JP2000029006A - 低反射薄膜基板、カラーフィルタ基板および液晶ディスプレイ - Google Patents

低反射薄膜基板、カラーフィルタ基板および液晶ディスプレイ

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JP2000029006A
JP2000029006A JP19785198A JP19785198A JP2000029006A JP 2000029006 A JP2000029006 A JP 2000029006A JP 19785198 A JP19785198 A JP 19785198A JP 19785198 A JP19785198 A JP 19785198A JP 2000029006 A JP2000029006 A JP 2000029006A
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film
substrate
low
tantalum nitride
layer
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Application number
JP19785198A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Fujita
達也 藤田
Takashi Sato
崇 佐藤
Ikuo Sakono
郁夫 迫野
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境上問題が無く、充分な遮光性と低反射
性、優れた耐薬品性と耐食性を有するブラックマトリク
スを備えたカラーフィルタを、膜欠損不良等を生じずに
安価に作製する。 【解決手段】 透明基板101上に窒化タンタルからな
る反射防止膜102と、タンタルまたは窒化タンタルか
らなる遮光膜103を基板側からこの順に積層してブラ
ックマトリクスをパターン形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、AV(A
udio Visual)機器やOA(Office
Automation)機器等に利用される液晶ディス
プレイ、それに用いられるカラーフィルタ基板及びその
ブラックマトリクスとして好適な低反射薄膜を備えた低
反射薄膜基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイにおいてカラー
表示を行うためには、液晶層を挟む一対の基板のうちの
一方の基板として、カラーフィルタ基板を用いた構成が
広く採用されている。
【0003】図3は従来の液晶ディスプレイ用のカラー
フィルタ基板を示す断面図である。
【0004】このカラーフィルタ基板において、透明基
板301としては通常ガラス基板が用いられ、その上に
各画素に対応して赤着色層303、緑着色層304、青
着色層305が設けられている。そして、各着色層(画
素)の間には、ディスプレイの視認性を向上させるため
にブラックマトリクスと称される遮光層302が設けら
れている。この着色層303、304、305の上には
透明保護膜(図示せず)が設けられ、さらにその上に液
晶駆動用の対向電極として透明電極(図示せず)が設け
られている。
【0005】上記遮光層としては、通常、遮光性が良好
な金属薄膜からなる微細パターンが形成されることが多
く、例えば、クロム、ニッケル、モリブデン、アルミニ
ウム等の金属薄膜がスパッタリング成膜技術を用いて形
成されていた。
【0006】近年では、液晶ディスプレイの表示性能を
向上させるために、ブラックマトリクスに遮光性のみな
らず、透明基板側からの反射率の低下が求められてい
る。
【0007】これに対応するために、例えば特開昭61
−39024号公報には、以下のような技術が提案され
ている。
【0008】この技術では、図2に示すように、透明基
板201上に酸化クロム等からなる反射防止膜202を
形成してその上にクロムからなる遮光層203を積層
し、これをブラックマトリクス用の低反射膜として用い
ている。これにより、薄膜干渉効果を利用して透明基板
側からの低反射性と遮光性とを得ることができる。
【0009】ところで、特開平9−292698号公報
には、TaN/Ta(窒化タンタル/タンタル)の積層
構造を用いて反射率を低下させる技術が開示されている
が、これは、アクティブマトリクス基板上に形成された
信号配線(TaN/Ta)において、窒化タンタル膜側
(上層側)からの光の反射率を低下させることを目的と
するものであり、カラーフィルタ基板において透明基板
側からの光の反射率を低下させるための本発明とは全く
異なるものである。
【0010】さらに、本発明者らが実施例に沿って実験
を行ったところ、この公報に記載されている窒化タンタ
ル/タンタルの積層構造の反射率は、後述する実施形態
において図5に示すように反射率が高く、条件の最適化
を図っても、視感度補正した平均反射率は17%程度し
か得られない。よって、この積層構造をそのままブラッ
クマトリクス用の低反射薄膜として用いることはできな
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のクロム/酸化ク
ロムを用いた低反射膜によれば、カラーフィルタ基板に
おける透明基板側からの低反射性と、ブラックマトリク
スとしての充分な遮光性とを実現することができる。し
かしながら、一般に六価以外の原子価を有するクロムは
毒性が少ないものの、六価クロムの人体への毒性が強
く、環境に悪影響を及ぼすという問題があるため、特に
最近の地球環境に対する世論を艦みて、液晶ディスプレ
イの製造工程からクロムの使用を自粛する気運にある。
【0012】従って、クロムを用いない低反射薄膜が求
められており、これに対応する技術として、特開平9−
5783号公報に記載されているようなモリブデン/酸
化モリブデン(Mo/MoO)の積層構造を用いたもの
や特開平9−243801号公報に記載されているよう
なニッケル−鉄(Ni−Fe)等の合金を用いたものが
提案されている。しかし、これらモリブデン、ニッケ
ル、鉄等の材料は耐薬品性や耐食性が良好ではないとい
う問題があった。
【0013】その他に一般的に知られた方法としては、
タンタル/酸化タンタル(Ta/Ta25)の積層構造
を用いたものが挙げられる。しかし、この構造では、タ
ンタルの耐食性は優れているものの、酸化タンタル(T
25)が絶縁体であるため、スパッタリング技術を用
いて成膜する場合には高価なRF電源が必要となって設
備自体が高額となるという問題があった。さらに、通
常、Ta25ターゲットは焼結体であるため、成膜中の
発塵が多くなって膜欠損等の製品不良を引き起こし易い
という問題があった。
【0014】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、環境上問題のあるクロム
を使用することなく、充分な遮光性と低反射率、優れた
耐薬品性と耐食性を有し、製品不良を生じずに安価に作
製することができるブラックマトリクスに好適な低反射
薄膜基板、カラーフィルタ基板及びそれを備えた液晶デ
ィスプレイを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の低反射薄膜基板
は、透明基板上に、窒化タンタルからなる第1層膜と、
タンタル又は窒化タンタルからなる第2層膜とが、該透
明基板側からこの順に積層され、そのことにより上記目
的が達成される。
【0016】前記第1層膜は、膜中の窒素濃度が45a
tom%以上の窒化タンタル膜であるのが好ましい。
【0017】前記第1層膜の膜厚が15nm〜35nm
であるのが好ましい。
【0018】波長630nmにおいて、前記第1層膜の
光の屈折率が2.6〜3.4で消衰係数が0.2〜0.
5であるのが好ましい。
【0019】前記第2層膜は、膜中の窒素濃度が20a
tom%〜40atom%であるのが好ましい。
【0020】波長400nm〜700nmの可視光域に
おいて、前記透明基板による反射を除く、該透明基板側
からの光の反射率の最大値が17%以下で反射率の極小
値が5%以下であり、透過率が0.5%以下とすること
ができる。
【0021】波長400nm〜700nmの可視光域に
おいて、前記透明基板による反射を除いて視感度補正し
た平均反射率が7%以下であるのが好ましい。
【0022】本発明のカラーフィルタ基板は、本発明の
低反射薄膜基板における前記第1層膜及び前記第2層膜
からなるブラックマトリクスが画素間に設けられ、さら
に、画素部に着色層及び透明電極膜がパターン形成さ
れ、そのことにより上記目的が達成される。
【0023】本発明の液晶ディスプレイは、本発明のカ
ラーフィルタ基板と、前記透明電極膜に対向する透明電
極膜を有する対向基板との間に液晶層が挟持され、両基
板の液晶層とは反対側の表面に偏光板が配置され、その
ことにより上記目的が達成される。
【0024】以下、本発明の作用について説明する。
【0025】本発明にあっては、ブラックマトリクス用
の低反射薄膜として、タンタル/窒化タンタル(Ta/
TaNx)または窒化タンタル/窒化タンタル(TaNx
/TaNx)の2層構造を透明基板上に形成する。
【0026】タンタルを窒化して得られる窒素濃度45
atom%以上の窒化タンタルは、エリプソメータで測
定したところ、波長630nm付近における屈折率が
3.0前後(2.6〜3.4)、消衰係数が0.2〜
0.5を示す半透明膜であった。
【0027】この窒化タンタル膜を反射防止膜としてガ
ラス等の透明基板上に形成し、その上にタンタル膜を遮
光膜として積層することにより、薄膜干渉効果を利用し
て、充分な遮光性と透明基板側からの低反射性を得るこ
とができる。
【0028】例えば、後述する図5に示すように、波長
400nm〜700nmの可視光域において、透明基板
側からの光の反射率(ガラス等の透明基板の反射率を除
く)の最大値を17%以下、反射率の極小値を5%以
下、透過率を0.5%以下とすることができる。
【0029】さらに、この膜中の窒素濃度45atom
%以上の窒化タンタル膜の膜厚を15nm〜35nmと
することにより、後述する図6及び図7に示すように、
透明基板側からの視感度補正した平均反射率を7%以下
に低減することが可能であり、表示品位を充分にするこ
とができる。
【0030】さらに、タンタル/窒化タンタルの2層の
積層構造においては、酸化タンタルを用いた場合のよう
にRF電源を必要とせず、安価なDC電源でのスパッタ
リング技術で成膜することが可能となる。さらに、焼結
体でないタンタルターゲットや窒化タンタルターゲット
を用いて成膜可能であるので、発塵を抑制できる。
【0031】窒化タンタル/窒化タンタルの2層の積層
構造においては、第2層膜(上層)の窒化タンタル膜の
窒素濃度を20atom%〜40atom%とすると、
この窒化タンタル層がアルファ相化することはないの
で、光学濃度を大きくすることができる。よって、上層
の窒化タンタル膜を約150nm以下の膜厚としても充
分な遮光性が得られ、透過率を0.5%以下とすること
ができる。
【0032】この場合にも、薄膜干渉効果を利用して透
明基板側からの光の反射率(ガラス等の透明基板の反射
率を除く)の最大値を17%以下、反射率の極小値を5
%以下、透過率を0.5%以下として充分な低反射性と
遮光性とを得ることができ、また、透明基板側からの視
感度補正した平均反射率を7%以下に低減することがで
きる。さらに、安価なDC電源と焼結体でないタンタル
ターゲットや窒化タンタルターゲットを用いてスパッタ
リングにより成膜可能である。
【0033】本発明のカラーフィルタ基板は、上記反射
防止膜としての第1層膜及び遮光膜としての第2層膜か
らなるブラックマトリクスを備えているので、画素間を
充分遮光すると共に透明基板側からの反射を防ぐことが
でき、優れた表示品位の液晶ディスプレイを実現するこ
とが可能である。
【0034】さらに、本発明の液晶ディスプレイは、液
晶パネルの両側に偏光板を配置してあるので、クロム/
酸化クロムからなる従来の低反射薄膜を備えたカラーフ
ィルタ基板と偏光板と組み合わせた場合の反射特性と比
べて、実用上ほとんど差がない充分な低反射特性を得る
ことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0036】(実施形態1)図1は本実施形態1の低反
射薄膜基板の断面図である。
【0037】この低反射薄膜基板は、ガラス等からなる
透明基板101上に反射防止膜として窒化タンタル膜1
02、遮光膜としてタンタル膜103が順次積層されて
いる。
【0038】透明基板101としてはコーニング社製の
1737ガラス材(n=1.5)を用い、窒化タンタル
膜102及びタンタル膜103は純度99.99%のタ
ンタルターゲットを用いてDCマグネトロンスパッタリ
ング装置により成膜した。以下にその手順を説明する。
【0039】まず、超音波純水洗浄によって透明基板1
01の表面を予め清浄にしておく。
【0040】そして、スパッタリング装置の真空槽内を
3.0×10-4Pa以下まで排気した後、窒素ガス20
0sccm、アルゴンガス20sccmを導入して圧力
を0.8Pa〜1.0Pa程度になるように排気バラン
スを調整し、基板加熱を100℃とした雰囲気中におい
て、ターゲット表面でのパワー密度2W/cm2〜3W
/cm2で70秒〜80秒間のスパッタリングを行うこ
とにより、第1層の窒化タンタル膜102を成膜する。
【0041】この窒化タンタル膜102は、膜中の窒素
濃度が60atom%であり、膜厚は約25nmとし
た。波長630nm付近の複素屈折率の実数部n=2.
6〜3.4、消衰係数K=0.2〜0.5を示す半透明
膜であった。尚、組成分析にはオージェ電子分光機を用
い、屈折率及び消衰係数は分光エリプソメーターを用い
て測定を行った。
【0042】次に、アルゴンガスのみを100sccm
導入して、圧力が0.4Pa程度の雰囲気中において、
パワー密度5.7W/cm2〜6.0W/cm2で40秒
間のスパッタリングを行うことにより、第2層のタンタ
ル膜103を成膜する。
【0043】このタンタル膜103は膜中に窒素をほと
んど含んでおらず、膜厚は200nmとした。
【0044】このようにタンタル/窒化タンタルの2層
が積層された構造では、上層のタンタル膜がアルファ相
化して低抵抗な膜になることが知られており、本実施形
態でも比抵抗30μΩ・cmのタンタル膜が得られた。
【0045】このアルファ相化されたタンタル膜は光学
濃度がやや低いため、波長400nm〜700nmの可
視光域で透過率が0.5%以下の充分な遮光性を得るた
めには、約200nmの膜厚が必要であった。
【0046】このようにして得られた低反射膜基板につ
いて、透明基板101側から反射特性を測定した結果を
図5(a)に◆で示す。ここでは、図5(b)に示すよ
うに、透明基板101上に窒化タンタル膜102及びタ
ンタル膜103を積層し、ガラス基板側101から光1
00を照射して反射特性した。なお、反射率は、オリン
パス光学工業(株)社製の顕微分光OSP−SP200
を用いてアルミニウム薄膜をリファレンスとして測定
し、ガラス基板の反射率(約4%)を除いたものであ
る。
【0047】さらに、図5(c)に示すように、透明基
板(ガラス基板n=1.5)101上にタンタル膜10
3及び窒化タンタル膜102を積層した、特開平9−2
92628号公報と同様の構造に対して窒化タンタル膜
102側から光100を照射して反射特性を測定した結
果についても図5(a)に■で示す。なお、この図5
(c)の窒化タンタル膜102における膜中の窒素濃度
は、45atom%とした。
【0048】この図5(a)によれば、図5(b)に示
した本実施形態の構造では、ガラス基板による反射を除
いたガラス基板側からの光の反射率は、波長400nm
〜700nmの可視光領域において最大値が17%以下
で極小値は5%以下である。これに対して、ガラスから
なる透明基板101上にタンタル膜103及び窒化タン
タル膜102をこの順に積層した図5(c)の構造で
は、窒化タンタル膜102側からの光の反射率が高いこ
とがわかる。なお、図5(c)の構造において、透明基
板101側から光を照射した場合には、低反射率を得る
ことができないことは言うまでもない。
【0049】さらに、本実施形態において、上述のよう
にして測定した波長400nm〜700nmにおける反
射率を図8に示した比視感度を用いて補正した透明基板
101側からの平均反射率は4.5%であり、図5
(c)に示した構造では窒化タンタル膜102側からの
平均反射率は17.5%であった。以下、波長400n
m〜700nmにおける反射率を図8の比視感度を用い
て補正した後の平均反射率を視感度補正した平均反射率
と称する。但し、ガラス基板側からの測定に関してはガ
ラス基板表面の反射率4%を除くこととする。
【0050】これらの結果から、タンタル膜103及び
窒化タンタル膜102を組み合わせるだけではなく、ガ
ラスからなる透明基板101上に窒化タンタル膜102
及びタンタル膜103をこの順に積層することによっ
て、低反射特性の実現が可能になることがわかる。ここ
で、本実施形態の図5(a)に示した構造において、図
5(c)に示した構造に比べて反射率を低くできる理由
は、窒化タンタル膜102側にガラスからなる透明基板
101があるからである。
【0051】図6に、視感度補正したガラス基板側から
の平均反射率について、第1層の窒化タンタル膜の膜厚
に対する依存性を調べた結果を示す。ここで、第1層窒
化タンタル膜中の窒素濃度は60atom%とした。
【0052】この結果から、本実施形態では第1層の窒
化タンタル膜102の膜厚を、視感度補正した平均反射
率が最小となる25nm付近としているが、実用上は平
均反射率が7%以上であれば充分な表示品位が得られる
と考えられるので、15nm〜35nmとするのが好ま
しい。
【0053】図7に、視感度補正したガラス基板側から
の平均反射率について、第1層の窒化タンタル膜の膜中
窒素濃度に対する依存性を調べた結果を示す。ここで、
第1層窒化タンタル膜の膜厚は、各々の条件で最適化し
たものであり、40atom%で30nm、50ato
m%及び60atom%で25nmとした。
【0054】この結果から、本実施形態では第1層の窒
化タンタル膜102の膜中の窒素濃度を、視感度補正し
た平均反射率が最小となる60atom%付近としてい
るが、実用上は平均反射率が7%以上であれば充分な表
示品位が得られると考えられるので、約45atom%
以上であれば充分である。
【0055】このように、本実施形態1においては、環
境上で問題のある金属クロムを使用することなく、充分
な遮光性と低反射性を有するブラックマトリクス用の低
反射膜を備えた低反射薄膜基板を作製することができ
る。また、タンタル/窒化タンタルはモリブデン、鉄、
ニッケル等に比べて優れた耐食性と耐薬品性を有するの
で、信頼性を向上させることができる。さらに、酸化タ
ンタルを用いた場合のようにDC電源を必要としないの
で、設備コストを抑制することができ、焼結体である酸
化タンタルターゲットを用いなくても成膜できるので膜
欠損等の不良も生じない。
【0056】上記実施形態1では、第1層の反射防止膜
としての窒化タンタル膜102を、タンタルターゲット
を用いてアルゴン及び窒素ガスの混合雰囲気中で反応性
スパッタリングを行うことにより成膜したが、窒化タン
タルターゲットを用いてアルゴンガスのみの雰囲気中で
スパッタリングを行うこともできる。以下にその手順に
ついて説明する。
【0057】(実施形態2)実施形態1のタンタルター
ゲットに替えて、窒素濃度50atom%以上の窒化タ
ンタルターゲットを使用し、スパッタリング装置の真空
槽内を3.0×10 -4Pa以下まで排気した後、アルゴ
ンガス100sccmを導入して圧力を0.4Pa程度
になるように排気バランスを調整し、基板加熱を100
℃とした雰囲気中において、ターゲット表面でのパワー
密度1W/cm2〜2W/cm2で70秒〜80秒間のス
パッタリングを行うことにより、第1層の窒化タンタル
膜102を成膜する。
【0058】次に、アルゴンガスを100sccm導入
して、圧力が0.4Pa程度の雰囲気中において、パワ
ー密度5.7W/cm2〜6.0W/cm2で40秒間の
スパッタリングを行うことにより、第2層のタンタル膜
103を成膜する。
【0059】この実施形態2においても、実施形態1と
同様に、環境上で問題のある金属クロムを使用すること
なく、充分な遮光性と低反射性を有し、耐食性と耐薬品
性にも優れたブラックマトリクス用の低反射膜を備えた
低反射薄膜基板を作製することができる。
【0060】さらに、この実施形態2においても、酸化
タンタルを成膜する場合のようにDC電源を必要としな
いので、設備コストを抑制することができる。
【0061】上記実施形態1及び実施形態2では、第2
層の遮光膜としてタンタル膜103を形成したが、上述
したように、第1層の窒化タンタル膜102の影響でア
ルファ相化してしまうため、充分な遮光性を得るために
約200nm程度の膜厚が必要であった。
【0062】そこで、以下の実施形態3では、第2層の
遮光膜として膜中窒素濃度が20atom%〜40at
om%の窒化タンタル膜を用いた例について説明する。
【0063】(実施形態3)この実施形態3において、
第2層の遮光膜である窒化タンタル膜103の成膜は、
実施形態1の第1層の反射防止膜である窒化タンタル膜
102と同様に、タンタルターゲットを用いてアルゴン
ガス及び窒素ガス混合雰囲気中での反応性スパッタリン
グにより行ってもよく、または実施形態2の窒化タンタ
ル膜102と同様に、窒化タンタルターゲットを用いて
アルゴンガスのみの雰囲気中でスパッタリングを行って
もよい。
【0064】実施形態1と同様にして反応性スパッタリ
ングを行う場合には、実施形態1または実施形態2と同
様にして透明基板101上に第1層の窒化タンタル膜1
02を成膜した後、窒素ガス40sccm、アルゴンガ
ス100sccmを導入して圧力を0.4Pa程度にな
るように排気バランスを調整し、基板加熱を100℃と
した雰囲気中において、ターゲット表面でのパワー密度
5W/cm2〜7W/cm2で20秒〜30秒間のスパッ
タリングを行うことにより、第2層の窒化タンタル膜1
03を150nm成膜する。
【0065】実施形態2と同様にしてスパッタリングを
行う場合には、実施形態1または実施形態2と同様にし
て透明基板101上に第1層の窒化タンタル膜102を
成膜した後、窒素濃度20atom%〜40atom%
の窒化タンタルターゲットを用いてアルゴンガス100
sccmを導入して圧力を0.4Pa程度になるように
排気バランスを調整し、基板加熱を100℃とした雰囲
気中において、ターゲット表面でのパワー密度5W/c
2〜7W/cm2で40秒〜50秒間のスパッタリング
を行うことにより、第2層の窒化タンタル膜103を1
50nm成膜する。
【0066】このようにして得られる窒化タンタル膜1
03は、アルファ相化しておらず、アルファ相化したタ
ンタルよりも光学濃度が大きく、約150nm程度の膜
厚でも透過率0.5%と充分な遮光性を実現することが
できた。この窒化タンタル膜103はアルファ相化して
いないが、比抵抗値は180μmΩ・cmと低く、絶縁
膜である酸化タンタルを用いた場合のようにDC電源を
用いなくても成膜することができた。
【0067】さらに、この低反射膜基板においても、実
施形態1及び実施形態2と同様に、遮光膜としての窒化
タンタル膜103の透明基板101側に、反射防止膜と
しての窒化タンタル膜102が設けられているので、充
分な低反射特性を実現することができた。
【0068】このように、本実施形態3においても、実
施形態1及び実施形態2と同様に、環境上で問題のある
金属クロムを使用することなく、充分な遮光性と低反射
性を有するブラックマトリクス用の低反射膜を備えた低
反射薄膜基板を作製することができる。また、窒化タン
タル/窒化タンタルはモリブデン、鉄、ニッケル等に比
べて優れた耐食性と耐薬品性を有するので、信頼性を向
上させることができる。さらに、酸化タンタルを用いた
場合のようにDC電源を必要としないので、設備コスト
を抑制することができ、焼結体ターゲットを用いなくて
も成膜できるので膜欠損等の不良も生じない。
【0069】さらに、本実施形態3による場合には、第
2層の遮光膜として窒化タンタル膜を用いることによ
り、実施形態1及び実施形態2に比べて第2層の膜厚を
薄くしても充分な遮光性を得ることができるので、材料
コストの低減や膜応力による基板反りの緩和等を図るこ
とができる。
【0070】次に、上記実施形態1〜実施形態3のブラ
ックマトリクス用低反射薄膜基板を用いて作製される液
晶ディスプレイ用カラーフィルタの実施形態について説
明する。
【0071】(実施形態4)図9は本実施形態の液晶デ
ィスプレイの断面図であり、図4はそのカラーフィルタ
の断面図である。
【0072】この液晶ディスプレイは、ガラス等からな
る透明基板901上に画素電極902及びスイッチング
素子としてのTFT(図示せず)を有するアクティブマ
トリクス基板903と、カラーフィルタ基板908とが
液晶層904を間に挟んで対向配置され、この液晶パネ
ルの表示側及び光源側に偏光板909、909が配置さ
れている。
【0073】このカラーフィルタ基板は、図4に示すよ
うに、ガラス等からなる透明基板907上に各画素に対
応して赤着色層405、緑着色層406、青着色層40
7の各着色層905が設けられている。そして、各着色
層(画素)905の間には、ブラックマトリクス906
として窒化タンタルからなる第1層膜(反射防止膜)4
02と、タンタルまたは窒化タンタルからなる第2層膜
(遮光膜)403とが形成されている。着色層405、
406、407の上には必要に応じて透明保護膜(図示
せず)が設けられ、さらにその上に液晶駆動用の対向電
極として透明電極(図示せず)が設けられている。
【0074】このカラーフィルタの製造においては、ま
ず、ガラス等からなる透明基板907上に、実施形態1
〜実施形態3と同様にして窒化タンタルからなる反射防
止膜402と、タンタルまたは窒化タンタルからなる遮
光膜403とを形成してブラックマトリクス用の低反射
膜備えた低反射薄膜基板を作製する。
【0075】次に、この反射防止膜402及び遮光膜4
03にフォトリソグラフィ工程及びドライエッチング工
程を行ってブラックマトリクス906をパターン形成す
る。
【0076】次に、赤着色層405、緑着色層406、
青着色層407を積層して各画素に対応してパターン形
成する。
【0077】その上に必要に応じて透明保護膜(図示せ
ず)を形成し、さらにその上にスパッタリングによりI
TOを成膜して液晶駆動用の対向電極(図示せず)を形
成する。
【0078】これにより、充分な遮光性及び低反射性を
有する2層構造の膜からなるブラックマトリクスを備え
たカラーフィルタ基板が得られる。
【0079】このカラーフィルタ基板とアクティブマト
リクス基板とを貼り合わせ、両基板の間隙に液晶を注入
して液晶層904とし、両基板の外側に偏光板909、
909を配置して本実施形態の液晶ディスプレイが完成
する。
【0080】このように、通常の液晶ディスプレイにお
いては、カラーフィルタ基板側にも偏光板を設ける構成
が一般的であるため、実際の表示上で問題となる反射率
は、この偏光板と組み合わせた場合の反射率である。
【0081】そこで、本実施形態のカラーフィルタ基板
について、偏光板と組み合わせた場合の反射特性を図1
0(a)に△で示す。ここでは、図10(b)に示すよ
うに、ガラス基板907上にタンタル膜403/窒化タ
ンタル膜402からなるブラックマトリクス906を形
成したカラーフィルタ基板に対して、一般に使用されて
いる表面反射光を散乱させるアンチグレア処理を施した
タイプの偏光板を配置して、偏光板909側から光10
0を照射した。この図の反射率は、ガラス基板の反射率
及び偏光板の反射率を含んでいる。
【0082】さらに、図10(c)に示すように、ガラ
ス基板907上にクロム膜502/酸化クロム膜503
からなるブラックマトリクス1000を備えた従来のカ
ラーフィルタ基板を、偏光板909と組み合わせた場合
の反射特性についても、図10(a)に◆で示す。
【0083】なお、視感度補正したガラス基板側からの
平均反射率は、本実施形態では0.4%であり、図10
(b)に示した構造では1.2%であった。
【0084】これらの結果から、本実施形態のカラーフ
ィルタ基板とクロム/酸化クロムからなる従来の低反射
薄膜を備えたカラーフィルタ基板とは、偏光板と組み合
わせた場合の反射特性を比べると、実用上ほとんど差が
なく、問題無く充分な低反射特性が得られていることが
わかる。
【0085】なお、本発明において、窒化タンタルから
なる第1層と、タンタルまたは窒化タンタルからなる第
2層とが形成される透明基板としては、プラスチックフ
ィルム基板等を用いてもよいが、ブラックマトリクスの
反射率を低くするためには屈折率n=1.3〜2.0の
ガラス基板等を用いるのが好ましい。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による場合
には、ブラックマトリクス用の低反射薄膜として環境上
で問題のある金属クロムを使用することなく、充分な遮
光性と低反射性が得られる。よって、このブラックマト
リクスを備えた液晶ディスプレイ用カラーフィルタによ
れば、視認性を向上させると共に表示品位を向上させる
ことができる。また、モリブデン、鉄、ニッケル等を用
いた従来技術に比べて優れた耐食性と耐薬品性が得られ
るので、信頼性の高い液晶ディスプレイを実現すること
ができる。さらに、酸化タンタルを用いた従来技術に比
べて設備コストの抑制及び膜欠損等の製品不良の低減が
可能であるので、液晶ディスプレイの製造コストの低廉
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1〜3の低反射薄膜基板を示す断面図
である。
【図2】従来の低反射薄膜基板を示す断面図である。
【図3】従来のカラーフィルタ基板を示す断面図であ
る。
【図4】実施形態4の液晶ディスプレイにおけるカラー
フィルタ基板を示す断面図である。
【図5】(a)は実施形態1及び従来の低反射薄膜基板
の反射特性を示す図であり、(b)は実施形態1の低反
射薄膜基板の反射率測定方法を説明するための断面図で
あり、(c)は従来の低反射薄膜基板の反射率測定方法
を説明するための図である。
【図6】視感度補正した平均反射率について、第1層の
窒化タンタル膜の膜厚に対する依存性を示す図である。
【図7】視感度補正した平均反射率について、第1層の
窒化タンタル膜の膜中窒素濃度に対する依存性を示す図
である。
【図8】波長に対する比視感度を示す図である。
【図9】実施形態4の液晶ディスプレイを示す断面図で
ある。
【図10】(a)は実施形態4及び従来のカラーフィル
タ基板とについて、偏光板と組み合わせた場合の反射特
性を示す図であり、(b)は実施形態1のカラーフィル
タ基板の反射率測定方法を説明するための断面図であ
り、(c)は従来のカラーフィルタ基板の反射率測定方
法を説明するための図である。
【符号の説明】
101、901、907 透明基板 102、402 窒化タンタルからなる反射防止膜膜 103、403 タンタルまたは窒化タンタルからなる
遮光膜 906 ブラックマトリクス 405、406、407、905 着色層 902 画素電極 903 アクティブマトリクス基板 904 液晶層 908 カラーフィルタ基板 909 偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 迫野 郁夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA42 BB02 BB14 BB26 BB44 2H090 HB06X JB02 JD06 LA04 LA15 2H091 FA02Y FA35Y FC02 GA13 LA12 2K009 AA02 BB02 CC02 DD04 DD12 5C094 AA02 AA11 AA16 AA31 AA60 BA43 DA13 ED02 ED12 ED15 GB01 HA06 HA08 JA08 JA12 JA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に、窒化タンタルからなる第
    1層膜と、タンタル又は窒化タンタルからなる第2層膜
    とが、該透明基板側からこの順に積層されている低反射
    薄膜基板。
  2. 【請求項2】 前記第1層膜は、膜中の窒素濃度が45
    atom%以上の窒化タンタル膜である請求項1に記載
    の低反射薄膜基板。
  3. 【請求項3】 前記第1層膜の膜厚が15nm〜35n
    mである請求項2に記載の低反射薄膜基板。
  4. 【請求項4】 波長630nmにおいて、前記第1層膜
    の光の屈折率が2.6〜3.4で消衰係数が0.2〜
    0.5である請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記
    載の低反射薄膜基板。
  5. 【請求項5】 前記第2層膜は、膜中の窒素濃度が20
    atom%〜40atom%の窒化タンタル膜である請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載の低反射薄膜基
    板。
  6. 【請求項6】 波長400nm〜700nmの可視光域
    において、前記透明基板による反射を除く、該透明基板
    側からの光の反射率の最大値が17%以下で反射率の極
    小値が5%以下であり、透過率が0.5%以下である請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載の低反射薄膜基
    板。
  7. 【請求項7】 波長400nm〜700nmの可視光域
    において、前記透明基板による反射を除いて視感度補正
    した平均反射率が7%以下である請求項1乃至請求項6
    のいずれかに記載の低反射薄膜基板。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の低反射薄膜基板における前記第1層膜及び前記第2層
    膜からなるブラックマトリクスが画素間に設けられ、さ
    らに、画素部に着色層及び透明電極膜がパターン形成さ
    れているカラーフィルタ基板。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のカラーフィルタ基板
    と、前記透明電極膜に対向する透明電極膜を有する対向
    基板との間に液晶層が挟持され、両基板の液晶層とは反
    対側の表面に偏光板が配置されている液晶ディスプレ
    イ。
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