JPH0523539Y2 - - Google Patents

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JPH0523539Y2
JPH0523539Y2 JP2313889U JP2313889U JPH0523539Y2 JP H0523539 Y2 JPH0523539 Y2 JP H0523539Y2 JP 2313889 U JP2313889 U JP 2313889U JP 2313889 U JP2313889 U JP 2313889U JP H0523539 Y2 JPH0523539 Y2 JP H0523539Y2
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JP
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chin guard
helmet
liner
ventilation device
outlet
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、チンガード前方に下部ベンチレー
シヨン装置を設けたヘルメツトに関する。
[従来の技術] ヘルメツト着用者のあご部を保護するチンガー
ドをヘルメツトの下部に設けるとともに、このチ
ンガード前方に下部ベンチレーシヨン装置を設け
ることは通常行われている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記構造の場合、下部ベンチレーシ
ヨン装置から内部へ入つた外気が直接ヘルメツト
着用者の顔面に当ることがあり、風量が多くなる
と装着感に影響が生じるという問題があつた。ま
た、導入された外気とともに、呼気もヘルメツト
内部を循環することになるので、一層の通気性向
上が望まれていた。
そこで本考案の目的は、かかる問題を解決した
ヘルメツトを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係るヘルメ
ツトは、チンガード前方に下部ベンチレーシヨン
装置を形成したものにおいて、チンガードの側方
にアウトレツトを開口するとともに、このアウト
レツトと前記下部ベンチレーシヨン装置とを連通
する通気溝をチンガードライナに形成したことを
特徴とする。
[考案の作用] 下部ベンチレーシヨン装置から内部へ入つた外
気は、チンガードライナに形成された通気溝を通
つてチンガード側面に開口されているアウトレツ
トより外部へ排出され、ヘルメツト着用者の顔面
に当る風量が少なくなる。このとき、アウトレツ
ト側に負圧による吸い出し効果が期待されるの
で、呼気も通気溝を流れる外気と共に速にアウト
レツトより排出され易くなる。
[実施例] 第1図乃至第5図に本考案の一実施例を示す。
第1図及び第2図は自動2輪車用のフルフエイス
型ヘルメツトを示し、シエル1の前部にはシール
ド2の上方に上部ベンチレーシヨン装置3が、ま
た下方のチンガード4部分には下部ベンチレーシ
ヨン装置5が形成されている。さらに、チンガー
ド4の側部には縦長形状に開口された側方アウト
レツト6が、またシエル1の後部には後方アウト
レツト7がそれぞれ形成されている。
なお、第2図中の符号8はチンガード4に形成
されたインレツト、9はチンガードライナ、10
はその前部に形成されたシールド2の内方空間と
連通する通気溝、11は連通孔、12は補強プレ
ート、13は表皮、14は補強プレート12及び
表皮13を貫通して連通孔11へ連なる通気孔、
15はシエル側のライナである。
下部ベンチレーシヨン装置5は、樹脂製のベー
スプレート16とシヤツター17とを組合せたも
のである。ベースプレート16はチンガード4の
前部曲面に沿うアール形状をなし、熱カシメされ
るボス16aによつてチンガード4へ取付けられ
ている。シヤツター17はベースプレート16よ
りも大きいアール形状となつている。
第3図乃至第5図は、チンガード4のチンガー
ドライナ9を示すものであり、チンガードライナ
9の前部下方に横一列の通気孔14が複数個形成
され、この通気孔14と連通する連通孔11は第
5図に示すように、ライナ9の側方へ開口形成さ
れ、さらにチンガードライナ9の外側面に前後方
向へ延出形成された通気溝18の前端部と連通し
ている。通気溝18の後端部は側方アウトレツト
6と連通している。9aはあご紐を通すための穴
である。
次に、本実施例の作用について説明する。第1
図に示すように、下部ベンチレーシヨン装置5が
開状態のときこれを通つてチンガード4内へ入つ
た外気はインレツト8から通気溝10を経てシー
ルド2内面に吹きつけられて上昇し、やがて下降
してヘルメツト着用者の呼気とともに通気孔14
から連通孔11及び通気溝18を通つて側方アウ
トレツト6から外部へ排出される。このとき、側
方アウトレツト6の開口位置は負圧による吸い出
し効果が期待されるので、下部ベンチレーシヨン
装置5から通気溝18を通つて側方アウトレツト
6へ流出する外気の流れが速になる。ゆえに、下
部ベンチレーシヨン装置5を通つて直接ヘルメツ
ト着用者の顔面に当る風量が少なくなり、下部ベ
ンチレーシヨン装置5を使用してもヘルメツトの
装着感を良好に保つことができる。その結果、通
気溝18がヘルメツト着用者の口元近くに位置す
るチンガードライナ9に形成されているため、呼
気も外気と一緒に速に排出されるようになるの
で、ヘルメツト内部の通気が一層良好になる。
なお、第6図に示すように、ヘルメツト着用者
の鼻19に重なるノーズカバー20で通気溝10
の上方開口部を覆うと、呼気が着用者の口元に集
まり易くなる。その結果、大部分の呼気は下部ベ
ンチレーシヨン装置5を経て下方のインレツト8
からヘルメツト内部へ入つた外気と共に側方アウ
トレツト6から一層迅速に排出される。
第7図及び第8図は他の実施例を示す。なお、
第1図乃至第6図の実施例と同一機能部分には同
一符号を用いるものとする。
このヘルメツトはシエル1前部の上方ベチレー
シヨン装置3、チンガード4、下部ベンチレーシ
ヨン装置5、チンガードライナ9等が前記実施例
同様に形成されており、図では見えないが、前記
実施例の側方アウトレツト6及び通気溝18も同
様に形成されている。
ヘルメツト内部に収容されている発泡スチロー
ル等の緩衝材料からなるライナ15の下方内側表
面には内装パツド21が設けられている。内装パ
ツド21は軟質ポリウレタンフオームの表面を通
気性の布で被覆したものであり、ヘルメツト着用
時に人の頬や前額部等に柔らかく接触するように
なつている。ライナ15と内装パツド21の間に
はフイツテイングプレート22が介装されてい
る。フイツテイングプレート22は軟質ポリウレ
タンフオーム等からなり、ライナ15と内装パツ
ド21の中間の硬さとなつている。フイツテイン
グプレート22を介装する範囲は、人頭23の側
方最大突出部(ライン24で示す)よりも下方側
を含む部分である。また、フイツテイングプレー
ト22は後部の他、左右にもサイドフイツテイン
グパツド22aが一対設けられている。
このライン24は側頭部が側方へ最大に突出す
る部分(こめかみ付近)を通る線であり、人頭2
3の周囲のうち、側方への突出量が大となる部分
を通る線でもある。
内装パツド21の下部はフイツテイングプレー
ト22により内方へ張り出し、ライン24より下
方部分の幅狭になつた人頭23の外形に沿うよう
になつている。フイツテイングプレート22はこ
のために十分な肉厚となつている。
なお、ライナ15は第7図及び第8図に示すよ
うに、開口部側がライン24で切つた部分の開口
部よりも広がつている。図中の符号25はヘツド
パツドである。
次に、本実施例の作用を説明する。第8図に示
すように、フイツテイングプレート22をライナ
15と内装パツド21の間に介装すると、フイツ
テイングプレート22の肉厚分だけ内装パツド2
1が内方へ張り出し、人頭23の外形に沿う。ゆ
えに、本実施例におけるライナ15は非アンダー
カツト形状に成形されているにもかかわらず、ラ
イナ15をアンダーカツト形状に成形した場合と
同様になる。その結果、ライナ15の成形に要す
る型は、単純な内外の合せ型で構成することで足
り、型構造が簡単になので、ライナ15をアンダ
ーカツト形状にした場合のような複雑で高価な成
形型を不要とする。しかも、この型を用いた成形
も簡単になるので、成形時における作業性が向上
する。
[考案の効果] 本考案に係るヘルメツトは、シエルの前方に下
部ベンチレーシヨン装置を設け、シエルの下部側
方にアウトレツトを開口するとともに、これら下
部ベンチレーシヨン装置とアウトレツトとを連通
する通気溝をチンガードライナに形成したので、
下部ベンチレーシヨン装置から内部へ入つた外気
をアウトレツトから速に外部へ排出できる。ゆえ
に、直接ヘルメツト着用者の顔面に当る風量を少
なくでき、下部ベンチレーシヨン装置を使用して
も快適な装着感を得ることができる。また、アウ
トレツトをシエルの側方に開口したので、負圧に
よる吸い出し効果を期待でき、呼気をスムーズに
外部へ排出してヘルメツトの内部の通気を良好に
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は一実施例を示し、第1図は
ヘルメツトの斜視図、第2図は一部を切欠いたそ
の側面図、第3図はチンガードライナの一部省略
をした斜視図、第4図はその側面図、第5図は第
4図のA−A線断面図である。第6図は第2図の
一部を変更した要部の一部切欠側面図である。第
7図及び第8図は他の実施例を示し、第1図はヘ
ルメツトの前後方向全断面図、第8図は第7図の
B−B線に沿う断面図である。 (符号の説明)1……シエル、4……チンガー
ド、5……下部ベンチレーシヨン装置、6……側
方アウトレツト、8……インレツト、9……チン
ガードライナ、18……通気溝、11……連通
孔、14……通気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チンガード前方に下部ベンチレーシヨン装置を
    形成したものにおいて、チンガードの側方にアウ
    トレツトを開口するとともに、このアウトレツト
    と前記下部ベンチレーシヨン装置とを連通する通
    気溝をチンガードライナに形成したことを特徴と
    するヘルメツト。
JP2313889U 1989-02-28 1989-02-28 Expired - Lifetime JPH0523539Y2 (ja)

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JP2313889U JPH0523539Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28

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JP2313889U JPH0523539Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28

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JPH0287029U JPH0287029U (ja) 1990-07-10
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JP4608141B2 (ja) * 2001-07-03 2011-01-05 株式会社Shoei 乗車用フルフェイス型ヘルメット

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JPH0287029U (ja) 1990-07-10

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