JP2000025885A - ウエハー梱包及びウエハー梱包方法 - Google Patents

ウエハー梱包及びウエハー梱包方法

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JP2000025885A
JP2000025885A JP19475998A JP19475998A JP2000025885A JP 2000025885 A JP2000025885 A JP 2000025885A JP 19475998 A JP19475998 A JP 19475998A JP 19475998 A JP19475998 A JP 19475998A JP 2000025885 A JP2000025885 A JP 2000025885A
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wafer cassette
wafer
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Akira Matsubase
昭 松葉瀬
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Nippon Steel Transportation Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送中の破損や荷崩れを防止し、資材費や輸
送費を削減し省資源性に優れ、搬送性を著しく向上する
ことのできるウエハー梱包の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明のウエハー梱包は、a)側壁部3
を備えたボックスパレット1と、b)ボックスパレット
1のデッキボード2a上に載置された緩衝材7と,緩衝
材7の上に載置され1以上のウエハーカセット収納部9
を備えたウエハーカセット保持部材8と,ウエハーカセ
ット収納部9に収納されたウエハーカセット21と,を
備えた1段目のユニットと、c)1段目のユニットの上
に同様にして1乃至複数段載置された2段目以降のユニ
ットと、d)最上段のユニットのウエハーカセット21
の上に載置された天井緩衝材7aと、e)天井緩衝材7
a上に覆設された蓋部4と、を備えた構成を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の半導体基板材
料であるウエハーを安全にかつ低コストで輸送すること
のできるウエハー梱包及びウエハー梱包方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータを搭載した
家電製品やパーソナルコンピュータ等の普及にともな
い、半導体基板材料であるウエハーの需要が増大し、ト
ラックや飛行機によるウエハーの輸送量が激増してい
る。輸送の際のウエハー梱包やウエハー梱包方法として
は、複数のウエハーを離間して収納したウエハーカセッ
トを、2個緩衝材を介して段ボール箱に収納し、その段
ボール箱を複数段段積し、平パレット上に載置して輸送
していた。しかしながら、段ボール箱を収納箱にした場
合は、水分や衝撃に弱く、また輸送中に横滑りして荷崩
れが起きやすいという問題点があったため、これを解決
すべく種々の工夫がなされてきた。以下、従来のウエハ
ー梱包及びウエハー梱包方法について図面を参照しなが
ら説明する。図5(a)はウエハーカセットの斜視図で
あり、図5(b)は従来の段ボール製の収納箱の斜視図
であり、図6は収納箱をパレット上に複数段積載した従
来のウエハー梱包を示す斜視図である。図5(a),
(b)において、21は内部に複数のウエハーを収納し
密封包装されたウエハーカセット、21aはウエハーカ
セット本体、21bは防湿、防埃等の目的でウエハーカ
セットを密封包装したプラスチック−アルミ箔積層フィ
ルムや単層フィルム等のシュリンクフィルムである。2
2はウエハーカセット21を輸送中の衝撃から保護する
ための発泡スチロールやウレタンフォーム等からなる緩
衝材、22aはその本体部、22bはウエハーカセット
21を収納する収納部、22cはその蓋部であり、23
は段ボール等製の仕切板、24は段ボール製の収納箱で
ある。図6において、25は収納箱24を積載し輸送す
るための平パレット、26は段ボールや合板製で中央を
折り曲げて形成され収納箱24の角部を保護する角部保
護部材、27は塩化ビニールや塩化ビニリデン、ポリエ
チレン等からなるシュリンクフィルム、28は荷崩れを
防止するために緊締した樹脂等製のバンドである。ここ
で、ウエハー梱包方法としては、収納箱24に緩衝材の
本体部24a、仕切板23、ついでウエハーカセット2
1を収納し、緩衝材の蓋部22cを被せて収納箱24の
蓋を閉じ、テープ等で蓋を固定する。このようにウエハ
ーカセット21を収納した収納箱24は、平パレット2
5上に所定数積載して全体を略直方体状に整える。各角
部に角部保護部材26を当てがい、次いで収納箱を防
水、固定するためシュリンクフィルム27を引き延ばし
ながら略全面に被覆し、さらに荷崩れ防止のために要部
をバンド28で固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のウエハー梱包は、以下のような課題を有していた。 1)表面が軟弱なシュリンクフィルムや段ボール製なの
で、フォークリフトのフォークや他の貨物がぶつかった
場合に破損しやすく、また、他のパレット梱包が上面部
に載置された場合には押し潰されやすいという問題を有
していた。 2)段ボール製の収納箱と緩衝材は比較的高価な上に、
破損しやすく再使用が困難なため、省資源性に欠け資材
費がかさみ経済性に欠けるという問題点を有していた。 3)シュリンクフィルムやウエハーカセット本体の破損
を防止するために、十分な厚みを有する緩衝材が必要と
なるため風袋体積が大きくなり、パレット1枚当たりで
輸送が可能なウエハーカセット数が限定されるととも
に、体積重量が大きくなるため、搬送性に欠け輸送費
(特に航空運賃)が増大するという問題点を有してい
た。 4)収納箱数に端数があり、平パレット上で略直方体状
に積載することができない場合は、シュリンクフィルム
被覆やバンドで効果的に固定にしにくく、特に最上段の
収納箱が不安定になり、荷崩れしやすくなり安全性に欠
けるという問題点を有していた。 5)一回のウエハーの搬送に、多数の収納箱を要し、コ
スト高となり搬送性に欠けるとともに、省資源性に欠け
るという問題点を有していた。また、上記従来のウエハ
ー梱包方法は、以下のような課題を有していた。 6)1回の搬送に多数の段ボール製の収納箱を要し、更
に各収納箱に緩衝材を収納し、次いで個別包装したウエ
ハーカセットを詰め、各収納箱ごとに蓋部をテープ固定
するといった収納箱への収納に多大な作業工数が必要な
ため作業が煩瑣であるとともに、収納箱の表面の段ボー
ルが平坦で滑りやすいため、特に手袋等を着用して手作
業で運搬すると手を滑らせて収納箱を落としてしまうこ
ともあり、この場合には急激な衝撃が加わるためウエハ
ーが割れたりするという問題点を有していた。 7)パレット上に収納箱を整列積載した後に角部保護部
材を配設したり、防水、固定のためにシュリンクフィル
ムで全面を覆ったり、荷崩れ防止のためバンドで固定す
る等の作業が必要なため、作業工数が多く、煩瑣であり
作業性に欠けるという問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、輸送中の破損や荷崩れを防止し、資材費や輸送費を
削減し省資源性に優れ、搬送性を著しく向上することの
できるウエハー梱包の提供、及び少ない作業工数で安全
にウエハーを輸送することのできる搬送性に優れたウエ
ハー梱包方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るため本発明のウエハー梱包は、a)側壁部を備えたボ
ックスパレットと、b)前記ボックスパレットのデッキ
ボード上に載置された緩衝材と,前記緩衝材の上に載置
され1以上のウエハーカセット収納部を備えたウエハー
カセット保持部材と,前記ウエハーカセット収納部に収
納されたウエハーカセットと,を備えた1段目のユニッ
トと、c)前記1段目のユニットの上に同様にして1乃
至複数段載置された2段目以降のユニットと、d)最上
段のユニットのウエハーカセットの上に載置された天井
緩衝材と、e)前記天井緩衝材上に覆設された蓋部と、
を備えた構成を有している。これにより、ボックスパレ
ットの側壁部や蓋部が段ボール材と比較して強固である
ため、輸送中の破損を防止することができる。安価な材
料の組み合わせで形成でき、再使用が可能なので資材費
を低減することができる。また、体積重量を削減するこ
とができるので、輸送費(特に航空運賃)を削減するこ
とができる。本発明のウエハー梱包方法は、側壁部を備
えたボックスパレットのデッキボードの上に緩衝材,1
以上のウエハーカセット収納部を有するウエハーカセッ
ト保持部材を載置し,前記ウエハーカセット収納部にウ
エハーカセットを収納し1段目のユニットを形成するユ
ニット形成工程と、前記ユニット形成工程で形成された
1段目のユニットの上に同様にして2段目以降のユニッ
トを形成し段積みする段積み工程と、最上段のユニット
上に天井緩衝材を載置する天井緩衝材載置工程と、前記
天井緩衝材の上に蓋部を覆設し全体を押圧する押圧工程
と、を備えた構成を有している。この構成により、少な
い作業工数で梱包ができるとともに、ウエハーカセット
の出し入れも容易なため作業性に優れたウエハー梱包方
法が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のウエハ
ー梱包は、a)側壁部を備えたボックスパレットと、
b)前記ボックスパレットのデッキボード上に載置され
た緩衝材と,前記緩衝材の上に載置され1以上のウエハ
ーカセット収納部を備えたウエハーカセット保持部材
と,前記ウエハーカセット収納部に収納されたウエハー
カセットと,を備えた1段目のユニットと、c)前記1
段目のユニットの上に同様にして1乃至複数段載置され
た2段目以降のユニットと、d)最上段のユニットのウ
エハーカセットの上に載置された天井緩衝材と、e)前
記天井緩衝材上に覆設された蓋部と、を備えた構成を有
している。この構成により、ボックスパレットが堅牢な
側壁部を有しているため、輸送中の破損を防止すること
ができ、再使用が可能になるという作用を有する。ま
た、ウエハーカセット保持部材によってウエハーカセッ
トの下部を保持し、天井緩衝材を蓋部で押圧するため、
各ウエハーカセットの上下や横方向への移動や不要な振
動を防止することができるという作用を有する。ウエハ
ーカセットの上下や横方向への移動や振動が防止できる
ので、同段のウエハーカセット間に緩衝材を配設する必
要がなく、必要最小限の間隔でウエハーカセットを並べ
ることができる。これにより同数のウエハーカセットを
収納する場合、段ボール製の収納箱をパレットに積載す
る場合に比較して、体積重量とそれに伴う輸送費(特に
航空運賃)を5%以上も削減することができるという作
用を有する。高価な段ボール製の収納箱を使用せず、緩
衝材の使用数量も大幅に削減できるため、資材費を70
%以上も削減することができるという作用を有する。
【0007】ここで、ボックスパレットとしては、側壁
部やスキッド部に木製やアルミニウム,スチール,プラ
スチック等製の板状材,ネット,柵等を使用し、蓋部も
同様の材料で形成されたものが好適に使用される。板状
材を使用する場合は、1枚板で側壁部の1面を覆っても
よく、必要に応じて複数の板状材を用いて各板状材間に
間隙を有してもよい。また、側壁部の1面以上を開閉自
在にしてもよい。内容物の出し入れが容易になり作業性
がさらに向上するからである。緩衝材としては、発泡ス
チロール,発泡ポリエチレン,ウレタンフォーム,発泡
ゴム等の発泡体や合成ゴム等の弾性体、ペーパーモール
ド、ハニカムボード、ファイバーボード等が用いられ、
必要に応じて緩衝材の下面にウエハーカセット上部を嵌
入する凹部や溝部及び/又はウエハーカセット上部を挟
持する凸部等を形成してもよい。ウエハーカセット保持
部材としては、段ボール,板紙,ペーパーモールド,パ
ルプ成型品,合板,プラスチック,発泡スチロールやウ
レタンフォームの発泡体等が使用され、平板状に形成す
るか一体成型する。ウエハーカセット収納部としては、
ウエハーカセットの下部を嵌入する凹部や溝部、又はウ
エハーカセットの下部を挟持する凸部等がウエハーカセ
ット保持部材の上面に形成される。ここで、緩衝材とウ
エハーカセット保持部材を接着等によって一体とするか
一体成型品にしてもよい。部品点数と梱包の作業工数が
減るからである。天井緩衝材としては、前述の緩衝材と
同様のものが使用されるが、蓋部によって適度な押圧力
が得られウエハーカセットが移動しない程度の厚みのも
のが特に好適に使用される。1枚の天井緩衝材で十分な
押圧力が得られない場合等の必要に応じて複数枚を重ね
合わせて使用される。なお、前適当な押圧力を得ること
が出来るように弾性を有するロープやネット状のものを
ボックスパレット側壁部の内面間で張設してもよい。な
お、必要に応じて側壁部とウエハーカセット保持部材と
の間に緩衝材を配設してもよい。横方向の衝撃をさらに
弱めることができ、ウエハーカセットやシュリンクフィ
ルムの保護性が向上するからである。
【0008】本発明の請求項2に記載のウエハー梱包
は、請求項1に記載のウエハー梱包において、前記ウエ
ハーカセット保持部材が、前記側壁部との間隙を1〜6
0mm,好ましくは3〜15mm有するように形成さ
れ、及び/又は前記ウエハーカセット保持部材の前記ウ
エハーカセット収納部が前記ウエハーカセットの側壁の
高さの1/4乃至1/2の深さを有する凹部で形成され
ている構成を有している。この構成により、ウエハーカ
セット保持部材とボックスパレットとの間に所定の間隙
を有し、ウエハーカセット保持部材の出し入れの際に引
っ掛かりや抵抗がなくなるため、作業性を向上させるこ
とができるという作用を有する。また、収納部が十分な
深さに形成されているので、ウエハーカセットがウエハ
ーカセット保持部材から外れたり、横方向へずれたりす
ることを防止でき、より安定に保持することができると
いう作用を有する。ここで、ウエハーカセット保持部材
と側壁部との間隔が3mmより狭くなるにつれボックス
パレットへの出し入れが困難となり作業性が低下する傾
向を生じ、15mmよりも広くなるにつれ1段ごとのユ
ニット間で横方向にズレが生じやすくなるため重量のバ
ランスが適切でなくなったり衝撃によってズレやすくな
る傾向を生じるためいずれも好ましくなく、1mmより
狭くなるか60mmより広くなるにつれ上記傾向が強く
なるのでより好ましくない。また、凹部の深さがウエハ
ーカセットの高さの1/4より小さくなるにつれ所定の
保持力が得られがたくなるとともに強度が低くなる傾向
を生じ、1/2より大きくなるにつれ対費用効果が小さ
くなる傾向を生じるので、いずれも好ましくない。
【0009】本発明の請求項3に記載のウエハー梱包
は、請求項1又は2に記載のウエハー梱包において、前
記ウエハーカセット保持部材が、段ボール,ペーパーモ
ールド,板紙,ファイバーボード等のうちいずれか1以
上で形成され、かつ、前記ウエハーカセット収納部が前
記ウエハーカセット保持部材に立設されたリブ部、又は
前記ウエハーカセットの側壁下部に当接する立柱部と、
前記リブ部又は前記立柱部に支持された前記ウエハーカ
セットの側壁下部を囲繞する上面部と、を有している構
成を有している。この構成により、前述の作用に加え
て、樹脂成型品等のように金型を必要としないため安価
に形成でき資材費を削減することができるとともに、軽
量なため、輸送費も削減することができるという作用を
有する。また、ウエハーカセットのサイズや個数の変
更,ボックスパレットのサイズ変更等にも、切り貼り等
によって容易に対応できるため、加工の作業性に優れる
という作用を有する。
【0010】本発明の請求項4に記載のウエハー梱包
は、請求項1乃至3の内いずれか1に記載のウエハー梱
包において、1段毎の前記緩衝材及び/又は前記天井緩
衝材が、1以上の板状材で形成されている構成を有して
いる。これにより、前述の作用に加え、緩衝材が単純な
形状の市販品をそのまま利用することができ、複雑な加
工が不要なため資材費をさらに削減することができると
いう作用を有する。天井緩衝材を介して蓋部による押圧
でウエハーカセットを保持するため、ウエハーカセット
や緩衝材が横ズレしにくく、必ずしも1面を覆わなくて
もよく、複数の緩衝材同士に所定の間隙を作ることもで
きるため、緩衝材の使用量を更に削減し資材費をさらに
低減することができるという作用を有する。また、ウエ
ハーカセットのサイズや個数の変更やボックスパレット
のサイズ変更等に対応して載置する緩衝材のサイズや枚
数,間隔を適宜調節することで対応することが出来るた
め、適応性に優れるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5に記載のウエハー梱包方
法は、側壁部を備えたボックスパレットのデッキボード
の上に緩衝材,次いで1以上のウエハーカセット収納部
を有するウエハーカセット保持部材を載置し,前記ウエ
ハーカセット収納部にウエハーカセットを収納し1段目
のユニットを形成するユニット形成工程と、前記ユニッ
ト形成工程で形成された1段目のユニットの上に同様に
して2段目以降のユニットを形成し段積みする段積み工
程と、最上段のユニット上に天井緩衝材を載置する天井
緩衝材載置工程と、前記天井緩衝材の上に蓋部を覆設し
全体を押圧する押圧工程と、を備えた構成を有してい
る。この構成により、従来のウエハーカセット梱包方法
に比べて、収納箱に緩衝材を入れウエハーカセットを収
納したり、収納箱ごとに蓋をテープ固定する作業や、パ
レット上に積載して固定し角部を角部保護部材で保護し
たり、シュリンクフィルムで全面を覆った後に荷崩れ防
止のためバンドで固定するという煩わしい作業が不要と
なり、作業工数を著しく減らすことができるため、作業
性に優れるという作用を有する。梱包の経費も70%以
上削減することができる。また、滑りやすい段ボール製
の収納箱を使用しないため、手作業による運搬の際の落
下やそれに伴うウエハーの破損等の危険性を減少させる
ことができるという作用を有する。
【0012】以下に、本発明の実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
ウエハー梱包の部分断面斜視図であり、図2はそのA−
A′面の断面模式図であり、図3はそのウエハーカセッ
ト保持部材の要部斜視図である。図1乃至図3におい
て、1は木材やプラスチック,金属等の板材や棒材等か
らなるボックスパレット、2はフォークリフト等の搬送
機器のフォークを差し込み運搬するためのスキッド部、
2aはスキッド部2の上面のデッキボード、2bはスキ
ッド部2の補強部、2cはスキッド部2の下面部、2d
はフォークを差し込む差込口、3はスキッド部2の各端
部から立設された側壁部、4はボックスパレット1の上
面に配設され内容物を押圧して固定する蓋部、5は各側
壁部3及び蓋部4を固定し補強する桟、6はフォークに
よる側壁部3の損傷を防止するためのフォークガード、
7は長板状の発泡スチロールやウレタンフォーム等の緩
衝材、7aは緩衝材7と同様に形成され最上段のウエハ
ーカセットの上部に敷設した天井緩衝材、8は緩衝材7
上に載置しウエハーカセット21を収納する段ボール材
等の板材を貼合したウエハーカセット保持部材であり、
側壁部とは1〜60mmの間隙を有している。9はウエ
ハーカセット保持部材8の上面に所定数形成されウエハ
ーカセット21を収納し深さがウエハーカセット21の
高さの1/4〜1/2の深さに形成された凹部からなる
収納部、10はウエハーカセット保持部材8の上面部、
11は上面部10を支持するリブ部、12はウエハーカ
セット保持部材8の底面部である。21はシュリンクフ
ィルム(図示せず)で個別密封包装したウエハーカセッ
トであり、これは従来のものと同様であるので同一の符
号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態ではウ
エハーカセット保持部材8を複数の板状材を貼合したも
のを使用したが、リブ部11を発泡体等で形成するか立
柱部としてもよく、全体をプラスチックや発泡体等で一
体成型したものでもよい。
【0013】以上のように本実施の形態のウエハー梱包
は構成されているので、以下の作用を有する。ボックス
パレットが木材、合成樹脂、金属等で形成されているた
め、段ボールに比べて強固であり、フォークリフトのフ
ォークや他の貨物がぶつかったり、上部に別のパレット
が載せられた場合等でも、表面や内容物の破損を防止す
ることができるという作用を有する。比較的高価な段ボ
ール製の収納箱を使用せず、緩衝材の使用数量も削減で
きるととともに、ほとんどすべての資材は再使用が可能
であるため資材費を著しく削減することができるという
作用を有する。段ボール製の収納箱をパレット輸送する
場合に比較して体積重量を削減できるため、航空運賃を
主とした輸送費を削減することができるという作用を有
する。
【0014】次に、本実施の形態のウエハー梱包方法に
ついて述べる。まずユニット形成工程として、ボックス
パレット1のデッキボード2aの上に長板状の緩衝材7
を所定の間隔で載置する。ここで緩衝材7の間隔は、ウ
エハーカセット21が沈下したりウエハーカセット保持
部材8が変形することなしに所定の緩衝作用が得られる
間隔に設定する。次いで、緩衝材7の上にウエハーカセ
ット保持部材8を載置し、収納部9にウエハーカセット
21を収納し1段目のユニットを形成する。また、段積
み工程として1段目のユニットの上に同様にして2段目
以降のユニットを形成し所定段数だけ段積みする。さら
に天井緩衝材載置工程として最上段のユニットのウエハ
ーカセット上に天井緩衝材7aを載置し、最後に押圧工
程として天井緩衝材7aの上に蓋部4を覆設し全体を押
圧し、桟5を釘,木ネジ等で固定して梱包を完了する。
なお、梱包するウエハーカセット21に端数が出てウエ
ハーカセット収納部9に空きが生じる場合は、段ボール
を折り畳んだものや緩衝材等を代用として収納すればよ
い。これにより、段ボール製の収納箱を必要としないた
め、コストを著しく軽減でき省資源性に優れるととも
に、段ボール箱毎に緩衝材を収納し個別包装したウエハ
ーカセットを収納するという作業も不要で、極めて簡単
な操作によって多数のウエハーカセットを積み重ねるこ
とができるため、作業工数を低減することができ、作業
性や搬送性を著しく向上させることができるという作用
を有する。また、ウエハーカセット数に端数が生じる場
合も、ウエハーカセット収納部に代用品を収納すること
で容易に対応でき、荷崩れを防止することができ安全性
に優れるという作用を有する。
【0015】(実施の形態2)図4は実施の形態2にお
けるウエハーカセット保持部材の要部斜視図である。図
4において、8′は実施の形態2におけるウエハーカセ
ット保持部材、9はウエハーカセット21を収納する凹
部、10は上面部、11は上面部10を支持するリブ部
であり、これらは段ボール材等で形成されている。本実
施の形態のウエハーカセット保持部材が実施の形態1と
異なる点は、所定数の短手方向のリブ部11を除いた点
である。これにより、製造時の部品点数や作業工数を減
らすことができるため、資材費や作業時間,費用を低減
することができるという作用を有する。なお、本実施の
形態では所定数の短手方向の支持部材を除いたが、所定
の強度と保持作用が得られれば、長手方向の支持部材を
除いてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、 1)ボックスパレットが堅牢なため、輸送中のウエハー
カセットやそれを包んだシュリンクフィルムの破損を防
止することができ、保護性に優れる。 2)比較的高価な段ボール製の収納箱が不要で、安価な
材料の組み合わせで形成できるとともに、緩衝材の使用
数量も大幅に削減でき、堅牢なため再使用が可能になる
ので、資材費を70%以上削減することができる。 3)同段のウエハーカセット間に緩衝材を配設しなくて
も各ウエハーカセットの前後左右への移動を防止でき、
必要最小限の間隔でウエハーカセットを並べることがで
きるため、体積重量とそれに伴う航空運賃を5%以上削
減することができる。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明の効果に加えて、 1)ウエハーカセット保持部材とボックスパレットとの
間に所定のクリアランスが出来るため、ウエハーカセッ
ト保持部材のボックスパレットへの出し入れが容易にな
り、作業性を向上させることができる。 2)収納部が十分な深さの凹部で形成されているので、
ウエハーカセットがウエハーカセット保持部材から外れ
たり、横方向へずれたりすることを防止でき、より強固
に保持することができるため、安全性を向上させること
ができる。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明によれば、
請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、 1)樹脂成型品等のように金型を必要としないため安価
に形成できるとともに、軽量なため、資材費や輸送費を
削減することができる。 2)ウエハーカセットのサイズや個数の変更、ボックス
パレットのサイズ変更等にも、切り貼り等によって容易
に対応できるため、作業性に優れる。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明によれば、
請求項1乃至3の内いずれか1に記載の発明の効果に加
えて、緩衝材が単純な形状であるため市販の物をそのま
ま利用することができ、加工が不要なため資材費をさら
に削減することができる。また、蓋部による押圧でウエ
ハーカセットを保持することができ、ウエハーカセット
や緩衝材に横ズレが生じにくいため、各緩衝材同士に所
定の間隙を空けることができ緩衝材の使用量と費用を削
減することができる。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明によれば、 1)従来のウエハーカセット梱包方法に比べて、収納箱
に緩衝材を入れウエハーカセットを収納したり、収納箱
ごとに蓋をテープ固定する作業や、パレット上に積載し
て角部を角部保護部材で保護したり、シュリンクフィル
ムで全面を覆った後に荷崩れ防止のためバンドで固定す
るという煩わしい作業が不要となり、作業工数を著しく
減らすことができるため、作業性に優れ、梱包費を70
%以上削減することができる。2)滑りやすい段ボール
製の収納箱を使用しないため、手作業による運搬の際の
収納箱の落下やそれに伴うウエハーの破損等を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるウエハー梱包の
部分断面斜視図
【図2】そのA−A′面の断面模式図
【図3】そのウエハーカセット保持部材の要部斜視図
【図4】本発明の実施の形態2におけるウエハーカセッ
ト保持部材の要部斜視図
【図5】従来の段ボール製の収納箱とウエハーカセット
の要部斜視図
【図6】従来のウエハー梱包を示す要部斜視図
【符号の説明】
1 ボックスパレット 2 スキッド部 2a デッキボード 2b 補強部 2c 下面部 2d 差込口 3 側壁部 4 蓋部 5 桟 6 フォークガード 7 緩衝材 7a 天井緩衝材 8、8′ ウエハーカセット保持部材 9 ウエハーカセット収納部 10 上面部 11 リブ部 12 底面部 21 ウエハーカセット 21a ウエハーカセット本体 21b シュリンクフィルム 22 緩衝材 22a 本体部 22b 収納部 22c 蓋部 23 仕切板 24 収納箱 25 平パレット 26 角部保護部材 27 シュリンクフィルム 28 バンド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)側壁部を備えたボックスパレット
    と、 b)前記ボックスパレットのデッキボード上に載置され
    た緩衝材と,前記緩衝材の上に載置され1以上のウエハ
    ーカセット収納部を備えたウエハーカセット保持部材
    と,前記ウエハーカセット収納部に収納されたウエハー
    カセットと,を備えた1段目のユニットと、 c)前記1段目のユニットの上に同様にして1乃至複数
    段載置された2段目以降のユニットと、 d)最上段のユニットのウエハーカセットの上に載置さ
    れた天井緩衝材と、 e)前記天井緩衝材上に覆設された蓋部と、 を備えたことを特徴とするウエハー梱包。
  2. 【請求項2】 前記ウエハーカセット保持部材が、前記
    側壁部との間隙を1〜60mm,好ましくは3〜15m
    m有するように形成され、及び/又は前記ウエハーカセ
    ット保持部材の前記ウエハーカセット収納部が前記ウエ
    ハーカセットの側壁の高さの1/4乃至1/2の深さを
    有する凹部で形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載のウエハー梱包。
  3. 【請求項3】 前記ウエハーカセット保持部材が、段ボ
    ール,ペーパーモールド,板紙,ファイバーボード等の
    うちいずれか1以上で形成され、かつ、前記ウエハーカ
    セット収納部が前記ウエハーカセット保持部材に立設さ
    れたリブ部、又は前記ウエハーカセットの側壁下部に当
    接する立柱部と、前記リブ部又は前記立柱部に支持され
    た前記ウエハーカセットの側壁下部を囲繞する上面部
    と、を有していることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のウエハー梱包。
  4. 【請求項4】 1段毎の前記緩衝材及び/又は前記天井
    緩衝材が、1以上の板状材で形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至3の内いずれか1に記載のウエハー
    梱包。
  5. 【請求項5】 側壁部を備えたボックスパレットのデッ
    キボードの上に緩衝材,次いで1以上のウエハーカセッ
    ト収納部を有するウエハーカセット保持部材を載置し,
    前記ウエハーカセット収納部にウエハーカセットを収納
    し1段目のユニットを形成するユニット形成工程と、前
    記ユニット形成工程で形成された1段目のユニットの上
    に同様にして2段目以降のユニットを形成し段積みする
    段積み工程と、最上段のユニット上に天井緩衝材を載置
    する天井緩衝材載置工程と、前記天井緩衝材の上に蓋部
    を覆設し前記天井緩衝材を押圧する押圧工程と、を備え
    たことを特徴とするウエハー梱包方法。
JP19475998A 1998-07-09 1998-07-09 ウエハー梱包及びウエハー梱包方法 Withdrawn JP2000025885A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014005078A (ja) * 2012-06-01 2014-01-16 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器の梱包体

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