JP2000031451A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JP2000031451A
JP2000031451A JP10197463A JP19746398A JP2000031451A JP 2000031451 A JP2000031451 A JP 2000031451A JP 10197463 A JP10197463 A JP 10197463A JP 19746398 A JP19746398 A JP 19746398A JP 2000031451 A JP2000031451 A JP 2000031451A
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solid
impurity region
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Seigo Abe
征吾 安部
Hidenori Shibata
英紀 柴田
Hidemiki Iguma
英幹 猪熊
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
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    • H01L27/14609Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】固体イメージセンサにおいて、画素となるフォ
トダイオードの電荷蓄積用の「容量」を減少させること
なく光電変換の「感度」を上昇させる。 【解決手段】半導体基板11と、半導体基板の表層部に
形成されたPウエル12と、Pウエルの表層部で絶縁分
離された素子領域内に形成されたN型不純物領域を有す
るフォトダイオードおよびフォトダイオードから信号を
読み出すためのNMOSトランジスタの活性領域を含む
単位セルが二次元の行列状に配置された撮像領域とを具
備し、フォトダイオードのN型不純物領域171の底面
部は少なくとも2つ以上の凸部172を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置およ
びその製造方法に係り、特に光電変換部(フォトダイオ
ード)の構造およびその形成方法に関するもので、例え
ばビデオカメラなどに使用される。
【0002】
【従来の技術】図5は、1画素毎に画素信号の読み出し
が可能な読み出し回路を備えた従来のMOS型固体イメ
ージセンサにおいて、撮像領域に二次元の行列状に配置
された1ピクセル/1ユニット(1画素)の単位セルの
等価回路を示している。
【0003】図5に示す単位セルは、固体イメージセン
サの撮像領域に二次元の行列状に配置されて形成されて
おり、フォトダイオード1のアノード側に接地電位が与
えられ、フォトダイオード1のカソード側は読み出しト
ランジスタ(シャッタゲートトランジスタ)3を介して
増幅トランジスタ4のゲートに接続されるとともにリセ
ットトランジスタ6を介してリセット電位VRに接続さ
れている。
【0004】上記読み出しトランジスタ3のゲートには
読取り線2が接続されており、リセットトランジスタ6
のゲートにはリセット線7が接続されている。また、前
記増幅トランジスタ4は、一端側が垂直信号線5に接続
され、他端側が垂直選択トランジスタ9を介して電源電
位Vccに接続されており、上記垂直選択トランジスタ9
のゲートには垂直選択線(アドレス線)8が接続されて
いる。
【0005】また、図示しないが、固体イメージセンサ
の撮像領域外には、前記読取り線2を選択駆動するため
の垂直シフトレジスタ、前記垂直信号線5の一端側に接
続される負荷トランジスタ、前記垂直信号線5の他端側
にノイズキャンセラー回路を介して一端側が接続される
水平読み出しトランジスタ、この水平読み出しトランジ
スタの他端側に接続される水平信号線、前記水平読み出
しトランジスタのゲートを選択駆動するための水平シフ
トレジスタ、前記水平信号線と所定電位ノードとの間に
接続される水平リセットトランジスタなどが設けられ
る。
【0006】なお、2ピクセル/1ユニット(2画素)
の単位セルが撮像領域に二次元の行列状に配置される固
体イメージセンサも本願出願人により提案されている
(特願平8−248361号)。
【0007】次に、図5に示した単位セルを二次元の行
列状に配置された撮像領域を有する固体イメージセンサ
における単位セルの動作の概要を説明する。各単位セル
において、フォトダイオード1の入射光が光電変換され
て生じた信号電荷は、フォトダイオード1に蓄積され
る。この信号電荷を読み出す前に、前記リセット線7に
“H”レベルのリセット信号が与えられてリセットトラ
ンジスタ6がオンになり、増幅トランジスタ4のゲート
電位が所望の電位にリセットされる。
【0008】次に、読取り線2に“H”レベルの読取り
信号が与えられて読み出しトランジスタ3がオンになる
ことにより、前記フォトダイオード1の蓄積電荷が読み
出しトランジスタ3を介して増幅トランジスタ4のゲー
トに転送され、このゲート電位を変化させる。
【0009】この時、垂直選択線8に“H”レベルの選
択信号が与えられると、垂直選択トランジスタ9がオン
になり、この垂直選択トランジスタ9を介して増幅トラ
ンジスタ4に電源電位Vccが供給される。これにより、
ソースフォロア接続されている増幅トランジスタ4は、
ゲートの電位を増幅(電荷/電圧変換)して垂直信号線
5に出力する。
【0010】ところで、フォトダイオード1に要求され
る主な項目としては、より多くの電荷を発生させるため
の「感度」と、光電変換により発生した電荷をより多く
蓄積しておくための「容量」が挙げられる。
【0011】しかし、従来のフォトダイオード1の構造
は、「感度」と「容量」を独立に制御できず、両者はト
レードオフの関係になっている。以下、この点について
詳細に説明する。
【0012】図6(a)乃至(c)は、図5に示した単
位セルを二次元の行列状に配置された撮像領域を有する
固体イメージセンサを製造する際のフォトダイオード1
および読み出しトランジスタ(NMOSトランジスタ)
3の形成工程における断面構造の一例を示している。
【0013】まず、図6(a)に示すように、P型シリ
コン基板11上にP型半導体層(Pウエル)12を形成
し、その表層部に選択的に素子分離領域13として例え
ば選択酸化膜を形成した後、基板表面にゲート絶縁膜
(通常、シリコン酸化膜)14を形成する。
【0014】その後、前記素子分離領域13により絶縁
分離された素子領域内のゲート絶縁膜14上に選択的に
MOSトランジスタのポリシリコンゲート電極15(図
5中の読取り線2の一部)を形成し、フォトダイオード
形成予定領域以外の領域上にレジストパターン16を形
成し、このレジストパターン16をマスクとしてPウエ
ル12にリン(P)をイオン注入して光電変換蓄積領域
(フォトダイオード)のN型不純物領域(およびそれに
隣接するNMOSトランジスタのソース領域)17を形
成する。
【0015】次に、前記レジストパターン16を除去
し、図6(b)に示すように、NMOSトランジスタの
ドレイン形成予定領域以外の領域上にレジストパターン
18を形成し、このレジストパターン18をマスクとし
てPウエル12にリン(P)をイオン注入してドレイン
領域19を形成する。
【0016】この際、予めNMOSトランジスタ用のチ
ャネルイオンインプラを行うことによって、LDD(ラ
イトリー・ドープト・ドレイン)構造のドレイン領域を
形成する場合が多い。
【0017】また、前記素子分離領域13の底面下には
フィールドイオンインプラ領域を形成する場合が多い。
また、前記素子分離領域13上には、図示しないが、他
のMOSトランジスタのポリシリコンゲート電極配線な
どの配線が形成される。
【0018】この後、前記レジストパターン18を除去
すると、図6(c)に示すような構造が得られる。この
ような構造を有する固体イメージセンサの使用に際し
て、電源電位Vccは例えば3.3Vが使用され、Pウエ
ル12は接地電位に接続され、P型基板11およびPウ
エル12は接地電位に接続され、Pウエル12にはフォ
トダイオードのN型不純物領域17との接合部に空乏層
10が存在するようになる。
【0019】なお、シリコン基板としてN型を使用する
場合には、N型基板に電源電位Vccより高い所定電位
(例えば10V)のバイアスが印加される。ところで、
図6(c)に示した構造を有するフォトダイオードの
「感度」を上げるための手法として、従来は、フォトダ
イオードのN型不純物領域17あるいはPウエル12の
不純物濃度を減少させ、両者の接合部の空乏層10の幅
を広げるようにしていた。
【0020】しかし、このように対策は、「感度」を上
げることは可能であるが、フォトダイオードのN型不純
物領域17とPウエル12との接合容量が減少してしま
うので、フォトダイオードでの光電変換により発生した
電荷をより多く蓄積しておくことができなくなる。
【0021】したがって、フォトダイオードの電荷蓄積
用の「容量」を減少させることなく「感度」を上昇させ
ることが困難であり、これを達成しようとすると、製造
プロセスのマージンが非常に狭くなり、実現が困難であ
った。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
固体イメージセンサのフォトダイオードの構造は、光電
変換の「感度」と電荷蓄積用の「容量」を独立に制御で
きず、両者はトレードオフの関係になっており、「容
量」を減少させることなく「感度」を上昇させることが
困難であるという問題があった。
【0023】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、半導体層の表層部にPN接合を有するフォト
ダイオードの電荷蓄積用の「容量」を減少させることな
く光電変換の「感度」を上昇させることが容易になる固
体撮像装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置
は、半導体基板と、前記半導体基板の表層部に形成され
たPウエルと、前記Pウエルの表層部で絶縁分離された
素子領域内に形成されたN型領域を有するフォトダイオ
ードおよび前記フォトダイオードから信号を読み出すた
めのNMOSトランジスタの活性領域を含む単位セルが
二次元の行列状に配置された撮像領域とを具備し、前記
フォトダイオードのN型領域の底面部は少なくとも2つ
以上の凸部を有することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 <第1実施例>第1実施例のMOS型固体イメージセン
サは、1画素の単位セルが二次元の行列状に配置された
アレイからなる撮像領域を具備し、各単位セルは例えば
図5を参照して前述した等価回路を有するように形成さ
れており、図6(c)を参照して前述した従来例の断面
構造と比べて、フォトダイオードの構造が異なる。
【0026】図1(a)、(b)および図2(a)、
(b)は、第1実施例に係るMOS型固体イメージセン
サを製造する際のフォトダイオードおよび読み出しトラ
ンジスタ(NMOSトランジスタ)の形成工程における
断面構造の一例を示している。
【0027】図3は、図2(b)の一部に対応する平面
パターンの一例を示している。以下、図1および図2を
参照しながらフォトダイオードおよび読み出しトランジ
スタ(NMOSトランジスタ)の形成工程の一例を説明
する。
【0028】まず、図1(a)に示すように、P型シリ
コン基板11上にPウエル12を形成し、その表層部に
選択的に素子分離領域13として例えば選択酸化膜を形
成した後、基板表面にゲート絶縁膜(通常、シリコン酸
化膜)14を形成する。
【0029】その後、前記素子分離領域13により絶縁
分離された素子領域内のゲート絶縁膜14上に選択的に
MOSトランジスタのポリシリコンゲート電極15(図
5中の読取り線2の一部)を形成し、フォトダイオード
形成予定領域以外の領域上に第1のレジストパターン1
6を形成し、この第1のレジストパターン16をマスク
としてPウエル12にN型不純物、例えばリン(P)を
イオン注入して光電変換蓄積領域(フォトダイオード)
の第1のN型不純物領域(およびそれに隣接するNMO
Sトランジスタのソース領域)171を形成する。
【0030】次に、図1(b)に示すように、前記第1
のレジストパターン16を除去し、イオン注入により前
記第1のN型不純物領域171の底面部に少なくとも2
つ以上の凸部を形成するために、この凸部形成予定領域
以外の領域上に、例えば3本の縦桟状の第2のレジスト
パターン16aを形成する。
【0031】そして、この第2のレジストパターン16
aをマスクとしてN型不純物、例えば前記第1のN型不
純物領域171の形成時と同様のリン(P)をイオン注
入してフォトダイオードの第1のN型不純物領域171
の底面部から突出させるように第2のN型不純物領域1
72を形成する。
【0032】この際、第2のレジストパターン16a
は、それをマスクとして形成される第2のN型不純物領
域171の3本の凸部の相互間隔が、第2のN型不純物
領域172とPウエル12との接合部にデバイス使用時
に図2(b)に示すように生じる空乏層20の幅よりも
広いように、つまり、近接する凸部のそれぞれ近傍に生
じる空乏層20の先端部同士が連ならないようにパター
ニングしておくことが望ましい。
【0033】さらに、前記第2のN型不純物領域172
を形成するためのイオン注入の条件として、イオン加速
エネルギーは第1のN型不純物領域171を形成する時
のイオン加速エネルギーよりも高くなり、イオン注入量
は第1のN型不純物領域171を形成する時のイオン注
入量よりも少なくなることが望ましい。
【0034】次に、図1(c)に示すように、前記第2
のレジストパターン16aを除去し、NMOSトランジ
スタのドレイン形成予定領域以外の領域に第3のレジス
トパターン18を形成し、この第3のレジストパターン
18をマスクとしてPウエル12にリン(P)をイオン
注入してドレイン領域19を形成する。
【0035】この際、予めNMOSトランジスタ用のチ
ャネルイオンインプラを行うことによって、LDD構造
のドレイン領域を形成する場合が多い。また、前記素子
分離領域13の底面下にはフィールドイオンインプラ領
域を形成する場合が多い。また、前記素子分離領域13
上には、図示しないが、他のMOSトランジスタのポリ
シリコンゲート電極配線などの配線が形成される。
【0036】この後、前記第3のレジストパターン18
を除去すると、図2(b)に示すような構造および図3
に示すような平面パターンを有するフォトダイオードが
得られる。
【0037】このような構造を有する固体イメージセン
サの使用に際して、電源電位Vccは例えば3.3Vが使
用され、P型基板11およびPウエル12は接地電位に
接続される。
【0038】上記したような構造のフォトダイオードを
有する固体イメージセンサの動作は、図5を参照して前
述した従来の動作と基本的に同様であるので説明を省略
するが、フォトダイオードの電荷蓄積用の「容量」を減
少させることなく光電変換の「感度」を上昇させること
が可能になっている。
【0039】即ち、フォトダイオードのN型不純物領域
の底面部は少なくとも2つ以上の凸部を有し、図2
(b)に示すように、Pウエル12にはフォトダイオー
ドの第1のN型不純物領域171との接合部および第2
のN型不純物領域172との接合部に空乏層20が存在
するようになる。
【0040】この場合、フォトダイオードのN型不純物
領域の底面部に凸部を有さない従来例と比べて、フォト
ダイオードのN型不純物領域とPウエルとの接合部に生
じる空乏層20の面積(ひいては「容量」)が広がって
おり、フォトダイオードで発生した電荷をより多く蓄積
することが可能になる。
【0041】しかも、第2のN型不純物領域172の凸
部相互の間隔が第2のN型不純物領域172とPウエル
12との接合部に生じる空乏層20の幅よりも広いよう
に形成されることにより、近接する凸部のそれぞれ近傍
に生じる空乏層20の先端部同士が連ならないので、空
乏層20の面積が従来例よりも確実に広がる。
【0042】したがって、フォトダイオードの光電変換
の「感度」を上昇させるためにN型不純物領域あるいは
Pウエルの不純物濃度を減少させ、両者の接合部の空乏
層の幅を広げるようにしても、「容量」の低下を抑制さ
せることが可能になる。
【0043】つまり、図2(b)に示すような構造のフ
ォトダイオードによれば、電荷蓄積用の「容量」を減少
させることなく光電変換の「感度」を上昇させることが
容易になり、これを達成するための製造プロセスのマー
ジンが大きくなる。
【0044】なお、上記第1実施例のフォトダイオード
1の形成工程では、フォトダイオードのN型不純物領域
の底面部に少なくとも2つ以上の凸部を形成するために
少なくとも2回以上のイオン注入を行う。この場合、2
つ以上のイオン種あるいは加速エネルギーによりイオン
注入を行う。
【0045】このように形成されたフォトダイオードの
N型不純物領域の特徴は、 (1)フォトダイオードのN型不純物領域の素子表面部
付近のイオン注入面積がN型不純物領域の深部のイオン
注入面積よりも広い。
【0046】(2)濃度が異なる少なくとも2つ以上の
不純物層により構成されている。 (3)深さが異なる少なくとも2つ以上の不純物層によ
り構成されている。 (4)少なくとも2つ以上のイオン種あるいは加速エネ
ルギーによりイオン注入されてなり、注入されたイオン
の濃度のピークがPウエルの深さ方向に1つだけ存在す
るような不純物濃度分布を有する。
【0047】<第2実施例>第2実施例のMOS型固体
イメージセンサは、第1実施例のMOS型固体イメージ
センサと比べて、図4に示すように第1のN型不純物領
域171の底面部に形成される凸部(第2のN型不純物
領域172)が平面的にみて格子状に形成されている点
が異なり、その他は同じである。
【0048】第2実施例のMOS型固体イメージセンサ
の形成工程は、図1および図2を参照して前述した第1
実施例のMOS型固体イメージセンサの形成工程と比べ
て、図1(b)の工程において使用する第2のレジスト
パターン16bとして、フォトダイオードの第1のN型
不純物領域171の上方部分に格子状のレジストパター
ンを形成する点が異なり、その他は同じであるので説明
を省略する。
【0049】なお、上記各実施例は、図5を参照して前
述したような等価回路を有する1画素の単位セルのアレ
イを有する固体イメージセンサを示したが、前述したよ
うな2画素の単位セルのアレイを有する固体イメージセ
ンサにも本発明を適用可能である。
【0050】
【発明の効果】上述したように本発明の固体撮像装置お
よびその製造方法によれば、半導体層の表層部にPN接
合を有するフォトダイオードの電荷蓄積用の「容量」を
減少させることなく光電変換の「感度」を上昇させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るMOS型固体イメー
ジセンサにおけるフォトダイオードおよびNMOSトラ
ンジスタの形成工程の一部を示す断面図。
【図2】図1の工程に続く工程を示す断面図。
【図3】図2(b)の一部に対応する平面パターンを示
す図。
【図4】本発明の第2実施例に係るMOS型固体イメー
ジセンサにおけるフォトダイオード付近の平面パターン
を示す図。
【図5】1画素毎に画素信号の読み出しが可能な読み出
し回路を備えた従来のMOS型固体イメージセンサにお
ける1画素の単位セルを示す等価回路図。
【図6】従来のMOS型固体イメージセンサにおけるフ
ォトダイオードおよびNMOSトランジスタの形成工程
を示す断面図。
【符号の説明】
11…P型シリコン基板、 12…Pウエル、 13…素子分離領域、 14…ゲート絶縁膜、 15…ポリシリコンゲート電極、 16…第1のレジストパターン、 16a…第2のレジストパターン、 171…フォトダイオードの第1のN型不純物領域、 172…第2のN型不純物領域、 18…第3のレジストパターン、 19…ドレイン領域、 20…空乏層。
フロントページの続き (72)発明者 猪熊 英幹 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内 Fターム(参考) 4M118 AA01 AB01 BA14 CA03 CA18 DD04 EA14 FA06 FA28 FA33 FA42 5C024 AA01 CA12 CA15 CA31 FA01 GA01 GA31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板の表層部に形成されたPウエルと、 前記Pウエルの表層部で絶縁分離された素子領域内に形
    成されたN型不純物領域を有するフォトダイオードおよ
    び前記フォトダイオードから信号を読み出すためのNM
    OSトランジスタの活性領域を含む単位セルが二次元の
    行列状に配置された撮像領域とを具備し、 前記フォトダイオードのN型領域の底面部は少なくとも
    2つ以上の凸部を有することを特徴とする固体撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固体撮像装置において、 前記フォトダイオードのN型不純物領域は、不純物濃度
    が異なる少なくとも2つ以上の不純物層により構成され
    ていることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の固体撮像装置に
    おいて、 前記フォトダイオードのN型不純物領域は、深さが異な
    る少なくとも2つ以上の不純物層により構成されている
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    固体撮像装置において、 前記フォトダイオードのN型不純物領域は、少なくとも
    2つ以上のイオン種あるいは加速エネルギーによりイオ
    ン注入されてなり、注入されたイオンの濃度のピークが
    Pウエルの深さ方向に1つだけ存在するような不純物濃
    度分布を有することを特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の固体撮像装置において、 前記フォトダイオードのN型不純物領域は、素子表面部
    付近のイオン注入面積がN型不純物領域の深部のイオン
    注入面積よりも広いことを特徴とする固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上にPウエルを形成し、その
    表層部に選択的に素子分離領域を形成した後、基板表面
    にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記素子分離領域により絶縁分離された素子領域内のフ
    ォトダイオード形成予定領域以外の領域上に第1のレジ
    ストパターンを形成し、前記第1のレジストパターンを
    マスクとして前記PウエルにN型不純物をイオン注入し
    てフォトダイオードの第1のN型不純物領域を形成する
    工程と、 前記第1のN型不純物領域の底面部に形成しようとする
    少なくとも2つ以上の凸部領域以外の領域上に第2のレ
    ジストパターンを形成し、前記第2のレジストパターン
    をマスクとしてN型不純物をイオン注入して前記第1の
    N型不純物領域の底面部から突出させるように第2のN
    型不純物領域を形成する工程とを具備することを特徴と
    する固体撮像装置の製造方法。
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