JP2000027128A - 照明システム並びに紫外線出力装置及びその照射装置 - Google Patents
照明システム並びに紫外線出力装置及びその照射装置Info
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Abstract
道路標識体,路面標示体などの視認性を向上できる照明
システム並びに紫外線出力装置及びその照射装置を提供
すること。 【解決手段】前面部に、近紫外領域の紫外線を出力する
紫外線出力装置2Bを配置した車両1と、道路及び/又
はその近傍に設けた表示体3,4とを具備し、前記表示
体3,4の表示部分に近紫外領域の紫外線によって発光
する蛍光体を混入し、表示体を紫外線出力装置2Bによ
って照射することにより表示部分を発光させて視認性を
高める。
Description
に紫外線出力装置及びその照射装置に関し、特に夜間の
雨天時における道路標識体,路面標示体などの視認性の
改良に関する。
する多数の人や車両の危険を防止したり、交通の安全や
円滑性などを図ったりするために、道路標識体,路面標
示体などが配置されている。
運転者は道路標識体,路面標示体などに表示されている
規制,指示,警戒などの表示内容を遵守することによ
り、危険を未然に防止でき、安全な交通を確保できるも
のである。
両によって通行する場合、晴天,曇天などのように降雨
がなく、路面が乾いている状態では車両の前照灯からの
光が路面でよく反射するために、例えば白線,黄色線の
センタ−ラインなどの路面標示体に対する視認性が高く
なり、走行時にセンタ−ラインを越えて対向車線に食み
出すことを容易に防止できる。又、同様に、規制標識
体,指示標識体,警戒標識体,案内標識体,補助標識体
などの道路標識体も的確に視認することができることか
ら、安全通行の観点からも望ましいものである。
照灯からの光が路面で適切に反射しなくなるために、白
線,黄色線のセンタ−ラインは勿論のこと、横断歩道を
示す白線などの路面標示体が視認しにくくなる。従っ
て、運転者はある程度の見込み運転を余儀なくされ、安
全な走行を確保しにくくなるという問題がある。
については前照灯を上向き照明状態にセッティングすれ
ば、かなり視認性を改善できるものの、対向車の安全運
転を妨げることから、常時、上向き照明状態に設定する
ことができないという問題もある。
な構成によって夜間の雨天時でも道路標識体,路面標示
体などの視認性を向上できる照明システム並びに紫外線
出力装置及びその照射装置を提供することにある。
の目的を達成するために、近紫外領域の紫外線を出力す
る紫外線出力装置と、道路及び/又はその近傍に設けた
表示体とを具備し、前記表示体の表示部分に近紫外領域
の紫外線によって発光する蛍光体を混入し、表示体を紫
外線出力装置によって照射することにより表示部分を発
光させることを特徴とし、本発明の第2の発明は、前面
部に、近紫外領域の紫外線を出力する紫外線出力装置を
配置した車両と、道路及び/又はその近傍に設けた表示
体とを具備し、前記表示体の表示部分に近紫外領域の紫
外線によって発光する蛍光体を混入し、表示体を紫外線
出力装置によって照射することにより表示部分を発光さ
せることを特徴とし、第3の発明は、支持体の頂部に、
近紫外領域の紫外線を出力する紫外線出力装置を配置し
た紫外線照射装置と、道路及び/又はその近傍に設けた
表示体とを具備し、前記表示体の表示部分に近紫外領域
の紫外線によって発光する蛍光体を混入し、表示体を紫
外線照射装置によって照射することにより表示部分を発
光させることを特徴とする。
が、道路標識体,路面標示体,ガ−ドレ−ル,これらの
類似体よりなる群から選択された1つ以上であることを
特徴とし、第5の発明は、前記道路標識体が、規制標識
体,指示標識体,警戒標識体,案内標識体,補助標識体
よりなる群から選択された1つ以上であることを特徴と
し、第6の発明は、前記路面標示体が、路面に被着され
た規制標示体及び/又は指示標示体であることを特徴と
し、第7の発明は、前記ガ−ドレ−ルは、それの道路側
の面に近紫外領域の紫外線によって発光する蛍光体を含
む表示用の塗料を被着して構成したことを特徴とする。
放電によって発生する電気ルミネセンスのうち、近紫外
領域の紫外線を透過させる透過手段と、近紫外領域の紫
外線を特定方向に反射させる反射手段とを具備し、前記
放電手段から出力される近紫外領域の紫外線によって、
道路及び/又はその近傍に設けられ、かつ表示部分に近
紫外領域の紫外線によって発光する蛍光体を混入してな
る表示体を照射するように構成したことを特徴とし、第
9の発明は、前記透過手段を筒状の透過カバ−にて構成
し、この透過カバ−にて放電手段としてのHIDランプ
を囲繞することにより、透過カバ−から近紫外領域の紫
外線を選択的に透過させることを特徴ととし、第10の
発明は、前記透過手段を外囲器とし、内部に放電空間が
形成されるように構成したことを特徴とする。
の頂部に、近紫外領域の紫外線を出力する紫外線出力装
置を配置してなり、前記紫外線出力装置は、少なくと
も、放電手段と、放電によって発生する電気ルミネセン
スのうち、近紫外領域の紫外線を透過させる透過手段
と、近紫外領域の紫外線を特定方向に反射させる反射手
段とから構成し、紫外線出力装置から出力される近紫外
領域の紫外線によって、道路及び/又はその近傍に設け
られ、かつ表示部分に近紫外領域の紫外線によって発光
する蛍光体を混入してなる表示体を照射するように構成
したことを特徴とする。
いて図1〜図9を参照して説明する。同図において、1
は四輪自動車などの車両であって、それの前面部1aの
両側には前照灯2,2が配置されている。この前照灯2
は、例えば上向き照明と下向き照明とに切り換え可能な
主前照灯2Aと、主前照灯2Aの隣接位置に配置された
紫外線出力装置(副前照灯)2Bとから構成されてい
る。この紫外線出力装置2Bは、例えば図2に示すよう
に、U字形に成形されたガラスバルブよりなる外囲器C
B(透過手段)の内面に近紫外領域(ほぼ280〜40
0nm)の紫外線を放射する蛍光体を塗布すると共に、
外囲器CBの両端に電極(放電手段)を配置してなる高
出力形のランプLと、このランプLを支持するソケット
Sと、ランプLから放出される近紫外領域の紫外線を特
定方向に反射させる反射手段(反射板)Rと、これらの
要素を収納するハウジングHとから構成されている。
Lの外囲器CBは放電によって発生された電気ルミネセ
ンスのうち、近紫外領域の紫外線を選択的に透過させる
ための透過手段としても機能しており、例えば鉛ガラス
成分にニッケル,コバルトを混入して構成されている。
又、蛍光体としては、例えば368nmに発光ピ−クを
有するユ−ロピウム付活硼酸ストロンチウム蛍光体(S
rB4 O7 :Eu)、326nmに発光ピ−クを有する
タリウム付活リン酸カルシウム蛍光体(Ca3(PO
4 )2 :Tl)などが推奨されるが、他の蛍光体を使用
することも可能である。尚、ハウジングHのカバ−は、
上述の外囲器CBと同様に、近紫外領域の紫外線を外部
に効率よく透過できる部材にて構成される。
は、例えば図3に示すように、インバ−タ点灯回路IN
Vによって点灯される。インバ−タ点灯回路INVの入
力側にはスイッチSWを介してバッテリ電源BAが、出
力側にはランプLがそれぞれ接続されている。このラン
プLは、スイッチSWをONにすることによってインバ
−タ点灯回路INVが発振動作して高周波電圧が出力さ
れ、ランプLに印加されることによって電極間で放電が
生じて点灯される。これによって、ランプLからは、例
えば図4に示すように、近紫外領域(例えばUV−A波
長帯)の紫外線が放出される。
1aに配置され、例えば図5に示すように、常時、上向
き照明状態になるようにセッティングされており、主前
照灯2Aは例えば下向き照明状態になるようにセッティ
ングされている。この状態において、紫外線出力装置2
Bから出力された近紫外領域の紫外線は車両1から比較
的に遠い領域(ハイビ−ム領域)HBを照射し、主前照
灯2Aからの可視光は車両1に近い領域(ロウビ−ム領
域)LBを照射することになり、ハイビ−ム領域HBに
配置されている表示体が照明(照射)される。
置されており、例えば道路標識体3,路面標示体4,ガ
−ドレ−ル,これらの類似体よりなる群から選択された
1つ以上で構成されている。例えば道路標識体3は規制
標識体,指示標識体,警戒標識体,案内標識体,補助標
識体よりなる群から選択された1つ以上で構成されてお
り、路面標示体4は路面に被着された規制標示体及び/
又は指示標示体で構成されている。図6は、例えば案内
標識体3を示しており、標識板3aと、標識板3aに表
示された表示部分3bと、標識板3aを支持する支持体
3cとから構成されている。この案内標識体3の表示部
分3bは、近紫外領域の紫外線によって発光する蛍光
体,白色などの顔料,アクリル樹脂ワニスなどの熱可塑
性樹脂を含む表示塗料によって形成されている。図7
は、例えば指示標示体4を示しており、具体的には横断
歩道の白線(表示部分)4A,センタ−ライン(表示部
分)4B,停止ライン(表示部分)4Cが示されてい
る。これらの表示部分4A,4B,4Cは近紫外領域の
紫外線によって発光する蛍光体,ガラスビ−ズ,白色又
は黄色などの顔料,アクリル樹脂ワニスなどの熱可塑性
樹脂を含む表示塗料によって形成されている。
光体は、例えば図8に示すように、点線で示す近紫外領
域の紫外線によって励起され、実線で示す可視光線が放
射される。可視領域での発光特性は使用する蛍光体によ
って異なり、青色領域,緑色領域,赤色領域のいずれの
領域にも発光させることができる。尚、図8に示す特性
を有する蛍光体は、例えば368nmに発光ピ−クを有
するユ−ロピウム付活硼酸ストロンチウム蛍光体(Sr
B4 O7 :Eu)である。この蛍光体は、例えば図9に
示す輝度特性を有する。この輝度特性は蛍光体単体に3
65nmの紫外線を照射し、その紫外線出力に対するも
のであり、紫外線出力の増加に伴って輝度も高くなって
いる。
のように動作する。図5に示すように、車両1に配置さ
れた紫外線出力装置2Bは、常時、上向き照明状態に設
定されている。従って、夜間に、図3の点灯装置によっ
てランプLを点灯させると、紫外線出力装置2Bからは
近紫外領域の紫外線が出力され、車両1から比較的に遠
い領域(ハイビ−ム領域)HBが照射され、ハイビ−ム
領域HBに配置されている道路標識体3,路面標示体4
などの表示体が照明(照射)される。これらの表示体の
表示部分には近紫外領域(UV−A及び/又はUV−B
波長帯)の紫外線によって励起される蛍光体が混入され
ていることから、表示部分は近紫外領域の紫外線の照射
によって発光し、例えば25〜50m程度離れた地点か
らも視認可能である。尚、主前照灯2Aからの可視光は
車両1に近い領域(ロウビ−ム領域)LBを照射するよ
うに設定されているが、状況に応じて上向き照明(ハイ
ビ−ム領域HB)に設定することもできる。
での反射光が少なくなり、表示体の視認性が著しく低下
するものの、副前照灯としての紫外線出力装置2Bから
出力される紫外線によって表示体の表示部分が発光す
る。この発光によって、表示体の表示内容を事前に認識
でき、その表示に従った通行が可能になる。又、歩行者
の衣服には洗濯の際に使用した蛍光洗剤が残存している
関係で、紫外線照射によって発光するために、歩行者の
確認も精度よく行うことが可能になる。尚、紫外線出力
装置2Bは、常時、上向き照明状態に設定されている
が、近紫外領域の紫外線は目視できないのみならず、太
陽光に比べて人体への影響も少ないことから、対向車の
安全運転を妨げるようなことはない。
には近紫外領域の紫外線を出力する紫外線出力装置2B
が配置されており、道路及び/又はその近傍に設けられ
る道路標識体3,路面標示体4などの表示体の表示部分
には近紫外領域の紫外線によって発光する蛍光体が混入
されているために、夜間に、車両を運転する際、表示体
が紫外線出力装置2Bからの紫外線照射によって発光さ
れる。従って、雨天時においても、表示体の表示部分が
発光することにより、遠くからも視認可能になり、表示
体の見落としが改善できる上、運転の安全性も向上でき
る。
領域)の紫外線は目に見えないことから、紫外線出力装
置2Bが常に上向き照明状態に設定されていても、対向
車の運転手が眩しく感じて運転に支障が生ずることはな
いのみならず、人体(特に、眼球)に悪影響を及ぼすこ
ともなく、安全に使用することができる。
Lから放射された紫外線は反射手段Rによって特定方向
に集光して高密度化されるために、車両1から遠く離れ
た表示体の表示部分を適切に照射することができ、表示
内容を容易に把握することができる。
示すものであって、基本的には図1〜図9に示す実施例
と同じである。異なる点は、紫外線出力装置2Baを、
少なくともHIDランプLaと、このHIDランプLa
を囲繞するように配置された筒状の透過手段(例えば円
筒状の透過カバ−)CBaと、反射手段Rと、これらの
構成要素を収納するハウジングHとから構成したことで
ある。尚、HIDランプとは、High Intensity Dis
charge(高輝度放電)ランプの略称で、高圧ナトリウム
ランプ,メタルハライドランプ,水銀ランプを総称した
ものである。
手段CBaは、例えば図11に示すように、ほぼ近紫外
領域の紫外線のみを透過させる透過特性を有しており、
例えばHIDランプがメタルハライドランプ,水銀ラン
プなどの場合、そのランプからは紫外線(水銀共鳴線)
のみならず、可視光線も放射されるが、ほぼ近紫外領域
の紫外線のみが透過される。この透過手段CBaは、図
2に示す外囲器CBと同様に、例えば鉛ガラス成分にニ
ッケル,コバルトを混入して構成される。尚、ハウジン
グHの紫外線放出部分には透過手段CBaと同様の透過
特性を有する透過手段が適用される。
aの光源としてHIDランプLaが適用されるために、
反射手段Rとの反射機能と相俟ってハウジングHから放
出される紫外線出力をさらに増加させることができる。
ば既存のHIDランプLaを円筒状の透過カバ−CBa
で囲繞することにより構成できるために、既存の前照灯
を有効に利用することができる。
であって、基本的な考え方は図1〜図9に示す実施例と
同じである。異なる点は、道路標識体3,路面標示体4
などの表示体を道路及び/又はその近傍に配置された紫
外線照射装置5によって照射するように構成したことで
ある。この紫外線照射装置5は、例えばポ−ルなどの支
持体6の頂部に紫外線出力装置7を配置して構成されて
いる。特に、紫外線出力装置7は、例えばハウジング
と、ハウジングに収納されたHIDランプと、HIDラ
ンプからの電気ルミネセンスを特定方向に反射するよう
に配置された反射手段と、ハウジングにおける電気ルミ
ネセンスの透過部分に配置された近紫外領域の紫外線を
透過し得る透過手段とから構成されている。尚、透過手
段は、ハウジングにおける電気ルミネセンスの透過部分
に代えて、HIDランプを囲繞するように配置すること
もできる。
ら紫外線照射することができるために、表示体の表示部
分に混入された蛍光体をより効率的に発光させることが
でき、夜間の雨天時でも、表示体の視認性をさらに改善
することができる。
であって、基本的には図1〜図9に示す実施例と同じで
ある。異なる点は、紫外線出力装置2B,2Bを車両1
の前面部1aに、前照灯2,2から離隔・独立して配置
したことである。尚、この紫外線出力装置2Bは上向き
照明のみの他に、下向き照明を含むようにビ−ム調整す
ることもでき、上述の各実施例にも適用可能である。
されることなく、例えば紫外線出力装置において、反射
手段はハウジングの一部に形成することもできるし、ラ
ンプはHIDランプ,U字形のコンパクトランプ以外の
ランプも使用可能である。又、表示体の表示部分に混入
される蛍光体も近紫外領域の紫外線に励起されるもので
あれば、上記実施例以外の蛍光体を使用することもでき
る。
白線(指示標示体)を、図8に示す発光特性を有するユ
−ロピウム付活硼酸ストロンチウム蛍光体,ガラスビ−
ズ,白色顔料,アクリル樹脂ワニスを含む表示塗料によ
って形成し、蛍光体の表示塗料に占める混入量(1〜2
0wt%)をパラメ−タとして365nmの紫外線出力
(μW/cm2 )に対する輝度(cd/cm2 )を50
cmの地点で測定したところ、図14に示す結果が得ら
れた。
加するほど、又、蛍光体の混入量が増加するほど輝度は
高くなっており、これにより紫外線出力,蛍光体の混入
量が高いほど視認性が向上することが確認できた。雨天
時に、この白線を20m離れた地点から白線における蛍
光体の発光の有無を観察したところ、蛍光体の混入量が
1wt%で紫外線出力が10μW/cm2 でも、白線の
存在することが認識できた。特に、蛍光体の混入量が2
0wt%で紫外線出力が25μW/cm2 では十分の視
認性が得られた。
し、蛍光体の混入量に対する輝度特性を測定したとこ
ろ、図15に示す結果が得られた。しかしながら、蛍光
体の混入量が50wt%を越えると、白線の形成が困難
になるし、1wt%未満になると、十分の視認性が確保
できなくなる。従って、蛍光体の混入量は5〜20wt
%の範囲が推奨される。
メタルハライドランプを使用した図10〜図11に示す
紫外線出力装置を車両の前面部に配置し、車両より30
m離れた地点に設置された図6に示す案内標識体を上向
き照明状態で照射したところ、夜間の晴天時は勿論のこ
と、雨天時においても、時速40Kmで走行中に標識内
容を認識できる程度の視認性が得られた。
示す構成において、横断歩道の白線を、第1の実験例に
おける表示塗料の蛍光体混入量を20wt%に設定して
形成し、400Wの水銀ランプ,図11の透過特性を有
するハウジングカバ−を備えた紫外線出力装置を路面よ
り5mの高さに設置したところ、50m離れた地点から
横断歩道の白線が発光していることが確認できた。特
に、夜間の雨天時においても、横断歩道の白線の存在を
明確に視認できた。
よれば、道路及び/又はその近傍に設けられ、かつ表示
部分に近紫外領域の紫外線によって発光する蛍光体を混
入してなる表示体を、紫外線出力装置から出力される近
紫外領域の紫外線によって照射することによって、表示
部分が天候に関係なく発光し、遠くからも視認できる。
従って、夜間の雨天時でも、表示体の存在やその表示内
容を認識でき、通行の安全性を高めることが可能にな
る。
ことから、紫外線出力装置を車両に適用し、常に上向き
照明状態に設定しても、対向車の運転手が眩しく感じて
運転に支障を生ずることはないのみならず、人体への影
響も少なく、安全に使用することができる。
って発生した電気ルミネセンスのうち、近紫外領域の紫
外線のみを透過するように構成されているために、表示
体の表示部分を発光させるに必要な紫外線のみが透過
し、表示体を適切に照射することができる。
及び/又はその近傍に配置された支持体の頂部に紫外線
出力装置を配置して構成されているために、表示体を比
較的に近い距離から照射することができる。従って、表
示体の表示部分を適切に発光させることができ、夜間の
雨天時においても、表示内容を認識できる程度の視認性
を得ることができる。
施例を示す平面図。
同図(a)は要部側断面図、同図(b)は同図(a)の
縦断面図。
体例を示す要部正面図。
体例を示す要部平面図。
分布図。
線出力に対する輝度特性図。
置の第2の実施例を示す図であって、同図(a)は同図
(a)は要部側断面図、同図(b)は同図(a)の縦断
面図。
を示す概略図。
実施例を示す平面図。
とした紫外線出力に対する輝度特性図。
特性図。
Claims (11)
- 【請求項1】 近紫外領域の紫外線を出力する紫外線出
力装置と、道路及び/又はその近傍に設けた表示体とを
具備し、前記表示体の表示部分に近紫外領域の紫外線に
よって発光する蛍光体を混入し、表示体を紫外線出力装
置によって照射することにより表示部分を発光させるこ
とを特徴とする照明システム。 - 【請求項2】 前面部に、近紫外領域の紫外線を出力す
る紫外線出力装置を配置した車両と、道路及び/又はそ
の近傍に設けた表示体とを具備し、前記表示体の表示部
分に近紫外領域の紫外線によって発光する蛍光体を混入
し、表示体を紫外線出力装置によって照射することによ
り表示部分を発光させることを特徴とする照明システ
ム。 - 【請求項3】 支持体の頂部に、近紫外領域の紫外線を
出力する紫外線出力装置を配置した紫外線照射装置と、
道路及び/又はその近傍に設けた表示体とを具備し、前
記表示体の表示部分に近紫外領域の紫外線によって発光
する蛍光体を混入し、表示体を紫外線照射装置によって
照射することにより表示部分を発光させることを特徴と
する照明システム。 - 【請求項4】 前記表示体が、道路標識体,路面標示
体,ガ−ドレ−ル,これらの類似体よりなる群から選択
された1つ以上であることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の照明システム。 - 【請求項5】 前記道路標識体が、規制標識体,指示標
識体,警戒標識体,案内標識体,補助標識体よりなる群
から選択された1つ以上であることを特徴とする請求項
4に記載の照明システム。 - 【請求項6】 前記路面標示体が、路面に被着された規
制標示体及び/又は指示標示体であることを特徴とする
請求項4に記載の照明システム。 - 【請求項7】 前記ガ−ドレ−ルは、それの道路側の面
に近紫外領域の紫外線によって発光する蛍光体を含む表
示用の塗料を被着して構成したことを特徴とする請求項
4に記載の照明システム。 - 【請求項8】 放電手段と、放電によって発生する電気
ルミネセンスのうち、近紫外領域の紫外線を透過させる
透過手段と、近紫外領域の紫外線を特定方向に反射させ
る反射手段とを具備し、前記放電手段から出力される近
紫外領域の紫外線によって、道路及び/又はその近傍に
設けられ、かつ表示部分に近紫外領域の紫外線によって
発光する蛍光体を混入してなる表示体を照射するように
構成したことを特徴とする紫外線出力装置。 - 【請求項9】 前記透過手段を筒状の透過カバ−にて構
成し、この透過カバ−にて放電手段としてのHIDラン
プを囲繞することにより、透過カバ−から近紫外領域の
紫外線を選択的に透過させることを特徴とする請求項8
に記載の紫外線出力装置。 - 【請求項10】 前記透過手段を外囲器とし、内部に放
電空間が形成されるように構成したことを特徴とする請
求項8に記載の紫外線出力装置。 - 【請求項11】 支持体の頂部に、近紫外領域の紫外線
を出力する紫外線出力装置を配置してなり、前記紫外線
出力装置は、少なくとも、放電手段と、放電によって発
生する電気ルミネセンスのうち、近紫外領域の紫外線を
透過させる透過手段と、近紫外領域の紫外線を特定方向
に反射させる反射手段とから構成し、紫外線出力装置か
ら出力される近紫外領域の紫外線によって、道路及び/
又はその近傍に設けられ、かつ表示部分に近紫外領域の
紫外線によって発光する蛍光体を混入してなる表示体を
照射するように構成したことを特徴とする紫外線照射装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10191683A JP2000027128A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 照明システム並びに紫外線出力装置及びその照射装置 |
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JP10191683A JP2000027128A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 照明システム並びに紫外線出力装置及びその照射装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=16278726
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---|---|---|---|
JP10191683A Pending JP2000027128A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 照明システム並びに紫外線出力装置及びその照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000027128A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1970249A2 (en) | 2007-03-15 | 2008-09-17 | Mazda Motor Corporation | Vehicle operation support method and system |
KR101027270B1 (ko) * | 2010-10-27 | 2011-04-06 | 한밭대학교 산학협력단 | 노인용 야간운전 도우미 장치 |
CN111918029A (zh) * | 2020-07-10 | 2020-11-10 | 夏牧谣 | 一种基于冷发光现象的智能机动车夜间标识方法及其系统 |
-
1998
- 1998-07-07 JP JP10191683A patent/JP2000027128A/ja active Pending
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