JP2000023991A - 超音波トラカール - Google Patents
超音波トラカールInfo
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Abstract
ト低減を図ることができるうえ、挿入性が良く、術後治
癒の良い超音波トラカールを提供することを最も主要な
特徴とする。 【解決手段】内針ユニット5におけるプローブ11の先
端部に略四角錐状の穿刺部18を設け、この穿刺部18
の四角錐における一方の対角位置の2つの稜線20a,
20bを切削して2つの曲面部21a,21bを形成
し、四角錐の他方の対角位置の2つの稜線22a,22
bの部分に切刃部23a,23bを形成したものであ
る。
Description
されて腹腔壁に穿刺させる超音波トラカールに関する。
挿入するための処置具としては現在、ディスポ(使い捨
て)タイプのトラカールが主に使用されている。この種
のトラカールとしては例えば、USP第5,314,4
17号明細書に示されている装置がある。この装置に
は、腹腔壁に穿刺させる尖った先端を備えたトラカール
内針と、このトラカール内針が挿入される外套管とが設
けられている。さらに、トラカール内針の尖った先端部
にはブレード状のナイフエッジが形成されている。そし
て、このトラカール内針の尖ったナイフエッジを患者の
腹腔壁に穿刺させる構成になっている。
にはトラカール内針を腹腔壁に穿刺させる作業時に、ト
ラカール内針の先端部が腹腔壁を突き抜けた時点でトラ
カール内針の先端部の穿刺部を覆うセーフティーシール
ド機構が組み込まれているのが一般的である。そして、
トラカール内針の先端部が腹腔壁を突き抜けた際に、ト
ラカール内針の先端部の穿刺部がセーフティーシールド
によって覆われることにより、トラカール内針の穿刺部
の先端部が体内臓器等に突き当たり、体内組織が傷つく
ことが防止される構成になっている。
書にはトラカール内針の尖った先端部に略星型形状に成
形された星型形状部が形成されている。そして、このト
ラカール内針の星型形状部を患者の腹腔壁に穿刺させる
構成になっている。
を行い、繰り返し再使用できるようにしたリユースタイ
プのトラカールもある。このリユースタイプのトラカー
ルとしては腹腔壁に穿刺させる穿刺部に超音波振動が伝
達される超音波トラカールが従来から開発されている。
この超音波トラカールでは、超音波振動されている穿刺
部を腹腔壁に突き刺すことにより、比較的軽い力で簡単
に患者の腹腔壁に穿刺部を穿刺させることができるよう
になっている。
属製のトラカール内針の穿刺部が略三角錐形状(ピラミ
ッド形状)に形成されていることが多い。そして、使用
後にガス滅菌や、加熱滅菌等の滅菌処理が施され、再使
用されるようになっている。
るディスポタイプのトラカールでは内針の先端の穿刺部
が腹腔壁に穿刺する際に、内針の先端の穿刺部が腹腔壁
から突き抜けるとこの穿刺部を覆うセーフティシールド
が設けられているので、構成が複雑になる。そのため、
部品数が増え、コスト高になる問題がある。
込まれているディスポタイプのトラカールでは1回の使
用後、ガス滅菌や、加熱滅菌等の滅菌処理が施せないの
で、従来のディスポタイプのトラカールをそのままリユ
ース品として再使用できない問題がある。
書に示されているようにトラカール内針の先端に尖った
ナイフエッジを設けた場合には1回の使用後、ナイフエ
ッジが鈍化し、切れ味が落ちる問題がある。このように
トラカール内針の穿刺部の切れ味が悪い場合には穿刺部
を腹腔壁に突き刺す際に大きな操作力が必要になる。こ
のような場合には穿刺部が腹腔壁に突き抜けた際の勢い
によって穿刺部の先端部が体内臓器等に突きあたり、傷
つけるおそれがある。
のトラカール内針の穿刺部が略三角錐形状に形成されて
いるので、腹腔壁は三角錐形状の各エッジ部によって略
三角形状に切り込まれる。そのため、腹腔壁からトラカ
ールを抜去した際に、この腹腔壁の切り込み部の穴が塞
がらず、開いたままその痕が残るので、穿刺後の治癒が
悪い問題がある。なお、金属製のトラカール内針の穿刺
部が略円錐形状の場合には腹腔壁内への挿入性が悪い問
題がある。
で、その目的は、リユース品として再使用でき、コスト
低減を図ることができるうえ、挿入性が良く、術後治癒
の良い超音波トラカールを提供することにある。
波振動が伝達されて腹腔壁に穿刺させるトラカール内針
と、このトラカール内針が挿入される外套管とを有する
超音波トラカールにおいて、前記トラカール内針の先端
部に、少なくとも2つの曲面に挟まれ、かつ、前記トラ
カール内針の長手中心軸に対して略対称となる位置に2
つの稜線を設け、2つの前記稜線の少なくとも先端部分
および最も外側位置に配置された最大外形寸法部分に生
体組織を切る切刃部を形成したことを特徴とする超音波
トラカールである。そして、腹腔壁への穿刺時にはトラ
カール内針の穿刺部に超音波振動を伝達させ、超音波振
動するトラカール内針の穿刺部を腹腔壁に接触させる。
このとき、トラカール内針の穿刺部の2つの稜線の少な
くとも先端部分の切刃部によって腹腔壁から腹膜まで簡
単に切れ目を入れることができる。続いて、トラカール
内針の穿刺部の挿入動作にともない腹腔壁を徐々に切り
開きながら、このトラカール内針の穿刺部を腹腔壁内に
挿入させる。このとき、最も大きな力が掛かるトラカー
ル内針の穿刺部における最も外側位置に配置された最大
外形寸法部分の切刃部によって腹腔壁を軽い力でも切り
開き、トラカール内針の穿刺部とともに外套管の先端部
を円滑に腹腔壁に穿刺させることができる。さらに、ト
ラカール内針の穿刺作業中、穿刺部の切刃部以外の曲面
部では生体組織への傷付けを防止することにより、術後
の治癒を良くするようにしたものである。
を図1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)を参照し
て説明する。図1(A)は本実施の形態の超音波トラカ
ール1のシステム全体の概略構成を示すものである。本
実施の形態の超音波トラカールシステムには超音波トラ
カール1に接続される超音波発振装置2が設けられてい
る。この超音波発振装置2には超音波出力のON/OF
F制御を行うためのフットスイッチ3が接続されてい
る。
には外套管4と、この外套管4内に挿脱可能に挿入され
る内針ユニット(トラカール内針)5とが設けられてい
る。ここで、外套管4には、患者の体壁、例えば腹腔壁
に挿入される細長い挿入部6と、この挿入部6の基端部
に連結された手元側の外套管取っ手部7とが設けられて
いる。なお、挿入部6の先端部には先細状のテーパ面6
aが形成されている。さらに、外套管取っ手部7の外周
面には、気腹ガス用の送気口金8が突設されている。こ
の送気口金8には開閉弁である三方活栓9が装着されて
いる。
套管4内に内針ユニット5や、各種内視鏡や、処置具等
の挿入器具類等を挿入するための入口側開口部が形成さ
れている。この入口側開口部には外側シール部10が設
けられている。この外側シール部10にはゴム等のシー
ルに適した材料によって形成されたリング状のシール部
材10aが設けられている。このシール部材10aは外
套管取っ手部7の上端部の入口側開口部に取付けられて
いる。
法は外套管4に挿通される内針ユニット5や、各種内視
鏡や、処置具等の挿入器具類の外径寸法よりも小径に設
定されている。そして、内針ユニット5や、各種内視鏡
や、処置具等の挿入器具類が外套管4に挿通される際に
は、外側シール部10のシール部材10aのリング内に
これらの挿入器具類が圧入され、各種内視鏡や、処置具
等の挿入器具類の外周面と、シール部材10aのリング
の内周縁部位との圧接部によって外套管4と各種内視鏡
や、処置具等の挿入器具類との間を確実にシールして患
者の体腔内の気腹ガスを外部に漏らさないようにする密
閉手段が構成されている。
や、処置具等の挿入器具類を出し入れする際に、開閉
し、ガス漏れを防ぐ図示しない弁(内部シール部)が設
けられている。
11と、このプローブ11の基端部に連結されたハンド
ピース12と、手元側の取っ手部13とが設けられてい
る。ここで、ハンドピース12の先端部には取っ手部1
3が固定されている。さらに、取っ手部13の軸心部に
はプローブ11との連結用の図示しないねじ穴部が形成
されている。
(A)に示すように構成されている。ここで、プローブ
11には細長い棒状のプローブ本体14が設けられてい
る。このプローブ本体14の基端部には取っ手部13の
軸心部のねじ穴部に螺着される雄ねじ部15が形成され
ている。
外径寸法がD1で、所定の基準長さの後部区間構成部1
6が形成されている。この後部区間構成部16の先端部
には外径寸法がD2で、所定の長さの中部区間構成部1
7が形成されている。さらに、この中部区間構成部17
の先端部には所定の長さの略四角錐状の穿刺部18が形
成されている。この穿刺部18の最大外径寸法部分19
の最大外径はD3に設定されている。ここで、中部区間
構成部17の外径寸法D2は後部区間構成部16の外径
寸法D1よりも小径に設定され、穿刺部18の最大外径
寸法D3は後部区間構成部16の外径寸法D1よりも大
径に設定されている。したがって、これらの後部区間構
成部16の外径寸法D1と、中部区間構成部17の外径
寸法D2と、穿刺部18の最大外径寸法D3との関係は
D3>D1>D2となるように設定されている。
2(B)に示すように超音波の振動特性の腹部と対応す
る部位にプローブ本体14の後部区間構成部16の終端
部が配置されている。さらに、図2(B)の超音波の振
動特性の節部と対応する部位にはこのプローブ11の後
部区間構成部16と中部区間構成部17との間の連結部
が配置されている。さらに、このプローブ11の穿刺部
18の先端部は図2(B)の超音波の振動特性の節部と
対応する部位に配置されている。
(C)に示すように穿刺部18の四角錐における一方の
対角位置の2つの稜線20a,20bを切削して滑らか
な曲面からなる2つの曲面部21a,21bが形成され
ている。さらに、穿刺部18の四角錐における他方の対
角位置の2つの稜線22a,22bの部分には生体組織
を切る切刃部23a,23bが形成されている。
a,23bを横方向に向けた状態で本実施の形態の穿刺
部18の先端には平面方向に丸められた湾曲形状部24
が形成されている。この湾曲形状部24の平面方向に丸
められた湾曲面の半径Rの大きさは、例えば3mm以下
程度に設定されている。
3a,23bを縦方向に向けた状態で本実施の形態の穿
刺部18の先端における厚さ方向には鋭角に形成された
鋭利部25が形成されている。この鋭利部25の厚さ方
向の鋭角度θは、例えば45°以上90°以下程度に設
定されている。
には図3(D)に示すように耐摩耗性を高め、かつ表面
強度を高めるコーティング層26が全面に形成されてい
る。このコーティング層26は例えば、TiNコーティ
ング(PVD法)などによって形成されている。
ねじ部15側の端部に交換作業用のスパナ等の工具を受
ける工具受部27が形成されている。そして、プローブ
11の交換作業時にはプローブ11の工具受部27にス
パナ等の工具を引っ掛けた状態で使用してハンドピース
12のねじ穴部とプローブ11の雄ねじ部15との間の
ねじ回し操作が行われるようになっている。
心部には外套管4の外側シール部10と対応する形状の
図示しない凹陥部が形成されている。そして、外套管4
内に内針ユニット5が挿入されて組付けられ際に、内針
ユニット5の取っ手部13の凹陥部内に外套管4の外側
シール部10が係合される状態で、内針ユニット5が外
套管取っ手部7と一体的に組付けられるようになってい
る。このとき、内針ユニット5の穿刺部18は、外套管
4の挿入部6の先端部から外部側に突出するようになっ
ている。
本実施の形態の超音波トラカール1の使用時には予め、
外套管4内に内針ユニット5が挿入されて組付けられ、
内針ユニット5の穿刺部18が外套管4の挿入部6の先
端部から外部側に突出された状態にセットされる。
フットスイッチ3の操作によって超音波発振装置2が駆
動される。このとき、超音波発振装置2の出力が超音波
トラカール1のハンドピース12に伝達され、続いてプ
ローブ11に伝達されて内針ユニット5の穿刺部18に
この超音波振動が伝達される。この状態で、超音波トラ
カール1が患者の腹腔壁に穿刺される。
の穿刺作業時には内針ユニット5の取っ手部13は、外
套管取っ手部7と一緒に手で握られる。そして、この状
態で超音波トラカール1が患者の腹腔壁に穿刺される。
この腹腔壁への穿刺時にはまず、超音波振動する内針ユ
ニット5の穿刺部18を腹腔壁に接触させる。
四角錐における対角位置の2つの稜線22a,22bの
切刃部23a,23bによって腹腔壁から腹膜まで簡単
に切れ目を入れることができる。この状態で、続いて、
超音波トラカール1を腹腔内側に押し込む。このとき、
内針ユニット5の穿刺部18の挿入動作にともない腹腔
壁を徐々に切り開きながら、この内針ユニット5の穿刺
部18を腹腔壁内に挿入させる。
押し込む作業中、最も大きな力が掛かる内針ユニット5
の穿刺部18における最も外側位置に配置された最大外
形寸法部分の切刃部23a,23bによって腹腔壁を軽
い力でも切り開き、内針ユニット5の穿刺部18ととも
に外套管4の挿入部6の先端部を円滑に腹腔壁に穿刺さ
せることができる。
し込む作業中、内針ユニット5の穿刺部18における切
刃部23a,23b以外の曲面部21a,21bでは腹
腔壁の生体組織への傷付けを防止することができる。そ
のため、超音波トラカール1を腹腔内から引き抜いた際
に、腹腔壁には超音波トラカール1の穿刺痕を略直線状
に形成することができる。
果を奏する。すなわち、本実施の形態の超音波トラカー
ル1では内針ユニット5におけるプローブ11の先端部
に略四角錐状の穿刺部18を設け、この穿刺部18の四
角錐における一方の対角位置の2つの稜線20a,20
bを切削して滑らかな曲面からなる2つの曲面部21
a,21bを形成するとともに、穿刺部18の四角錐に
おける他方の対角位置の2つの稜線22a,22bの部
分には生体組織を切る切刃部23a,23bを形成した
ものである。そのため、腹腔壁への穿刺時には内針ユニ
ット5の穿刺部18に超音波振動を伝達させ、超音波振
動する内針ユニット5の穿刺部18を腹腔壁に接触させ
た際に、内針ユニット5の穿刺部18の四角錐における
対角位置の2つの稜線22a,22bの切刃部23a,
23bによって腹腔壁から腹膜まで簡単に切れ目を入れ
ることができる。
動作にともない腹腔壁を徐々に切り開きながら、この内
針ユニット5の穿刺部18を腹腔壁内に挿入させる際
に、最も大きな力が掛かる内針ユニット5の穿刺部18
における最も外側位置に配置された最大外形寸法部分の
切刃部23a,23bによって腹腔壁を軽い力でも切り
開くことができるので、内針ユニット5の穿刺部18と
ともに外套管4の先端部を円滑に腹腔壁に穿刺させるこ
とができる。その結果、本実施の形態の超音波トラカー
ル1を腹腔壁に穿刺させる際の挿入性が良く、内針ユニ
ット5の穿刺部18を腹腔壁に突き刺す際の操作力(挿
入力量)を軽減することができるので、従来のように穿
刺部が腹腔壁に突き抜けた際の勢いによって穿刺部の先
端部が体内臓器等に突きあたるおそれがなく、安全性を
高めることができる。
1では従来のディスポタイプのトラカールのような複雑
な構成のセーフティーシールド機構が組み込まれていな
いので、1回の使用後、ガス滅菌や、加熱滅菌等の滅菌
処理を施すことができる。そのため、本実施の形態の超
音波トラカール1ではそのままリユース品として再使用
することができるので、コスト低減を図ることができ
る。
では内針ユニット5の穿刺部18の穿刺作業中、穿刺部
18の切刃部23a,23b以外の曲面部21a,21
bでは生体組織への傷付けを防止することができるの
で、超音波トラカール1を腹腔内から引き抜いた際に、
腹腔壁には超音波トラカール1の穿刺痕を略直線状に形
成することができる。そのため、超音波トラカール1を
腹腔内から引き抜いた状態で、超音波トラカール1の穿
刺痕を略直線状に形成することができるので、腹腔壁に
おける超音波トラカール1の穿刺痕を自然に塞ぐことが
でき、術後の治癒を早くすることができる。
は図3(B)に示すように切刃部23a,23bを横方
向に向けた状態で平面方向に丸められた湾曲形状部24
を形成し、この湾曲形状部24の平面方向に丸められた
湾曲面の半径Rの大きさを3mm以下程度に設定したの
で、超音波トラカール1を腹腔壁に穿刺させる際に確実
に腹腔壁から腹膜を突き抜けることができる。ここで、
湾曲形状部24の湾曲面の半径Rの大きさが3mm以上
になると腹腔壁から腹膜を突き抜けることができなくな
り、キャビテーションにより、腹膜が腹腔壁から外れて
しまうおそれがある。
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1(A),(B)乃至図3(A)〜
(D)参照)の超音波トラカール1における内針ユニッ
ト5の穿刺部18の切刃部23a,23bの構成を次の
通り変更したものである。
形態の内針ユニット5の穿刺部18の四角錐における対
角位置の2つの稜線22a,22bの先端部分(図4
(A),(B)中でP1の丸印部分)および最も外側位
置に配置された最大外形寸法部分(図4(A),(B)
中でP2の丸印部分)のみに切刃となる鋭いエッジ部2
3a1,23b1、23a2,23b2をそれぞれ設
け、2つの稜線22a,22bの残りの部分にはエッジ
を切削して滑らかな曲面部31をそれぞれ形成したもの
である。
の穿刺部18の四角錐における対角位置の2つの稜線2
2a,22bの先端部分および最も外側位置に配置され
た最大外形寸法部分の鋭いエッジ部23a1,23b
1、23a2,23b2以外の中間部分に滑らかな曲面
部31をそれぞれ形成したことにより、内針ユニット5
の取り扱いを容易にすることができ、安全性を一層高め
ることができる。
穿刺部18の四角錐における対角位置の2つの稜線22
a,22bの先端部分に形成されている鋭いエッジ部2
3a1,23b1によって、超音波トラカール1を患者
の腹腔壁に穿刺させる穿刺時に腹腔壁から腹膜まで切れ
目を入れて突き抜ける機能を良好な状態で維持すること
ができる。さらに、内針ユニット5の穿刺部18の四角
錐における対角位置の2つの稜線22a,22bの最も
外側位置に配置された最大外形寸法部分の鋭いエッジ部
23a2,23b2によって、超音波トラカール1を腹
腔内側に押し込む作業時の穿刺部18の切れ味を良好な
状態で維持することができる。
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)参照)の超音
波トラカール1における内針ユニット5の穿刺部18の
構成を次の通り変更したものである。
形態の内針ユニット5の穿刺部18における四角錐の頂
角θ1と、切刃部23a,23bを縦方向に向けた状態
で穿刺部18の先端における厚さ方向の鋭角度θ2との
関係をθ2>θ1に設定し、かつ45°≦θ2≦90°
に設定したものである。
ける四角錐の頂角θ1と、切刃部23a,23bを縦方
向に向けた状態で穿刺部18の先端における厚さ方向の
鋭角度θ2との関係をθ2>θ1に設定することによ
り、穿刺部18の長さ寸法が大きくなることを防止する
ことができる。そのため、穿刺部18の長さ寸法を比較
的小さくすることができるので、超音波トラカール1を
腹腔壁に穿刺させる際に腹腔壁を突き抜けた穿刺部18
の先端部が体内臓器等に突きあたるおそれがなく、安全
性を高めることができる。さらに、45°≦θ2≦90
°に設定したことにより、穿刺部18の加工時に不要な
加工面が新たに形成されるおそれがなく、穿刺部18の
加工性を高めることができる。
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)参照)の超音
波トラカール1における内針ユニット5の穿刺部18の
構成を次の通り変更したものである。
形態の内針ユニット5の穿刺部18における四角錐の頂
点部分に、超音波トラカール1を腹腔壁に穿刺させる際
に腹膜を突き破るきっかけとなる穴を開けるための小さ
な針状の突起部41を設けたものである。
ル1を腹腔壁に穿刺させる際に、内針ユニット5の穿刺
部18の頂点部分の小さな針状の突起部41によって確
実に腹膜に穴を開けることができるので、内針ユニット
5の穿刺部18によって腹腔壁から腹膜を突き抜けるこ
とができる。そのため、腹腔壁から腹膜を突き抜けるこ
とができない場合のように、キャビテーションにより、
腹膜が腹腔壁から外れてしまうおそれがない。
動が伝達される超音波トラカール1に適用したものを示
したが、超音波振動が伝達されないトラカールの内針の
穿刺部の頂点部分に小さな針状の突起部41を設けても
良い。この場合もトラカールを腹腔壁に穿刺させる際
に、内針の穿刺部の頂点部分の小さな針状の突起部41
によって確実に腹膜に穴を開けることができる効果があ
る。
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)参照)の超音
波トラカール1における内針ユニット5の構成を次の通
り変更したものである。
形態の内針ユニット5のプローブ11と、ハンドピース
12の取っ手部13との間に長さ調整用の適宜の長さの
つなぎプローブ51を介設したものである。
51によって超音波トラカール1における内針ユニット
5の全体の長さを調整することができる。さらに、超音
波トラカール1の使用時にはつなぎプローブ51によっ
て超音波振動の振幅を拡大することができるので、超音
波トラカール1の挿入時の挿入力量を少なくすることが
でき、超音波トラカール1の挿入性が一層良くなる効果
がある。
発明の第6の実施の形態を示すものである。本実施の形
態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図3
(A)〜(D)参照)の超音波トラカール1の構成を次
の通り変更したものである。
形態の超音波トラカール1の外套管4における挿入部6
の先細状テーパ面6aの先端部に図8(A),(B)に
示すように2つの突起部61を設けるとともに、内針ユ
ニット5の先端の穿刺部18の最大外径寸法部分19の
近傍に図8(C)に示すように2つの係合溝62を設け
たものである。ここで、外套管4の2つの突起部61
と、内針ユニット5の2つの係合溝62とは対応する位
置に配置されている。
本実施の形態では外套管4内に内針ユニット5を挿入し
て組み合わせた状態で、超音波トラカール1を腹腔壁H
に挿入する際に、図9に示すように腹腔壁Hにおける穿
刺穴H1の内周面側からの圧接力によって外套管4の先
端部の突起部61が内方向に弾性変形し、内針ユニット
5の先端部の係合溝62に嵌合する。そのため、この外
套管4の突起部61と内針ユニット5の係合溝62との
嵌合部によって外套管4と内針ユニット5との間の段差
をなくすことができるので、超音波トラカール1を腹腔
壁Hに挿入する際に、外套管4と内針ユニット5との間
の段差が腹腔壁Hにおける穿刺穴H1の周縁部位に引っ
掛かることなく、簡単に超音波トラカール1を腹腔壁H
に挿入することができる。
トラカール1の外套管4の突起部61と内針ユニット5
の係合溝62との嵌合部を設けることにより、外套管4
と内針ユニット5との間の段差をなくすことができるの
で、超音波トラカール1を腹腔壁Hに挿入する挿入性の
向上を図ることができる。
起部61は予め内針ユニット5の係合溝62と嵌合され
る湾曲形状に形成されていてもよい。この場合には外套
管4内に内針ユニット5を挿入して組み合わせた状態
で、内針ユニット5の係合溝62に外套管4の突起部6
1が確実に嵌合するので、超音波トラカール1を腹腔壁
Hに挿入する挿入性を一層向上させることができる。
突起部61および内針ユニット5の係合溝62の数はそ
れぞれ1つでもよく、また、3つ以上の複数であっても
良い。
動が伝達される超音波トラカール1に適用したものを示
したが、超音波振動が伝達されないトラカールに本実施
の形態を適用しても良い。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 超音波振動が伝達されて腹腔壁に穿刺さ
せるトラカール内針と、このトラカール内針が挿入され
る外套管とを有するトラカールシステムにおいて、前記
トラカール内針の先端形状は、少なくとも2つの曲面に
挟まれた比較的鋭利な2つの稜線を備え、前記稜線は頂
点から略最大外形寸法を結び、内針先端は鋭利に形成さ
れていることを特徴とする超音波トラカールシステム。
ピラミッド。 (付記項1が解決しようとする課題) プローブ先端形
状が角錐では、穿刺後の治癒が悪い。円錐形状では挿入
性悪い。
治癒の良い超音波トラカール用プローブの提供。 (付記項1の課題を解決するための手段) 二つの稜線
が最大外形部まで続く為、挿入性が良く、また、刺入時
の穴が切り裂かれない為、プローブ抜去時に穴が塞が
り、術後の治癒が早い。
ルシステムにおいて、内針先端は、平面方向に丸めら
れ、厚さ方向には鋭角に形成された鋭利部を備えること
を特徴とする超音波トラカールシステム。
ルシステムにおいて、平面方向に丸められた曲面の大き
さは、0以上3以下であり、厚さ方向の鋭角度は、45
°以上90°以下であることを特徴とする超音波トラカ
ールシステム。
ルシステムにおいて、内針先端部に、突起形状部を設け
たことを特徴とする超音波トラカールシステム。
ルシステムにおいて、内針先端の最大外形部近傍に1つ
以上の溝を備え、組み合わされる外套管先端部は1つ以
上の突起部を備え、体壁挿入時に前記外套管先端部の突
起が、前記内針先端部の溝に嵌合することを特徴とする
超音波トラカールシステム。
ルシステムにおいて、少なくとも内針先端部の外表面に
耐摩耗性を高め、かつ表面強度を高めるコーティング層
を設けたことを特徴とする超音波トラカールシステム。
ール内針と、このトラカール内針が挿入される外套管と
を有するトラカールにおいて、前記内針先端部に、突起
形状部を設けたことを特徴とするトラカール。
段) 突起部を内針の先端に設ける。この部位をきっか
けとして、腹膜に穴を開け、そこを起点として挿入でき
る。 (付記項8) 腹腔壁に穿刺させるトラカール内針と、
このトラカール内針が挿入される外套管とを有するトラ
カールにおいて、内針先端の最大外形部近傍に1つ以上
の溝を備え、組み合わされる外套管先端部は1つ以上の
突起部を備え、体壁挿入時に前記外套管先端部の突起
が、前記内針先端部の溝に嵌合することを特徴とするト
ラカール。
管との間に段差が形成されている。 (付記項5、8が解決しようとする課題) 内針と外套
管の段差が引っ掛かり、挿入性を悪くしていた。
の先端が内側に凹み、尚かつ内針にそれを受ける凹みを
設けた。
腔壁に穿刺させるトラカール内針と、このトラカール内
針が挿入される外套管とを有する超音波トラカールにお
いて、前記トラカール内針の先端部に略四角錐状の穿刺
部を設け、この穿刺部の四角錐における一方の対角位置
の2つの稜線を切削して滑らかな曲面を形成した2つの
曲面部を設けるとともに、前記四角錐における他方の対
角位置の2つの稜線の少なくとも先端部分および最も外
側位置に配置された最大外形寸法部分に生体組織を切る
切刃部を形成したことを特徴とする超音波トラカール。
に、少なくとも2つの曲面に挟まれ、かつ、トラカール
内針の長手中心軸に対して略対称となる位置に2つの稜
線を設け、2つの稜線の少なくとも先端部分および最も
外側位置に配置された最大外形寸法部分に生体組織を切
る切刃部を形成したので、リユース品として再使用で
き、コスト低減を図ることができるうえ、挿入性が良
く、術後治癒の良い超音波トラカールを提供することが
できる。
トラカールのシステム全体の概略構成図、(B)は第1
の実施の形態の超音波トラカールにおけるトラカール内
針の穿刺部を示す平面図。
るトラカール内針の振動特性を説明するための説明図。
ルにおけるトラカール内針の穿刺部の切刃部を示す平面
図、(B)は(A)のトラカール内針の穿刺部の側面
図、(C)は(A)のC−C線断面図、(D)は穿刺部
の外表面のコーティング層を示す要部の縦断面図。
(A)は超音波トラカールの穿刺部の切刃部を示す平面
図、(B)は(A)のトラカール内針の穿刺部の側面
図。
ルにおけるトラカール内針の穿刺部の切刃部を示す平面
図。
ルにおけるトラカール内針の穿刺部を示す側面図。
ルにおけるトラカール内針を示す側面図。
(A)は超音波トラカールの外套管の正面図、(B)は
外套管の先端部の側面図、(C)はトラカール内針の穿
刺部を示す正面図。
るトラカール内針と外套管との組み合わせ状態を示す要
部の縦断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波振動が伝達されて腹腔壁に穿刺さ
せるトラカール内針と、 このトラカール内針が挿入される外套管とを有する超音
波トラカールにおいて、 前記トラカール内針の先端部に、少なくとも2つの曲面
に挟まれ、かつ、前記トラカール内針の長手中心軸に対
して略対称となる位置に2つの稜線を設け、2つの前記
稜線の少なくとも先端部分および最も外側位置に配置さ
れた最大外形寸法部分に生体組織を切る切刃部を形成し
たことを特徴とする超音波トラカール。
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---|---|---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001309921A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-06 | Olympus Optical Co Ltd | トラカール |
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CN107929052A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-04-20 | 周武新 | 一种针灸针 |
-
1998
- 1998-07-16 JP JP20196498A patent/JP3725702B2/ja not_active Expired - Fee Related
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