JP2000025520A - 自動車の照明装置 - Google Patents
自動車の照明装置Info
- Publication number
- JP2000025520A JP2000025520A JP19307098A JP19307098A JP2000025520A JP 2000025520 A JP2000025520 A JP 2000025520A JP 19307098 A JP19307098 A JP 19307098A JP 19307098 A JP19307098 A JP 19307098A JP 2000025520 A JP2000025520 A JP 2000025520A
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- Japan
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- fiber
- vehicle
- driver
- power
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- Pending
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
後続車の運転者が先行車の制動ないし減速をリアルタイ
ムに把握、認識することができるようにする。 【解決手段】 自動車の車体の後面と側面のうち、少な
くとも後面の上半部に取り付けた電界発光ファイバーF
と、このファイバーFに変流機Iを介して交流電力を供
給する自動車に搭載した直流電源Bと、自動車の減速時
にのみ閉じて前記交流電力の電界発光ファイバーFへの
供給を可能にする開閉器S0 とよりなる照明装置を自動
車に設けた。
ムに把握、認識することができるようにする。 【解決手段】 自動車の車体の後面と側面のうち、少な
くとも後面の上半部に取り付けた電界発光ファイバーF
と、このファイバーFに変流機Iを介して交流電力を供
給する自動車に搭載した直流電源Bと、自動車の減速時
にのみ閉じて前記交流電力の電界発光ファイバーFへの
供給を可能にする開閉器S0 とよりなる照明装置を自動
車に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車の照明装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】信号標識を目的とした自動車の照明装置
については、各種のランプ類が義務付けランプとして規
定されている。これらの信号標識ランプ類は、それぞれ
目的により使い分けられているが、性能的には、暗すぎ
ないように、明るすぎてグレアを与えないようにする必
要がある。
については、各種のランプ類が義務付けランプとして規
定されている。これらの信号標識ランプ類は、それぞれ
目的により使い分けられているが、性能的には、暗すぎ
ないように、明るすぎてグレアを与えないようにする必
要がある。
【0003】このような信号標識ランプとしては、例え
ば、車体の後方に取り付けられるストップランプ(制動
燈)が知られている。
ば、車体の後方に取り付けられるストップランプ(制動
燈)が知られている。
【0004】このランプは、ブレーキを踏むと自動的に
点燈して後続車に先行車が制動ないし減速していること
を警告することができる。
点燈して後続車に先行車が制動ないし減速していること
を警告することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ストップラン
プは、自動車の車体後面の下半部に取り付けられている
ため、後続車の運転者の視野には入るが、視点には即座
に入りにくいため、後続車の運転者は、先行車の運転者
の運転操作意志をリアルタイムに把握、認識することが
できないという問題があった。
プは、自動車の車体後面の下半部に取り付けられている
ため、後続車の運転者の視野には入るが、視点には即座
に入りにくいため、後続車の運転者は、先行車の運転者
の運転操作意志をリアルタイムに把握、認識することが
できないという問題があった。
【0006】すなわち、運転者の視点は、通常、左右前
方のやや上方にそそがれる。例えば、道路標識、信号
機、歩行者の表情、自動車の後面上半部のリアガラス等
にそそがれる。したがって、運転者の視点はストップラ
ンプの高さにないことが多い。このため、ストップラン
プが点燈しても、点燈したことの認識が時間的に遅れる
ことがあり、これが追突の原因となるおそれがあった。
方のやや上方にそそがれる。例えば、道路標識、信号
機、歩行者の表情、自動車の後面上半部のリアガラス等
にそそがれる。したがって、運転者の視点はストップラ
ンプの高さにないことが多い。このため、ストップラン
プが点燈しても、点燈したことの認識が時間的に遅れる
ことがあり、これが追突の原因となるおそれがあった。
【0007】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、後続車の運転者が先行車の制動
ないし減速をリアルタイムに把握、認識することができ
る自動車の照明装置を提供することを目的とする。
目してなされたもので、後続車の運転者が先行車の制動
ないし減速をリアルタイムに把握、認識することができ
る自動車の照明装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明が提供する自動
車の照明装置は、自動車の車体の後面と側面のうち、少
なくとも後面の上半部に取り付けた電界発光ファイバー
と、この電界発光ファイバーに変流機を介して交流電力
を供給する自動車に搭載した直流電源と、自動車の減速
時にのみ閉じて前記交流電力の電界発光ファイバーへの
供給を可能にする開閉器とよりなるものである。
車の照明装置は、自動車の車体の後面と側面のうち、少
なくとも後面の上半部に取り付けた電界発光ファイバー
と、この電界発光ファイバーに変流機を介して交流電力
を供給する自動車に搭載した直流電源と、自動車の減速
時にのみ閉じて前記交流電力の電界発光ファイバーへの
供給を可能にする開閉器とよりなるものである。
【0009】ここにいう電界発光ファイバー(Elec
tro−luminescentFiber)(以下、
ELファイバーという。)は、ELAM社が開発したフ
レキシブルな細いロープ状の発光部材である。このEL
ファイバーは、後述するように、芯電極と透明電極の間
に交流電圧を印加すると、両極間に設けたパイプ状の発
光層が発光するロープ状の発光体である。発する光は燐
光、すなわち、青緑色の光である。
tro−luminescentFiber)(以下、
ELファイバーという。)は、ELAM社が開発したフ
レキシブルな細いロープ状の発光部材である。このEL
ファイバーは、後述するように、芯電極と透明電極の間
に交流電圧を印加すると、両極間に設けたパイプ状の発
光層が発光するロープ状の発光体である。発する光は燐
光、すなわち、青緑色の光である。
【0010】
【作用】この発明におけるELファイバーは、自動車の
車体の後面または側面の上半部、あるいはこれらの両面
の上半部に取り付けるから、運転中の後続車等の運転者
の視点がそそがれ易い位置にある。
車体の後面または側面の上半部、あるいはこれらの両面
の上半部に取り付けるから、運転中の後続車等の運転者
の視点がそそがれ易い位置にある。
【0011】このため、ELファイバーが点燈すれば、
先行車や横からの進入車が減速していることを即座に視
認することができる。
先行車や横からの進入車が減速していることを即座に視
認することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例によって説明する。
施例によって説明する。
【0013】図1は実施例の照明装置の自動車への装着
状態を概念的に示したものである。
状態を概念的に示したものである。
【0014】図1において、Fは自動車のリアガラス1
の周囲に瞬間接着剤で貼り付けたELファイバーであ
る。Iはインバータ、Bはバッテリー、Pはアクセルペ
ダル、S0 は常閉接点、Cはコードである。
の周囲に瞬間接着剤で貼り付けたELファイバーであ
る。Iはインバータ、Bはバッテリー、Pはアクセルペ
ダル、S0 は常閉接点、Cはコードである。
【0015】図2は、図1の照明装置の回路構成を示
す。
す。
【0016】図2において、F,I,B,S0 ,Cは、
図1におけると同一部分を示す。S1 はイグニションス
イッチに連動するメインスイッチ、S2 は照明装置専用
のスイッチである。
図1におけると同一部分を示す。S1 はイグニションス
イッチに連動するメインスイッチ、S2 は照明装置専用
のスイッチである。
【0017】ELファイバーFの細部構成は、図2及び
図3に示すようになっている。両図において、1は芯電
極、2は透明電極、3は両電極1,2の間の発光層、5
は付加電極で、2本ある。6は絶縁内被膜、7は絶縁外
被膜である。
図3に示すようになっている。両図において、1は芯電
極、2は透明電極、3は両電極1,2の間の発光層、5
は付加電極で、2本ある。6は絶縁内被膜、7は絶縁外
被膜である。
【0018】ELファイバーFは、このような構成とな
っているので、芯電極1と透明電極2の間に交流電流を
流すと、両電極1,2の間に電位差を生じ、発光層3が
青緑色の光して燐光を発する。
っているので、芯電極1と透明電極2の間に交流電流を
流すと、両電極1,2の間に電位差を生じ、発光層3が
青緑色の光して燐光を発する。
【0019】図4はELファイバーFとコードCの接続
構造を示す。接続要領は次のとおりである。
構造を示す。接続要領は次のとおりである。
【0020】(1)絶縁内、外被膜6,7を剥ぎ取る。
【0021】(2)付加電極5の自由端を引き出す。
【0022】(3)芯電極1を覆っている発光層3を剥
ぎ取る。
ぎ取る。
【0023】(4)コードCの2本のワイヤ8,9の絶
縁被膜を剥いで、これを露出させる。
縁被膜を剥いで、これを露出させる。
【0024】(5)ワイヤ8と芯電極1をハンダ10で
接続する。
接続する。
【0025】(6)付加電極5,5をワイヤ9にハンダ
11で接続する。
11で接続する。
【0026】(7)接続部分に収縮チューブ12を被せ
て加熱収縮させる。
て加熱収縮させる。
【0027】(8)なお、コードCは、インバータIを
介してバッテリーBに接続する。
介してバッテリーBに接続する。
【0028】図5は、ELファイバーFの自由端の封止
構造を示す。同図に示すように、自由端面は接着剤13
で封止され、端部全体が収縮チューブ14で被覆されて
いる。このようにして、自由端面から湿気が入らないよ
うにしてある。
構造を示す。同図に示すように、自由端面は接着剤13
で封止され、端部全体が収縮チューブ14で被覆されて
いる。このようにして、自由端面から湿気が入らないよ
うにしてある。
【0029】上記常閉接点S0 は、アクセルペダルPが
踏まれていない自由状態のときに閉状態にあり、アクセ
ルペダルを踏んだときに開状態となる。常閉接点S0 と
アクセルペダルPの作動関係は、図示しないが、このよ
うに設定されている。
踏まれていない自由状態のときに閉状態にあり、アクセ
ルペダルを踏んだときに開状態となる。常閉接点S0 と
アクセルペダルPの作動関係は、図示しないが、このよ
うに設定されている。
【0030】実施例の照明装置は、上述のような構成と
なっているので、夜間に自動車に乗り、メインスイッチ
S1 とスイッチS0 を入れて走行すると、加速、減速等
の通常の走行状態において踏んでいたアクセルペダルを
はなすと、リアガラス1のELファイバーFは青緑色に
光る。
なっているので、夜間に自動車に乗り、メインスイッチ
S1 とスイッチS0 を入れて走行すると、加速、減速等
の通常の走行状態において踏んでいたアクセルペダルを
はなすと、リアガラス1のELファイバーFは青緑色に
光る。
【0031】この光は、後続車の運転者から視れば、視
点の向き易い位置であるから、よく目立ち、先行車が減
速したことを即座に視認することができる。したがっ
て、次の対応を即座にとることができる。
点の向き易い位置であるから、よく目立ち、先行車が減
速したことを即座に視認することができる。したがっ
て、次の対応を即座にとることができる。
【0032】なお、上記実施例では、常閉接点S0 をア
クセルペダルPの操作と連動させて作動させるようにし
たが、ブレーキペダルと電気的に連動させて作動させる
ようにすることもできる。このようにしても、先行車の
減速を即座に知ることができる。
クセルペダルPの操作と連動させて作動させるようにし
たが、ブレーキペダルと電気的に連動させて作動させる
ようにすることもできる。このようにしても、先行車の
減速を即座に知ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、後続車の運転者は、先行車の制動ないし減速を即座
に視認することができる。
ば、後続車の運転者は、先行車の制動ないし減速を即座
に視認することができる。
【図1】 実施例の自動車の照明装置の自動車への装着
状態を概念的に示す図
状態を概念的に示す図
【図2】 図1の照明装置の回路構成図
【図3】 図2のELファイバーの断面図
【図4】 ELファイバーとコードの接続構造を示す断
面図
面図
【図5】 ELファイバーの自由端の封止構造を示す断
面図
面図
F ELファイバー I インバータ B バッテリー P アクセルペダル S0 常閉接点 S1 メインスイッチ S2 スイッチ C コード
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車の車体の後面と側面のうち、少な
くとも後面の上半部に取り付けた電界発光ファイバー
と、この電界発光ファイバーに変流機を介して交流電力
を供給する自動車に搭載した直流電源と、自動車の減速
時にのみ閉じて前記交流電力の電界発光ファイバーへの
供給を可能にする開閉器とよりなる自動車の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19307098A JP2000025520A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 自動車の照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19307098A JP2000025520A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 自動車の照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000025520A true JP2000025520A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16301715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19307098A Pending JP2000025520A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 自動車の照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000025520A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006004019A1 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Media Com International Co., Ltd. | 蓄光ネオン管 |
WO2020137455A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
-
1998
- 1998-07-08 JP JP19307098A patent/JP2000025520A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006004019A1 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Media Com International Co., Ltd. | 蓄光ネオン管 |
WO2020137455A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000208 |