JP2000028116A - 火葬炉および火葬炉の燃焼方法 - Google Patents

火葬炉および火葬炉の燃焼方法

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JP2000028116A
JP2000028116A JP10210425A JP21042598A JP2000028116A JP 2000028116 A JP2000028116 A JP 2000028116A JP 10210425 A JP10210425 A JP 10210425A JP 21042598 A JP21042598 A JP 21042598A JP 2000028116 A JP2000028116 A JP 2000028116A
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JP
Japan
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flue
furnace
main combustion
combustion furnace
main
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JP10210425A
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English (en)
Inventor
Tsuneaki Murakami
恒明 村上
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ROKEN KK
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ROKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオキシンの発生を極力押さえることがで
きる火葬炉および火葬炉の燃焼方法を提供することであ
る。 【解決手段】 柩を安置した台車が収容される主燃焼炉
(12)と、主燃焼炉の一方の端部に配置された主燃焼
炉用バーナー(18)と、主燃焼炉の他方の端部に配置
された昇降式扉(16)と、主燃焼炉の上方に配置され
た煙道(22)と、煙道の上方に配置され、開口を介し
て煙道と連通している再燃焼炉(28)と、再燃焼炉に
配置された再燃焼炉用バーナー(32)とを備えた火葬
炉において、主燃焼炉の頂壁に、扉の側と主燃焼炉用バ
ーナーの側に、煙道口(24、26)がそれぞれ形成さ
れ、これらの煙道口を介して主燃焼炉と煙道とが連通し
ていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、火葬炉およ
び火葬炉の燃焼方法に関する。より詳細には、本発明
は、ダイオキシンの発生を極力押さえることができる、
改良された火葬炉および火葬炉の燃焼方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】火葬炉には一般に、主
燃焼炉と再燃焼炉とが設けられており、主燃焼炉と再燃
焼炉が、煙道口を介して連通するように構成されてい
る。しかしながら、従来の火葬炉では、火葬炉の扉側に
1箇所の煙道口が設けられているにすぎないため、火葬
炉内での排ガスの流れが一方向のみになり、排ガスの再
利用が行われないという課題があった。
【0003】一方、近年、ダイオキシンによる環境汚染
が社会的に注目を集めており、火葬炉においてもダイオ
キシンを極力発生させないようにすることが最重要課題
となっている。このような状況下において、排ガスの混
合・攪拌を促進させ焼却物を完全燃焼させて、ダイオキ
シンの発生を規定値以下に押さえることができる火葬炉
および火葬炉の燃焼方法に対する強い要望がある。
【0004】したがって、本発明は、上述の課題を解消
した、ダイオキシンの発生を極力押さえることができる
火葬炉および火葬炉の燃焼方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の火
葬炉は、柩を安置した台車が収容される主燃焼炉と、主
燃焼炉の一方の端部に配置された主燃焼炉用バーナー
と、主燃焼炉の他方の端部に配置された昇降式扉と、主
燃焼炉の上方に配置され、主燃焼炉の頂壁によって主燃
焼炉と隔てられた煙道と、煙道の上方に配置され、開口
を介して煙道と連通している再燃焼炉と、再燃焼炉に配
置された再燃焼炉用バーナーとを備えた火葬炉におい
て、主燃焼炉の頂壁には、扉の側と主燃焼炉用バーナー
の側に、煙道口がそれぞれ形成されており、これらの煙
道口を介して、主燃焼炉と煙道とが連通していることを
特徴とするものである。
【0006】本願請求項2に記載の火葬炉は、前記請求
項1の火葬炉において、煙道内の、前記扉の側の煙道口
から流入した排ガスと前記主燃焼炉用バーナーの側の煙
道口から流入した排ガスとの合流箇所に、エアを供給す
るための装置を更に備えていることを特徴とするもので
ある。
【0007】本願請求項3に記載の火葬炉の燃焼方法
は、柩を安置した台車が収容される主燃焼炉内で柩を燃
焼させる段階と、主燃焼炉の上方に配置された再燃焼炉
内で、柩の燃焼によって生じ煙道を介して再燃焼炉に流
入した排ガスを再燃焼させる段階とを備えた火葬炉の燃
焼方法において、主燃焼炉内での燃焼によって生じた排
ガスを、主燃焼炉の頂壁の一方の側に設けられた第1の
煙道口を介して煙道に流入させ、かつ、主燃焼炉内での
燃焼によって生じた排ガスを、第1の煙道口が設けられ
ている側と反対側に主燃焼炉内を戻させ、主燃焼炉の頂
壁の他方の側に設けられた第2の煙道口を介して煙道に
流入させることを特徴とするものである。
【0008】本願請求項4に記載の火葬炉の燃焼方法
は、前記請求項3の方法において、煙道内の、前記第1
の煙道口から流入した排ガスと前記第2の煙道口から流
入した排ガスとの合流箇所に、エアを供給することを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1において全体
として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の
形態に係る火葬炉は、主燃焼炉12を備えている。主燃
焼炉12は、下面が開放し、柩(図示せず)が安置され
た台車14を収容するように構成されている。
【0010】主燃焼炉12の一方の端部(図1において
左側)には、昇降式の扉16が設置されており、主燃焼
炉12内に台車14を収容する際には扉16を上昇さ
せ、主燃焼炉12内に台車が収容された後には扉16を
下降させる。図1では、主燃焼炉12内に台車14が収
容され、扉16を下降させた状態が示されている。な
お、扉16は、その内側が耐火材のセラミックで被覆さ
れている。
【0011】主燃焼炉12の他方の端部(図1において
右側)には、バーナー18が設置されており、バーナー
18の周囲には、耐火材のブラストが配置されている。
また、主燃焼炉12の頂壁12aおよび側壁12bは、
耐火材のセラミックで被覆されている。なお、主燃焼炉
12には、複数のジェットエア噴射ノズル12cが設け
られており、外部のエア源(図示せず)から主燃焼炉1
2内にエアを供給するようになっている。また、バーナ
ー18の上方には、主燃焼炉12の内部を監視するため
の覗き窓20が設けられている。
【0012】主燃焼炉12の上方には、第1の煙道22
が設けられており、主燃焼炉12と煙道22は、主燃焼
炉12の頂壁12aによって隔てられている。頂壁12
aは、実質的に耐火煉瓦によって形成されている。頂壁
12aには、扉16の側とバーナー18の側に、開口す
なわち煙道口24、26がそれぞれ設けられており、こ
れにより、主燃焼炉12と第1の煙道22とは、煙道口
24、26を介して連通している。換言すれば、主燃焼
炉12は、天井が2層構造になっている。
【0013】煙道22の上方には、再燃焼炉28が設け
られており、第1の煙道22と再燃焼炉28は、第1の
煙道22の頂壁22aによって隔てられている。頂壁2
2aは、実質的に耐火煉瓦によって形成されている。頂
壁22aには、バーナー18の側に、開口30が設けら
れており、これにより、第1の煙道22と再燃焼炉28
とは、開口30を介して連通している。
【0014】再燃焼炉28の一方の端部(図1において
右側)には、バーナー32が設置されており、バーナー
32の周囲には、耐火材のブラストが配置されている。
また、再燃焼炉28の頂壁28aおよび側壁28bは、
耐火材のセラミックで被覆されている。
【0015】再燃焼炉28の他方の端部(図1において
左側)には、上方に延びた第2の煙道34が配置されて
おり、再燃焼炉28と第2の煙道34は、焼塵スクリー
ン36によって隔てられている。なお、第2の煙道34
の基部には、点検掃除口38が設けられている。
【0016】次に、火葬炉の燃焼方法について説明す
る。まず、主燃焼炉12の扉16を上昇させ、柩が安置
された台車14を主燃焼炉12の内部に入れ、扉16を
下降させる。次いで、主燃焼炉12のバーナー18に点
火し、ジェットエア噴射ノズル12cからエアを供給し
つつ燃焼させる。
【0017】かかる燃焼によって生じた排ガスは、一方
では、矢印Aで示されるように煙道口24を通って第1
の煙道22に流れ、他方では、矢印Bで示されるように
主燃焼炉12内をバーナー18の側に戻るようにして流
れ、矢印Cで示されるように煙道口26を通って第1の
煙道22に流れる。このように、主燃焼炉12内を戻る
ようにして流れる排ガスの流れBにより、燃焼が促進さ
れ、主燃焼炉12内の炉内温度が高められる。
【0018】次いで、煙道口24を通って第1の煙道2
2に流れた排ガスと、煙道口26を通って第1の煙道2
2に流れた排ガスは、煙道口26の上方付近で合流し、
両方の排ガスが衝突し、混合・攪拌される。このように
して混合・攪拌された排ガスは、開口30を通って再燃
焼炉28に入り、再燃焼炉28のバーナー32によって
燃焼される。そして、完全燃焼した排ガスは、焼塵スク
リーン36を経て、第2の煙道34から排出される。
【0019】本発明は、以上の発明の実施の形態に限定
されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範
囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範
囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0020】たとえば、前記実施の形態では、煙道口2
4を通って第1の煙道22に流れた排ガスと、煙道口2
6を通って第1の煙道22に流れた排ガスを、煙道口2
6の上方付近で合流させて混合・攪拌させ、しかる後、
開口30から再燃焼炉28に流入させるように構成され
ているが、図3に示されるように、煙道口26の上方付
近にエア供給手段40を設け、両方の排ガスが合流した
部分にエアを供給するように構成してもよい。このよう
に構成することにより、排ガスの燃焼が一層促進され
る。
【0021】なお、図1に示されている火葬炉を形成す
る材料は、単なる例示にすぎず、これらの材料に限定さ
れるものではない。
【0022】
【発明の効果】本発明により、排ガスが主燃焼炉内を戻
るように流れるため、焼却物の燃焼が促進され、炉内の
温度が高められ、これにより、ダイオキシンの発生が抑
制される。また、煙道口の上方付近が排ガスが合流し、
攪拌・混合されるため、燃焼が促進される。さらに、両
方の排ガスが合流した部分にエアを供給することよっ
て、燃焼が一層促進され、排ガスの完全燃焼が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係る火葬炉を示し
た概略断面図である。
【図2】図1の線2−2に沿った概略断面図である。
【図3】本発明の別の実施の形態に係る火葬炉を示した
概略断面図である。
【符号の説明】 10 火葬炉 12 主燃焼炉 14 台車 16 扉 18 主燃焼炉用バーナー 22 第1の煙道 24、26 煙道口 28 再燃焼炉 30 開口 32 再燃焼炉用バーナー 34 第2の煙道 38 焼塵スクリーン 40 エア供給手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柩を安置した台車が収容される主燃焼炉
    と、主燃焼炉の一方の端部に配置された主燃焼炉用バー
    ナーと、主燃焼炉の他方の端部に配置された昇降式扉
    と、主燃焼炉の上方に配置され、主燃焼炉の頂壁によっ
    て主燃焼炉と隔てられた煙道と、煙道の上方に配置さ
    れ、開口を介して煙道と連通している再燃焼炉と、再燃
    焼炉に配置された再燃焼炉用バーナーとを備えた火葬炉
    において、 主燃焼炉の頂壁には、扉の側と主燃焼炉用バーナーの側
    に、煙道口がそれぞれ形成されており、これらの煙道口
    を介して、主燃焼炉と煙道とが連通していることを特徴
    とする火葬炉。
  2. 【請求項2】 煙道内の、前記扉の側の煙道口から流入
    した排ガスと前記主燃焼炉用バーナーの側の煙道口から
    流入した排ガスとの合流箇所に、エアを供給するための
    装置を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の火葬炉。
  3. 【請求項3】 柩を安置した台車が収容される主燃焼炉
    内で柩を燃焼させる段階と、主燃焼炉の上方に配置され
    た再燃焼炉内で、柩の燃焼によって生じ煙道を介して再
    燃焼炉に流入した排ガスを再燃焼させる段階とを備えた
    火葬炉の燃焼方法において、 主燃焼炉内での燃焼によって生じた排ガスを、主燃焼炉
    の頂壁の一方の側に設けられた第1の煙道口を介して煙
    道に流入させ、かつ、主燃焼炉内での燃焼によって生じ
    た排ガスを、第1の煙道口が設けられている側と反対側
    に主燃焼炉内を戻させ、主燃焼炉の頂壁の他方の側に設
    けられた第2の煙道口を介して煙道に流入させることを
    特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 煙道内の、前記第1の煙道口から流入し
    た排ガスと前記第2の煙道口から流入した排ガスとの合
    流箇所に、エアを供給することを特徴とする請求項3に
    記載の方法。
JP10210425A 1998-07-08 1998-07-08 火葬炉および火葬炉の燃焼方法 Pending JP2000028116A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051860A (ja) * 2005-07-21 2007-03-01 Roken:Kk 火葬設備
KR100973342B1 (ko) 2009-11-25 2010-07-30 윤학상 복수의 배기가스통로를 구비한 화장로

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