JP2000024436A - 排気中の有毒ガス除去方法およびその装置 - Google Patents
排気中の有毒ガス除去方法およびその装置Info
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】焼却炉からの排気の高温の間にダイオキシンの
分解を行うことにより、分解効率の向上と、バッグフイ
ルタにより分離された塵埃中へのダイオキシンの混入を
可及的に減少を計る。 【解決手段】 焼却炉Aからの排気を、該排気中のダイ
オキシン類及びその前駆体を分解する触媒を充填した反
応塔Kに導き、ついでバッグフイルタを主体とする集塵
機Bにより排気中の塵埃等を除去し、清浄空気として排
出すると共に、上記焼却炉Aからの排気を上記触媒の反
応に適する比較的高温の温度に一次冷却して反応塔K
に、また該反応塔Kからの排気をバッグフイルタの処理
温度に適する温度に二次冷却してバッグフイルタに供給
する。
分解を行うことにより、分解効率の向上と、バッグフイ
ルタにより分離された塵埃中へのダイオキシンの混入を
可及的に減少を計る。 【解決手段】 焼却炉Aからの排気を、該排気中のダイ
オキシン類及びその前駆体を分解する触媒を充填した反
応塔Kに導き、ついでバッグフイルタを主体とする集塵
機Bにより排気中の塵埃等を除去し、清浄空気として排
出すると共に、上記焼却炉Aからの排気を上記触媒の反
応に適する比較的高温の温度に一次冷却して反応塔K
に、また該反応塔Kからの排気をバッグフイルタの処理
温度に適する温度に二次冷却してバッグフイルタに供給
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気中の有毒ガ
ス、特に焼却炉から発生するダイオキシン類及びその前
駆体(以下単にダイオキシンという)を分解除去するた
めの排気中の有毒ガス除去方法及びその装置に関する。
ス、特に焼却炉から発生するダイオキシン類及びその前
駆体(以下単にダイオキシンという)を分解除去するた
めの排気中の有毒ガス除去方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、各種廃棄物を焼却する際には、有
毒ガスを発生し、特に近年では廃棄物に含まれる塩素化
合物の焼却により極めて有害なダイオキシンが発生する
恐れがあり、これの除去に種々の方法が試みられてい
る。その一つの方法として図3に示す方法がある。
毒ガスを発生し、特に近年では廃棄物に含まれる塩素化
合物の焼却により極めて有害なダイオキシンが発生する
恐れがあり、これの除去に種々の方法が試みられてい
る。その一つの方法として図3に示す方法がある。
【0003】図において、排気中の有毒ガス除去装置5
0は、焼却炉Aからの排気中の塵埃除去のためのバッグ
フイルタFを収納する集塵機Bと、塵埃を除去された排
気中の有毒ガス除去のための触媒を収納する反応塔Kと
を備える。Eは焼却炉Aからの高温の排気をバッグフイ
ルタFによる処理を可能とする温度、例えば250〜1
50°Cまで冷却する減温塔を示し、この減温塔Eと集
塵機Bとを連結する供給ダクトDには消石灰投入機構G
を、更に必要により活性炭投入機構Hを配備する。SB
は吸引用フアンを示す。
0は、焼却炉Aからの排気中の塵埃除去のためのバッグ
フイルタFを収納する集塵機Bと、塵埃を除去された排
気中の有毒ガス除去のための触媒を収納する反応塔Kと
を備える。Eは焼却炉Aからの高温の排気をバッグフイ
ルタFによる処理を可能とする温度、例えば250〜1
50°Cまで冷却する減温塔を示し、この減温塔Eと集
塵機Bとを連結する供給ダクトDには消石灰投入機構G
を、更に必要により活性炭投入機構Hを配備する。SB
は吸引用フアンを示す。
【0004】これにより焼却炉Aからの排気は、減温塔
Eによりバッグフイルタによる処理可能な温度にまで冷
却され、これに消石灰を投入し、バッグフイルタFによ
り塵埃と共に脱硫し、これを除去する。この際、必要に
よっては、活性炭投入機構Hにより活性炭を投入し、ダ
イオキシン等処理困難なガスの一部を吸着させ、塵埃と
共にバッグフイルタFにより除去する。ついでその排気
を反応塔Kに導き、残部のダイオキシンを触媒により分
解し、清浄ガスとして排出する。
Eによりバッグフイルタによる処理可能な温度にまで冷
却され、これに消石灰を投入し、バッグフイルタFによ
り塵埃と共に脱硫し、これを除去する。この際、必要に
よっては、活性炭投入機構Hにより活性炭を投入し、ダ
イオキシン等処理困難なガスの一部を吸着させ、塵埃と
共にバッグフイルタFにより除去する。ついでその排気
を反応塔Kに導き、残部のダイオキシンを触媒により分
解し、清浄ガスとして排出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法による
ときは、バッグフイルタFにより捕捉された塵埃中には
ダイオキシンを含み、従ってその塵埃の処理が問題とな
る。更に、反応塔Kの排気温度は低く、充分な反応によ
る分解を行うことは困難で、必要に依っては、高温の排
気によりバッグフイルタからの排出ガスを加熱する等の
手段が試みられている。本発明はかゝる点に鑑み、焼却
炉から排出される排気の高温の間にダイオキシンの分解
を行うことにより、分解効率の向上と、バッグフイルタ
により分離された塵埃中へのダイオキシンの混入を可及
的に減少を計り、塵埃の処理の簡素化を計ることを目的
とする。
ときは、バッグフイルタFにより捕捉された塵埃中には
ダイオキシンを含み、従ってその塵埃の処理が問題とな
る。更に、反応塔Kの排気温度は低く、充分な反応によ
る分解を行うことは困難で、必要に依っては、高温の排
気によりバッグフイルタからの排出ガスを加熱する等の
手段が試みられている。本発明はかゝる点に鑑み、焼却
炉から排出される排気の高温の間にダイオキシンの分解
を行うことにより、分解効率の向上と、バッグフイルタ
により分離された塵埃中へのダイオキシンの混入を可及
的に減少を計り、塵埃の処理の簡素化を計ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、排気中の有毒ガス除去方法に係わり、
焼却炉からの排気を、該排気中のダイオキシン類及びそ
の前駆体を分解する触媒を充填した反応塔に導き、つい
でバッグフイルタを主体とする集塵機により排気中の塵
埃等を除去し、清浄空気として排出すると共に、上記焼
却炉からの排気を上記触媒の反応に適する比較的高温の
温度に一次冷却して反応塔に、また該反応塔からの排気
をバッグフイルタの処理温度に適する温度に二次冷却し
てバッグフイルタに供給することを特徴とする。
の第1の発明は、排気中の有毒ガス除去方法に係わり、
焼却炉からの排気を、該排気中のダイオキシン類及びそ
の前駆体を分解する触媒を充填した反応塔に導き、つい
でバッグフイルタを主体とする集塵機により排気中の塵
埃等を除去し、清浄空気として排出すると共に、上記焼
却炉からの排気を上記触媒の反応に適する比較的高温の
温度に一次冷却して反応塔に、また該反応塔からの排気
をバッグフイルタの処理温度に適する温度に二次冷却し
てバッグフイルタに供給することを特徴とする。
【0007】上記の方法からなる本発明は、焼却炉から
の排気を一次冷却により反応塔の触媒の反応に適する比
較的高温の設定温度に冷却することにより、反応塔に収
納した触媒は効率よくダイオキシン類及びその前駆体を
分解する。ついで排気を更にバッグフイルタの処理温度
に二次冷却することによりバッグフイルタによる処理が
可能となる。
の排気を一次冷却により反応塔の触媒の反応に適する比
較的高温の設定温度に冷却することにより、反応塔に収
納した触媒は効率よくダイオキシン類及びその前駆体を
分解する。ついで排気を更にバッグフイルタの処理温度
に二次冷却することによりバッグフイルタによる処理が
可能となる。
【0008】第2の発明は、上記の有毒ガス除去方法を
行う装置に係わり、焼却炉からの排気を一次冷却する急
冷塔と、その下流側に配置される反応塔と、その下流側
に配置される二次冷却用の減温塔と、更にその下流側に
配置されるバッグフイルタを主体とする集塵機とを備
え、反応塔にはダイオキシン類及びその前駆体を分解す
る触媒を充填し、急冷塔は排気を該触媒の反応に適する
比較的高温度の設定温度に冷却し、減温塔はバッグフイ
ルタの処理温度に適する設定温度に冷却することを特徴
とする。
行う装置に係わり、焼却炉からの排気を一次冷却する急
冷塔と、その下流側に配置される反応塔と、その下流側
に配置される二次冷却用の減温塔と、更にその下流側に
配置されるバッグフイルタを主体とする集塵機とを備
え、反応塔にはダイオキシン類及びその前駆体を分解す
る触媒を充填し、急冷塔は排気を該触媒の反応に適する
比較的高温度の設定温度に冷却し、減温塔はバッグフイ
ルタの処理温度に適する設定温度に冷却することを特徴
とする。
【0009】上記の構成からなる本発明は、焼却炉から
の排気を反応塔に対する比較的高温の一次冷却する手段
として急冷塔を使用する。これにより反応塔では比較的
高温でのダイオキシン等の分解が行われる。また反応塔
からの排出される排気をバッグフイルタによる処理温度
に冷却する手段として減温塔を利用する。これによりバ
ッグフイルタによる処理が可能となる。
の排気を反応塔に対する比較的高温の一次冷却する手段
として急冷塔を使用する。これにより反応塔では比較的
高温でのダイオキシン等の分解が行われる。また反応塔
からの排出される排気をバッグフイルタによる処理温度
に冷却する手段として減温塔を利用する。これによりバ
ッグフイルタによる処理が可能となる。
【0010】また第3の発明は、上記急冷塔の後方には
サイクロン集塵機を備え、該サイクロン集塵機を通過し
た排気を反応塔に導くことを特徴とする。
サイクロン集塵機を備え、該サイクロン集塵機を通過し
た排気を反応塔に導くことを特徴とする。
【0011】本発明によるときは、サイクロン集塵機に
より排気中のダストを粗取り除去することにより、反応
塔の寿命の延長を計ることができる。
より排気中のダストを粗取り除去することにより、反応
塔の寿命の延長を計ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を示
す。図において、排気中の有毒ガス除去装置1は、焼却
炉Aから発生する排気を、まず所定の設定温度まで一次
冷却する急冷塔Mと、その後方に配置され、ダイオキシ
ン類及びその前駆体を分解する触媒を挿入した反応塔K
と、ついで排気を二次冷却する減温塔Eと、減温された
排気中の塵埃を除去するバッグフイルタFを収納する集
塵機Bとを備える。この集塵機Bに対する供給ダクトD
には、周知構造と同様に脱硫剤注入機構Gを、また必要
により活性炭投入機構Hを備える。
す。図において、排気中の有毒ガス除去装置1は、焼却
炉Aから発生する排気を、まず所定の設定温度まで一次
冷却する急冷塔Mと、その後方に配置され、ダイオキシ
ン類及びその前駆体を分解する触媒を挿入した反応塔K
と、ついで排気を二次冷却する減温塔Eと、減温された
排気中の塵埃を除去するバッグフイルタFを収納する集
塵機Bとを備える。この集塵機Bに対する供給ダクトD
には、周知構造と同様に脱硫剤注入機構Gを、また必要
により活性炭投入機構Hを備える。
【0013】上記触媒には、種々の組成のものが使用さ
れる。例えばTi酸化物、酸化バナジュウム系等で、好
ましくはハニカム構造とする。但しその他球状、ペレッ
ト状、板状、パイプ状適宜の構造のものを選択使用する
ことも勿論可能である。
れる。例えばTi酸化物、酸化バナジュウム系等で、好
ましくはハニカム構造とする。但しその他球状、ペレッ
ト状、板状、パイプ状適宜の構造のものを選択使用する
ことも勿論可能である。
【0014】また上記急冷塔Mは、触媒によるダイオキ
シン等の分解効率の向上を計るための可及的な高温、例
えば300〜400°Cに設定する。この温度は、次の
反応塔Kにおける触媒の性質、構造等により決定される
もので、触媒によるダイオキシンの分解は、温度の高い
方が好ましい。しかし焼却炉Aから排出される排気温度
は通常700°C以上であり、この温度の排気を直接反
応塔に導入するときは、触媒の寿命を縮めるおそれがあ
り、触媒による分解効率の低下を来すことのない温度と
して、上記温度を設定する。また減温塔Eは、バッグフ
イルタFの処理温度に適する温度、例えば250〜15
0°Cに前提する。この温度はバッグフイルタとしては
低い温度が好ましいが、150°C以下は結露のおそれ
があり、好ましくはない。
シン等の分解効率の向上を計るための可及的な高温、例
えば300〜400°Cに設定する。この温度は、次の
反応塔Kにおける触媒の性質、構造等により決定される
もので、触媒によるダイオキシンの分解は、温度の高い
方が好ましい。しかし焼却炉Aから排出される排気温度
は通常700°C以上であり、この温度の排気を直接反
応塔に導入するときは、触媒の寿命を縮めるおそれがあ
り、触媒による分解効率の低下を来すことのない温度と
して、上記温度を設定する。また減温塔Eは、バッグフ
イルタFの処理温度に適する温度、例えば250〜15
0°Cに前提する。この温度はバッグフイルタとしては
低い温度が好ましいが、150°C以下は結露のおそれ
があり、好ましくはない。
【0015】これにより、焼却炉Aより発生する排気
は、まず急冷塔Mにおいて300〜400°Cに一次冷
却し、反応塔Kに供給される。ついで排気を減温塔Eに
導き、排気を250〜150°Cに減温し、バッグフイ
ルタFに導く。この際、脱硫剤注入機構Gを備えること
により、集塵と共に、脱硫作用を兼ねる。
は、まず急冷塔Mにおいて300〜400°Cに一次冷
却し、反応塔Kに供給される。ついで排気を減温塔Eに
導き、排気を250〜150°Cに減温し、バッグフイ
ルタFに導く。この際、脱硫剤注入機構Gを備えること
により、集塵と共に、脱硫作用を兼ねる。
【0016】次に図2は第2実施例を示す。この例に示
す排気中の有毒ガス除去装置10は、上記第1実施例に
おける急冷塔Mと、反応塔Kとの間にサイクロン集塵機
Sを介入してなるもので、その他の構造は前記第1実施
例と同様である。
す排気中の有毒ガス除去装置10は、上記第1実施例に
おける急冷塔Mと、反応塔Kとの間にサイクロン集塵機
Sを介入してなるもので、その他の構造は前記第1実施
例と同様である。
【0017】これにより、焼却炉Aにおいて発生する排
気中のダストは、サイクロン集塵機Sにより粗取り除去
される。従って、反応塔Kの触媒の寿命の延長を計るこ
とができる。この場合、上記サイクロン集塵機は勿論、
マルチサイクロンを適用してもよく、その他高温に適す
る集塵機であればよい。その他の作用は前記第1実施例
と同様であり、説明を省略する。
気中のダストは、サイクロン集塵機Sにより粗取り除去
される。従って、反応塔Kの触媒の寿命の延長を計るこ
とができる。この場合、上記サイクロン集塵機は勿論、
マルチサイクロンを適用してもよく、その他高温に適す
る集塵機であればよい。その他の作用は前記第1実施例
と同様であり、説明を省略する。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、焼却炉
からの排気を一次冷却により反応塔の触媒の処理可能な
高温にまで、例えば300〜400°Cまで冷却シ、こ
れを反応塔に導き触媒により排気中のダイオキシン類及
びその前駆体を分解し、しかる後、二次冷却により、例
えば250〜150°Cのバッグフイルタによる処理可
能の温度に低下して、該バッグフイルタにより塵埃等を
除去するようにしたから、ダイオキシン類等の分解は高
温で行うため、分解効率は優れ、かつバッグフイルタに
より収集された塵埃には上記ダイオキシン類等の混入を
防止することができ、非常に高い効率で分解可能とな
る。またこの際、反応塔に導入する高温の排気を、サイ
クロン集塵機によりダストを粗取り除去するときは、反
応塔の触媒の汚染を防止して耐久性を増すことができる
等の効果がある。
からの排気を一次冷却により反応塔の触媒の処理可能な
高温にまで、例えば300〜400°Cまで冷却シ、こ
れを反応塔に導き触媒により排気中のダイオキシン類及
びその前駆体を分解し、しかる後、二次冷却により、例
えば250〜150°Cのバッグフイルタによる処理可
能の温度に低下して、該バッグフイルタにより塵埃等を
除去するようにしたから、ダイオキシン類等の分解は高
温で行うため、分解効率は優れ、かつバッグフイルタに
より収集された塵埃には上記ダイオキシン類等の混入を
防止することができ、非常に高い効率で分解可能とな
る。またこの際、反応塔に導入する高温の排気を、サイ
クロン集塵機によりダストを粗取り除去するときは、反
応塔の触媒の汚染を防止して耐久性を増すことができる
等の効果がある。
【図1】本発明の第1実施例の全体概略説明図である。
【図2】本発明の第2実施例の全体概略説明図である。
【図3】従来の排気中の有毒ガス除去装置の全体概略説
明図である。
明図である。
1 排気中の有毒ガス除去装置 10 排気中の有毒ガス除去装置 A 焼却炉 B 集塵機 E 減温塔 K 反応塔 M 急冷塔 S サイクロン集塵機
Claims (3)
- 【請求項1】 焼却炉からの排気を、該排気中のダイオ
キシン類及びその前駆体を分解する触媒を充填した反応
塔に導き、ついでバッグフイルタを主体とする集塵機に
より排気中の塵埃等を除去し、清浄空気として排出する
と共に、上記焼却炉からの排気を上記触媒の反応に適す
る比較的高温の温度に一次冷却して反応塔に、また該反
応塔からの排気をバッグフイルタの処理温度に適する温
度に二次冷却してバッグフイルタに供給することを特徴
とする排気中の有毒ガス除去方法。 - 【請求項2】 焼却炉からの排気を一次冷却する急冷塔
と、その下流側に配置される反応塔と、その下流側に配
置される二次冷却用の減温塔と、更にその下流側に配置
されるバッグフイルタを主体とする集塵機とを備え、反
応塔にはダイオキシン類及びその前駆体を分解する触媒
を充填し、急冷塔は排気を該触媒の反応に適する比較的
高温度の設定温度に冷却し、減温塔はバッグフイルタの
処理温度に適する設定温度に冷却することを特徴とする
排気中の有毒ガス除去装置。 - 【請求項3】 急冷塔の後方にはサイクロン集塵機を備
え、該サイクロン集塵機を通過した排気を反応塔に導く
ことを特徴とする請求項2記載の排気中の有毒ガス除去
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10195704A JP2000024436A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 排気中の有毒ガス除去方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10195704A JP2000024436A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 排気中の有毒ガス除去方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000024436A true JP2000024436A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16345600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10195704A Pending JP2000024436A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 排気中の有毒ガス除去方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000024436A (ja) |
-
1998
- 1998-07-10 JP JP10195704A patent/JP2000024436A/ja active Pending
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