JP2000027997A - シ―ル装置 - Google Patents

シ―ル装置

Info

Publication number
JP2000027997A
JP2000027997A JP11121881A JP12188199A JP2000027997A JP 2000027997 A JP2000027997 A JP 2000027997A JP 11121881 A JP11121881 A JP 11121881A JP 12188199 A JP12188199 A JP 12188199A JP 2000027997 A JP2000027997 A JP 2000027997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
sealing
seal
sealing device
rigid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11121881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4309994B2 (ja
Inventor
Giovanni Bertoni
ジョルヴァーニ,ベルトニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bellco SRL
Original Assignee
Bellco SRL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bellco SRL filed Critical Bellco SRL
Publication of JP2000027997A publication Critical patent/JP2000027997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4309994B2 publication Critical patent/JP4309994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/06Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
    • F16J15/10Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/088Endless track units; Parts thereof with means to exclude or remove foreign matter, e.g. sealing means, self-cleaning track links or sprockets, deflector plates or scrapers
    • B62D55/0887Track-articulation sealings against dust, water, mud or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Pallets (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 稼働寿命が改善された無限軌道帯用のシール
装置を提供する。 【解決手段】 本シール装置は、外面に傾斜結合面(3
5)を備えた硬性環状シール部材(18)と弾性環状部
材(19)との組み合わせからなり、弾性環状部材(1
9)は、こぶ状断面を持つ第1の環状部(37)と、ボ
ス状断面を持つ第2の環状部(38)とを備えている。
前記第1の環状部(37)は、環状接触面(41)によ
り規定されており、該環状接触面(41)は、前記環状
シール(16)が組み付けられているが、着座部(1
5)に設置されてはいないときに、前記硬性環状シール
部材(18)の前記傾斜結合面(35)との間に0°〜
30°の角度“α”を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上移動車両等の
無限軌道帯における各種ジョイントの可動部品の長期間
にわたる潤滑性を実現し、また、無限軌道帯自体の他の
構成部品の寿命に匹敵する寿命を確保するためのシール
装置に関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題、ならびに
課題を解決するための手段】周知のごとく、地上移動車
両の無限軌道帯の寿命は、土木または軍事どちらの用途
においても、無限軌道帯を構成するピンおよび/または
ブッシュの摩耗の度合いにより事実上決定されていた。
【0003】この摩耗が許容値に達したときには、摩耗
した部品の交換を必須とする分解修理が必要であり、こ
の作業は、無限軌道帯全体もしくは全ジョイントまたは
全シール装置の分解を伴うことになる。これは、全ての
ジョイント(例外無しに)を当初の寸法に戻さなければ
ならないからである。車両それぞれの2つの無限軌道帯
の重量および寸法ならびに分解のための特殊な設備(例
えば、少くとも1つの適当なタイプの圧縮機等)が必要
なことを考慮すると、この作業は、実際上、車両もしく
は少くとも2つの無限軌道帯を持ち込むことができる専
門の工場でのみ実行可能である。この作業の煩雑さは、
燃料コストに次いで、無限軌道帯のメインテナンスや定
期的な部品交換のコストを加えた原価償却費がランニン
グコストにおいて最も高い費目であることを考慮する
と、十分に実証できることである。
【0004】いうまでもなく、シール装置は、研磨性外
来物がジョイント内に侵入することを防止すると共に、
必要に応じてジョイント内部に潤滑油を維持することを
保証するためのものであるので、無限軌道帯の寿命に関
して基本的に重要なものである。実際上、ジョイント内
への異物(外来物)の侵入は、シール装置の表面をも含
む相対運動する表面の摩耗を招来する。この結果、シー
ル装置は、ジョイントからの潤滑油の漏れの防止作用が
低減すると共に、相対運動関係にある対の表面間への研
磨性異物の更なる侵入の防止作用が低減する。これが、
多くの場合、摩耗は、ひとたび始まると直ぐに、比較的
急激にかつ徐々に早まりつつ進行する理由である。上記
技術的課題を解決するものとして、種々のシール装置が
公知であり、その1つが、1989年7月11日出願のイタリ
ア特許第1230329号に開示されている。これと比較し
て、本発明によるシール装置は、一歩前進したものと認
められるであろう。尚、本発明のよりよい理解を助ける
ために、上記イタリア特許における参照番号に対応した
参照番号を、後の記載に用いる。
【0005】本発明の目的は、無限軌道帯が固定または
回動ブッシュを備えたタイプかどうか等のジョイントの
構造にかかわらず、耐摩耗性を可及的に向上させ、この
結果、それに応じて無限軌道帯の稼働寿命を増大させる
改善されたシール装置を提供することである。
【0006】これら目的は、本発明の請求項1(記載を
簡潔にするために、請求項を引用する)による地上移動
車両の可動部品間で作動するシール装置によって実現さ
れる。
【0007】これまでの経験によれば、上記目的は既に
達成されているとされてきた。しかし、(広義として
の)無限軌道帯ジョイントの摩耗が任意またはほぼ同時
に現れるいくつかの原因に因るという事実に照らして、
その事実にも拘らず、良く知られ、また、認められてい
るように、上記目的が既に達成されていると何故に考え
られているのかの理由を科学的に詳細な文言で説明する
ことは難しく、前記摩耗を完全に無くすことは不可能で
ある。磨耗は、例えば、装置が接触する材料(粘土含有
か否か、湿質か乾質か、汚染物質および侵食性薬品等が
染み込んでいるか否かなどの土壌のタイプ)、環境温
度、作業のタイプ(連続か間欠か)、突発的な衝撃およ
び相互作用、(組立中および建造中両方での)許容誤
差、稼働休止時間など次第で決まると、単に考えられて
いたのであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を、純粋に非限定な例によ
り、図面を参照して例示する。
【0009】図1〜4を参照して、本発明によるシール
装置は、符号10で概略的に示された間接ジョイント、
例えば無限軌道帯車両用のジョイントに搭載される。こ
のため、本シール装置は、地上車両用無限軌道帯の可動
機械部品11、12、14の間で動作する。ここでは、
2つの機械部品11および14と、両部品を回転軸線3
6を中心に回動可能に互いに結合するピン13とは、潤
滑油のシール域における分配のための環状室15を規定
する。潤滑油は、主にピン13中に適当な直径の穴によ
って特別に形成された軸方向空洞中に収容されており、
この軸方向空洞とピン13の外周面との接続を可能にす
るようにピン13中に形成された適当なサイズの特別な
複数の径方向穴によってブッシュ14とピン13との間
のあらゆる接触する部分に分配される。環状室15は、
軸方向シール面24と径方向シール面25とによって規
定されている。機械部品11および14のための環状シ
ール16およびスペーサ部材17は、環状室15内に同
軸的に収容されている。スペーサ部材17はピン13
を、環状シール16はスペーサ部材17を順に取り囲ん
でいる。環状シール16は、環状シール部材18および
弾性環状部材19により構成されている。
【0010】環状シール部材18(特に、図2参照)
は、略円筒部20と、これに結合された略径方向延在部
21とを備え、一面を略円錐傾斜面32によって定義さ
れる略J字形断面または略L字形断面を形成している。
弾性環状部材19は、環状室15の径方向シール面25
に一致した略径方向延在外周面23を有していると共
に、外側で環状シール部材18を受けとめる。弾性環状
部材19は、シール位置(姿勢)にあるとき、互いに結
合された2つの機械部品11および14の一方の径方向
シール面31に対して環状シール部材18を押圧すべく
設計されている。環状シール部材18の略円筒部20
は、内側円筒面33により規定されている。略円筒部2
0はまた、シール作用を提供するための略径方向延在部
21を備え、高硬度の材料から成り、垂直方向に延びる
円筒面34により規定されている。環状シール部材18
はまた、シール面30を備えている。このシール面30
は、硬性環状シール部材18の前面部である少なくとも
一つのシール部またはシール帯を含んでおり、このシー
ル帯は、シール効果を実際に生じさせるために必要な圧
力を受けると共に、潤滑油の漏洩と汚染異物の侵入との
両方を同時に防止するために、ブッシュ14の前面に対
して摩擦接触を作る。このシール帯は、60mm程度の
公称直径に対して1.50〜2.00mmの厚さの円形
リムを備えている。シール帯の厚さは、主に摩擦学的作
用を考慮に入れて決定された寸法である。シール帯の表
面粗さは、金属種の材質であれば、表示値0.005±
0.003である。硬性環状シール部材18を製造する
ための材料は、金属、セラミック、合成材料、あるいは
他の素材でよい。いずれにしても、前記材料は、化学的
腐食に耐え得るように耐錆性であると共に、適当な機械
的剛性を有しているべきである。この材料が金属である
場合には、クローム、モリブデン、およびバナジウムを
含む高合金鋳鉄、表示すれば、カーボン:3.50%、
シリコン:1.00%、マンガン:1.00%、クロー
ム:15.00%、モリブデン:2.00%、バナジウ
ム:1.00%で表される化学組成物を用いることで、
より良い効果が得られる。この鋳鉄は、優れた耐錆性を
示すと共に、さらに熱処理を経ることで、硬度が65H
RC以上にも達する。
【0011】環状部材18の略円筒部20は、回転軸線
36またはピン13に対して角度をなす傾斜結合面35
を介して、略径方向延在部21に結合されている。
【0012】弾性環状部材19(特に、図3参照)は、
こぶ状断面の第1の環状部37と、ボス状断面の第2の
環状部38とを備えている。第1の環状部37は、環状
接触面41により規定されている。環状接触面41は、
環状シール16が組み付けられたときに、傾斜結合面3
5との間に0°〜30°の角度“α”を形成する。傾斜
結合面35は、回転軸線36との間に22°〜38°の
角度“β”を形成する。
【0013】第2の環状部38は、環状室15またはそ
の軸方向シール面24の内径よりも大きい直径の第1の
尖頭40を形成する第1の対の外側傾斜面39を備えて
いる。これにより、関節ジョイント、つまり、本発明に
よるシール装置の組立(それは、互いに結合されるべき
部品11および12を垂直方向に位置決めすることによ
ってなされるが)の間に、弾性環状部材19を、重力に
抗して、環状室15内に留まらせることができる。第1
の環状部37は、環状室15の外側を向くような第2の
尖頭43を形成するように第1の環状面41に対して角
度をなす平坦な断面形状を持つ第2の環状面42を備え
ている。
【0014】第1の環状部37は、環状室15の内側に
方向づけられた凹部46を規定するように、第2の環状
部38の一部分である第4のフラットな環状面45に対
して角度をなす円弧断面形状を持つ第3の環状面44を
備えている。弾性環状部材19の材料は、潤滑油および
水に対して化学的耐性を示すと共に、高い耐摩耗性およ
び引き裂き強度と低い永久固化値を持つエラストマー
(もしくは天然または合成ゴム)である。
【0015】ショアA硬度55〜75のニトリルタイプ
のエラストマー混合物により良好な結果が得られた。
尚、様々な使用条件に応じて、シリコン含有混合物、
“Viton”として広く知られているエラストマー、
その他のものを用いることもできる。特に注意すべきで
あるが、ここで述べられるシール装置は、既知の装置と
は異っている。すなわち、本シール装置では、前述のイ
タリア特許における参照符号22、26、27、28、
および29で示された部材は、もはや存在しておらず、
もし匹敵するものがあるとしても、異なる形態を持って
いる。
【0016】シール装置(座部15内に挿入された環状
シールとスペーサ部材17との結合した構成であるとい
える)の組み立ては、適当なプレスを用いて、関節ジョ
イント10の組立と同時になされ、これは、同時に、ピ
ン13を機械部品11と接触させ、ブッシュ14を機械
部品12と接触させ、この結果、この組立工程の最終段
階中には、シール装置は、スペーサリング17によって
規定される点からできるだけ離れたブッシュ14の前面
により軸方向に圧縮されることになる。環状シール部材
18が金属タイプである場合には、前記組立工程の最後
にてシール装置によって発生される軸方向の押し付け力
は、一般に、予め選択された材質の特性に実質的に依存
する。
【0017】この押し付け力は、ブッシュ14のシール
面上に伝搬される。環状シール部材18が金属タイプで
ある場合には、組立工程中にシール装置によって発生さ
れる軸方向の押し付け力は、例えば、200Kgであ
る。組立工程の進行に伴って、弾性環状部材19は、徐
々に変形される。特に、ボス状の断面形状の第2の環状
部38は撓み、第4の平らな環状面45が第3の環状面
44に対して圧縮されるように、凹部46を中心に回動
する。
【0018】このような動作の間に、弾性環状部材19
は、適当な位置に収まることになる、即ち、表面41が
硬性環状シール部材18の傾斜結合平面35に沿って配
置されるように、動作姿勢をとると共に変形される。
【0019】弾性環状部材19の圧縮による回動および
変形動作の始まりから終わりに至る間に、角度αは、上
記のようにして、初期には弾性リング19の環状表面4
1と硬性シール部材18の傾斜結合平面35との間に現
われ、ジョイント組立の最終段階中に完全に無くなるま
で、徐々に減少する。本シール装置の機能性および稼働
寿命を確実なものにするためには、動作状態下で発生す
る押し付け力の値(径方向および軸方向両方)が設計パ
ラメータ内に安定して収まり続けることと、また、それ
ら押し付け力の値が、ジョイントを構成する種々の機械
部品の製造中に生ずる不可避な寸法誤差に因る変動(上
記設計パラメータについて)によって、できる限り影響
されないこととが、根本的に重要なことであるのは、明
らかである。このことは、ひとたび着座部内に挿入され
たシール装置の圧縮動作の関数として与えられる押し付
け力を示すグラフともいえる荷重図の形に基づいて、あ
る程度達成されるであろう。
【0020】シール装置に加えられた圧縮力に変動があ
るときに押し付け力値の変動が小さいほど、全ての状態
下で、動作パラメータが最適値に近い状態でありつづけ
ることを保証する可能性がより大きくなる。発明者は、
前記荷重図の形を変形させる効果的な方法として、2つ
のリング、即ち、弾性リング19および硬性リング18
の断面を、目的に合った形に、整形することであること
を見出した。これに関して、とりわけ重要なことは、上
記角度“α”に設計段階で与えられる値と考えられる。
それ故、前記角度“α”は、装置の最終性能を決定する
極めて重要な設計パラメータである。
【0021】第2に、着座部内部における寸法的な変動
に対するシール装置の感度を減少させることによって、
非常に大きな構造的許容誤差を持つ前記着座部を形成す
ることが可能である。これは、機械部品11、14、1
7、および12の製造中において、意義深いコスト上の
利点をもたらす。無限軌道帯の製造に必要とされる多く
の部品を考えると、総合的なコスト上の利点が達成され
ることは、重要な点であることは確かである。
【0022】
【発明の効果】本発明によるシール装置は、無限軌道帯
が固定または回動ブッシュを備えたタイプかどうか等の
ジョイントの構造にかかわらず、耐摩耗性を向上でき、
それに応じて、無限軌道帯の稼働寿命を増大させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるシール装置の組立中
の環状シールをその位置で示す部分的な縦断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態によるシール装置の第1の
環状部材(硬性環状シール部材)を示す部分的な縦断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態によるシール装置の第2の
環状部材(弾性環状シール部材)を示す部分的な縦断面
図である。
【図4】本発明の実施の形態によるシール装置の組み付
けられた状態の第1および第2の環状部材、または、環
状シールを示す部分的な縦断面図である。
【符号の説明】
10 関節ジョイント 11、12 可動機械部品 13 ピン 14 ブッシュ(可動機械部品) 15 環状室 16 環状シール 17 スペーサ部材 18 硬性環状シール部材 19 弾性環状シール部材 20 略円筒部 21 略径方向延在部 23 略径方向延在外周面 24 軸方向シール面 25 径方向シール面 30 シール面 31 径方向シール面 32 略円錐傾斜面 33 内側円筒面 34 円筒面 35 傾斜結合面 36 回転軸線 37 第1の環状部 38 第2の環状部 39 第1の対の外側傾斜面 40 第1の尖頭 41 環状接触面 42 第2の環状面 43 第2の尖頭 44 第3の環状面 45 第4の環状面 46 凹部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上移動車両等用の無限軌道帯の可動機
    械部品(11、12、14)間にて動作するシール装置
    であって、 前記可動機械部品のうちの2つ(11、14)を回転軸
    線(36)を中心に回動可能な状態で互いに接続するピ
    ン(13)を有し、前記可動機械部品のうちの2つ(1
    1、14)ならびに前記ピン(13)は、軸方向シール
    面(24)および径方向シール面(25)によって限定
    される潤滑油用の環状室(15)を規定し、 前記環状室(15)内に同軸的に収容配置された、前記
    可動機械部品(11、14)のための環状シール(1
    6)およびスペーサ部材(17)を有し、 前記スペーサ部材(17)は前記ピン(13)を、前記
    環状シール(16)は該スペーサ部材(17)を順に取
    り囲んでおり、 前記環状シール(16)は、硬性環状シール部材(1
    8)および弾性環状シール部材(19)によって構成さ
    れており、 前記硬性環状シール部材(18)は、略円筒部(20)
    および該略円筒部(20)に結合された略径方向延在部
    (21)とを備え、その内側を略円錐傾斜面(32)に
    よって規定される略J字形断面または略L字形断面を形
    成しており、 前記弾性環状シール部材(19)は、前記環状室(1
    5)の前記径方向シール面(25)に一致した略径方向
    延在外周面(23)を有していると共に、外側で前記硬
    性環状シール部材(18)を受けとめるものであって、
    さらに、シール位置にあるときに、互いに結合された前
    記可動機械部品(11、14)の一方の径方向シール面
    (31)に対して前記硬性環状シール部材(18)を押
    圧するように設計されており、 前記硬性環状シール部材(18)の前記略円筒部(2
    0)は、内側円筒面(33)により規定されおり、 前記硬性環状シール部材(18)の前記略径方向延在部
    (21)は、シール作用を提供するためのものであっ
    て、高硬度の材料から成り、垂直方向に延びる円筒面
    (34)により規定されいると共に、その前面に少くと
    も1つのシール面(30)を備えているシール装置にお
    いて、 前記硬性環状シール部材(18)の前記略円筒部(2
    0)は、前記回転軸線(36)または前記ピン(13)
    に対して角度をなす傾斜結合面(35)を介して、前記
    略径方向延在部(21)に結合されており、 前記弾性環状部材(19)は、こぶ状断面の第1の環状
    部(37)と、ボス状断面の第2の環状部(38)とを
    備えており、前記第1の環状部(37)は、環状接触面
    (41)により規定されており、該環状接触面(41)
    は、前記環状シール(16)が組み付けられたときに、
    前記傾斜結合面(35)との間に0°〜30°の角度
    “α”を形成することを特徴とするシール装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜結合面(35)は、前記回転軸
    線(36)との間に22°〜38°の角度“β”を形成
    することを特徴とする請求項1に記載のシール装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の環状部(38)は、前記環状
    室(15)またはその前記軸方向シール面(24)の内
    径よりも大きい直径の第1の尖頭(40)を形成する第
    1の対の外側傾斜面(39)を備えていることを特徴と
    する請求項1に記載のシール装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の環状部(37)は、前記環状
    室(15)の外側を向くような第2の尖頭(43)を形
    成するように前記第1の環状面(41)に対して角度を
    なす平坦な断面形状を持つ第2の環状面(42)を備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載のシール装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の環状部(37)は、前記環状
    室(15)の内側を向くような凹部(46)を規定する
    ように前記第2の環状部(38)の一部分である第4の
    平坦な環状面(45)に対して角度をなす円弧断面形状
    を持つ第3の環状面(44)を備えていることを特徴と
    する請求項1に記載のシール装置。
  6. 【請求項6】 前記環状シール部材(18)は、その前
    面部に、シール効果を実際に生じさせるために必要な圧
    力を受けると共に、前記ブッシュ(14)の前面に対し
    摩擦接触するシール部またはシール帯を少くとも1つ含
    むシール面(30)を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載のシール装置。
  7. 【請求項7】 前記シール帯は、実質的に60mmの公
    称直径に対して、1.50〜2.00mmの厚さを持つ
    円形リムを備えていることを特徴とする請求項6に記載
    のシール装置。
  8. 【請求項8】 前記シール帯が金属種の材質である場合
    に、該シール帯の表面粗さは、表示すれば、0.005
    ±0.003であることを特徴とする請求項7に記載の
    シール装置。
  9. 【請求項9】 前記硬性環状シール部材(18)を製造
    するための材料は、金属、セラミック、合成材料、ある
    いは他の素材であることを特徴とする請求項1に記載の
    シール装置。
  10. 【請求項10】 前記硬性環状シール部材(18)を製
    造するための材料は、化学的腐食に耐え得るように耐錆
    性であることを特徴とする請求項1に記載のシール装
    置。
  11. 【請求項11】 前記硬性環状シール部材(18)を製
    造するための材料は、クローム、モリブデン、およびバ
    ナジウムを主に含み、表示すれば、カーボン:3.50
    %、シリコン:1.00%、マンガン:1.00%、ク
    ローム:15.00%、モリブデン:2.00%、バナ
    ジウム:1.00%で表される化学組成物であり、熱処
    理が施されることによって硬度が65HRC以上に達
    し、且つ非常に高い耐錆性を持つ高合金鋳鉄であること
    を特徴とする請求項に記載1のシール装置。
  12. 【請求項12】 前記弾性環状部材(19)を製造する
    ための材料は、潤滑油および水に対して化学的耐性を示
    すと共に、高い耐摩耗性および引き裂き強度と、低い永
    久固化値を持つエラストマーであることを特徴とする請
    求項1に記載のシール装置。
  13. 【請求項13】 前記弾性環状部材(19)を製造する
    ための材料は、ショアA硬度55〜75のニトリルタイ
    プのエラストマー混合物を含むことを特徴とする請求項
    12に記載のシール装置。
  14. 【請求項14】 前記弾性環状部材(19)を製造する
    ための材料は、使用状態に応じて、シリコン含有混合
    物、“Viton”として広く知られているエラストマ
    ー、あるいはその他のものあることを特徴とする請求項
    12に記載のシール装置。
JP12188199A 1998-04-28 1999-04-28 シール装置 Expired - Lifetime JP4309994B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT98A000905 1998-04-28
IT1998MI000905A IT1303000B1 (it) 1998-04-28 1998-04-28 Dispositivo di tenuta per ottenere la lubrificazione a vita deglielementi mobili delle varie articolazioni di un cingolo per veicoli da

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000027997A true JP2000027997A (ja) 2000-01-25
JP4309994B2 JP4309994B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=11379906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12188199A Expired - Lifetime JP4309994B2 (ja) 1998-04-28 1999-04-28 シール装置

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6176491B1 (ja)
EP (1) EP0953497B1 (ja)
JP (1) JP4309994B2 (ja)
KR (1) KR100297009B1 (ja)
AT (1) ATE242146T1 (ja)
BR (1) BR9902372A (ja)
DE (1) DE69908485T2 (ja)
HK (1) HK1025549A1 (ja)
IT (1) IT1303000B1 (ja)
TR (1) TR199900913A3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024034550A1 (ja) * 2022-08-12 2024-02-15 イーグル工業株式会社 二次シール

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4116187B2 (ja) * 1998-12-03 2008-07-09 日立建機株式会社 履帯
US6846051B2 (en) * 2000-08-21 2005-01-25 Caterpillar Inc Joint assembly to resist galling
US7077573B2 (en) * 2001-06-11 2006-07-18 Tribotek, Inc. Contact bearing
US7559309B2 (en) * 2004-03-19 2009-07-14 Ford Global Technologies, Llc Method to start electromechanical valves on an internal combustion engine
US7766433B2 (en) * 2006-09-22 2010-08-03 Deere & Company Cartridge for use as joint in endless track chain and associated method
ITMI20070147A1 (it) 2007-01-30 2008-07-31 Berco Spa Sistema di tenuta per giunto di cingolatura
US7597410B2 (en) * 2007-03-23 2009-10-06 Deere & Company Track chain joint with radial seal unit
US8070241B2 (en) * 2009-08-27 2011-12-06 Deere & Company Track chain joint with rotatable pin
KR101342133B1 (ko) 2010-03-09 2013-12-18 한국전자통신연구원 나노복합체 용액의 형성방법 및 나노복합체 광전 소자
US8678696B2 (en) 2010-03-31 2014-03-25 Caterpillar Inc. Seal assembly for track pin joint assembly

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3272519A (en) * 1962-12-12 1966-09-13 Continental Illinois Nat Bank Pivot seal construction
US3826506A (en) * 1972-11-29 1974-07-30 Caterpillar Tractor Co Toric seal, noncircular section
JPS589870B2 (ja) * 1975-08-30 1983-02-23 エヌオーケー株式会社 メカニカルシ−ル
US4094514A (en) * 1977-11-28 1978-06-13 Chicago Rawhide Manufacturing Company Metal alloy composition with improved wear resistance
US4436315A (en) * 1981-10-13 1984-03-13 Cr Industries Two piece seal adapted for simplified installation
US4421327A (en) * 1981-12-17 1983-12-20 Morley James P Heavy duty end face seal with asymmetrical cross-section
JPH08550B2 (ja) * 1986-12-25 1996-01-10 株式会社小松製作所 履帯のダストシ−ル装置
JPH081256B2 (ja) * 1988-09-30 1996-01-10 株式会社小松製作所 履帯シール
IT1230329B (it) * 1989-07-11 1991-10-18 Berco Spa Dispositivo di tenuta tra due parti meccaniche imperniate tra loro, in particolare maglie di cingoli di veicoli cingolati.
JPH09133219A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Nok Corp 密封装置
JPH09273633A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Nok Corp 密封装置
US5899459A (en) * 1996-07-30 1999-05-04 Caterpillar Inc. Track joint sealing assembly having a ceramic seal member and elastomeric spring members for sealing a track joint in a track chain

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024034550A1 (ja) * 2022-08-12 2024-02-15 イーグル工業株式会社 二次シール

Also Published As

Publication number Publication date
IT1303000B1 (it) 2000-10-20
DE69908485D1 (de) 2003-07-10
DE69908485T2 (de) 2004-04-15
EP0953497A3 (en) 2000-05-24
EP0953497A2 (en) 1999-11-03
US6176491B1 (en) 2001-01-23
JP4309994B2 (ja) 2009-08-05
ATE242146T1 (de) 2003-06-15
BR9902372A (pt) 2000-01-04
TR199900913A2 (xx) 1999-11-22
KR19990083547A (ko) 1999-11-25
TR199900913A3 (tr) 1999-11-22
KR100297009B1 (ko) 2001-09-13
HK1025549A1 (en) 2000-11-17
ITMI980905A1 (it) 1999-10-28
EP0953497B1 (en) 2003-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101421315B1 (ko) 트랙 조인트(track joint)용 밀봉 시스템
US4819999A (en) End face seal assembly
US7284758B1 (en) Textured seal for reduced wear
US9714713B2 (en) Seal ring with frictional load surface
US8801318B2 (en) Joint
KR101660071B1 (ko) 트랙-유형 차량용 트랙
JP2000027997A (ja) シ―ル装置
JP4217002B2 (ja) 静止シールリングを有する端面シール組立体
JPH0791501A (ja) 耐摩耗性チェーンジョイントシール
JPH08230732A (ja) 弾性荷重リングを有するシール組立体
JP2004069068A (ja) 一体の支持体を有する面シールアセンブリ
JP2002309619A (ja) 作業機のピンジョイント構造
JP4396820B2 (ja) オイルシール
JPH10122235A (ja) 軸受装置
GB1585795A (en) Dredger chain joint
KR820002392B1 (ko) 탄약통형 피보트 핀과 붓싱의 접합부
WO2020055799A1 (en) Lip seal
AU2019338285A1 (en) Lip seal
JPH064429U (ja) すべり軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term