JP3725702B2 - 超音波トラカール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波振動が伝達されて腹腔壁に穿刺させる超音波トラカールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、患者の腹腔壁に医療用の器具を挿入するための処置具としては現在、ディスポ(使い捨て)タイプのトラカールが主に使用されている。この種のトラカールとしては例えば、USP第5,314,417号明細書に示されている装置がある。この装置には、腹腔壁に穿刺させる尖った先端を備えたトラカール内針と、このトラカール内針が挿入される外套管とが設けられている。さらに、トラカール内針の尖った先端部にはブレード状のナイフエッジが形成されている。そして、このトラカール内針の尖ったナイフエッジを患者の腹腔壁に穿刺させる構成になっている。
【0003】
さらに、このディスポタイプのトラカールにはトラカール内針を腹腔壁に穿刺させる作業時に、トラカール内針の先端部が腹腔壁を突き抜けた時点でトラカール内針の先端部の穿刺部を覆うセーフティーシールド機構が組み込まれているのが一般的である。そして、トラカール内針の先端部が腹腔壁を突き抜けた際に、トラカール内針の先端部の穿刺部がセーフティーシールドによって覆われることにより、トラカール内針の穿刺部の先端部が体内臓器等に突き当たり、体内組織が傷つくことが防止される構成になっている。
【0004】
また、USP第5,267,965号明細書にはトラカール内針の尖った先端部に略星型形状に成形された星型形状部が形成されている。そして、このトラカール内針の星型形状部を患者の腹腔壁に穿刺させる構成になっている。
【0005】
また、1回の使用後、洗浄、滅菌等の処理を行い、繰り返し再使用できるようにしたリユースタイプのトラカールもある。このリユースタイプのトラカールとしては腹腔壁に穿刺させる穿刺部に超音波振動が伝達される超音波トラカールが従来から開発されている。この超音波トラカールでは、超音波振動されている穿刺部を腹腔壁に突き刺すことにより、比較的軽い力で簡単に患者の腹腔壁に穿刺部を穿刺させることができるようになっている。
【0006】
さらに、この種の超音波トラカールでは金属製のトラカール内針の穿刺部が略三角錐形状(ピラミッド形状)に形成されていることが多い。そして、使用後にガス滅菌や、加熱滅菌等の滅菌処理が施され、再使用されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来から使用されているディスポタイプのトラカールでは内針の先端の穿刺部が腹腔壁に穿刺する際に、内針の先端の穿刺部が腹腔壁から突き抜けるとこの穿刺部を覆うセーフティシールドが設けられているので、構成が複雑になる。そのため、部品数が増え、コスト高になる問題がある。
【0008】
さらに、セーフティーシールド機構が組み込まれているディスポタイプのトラカールでは1回の使用後、ガス滅菌や、加熱滅菌等の滅菌処理が施せないので、従来のディスポタイプのトラカールをそのままリユース品として再使用できない問題がある。
【0009】
また、USP第5,314,417号明細書に示されているようにトラカール内針の先端に尖ったナイフエッジを設けた場合には1回の使用後、ナイフエッジが鈍化し、切れ味が落ちる問題がある。このようにトラカール内針の穿刺部の切れ味が悪い場合には穿刺部を腹腔壁に突き刺す際に大きな操作力が必要になる。このような場合には穿刺部が腹腔壁に突き抜けた際の勢いによって穿刺部の先端部が体内臓器等に突きあたり、傷つけるおそれがある。
【0010】
また、従来の超音波トラカールでは金属製のトラカール内針の穿刺部が略三角錐形状に形成されているので、腹腔壁は三角錐形状の各エッジ部によって略三角形状に切り込まれる。そのため、腹腔壁からトラカールを抜去した際に、この腹腔壁の切り込み部の穴が塞がらず、開いたままその痕が残るので、穿刺後の治癒が悪い問題がある。なお、金属製のトラカール内針の穿刺部が略円錐形状の場合には腹腔壁内への挿入性が悪い問題がある。
【0011】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、リユース品として再使用でき、コスト低減を図ることができるうえ、挿入性が良く、術後治癒の良い超音波トラカールを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、超音波振動が伝達されて腹腔壁に穿刺させるトラカール内針と、このトラカール内針が挿入される外套管とを有する超音波トラカールにおいて、前記トラカール内針は、先端部に先細状の穿刺部を有し、前記穿刺部は、少なくとも2つの曲面に挟まれ、かつ、前記トラカール内針の長手中心軸に対して略対称となる位置に2つの稜線を有し、2つの前記稜線の部分に生体組織を切る切刃部を形成し、さらに前記穿刺部は、先細状の傾斜面の開き角度が2段階に変化し、先端側の傾斜面の開き角度θが後端側の傾斜面の開き角度よりも大きくなる開き角度変化部を有することを特徴とする超音波トラカールである。
そして、腹腔壁への穿刺時にはトラカール内針の穿刺部に超音波振動を伝達させ、超音波振動するトラカール内針の穿刺部を腹腔壁に接触させる。このとき、トラカール内針の穿刺部の2つの稜線の少なくとも先端部分の切刃部によって腹腔壁から腹膜まで簡単に切れ目を入れることができる。続いて、トラカール内針の穿刺部の挿入動作にともない腹腔壁を徐々に切り開きながら、このトラカール内針の穿刺部を腹腔壁内に挿入させる。このとき、最も大きな力が掛かるトラカール内針の穿刺部における最も外側位置に配置された最大外形寸法部分の切刃部によって腹腔壁を軽い力でも切り開き、トラカール内針の穿刺部とともに外套管の先端部を円滑に腹腔壁に穿刺させることができる。さらに、トラカール内針の穿刺作業中、穿刺部の切刃部以外の曲面部では生体組織への傷付けを防止することにより、術後の治癒を良くすることができる。さらに、穿刺部は、先細状の傾斜面の開き角度が2段階に変化し、先端側の傾斜面の開き角度θが後端側の傾斜面の開き角度よりも大きくなる開き角度変化部を有することにより、穿刺部の長さ寸法が大きくなることを防止する。これにより、超音波トラカールを腹腔壁に穿刺させる際に腹腔壁を突き抜けた穿刺部の先端部が体内臓器等に突きあたるおそれがなく、安全性を高めるようにしたものである。
請求項2の発明は、前記切刃部は、2つの前記稜線の先端部分および最も外側位置に配置された最大外形寸法部分のみに形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の超音波トラカールである。
これにより、穿刺部の2つの稜線の先端部分および最も外側位置に配置された最大外形寸法部分以外の中間部分に滑らかな曲面部をそれぞれ形成したことにより、トラカール内針の取り扱いを容易にすることができ、安全性を一層高めることができる。さらに、穿刺部の2つの稜線の先端部分に形成されている切刃部によって、超音波トラカールを患者の腹腔壁に穿刺させる穿刺時に腹腔壁から腹膜まで切れ目を入れて突き抜ける機能を良好な状態で維持することができる。さらに、穿刺部の2つの稜線の最も外側位置に配置された最大外形寸法部分の切刃部によって、超音波トラカールを腹腔内側に押し込む作業時の穿刺部の切れ味を良好な状態で維持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)を参照して説明する。図1(A)は本実施の形態の超音波トラカール1のシステム全体の概略構成を示すものである。本実施の形態の超音波トラカールシステムには超音波トラカール1に接続される超音波発振装置2が設けられている。この超音波発振装置2には超音波出力のON/OFF制御を行うためのフットスイッチ3が接続されている。
【0014】
また、本実施の形態の超音波トラカール1には外套管4と、この外套管4内に挿脱可能に挿入される内針ユニット(トラカール内針)5とが設けられている。ここで、外套管4には、患者の体壁、例えば腹腔壁に挿入される細長い挿入部6と、この挿入部6の基端部に連結された手元側の外套管取っ手部7とが設けられている。なお、挿入部6の先端部には先細状のテーパ面6aが形成されている。さらに、外套管取っ手部7の外周面には、気腹ガス用の送気口金8が突設されている。この送気口金8には開閉弁である三方活栓9が装着されている。
【0015】
また、外套管取っ手部7の上端部には、外套管4内に内針ユニット5や、各種内視鏡や、処置具等の挿入器具類等を挿入するための入口側開口部が形成されている。この入口側開口部には外側シール部10が設けられている。この外側シール部10にはゴム等のシールに適した材料によって形成されたリング状のシール部材10aが設けられている。このシール部材10aは外套管取っ手部7の上端部の入口側開口部に取付けられている。
【0016】
また、シール部材10aのリングの内径寸法は外套管4に挿通される内針ユニット5や、各種内視鏡や、処置具等の挿入器具類の外径寸法よりも小径に設定されている。そして、内針ユニット5や、各種内視鏡や、処置具等の挿入器具類が外套管4に挿通される際には、外側シール部10のシール部材10aのリング内にこれらの挿入器具類が圧入され、各種内視鏡や、処置具等の挿入器具類の外周面と、シール部材10aのリングの内周縁部位との圧接部によって外套管4と各種内視鏡や、処置具等の挿入器具類との間を確実にシールして患者の体腔内の気腹ガスを外部に漏らさないようにする密閉手段が構成されている。
【0017】
また、外套管4の内部には、各種内視鏡や、処置具等の挿入器具類を出し入れする際に、開閉し、ガス漏れを防ぐ図示しない弁(内部シール部)が設けられている。
【0018】
また、内針ユニット5には細長いプローブ11と、このプローブ11の基端部に連結されたハンドピース12と、手元側の取っ手部13とが設けられている。ここで、ハンドピース12の先端部には取っ手部13が固定されている。さらに、取っ手部13の軸心部にはプローブ11との連結用の図示しないねじ穴部が形成されている。
【0019】
また、本実施の形態のプローブ11は図2(A)に示すように構成されている。ここで、プローブ11には細長い棒状のプローブ本体14が設けられている。このプローブ本体14の基端部には取っ手部13の軸心部のねじ穴部に螺着される雄ねじ部15が形成されている。
【0020】
さらに、プローブ本体14には後端部側に外径寸法がD1で、所定の基準長さの後部区間構成部16が形成されている。この後部区間構成部16の先端部には外径寸法がD2で、所定の長さの中部区間構成部17が形成されている。さらに、この中部区間構成部17の先端部には所定の長さの略四角錐状の穿刺部18が形成されている。この穿刺部18の最大外径寸法部分19の最大外径はD3に設定されている。ここで、中部区間構成部17の外径寸法D2は後部区間構成部16の外径寸法D1よりも小径に設定され、穿刺部18の最大外径寸法D3は後部区間構成部16の外径寸法D1よりも大径に設定されている。したがって、これらの後部区間構成部16の外径寸法D1と、中部区間構成部17の外径寸法D2と、穿刺部18の最大外径寸法D3との関係はD3>D1>D2となるように設定されている。
【0021】
また、本実施の形態のプローブ11では図2(B)に示すように超音波の振動特性の腹部と対応する部位にプローブ本体14の後部区間構成部16の終端部が配置されている。さらに、図2(B)の超音波の振動特性の節部と対応する部位にはこのプローブ11の後部区間構成部16と中部区間構成部17との間の連結部が配置されている。さらに、このプローブ11の穿刺部18の先端部は図2(B)の超音波の振動特性の節部と対応する部位に配置されている。
【0022】
また、本実施の形態の穿刺部18には図3(C)に示すように穿刺部18の四角錐における一方の対角位置の2つの稜線20a,20bを切削して滑らかな曲面からなる2つの曲面部21a,21bが形成されている。さらに、穿刺部18の四角錐における他方の対角位置の2つの稜線22a,22bの部分には生体組織を切る切刃部23a,23bが形成されている。
【0023】
また、図3(B)に示すように切刃部23a,23bを横方向に向けた状態で本実施の形態の穿刺部18の先端には平面方向に丸められた湾曲形状部24が形成されている。この湾曲形状部24の平面方向に丸められた湾曲面の半径Rの大きさは、例えば3mm以下程度に設定されている。
【0024】
さらに、図3(A)に示すように切刃部23a,23bを縦方向に向けた状態で本実施の形態の穿刺部18の先端における厚さ方向には鋭角に形成された鋭利部25が形成されている。この鋭利部25の厚さ方向の鋭角度θは、例えば45°以上90°以下程度に設定されている。
【0025】
また、本実施の形態の穿刺部18の外表面には図3(D)に示すように耐摩耗性を高め、かつ表面強度を高めるコーティング層26が全面に形成されている。このコーティング層26は例えば、TiNコーティング(PVD法)などによって形成されている。
【0026】
また、本実施の形態のプローブ11には雄ねじ部15側の端部に交換作業用のスパナ等の工具を受ける工具受部27が形成されている。そして、プローブ11の交換作業時にはプローブ11の工具受部27にスパナ等の工具を引っ掛けた状態で使用してハンドピース12のねじ穴部とプローブ11の雄ねじ部15との間のねじ回し操作が行われるようになっている。
【0027】
また、内針ユニット5の取っ手部13の軸心部には外套管4の外側シール部10と対応する形状の図示しない凹陥部が形成されている。そして、外套管4内に内針ユニット5が挿入されて組付けられ際に、内針ユニット5の取っ手部13の凹陥部内に外套管4の外側シール部10が係合される状態で、内針ユニット5が外套管取っ手部7と一体的に組付けられるようになっている。このとき、内針ユニット5の穿刺部18は、外套管4の挿入部6の先端部から外部側に突出するようになっている。
【0028】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の超音波トラカール1の使用時には予め、外套管4内に内針ユニット5が挿入されて組付けられ、内針ユニット5の穿刺部18が外套管4の挿入部6の先端部から外部側に突出された状態にセットされる。
【0029】
さらに、超音波トラカール1のセット後、フットスイッチ3の操作によって超音波発振装置2が駆動される。このとき、超音波発振装置2の出力が超音波トラカール1のハンドピース12に伝達され、続いてプローブ11に伝達されて内針ユニット5の穿刺部18にこの超音波振動が伝達される。この状態で、超音波トラカール1が患者の腹腔壁に穿刺される。
【0030】
また、この超音波トラカール1の腹腔壁への穿刺作業時には内針ユニット5の取っ手部13は、外套管取っ手部7と一緒に手で握られる。そして、この状態で超音波トラカール1が患者の腹腔壁に穿刺される。この腹腔壁への穿刺時にはまず、超音波振動する内針ユニット5の穿刺部18を腹腔壁に接触させる。
【0031】
このとき、内針ユニット5の穿刺部18の四角錐における対角位置の2つの稜線22a,22bの切刃部23a,23bによって腹腔壁から腹膜まで簡単に切れ目を入れることができる。この状態で、続いて、超音波トラカール1を腹腔内側に押し込む。このとき、内針ユニット5の穿刺部18の挿入動作にともない腹腔壁を徐々に切り開きながら、この内針ユニット5の穿刺部18を腹腔壁内に挿入させる。
【0032】
さらに、超音波トラカール1を腹腔内側に押し込む作業中、最も大きな力が掛かる内針ユニット5の穿刺部18における最も外側位置に配置された最大外形寸法部分の切刃部23a,23bによって腹腔壁を軽い力でも切り開き、内針ユニット5の穿刺部18とともに外套管4の挿入部6の先端部を円滑に腹腔壁に穿刺させることができる。
【0033】
また、超音波トラカール1を腹腔内側に押し込む作業中、内針ユニット5の穿刺部18における切刃部23a,23b以外の曲面部21a,21bでは腹腔壁の生体組織への傷付けを防止することができる。そのため、超音波トラカール1を腹腔内から引き抜いた際に、腹腔壁には超音波トラカール1の穿刺痕を略直線状に形成することができる。
【0034】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の超音波トラカール1では内針ユニット5におけるプローブ11の先端部に略四角錐状の穿刺部18を設け、この穿刺部18の四角錐における一方の対角位置の2つの稜線20a,20bを切削して滑らかな曲面からなる2つの曲面部21a,21bを形成するとともに、穿刺部18の四角錐における他方の対角位置の2つの稜線22a,22bの部分には生体組織を切る切刃部23a,23bを形成したものである。そのため、腹腔壁への穿刺時には内針ユニット5の穿刺部18に超音波振動を伝達させ、超音波振動する内針ユニット5の穿刺部18を腹腔壁に接触させた際に、内針ユニット5の穿刺部18の四角錐における対角位置の2つの稜線22a,22bの切刃部23a,23bによって腹腔壁から腹膜まで簡単に切れ目を入れることができる。
【0035】
また、内針ユニット5の穿刺部18の挿入動作にともない腹腔壁を徐々に切り開きながら、この内針ユニット5の穿刺部18を腹腔壁内に挿入させる際に、最も大きな力が掛かる内針ユニット5の穿刺部18における最も外側位置に配置された最大外形寸法部分の切刃部23a,23bによって腹腔壁を軽い力でも切り開くことができるので、内針ユニット5の穿刺部18とともに外套管4の先端部を円滑に腹腔壁に穿刺させることができる。その結果、本実施の形態の超音波トラカール1を腹腔壁に穿刺させる際の挿入性が良く、内針ユニット5の穿刺部18を腹腔壁に突き刺す際の操作力(挿入力量)を軽減することができるので、従来のように穿刺部が腹腔壁に突き抜けた際の勢いによって穿刺部の先端部が体内臓器等に突きあたるおそれがなく、安全性を高めることができる。
【0036】
さらに、本実施の形態の超音波トラカール1では従来のディスポタイプのトラカールのような複雑な構成のセーフティーシールド機構が組み込まれていないので、1回の使用後、ガス滅菌や、加熱滅菌等の滅菌処理を施すことができる。そのため、本実施の形態の超音波トラカール1ではそのままリユース品として再使用することができるので、コスト低減を図ることができる。
【0037】
また、本実施の形態の超音波トラカール1では内針ユニット5の穿刺部18の穿刺作業中、穿刺部18の切刃部23a,23b以外の曲面部21a,21bでは生体組織への傷付けを防止することができるので、超音波トラカール1を腹腔内から引き抜いた際に、腹腔壁には超音波トラカール1の穿刺痕を略直線状に形成することができる。そのため、超音波トラカール1を腹腔内から引き抜いた状態で、超音波トラカール1の穿刺痕を略直線状に形成することができるので、腹腔壁における超音波トラカール1の穿刺痕を自然に塞ぐことができ、術後の治癒を早くすることができる。
【0038】
また、本実施の形態の穿刺部18の先端には図3(B)に示すように切刃部23a,23bを横方向に向けた状態で平面方向に丸められた湾曲形状部24を形成し、この湾曲形状部24の平面方向に丸められた湾曲面の半径Rの大きさを3mm以下程度に設定したので、超音波トラカール1を腹腔壁に穿刺させる際に確実に腹腔壁から腹膜を突き抜けることができる。ここで、湾曲形状部24の湾曲面の半径Rの大きさが3mm以上になると腹腔壁から腹膜を突き抜けることができなくなり、キャビテーションにより、腹膜が腹腔壁から外れてしまうおそれがある。
【0039】
また、図4(A),(B)は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)参照)の超音波トラカール1における内針ユニット5の穿刺部18の切刃部23a,23bの構成を次の通り変更したものである。
【0040】
すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態の内針ユニット5の穿刺部18の四角錐における対角位置の2つの稜線22a,22bの先端部分(図4(A),(B)中でP1の丸印部分)および最も外側位置に配置された最大外形寸法部分(図4(A),(B)中でP2の丸印部分)のみに切刃となる鋭いエッジ部23a1,23b1、23a2,23b2をそれぞれ設け、2つの稜線22a,22bの残りの部分にはエッジを切削して滑らかな曲面部31をそれぞれ形成したものである。
【0041】
そこで、本実施の形態では内針ユニット5の穿刺部18の四角錐における対角位置の2つの稜線22a,22bの先端部分および最も外側位置に配置された最大外形寸法部分の鋭いエッジ部23a1,23b1、23a2,23b2以外の中間部分に滑らかな曲面部31をそれぞれ形成したことにより、内針ユニット5の取り扱いを容易にすることができ、安全性を一層高めることができる。
【0042】
なお、本実施の形態では内針ユニット5の穿刺部18の四角錐における対角位置の2つの稜線22a,22bの先端部分に形成されている鋭いエッジ部23a1,23b1によって、超音波トラカール1を患者の腹腔壁に穿刺させる穿刺時に腹腔壁から腹膜まで切れ目を入れて突き抜ける機能を良好な状態で維持することができる。さらに、内針ユニット5の穿刺部18の四角錐における対角位置の2つの稜線22a,22bの最も外側位置に配置された最大外形寸法部分の鋭いエッジ部23a2,23b2によって、超音波トラカール1を腹腔内側に押し込む作業時の穿刺部18の切れ味を良好な状態で維持することができる。
【0043】
また、図5は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)参照)の超音波トラカール1における内針ユニット5の穿刺部18の構成を次の通り変更したものである。
【0044】
すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態の内針ユニット5の穿刺部18における四角錐の頂角θ1と、切刃部23a,23bを縦方向に向けた状態で穿刺部18の先端における厚さ方向の鋭角度θ2との関係をθ2>θ1に設定し、かつ45°≦θ2≦90°に設定したものである。
【0045】
そこで、本実施の形態では穿刺部18における四角錐の頂角θ1と、切刃部23a,23bを縦方向に向けた状態で穿刺部18の先端における厚さ方向の鋭角度θ2との関係をθ2>θ1に設定することにより、穿刺部18の長さ寸法が大きくなることを防止することができる。そのため、穿刺部18の長さ寸法を比較的小さくすることができるので、超音波トラカール1を腹腔壁に穿刺させる際に腹腔壁を突き抜けた穿刺部18の先端部が体内臓器等に突きあたるおそれがなく、安全性を高めることができる。さらに、45°≦θ2≦90°に設定したことにより、穿刺部18の加工時に不要な加工面が新たに形成されるおそれがなく、穿刺部18の加工性を高めることができる。
【0046】
また、図6は本発明の第4の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)参照)の超音波トラカール1における内針ユニット5の穿刺部18の構成を次の通り変更したものである。
【0047】
すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態の内針ユニット5の穿刺部18における四角錐の頂点部分に、超音波トラカール1を腹腔壁に穿刺させる際に腹膜を突き破るきっかけとなる穴を開けるための小さな針状の突起部41を設けたものである。
【0048】
そこで、本実施の形態では超音波トラカール1を腹腔壁に穿刺させる際に、内針ユニット5の穿刺部18の頂点部分の小さな針状の突起部41によって確実に腹膜に穴を開けることができるので、内針ユニット5の穿刺部18によって腹腔壁から腹膜を突き抜けることができる。そのため、腹腔壁から腹膜を突き抜けることができない場合のように、キャビテーションにより、腹膜が腹腔壁から外れてしまうおそれがない。
【0049】
なお、本実施の形態では使用時に超音波振動が伝達される超音波トラカール1に適用したものを示したが、超音波振動が伝達されないトラカールの内針の穿刺部の頂点部分に小さな針状の突起部41を設けても良い。この場合もトラカールを腹腔壁に穿刺させる際に、内針の穿刺部の頂点部分の小さな針状の突起部41によって確実に腹膜に穴を開けることができる効果がある。
【0050】
また、図7は本発明の第5の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)参照)の超音波トラカール1における内針ユニット5の構成を次の通り変更したものである。
【0051】
すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態の内針ユニット5のプローブ11と、ハンドピース12の取っ手部13との間に長さ調整用の適宜の長さのつなぎプローブ51を介設したものである。
【0052】
そこで、本実施の形態ではつなぎプローブ51によって超音波トラカール1における内針ユニット5の全体の長さを調整することができる。さらに、超音波トラカール1の使用時にはつなぎプローブ51によって超音波振動の振幅を拡大することができるので、超音波トラカール1の挿入時の挿入力量を少なくすることができ、超音波トラカール1の挿入性が一層良くなる効果がある。
【0053】
また、図8(A)〜(C)および図9は本発明の第6の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図3(A)〜(D)参照)の超音波トラカール1の構成を次の通り変更したものである。
【0054】
すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態の超音波トラカール1の外套管4における挿入部6の先細状テーパ面6aの先端部に図8(A),(B)に示すように2つの突起部61を設けるとともに、内針ユニット5の先端の穿刺部18の最大外径寸法部分19の近傍に図8(C)に示すように2つの係合溝62を設けたものである。ここで、外套管4の2つの突起部61と、内針ユニット5の2つの係合溝62とは対応する位置に配置されている。
【0055】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態では外套管4内に内針ユニット5を挿入して組み合わせた状態で、超音波トラカール1を腹腔壁Hに挿入する際に、図9に示すように腹腔壁Hにおける穿刺穴H1の内周面側からの圧接力によって外套管4の先端部の突起部61が内方向に弾性変形し、内針ユニット5の先端部の係合溝62に嵌合する。そのため、この外套管4の突起部61と内針ユニット5の係合溝62との嵌合部によって外套管4と内針ユニット5との間の段差をなくすことができるので、超音波トラカール1を腹腔壁Hに挿入する際に、外套管4と内針ユニット5との間の段差が腹腔壁Hにおける穿刺穴H1の周縁部位に引っ掛かることなく、簡単に超音波トラカール1を腹腔壁Hに挿入することができる。
【0056】
そこで、上記構成のものにあっては超音波トラカール1の外套管4の突起部61と内針ユニット5の係合溝62との嵌合部を設けることにより、外套管4と内針ユニット5との間の段差をなくすことができるので、超音波トラカール1を腹腔壁Hに挿入する挿入性の向上を図ることができる。
【0057】
また、超音波トラカール1の外套管4の突起部61は予め内針ユニット5の係合溝62と嵌合される湾曲形状に形成されていてもよい。この場合には外套管4内に内針ユニット5を挿入して組み合わせた状態で、内針ユニット5の係合溝62に外套管4の突起部61が確実に嵌合するので、超音波トラカール1を腹腔壁Hに挿入する挿入性を一層向上させることができる。
【0058】
さらに、超音波トラカール1の外套管4の突起部61および内針ユニット5の係合溝62の数はそれぞれ1つでもよく、また、3つ以上の複数であっても良い。
【0059】
なお、本実施の形態では使用時に超音波振動が伝達される超音波トラカール1に適用したものを示したが、超音波振動が伝達されないトラカールに本実施の形態を適用しても良い。
【0060】
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 超音波振動が伝達されて腹腔壁に穿刺させるトラカール内針と、
このトラカール内針が挿入される外套管とを有するトラカールシステムにおいて、
前記トラカール内針の先端形状は、少なくとも2つの曲面に挟まれた比較的鋭利な2つの稜線を備え、
前記稜線は頂点から略最大外形寸法を結び、
内針先端は鋭利に形成されていることを特徴とする
超音波トラカールシステム。
【0061】
(付記項1の従来技術) プローブ先端がピラミッド。
(付記項1が解決しようとする課題) プローブ先端形状が角錐では、穿刺後の治癒が悪い。円錐形状では挿入性悪い。
【0062】
(付記項1の目的) 挿入性が良く、術後治癒の良い超音波トラカール用プローブの提供。
(付記項1の課題を解決するための手段) 二つの稜線が最大外形部まで続く為、挿入性が良く、また、刺入時の穴が切り裂かれない為、プローブ抜去時に穴が塞がり、術後の治癒が早い。
【0063】
(付記項2) 付記項1の超音波トラカールシステムにおいて、
内針先端は、平面方向に丸められ、厚さ方向には鋭角に形成された鋭利部を備えることを特徴とする超音波トラカールシステム。
【0064】
(付記項3) 付記項2の超音波トラカールシステムにおいて、
平面方向に丸められた曲面の大きさは、0以上3以下であり、厚さ方向の鋭角度は、45°以上90°以下であることを特徴とする超音波トラカールシステム。
【0065】
(付記項4) 付記項1の超音波トラカールシステムにおいて、
内針先端部に、突起形状部を設けたことを特徴とする超音波トラカールシステム。
【0066】
(付記項5) 付記項1の超音波トラカールシステムにおいて、
内針先端の最大外形部近傍に1つ以上の溝を備え、
組み合わされる外套管先端部は1つ以上の突起部を備え、
体壁挿入時に前記外套管先端部の突起が、前記内針先端部の溝に嵌合することを特徴とする超音波トラカールシステム。
【0067】
(付記項6) 付記項1の超音波トラカールシステムにおいて、
少なくとも内針先端部の外表面に耐摩耗性を高め、かつ表面強度を高めるコーティング層を設けたことを特徴とする超音波トラカールシステム。
【0068】
(付記項7) 腹腔壁に穿刺させるトラカール内針と、
このトラカール内針が挿入される外套管とを有するトラカールにおいて、
前記内針先端部に、突起形状部を設けたことを特徴とするトラカール。
【0069】
(付記項4、7の課題を解決するための手段) 突起部を内針の先端に設ける。この部位をきっかけとして、腹膜に穴を開け、そこを起点として挿入できる。
(付記項8) 腹腔壁に穿刺させるトラカール内針と、
このトラカール内針が挿入される外套管とを有するトラカールにおいて、
内針先端の最大外形部近傍に1つ以上の溝を備え、
組み合わされる外套管先端部は1つ以上の突起部を備え、
体壁挿入時に前記外套管先端部の突起が、前記内針先端部の溝に嵌合することを特徴とするトラカール。
【0070】
(付記項5、8の従来技術) 内針と外套管との間に段差が形成されている。
(付記項5、8が解決しようとする課題) 内針と外套管の段差が引っ掛かり、挿入性を悪くしていた。
【0071】
(付記項5、8の目的) 挿入性の向上。
(付記項5、8の課題を解決するための手段) 外套管の先端が内側に凹み、尚かつ内針にそれを受ける凹みを設けた。
【0072】
(付記項9) 超音波振動が伝達されて腹腔壁に穿刺させるトラカール内針と、
このトラカール内針が挿入される外套管とを有する超音波トラカールにおいて、
前記トラカール内針の先端部に略四角錐状の穿刺部を設け、
この穿刺部の四角錐における一方の対角位置の2つの稜線を切削して滑らかな曲面を形成した2つの曲面部を設けるとともに、
前記四角錐における他方の対角位置の2つの稜線の少なくとも先端部分および最も外側位置に配置された最大外形寸法部分に生体組織を切る切刃部を形成したことを特徴とする超音波トラカール。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、リユース品として再使用でき、コスト低減を図ることができるうえ、挿入性が良く、術後治癒の良い超音波トラカールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第1の実施の形態の超音波トラカールのシステム全体の概略構成図、(B)は第1の実施の形態の超音波トラカールにおけるトラカール内針の穿刺部を示す平面図。
【図2】 第1の実施の形態の超音波トラカールにおけるトラカール内針の振動特性を説明するための説明図。
【図3】 (A)は第1の実施の形態の超音波トラカールにおけるトラカール内針の穿刺部の切刃部を示す平面図、(B)は(A)のトラカール内針の穿刺部の側面図、(C)は(A)のC−C線断面図、(D)は穿刺部の外表面のコーティング層を示す要部の縦断面図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、(A)は超音波トラカールの穿刺部の切刃部を示す平面図、(B)は(A)のトラカール内針の穿刺部の側面図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態の超音波トラカールにおけるトラカール内針の穿刺部の切刃部を示す平面図。
【図6】 本発明の第4の実施の形態の超音波トラカールにおけるトラカール内針の穿刺部を示す側面図。
【図7】 本発明の第5の実施の形態の超音波トラカールにおけるトラカール内針を示す側面図。
【図8】 本発明の第6の実施の形態を示すもので、(A)は超音波トラカールの外套管の正面図、(B)は外套管の先端部の側面図、(C)はトラカール内針の穿刺部を示す正面図。
【図9】 第6の実施の形態の超音波トラカールにおけるトラカール内針と外套管との組み合わせ状態を示す要部の縦断面図。
【符号の説明】
4 外套管
5 内針ユニット(トラカール内針)
18 穿刺部
20a,20b、22a,22b 稜線
21a,21b 曲面部
23a,23b 切刃部

Claims (2)

  1. 超音波振動が伝達されて腹腔壁に穿刺させるトラカール内針と、
    このトラカール内針が挿入される外套管とを有する超音波トラカールにおいて、
    前記トラカール内針は、先端部に先細状の穿刺部を有し、
    前記穿刺部は、少なくとも2つの曲面に挟まれ、かつ、前記トラカール内針の長手中心軸に対して略対称となる位置に2つの稜線を有し、
    2つの前記稜線の部分に生体組織を切る切刃部を形成し、
    さらに前記穿刺部は、先細状の傾斜面の開き角度が2段階に変化し、先端側の傾斜面の開き角度θが後端側の傾斜面の開き角度よりも大きくなる開き角度変化部を有することを特徴とする超音波トラカール。
  2. 前記切刃部は、2つの前記稜線の先端部分および最も外側位置に配置された最大外形寸法部分のみに形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の超音波トラカール。
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