JP2000025459A - 幌の取付構造 - Google Patents

幌の取付構造

Info

Publication number
JP2000025459A
JP2000025459A JP10198734A JP19873498A JP2000025459A JP 2000025459 A JP2000025459 A JP 2000025459A JP 10198734 A JP10198734 A JP 10198734A JP 19873498 A JP19873498 A JP 19873498A JP 2000025459 A JP2000025459 A JP 2000025459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top deck
vehicle body
hood
flap
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10198734A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kamo
光洋 加茂
Noriyuki Sugihara
紀之 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP10198734A priority Critical patent/JP2000025459A/ja
Priority to US09/352,883 priority patent/US6270145B1/en
Publication of JP2000025459A publication Critical patent/JP2000025459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/08Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position
    • B60J7/10Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position readily detachable, e.g. tarpaulins with frames, or fastenings for tarpaulins

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水等が幌の内部へ侵入するのを防止でき、幌
の組付時におけるしわ及び位置ずれの発生を防止できる
と共に走行時の風切り音の発生を防止でき、幌の組付性
の向上を図り得るような構成の幌の取付構造を提供す
る。 【解決手段】 自動車の開放部3を覆う幌布の後端部
(トップデッキ7の垂下部6の幌布6a)に、フック1
0付きのフラップ11を取付け、車体側に設けられた係
着部(ガーニッシュ15の係着溝17)にフック10を
引っ掛けて係着した状態の下で幌布の後端部を車体に取
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪自動車の後側
の開放部等を覆うために車体に取付けられる幌の取付構
造に関し、さらに詳しくは、四輪自動車等に用いられる
幌の端部固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15〜図19は、従来における幌の取
付構造を示すものであって、四輪自動車の後側の開放部
を覆うべく幌30が車体後部Rに取付けられている。な
お、この幌30は、四輪自動車の後側の上方開放部及び
後端の左右のコーナー部を覆うトップデッキ(リヤデッ
キ)31と、このトップデッキ31の後部に形成された
開放部を覆うべくファスナ32(図15参照)にてトッ
プデッキ31に装着されるリヤウインド33と、前記ト
ップデッキ31の左右両側部に形成された開放部を覆う
べくトップデッキ31にそれぞれ装着されるサイドウイ
ンド(クオータウインド)34とから構成されている。
【0003】ところで、従来においては、幌30の後端
部でのトップデッキ31とリヤウインド33との相互間
の取付けを次のようにして行うようにしている。すなわ
ち、トップデッキ31の後端側の左右両側部において垂
下された垂下部31aとリヤウインド33の左右両側部
33aとをファスナ32にて互いに連結すると共に、前
記垂下部31aの下端部分(トップデッキ31の後端下
部箇所)の幌布35をリヤウインド33の左右両側部3
3aの下部部分の幌布36の外側に重ね合わせるような
構造となされている。
【0004】また、幌30の前端部における車体後部R
へのトップデッキ31の取付構造は、従来では次のよう
な構造となされている。すなわち、図18及び図19に
示すように、トップデッキ31の前端縁にはこの前端縁
に沿って長手状に延びる1本のリテーナ37が取付けら
れており、このリテーナ37の左右両端部はサイドウイ
ンド34の配設箇所の上部箇所すなわち車体上部の側面
箇所にまで回り込むように延設されている。かくして、
トップデッキ31を車体に装着した後に、サイドウイン
ド34をトップデッキ31の側部に配置して車体後部
(図18及び図19では図示せず)に装着すると共に、
先に車体後部に装着されているトップデッキ31の裏側
に前記サイドウインド34の上端縁34aをもぐり込ま
せた状態とするようにしている。なお、図19におい
て、39はサイドウインド34の前端部取付用のリテー
ナである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の幌の取付構造では、次のような問題点があ
る。まず、幌30の後端部の取付構造に関しては、トッ
プデッキ31及びリヤウインド33の幌布35,36を
互いに重ね合わせた構造となっているため、ファスナ3
2を伝わって流れてくる水38(図15及び図16参
照)や車体の下側からの水等が幌布36とリヤゲート4
0上のガーニッシュ41との間の隙間を通して車内側に
侵入し易いという不具合がある。また、車体後部Rへの
幌30(トップデッキ31)の組付時にはトップデッキ
31の天井部31bに図17において矢印αで示すよう
に車体前方へ向かうテンションがかかるため、トップデ
ッキ31の垂下部31aが車体前方側へ引っ張られて幌
30の後端部が図17において一点鎖線で示す如く前方
へ位置ずれを生じた状態でしかも幌30にしわを生じた
状態で装着されてしまうという不具合がある。
【0006】また、幌30の前端部の取付構造に関して
は、トップデッキ31の前端縁に配設されるリテーナ3
7が1本でありかつサイドウインド34の上部にまで回
り込んだ箇所まで一連に延びており、このリテーナ37
の左右両端部分のコーナ部37a(図19参照)がトッ
プデッキ31の左右両側部の形状保持部材としての機能
を果たすこととなるため、予め車体後部Rに取付けられ
たトップデッキ31の裏側にサイドウインド34の上端
縁34aをもぐり込ませる作業を行ない難いのが実状で
ある。しかも、トップデッキ31の裏側にサイドウイン
ド34の上端縁34aをもぐり込ませた状態でこれら両
者を互いに組付けたとしても、この組付状態の下では、
図18及び図19に示すようにトップデッキ31とサイ
ドウインド34との合わせ部Pにおいてトップデッキ3
1の天井部31bの前端側部部分とサイドウインド34
の前端上部部分との間に隙間を生じるため、矢印βで示
すように水42等が上述のトップデッキ31とサイドウ
インド34との合わせ部Pの隙間を通って車内に侵入し
てしまうおそれがある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、水等が幌の内部へ侵入
するのを防止でき、幌の組付時におけるしわ及び位置ず
れの発生を防止できると共に走行時の風切り音の発生を
防止でき、幌の組付性の向上を図り得るような構成の幌
の取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、自動車の開放部を覆う幌布の後端部
に、フック付きのフラップを取付け、車体側に設けられ
た係着部に前記フックを引っ掛けて係着した状態の下で
前記幌布の後端部を車体に取付けるようにしている。ま
た、本発明では、前記幌布の後端部に設けられるファス
ナに対応する箇所に前記フラップを配置するようにして
いる。また、本発明では、自動車の開放部の上方箇所を
覆うトップデッキと、このトップデッキの側部に取付け
られるサイドウインドとを少なくとも具備し、前記トッ
プデッキを構成する幌布の前端縁に取付けられるリテー
ナを車体に係着することにより前記トップデッキを前記
車体に取付けるようにした幌の取付構造において、前記
リテーナを前記トップデッキとサイドウインドとの合わ
せ部に対応する箇所で分割するようにしている。また、
本発明では、前記分割されたリテーナの側部部分を前記
車体に係着するのに応じて、前記トップデッキの天井部
の前端縁の側部部分と前記サイドウインドの前端縁の上
端部分とを互いに重ね合わせるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1〜図14を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の幌の取付構造を備えた四
輪自動車1の車体後部2を示すものである。この四輪自
動車1にあっては、その車体の上方後部箇所に開放部3
が設けられており、この開放部3を覆うための幌4が着
脱可能に車体に取付けられている。この幌4は、図1及
び図2に示すように、天井部5及びこの天井部5の後部
両端から垂下された垂下部6とから成るトップデッキ
(リヤデッキ)7と、トップデッキ7の後部に組付けら
れるリヤウインド8と、トップデッキ7の左右両側部に
組付けられる左右一対のサイドウインド(クオータウイ
ンド)9とから構成されている。なお、トップデッキ7
は天井部5を構成する幌布5aと垂下部6を構成する幌
布6aとから成り、リヤウインド8は幌布8a及び1つ
の透明フィルム8bから成り、サイドウインド9は幌布
9a及び2つの透明フィルム9bから成っている。
【0011】図3及び図4は、車体後部2へのトップデ
ッキ7の取付状態を示している。この取付状態について
詳述すると、まず、トップデッキ7の垂下部6の下端箇
所の裏面(車内側の面)に、フック(係着爪)10付き
のフラップ11が取付けられている。フラップ11は上
下方向に延びる長手状の布材から成るものであって、図
5(A),(B)に示すように、フラップ11の下端箇
所の裏面側に合成樹脂等から成る板状のフック10が止
着されている。そして、フラップ11の上端縁が縫合等
の手段にて、トップデッキ7の垂下部6を構成する幌布
6aに取付けられ、フック10がフラップ11を介して
自由状態で吊り下げられた状態となされている。
【0012】一方、前記幌4のリヤウインド8の下方箇
所に対応配置される後部車体2のリヤゲート12にはそ
の上部にゲートフィラー13が装着されると共に、後部
車体2の側部を構成するサイドボディ14及び前記ゲー
トフィラー13の上部にはガーニッシュ15が配設され
ており、このガーニッシュ15により室内トリム16及
びゲートフィラー13の上部が外観性向上のために覆い
隠されている(図6〜図8参照)。また、図7及び図8
に明示するように、上述のガーニッシュ15には、前記
ゲートフィラー13の上方箇所に対応する外側先端部1
5aにフック係着用の係着溝(係着部)17が形成され
ている。
【0013】かくして、車体側のガーニッシュ15に設
けられた係着溝17にフック10を引っ掛けて係着させ
た状態にすることにより、フック10及びフラップ11
を介してトップデッキ7の垂下部6の下端部分をガーニ
ッシュ15(車体側)に取付け、これにより幌4の後端
部であるトップデッキ7の垂下部6の幌布6aを車体後
部2に取付けるようにしている。なお、この係着状態の
下では、図8に示す如くフック10が幌布6aの下端か
ら上方側に折り返され、フック10に巻き掛けられた幌
布6aの下端部分が前記ゲートフィラー13上に当接さ
れるように構成されている。
【0014】また、トップデッキ7の垂下部6の幌布6
aと、リヤウインド8の幌布8aの側部部分とを互いに
連結するためのファスナ18が設けられており、このフ
ァスナ18に対応する箇所に前記フラップ11が配置さ
れている。さらに、前記幌布6aの下端部には、図3及
び図4に明示するように車体中央寄りの側に突出する突
片部19が延設されており、この突片部19の裏面には
面ファスナ(図示せず)が配設されている。そして、こ
の面ファスナをリヤウインド8の幌布8aの下縁部分に
配設された面ファスナ(図示せず)に係着することによ
り、前記突片部19にて前記ファスナ18の下端部分を
覆い隠す構成となされている。
【0015】さらに、図3及び図9に示すように、幌後
端部のコーナー部20にもフック21を設けて、このフ
ック21を図9に示すようにガーニッシュ15の係着溝
22に係着した状態で幌布6aの下端部の取付けが行な
われるようになっている。
【0016】このような幌後端部の取付構造によれば、
フック10付きのフラップ11を幌布6に付設してフッ
ク10をガーニッシュ15の係着溝17に係着すること
により幌4の後端部を車体後部2に取付けるようにした
ので、幌後端部の取付箇所における車外から車内への通
路すなわちガーニッシュ15の車外側の先端部15aと
ゲートフィラー13との間に存在する隙間S(図8参
照)がフック10及びフラップ11にて塞がれた状態と
なる。従って、この隙間Sを通しての水等の流通を遮断
することができ、ファスナ18や幌布6aを伝わって上
方から流下してくる水23や車体の下側から流上してく
る水(図示せず)等が車内側に侵入するのを防止するこ
とができる。特に、ファスナ18を伝わってくる水23
等は図8において点線で示すようにフラップ11上を通
って車外へ流れるため、車内への水等の流入を回避する
ことができる。また、フック10付きのフラップ11を
利用して幌布6aの固定を行うようにしているので、幌
4の後端部に位置ずれを生じるのを防止することができ
ると共に、幌4の組付作業性の向上を図ることができ
る。また、前記フック10及び21をガーニッシュ15
の係着溝17及び22にそれぞれ係着して幌布6aの下
端部の固定を行なうのに応じて、この幌布6aには下方
に引っ張る力が作用することとなるので、幌4(特に、
幌布6a部分)にしわが発生するのを防止することがで
き、幌4の外観性の向上を図ることができる。
【0017】また、図10〜図14は幌4の前端部の取
付構造を示すものであって、トップデッキ7の垂下部6
を構成する幌布6aの前端部に取付けられるリテーナ2
5を、車体26に取付けられたガーニッシュ27(図1
2参照)に係着することによりトップデッキ7が車体2
6側に取付けられるようになっている。本実施形態にお
いては、トップデッキ7の前端部を車体26側のガーニ
ッシュ27に係着するためにトップデッキ7の前端部に
沿って幌布6aに取付けられているリテーナ25は、ト
ップデッキ7とサイドウインド9との合わせ部(ラップ
部分)P(図10参照)に対応する箇所で分割されてい
る。従って、トップデッキ7の天井部5の前端部におい
ては、天井部5の本体部分の前端部に左右方向に延びる
リテーナ部分25aが配設されると共に、前記本体部分
の左右両側部において下方に向けて側面側に回り込むよ
うに垂下された側部部分Mの前端部に短片状のリテーナ
部分25bが配設され、リテーナ部分25aとリテーナ
部分25bとは互いに独立する部材として設置されてい
る。かくして、これらのリテーナ部分25a,25b
は、車体26に取付けられたガーニッシュ27の係着溝
28にそれぞれ別々(別個独立)に係着されてトップデ
ッキ7の前端部が車体26側に取付けられるようになっ
ている。そして、分割されたリテーナの側部部分である
リテーナ部分25bを車体26に係着するのに応じて、
前記合わせ部Pにおいてトップデッキ7の天井部5の前
端縁の側部部分Mとサイドウインド9の前端縁の上端部
分Nとが互いに重ね合わされるようになっている(図1
0及び図11参照)。
【0018】一方、サイドウインド9の前端部にはリテ
ーナ29が配設されており、このリテーナ29をガーニ
ッシュ27の係着溝28に係着することによって、図1
4に示す如くサイドウインド9の前端部が車体26に取
付けられるようになっている。なお、図示を省略した
が、サイドウインド9の幌布9aとトップデッキ7の垂
下部6の幌布6aとは適宜箇所においてファスナにて連
結されるようになっている。
【0019】このような幌前端部の取付構造によれば、
リテーナ25を既述の如くリテーナ部分25aと25b
とに分割するようにしたことに伴い、サイドウインド9
を車体26に装着した後に側部のリテーナ部分25bを
ガーニッシュ27の係着溝28へ組付けることができ
る。すなわち、リテーナ部分25aをガーニッシュ27
の係着溝28内に係着してトップデッキ7を車体26に
組付けた後に、サイドウインド9を車体26に組付け、
しかる後に、トップデッキ7の天井部5の側部部分Mに
取付けられているリテーナ部分25bを単独でガーニッ
シュ27の係着溝28に簡単に係着することができる。
そのため、幌4の組付作業性の向上を図ることができ
る。しかも、トップデッキ7の天井部5の側部部分Mと
サイドウインド9の上端部分Nとのラップ長さ(重ね合
わせ量)Lを図13及び図14に示す如く大きくとるこ
とによって、走行時の風切り音を抑制することができる
と共に、これらの間からの水等の侵入を防止することが
できる。
【0020】以上、本発明の一実施形態について述べた
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。例えば、既述の実施形態ではフック10やリ
テーナ部分25a,25bをガーニッシュ15,27の
係着溝17,28にそれぞれ係着するようにしたが、フ
ック10やリテーナ部分25a,25bをガーニッシュ
15,27以外の車体部分に係着するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、自動車の開
放部を覆う幌布の後端部に、フック付きのフラップを取
付け、車体側に設けられた係着部に前記フックを引っ掛
けて係着した状態の下で前記幌布の後端部を車体に取付
けるようにしたものであるから、幌後端部の取付箇所に
存在する車外から車内へ通じる隙間(通路)をフック及
びフラップにてカバーすることが可能となり、車外から
車内への水等の侵入を防止することが可能となる。さら
に、フック付きのフラップを利用して幌布の後端部の固
定を行うようにしているので、幌の後端部において位置
ずれを生じるのを防止することができ、幌の組付作業性
の向上を図ることができる。また、フックを車体に係着
して幌布の固定を行なうのに応じて、幌にしわが発生す
るのを防止することができ、幌の外観性の向上を図るこ
とができる。
【0022】また、請求項2に記載の本発明は、幌布の
後端部に設けられるファスナに対応する箇所にフラップ
を配置するようにしたものであるから、トップデッキの
幌布とリヤウインドの幌布とを互いに連結するファスナ
を伝わって流れる水はフラップ上を流れて車外側に放出
されることとなるため、車内への水等の侵入を防止でき
る。
【0023】また、請求項3に記載の本発明は、自動車
の開放部の上方箇所を覆うトップデッキと、このトップ
デッキの側部に取付けられるサイドウインドとを少なく
とも具備し、前記トップデッキを構成する幌布の前端部
に取付けられるリテーナを車体に係着することにより前
記トップデッキを前記車体に取付けるようにした幌の取
付構造において、前記リテーナを前記トップデッキとサ
イドウインドとの合わせ部に対応する箇所で分割するよ
うにしたものであるから、トップデッキの天井部の本体
部分にあるリテーナを利用してトップデッキを車体に取
付けてサイドウインドをトップデッキに組付けた後に、
既述の本体部分の側部にある分割されたリテーナを車体
に係着することができ、これにより幌の組付作業性の向
上を図ることができる。
【0024】また、請求項4に記載の本発明は、分割さ
れたリテーナの側部部分を前記車体に係着するのに応じ
て、前記トップデッキの天井部の前端縁の側部部分と前
記サイドウインドの前端縁の上端部分とを互いに重ね合
わせるようにしたものであるから、トップデッキとサイ
ドウインドとのラップ長さを十分に確保することによ
り、走行時における風切り音の発生を抑制することがで
きると共に、トップデッキとサイドウインドとの合わせ
部を通して水等が車内へ侵入するのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る幌の取付構造を備えた四輪自動車
の後部を示す斜視図であって、車体への幌後端部の取付
構造を示す斜視図である。
【図2】幌の分解斜視図である。
【図3】図1において矢印Xで示す部分を拡大して示す
斜視図であって、車体への幌後端部の取付部を示す斜視
図である。
【図4】トップデッキの垂下部の幌布をめくり上げた状
態を示す図3と同様の斜視図である。
【図5】トップデッキの垂下部に取付けられるフック付
きのフラップを示すものであって、図5(A)はフック
付きのフラップを表面側から見た斜視図、図5(B)は
フック付きのフラップを裏面側から見た斜視図である。
【図6】幌が取付けられる開放部の後方コーナー部の車
体構造を示す斜視図である。
【図7】図3におけるA−A線断面部分を拡大して示す
ものであって、フックの係着前の状態を示す断面図であ
る。
【図8】図3におけるA−A線断面部分を拡大して示す
ものであって、フックの係着後の状態を示す断面図であ
る。
【図9】図3におけるB−B線拡大断面である。
【図10】図1において矢印Yで示す部分を拡大して示
す斜視図であって、車体への前後端部の取付構造を示す
斜視図である。
【図11】分割されたリテーナ部分が取付けられている
トップデッキの前端部の一部分をめくり上げた状態を示
す図10と同様の斜視図である。
【図12】図10におけるC−C線拡大断面図である。
【図13】トップデッキの天井部の側部部分とサイドウ
インドの上端部分とのラップ長さ大きくとった場合を示
す図10と同様の斜視図である。
【図14】図13におけるD−D線拡大断面図である。
【図15】従来における幌の後端部の取付構造を示す斜
視図である。
【図16】図15におけるE−E線拡大断面図である。
【図17】幌組付時に幌後端部の幌布が前方に引っ張ら
れた状態を示す側面図である。
【図18】従来における幌の前端部の取付構造を示す斜
視図である。
【図19】図18におけるF−F線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 四輪自動車 2 後部車体 3 開放部 4 幌 5 天井部 6 垂下部 7 トップデッキ(リヤデッキ) 8 リヤウインド 9 サイドウインド(クオータウインド) 10,21 フック(係着爪) 11 フラップ 12 リヤゲート 13 ゲートフィラー 14 サイドボディ 15,27 ガーニッシュ 17,22,28 係着溝 18 ファスナ 25,29 リテーナ 25a,25b リテーナ部分 26 車体 M 側部部分 N 上端部分 P 合わせ部(ラップ部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の開放部を覆う幌布の後端部に、
    フック付きのフラップを取付け、車体側に設けられた係
    着部に前記フックを引っ掛けて係着した状態の下で前記
    幌布の後端部を車体に取付けるようにしたことを特徴と
    する幌の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記幌布の後端部に設けられるファスナ
    に対応する箇所に前記フラップを配置するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の幌の取付構造。
  3. 【請求項3】 自動車の開放部の上方箇所を覆うトップ
    デッキと、このトップデッキの側部に取付けられるサイ
    ドウインドとを少なくとも具備し、前記トップデッキを
    構成する幌布の前端縁に取付けられるリテーナを車体に
    係着することにより前記トップデッキを前記車体に取付
    けるようにした幌の取付構造において、前記リテーナを
    前記トップデッキとサイドウインドとの合わせ部に対応
    する箇所で分割したことを特徴とする幌の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記分割されたリテーナの側部部分を前
    記車体に係着するのに応じて、前記トップデッキの天井
    部の前端縁の側部部分と前記サイドウインドの前端縁の
    上端部分とを互いに重ね合わせるようにしたことを特徴
    とする請求項3に記載の幌の取付構造。
JP10198734A 1998-07-14 1998-07-14 幌の取付構造 Pending JP2000025459A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10198734A JP2000025459A (ja) 1998-07-14 1998-07-14 幌の取付構造
US09/352,883 US6270145B1 (en) 1998-07-14 1999-07-13 Canvas top attaching structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10198734A JP2000025459A (ja) 1998-07-14 1998-07-14 幌の取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000025459A true JP2000025459A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16396104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10198734A Pending JP2000025459A (ja) 1998-07-14 1998-07-14 幌の取付構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6270145B1 (ja)
JP (1) JP2000025459A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7029052B2 (en) * 2004-03-19 2006-04-18 Bestop, Inc. Convertible soft top for a sport utility or similar vehicle
US7025404B1 (en) 2005-07-18 2006-04-11 Gilbert Gloria J Convertible vehicle mesh cover
DE102007042831A1 (de) * 2007-09-10 2009-03-12 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Ablegbare Dachanordnung für ein Kraftfahrzeug

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES287187Y (es) * 1985-06-03 1986-07-16 Land Rover Santana Sa Techo desmontable para vehiculos automoviles
JPH01169428A (ja) 1987-12-25 1989-07-04 Alps Electric Co Ltd 液晶表示素子の製造方法
JPH01169429A (ja) 1987-12-25 1989-07-04 Casio Comput Co Ltd 液晶シャッタ
JPH0651343B2 (ja) 1988-11-30 1994-07-06 キヨーラク株式会社 輸液用プラスチック容器の製造方法
JPH0410102A (ja) 1990-04-27 1992-01-14 Omron Corp プロセス制御装置
JP2897065B2 (ja) 1990-05-25 1999-05-31 スズキ株式会社 幌付自動車の幌取付構造
JPH08132881A (ja) 1994-11-08 1996-05-28 Daihatsu Motor Co Ltd 幌の取付け構造
US5992917A (en) * 1996-10-22 1999-11-30 Chrysler Corporation Top system for a motor vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
US6270145B1 (en) 2001-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2479825A (en) Convertible top cover
JP2000025459A (ja) 幌の取付構造
JPS5911976A (ja) 自動車のフロント骨格構造
JP4140749B2 (ja) ピラートリムの取付構造
US4377307A (en) Self securing tonneau cover
JP2897065B2 (ja) 幌付自動車の幌取付構造
TWI468309B (zh) Car door frame
JP4636550B2 (ja) 自動車用シートのシートバック
JPH067944Y2 (ja) キャンバストップ構造
JP3982191B2 (ja) シートバックの取付方法
JPH08156687A (ja) 車両用ドアミラー取付構造
JPH0629151Y2 (ja) 幌付自動車の幌装着用コーナーピースの取付構造
KR0117337Y1 (ko) 자동차의 시트에어백 마감구조
JP2520542Y2 (ja) 幌付自動車の幌取付構造
JPH0348912Y2 (ja)
JP2555026Y2 (ja) フロントフードシール材の取付構造
JPH0858388A (ja) 幌付自動車の幌構造
JP3981865B2 (ja) 車両用ドアシート
JPH0125707Y2 (ja)
JPH0431862Y2 (ja)
JP2550521Y2 (ja) コンバーチブル車の幌前端部構造
JPS6210194Y2 (ja)
JP2003081161A (ja) 自動二輪車用カバー
JPH0629155Y2 (ja) 車体ル−フ前端側部構造
JPH066981Y2 (ja) 乗物屋根の幌装置