JP3176876B2 - 消防用ヘルメット - Google Patents

消防用ヘルメット

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JP3176876B2
JP3176876B2 JP26223297A JP26223297A JP3176876B2 JP 3176876 B2 JP3176876 B2 JP 3176876B2 JP 26223297 A JP26223297 A JP 26223297A JP 26223297 A JP26223297 A JP 26223297A JP 3176876 B2 JP3176876 B2 JP 3176876B2
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虎太郎 小林
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小林防火服株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消防用ヘルメットに
関する。
【0002】
【従来背景】従来から、消防士が装着する消防用ヘルメ
ットには、図4に示すように顔面を保護するメガネ100
が帽体に101 引き出し、格納自在に装備されている。こ
のメガネ100 は、帽体101 に格納された状態でその下端
縁102 を帽体101 の開放部から多少突出させており、引
き出すときには突出した下端縁102 を手でつかんで引き
出すようにしている。ところで、火事現場では建築物の
外側の消火作業のほかに、建築物内に突入して消火作業
したり、逃げ遅れた要救助者を救出したりすることか
ら、この建築物内での作業で煙や有毒ガスから顔面を保
護したり、酸素を確保したりするために消防士は面体10
3 付きの酸素マスク104 を顔面に着用している。この面
体103 付きの酸素マスク104 を着用した場合には、メガ
ネ100 は使用しないので帽体101 内に格納した状態でヘ
ルメットを装着することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ヘルメットでは、メガネ100 における下端縁102 が面体
103 の上縁部105 に当たり、その結果ヘルメットの前側
が上方に押し上げられるように浮き上がって、いわゆる
「あみだ」になってしまう。すなわち、あみだになると
頭部に対してヘルメットがフィットせず非常に不安定に
なり、消火作業中にヘルメットがずれたりすると、その
ヘルメットが気になって消火作業に集中できないし、非
常に危険である。このような不具合を解消するために
は、帽体101 から突出するメガネ100 の突出量を少なく
して面体103 に当たらないようにすればよいが、その突
出量には一定の規定があるため現実的には不可能であ
る。又、面体を着用しない場合、メガネ100 を格納した
状態で装着したときに突出したメガネ100 の下端縁102
が装着者の視線に入ってしまい、視界を妨げてしまう可
能性もある。(下端縁は2点鎖線で示す。) 従来の消防用ヘルメットは上記したような不具合を有し
ており、未だ改良の余地が残されている。
【0004】本発明は、上記した従来事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、面体を着用した
場合でも正しく装着できると共に、視線を妨げずにメガ
ネを格納でき、しかも引き出しのつまみ部を規定通りに
確保し得る消防用ヘルメットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が講じた技術的手段は、帽体にメガネが引き出
し、格納自在に装備された消防用ヘルメットにおいて、
前記メガネの下縁部に切欠部を設け、該切欠部を、メガ
ネを格納してヘルメットを正常に装着した状態で、切欠
部における周縁がヘルメットを装着する装着者が着用し
た顔面保護用の面体の上縁部の位置と同位置、あるい
は、それよりも外側に位置するように形成たことであ
る。(請求項1) 上記切欠部の形状は、切欠部の周縁が酸素マスクの上縁
部と同位置、あるいは、それよりも外側に位置する形状
であればどのような形状でもよく、例えば、円弧状、台
形状、四角形状等が挙げられる。上記した形状は、面体
の上縁部の形状に沿った形状であれば最適である。(請
求項2) 例えば、面体の上縁部が上方に突出する円弧であれば、
切欠部をその円弧に沿う円弧とし、好ましくは、ヘルメ
ットを正しく装着したときに切欠部が面体の上縁部に対
して合致するように形成するとよい。本発明における消
防用ヘルメットは、現在一般的に使用されている消防用
ヘルメットのすべての形態のものを意味し、詳しくは、
帽体の中央部分に凸部が備えられ、帽体の開放縁全周に
亘って鍔部が備えられている形態のもの、又、略半球状
に形成されている保安帽型の形態のもの、更に、ジェッ
ト型のものなどが挙げられる。
【0006】上記した技術的手段によれば、請求項1
は、メガネの下端に設けられた切欠部は、その周縁が面
体の上縁部の位置と同位置、あるいは、それよりも外側
に位置しているから、面体を着用した状態で消防用ヘル
メットを装着すると、面体の上縁部が切欠部に接触状態
あるいは非接触状態で入り込む。すなわち、切欠部の周
縁と面体の上縁部の位置が同位置である場合は、切欠部
の周縁と面体の上縁部が接触してもメガネが上縁縁によ
って押し上げられないし、切欠部の周縁が面体の上縁部
の外側に位置する場合は、当然非接触状態にされるから
メガネは押し上げられない。又、面体を着用しない状態
で消防用ヘルメットを装着した場合、切欠部の周縁は当
然装着者の目線の上に位置するため視界が妨げられな
い。更に、メガネの下端部における切欠部を形成した部
位以外が引き出し用のつまみ部にされる。そして請求項
2のように、面体の上縁部の形状に沿った形状にしたこ
とによれば、切欠部の周縁と面体の上縁部が平行状にな
るから意匠的に非常に見栄えがよく、特に切欠部の周縁
と面体の上縁部の位置が同位置である場合は、両者がフ
ィットして隙間をなくせて顔面の保護という点において
優れる。
【0007】
【発明の効果】本発明は、上記した構成により下記の利
点を有する。メガネの下端に設けられた切欠部は、面体
を着用した状態で消防用ヘルメットを装着すると、面体
の上縁部が切欠部に接触状態あるいは非接触状態で入り
込むため、メガネが上縁縁によって押し上げられないか
ら、ヘルメットのあみだ状態を防止でき、正常な装着が
可能にできる上に、面体を着用しない状態で消防用ヘル
メットを装着した場合、切欠部の周縁は当然装着者の目
線の上に位置するため視界を妨げられるということはな
く、しかも、切欠部以外のメガネの下端部がメガネの引
き出し用つまみ部になるのでつまみ部を規定通りに確保
できる。そして請求項2では上記した効果に加えて、面
体の上縁部の形状に沿った形状にしたことによって切欠
部の周縁と面体の上縁部が平行状になるから意匠的に非
常に見栄えがよいし、特に切欠部の周縁と面体の上縁部
の位置が同位置である場合は、両者がフィットして隙間
をなくせて顔面の保護という点において非常に効果大で
ある。したがって、面体を着用した場合でも正しく装着
できると共に、視線を妨げずにメガネを格納でき、しか
もメガネの引き出しのつまみ部を規定通りに確保し得る
消防用ヘルメットを提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、面体4を着用した状態で
消防用ヘルメットAを装着した状態を示し、図中、1は
帽体、2は帽体の内側に固着されるしころ取り付け板、
3は帽体1としころ取り付け板2の間に引き出し、格納
自在に配設されるメガネであり、透明な合成樹脂板から
なっている。尚、帽体1、しころ取り付け板2の形態、
メガネ3の引き出し、格納の構造、及びその帽体の内側
に装備される発砲材で形成された衝撃吸収ライナー、合
成樹脂で形成されたハンモックなど(図示せず)の形態
は、夫々今日周知の形態であるため説明を省略する。ま
た、面体4は酸素ボンベ(図示せず)とホース5で連結
された酸素マスク6と一体的にされた今日周知の形態で
あるためその説明は省略するが、正面の透明部分が耐熱
ガラスでなっており、顔面のほぼ全体に被せて煙や炎か
ら顔面を保護するものである。
【0009】メガネ3は、図1及び図2に示すように、
その下端部に切欠部31が設けられている。上記切欠部31
は、メガネ3の下端部の両端側にメガネ3の引き出し用
のつまみ部32,32を残して正面円弧状にされた面体4の
上端部41の形状と合致する円弧状に形成されている。
又、切欠部31は、その周縁311が 消防用ヘルメットAを
正常に装着しときに面体4の上端部41にメガネ3が押し
上げられることなく調度よくフィットするようになって
いる。
【0010】したがって、消防用ヘルメットAを正常に
装着したときにメガネ3の切欠部31は面体4の上縁部41
にフィットするから、面体4がメガネ3を押し上げるこ
とによる装着時のあみだ状態を防止できる。又、面体4
を着用しない状態で消防用ヘルメットAを装着した場
合、切欠部31の周縁311 は当然装着者の目線の上に位置
するため視界を妨げられるということはない。しかも、
切欠部31の両側にメガネ3の引き出し用のつまみ部32,3
2が一定の規定通りに形成される。
【0011】又、切欠部31を図3(a)及び(b)に示
すような形態にしてもよい。(a)は、切欠部31を正面
台形に形成したものであり、消防用ヘルメットAを正常
に装着したときに、つまみ部32,32から周縁311 の両側
縁に連続するコーナー部と上縁とに面体4の上縁部41が
接触するようにしている。(b)は、切欠部31を正面四
角形に形成したものであり、消防用ヘルメットを正常に
装着したときに、つまみ部32,32から周縁311 の両側縁
に連続するコーナー部と上縁とに面体4の上縁部41が接
触するようにしている。このような形態にしても、面体
4の上縁部41が切欠部31に入り込んで押し上げが防止さ
れるから実施可能である。
【0012】尚、メガネ3における切欠部31の形態は、
上記したような周縁311 が面体4の上端部41にフィット
あるいは一部が接触する形態でなくともよく、例えば、
周縁311 と上端部41が多少離間するのも任意であり、要
は消防用ヘルメットを正常に装着したときに、切欠部31
が面体4の上縁部41を逃げるように形成してあればよい
ものである。(図示せず) 又、切欠部の最深部の引き出しストロークを従来のもの
と同じにした場合、現状の帽体ではメガネの格納は不可
能になるが、これは帽体における格納部分の形状を格納
可能に変更することで解消できる。(図示せず)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる消防用ヘルメットの正面図でメ
ガネを格納して装着した状態を示す。
【図2】図1の要部を示す一部切欠側面図である。
【図3】(a)及び(b)はメガネにおける切欠部の他
の形態を示す要部正面図である。
【図4】従来の消防用ヘルメットの正面図でメガネを格
納して装着した状態を示す。
【符号の説明】
A:消防用ヘルメット 1:帽体 3:メガネ
31:切欠部 311 :周縁 4:面体 41:上縁部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帽体にメガネが引き出し、格納自在に装
    備された消防用ヘルメットにおいて、前記メガネの下縁
    部に切欠部が設けられ、該切欠部は、メガネを格納して
    ヘルメットを正常に装着した状態で、切欠部における周
    縁がヘルメットを装着する装着者が着用した顔面保護用
    の面体の上縁部の位置と同位置、あるいは、それよりも
    外側に位置するように形成されていることを特徴とする
    消防用ヘルメット。
  2. 【請求項2】 上記切欠部は面体の上縁部の外周形状に
    沿った形状にされていることを特徴とする請求項1に記
    載の消防用ヘルメット。
JP26223297A 1997-09-26 1997-09-26 消防用ヘルメット Expired - Lifetime JP3176876B2 (ja)

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