JP2000027021A - 消防用ヘルメット - Google Patents

消防用ヘルメット

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JP2000027021A JP10194453A JP19445398A JP2000027021A JP 2000027021 A JP2000027021 A JP 2000027021A JP 10194453 A JP10194453 A JP 10194453A JP 19445398 A JP19445398 A JP 19445398A JP 2000027021 A JP2000027021 A JP 2000027021A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃吸収効果を十分に高めることができる消
防用ヘルメットを提供する。 【解決手段】 ヘルメット本体30の内面の前部に、ヘ
ルメット本体30の内面の上部に沿うように突出する対
衝撃補強支持アーム2を備えたシールドボックス1が取
り付けられる。シールドボックス1の前面にはヘルメッ
ト本体30の内面の前部とシールドボックス1との間の
間隙32に挿入されるシールド板9が取り付けられると
共に、シールド板9は昇降可能とされる。ヘルメット本
体30の内面の後部にはシコロを取り付ける取付バンド
18が取り付けられる。シールドボックス1及び取付バ
ンド18にヘルメット本体30の使用者の頭部を支承す
るハンモック11が取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消防用ヘルメット
に関し、詳しくはヘルメット使用者の頭部を覆うハンモ
ックをヘルメット本体に支持する構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実公平4−21789
号公報、実公平4−21787号公報、実公平4−21
788号公報には、ヘルメット使用者の顔面を覆う保護
位置と、その顔面を露出させるべく上記保護位置から退
避した露出位置との間で昇降可能にして、シールド板が
リング状の支持部材に支持され、この支持部材がヘルメ
ット本体の内面に取り付けられ、ヘルメット使用者の頭
部を支承する可撓性部材よりなるハンモックを支持部材
に係止するようにした消防用ヘルメットが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のヘル
メットにあっては、ヘルメット使用者の頭部を衝撃によ
り保護するために、ヘルメット本体内面から隙間をあけ
て成型ハンモックを設けているが、しかしながらこの成
型ハンモックはプラスチック製の薄肉リング状の支持部
材を介してヘルメット本体に支持されているにすぎず、
しかもこの支持部材は薄肉リング状であるために衝撃に
弱く、ヘルメットの衝撃吸収効果を十分に期待できない
ものであった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、衝撃吸収効果を十分
に高めることができる消防用ヘルメットを提供するにあ
り、他の目的とするところは、シールド板の表面に付着
した曇り、汚れ等を簡単に拭い取ることができる消防用
ヘルメットを提供するにあり、更に他の目的とするとこ
ろは、シールド板をスムーズに昇降できるようにした消
防用ヘルメットを提供するにあり、更に他の目的とする
ところは、シールド板のみの交換やメンテナンスを容易
に行うことができる消防用ヘルメットを提供するにあ
り、更に他の目的とするところは、消火活動の安全性を
より高めることができる消防用ヘルメットを提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る消防用ヘルメットは、ヘルメット本体30
の内面の前部に、ヘルメット本体30の内面の上部に沿
うように突出する対衝撃補強支持アーム2を備えたシー
ルドボックス1が取り付けられ、シールドボックス1の
前面にはヘルメット本体30の内面の前部とシールドボ
ックス1との間の間隙32に挿入されるシールド板9が
取り付けられると共に、シールド板9は昇降可能とさ
れ、ヘルメット本体30の内面の後部にはシコロを取り
付ける取付バンド18が取り付けられ、シールドボック
ス1及び取付バンド18にヘルメット本体30の使用者
の頭部を支承するハンモック11を取り付けて成ること
を特徴としており、このように構成することで、対衝撃
補強支持アーム2がシールドボックス1並びに成型ハン
モック等の対衝撃の補強的な役目を果たすようになり、
ヘルメット本体30の衝撃吸収効果を十分に高めること
ができる。
【0006】また上記シールドボックス1に、シールド
板9の昇降の際にシールド板9の表面を清掃する清掃手
段8を設けるのが好ましく、この場合、手動でシールド
板9を昇降操作することによって、シールド板9の表面
に付着した曇り、汚れ等を簡単に拭い取ることができ
る。
【0007】また上記シールド板9の裏面の左右両側に
係止部10を設け、シールドボックス1の左右両側に上
下方向に延びたガイド溝5を設けると共にガイド溝5の
下端にシールド板9の係止部10が着脱可能となった貫
通孔5aを設け、シールド板9に設けた各係止部10を
各ガイド溝5にそれぞれ挿入してシールド板9を昇降可
能とするのが好ましく、この場合、シールド板9の横振
れや、両端部分のくいちがい降下等による雑音の発生や
引掛かり等を防止でき、シールド板9のスムーズな昇降
が可能となり、さらにシールド板9の係止部10をガイ
ド溝5の下端の貫通孔5aから抜き取ることによって、
シールド板9の交換やメンテナンスを容易に行うことが
できる。
【0008】また上記シールド板9は、半透明性材料で
形成されているのが好ましく、この場合、シールド板9
によって火の眩しさを感じなくすることができると同時
に、夜間でもヘルメット使用者(消防士)の目の動きを
確認でき、安全な消火活動を行うことができる。
【0009】また上記シールドボックス1に、防火タレ
34を取り付ける取付アーム35を設けるのが好まし
く、この場合、シールドボックス1に防火タレ34をね
じれが生じない状態で取り付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、ヘルメット本体30の内面の前部には、シール
ド板9を昇降可能に保持するためのシールドボックス1
が複数のリベットにより固着されており、このシールド
ボックス1とヘルメット本体30の前壁内面との間に
は、図2に示すように、シールド板9が挿入可能な扁平
状の間隙32が形成されている。
【0011】シールドボックス1は、図1に示すよう
に、前方に向けて半円弧状に湾曲した板体で構成されて
いる。シールドボックス1には、取り付け穴7が設けら
れており、この取り付け穴7にハンモック懸架バンド6
が取り付けられており、成型、網のいずれのハンモック
11にも対処できるようになっている。この場合、ハン
モック懸架バンド6を段差形状として、ハンモック懸架
バンド6とハンモック11との連結部分がヘルメット使
用者の頭部に突出しないようにするのが好ましい。
【0012】シールドボックス1の左右両端部には、ヘ
ルメット本体30の内面の上部に沿って円弧を描く対衝
撃補強支持アーム2が一体に設けられている。対衝撃補
強支持アーム2は、略逆U字状に湾曲した板状体で構成
されており、その頂部がヘルメット本体30の天井内面
に密着(或いは嵌合)するように取り付けられている。
この対衝撃補強支持アーム2は、シールドボックス1及
び成型ハンモック11等の対衝撃の補強的な役目を果た
すものである。
【0013】シールドボックス1の前面には、ヘルメッ
ト本体30の内面の前部とシールドボックス1との間の
間隙32に挿入可能なシールド板9が取り付けられてい
る。このシールド板9は、シールドボックス1の左右両
側の2箇所に設けられたガイド溝5に沿ってヘルメット
使用者の顔面を覆う露出位置と、その顔面を露出させる
べく保護位置から退避して上記間隙32内に収納される
退避位置との間で昇降可能に支持されている。本実施形
態では、シールド板9の裏面上部の左右両側に凸状の係
止部10がそれぞれ突設されており、シールドボックス
1の上半部の左右両側には上下方向に延びたガイド溝5
がそれぞれ形成されている。ガイド溝5の下端には、図
3に示すように、シールドボックス1の上下方向の略中
央位置を貫通する丸穴状の貫通孔5aが形成されてお
り、この貫通孔5aよりシールド板9の係止部10が抜
き取り可能となっている。またガイド溝5は、シールド
板9の係止部10を保持し得る程度の孔幅に設定されて
おり、これにより、シールド板9を上記露出位置と退避
位置との間の任意の位置で保持できると共に、シールド
板9の昇降時のがたつきや左右振れを防いでスムーズな
動きが得られるようになっている。
【0014】シールドボックス1の下部の縁先部及びヘ
ルメット本体30の開口縁には、シールド板9の昇降時
にシールド板9の表面を清掃する清掃手段であるシール
ドワイパー8が取り付けられている。このシールドワイ
パー8はシールド板9の昇降時にその表面に摺接して曇
り、汚れ等を除去する働きをする。シールドワイパー8
の材質としては、例えば不織布、フェルト、ゴム等が用
いられる。なお、フェルトゴムを使用した場合、磁気鉄
粉を含侵させると良い。また、シールドワイパー8の取
り付け方法としては、例えばフェルト状の合成材を接着
剤で接着したり、マジックファスナーで貼着する方法が
ある。また、各シールドワイパー8の表面にはシールド
ワイパー8の長さ方向全長に亘って凹溝部8aが設けら
れており、この凹溝部8aによってシールドワイパー8
表面に付着した埃やごみ類を排出できるようになってい
る。
【0015】また、シールド板9は、前方に向けてやや
膨らんだ円弧状に形成されている。シールド板9の角部
はR形状に加工されているのが好ましい。シールド板9
は、例えば表面がハードコート仕上げをしたポリカーボ
ネイト製で、半透明性のミラーコートを施してある。こ
こで半透明性とは火の眩しさを感じなくすることができ
る程度であって且つ夜間でもヘルメットを使用する消防
士の目の動きを確認することができることをいう。これ
により、火の眩しさを軽減し、熱反射を高めることがで
きると同時に、夜間でもシールド板9を通して、消防士
同士の目の動きによる会話を支障なく行うことができる
ものとなる。
【0016】ヘルメット本体30の内面の後部には、シ
コロ(図示せず)を取り付ける取付バンド18が複数の
リベットにより固着されている。取付バンド18は、後
方に向けて半円弧状に湾曲した板状体で構成されてお
り、可撓性材料、例えばポリエチレンなどの合成樹脂か
らなる。取付バンド18はその上半部がリベットにより
ヘルメット本体30に固着される。このとき、前側のリ
ベットはシールドボックス1を取り付けるリベットと共
有され、取付バンド18の前端部とシールドボックス1
の端部とが同軸上で固定されるのが好ましい。また取付
バンド18の下半部にはシコロ取り付け用ホック20
(例えば雄型ホック)が設けられており、シコロに設け
たホック(例えば雌型ホック)が着脱可能に取り付けら
れるようになっている。さらに取付バンド18には、合
成繊維製の顎ひも50(図2)が取り付けられている。
顎ひも50は抗菌、防菌処理を施してあるのが好まし
い。ヘルメット本体30の使用者の頭部を支承するハン
モック11は、成型品あるいは網製品からなる。図1に
示すハンモック11の頭頂部から放射状に延設された複
数のハンモック懸架支持バンド11aの下端部には、だ
るま孔からなる取付穴12がそれぞれ設けられている。
前側の2本のハンモック懸架バンド11aはシールドボ
ックス1の取付部7に取り付けられる。横側の1本のハ
ンモック懸架バンド11bには、取付穴12と連結具1
3とが設けられ、取付穴12はシールドボックス1に設
けた弾性長孔4を介して取付バンド18の前側のハンモ
ック取付用ナイロンワッシャー19と連結される。ここ
でヘルメット成形材料は、熱硬化性樹脂を利用している
ため、多少の変形、歪みが起こり、精度の対応に問題が
生じる。そこで、多少の変形、歪みを長孔4によって吸
収できるようにしたものであり、また、締結時、締め付
け強度に効果をあげるために、長孔4の下部に隙間をつ
くり、締結時にプラスチックの弾性を利用して締結の向
上を図っている。
【0017】一方、ヘッドバンド14は、可撓性を有す
る材料(例えばポリエチレン樹脂)からなり、後部のサ
イズ調整部17によってヘルメット使用者の頭部サイズ
に合わせてヘッドバンド14の内径寸法を調整できるも
のとなっている。ヘッドバンド14の内面全周に亘って
吸水性材料からなる帯状の汗止めレザー15が取り付け
られている。汗止めレザー15は例えば合成皮革製で、
抗菌、防菌の処理が施してあるのが好ましい。またヘッ
ドバンド14に設けた連結長孔16に上記ハンモック懸
架バンド11bの連結具13が連結されるようになって
いる。
【0018】さらに、上記シールドボックス1には、図
4、図7に示すように、シコロサポートアームとなる取
付アーム35が取り付けられる。この取付アーム35は
シールドボックス1の一端に設けられて、防火タレ34
の保守的役目を果たすものであり、そのために、取付ア
ーム35は常にその取付材に対して平行にして収納され
るようになっており、緊急時に取付アーム35を取り出
して防火タレ34に装着することにより、防火タレ34
を装備できるようになっており、さらに取付アーム35
は、消火作業時、首の横向き、前向きの動作において、
防火タレ34の布地が首のねじれ同様にねじれ、視界が
妨害されるのを防ぐ役目を果たす。図4に示す実施形態
では、取付アーム35は略三角形状に形成され、上辺の
一端35aが取付ネジ35cによって対衝撃補強支持ア
ーム2の下部に取り付けられ、下辺の両端2箇所に防火
タレ34が取り付けられるホック35bが設けられてい
る。
【0019】しかして、ヘルメット本体30の内面の前
部に、ヘルメット本体30の内面の上部に沿って円弧を
描く対衝撃補強支持アーム2を備えたシールドボックス
1を取り付けると共に、ヘルメット本体30の内面の後
部にシコロを取り付ける取付バンド18を取り付け、こ
れらシールドボックス1及び取付バンド18にヘルメッ
ト本体30の使用者の頭部を支承するハンモック11を
係止したことによって、対衝撃補強支持アーム2がシー
ルドボックス1並びに成型ハンモック等の対衝撃の補強
的な役目を果たすようになるので、ヘルメット全体の衝
撃吸収効果を十分に高めることができる。
【0020】また、シールドボックス1に保持されてい
るシールド板9を昇降させることで、ヘルメット使用者
の顔面を覆う保護位置と、その顔面を露出させるべく上
記保護位置から退避した露出位置との間で移動可能とな
る。このとき、シールドボックス1の下縁及びヘルメッ
ト本体30の開口縁には、シールド板9の昇降の際にシ
ールド板9の表面を清掃するためのシールドワイパー8
を設けてあるので、手動でシールド板9を昇降操作する
ことによって、シールド板9の表面についた曇り、汚れ
等を簡単に拭い取ることができ、特に、消防の際に泥水
や埃等がシールド板9に付着すると、視界妨害になり、
著しく作業に支障をきたすため、シールドワイパー8に
よる清掃は効果的となる。つまり、シールド板9の表面
に付いた水滴等を清掃して視界を常に明瞭にできると共
に、作業中の水滴等の拭き取りがシールド板9の昇降に
より簡易に行えるようになり、そのうえシールドワイパ
ー8の中央部分に凹溝部8aが設けられているので、
埃、ごみ類を除去できるようになり、さらにシールドワ
イパー8を取り外して簡単に交換できるようになる。
【0021】また、シールド板9の左右両側に設けた係
止部10をシールドボックス1の左右両側に上下方向に
設けたガイド溝5に挿入してシールド板9を昇降可能に
ガイドしたことによって、シールド板9の横振れや、両
端部分のくいちがい降下等によって雑音が発生したりす
るのを防止でき、スムーズな昇降動作が可能となる。
【0022】図4はシコロの取付バンド18を2分割し
て取付バンド18の後端部間に隙間を設けるようにした
場合を示しており、図5は取付バンド18の前端部を短
くして、取付バンド18の端部とシールドボックス1の
端部との間に隙間を設ける場合を示している。いずれの
場合も、取付バンド18が短くなって外観デザイン性が
良好となる。
【0023】また、シールド板9の左右両側の端部は、
図8(a)に示すように、ヘルメット本体30とシール
ドボックス1との間にスライド自在に支持されていると
共に、図8(b)に示すように、シールドボックス1に
設けられたガイド溝5の下端部の貫通孔5aからシール
ド板9の係止部10が着脱可能となっている。なお図8
(a)中の40はシールド板押さえ、41は鋲、42は
ナイロンワッシャである。ここで、シールド板9を下げ
たときにはヘルメット本体30の内面からガイド溝5の
貫通孔5aに係止している係止部10を覗くことができ
るようになっており、この係止部10を図8(b)の矢
印イの方向に抜き取ることによってシールド板9を矢印
ロの方向に取り外すことができるようになり、従って、
シールド板9の取り外しが簡単になり、また、逆の操作
によって簡単に取り付けることができる。このように、
シールド板9を取り外し可能としたことによって、シー
ルド板9のみの交換やメンテナンスが容易となる。
【0024】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、ヘルメット本体の内面の前部に、ヘルメット
本体の内面の上部に沿うように突出する対衝撃補強支持
アームを備えたシールドボックスが取り付けられ、シー
ルドボックスの前面にはヘルメット本体の内面の前部と
シールドボックスとの間の間隙に挿入されるシールド板
が取り付けられると共に、シールド板は昇降可能とさ
れ、ヘルメット本体の内面の後部にはシコロを取り付け
る取付バンドが取り付けられ、シールドボックス及び取
付バンドにヘルメット本体の使用者の頭部に被さるハン
モックを取り付けて成るから、対衝撃補強支持アームが
シールドボックス並びに成型ハンモック等の対衝撃の補
強的な役目を果たすようになり、ヘルメットの衝撃吸収
効果を十分に高めることができる。
【0025】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、シールドボックスに、シールド板の昇
降の際にシールド板の表面を清掃する清掃手段を設けた
から、手動でシールド板を昇降操作することによって、
シールド板の表面に付着した曇り、汚れ等を簡単に拭い
取ることができ、消火作業がし易くなる。
【0026】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、シールド板の裏面の左右両側に係止部
を設け、シールドボックスの左右両側に上下方向に延び
たガイド溝を設けると共にガイド溝の下端にシールド板
の係止部が着脱可能となった貫通孔を設け、シールド板
に設けた各係止部を各ガイド溝にそれぞれ挿入してシー
ルド板を昇降可能としたから、シールド板の横振れや、
両端部分のくいちがい降下等による雑音の発生や引掛か
り等を防止でき、シールド板の昇降操作をスムーズに行
うことができ、さらにガイド溝の貫通孔よりシールド板
の係止部を抜き取ることによってシールド板を取り外す
ことができ、シールド板の交換やメンテナンスを容易に
行うことができる。
【0027】また請求項4記載の発明は、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の効果に加えて、シールド板
は、半透明性材料で形成されているから、シールド板に
よって火の眩しさを感じなくすることができると同時
に、夜間でもヘルメットを使用する消防士同士の目の動
きを確認でき、安全な消火活動を行うことができる。
【0028】また請求項5記載の発明は、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の効果に加えて、シールドボッ
クスに、防火タレを取り付ける取付アームを設けたか
ら、シールドボックスに防火タレをねじれが生じない状
態で取り付けることができ、消火活動の安全性をより向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同上の消防用ヘルメットの側面図である。
【図3】同上の消防用ヘルメットの内部構造の斜視図で
ある。
【図4】同上のシールドボックスと取付バンドの3分割
型の一例の斜視図である。
【図5】同上のシールドボックスと取付バンドの2分割
型の一例の斜視図である。
【図6】同上のシールドボックスと取付バンドの3分割
型の他例の斜視図である。
【図7】(a)(b)は防火タレの取付アームの実施形
態の説明図である。
【図8】(a)はシールド板の支持部分の説明図、
(b)はシールド板をガイド溝から取り外す場合の一例
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 シールドボックス 2 対衝撃補強支持アーム 5 ガイド溝 5a 貫通孔 8 清掃手段 9 シールド板 10 係止部 11 ハンモック 18 取付バンド 35 取付アーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメット本体の内面の前部に、ヘルメ
    ット本体の内面の上部に沿うように突出する対衝撃補強
    支持アームを備えたシールドボックスが取り付けられ、
    シールドボックスの前面にはヘルメット本体の内面の前
    部とシールドボックスとの間の間隙に挿入されるシール
    ド板が取り付けられると共に、シールド板は昇降可能と
    され、ヘルメット本体の内面の後部にはシコロを取り付
    ける取付バンドが取り付けられ、シールドボックス及び
    取付バンドにヘルメット本体の使用者の頭部に被さるハ
    ンモックを取り付けて成ることを特徴とする消防用ヘル
    メット。
  2. 【請求項2】 シールドボックスに、シールド板の昇降
    の際にシールド板の表面を清掃する清掃手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の消防用ヘルメット。
  3. 【請求項3】 シールド板の裏面の左右両側に係止部を
    設け、シールドボックスの左右両側に上下方向に延びた
    ガイド溝を設けると共にガイド溝の下端にシールド板の
    係止部が着脱可能となった貫通孔を設け、シールド板に
    設けた各係止部を各ガイド溝にそれぞれ挿入してシール
    ド板を昇降可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    消防用ヘルメット。
  4. 【請求項4】 シールド板は、半透明性材料で形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の消防用ヘルメット。
  5. 【請求項5】 シールドボックスに、防火タレを取り付
    ける取付アームを設けたことを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれかに記載の消防用ヘルメット。
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