JP2000030769A - 圧縮型分岐スリーブ - Google Patents
圧縮型分岐スリーブInfo
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- JP2000030769A JP2000030769A JP10191927A JP19192798A JP2000030769A JP 2000030769 A JP2000030769 A JP 2000030769A JP 10191927 A JP10191927 A JP 10191927A JP 19192798 A JP19192798 A JP 19192798A JP 2000030769 A JP2000030769 A JP 2000030769A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 仮押えリブの曲げ作業を容易に行うことので
きる圧縮型分岐スリーブを提供する。 【解決手段】 圧縮型分岐スリーブ５は、電気用アルミ
ニウムからなり、２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体を
それぞれ収容可能な２つの電線収容溝１、２を並列に有
する。一方の電線収容溝２の開口の縁部に曲げ用薄肉部
３を介して仮押えリブ４を備える。２つの電線収容溝
１、２にそれぞれ電線の絶縁被覆を剥いだ導体部分を収
容し、仮押えリブ４を手で押し曲げて導体を仮押えし、
その後、圧縮機で圧縮型分岐スリーブ５を２本の導体ご
と圧縮して、両導体の分岐接続を完了する。曲げ用薄肉
部３の厚みを０．３ｍｍ〜０．８ｍｍの範囲に設定す
る。曲げ用薄肉部３の厚みが１．０ｍｍ以上であった従
来の圧縮型分岐スリーブと比べて、仮押えリブ４を曲げ
るために必要な力が軽減され、作業性が向上する。
きる圧縮型分岐スリーブを提供する。 【解決手段】 圧縮型分岐スリーブ５は、電気用アルミ
ニウムからなり、２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体を
それぞれ収容可能な２つの電線収容溝１、２を並列に有
する。一方の電線収容溝２の開口の縁部に曲げ用薄肉部
３を介して仮押えリブ４を備える。２つの電線収容溝
１、２にそれぞれ電線の絶縁被覆を剥いだ導体部分を収
容し、仮押えリブ４を手で押し曲げて導体を仮押えし、
その後、圧縮機で圧縮型分岐スリーブ５を２本の導体ご
と圧縮して、両導体の分岐接続を完了する。曲げ用薄肉
部３の厚みを０．３ｍｍ〜０．８ｍｍの範囲に設定す
る。曲げ用薄肉部３の厚みが１．０ｍｍ以上であった従
来の圧縮型分岐スリーブと比べて、仮押えリブ４を曲げ
るために必要な力が軽減され、作業性が向上する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、２本の電線の絶
縁被覆を剥いだ導体を平行に並べて圧縮接続する圧縮型
分岐スリーブに関し、特に、曲げ用薄肉部を介して仮押
えリブを設けた圧縮型分岐スリーブに関する。
縁被覆を剥いだ導体を平行に並べて圧縮接続する圧縮型
分岐スリーブに関し、特に、曲げ用薄肉部を介して仮押
えリブを設けた圧縮型分岐スリーブに関する。
【０００２】
【従来の技術】絶縁電線用の圧縮型分岐スリーブとし
て、従来例および本発明に共通する図１に示すように、
２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体をそれぞれ収容可能
な２つの電線収容溝１、２を並列に有するとともに、一
方の電線収容溝２の開口の縁部に曲げ用薄肉部３を介し
て仮押えリブ4を設けた、電気用アルミニウムからなる
圧縮型分岐スリーブ5がある。前記２つの電線収容溝
１、２のうち一方の電線収容溝１はＣ字形をなし、仮押
えリブ4を設けた他方の電線収容溝２はＵ字形をなして
いる。
て、従来例および本発明に共通する図１に示すように、
２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体をそれぞれ収容可能
な２つの電線収容溝１、２を並列に有するとともに、一
方の電線収容溝２の開口の縁部に曲げ用薄肉部３を介し
て仮押えリブ4を設けた、電気用アルミニウムからなる
圧縮型分岐スリーブ5がある。前記２つの電線収容溝
１、２のうち一方の電線収容溝１はＣ字形をなし、仮押
えリブ4を設けた他方の電線収容溝２はＵ字形をなして
いる。
【０００３】この分岐スリーブ5を用いて2本の電線を接
続する場合、例えば、図２、図３に示すように、分岐
元の電線（主線）の絶縁被覆を剥いだ導体７の部分に分
岐スリーブ５のＣ字形の電線収容溝１を掛け、かつ分岐
する電線（分岐線）の絶縁被覆を剥いだ導体８の部分を
分岐スリーブ５の他方の電線収容溝２に収容し、次い
で、導体８が落下しないように、仮押えリブ４を２点鎖
線で示すように手で押し曲げて、導体８を仮押えする。
なお、この仮押えリブ4は導体８の横ずれ防止の作用も
持つ。その後、専用の圧縮機で2本の電線の導体7、８
ごと分岐スリーブ5を圧縮して、両導体7、８の分岐接続
が完了する。
続する場合、例えば、図２、図３に示すように、分岐
元の電線（主線）の絶縁被覆を剥いだ導体７の部分に分
岐スリーブ５のＣ字形の電線収容溝１を掛け、かつ分岐
する電線（分岐線）の絶縁被覆を剥いだ導体８の部分を
分岐スリーブ５の他方の電線収容溝２に収容し、次い
で、導体８が落下しないように、仮押えリブ４を２点鎖
線で示すように手で押し曲げて、導体８を仮押えする。
なお、この仮押えリブ4は導体８の横ずれ防止の作用も
持つ。その後、専用の圧縮機で2本の電線の導体7、８
ごと分岐スリーブ5を圧縮して、両導体7、８の分岐接続
が完了する。
【０００４】分岐スリーブ５のサイズは、接続する電線
のサイズまたは組み合わせによって数種類あるが、圧縮
回数、本体各部の寸法が異なるだけで、基本的な構造や
作業方法は、どのサイズの分岐スリーブも同じである。
この種の従来の分岐スリーブでは、いずれのサイズのも
のでも、前記曲げ用薄肉部３の厚みは１．０ｍｍ以上
（通常は１．０〜１．５ｍｍ）の厚みであった。
のサイズまたは組み合わせによって数種類あるが、圧縮
回数、本体各部の寸法が異なるだけで、基本的な構造や
作業方法は、どのサイズの分岐スリーブも同じである。
この種の従来の分岐スリーブでは、いずれのサイズのも
のでも、前記曲げ用薄肉部３の厚みは１．０ｍｍ以上
（通常は１．０〜１．５ｍｍ）の厚みであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記のの作業時に仮
押えリブ４を手で曲げるために必要な力は、分岐スリー
ブ５のサイズによりまちまちであるが、従来のように、
曲げ用薄肉部３の厚みが１．０ｍｍ以上あると、仮押え
リブ４の曲げに大きな力を要し、中には仮押えリブ４を
手で曲げるのが困難なものもあった。このため、従来の
分岐スリーブでは、しばしば、分岐接続の作業性低下が
生じていた。
押えリブ４を手で曲げるために必要な力は、分岐スリー
ブ５のサイズによりまちまちであるが、従来のように、
曲げ用薄肉部３の厚みが１．０ｍｍ以上あると、仮押え
リブ４の曲げに大きな力を要し、中には仮押えリブ４を
手で曲げるのが困難なものもあった。このため、従来の
分岐スリーブでは、しばしば、分岐接続の作業性低下が
生じていた。
【０００６】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、圧縮型分岐スリーブで電線の接続を行う際に、仮押
えリブの曲げ作業を容易に行うことができて、作業性の
向上を図ることのできる圧縮型分岐スリーブを提供する
ことを目的とする。
で、圧縮型分岐スリーブで電線の接続を行う際に、仮押
えリブの曲げ作業を容易に行うことができて、作業性の
向上を図ることのできる圧縮型分岐スリーブを提供する
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体をそれぞれ収
容可能な２つの電線収容溝を並列に有するとともに、一
方の電線収容溝の開口の縁部に曲げ用薄肉部を介して仮
押えリブを設けた、電気用アルミニウムからなる圧縮型
分岐スリーブにおいて、前記曲げ用薄肉部の厚みを０．
３ｍｍ〜０．８ｍｍの範囲に設定したことを特徴とす
る。
明は、２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体をそれぞれ収
容可能な２つの電線収容溝を並列に有するとともに、一
方の電線収容溝の開口の縁部に曲げ用薄肉部を介して仮
押えリブを設けた、電気用アルミニウムからなる圧縮型
分岐スリーブにおいて、前記曲げ用薄肉部の厚みを０．
３ｍｍ〜０．８ｍｍの範囲に設定したことを特徴とす
る。
【０００８】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１〜図５
を参照して説明する。本発明の圧縮型分岐スリーブの基
本構造自体は従来のものと同じであり、従来例の説明に
も用いた図１〜図３の圧縮型分岐スリーブ５は、基本構
造としては本発明の第１実施例の圧縮型分岐スリーブで
もある。すなわち、第１実施例の圧縮型分岐スリーブ５
は、電気用アルミニウムからなり、互いに平行に並べて
配される２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体７、８をそ
れぞれ収容可能な２つの電線収容溝１、２を並列に有す
るとともに、一方の電線収容溝２の開口の縁部に曲げ用
薄肉部３を介して仮押えリブ４を設けた構造である。曲
げ用薄肉部３は通常は、台形溝形である。また、前記２
つの電線収容溝１、２のうち一方の電線収容溝１はＣ字
形をなし、仮押えリブ4を設けた他方の電線収容溝２は
Ｕ字形をなしている。本発明では、圧縮型分岐スリーブ
５の仮押えリブ４の付け根の曲げ用薄肉部３の厚みを
０．３〜０．８ｍｍの範囲に設定する。
を参照して説明する。本発明の圧縮型分岐スリーブの基
本構造自体は従来のものと同じであり、従来例の説明に
も用いた図１〜図３の圧縮型分岐スリーブ５は、基本構
造としては本発明の第１実施例の圧縮型分岐スリーブで
もある。すなわち、第１実施例の圧縮型分岐スリーブ５
は、電気用アルミニウムからなり、互いに平行に並べて
配される２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体７、８をそ
れぞれ収容可能な２つの電線収容溝１、２を並列に有す
るとともに、一方の電線収容溝２の開口の縁部に曲げ用
薄肉部３を介して仮押えリブ４を設けた構造である。曲
げ用薄肉部３は通常は、台形溝形である。また、前記２
つの電線収容溝１、２のうち一方の電線収容溝１はＣ字
形をなし、仮押えリブ4を設けた他方の電線収容溝２は
Ｕ字形をなしている。本発明では、圧縮型分岐スリーブ
５の仮押えリブ４の付け根の曲げ用薄肉部３の厚みを
０．３〜０．８ｍｍの範囲に設定する。
【０００９】この分岐スリーブ5を用いて2本の電線の導
体７、８を接続する場合の作業要領は従来例の説明で述
べたのと同じであるが、図２に示すように、分岐元の
電線（主線）の絶縁被覆を剥いだ導体７の部分に分岐ス
リーブ５のＣ字形の電線収容溝１を掛け、かつ分岐する
電線（分岐線）の絶縁被覆を剥いだ導体８の部分を分岐
スリーブ５の他方の電線収容溝２に収容し、次いで、
前記導体８が落下しないように、仮押えリブ４を２点鎖
線で示すように手で押し曲げて、導体８を仮押えする。
この仮押えリブ4は導体の横ずれ防止の作用も持つ。
その後、専用の圧縮機で2本の電線の導体7、８ごと分岐
スリーブ5を圧縮して、両導体7、８の分岐接続が完了す
る。
体７、８を接続する場合の作業要領は従来例の説明で述
べたのと同じであるが、図２に示すように、分岐元の
電線（主線）の絶縁被覆を剥いだ導体７の部分に分岐ス
リーブ５のＣ字形の電線収容溝１を掛け、かつ分岐する
電線（分岐線）の絶縁被覆を剥いだ導体８の部分を分岐
スリーブ５の他方の電線収容溝２に収容し、次いで、
前記導体８が落下しないように、仮押えリブ４を２点鎖
線で示すように手で押し曲げて、導体８を仮押えする。
この仮押えリブ4は導体の横ずれ防止の作用も持つ。
その後、専用の圧縮機で2本の電線の導体7、８ごと分岐
スリーブ5を圧縮して、両導体7、８の分岐接続が完了す
る。
【００１０】上記の圧縮接続の作業において、仮押えリ
ブ４の曲げは通常、分岐スリーブ５を握る形で行う。こ
の仮押えリブ４の曲げは、曲げ用薄肉部３において行わ
れるが、この曲げ用薄肉部３の曲げに必要な力を測定し
た結果を表１に示す。
ブ４の曲げは通常、分岐スリーブ５を握る形で行う。こ
の仮押えリブ４の曲げは、曲げ用薄肉部３において行わ
れるが、この曲げ用薄肉部３の曲げに必要な力を測定し
た結果を表１に示す。
【００１１】
【表１】
【００１２】表１は曲げ用薄肉部３の厚みがそれぞれ
１．０ｍｍ、０．８ｍｍ、０．５ｍｍ、０．３ｍｍ、
０．２ｍｍの各場合について、仮押えリブ４の曲げに必
要な力を測定した結果である。厚み１．０ｍｍは、従来
の分岐スリーブの曲げ用薄肉部３の厚みである。なお、
試料の長さLは、７ｃｍのものを採用した。表１に示す
通り、それぞれの厚みの場合における曲げ用薄肉部３の
曲げに要する力（３つの試料についての測定値の平均
値）は、曲げ用薄肉部３の厚みが１．０ｍｍの場合は３
４．２kgf/cm、０．８ｍｍの場合は２７．５kgf/cm、
０．５ｍｍの場合は１７．５kgf/cm、０．３ｍｍの場合
は１０．７kgf/cm、０．２ｍｍの場合は０．８５kgf/cm
であった。
１．０ｍｍ、０．８ｍｍ、０．５ｍｍ、０．３ｍｍ、
０．２ｍｍの各場合について、仮押えリブ４の曲げに必
要な力を測定した結果である。厚み１．０ｍｍは、従来
の分岐スリーブの曲げ用薄肉部３の厚みである。なお、
試料の長さLは、７ｃｍのものを採用した。表１に示す
通り、それぞれの厚みの場合における曲げ用薄肉部３の
曲げに要する力（３つの試料についての測定値の平均
値）は、曲げ用薄肉部３の厚みが１．０ｍｍの場合は３
４．２kgf/cm、０．８ｍｍの場合は２７．５kgf/cm、
０．５ｍｍの場合は１７．５kgf/cm、０．３ｍｍの場合
は１０．７kgf/cm、０．２ｍｍの場合は０．８５kgf/cm
であった。
【００１３】この測定結果から上述の０．３ｍｍ〜０．
８ｍｍの範囲を設定したが、その根拠は、上限値につい
ては、近年では女性の作業者も増えていることから、女
性の握力でも曲げられるように、成人女性の平均握力３
０．０kgf/cm以下となるような厚み０．８ｍｍに設定
し、下限値については、曲げに要する力が１０kgf/cm以
下では、分岐スリーブの運搬中の振動やわずかの衝撃で
仮押えリブ４が曲がってしまう恐れがあることから、そ
のような曲げが生じない厚みとして、０．３ｍｍに設定
した。
８ｍｍの範囲を設定したが、その根拠は、上限値につい
ては、近年では女性の作業者も増えていることから、女
性の握力でも曲げられるように、成人女性の平均握力３
０．０kgf/cm以下となるような厚み０．８ｍｍに設定
し、下限値については、曲げに要する力が１０kgf/cm以
下では、分岐スリーブの運搬中の振動やわずかの衝撃で
仮押えリブ４が曲がってしまう恐れがあることから、そ
のような曲げが生じない厚みとして、０．３ｍｍに設定
した。
【００１４】ところで、仮押えリブ４を曲げるために必
要な力は、本来、単に厚みだけでなく、その長さ（図３
のL寸法）も関係する。すなわち、長さLが長くなると、
それを曲げるために必要な力も増大する。そこで例えば
寸法Ｌが１５ｃｍ程度などと長くなったときは、長さＬ
の範囲を両手で握って仮押えリブ４の全体を一度に曲げ
るか、あるいは長さＬの半分の範囲を片手で握ってまず
半分の長さＬ／２を曲げ次いで握る個所をずらせて残り
半分の長さＬ／２を曲げるようにするかのいずれかの方
法を採ればよく、いずれにしても１５ｃｍの長さの全体
を容易に曲げることができる。
要な力は、本来、単に厚みだけでなく、その長さ（図３
のL寸法）も関係する。すなわち、長さLが長くなると、
それを曲げるために必要な力も増大する。そこで例えば
寸法Ｌが１５ｃｍ程度などと長くなったときは、長さＬ
の範囲を両手で握って仮押えリブ４の全体を一度に曲げ
るか、あるいは長さＬの半分の範囲を片手で握ってまず
半分の長さＬ／２を曲げ次いで握る個所をずらせて残り
半分の長さＬ／２を曲げるようにするかのいずれかの方
法を採ればよく、いずれにしても１５ｃｍの長さの全体
を容易に曲げることができる。
【００１５】本発明は、図４に示すような構造の分岐ス
リーブ１５にも適用できる。この第２実施例の分岐スリ
ーブ１５は、仮押えリブ１４が上側の電線収容溝１２の
開口の縁部に設けられている。この場合、仮押えリブ１
４のある電線収容溝１２に主線である電線の絶縁被覆を
剥いだ導体部分を収容し仮押えリブ１４を曲げること
で、仮押えリブ１４側で分岐スリーブを電線に掛け、そ
の後、他方の電線収容溝１１に分岐する電線の絶縁被覆
を剥いだ導体部分を挿入し、次いで圧縮機で分岐スリー
ブ１５全体を圧縮して両電線の導体を電気的に接続す
る。この分岐スリーブ１５における仮押えリブ４の付け
根の曲げ用薄肉部１３の厚みは、上述と同じく０．３ｍ
ｍ〜０．８ｍｍの範囲に設定する。
リーブ１５にも適用できる。この第２実施例の分岐スリ
ーブ１５は、仮押えリブ１４が上側の電線収容溝１２の
開口の縁部に設けられている。この場合、仮押えリブ１
４のある電線収容溝１２に主線である電線の絶縁被覆を
剥いだ導体部分を収容し仮押えリブ１４を曲げること
で、仮押えリブ１４側で分岐スリーブを電線に掛け、そ
の後、他方の電線収容溝１１に分岐する電線の絶縁被覆
を剥いだ導体部分を挿入し、次いで圧縮機で分岐スリー
ブ１５全体を圧縮して両電線の導体を電気的に接続す
る。この分岐スリーブ１５における仮押えリブ４の付け
根の曲げ用薄肉部１３の厚みは、上述と同じく０．３ｍ
ｍ〜０．８ｍｍの範囲に設定する。
【００１６】本発明は、図５に示すような構造の分岐ス
リーブ２５にも適用できる。この第３実施例の分岐スリ
ーブ２５は、２つの電線収容溝２１、２２のいずれにも
仮押えリブ２４を設けた構造であり、かつ、この仮押え
リブ２４が分岐スリーブ２５の長さ方向に複数に分割さ
れた構造である。この分岐スリーブ２５における仮押え
リブ２４の付け根の曲げ用薄肉部２３の厚みも、上述と
同じく０．３ｍｍ〜０．８ｍｍの範囲に設定する。
リーブ２５にも適用できる。この第３実施例の分岐スリ
ーブ２５は、２つの電線収容溝２１、２２のいずれにも
仮押えリブ２４を設けた構造であり、かつ、この仮押え
リブ２４が分岐スリーブ２５の長さ方向に複数に分割さ
れた構造である。この分岐スリーブ２５における仮押え
リブ２４の付け根の曲げ用薄肉部２３の厚みも、上述と
同じく０．３ｍｍ〜０．８ｍｍの範囲に設定する。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、仮押えリブの付け根の
曲げ用薄肉部の厚みを従来より薄い０．３ｍｍ〜０．８
ｍｍと、適切な厚みに設定したので、分岐接続作業にお
ける仮押えリブの手曲げ作業の際の曲げに要する力が小
さく済み、曲げ作業の労力を軽減することができ、これ
に伴い分岐接続の作業性向上、作業時間短縮を図ること
ができた。
曲げ用薄肉部の厚みを従来より薄い０．３ｍｍ〜０．８
ｍｍと、適切な厚みに設定したので、分岐接続作業にお
ける仮押えリブの手曲げ作業の際の曲げに要する力が小
さく済み、曲げ作業の労力を軽減することができ、これ
に伴い分岐接続の作業性向上、作業時間短縮を図ること
ができた。
【図１】本発明を適用しようとする圧縮型分岐スリーブ
の一例を示すもので、本発明の第１実施例および従来例
に共通する斜視図である。
の一例を示すもので、本発明の第１実施例および従来例
に共通する斜視図である。
【図２】図１の圧縮型分岐スリーブの２つの電線収容溝
にそれぞれ電線の絶縁被覆を剥いだ導体部分を収容した
段階（圧縮前）での圧縮型分岐スリーブの端面図であ
る。
にそれぞれ電線の絶縁被覆を剥いだ導体部分を収容した
段階（圧縮前）での圧縮型分岐スリーブの端面図であ
る。
【図３】図２の正面図である。
【図４】本発明の第２実施例の圧縮型分岐スリーブを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図５】本発明の第３実施例の圧縮型分岐スリーブを示
す斜視図である。
す斜視図である。
１、２、１１、１２、２１、２２ 電線収容溝 ３、１３、２３ 曲げ用薄肉部 ４、１４、２４ 仮押えリブ ５、１５、２５ 圧縮型分岐スリーブ ７、８ 電線の絶縁被覆を剥いだ導体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１０年７月１３日（１９９８．７．１
３）
３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】表１は曲げ用薄肉部３の厚みがそれぞれ
１．０ｍｍ、０．８ｍｍ、０．５ｍｍ、０．３ｍｍ、
０．２ｍｍの各場合について、仮押えリブ４の曲げに必
要な力を測定した結果である。厚み１．０ｍｍは、従来
の分岐スリーブの曲げ用薄肉部３の厚みである。なお、
試料の長さLは、７ｃｍのものを採用した。表１に示す
通り、それぞれの厚みの場合における曲げ用薄肉部３の
曲げに要する力（３つの試料についての測定値の平均
値）は、曲げ用薄肉部３の厚みが１．０ｍｍの場合は３
４．２kgf/cm、０．８ｍｍの場合は２７．５kgf/cm、
０．５ｍｍの場合は１７．５kgf/cm、０．３ｍｍの場合
は１０．７kgf/cm、０．２ｍｍの場合は８．５kgf/cmで
あった。
１．０ｍｍ、０．８ｍｍ、０．５ｍｍ、０．３ｍｍ、
０．２ｍｍの各場合について、仮押えリブ４の曲げに必
要な力を測定した結果である。厚み１．０ｍｍは、従来
の分岐スリーブの曲げ用薄肉部３の厚みである。なお、
試料の長さLは、７ｃｍのものを採用した。表１に示す
通り、それぞれの厚みの場合における曲げ用薄肉部３の
曲げに要する力（３つの試料についての測定値の平均
値）は、曲げ用薄肉部３の厚みが１．０ｍｍの場合は３
４．２kgf/cm、０．８ｍｍの場合は２７．５kgf/cm、
０．５ｍｍの場合は１７．５kgf/cm、０．３ｍｍの場合
は１０．７kgf/cm、０．２ｍｍの場合は８．５kgf/cmで
あった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5E085 BB02 BB03 BB06 CC01 CC05 DD16 DD19 EE02 EE03 EE11 EE23 HH06 HH32 JJ38 5G375 AA02 CA02 CA13 CA14 DB09
Claims (1)
- 【請求項１】 ２本の電線の絶縁被覆を剥いだ導体をそ
れぞれ収容可能な２つの電線収容溝を並列に有するとと
もに、一方の電線収容溝の開口の縁部に曲げ用薄肉部を
介して仮押えリブを設けた、電気用アルミニウムからな
る圧縮型分岐スリーブにおいて、 前記曲げ用薄肉部の厚みを０．３ｍｍ〜０．８ｍｍの範
囲に設定したことを特徴とする圧縮型分岐スリーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10191927A JP2000030769A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 圧縮型分岐スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10191927A JP2000030769A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 圧縮型分岐スリーブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000030769A true JP2000030769A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16282766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10191927A Pending JP2000030769A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 圧縮型分岐スリーブ |
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Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007136955A1 (en) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | 3M Innovative Properties Company | Low profile punching connector |
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-
1998
- 1998-07-07 JP JP10191927A patent/JP2000030769A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN115176394A (zh) * | 2020-03-11 | 2022-10-11 | 住友电装株式会社 | 电流分支装置 |
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