樹脂,ウレタン樹脂,ポリエステ
ル,ポリカーボネート,塩素化ポリエチレンなどが使用
されうる。
【0025】また、この基材に球状磁性粉末および偏平
状磁性粉末として添加含有する磁性粉末としては、Fe
−70〜80%Ni系パーマロイA級合金,Fe−40
〜50%Ni−(Mo,Si,Cu)系パーマロイB級
合金,Fe−70〜80%Ni−(Cu,Mo,Cr,
Nb)系パーマロイC級合金,Fe−35〜40%Ni
系パーマロイD級合金,Fe−45〜55%Ni系パー
マロイE級合金や、Fe−Al−(Si,Ni)系アル
パーム,ハイパーマル,センダスト,スーパーセンダス
トや、本発明者の一部が先に提案したCr:0.5〜2
0%、Si:0.001〜0.5未満%、Al:0.0
1〜20%、Fe:残部からなる磁性粉末を用いること
ができる。
【0026】その他、場合によっては、非磁性粉末とし
て、Cu,Al,Mo,Wなどの金属粉末や、AlN,
BN,Si,SiC,Al,BeOなどの
セラミック粉末を添加含有することもできる。
【0027】そして、球状磁性粉末は、平均粒径が10
0μm以下であるものとするのがより望ましく、平均粒
径が100μmよりも大きいと電磁波の吸収特性が低下
する傾向となる。
【0028】このような球状磁性粉末は、先に例示した
磁性合金の溶湯を準備して水噴霧法,ガス噴霧法,遠心
噴霧法などにより得ることができる。
【0029】また、偏平状磁性粉末は、平均長径が20
0μm以下,平均短径が100μm以下で且つアスペク
ト比が2以上であるものを用いるのがより望ましく、平
均長径が200μmよりも大きいと電磁波の吸収特性が
低下する傾向となり、平均短径が100μmよりも大き
いとアスペクト比2以上を得がたい傾向となり、アスペ
クト比が2よりも小さいと電磁波の吸収特性が低下する
傾向となる。
【0030】このような偏平状磁性粉末は、先に例示し
た磁性合金の溶湯を準備して水噴霧法,ガス噴霧法,遠
心噴霧法などにより粉末として得たのち、この粉末をア
トライターなどで偏平化することによって得ることがで
きる。
【0031】また、非磁性粉末を添加する場合にはその
平均粒径が100μm以下であるものとするのが望まし
く、平均粒径が100μmよりも大きいと混練性が低下
して良好なる積層素材を得ることができない傾向とな
る。
【0032】このような非磁性粉末についても、先述し
たと同様に水噴霧法,ガス噴霧法,遠心噴霧法その他化
学的手法などによって得ることができる。
【0033】そしてこの場合に、非磁性粉末を含有させ
るときには80体積%以下とすることが望ましく、非磁
性粉末の含有量が80体積%よりも多いと混練が困難と
なって電磁波吸収体の強度が低下する傾向となる。
【0034】さらにまた、本発明による積層型電磁波吸
収体を構成する各シート状積層素材は、例えば、テープ
状ないしはラップ状として巻き付けて保管ないしは使用
できる厚さ0.1mm位から板状ないしは盤状として保
管ないしは使用できる厚さ10mm位のものとすること
ができ、それぞれのシート状積層素材は、ロール成形
法,押出成形法,射出成形法,ドクターブレード法など
によって作製することができる。
【0035】また、各シート状積層素材は、接着剤を用
いることなくプレス成形等の加圧成形を行うことによっ
て積層型電磁波吸収体とすることが可能であるが、場合
によっては、各シート状積層素材の一部または全部に有
機系の接着剤層を被覆したもの(場合によっては剥離シ
ートをも貼着したもの)とすることができ、これによっ
て、複数のシート状積層素材を重ねて加圧成形した状態
において剥離しがたい良好なる積層構造をもつものとす
ることができる。
【0036】また、本発明による積層型電磁波吸収体を
コンピュータルームやシールドルームなどの床面上に敷
設するのに適したものとする場合には、電磁波の入射側
にある第1層目の積層素材の上面に、滑り止め用の突起
や突条を設けたものとすることができ、この場合に、成
形後の第1層目の積層素材の表面に別成形の突起ないし
は突条付シートを貼り合わせたものとしたり、第1層目
の積層素材の成形時に突起ないしは突条を一体成形する
ようにしたものとすることも可能である。
【0037】そして、このような突起ないしは突条付き
の積層型電磁波吸収体を矩形状に作成しておけば、壁面
や床面等への敷設に好都合なものとなる。
【0038】図1は本発明による積層型電磁波吸収体の
一実施の形態を示すものであって、この積層型電磁波吸
収体1は、基材2中における球状磁性粉末3と偏平状磁
性粉末4の含有量を変えることによって、インピーダン
ス(Z)を[Z>Z>Z>Z>Z]の関係と
し、透磁率(μ)および誘電率(ε)を透磁率(μ)に
ついては[μ<μ<μ<μ<μ]の関係と
し、誘電率(ε)については[ε<ε<ε<ε
<ε]の関係として異ならせた複数の積層素材5
,5,5,5を用い、図1に矢印Aで示す電
磁波の入射側の第1層目の積層素材5は素材2中に球
状磁性粉末3を含まないか適宜少量含むものとして高イ
ンピーダンス(Z),低透磁率(μ)および低誘電
率(ε)のものとしてあり、電磁波の透過側の第5層
目の積層素材5は偏平状磁性粉末4を主に多量に含む
ものとして低インピーダンス(Z),高透磁率
(μ)および高誘電率(ε)のものとしてあり、両
積層素材5,5の間で積層される積層素材5,5
,5中に含まれる球状磁性粉末3と偏平状磁性粉末
4の含有量を変えて電磁波の入射側からその透過方向に
インピーダンス(Z)が[Z>Z>Z>Z>Z
]と次第に減少するものとしてあると共に、透磁率
(μ)および誘電率(ε)が[μ<μ<μ<μ
<μ]および[ε<ε<ε<ε<ε]と次
第に増加するものとしてある構造を有し、必らずしも必
要とされない導電体6を介して躯体7に取り付けた構造
のものとしている。
【0039】したがってこのような積層型電磁波吸収体
1の構造とすることによって、矢印A方向から入射した
電磁波に対してインピーダンスを徐々に変化させうるも
のとなり、空間(空気)のインピーダンスと電磁波吸収
体材料のインピーダンスとの不整合が小さく抑制される
こととなって、電磁波の吸収が効率よく行いうることと
なり、薄型でありながら電磁波の吸収特性に優れた電磁
波吸収体となる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこのような実施例のみに限定されないことはい
うまでもない。
【0041】この実施例では、表1にも示すように、電
磁波の入射側にある第1層目の積層素材5として、塩
素化ポリエチレンゴムよりなる基材2の中にアトマイズ
法による平均粒径20μmのFe−7重量%Cr−9重
量%Alよりなる球状磁性粉末3を15体積%含有させ
た素材原料を押出し成形することによって厚さ1mm,
幅200mmのシート状としたものを用いた。
【0042】この第1層目の積層素材5のインピーダ
ンス(Z),透磁率(μ)および誘電率(ε)は同じく
表1に示すものであった。
【0043】また、電磁波の入射側により近い第2層目
の積層素材5として、塩素化ポリエチレンゴムよりな
る基材2の中にアトマイズ法による平均粒径20μmの
Fe−7重量%Cr−9重量%Alよりなる球状磁性粉
末3を30体積%含有させた素材原料を押出し成形する
ことによって厚さ1mm,幅200mmのシート状とし
たものを用いた。
【0044】この第2層目の積層素材5のインピーダ
ンス(Z),透磁率(μ)および誘電率(ε)は同じく
表1に示すものであった。
【0045】さらに、第3層目の積層素材5として、
塩素化ポリエチレンゴムよりなる基材2の中にアトマイ
ズ法による平均粒径20μmのFe−7重量%Cr−9
重量%Alよりなる球状磁性粉末3を55体積%含有さ
せた素材原料を押出し成形することによって厚さ1m
m,幅200mmのシート状としたものを用いた。
【0046】この第3層目の積層素材5のインピーダ
ンス(Z),透磁率(μ)および誘電率(ε)は同じく
表1に示すものであった。
【0047】さらに、第4層目の積層素材5として、
塩素化ポリエチレンゴムよりなる基材2の中にアトマイ
ズ−アトライタ偏平化法による平均長径30μm,平均
短径3μmのFe−7重量%Cr−9重量%Alよりな
る偏平状磁性粉末4を30体積%含有させた素材原料を
押出し成形することによって厚さ1mm,幅200mm
のシート状としたものを用いた。
【0048】この第4層目の積層素材5のインピーダ
ンス(Z),透磁率(μ)および誘電率(ε)は同じく
表1に示すものであった。
【0049】さらに、第5層目の積層素材5として、
塩素化ポリエチレンゴムよりなる基材2の中にアトマイ
ズ−アトライタ偏平化法による平均長径30μm,平均
短径3μmのFe−7重量%Cr−9重量%Alよりな
る偏平状磁性粉末4を55体積%含有させた素材原料を
押出し成形することによって厚さ1mm,幅200mm
のシート状としたものを用いた。
【0050】この第5層目の積層素材5のインピーダ
ンス(Z),透磁率(μ)および誘電率(ε)は同じく
表1に示すものであった。
【0051】
【表1】
【0052】そして、これらの積層素材5〜5をプ
レス成形することによって、各層間において接着剤を使
用しない合計厚さ4.5mmの積層型電磁波吸収体1を
得た。
【0053】次いで、この積層型電磁波吸収体1の周波
数1GHzでの反射減衰量S11をネットワークアナラ
イザーにより測定したところ、表2に示す結果であっ
た。
【0054】一方、比較のために、導電材料であるカー
ボンを発泡ウレタン樹脂中に含有させた従来のウエッジ
型電磁波吸収体(底面:200×600mmの長方形,
頂部までの高さ:450mm)の周波数1GHzでの反
射減衰量S11を表2にあわせて示す。
【0055】
【表2】
【0056】表2に示すように、本発明実施例による積
層型電磁波吸収体では、その厚さがわずか5mm弱程度
と著しく薄いにもかかわらず、比較例のウエッジ型電磁
波吸収体に劣らない優れた電磁波の吸収特性を有するも
のであることが認められ、電波暗室等のほかビルなどの
建築物における内外装電磁波シールド材として好適に使
用しうる電磁波の吸収特性に優れた薄型の積層型電磁波
吸収体を押出し成形およびプレス成形などの極く簡単な
製法で作製できるものであった。
【0057】なお、上記実施例では5層からなるものを
例にとって説明したが、このような層構造のもののみに
限定されないことはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】本発明による積層型電磁波吸収体では、
請求項1に記載しているように、インピーダンス(Z)
を異ならせた複数の積層素材を積層してなり、電磁波の
入射側からその透過方向にインピーダンス(Z)が次第
に減少するものとしてあり、また、請求項2に記載して
いるように、透磁率(μ)および誘電率(ε)を異なら
せた複数の積層素材を積層してなり、電磁波の入射側か
らその透過方向に透磁率(μ)および誘電率(ε)が次
第に増加するものとしてあり、さらにまた、請求項3に
記載しているように、基材中における球状磁性粉末と偏
平状磁性粉末の含有量を変えてインピーダンス(Z),
透磁率(μ)または誘電率(ε)を異ならせた複数の積
層素材を積層してなり、電磁波の入射側からその透過方
向にインピーダンス(Z)が次第に減少するものとし、
および/または、透磁率(μ)および誘電率(ε)が次
第に増加するものとしてある構成としたから、薄型であ
りながら電磁波の吸収特性に著しく優れていると共に、
製造性もすこぶる良好であって最も簡便な大量生産的手
法であるプレス成形を採用することも可能であり、電磁
波の吸収特性に優れた薄型の積層型電磁波吸収体を低コ
ストで提供することが可能であるという著大なる効果が
もたらされる。
【0059】そして、請求項4に記載しているように、
電磁波の入射側の積層素材は球状磁性粉末を含まないか
適宜量含むものとして高インピーダンス(Z),低透磁
率(μ)または低誘電率(ε)のものとしてあり、電磁
波の透過側の積層素材は偏平状磁性粉末を主に含むもの
として低インピーダンス(Z),高透磁率(μ)または
高誘電率(ε)のものとしてあり、両積層素材の間で積
層される積層素材中に含まれる球状磁性粉末と偏平状磁
性粉末の含有量を変えて電磁波の入射側からその透過方
向にインピーダンス(Z)が次第に減少するものとし、
および/または、透磁率(μ)および誘電率(ε)が次
第に増加するものとしてある構成とすることによって、
電磁波の吸収特性に優れた薄型の積層型電磁波吸収体を
提供することが可能であるという著大なる効果がもたら
される。
【0060】また、請求項5に記載しているように、電
磁波の透過側の積層素材としてカーボン粉末を含むもの
を用いている構成とすることによって、電磁波の透過量
の少ない積層型電磁波吸収体を提供することが可能であ
るという著大なる効果がもたらされる。
【0061】さらにまた、請求項6に記載しているよう
に、電磁波の透過側の積層素材として導電体を用いてい
る構成とすることによって、電磁波の透過量の少ない積
層型電磁波吸収体を提供することが可能であるという著
大なる効果がもたらされる。
【0062】さらにまた、請求項7に記載しているよう
に、基材としてゴムおよび樹脂のうちから選ばれる素材
を用いているものとすることによって、入手の容易な極
く一般的な素材を用いて電磁波の吸収特性に優れている
薄型の積層型電磁波吸収体を提供することが可能である
という著大なる効果がもたらされる。
【0063】さらにまた、請求項8に記載しているよう
に、球状磁性粉末は平均粒径が100μm以下であるも
のとすることによって、積層素材のインピーダンス
(Z)を高い側(例えば、150〜300Ω)で任意に
調整・変更することが可能であり、また、透磁率(μ)
および誘電率(ε)をそれぞれ低い側(例えば、μ´=
3.0〜6.0,ε´=5〜50)で任意に調整・変更
することが可能であるという著しく優れた効果がもたら
される。
【0064】さらにまた、請求項9に記載しているよう
に、偏平状磁性粉末は平均長径が200μm以下,平均
短径が100μm以下で且つアスペクト比が2以上であ
るものとすることによって、積層素材のインピーダンス
(Z)を低い側(例えば、50〜200Ω)で任意に調
整・変更することが可能であり、また、透磁率(μ)お
よび誘電率(ε)をそれぞれ高い側(例えば、μ´=
5.0〜12.0,ε´=40〜150)で任意に調整
・変更することが可能であるという著しく優れた効果が
もたらされる。
【0065】本発明による積層型電磁波吸収体の製造方
法では、請求項10に記載しているように、基材中にお
ける球状磁性粉末と偏平状磁性粉末の含有量を変えてイ
ンピーダンス(Z),透磁率(μ)または誘電率(ε)
を異ならせた複数の積層素材を作製したのち、電磁波の
入射側からその透過方向にインピーダンス(Z)が次第
に減少する状態、および/または、透磁率(μ)および
誘電率(ε)が次第に増加する状態に複数の積層素材を
積層して加圧成形するようにしたから、電磁波の吸収特
性に優れた薄型の積層型電磁波吸収体をプレス成形法な
どの極く簡便な加圧成形法によって量産的手法により低
コストで製造することが可能であるという著大なる効果
がもたらされる。
【0066】そして、請求項11に記載しているよう
に、電磁波の入射側の積層素材として球状磁性粉末を含
まないか適宜量含むものとして高インピーダンス
(Z),低透磁率(μ)または低誘電率(ε)としたも
のを用い、電磁波の透過側の積層素材として偏平状磁性
粉末を主に含むものとして低インピーダンス(Z),高
透磁率(μ)または高誘電率(ε)としたものを用い、
両積層素材の間で積層される積層素材として球状磁性粉
末と偏平状磁性粉末の含有量を変えてインピーダンス
(Z),透磁率(μ)または誘電率(ε)を異ならせた
ものを用いて、これらの積層素材を電磁波の入射側から
その透過方向にインピーダンス(Z)が次第に減少する
状態、および/または、透磁率(μ)および誘電率
(ε)が次第に増加する状態に積層して加圧成形するよ
うになすことによって、電磁波の吸収特性に優れた薄型
の積層型電磁波吸収体を低コストで製造することが可能
であるという著大なる効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による積層型電磁波吸収体
の模式的説明図である。
【図2】従来例によるウエッジ型電磁波吸収体の斜面説
明図である。
【符号の説明】
1 積層型電磁波吸収体 2 基材 3 球状磁性粉末 4 偏平状磁性粉末 5〜5 積層素材 6 導電体 7 躯体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インピーダンス(Z)を異ならせた複数
    の積層素材を積層してなり、電磁波の入射側からその透
    過方向にインピーダンス(Z)が次第に減少するものと
    してあることを特徴とする積層型電磁波吸収体。
  2. 【請求項2】 透磁率(μ)および誘電率(ε)を異な
    らせた複数の積層素材を積層してなり、電磁波の入射側
    からその透過方向に透磁率(μ)および誘電率(ε)が
    次第に増加するものとしてあることを特徴とする積層型
    電磁波吸収体。
  3. 【請求項3】 基材中における球状磁性粉末と偏平状磁
    性粉末の含有量を変えてインピーダンス(Z),透磁率
    (μ)または誘電率(ε)を異ならせた複数の積層素材
    を積層してなり、電磁波の入射側からその透過方向にイ
    ンピーダンス(Z)が次第に減少するものとし、および
    /または、透磁率(μ)および誘電率(ε)が次第に増
    加するものとしてあることを特徴とする請求項1または
    2に記載の積層型電磁波吸収体。
  4. 【請求項4】 電磁波の入射側の積層素材は球状磁性粉
    末を含まないか適宜量含むものとして高インピーダンス
    (Z),低透磁率(μ)または低誘電率(ε)のものと
    してあり、電磁波の透過側の積層素材は偏平状磁性粉末
    を主に含むものとして低インピーダンス(Z),高透磁
    率(μ)または高誘電率(ε)のものとしてあり、両積
    層素材の間で積層される積層素材中に含まれる球状磁性
    粉末と偏平状磁性粉末の含有量を変えて電磁波の入射側
    からその透過方向にインピーダンス(Z)が次第に減少
    するものとし、および/または、透磁率(μ)および誘
    電率(ε)が次第に増加するものとしてある請求項1な
    いし3のいずれかに記載の積層型電磁波吸収体。
  5. 【請求項5】 電磁波の透過側の積層素材としてカーボ
    ン粉末を含むものを用いている請求項1ないし4のいず
    れかに記載の積層型電磁波吸収体。
  6. 【請求項6】 電磁波の透過側の積層素材として導電体
    を用いている請求項1ないし5のいずれかに記載の積層
    型電磁波吸収体。
  7. 【請求項7】 基材としてゴムおよび樹脂のうちから選
    ばれる素材を用いている請求項1ないし6のいずれかに
    記載の積層型電磁波吸収体。
  8. 【請求項8】 球状磁性粉末は平均粒径が100μm以
    下である請求項1ないし7のいずれかに記載の積層型電
    磁波吸収体。
  9. 【請求項9】 偏平状磁性粉末は平均長径200μm以
    下,平均短径が100μm以下で且つアスペクト比が2
    以上である請求項1ないし8のいずれかに記載の積層型
    電磁波吸収体。
  10. 【請求項10】 基材中における球状磁性粉末と偏平状
    磁性粉末の含有量を変えてインピーダンス(Z),透磁
    率(μ)または誘電率(ε)を異ならせた複数の積層素
    材を作製したのち、電磁波の入射側からその透過方向に
    インピーダンス(Z)が次第に減少する状態、および/
    または、透磁率(μ)および誘電率(ε)が次第に増加
    する状態に複数の積層素材を積層して加圧成形すること
    を特徴とする積層型電磁波吸収体の製造方法。
  11. 【請求項11】 電磁波の入射側の積層素材として球状
    磁性粉末を含まないか適宜量含むものとして高インピー
    ダンス(Z),低透磁率(μ)または低誘電率(ε)と
    したものを用い、電磁波の透過側の積層素材として偏平
    状磁性粉末を主に含むものとして低インピーダンス
    (Z),高透磁率(μ)または高誘電率(ε)としたも
    のを用い、両積層素材の間で積層される積層素材として
    球状磁性粉末と偏平状磁性粉末の含有量を変えてインピ
    ーダンス(Z),透磁率(μ)または誘電率(ε)を異
    ならせたものを用いて、これらの積層素材を電磁波の入
    射側からその透過方向にインピーダンス(Z)が次第に
    減少する状態、および/または、透磁率(μ)および誘
    電率(ε)が次第に増加する状態に積層して加圧成形す
    る請求項10に記載の積層型電磁波吸収体の製造方法。
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