JPH0116746Y2 - - Google Patents

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JPH0116746Y2
JPH0116746Y2 JP15870384U JP15870384U JPH0116746Y2 JP H0116746 Y2 JPH0116746 Y2 JP H0116746Y2 JP 15870384 U JP15870384 U JP 15870384U JP 15870384 U JP15870384 U JP 15870384U JP H0116746 Y2 JPH0116746 Y2 JP H0116746Y2
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JP
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helmet
intake duct
base plate
air
head
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JP15870384U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はオートバイ、四輪車等の運転者が頭
体保護のために使用するヘルメツトに関する。
(従来の技術) 一般に、オートバイ、四輪車等の運転者が使用
するヘルメツトとしてはフルフエース型ヘルメツ
ト、ジエツト型ヘルメツトがあるが、特に前者の
フルフエース型のヘルメツト場合は頭体がスツポ
リ入り、前面の窓孔を開閉する透明のシールドを
閉じた場合は暑さで頭部が蒸れ、極めて不快な状
態となるなどの不具合を有している。
そこでこの種のヘルメツトにおいて、ヘルメツ
ト内部に空気を取り入れて頭部の蒸れ及び暑さを
解消するようにしたものとして、フルフエース型
のヘルメツトに於いて窓孔の上側孔縁付近に空気
取り入れ口を開設し、ヘルメツト内部に吹き出る
ようにしたものがあるが、空気取り入れ口の開設
位置が、額部分であるため転倒時には衝撃で破損
しやすく、しかも開口面積によつては強度の低下
を招き、保護ヘルメツトとしての機能を満足し得
なくなるなどの不具合を有する。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上述した如き事情に鑑み、ヘルメツト
としての保護機能、強度低下をきたすことなく、
外気をヘルメツト内部に取り入れ、しかも不必要
な時は完全に閉鎖して雨水等が浸入するのを防止
し得る換気装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記した問題点を解決するための本考案の技術
的手段は、ヘルメツトを着用しての転倒時、一番
衝撃を受けにくいヘルメツトの頭頂部から帽体内
の緩衝体を通りてヘルメツト内部に開口する通気
路を形成すると共に、ヘルメツト本体の頭頂部外
面には通気路に連通させて空気取り入れ用の吸気
ダクトを回動又は摺動自在且つ外力によつて簡単
に離脱する如く取付けたものである。
(作用) ヘルメツト本体の頭頂部又はその付近から内部
に連絡開口する通気路に外気を導入する吸気ダク
トが頭頂部外面に取付けられているため、外気の
取り入れは安定して円滑に行なわれ、ヘルメツト
本体内に吹き出された外気は本体内面と頭体との
隙間を通りて頭体を冷し、ヘルメツト本体の後部
下側より排出される。しかも、吸気ダクトの取付
け位置は転倒時などに衝撃を受けにくい頭頂部で
あるため吸気ダクトが突起物として存在しても危
険がなく、更に吸気ダクトは外力を受けた時本体
側に固着せる平板状のベースプレートより簡単に
離脱して引つ掛り抵抗を少なくし、着用者の首を
ねじつたりする力が作用しないようにしてあり、
且つ吸気ダクトを後向きに回動した場合又は後方
に摺動した場合は通気路の入口開口を閉鎖して雨
水等の浸入を防止できるものである。(実施例) 以下、本考案の実施例をフルフエース型ヘルメ
ツトを例に挙げて説明すると、フルフエース型の
ヘルメツトAは、FRP等の素材によつて成形し
た帽体1と、その帽体1の内側に嵌合したポリエ
チレンフオーム又はこれと同等以上の衝撃吸収性
能をもつ材料で形成した緩衝体2、帽体1内にお
ける顎部から左右両側のこめかみ部分に至るポリ
スチレンフオーム等から成る顎ガード3、及び緩
衝体2の内面に装着されるサイドクツシヨン4、
ヘツドクツシヨン5等の着装帯と図示を省略した
顎紐とから構成されている。
上記帽体1の頭頂部には空気入口6を開穿し、
緩衝体2の内面に於けるサイドクツシヨン4とヘ
ツドクツシヨン5との間の前側部分に吹出口7を
開口する通気路8が前記空気入口6に連通させて
貫通開穿されている。尚、通気路8に於ける吹出
口7の位置は図示の位置に限られるものではな
く、ヘツドクツシヨン5を貫通する位置でも勿論
良いものであるが、頭体を万遍無く冷却するとい
うことを考慮した場合吹出口7の位置は前額部付
近とすることが望ましいものである。
ヘルメツトAの帽体1外面には空気入口6と連
通する連絡孔10を偏位開口した比較的薄い(約
3mm)円板状のベースプレート9が接着剤等によ
つて固着されており、そのベースプレート9の外
周縁下面には吸気ダクト11に形成した掛合爪1
2が掛合する段差部13が形成されている。又ベ
ースプレート9に於ける帽体1外面と当接する下
面は帽体1の曲面に密着するよう凹球面状に形成
してある。
吸気ダクト11は柔軟性を有した合成樹脂材に
よつて基部形状を略円形とし、且つその円形部に
連通させて偏平筒体を同一体に形成したもので、
ベースプレート9上面に密接合する底面には該ベ
ースプレート9に開設せる連絡孔10を閉鎖する
蓋片14が偏位して突設されている。蓋片14の
偏位突設位置は吸気ダクト11の入口を走行方向
に向けた時連絡孔10が開口され、吸気ダクト1
1の入口を走行方向と逆向きに向けた時連絡孔1
0が閉鎖され雨水等の侵入が防止されるようにし
てある。又、吸気ダクト11の底面下側に置ける
直径線上の相対した個所に掛合爪12が突出形成
され、ベースプレート9の段差部13に掛合する
と共に、その掛合度は吸気ダクト11に外力が作
用した時簡単にベースプレート9より分離するよ
うにしてある。
上述した緩衝体2の内側に装着せるサイドクツ
シヨン4は、肌触りが良くしかも通気性の良い被
覆地4aで通気性の良好なクツシヨン材4bを包
被したもので、そのクツシヨン材4bとしては例
えば目の粗い網状のポリウレタンフオームか挙げ
られる。
以上の如き構成により、吸気ダクト11の入口
が走行方向を向くように回動して着用すると、吸
気ダクト11より入つた空気はベースプレート9
の連絡孔10から帽体1の空気入口6を通りて通
気路8に流れ、ヘルメツト本体A内に吹き出さ
れ、頭体との隙間を流れると共に、サイドクツシ
ヨン4内を流れて頭部全体を冷し、ヘルメツト本
体Aの後部下側より流出する。
尚、ヘルメツト本体A内に吹き出た空気が後部
下側より流出するのは、ヘルメツト本体Aより下
方に突出せる着用者の首の後側が陰圧になるため
ヘルメツト本体A内の空気が引き出されるもので
ある。
又、吸気ダクト11の入口を走行方向と逆向き
に回動位置させた時はベースプレート9の連絡孔
10が吸気ダクト11に設けられた蓋片14で閉
口され、外気がヘルメツト本体A内に流れ込むの
を確実に阻止するものであり、雨水の浸入をも防
止する。ベースプレート9に開設せる連絡孔10
を開閉する手段としては上述した吸気ダクト11
を回動する形態に限られるものでなく、第7図及
び第8図に示すような前後摺動の形態とするも勿
論可能である。この場合、ベースプレート9は連
絡孔10の径よりも稍々大きい平面略四角形と
し、その左右両側に係合段部15を切欠形成せし
め、この係合段部15に吸気ダクト1側に形成し
た係合突片16を係合させて前後に安定良く摺動
するようにしてある。
尚、同じ構成については同一符号で示してあ
る。図中、15はヘルメツト本体Aの前面に開設
された窓孔、16は窓孔15を開閉する透明のシ
ールドである。
(考案の効果) 本考案のヘルメツトの換気装置は、ヘルメツト
本体の頭頂部から内部に連通開口する通気路を形
成し、ヘルメツト本体の外側にはベースプレート
を介して吸気ダクトを回動又は摺動脱着自在に取
付けたものであるから、外気を円滑に取り入れて
ヘルメツト本体内に吹き出させ、頭体を効果的に
冷すことができる。
しかも外気を取り入れる吸気ダクトは帽体に固
着したベースプレートに対し回動又は摺動自在と
なしてベースプレートに開設せる連絡孔を開閉切
換え自在としたことにより、外気を取り入れる必
要のない寒い時或いは雨降りの日は吸気ダクトを
後向きに回動又は摺動することにより連絡孔を閉
じて外気、雨水の浸入を阻止して快適な被着状態
を保持できる。
又、吸気ダクトはベースプレートに対し脱着自
在に取付けてあるため、吸気ダクトに外力が作用
した時は瞬時に吸気ダクトが外れ、ヘルメツトを
着用する人間の首を捩るといつた作用が生じるの
を防止できる。
更に、外気の取り入れ個所はヘルメツト本体の
頭頂部付近としたので、転倒した時でも衝撃を受
ける危険が最も少なく、従つて頭頂部付近に空気
入口等を開設してもヘルメツトの強度を低下させ
ることがなく、しかも吸気ダクトは帽体外表面よ
り5mm以上の突起物として存在しても該吸気ダク
トは外力を受けた時瞬時に帽体より離脱するため
安全規格を損うこともない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断
正面図、第2図は要部の拡大断面図、第3図は第
2図の3−3線に沿える横断面図、第4図は吸気
ダクトを後向きに回動した断面図、第5図は第4
図の5−5線に沿える横断面図、第6図は吸気ダ
クトの底面図、第7図及び第8図はベースプレー
トの連絡孔を開閉する他の実施例を示す断面図で
ある。 図中、A:ヘルメツト本体、1:帽体、2:緩
衝体、8:通気路、9:ベースプレート、10:
連絡孔、11:吸気ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘルメツト本体の帽体外面に於ける頭頂部付近
    から帽体内の緩衝体を通りてヘルメツト本体内に
    開口する通気路を開設し、その帽体外表面に前記
    通気路と連通する連絡孔を開口したベースプレー
    トを固着し、このベースプレートに吸気ダクトを
    脱着自在にして回動又は摺動自在に取付け、吸気
    ダクトの回動又は摺動により連絡孔を開閉切換え
    自在としたヘルメツトの換気装置。
JP15870384U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH0116746Y2 (ja)

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JP15870384U JPH0116746Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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JP15870384U JPH0116746Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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Publication Number Publication Date
JPS6173624U JPS6173624U (ja) 1986-05-19
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ID=30716680

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JP15870384U Expired JPH0116746Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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Families Citing this family (4)

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JPH06406Y2 (ja) * 1989-11-07 1994-01-05 理夫 新井 ヘルメットの換気装置
FR2717990B1 (fr) * 1994-03-31 1996-06-07 Nicolas Guerre Casque modulable pour adaptation à des sports différents.
JPH10130935A (ja) * 1996-11-01 1998-05-19 Honda Access Corp ヘルメットの帽体
WO2007080786A1 (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Hideo Deguchi ヘルメット

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JPS6173624U (ja) 1986-05-19

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