JP2000031060A - Iii−v族化合物半導体気相エピタキシャル成長方法及び成長装置 - Google Patents

Iii−v族化合物半導体気相エピタキシャル成長方法及び成長装置

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JP2000031060A
JP2000031060A JP10195693A JP19569398A JP2000031060A JP 2000031060 A JP2000031060 A JP 2000031060A JP 10195693 A JP10195693 A JP 10195693A JP 19569398 A JP19569398 A JP 19569398A JP 2000031060 A JP2000031060 A JP 2000031060A
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Kenji Shibata
憲治 柴田
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】V/III 比を高くする(AsH3 供給量を多く
する)ことなく、AlGaAs層中の不純物濃度を減少
することができるIII −V族化合物半導体の気相エピタ
キシャル成長方法を提供することにある。 【解決手段】反応容器1にIII 族原料ガスとV族原料ガ
スを個別に導入する供給路8、9を設けると共に、その
V族原料ガスの供給路8の途中に、成長領域でのV族原
料ガスの分解を促進するヒータ10を設け、予め熱を加
えたV族原料ガスをIII 族原料ガスとは別に供給し、成
長領域でのV族原料の分解を促進させてV族ラジカルを
豊富にし、このV族ラジカルに、GaAs基板5に到達
する有機金属化合物の金属と炭素又は酸素との結合を切
る作用を営ませる。これにより、成長時のV/III 比を
高くすることなく、AlGaAs成長層に取り込まれる
不純物濃度を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ、発
光ダイオード、電界効果型トランジスタなどの製造に適
用されるIII −V族化合物半導体の気相エピタキシャル
成長方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザの心臓部であるダブルヘテ
ロ構造は、現在主にMOVPE(有機金属気相成長)法
によって作製されている。このダブルヘテロ構造を構成
するp型クラッド層、n型クラッド層及び活性層を、非
常に高純度な(不純物の少ない)結晶にすることが、良
質な半導体レーザを作製するのに必要であると言われて
いる。
【0003】例えば、AlGaAs系半導体レーザにお
いては、AlGaAs層中の酸素及び炭素などの不純物
濃度を減少させることが重要である。
【0004】また、HEMTやMESFET等のような
超高周波デバイスにおいては、キャリア濃度が1014cm
-3台の高純度なバッファ層(エピタキシャル層)が要求
されている。
【0005】従来、MOVPE法によるAlGaAs層
の成長には、一般的にV族原料としてアルシン(以下A
sH3 という)が、またIII 族原料としてトリメチルガ
リウム(Ga(CH3 3 、以下TMGという)、トリ
メチルアルミニウム(Al(CH3 3 、以下TMAと
いく)が用いられているが、この原料のTMA中に含ま
れる炭素及び酸素が、気相エピタキシャル成長したAl
GaAs層中に混入してしまうことが知られている。前
に述べた通り、この酸素及び炭素は、半導体レーザにお
いて特性悪化の原因の一つである。
【0006】上記した原料自体に含まれる炭素及び酸素
が気相エピタキシャル成長層中に取り込まれてしまうメ
カニズムについては、次のように考えられてきた。即
ち、Ga、Alの原料ガスとしてTMG、TMAを、A
sの原料ガスとしてAsH3 を用いた場合、基板には、
TMG、TMAが分離してGa−CH3 またはAl−C
3 の形で付着する。このメチル基(−CH3 )が、A
sH3 の分解過程で生成されるAsHラジカルと衝突す
ると、メタンCH4 となり安定するが、衝突しなければ
AlGaAs中にカーボンとして取り込まれる。従っ
て、非常に高純度な(不純物の少ない)AlGaAs層
を形成するためには、メチル基とAsHラジカルの衝突
を多くする条件で成長させることが必要である。この条
件としては、例えば、(1)AsH3 の分解を促進する
ため、反応炉内の圧力を上げる、(2)AsH3 の分解
を促進するため、成長温度を上げる、(3)V族の原料
ガス供給量をIII 族の原料ガス供給量に対して相対的に
大きくする、(4)AsH3 を水素ラジカルを多く生成
するものに代える、等が考えられる。
【0007】従来、第3の条件を主に考慮して、高純度
のAlGaAs層の成長を行っていた。即ち、一般に、
成長時のV/III 比(V族原料供給量(mol )とIII 族
原料供給量(mol )の比率)を高くすることで、このA
lGaAs層中の酸素及び炭素濃度を減少できることが
知られており、現状はこの方法でAlGaAs層の高純
度化を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成長時
のV/III 比を高くする従来の方法では、AlGaAs
層の高純度化の実現の為にV/III 比を非常に高くしな
ければならない。現状では、V族原料であるAsH3
大量に使用することで、V/III 比を高くしている。こ
のため、原料の利用効率の悪さ、AsH3 の除害設備へ
の負担などにおいて、コスト的に非常に問題になってい
る。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、V/III 比を高くする(AsH3 供給量を多くす
る)ことなく、AlGaAs層中の不純物濃度を減少す
ることができるIII −V族化合物半導体の気相エピタキ
シャル成長方法及び成長装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、MOVPE法
によって作製したAlGaAs層中への不純物炭素及び
酸素混入のメカニズムについての、次のような本発明者
の考えに基礎をおくものである。
【0011】即ち、(i) 図2に示すように、III 族原料
としてTMG、TMAを、V族原料としてAsH3 を用
いた場合、不純物炭素が混入してしまう理由は、TMA
中のAl−C及びAl−O結合が切れずに膜中に混入し
てしまうためである。また、(ii)V/III 比(III 族原
料に対するAsH3 供給量の割合)を高くすると、不純
物炭表濃度及び酸素が低減するのは、AsH3 が分解し
てできるAsHラジカル(化学的に非常に活性な状態の
もの)が、このAl−C結合及びAl−O結合を切るの
に大きく作用するためである(図2)。
【0012】この考えの下で研究を重ねた結果、Al−
C結合及びAl−O結合を切るのに大きく作用するAs
Hラジカルの量を増加させる手段としては、V族原料で
あるAsH3 に、その流れの上流側で、加熱又はプラズ
マ励起などの方法でエネルギーを与えることが非常に有
効である、という結論が得られた。これは、V族原料自
体からのAsHラジカルを増加させるものであり、従来
のように、不純物炭素及び酸素濃度低減のためにAsH
3 供給量を増加させる必要がないという意味で、AsH
ラジカルを増加させる新たな方法を与えるものである。
【0013】(1)本発明のIII −V族化合物半導体気
相エピタキシャル成長方法は、反応容器内に設置した結
晶成長用基板を加熱し、反応容器内にIII 族原料ガスと
V族原料ガスを供給して、結晶成長用基板上に化合物半
導体結晶を気相エピタキシャル成長させるMOVPE法
を用いたIII −V族化合物半導体気相エピタキシャル成
長方法において、前記反応容器内に、予め熱又はプラズ
マ等によるエネルギーを加えたV族原料ガスを、III 族
原料ガスとは別に供給し、成長領域でのV族原料の分解
を促進させるものである。
【0014】即ち、反応容器内にIII 族原料ガスとV族
原料ガスを個別に導入すると共に、その反応容器に導入
されるV族原料ガスに、成長領域より上流側で、熱又は
プラズマ等によるエネルギーを加え、これにより成長領
域におけるV族原料の分解を促進させる成長方法であ
る。
【0015】この成長方法によれば、V族原料ガスが予
め熱又はプラズマ等によるエネルギーを与えられ、その
分解が促進される。即ち、分解されたときにできる活性
化したV族ラジカルが反応容器内に導入されるか、反応
容器内に導入されてからV族原料が分解されるときにで
きる活性化したV族ラジカルが生まれ、成長領域に豊富
に存在するようになる。この活性化したV族ラジカル、
例えばAsH3 が分解されるときにできるAsHラジカ
ルは、有機金属化合物であるTMAのAlと炭素又は酸
素との結合にアタックして、その結合を切る働きがあ
る。従って成長炉中に存在する、活性化したAsHラジ
カルの量が豊富になることにより、それらのAsHラジ
カルが不足することなく、基板に到達する有機金属化合
物の金属と炭素又は酸素との結合を切り、エピタキシャ
ル層に取り込まれる炭素及び酸素を効果的に抑止する。
従って、V族水素化物のモル比を大きくすることなく、
必要な量の活性化したAsHラジカルを反応容器内の成
長領域に得ることができる。このため、V族原料の原料
効率が良くなる。
【0016】(2)また、V族原料ガスに加えるエネル
ギーを加減することにより、エピタキシャル層中の不純
物濃度(炭素、酸素、シリコンなど)を制御することが
できる(請求項2)。即ち、MOVPE法によるIII −
V族化合物半導体の気相エピタキシャル成長に際し、V
族原料の分解効率を意図的に変化させることで、成長に
寄与するV族ラジカルの成長領域での存在量を制御し、
エピタキシャル層中の不純物濃度を制御することができ
る。これは、V族ラジカルには有機金属化合物であるT
MAのAlと炭素又は酸素との結合にアタックして、そ
の結合を切る働きがあるため、V族ラジカルの成長領域
での存在量を制御することにより、基板に届くAl−C
3 又はAl−Oの量を制御することができ、最終的に
はエピタキシャル層中に取り込まれる炭素及び酸素の量
を制御することができるためである。従って、例えば、
多層のエピタキシャル層を成長する場合には、その各層
毎に、上流側でV族原料ガスに与えるエネルギーを変化
させることにより、エピタキシャル層中の不純物濃度
(炭素、酸素、シリコンなど)を制御することができ
る。
【0017】(3)ここで、前記結晶成長用基板上に成
長させる化合物半導体結晶としてはAlGaAsがある
(請求項3)。
【0018】(4)また、AlGaAsをエピタキシャ
ル成長する場合、前記III 属原料は、トリメチルガリウ
ム(TMG)、トリメチルアルミニウム(TMA)等の
メチル基が付いた有機金属化合物とし、前記V族原料は
アルシン(AsH3 )等の水素化物とすることが好まし
い。
【0019】例えば、前記III 族原料にTMG、TMA
を、前記V族原料にAsH3 を用いる場合、AsH3
熱又はプラズマによるエネルギーを与えられて分解さ
れ、これによりできる活性化したAsHラジカルが反応
容器内に導入され、成長領域に豊富に存在するようにな
る。この活性化したAsHラジカルが、基板に到達する
有機金属化合物の金属と炭素又は酸素との結合を切り、
エピタキシャル層に取り込まれる炭素及び酸素を効果的
に抑止する。
【0020】(5)請求項2、3又は4において、前記
V族原料ガスに加えるエネルギーは、成長領域でのV族
ラジカル量が最大になるように制御することができる
(請求項5)。この条件を満足するようにすると、エピ
タキシャル成長層に取り込まれる不純物炭素及び酸素濃
度を最小にすることができる。これは、例えば分解促進
用ヒータの熱によりV族原料ガスにエネルギーを加えて
いる場合、そのヒータの温度には最適値が存在し、成長
領域でのV族ラジカル量(AsHラジカル量)はある温
度で最大になるという、本発明者が見い出した現象に根
拠をおくものである(図5参照)。各エピタキシャル層
成長時において、この分解促進用ヒータの温度の最適値
を見つけだし、その分解促進温度に設定してエピタキシ
ャル成長することで、V族原料であるAsH3 の使用量
を大幅に低減することができる。
【0021】(6)また上記とは別に、原料の成長領域
滞在時間を変化させることで、V原料の分解効率を制御
することもできる(請求項6)。
【0022】(7)次に、本発明のIII −V族化合物半
導体気相エピタキシャル成長装置は、反応容器内に設置
した結晶成長用基板を加熱し、反応容器内にIII 族原料
ガスとV族原料ガスを供給して、結晶成長用基板上に化
合物半導体結晶を気相エピタキシャル成長させるMOV
PE法を用いたIII −V族化合物半導体気相エピタキシ
ャル成長装置において、反応容器内にIII 族原料ガスと
V族原料ガスを個別に導入する供給路を設けると共に、
そのV族原料ガスの供給路の途中に、成長領域でのV族
原料ガスの分解を促進するヒータを設けたものである
(請求項7)。
【0023】この成長装置によれば、V族原料ガスが予
め熱によるエネルギーを与えられて分解され、分解され
たときにできる活性化したV族ラジカルが反応容器内に
導入されることにより、成長領域に豊富にV族ラジカル
が存在するようになる。この活性化したV族ラジカル、
例えばAsHラジカルが、基板に到達する有機金属化合
物の金属と炭素又は酸素との結合を切り、エピタキシャ
ル層に取り込まれる炭素及び酸素を効果的に抑止する。
【0024】(8)前記V族原料ガスの供給路の途中に
前記ヒータを設ける代わりに、成長領域でのV族原料ガ
スの分解を促進するプラズマ装置を設けることもできる
(請求項8)。
【0025】この成長装置によれば、V族原料ガスは予
めプラズマ装置によるエネルギーを与えられてプラズマ
化され、このときにできる活性化したV族ラジカルが反
応容器内に導入されるようになり、成長領域にV族ラジ
カルが豊富に存在するようになる。この活性化したV族
ラジカル、例えばAsHラジカルが、基板に到達する有
機金属化合物の金属と炭素又は酸素との結合を切り、エ
ピタキシャル層に取り込まれる炭素及び酸素を効果的に
抑止する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明の気相エピタキシャル成長
方法を実施するためのMOVPE装置、正確には横型M
OVPE炉を模式化して示した横断面図である。
【0028】同図において、石英製の反応容器1の一方
の側部には、V族原料ガスの導入口2と、III 族原料ガ
スの導入口3とが別々に設けられ、また反応容器1の他
方の側部には、1つの排気口4がそれぞれ設けられてい
る。
【0029】反応容器1内には、エピタキシャル成長さ
せる結晶成長用基板としてのGaAs基板5が、SiC
で被覆されたカーボン製のサセプタ6上に載置されてい
る。サセプタ6及びGaAs基板5は、この例では静止
状態として示してあるが、支持棒で支持してモータによ
り回転するのが好ましい。GaAs基板5は、加熱手段
としてサセプタ6の下部に設けたヒータ7により加熱さ
れる。しかし、GaAs基板5の加熱手段としては、反
応容器1の外周に巻回したRF(高周波)コイルにより
加熱してもよい。なお、反応容器1は図示してない冷却
ジャケットを有する。
【0030】V族原料ガスの導入口2とIII 族原料ガス
の導入口3には、それぞれV族原料ガスの供給路8とII
I 族原料ガスの供給路9が接続されている。このうち、
V族原料ガスの供給路8の途中には、成長領域でのV族
原料ガスの分解を促進するためのヒータ(分解促進ヒー
タ)10が設けられている。この分解促進ヒータ10
は、V族原料ガスに分解促進用のエネルギーを加える手
段として機能するもので、ここでのヒータには発熱線を
用いているが、RFコイルにより高周波加熱する高周波
加熱装置を用いることもできる。またV族原料ガスに分
解促進用のエネルギーを加える手段としては、このよう
なヒータの他、プラズマ化によりエネルギーを与えるプ
ラズマ装置を用いることもできる。
【0031】図1に示す横型MOVPE炉の成長装置で
は、GaAsから成る成長用基板5をサセプタ6上にほ
ぼ水平にして載せ、反応容器1の横方向から原料を混合
したキャリアガスを流して基板面上で該基板面とほぼ平
行なガス流をつくり、GaAs基板5をヒータ7で加熱
することにより、GaAs基板5上にAlGaAs化合
物半導体薄膜を成長させる。
【0032】その際、反応容器1には、III 族原料を混
合したキャリアガス(H2 )が供給される一方、V族原
料のAsH3 を混合したキャリアガス(H2 )が分解促
進ヒータ10を通して供給される。即ち、V族原料のA
sH3 については分解促進ヒータ10により加熱され、
分解が適度に促進されたガスが供給され、従って反応容
器1内は、外部から導入されたAsHラジカル及び反応
容器1内での分解によってできたAsHラジカルが豊富
に存在することになる。このAsHラジカルは、GaA
s基板5の表面に達する有機金属化合物の金属と有機基
との間の結合、及び有機金属化合物の金属と炭素又は酸
素との間の結合、例えばAl−C及びAl−Oの結合を
強制的に切断するため、III 属とV族の有機金属化合物
の組み合わせでも、エピタキシャル層中に取り込まれる
炭素及び酸素を大幅に抑止でき、高純度なエピタキシャ
ル層の成長が可能になる。
【0033】従って、HEMTやMESFET等のデバ
イス用エピタキシャルウェハの成長において必要な高純
度のバッファ層を経済性よく成長できるようになる。
【0034】なお、図1に矢印で示すように、反応容器
1内において形成されるV族原料ガスの流れ11と、II
I 族原料ガスの流れ12とは、反応容器1内における流
れの上流側に存在するように設けたセパレータ13によ
り、反応容器1でGaAs基板5の直前まで区分され
る。これは、反応容器1内に導入されるV族原料ガスと
III 族原料ガスとをGaAs基板5近傍まで区分して保
持することにより、上記AsHラジカルがTMAのAl
と炭素又は酸素との結合にアタックして、その結合を切
る作用を営む場所を、成長領域たるGaAs基板5上に
定めるようにするためである。
【0035】MOVPE法によって半導体レーザのAl
0.45GaAsクラッド層を結晶成長した例について説明
する。
【0036】通常、半導体レーザのクラッド層にはAl
0.45GaAs層が用いられている。MOVPE法による
AlGaAs層の成長では、Al組成が高くなるほど膜
中の不純物炭素及び酸素濃度は増加してしまい、上記ク
ラッド層のようにAl組成の高いAl0.45GaAs層成
長の際は、不純物炭素及び酸素の低減の為に、V/III
比をかなり高くする必要がある。
【0037】図3に、上記横型MOVPE炉を用い、成
長温度(基板温度)700度で成長したアンドープAl
0.45GaAs層中の不純物炭表濃度及び酸素濃度のV/
III比依存性を示す。不純物炭素及び酸素濃度は二次イ
オン質量分析(SIMS分析)法によって測定したもの
である。
【0038】半導体レーザのクラッド層の炭素及び酸素
は、レーザの特性(特にしきい電流、出力)に悪影響を
与えることが知られている。高品質な半導体レーザを得
るためには、クラッド層の炭素及び酸素濃度をそれぞれ
5×1016cm-3、7×1016cm-3以下にすることが必要
であると言われている。従って、図3に示したグラフか
ら、クラッド層(Al0.45GaAs層)成長時のV/II
I 比は100以上にする必要があった。
【0039】そこで、本発明では、上記したように、M
OVPE装置の成長領域上流側にAsH3 を適度に分解
するための分解促進ヒータ10を設ける。
【0040】図4に、成長温度(基板温度)700度
で、分解促進ヒータ10を800度にして成長したアン
ドープAl0.45GaAs層中の不純物炭素濃度及び酸素
濃度のV/III 比依存性を示す。aは分解促進ヒータ1
0をOFFにしたときの酸素濃度、bは分解促進ヒータ
10をOFFにしたときの炭素濃度、cは分解促進ヒー
タ10をONにしたときの酸素濃度、dは分解促進ヒー
タ10をONにしたときの炭素濃度を示す。
【0041】この図4のグラフに示す結果から、分解促
進ヒータの作動無し(ヒータOFF)の場合(曲線a,
b)に比べて、分解促進ヒータを作動(ヒータON)さ
せた場合(曲線c,d)の方が、同じV/III 比での不
純物炭素及び酸素濃度が減少していることが分かる。分
解促進ヒータをONさせた曲線c,dにおいて、不純物
炭素及び酸素濃度をそれぞれ5×1016cm-3、7×10
16cm-3以下にするためのV/III 比は60であり、分解
促進ヒータOFFの場合(曲線a,b)に比べてAsH
3 の使用量が40%も低減できている。
【0042】また、図4のグラフは、MOVPE法によ
るIII −V族化合物半導体の気相エピタキシャル成長に
際し、V族原料の流れの成長領域より上流側でエネルギ
ー(熱、プラズマなど)を加えることによって、V族原
料(アルシン、ホスフィンなど)の分解効率を意図的に
変化させることで、成長に寄与するV族ラジカルの成長
領域での存在量を制御し、エピタキシャル層中の不純物
濃度などを制御することができることを示している。
【0043】次に、成長温度(基板温度)700度、V
/III 比60でエピタキシャル成長したアンドープAl
0.45GaAs層中の不純物炭素濃度及び酸素濃度の分解
促進ヒータ温度依存性を調べた。この結果を図5に示
す。図5の横軸は分解促進ヒータ10の温度(℃)、ま
た縦軸はこのアンドープAl0.45GaAs層中の不純物
炭素濃度及び不純物酸素濃度(cm-3)である。図中点線
は不純物炭素濃度の曲線であり、実線は不純物酸素濃度
の曲線である。両曲線とも、下側に凸の曲線となってお
り、その両者の曲線の谷部の最下点は同じ温度(約10
00度)で生じている。
【0044】この図5の曲線から、不純物炭素及び酸素
濃度を最小にするような分解促進ヒータ温度の最適値、
つまり曲線の谷部の最下点(この場合約1000度)が
あることが分かる。この分解促進ヒータ10の温度の最
適値つまり曲線の谷部の最下点においては、成長領域で
のAsHラジカル量が最大になっているものと思われ
る。分解促進ヒータ10の温度がこの最適値から外れ
て、最適値以下の温度となった場合には不純物濃度が増
加しているが、これはAsH3 の分解の不足が原因で、
成長領域でのAsHラジカル量が不足しているためと考
えられる。また、分解促進ヒータ10の温度が最適値以
上に上昇した時にも不純物濃度が増加しているが、これ
は、AsH3 の分解が促進しすぎて、成長領域でのAs
Hラジカル量が不足していると考えられる。
【0045】そこで、アンドープAl0.45GaAs層の
成長時において、分解促進ヒータ10の温度を、この最
適値である1000℃に設定して、アンドープAl0.45
GaAs層をエピタキシャル成長したところ、V族原料
であるAsH3 の使用量を大幅に低減することができ
た。多層である場合の各エピタキシャル層の成長時にお
いても同様であり、該当する層の成長時の分解促進ヒー
タ10の温度の最適値を見つけだし、その温度に設定し
てAl0.45GaAs層をエピタキシャル成長すること
で、V族原料であるAsH3 の使用量を大幅に低減する
ことができる。
【0046】このように、成長領域でのAsHラジカル
量が最大となるように、流れ上流側でV族原料ガスのA
sH3 に最適なエネルギーを与えることで、結果的に成
長領域でのAsHラジカル量を最大にし、不純物炭素及
び酸素濃度を低減することができ、また、これによって
AsH3 供給量を増加させることなく、不純物炭素濃度
及び不純物酸素濃度を低減することが実現できる。
【0047】上記実施形態では、横型MOVPE炉によ
る場合を例にして説明したが、本発明は、このような原
料ガスの流れが基板面と略平行となる型式の炉に限ら
ず、図6に示すような縦型MOVPE炉を用いることも
できる。
【0048】図6において、縦型の石英製反応容器21
の上部にV族原料ガスの導入口2びIII 族原料ガスの導
入口3が独立に設けられ、下部周囲に排気口4がそれぞ
れ設けられる。反応容器21内には、エピタキシャル成
長させる結晶成長用基板5を支持するSiCで被覆され
たカーボン製のサセプタが設置される。このサセプタ及
び基板5は、ここでは静止状態のものとして示してある
が、支持棒で支持してモータにより回転するのが好まし
い。基板5は、加熱手段である反応容器21の下部のヒ
ータ7又は反応容器21の周囲に巻回した図示してない
RFコイルにより加熱される。なお、反応容器21は、
図示してない冷却ジャケットを有し、冷却水によって冷
却される。
【0049】V族原料ガスの導入口2とIII 族原料ガス
の導入口3にはそれぞれV族原料ガスの供給路8とIII
族原料ガスの供給路9が接続されており、このうち、V
族原料ガスの供給路8の途中には、V族原料ガスに分解
促進用エネルギーを加え、成長領域でのV族原料ガスの
分解を促進する手段として分解促進ヒータ10が設けら
れている。この分解促進ヒータ10は、ここでは発熱線
を用いているが、高周波加熱装置を用いることもでき
る。またV族原料ガスに分解促進用のエネルギーを加え
る手段としては、このようなヒータの代わりにプラズマ
装置を設けることもできる。
【0050】図6に示す縦型MOVPE炉の成長装置で
は、縦型の反応容器21内の図示してないサセプタの平
坦な上面にGaAs基板5を載せ、反応容器21の上端
からIII 族原料のTMG、TMAを混合したキャリアガ
ス(H2 )及びV族原料ガスのAsH3 を混合したキャ
リアガス(H2 )を別々に導入させ、それらを加熱した
GaAs基板5上に流下させることにより、基板面上に
高純度のAlGaAs薄膜を成長させる。
【0051】この成長時において、V族原料のAsH3
を混合したキャリアガス(H2 )が分解促進ヒータ10
を通して供給される。このV族原料のAsH3 は分解促
進ヒータ10により加熱され分解が適度に促進されてい
るため、反応容器21内は、導入されたAsHラジカル
及び反応容器21内での分解によってできたAsHラジ
カルが豊富に存在することになる。このAsHラジカル
は、GaAs基板5の表面に達する有機金属化合物の金
属Alと炭素又は酸素との間の結合を強制的に切断する
働きをするため、エピタキシャル層中に取り込まれる炭
素が大幅に抑止でき、高純度なエピタキシャル層の成長
が可能になる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような優れた効果が得られる。
【0053】(1)請求項1〜8に記載の発明によれ
ば、反応容器内に、予め熱又はプラズマ等によるエネル
ギーを加えたV族原料ガスを、III 族原料ガスとは別に
供給し、成長領域でのV族原料の分解を促進させている
ので、活性化したV族ラジカル、例えばAsH3 が分解
されるときにできるAsHラジカルが成長領域に豊富に
存在するようになる。この成長炉中に豊富に存在するA
sHラジカルが、不足することなく、基板に到達する有
機金属化合物の金属と炭素又は酸素との結合を切るの
で、エピタキシャル層に取り込まれる炭素及び酸素を効
果的に抑止することができる。このため、高純度のIII
−V族化合物半導体を気相エピタキシャル成長すること
ができる。しかも、V族水素化物のモル比を大きくする
ことなく、必要な量の活性化したAsHラジカルを反応
容器内の成長領域に得ることができるので、V族原料の
原料効率が良くなる。
【0054】よって、本発明によれば、III −V族化合
物半導体の気相エピタキシャル成長において、V族原料
をこれまでのように大量に使用することなく、不純物濃
度の低い高純度な結晶を経済的に成長することができ
る。
【0055】(2)請求項2に記載の発明によれば、V
族原料ガスに加えるエネルギーを加減することにより、
エピタキシャル層中の不純物濃度を制御するようにした
ので、例えば、V族原料の分解効率を意図的に変化させ
ることで、成長に寄与するV族ラジカルの成長領域での
存在量を制御し、エピタキシャル層中の不純物濃度を制
御することができる。また、多層のエピタキシャル層を
成長する場合には、その各層毎に、上流側でV族原料ガ
スに与えるエネルギーを変化させることにより、エピタ
キシャル層中の不純物濃度を制御することができる。
【0056】(3)請求項3に記載の発明によれば、結
晶成長用基板上に成長させる化合物半導体結晶をAlG
aAsとしたので、不純物炭素及び不純物酸素の取り込
みが有効に阻止された高純度のAlGaAsエピタキシ
ャル層を経済的に成長させることができる。
【0057】(4)請求項4に記載の発明によれば、II
I 属原料をメチル基が付いた有機金属化合物とし、前記
V族原料をAsH3 等の水素化物としたので、有機金属
化合物の金属と有機基との結合を切る働きをする豊富な
AsHラジカルの存在により、上記不純物炭素及び不純
物酸素の取り込みが有効に阻止された高純度のAlGa
Asエピタキシャル層を経済的に成長させることができ
る。
【0058】(5)請求項5に記載の発明によれば、前
記V族原料ガスに加えるエネルギーを、成長領域でのV
族ラジカル量を最大になるように制御するので、エピタ
キシャル成長層に取り込まれる不純物炭素及び酸素濃度
を最小にすることができ、これによりV族原料であるA
sH3 の使用量を大幅に低減することができる。
【0059】(6)請求項6に記載の発明によれば、原
料の成長領域滞在時間を変化させることで、V族原料の
分解効率を制御するようにしたので、上記とは別に、エ
ピタキシャル成長層に取り込まれる不純物炭素及び酸素
濃度の制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気相エピタキシャル成長装置である横
型MOVPE炉を模式化して示した横断面図である。
【図2】MOVPE法で成長したAlGaAs層中での
不純物炭素及び酸素混入のメカニズムを説明するための
図である。
【図3】アンドープAlGaAs中の不純物炭素及び酸
素濃度のV/III 比依存性を示した図である。
【図4】分解促進ヒータによりV族原料ガスを加熱した
際のアンドープAlGaAs中の不純物炭素及び酸素濃
度のV/III 比依存性を示した図である。
【図5】アンドープAlGaAs中の不純物炭素及び酸
素濃度の分解促進ヒータ温度依存性を示した図である。
【図6】本発明の気相エピタキシャル成長装置である縦
型MOVPE炉を模式化して示した横断面図である。
【符号の説明】
1 反応容器 2 V族原料ガスの導入口 3 III 族原料ガスの導入口 4 排気口 5 GaAs基板 6 サセプタ 7 ヒータ 8 V族原料ガスの供給路 9 III 族原料ガスの供給路 10 分解促進ヒータ 11 V族原料ガスの流れ 12 III 族原料ガスの流れ 13 セパレータ 21 反応容器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応容器内に設置した結晶成長用基板を加
    熱し、反応容器内にIII 族原料ガスとV族原料ガスを供
    給して結晶成長用基板上に化合物半導体結晶を気相エピ
    タキシャル成長させるMOVPE法を用いたIII −V族
    化合物半導体気相エピタキシャル成長方法において、前
    記反応容器内に、予め熱又はプラズマ等によるエネルギ
    ーを加えたV族原料ガスを、III 族原料ガスとは別に供
    給し、成長領域でのV族原料の分解を促進させることを
    特徴とするIII −V族化合物半導体気相エピタキシャル
    成長方法。
  2. 【請求項2】前記V族原料ガスに加えるエネルギーを加
    減することにより、エピタキシャル層中の不純物濃度を
    制御することを特徴とする請求項1記載のIII −V族化
    合物半導体気相エピタキシャル成長方法。
  3. 【請求項3】前記結晶成長用基板上に成長させる化合物
    半導体結晶はAlGaAsであることを特徴とする請求
    項1又は2記載のIII −V族化合物半導体気相エピタキ
    シャル成長方法。
  4. 【請求項4】前記III 族原料はメチル基が付いた有機金
    属化合物とし、前記V族原料はアルシン等の水素化物と
    することを特徴とする請求項3記載のIII −V族化合物
    半導体気相エピタキシャル成長方法。
  5. 【請求項5】前記V族原料ガスに加えるエネルギーを、
    成長領域でのV族ラジカル量が最大になるように制御す
    ることを特徴とする請求項2、3又は4記載のIII −V
    族化合物半導体気相エピタキシャル成長方法。
  6. 【請求項6】原料の成長領域滞在時間を変化させること
    で、V族原料の分解効率を制御することを特徴とする請
    求項1記載のIII −V族化合物半導体気相エピタキシャ
    ル成長方法。
  7. 【請求項7】反応容器内に設置した結晶成長用基板を加
    熱し、反応容器内にIII 族原料ガスとV族原料ガスを供
    給して結晶成長用基板上に化合物半導体結晶を気相エピ
    タキシャル成長させるMOVPE法を用いたIII −V族
    化合物半導体気相エピタキシャル成長装置において、反
    応容器内にIII 族原料ガスとV族原料ガスを個別に導入
    する供給路を設けると共に、そのV族原料ガスの供給路
    の途中に、成長領域でのV族原料ガスの分解を促進する
    ヒータを設けたことを特徴とするIII −V族化合物半導
    体気相エピタキシャル成長装置。
  8. 【請求項8】前記V族原料ガスの供給路の途中に前記ヒ
    ータを設ける代わりに、成長領域でのV族原料ガスの分
    解を促進するプラズマ装置を設けたことを特徴とする請
    求項7記載のIII −V族化合物半導体気相エピタキシャ
    ル成長装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012009581A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Shin Etsu Handotai Co Ltd シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法

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