JP2008142533A - トロカール - Google Patents

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Abstract

【課題】体内の手術に際し、生体組織を貫通して配置されるトロカールであって、開口部の大きさの如何に関わらず、該開口部の閉鎖に要する時間を短縮する。
【解決手段】第1のトロカールは、手術を行う際に用いるトロカールであって、カニューレ部10の内部に先端に略一文字の切刃2を形成した切開部材Aを着脱可能に挿入する。第2のトロカールは、切開部材Aを着脱可能に挿入するカニューレ部10の先端部分が斜めの切り口11を有し、且つ該斜めの切り口11にテーパ部12が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、手術を行う際に生体組織を刺し通して患部に手術用の器具や薬品等を注入するチューブ等を到達させるための通路を形成するトロカールに関するものである。
トロカールは筒状のカニューレ部を有し、このカニューレ部を、体表組織の一部を切開して該切開部を貫通させて配置することで、患部の手術を行うのに必要な手術器具や照明器具、或いは薬品を注入するチューブ等を通すための通路を形成するものである。
例えば眼科に於ける硝子体手術では、眼圧を維持するための生理食塩水を注入するチューブを挿入するためのトロカール、患部を切開したり摘出するための鉗子や鋏に代表される手術器具を挿入するためのトロカール、患部にレーザ光を照射するためのプローブを挿入するためのトロカール、等複数のトロカールが使用される。そして、これらのトロカールは結膜、強膜を切開した穴を貫通してカニューレ部の先端部分を硝子体に挿入し、この状態で各トロカールのカニューレ部に必要な器具類やチューブ類を挿入して円滑な手術が実行される。
硝子体手術に於いては、結膜や強膜を切開することが必須であるが、トロカールのカニューレ部の太さが極めて小さいため、該カニューレ部の内部に予め切開器具を挿通しておき、切開器具による結膜、強膜の切開と連続してカニューレ部を硝子体に挿入し、その後、切開器具を引き出してカニューレ部を残置させている。
トロカールのカニューレ部に挿通される切開器具としては、例えば丸棒の先端部分を斜めに研削して三つの斜面を形成し、これらの斜面が交叉する先端を丸棒の中心から変位させると共に稜線によって正面視が下向き三角形状の切刃を形成したものや、注射針のような円筒材の先端部分を斜めに研削して複数の斜面を形成し、これらの斜面と円筒の外周面とが交叉する先端を外周に位置させると共に斜面と交叉する外周面に半円状の切刃を形成したものが提供されている。
特に、眼科手術の場合、治癒に至る期間を短くするために、無縫合で切開部位が閉鎖されることが好ましい。このため、特許文献1に記載された発明が提案されている。この技術は、強膜及び/又は結膜を、手術処置後に、眼内の手術処置を実行するためにそこに作られた開口部(切開創)をその組織が閉鎖することができるような状況に残すようにすることができるものである。この技術では、操作可能な末端が20〜27ゲージという極めて小さい径を持った手術器具を用いることで小さい開口部を実現したことによって、開口部の組織が閉鎖することができる。
また上記各トロカールでは切開器具を挿通するカニューレ部の先端部分は軸線に対して直角に切断された状態に形成されており、切開器具によって切開した結膜、強膜に対し、カニューレ部の先端部分をねじり込んでカニューレ部を貫通させている。
特表2003−526461号公報
上記した正面視が上向きまたは下向き三角形状の切刃を形成した切開器具や、半円状の切刃を形成した切開器具によって結膜や強膜を切開した場合、結膜、強膜に対する切開長さが長く且つ切開部位に三角形或いは半円形の弁状の切片が形成されることとなり、該切片が弁状に動くため対向する生体組織に対し容易に移動してしまい閉鎖に時間がかかるという問題がある。
特許文献1に記載された発明では、結膜、強膜に形成された開口部が小さいため容易に閉鎖することができる。しかし、切開器具となる挿入部が靴べら状(段落0020)に形成されていたり、末端が斜めに切られた(3斜面)針状に尖らせたスタイレット(段落0079)を有している。従って、この技術でも従来の切開器具のように半円形或いは三角形の弁状の切片が形成されることとなり、閉鎖に時間がかかるという問題は残るのである。
また上記各トロカールでは、カニューレ部の先端部分が軸線に対し直角に切断された形状で利用されているものが多いため、カニューレ部を結膜、強膜等の生体組織に対しねじ込むようにして貫通させる際に組織を切り裂いてしまう虞がある。特に、組織を切り裂いてしまった場合、完治するまでに時間がかかってしまうという問題を派生する虞がある。
そのため、カニューレ部の先端部分が軸線に対し斜めに切断されたものも利用されているが、依然、切開創を貫通させる際の抵抗は大きく、また、前述した従来の切開器具と組み合わせて使用しているため、閉鎖に時間が掛かるという問題は解決されていなかったのである。即ち、従来の切開器具では、カニューレ部が切開創に入りやすいこと、を念頭においていたため、切開創が(直線状ではカニューレ部が入らないため)弁状(弁状の切片が形成された状態)になっており、これが閉鎖しにくい原因となっていたのである。
更に、トロカールのみで切開創を形成するのではなく、最初にナイフを使用して生体組織を切開し、閉鎖しやすい切開創を形成した後、トロカールの切開部材で、前記したナイフによって切開した切開創を押し広げてカニューレ部を挿入するという作業を行う場合もあったが、手術に際し、ナイフとトロカールの2種類の器具を使用することになるため、作業が煩雑になるという問題があった。
本発明の目的は、トロカールのみを単独で使用することによって、開口部の大きさの如何に関わらず、該開口部の閉鎖に要する時間を短縮することができるトロカールを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る第1のトロカールは、手術を行う際に用いるトロカールであって、カニューレ部の内部に先端に略一文字の切刃を形成した切開部材を着脱可能に挿入したものである。
また本発明に係る第2のトロカールは、切開部材を着脱可能に挿入するカニューレ部の先端部分が斜めの切り口を有し、且つ該斜めの切り口がテーパ状に形成されているものである。
更に、本発明に係る第3のトロカールは、手術を行う際に用いるトロカールであって、先端部分が斜めの切り口を有し、且つ該斜めの切り口がテーパ状に形成されているカニューレ部と、前記カニューレ部の内部に着脱可能に挿入され且つ先端に略一文字の切刃を形成した切開部材と、からなるものである。
本発明に係る第1のトロカールでは、カニューレ部の内部に着脱可能に挿通された切開部材が先端に略一文字の切刃が形成されているので、この切開部材によって生体組織を切開したときの切開創は略一文字となり、このため、切片が弁状に開くことがなく、対向する切片が互いに接触している状態を保持することが可能となり、容易に切開創の閉鎖が実現する。
また本発明に係る第2のトロカールでは、カニューレ部の先端部分が斜めの切り口を有しており、且つ該切り口がテーパ状に形成されているため、切開器具によって組織に形成された切開創に対しカニューレ部を貫通させる際には、先ず該カニューレ部の先端部分の尖った一部が通過し、その後、順に太い部分が通過するため、カニューレ部をねじ込むようにすることなく、容易に貫通させることができる。このため、カニューレ部が切開部材によって切開された開口部を通過する際に、組織を切り裂く虞がない。
更に、本発明に係る第3のトロカールでは、先端部分が斜めの切り口を有し、且つ切り口がテーパ状に形成されたカニューレ部と、先端に略一文字の切刃を形成した切開部材とでトロカールを構成したため、従来の如くカニューレ部が入りやすい切開創、即ち弁状の切開創を形成する必要がなく、自己閉鎖性の良い切開創を形成することができると共に、カニューレ部を、該切開創に、組織を切り裂くことなく容易に貫通させることができる。
従って、手術後、トロカールを排除したとき生体組織に形成された切開創は切開部材による略一文字状の切り傷のみであり、対向する切片が互いに接触している状態を保持することが可能となり、容易に切開創の閉鎖が実現する。
以下、本発明に係るトロカールの最も好ましい実施形態について説明する。本発明に係る第1のトロカールは、カニューレ部の内部に生体組織を切開する切開部材を着脱可能に挿通して構成されたものであり、切開部材に略一文字状の切刃を形成することによって、生体組織に略一文字状の切開創を形成することで、術後にカニューレ部を排除したとき、対向する切開創が互いに接近して容易に閉鎖し得るようにしたものである。
また第2のトロカールは、カニューレ部の先端部分を斜めの切り口を形成すると共に該切り口をテーパ状に形成することで、切開部材によって組織に略一文字状に形成した切開創に対し、トロカールをねじるように回転させることなく、斜めの切り口の先端部分から順に挿通することを可能としたものである。この第2のトロカールでは、略一文字状の切開創をカニューレ部によって切り裂くことなく、且つ小さい力で容易に組織を貫通させることが可能となる。
また第3のトロカールは、先端部分が斜めの切り口を有し、且つ切り口がテーパ状に形成されたカニューレ部と、先端に略一文字の切刃を形成した切開部材とで構成することによって、略一文字状等の自己閉鎖性の良い切開創を形成することが可能で、且つ該切開創に対して容易にカニューレ部を貫通させることが可能となり、トロカール単独で自己閉鎖性の良い切開創を形成できるようにしたものである。
本発明の切開部材は、組織を略一文字状に切開するために、先端部分に略一文字に切刃が形成されている。このため、切開部材の素材は中実の棒状に形成されることが好ましい。例えば、切開部材の素材が注射針のような中空材である場合、中空部分に切刃を形成し得ないため、組織に略一文字状の切開創を形成することができない。
また切開部材の先端部分に形成される略一文字状の切刃は、棒状の切開部材の中心を通る略一文字状に形成されていることが好ましい。しかし、必ずしも中心を通る略一文字状である必要はなく、中心をはずれた位置を通る略一文字状であって良く、或いは中心をはずれた位置を通る緩曲線であっても良く、直線と直線とが緩やかな角度で交差して構成される形状でも良く、直線と緩曲線とにより構成される形状であっても良い。
即ち、本発明に於いて、略一文字状の切刃、略一文字の切開創とは、中心を通る直線及び中心から変位した位置を通る直線、或いは中心を通る緩曲線及び中心から変位した位置を通る緩曲線、或いは直線と直線の組合せ、或いは直線と緩曲線の組合せを含むものである。特に、切刃により切開された部位の長さとしては、カニューレの内径の1.5倍以下であることが好ましい。これより大きいと、弁状の切片が形成された弁状の切開創に近くなってしまうからである。
即ち、本発明の切開部材は、切開創を短期間で閉鎖するには弁状の切片を形成することは好ましいことではない、との観点に立って可及的に自由に挙動する切片を形成することのない切刃を形成したものであり、弁状の切片を形成しない限り切刃が曲線状であっても良い。
切開部材を構成する素材は特に限定するものではなく、ピアノ線や鋼線、ステンレス鋼の線材等を選択的に用いることが可能である。しかし、流通過程での錆の発生を考慮したとき、防錆性に優れたステンレス鋼の線材であることが好ましい。特に、生体適合性に対し高い信頼性を持ったオーステナイト系ステンレス鋼からなる線材を用いることが好ましく、更に、所定の径を持ったオーステナイト系ステンレス線材を予め設定された減面率で冷間線引き加工することで、組織をファイバー状に伸長させた線材は適度な弾性と可撓性を有し且つ高い靱性を有するため好ましい。
また本発明のカニューレ部は、組織を貫通して配置されたとき、該組織から受ける力に対抗して形状を維持し得る強度を有することが必要である。この場合、切開部材を引き抜く際にカニューレ部が変形しない程度の強度、或いはカニューレ部が変形可能な程度の強度の両方のカニューレ部を使用することが可能である。このような強度を発揮し得る材料としては、ステンレス鋼に代表される金属、合成樹脂があり、これらの材料からなるパイプを好ましく用いることが可能である。なお、特にカニューレの中に挿入した器具を動かして使用する際には、変形可能なカニューレ部を用いることが好ましい。
カニューレ部の先端部分に於ける切り口のカニューレ部の軸心に対する角度は限定するものではなく、トロカールに対し軸心方向に略直線的に力を加えることによって容易に切開創を通過し得るような角度であれば良い。本発明では切り口がテーパ状に形成されていることから、切開部材によって切開した組織の切開創に対し、最初に接触する部分は略点状であり、容易に通過することが可能である。従って、切り口の斜めの角度はさほど鋭角でなくとも小さい力で通過させることが可能である。
以下、本発明に係るトロカールの第1実施例について図を用いて説明する。図1はトロカールの構成を説明する斜視図である。図2はトロカールを構成する切開部材とカニューレとの関係を説明する図である。図3はカニューレに切開部材を挿通した状態の正面図であり切開部材に形成された切刃を説明する図である。図4はカニューレの構成を説明する図である。
本実施例に係るトロカールは眼科手術の際に用いるように構成されており、結膜、強膜を切開して該切開創にカニューレを挿通して残置し、このカニューレを利用して手術器具やチューブを挿通し得るように構成したものである。
図1に示すように、トロカールは、切開部材Aを着脱可能に挿通したカニューレBを、更にハンドルDに着脱可能に装着して構成されている。そしてハンドルDを医師が把持して操作することで、生体に於ける目的の部位を切開して切開創を形成し、この切開創にカニューレBを挿通した後、ハンドルDをカニューレBから離脱させ、更に、カニューレBから切開部材Aを離脱させることで、カニューレBによって切開創に貫通する孔を形成し、この孔を利用して手術用の器具や薬品を注入するチューブ等を挿通し得るように構成されている。
このため、同図(a)に示すように、ハンドルDは医師が把持して操作するのに充分な長さと太さとを有し、更に、把持し易い形状に形成されている。また同図(b)に示すように、カニューレBのソケット15に設けた切欠部や溝にハンドルDの先端部分を係合させることで装着し、且つこの係合を解除することで離脱させることが可能なように構成されている。
本実施例のトロカールは眼科手術の際に結膜、強膜に切開創を形成して患部の治療を行うように構成されており、切開部材Aは極めて細く形成されている。このため、便宜上、ハンドルDをなくした状態で実施例を説明するが、切開部材Aによって切開創を形成する操作を行う際に医師はハンドルDを把持して行うものである。
図2に示すように、トロカールは、図4に示すカニューレBに切開部材Aを着脱可能に挿通して構成されている。切開部材Aは、丸棒状の中実材からなりカニューレBの長さよりも充分に長く形成された本体1と、本体1の先端部に形成された略一文字の切刃2と、を有して構成され、カニューレBは剛性を有し容易に変形しない構成となっている。
本体1の外径はカニューレBを構成するカニューレ部10の内径よりも僅かに小さい寸法を有しており、略直針状に形成されている。即ち、切刃2を形成した先端部とは反対側の尾部1aを医師が把持して引き抜き操作することで、切開部材Aを容易にカニューレ部10から排除し得るように構成されている。
しかし、本体1の外径のカニューレ部10の内径に対する寸法差が余り大きいと簡単に離脱してしまい好ましくはなく、両者の差が余りに小さいと切開部材Aをカニューレ部10に挿通し或いは引き抜く際の操作が容易ではなく好ましくはない。従って、本体1の外径はカニューレ部10の内径に対し僅かに小さい程度であることが好ましい。尚、カニューレBの内側へ入らない尾部1a側については、先端部側から連なる直状としても良いし、テーパー状等、異なった形状としても良く、外径については限定するものではない。
カニューレBが弾性を有し変形可能な構成となっている場合には、本体1の外径をカニューレ部10の内径に対して大きくすることも可能である。
図3に示すように、本体1の先端部には4つの斜面4a〜4dが形成されており、斜面4aと斜面4d及び斜面4bと斜面4cが交叉する稜線が本体1の中心を通る直線状の略一文字に形成され、この稜線によって切刃2が形成されている。従って、切刃2は本体1の中心を通る直径上の直線と一致して形成されている。
本体1の先端部に4つの斜面4a〜4dを形成する方法は特に限定するものではなく、本体1の丸棒状の先端部をそのまま研削して各斜面4a〜4dを形成することが可能である。また丸棒状の先端部を一度プレスして4つの斜面4a〜4dの下地を形成した後、各斜面を研削しても良い。
尚、前述したように、切刃2は必ずしも本体1の中心を通る直線と一致して形成されたものである必要はなく、中心から変位した位置を通る直線、或いは中心から変位した位置を通る緩い曲線であっても良く、直線と直線の組合せ、或いは直線と緩曲線の組合せであっても良い。
また斜面4aと斜面4bとが交叉する稜線、及び斜面4cと斜面4dとが交叉する稜線は夫々組織を切開する機能を持たず、単に切刃2によって形成された切開創を広げる機能を持った峰3として形成されている。
尚、略一文字の切刃2を形成する場合、本実施例のように4つの斜面4a〜4dを形成しても良く、また2つの斜面、或いは3つの斜面によって形成しても良い。しかし、本実施例のように切刃2に交叉する方向に夫々峰3を形成することで、切開創を積極的に押し広げることが可能となり、カニューレBのカニューレ部10を挿通する際に抵抗を小さくして容易に組織を貫通させることが可能となり有利である。
図4に示すようにカニューレBは、円筒状に形成されたカニューレ部10と、カニューレ部10を取り付けたソケット部15とを有して構成されている。カニューレ部10は金属製のパイプ、或いは剛性を持った合成樹脂製のパイプからなり、先端部分に斜めの切り口11が形成され他方側の端部がソケット15に嵌挿された状態で該ソケット15に固定されている。
カニューレ部10は患部の手術に際し、切開器具Aによって形成した組織の切開創を通って貫通し、この状態を維持して、手術器具やチューブ等を挿通する通路を形成するものである。このため、適度に剛性を持った円筒状の部材によって構成されている。
特に、カニューレ部10の先端部分には斜めの切り口11が形成されており、この切り口11にはテーパ部12が形成されている。本発明に於いて切り口11のカニューレ部10の軸心10に対する角度θを限定するものではないが、本実施例では約60度の角度で形成されている。
またテーパ部12のテーパ角度は特に限定するものではなく、切り口11の中心軸に対し一様な角度を持って形成されていれば良い。このように、カニューレ部10の先端部分に斜めの切り口11を形成すると共に該切り口11にテーパ部12を形成することによって、カニューレ部10の最先端は斜めの切り口11とテーパ部12とが合成された点状に形成される。
このため、切開部材Aによって形成された切開創にカニューレ部10を貫通させる際には点状の最先端部分から進入することとなり、小さい抵抗で容易に貫通させることが可能となる。特に、カニューレ部10を切開創に貫通させる際に回転させてねじ込む必要がなく、これに伴って、組織を切り裂くようなことがない。このため、術後に於ける切開創の治癒期間が長くなるようなことがない。
ソケット15はハンドルDに着脱可能に装着されるものであり、前述したように、切開部材Aを挿通したカニューレBをソケット15を介してハンドルDに装着し、このハンドルDを医師が操作することによって、切開部材Aによって組織に切開創を形成すると共に切開部材Aを更に組織内に挿入するのに伴ってカニューレ部10を組織に貫通させる。その後、ソケット15をハンドルDから離脱させ、更に、カニューレBから切開部材Aを引き抜くことで、カニューレ10を切開創に残置させ、これにより、患部に至る通路を形成し、該通路を通して手術器具による患部の手術や、チューブ類を通した薬品の供給を行うことが可能となる。
次に、本実施例に係るトロカールによって結膜、強膜に切開創を形成する眼科手術を施したときの術前の眼圧と術後の眼圧の測定結果について説明し、合わせて従来より使用されているトロカールによって切開創を形成したときの術前の眼圧と術後の眼圧との比較について説明する。
眼科手術の場合、結膜、強膜に形成された切開創が縫合によることなく且つ短時間で閉鎖することが要求されており、術後に低眼圧(7mmHg以下)になることがなく、術前の眼圧と術後翌日の眼圧との差が小さいことが好ましいとされている。即ち、両眼圧の差が小さいことは切開創の閉鎖状態が良好であることを示しており、両眼圧の差が大きいことは切開創の閉鎖状態が良好とはいえないことを示している。
本実施例に係るトロカールを用いて29例の手術を行った。この29例の術前眼圧の平均値は13.8mmHgであり、最大値は18.0mmHg、最小値は10.0mmHgであった。また術後、翌日の眼圧は29例の平均値が13.2mmHgであり、最大値は20.0mmHg、最小値は8.0mmHgであった。この結果から、術前の眼圧の平均値と、術後翌日の眼圧の平均値の差は0.6mmHgであった。
また、従来のトロカールを用いて47例の手術を行った。この47例の術前眼圧の平均値は12.9mmHgであり、最大値は16.6mmHg、最小値は9.2mmHgであった。また術後、翌日の眼圧は47例の平均値が10.0mmHgであり、最大値は15.6mmHg、最小値は4.4mmHgであった。この結果から、術前の眼圧の平均値と、術後翌日の眼圧の平均値の差は2.9mmHgであった。
上記の如く、従来より利用されているトロカールを使用した場合、術後翌日の眼圧は2.9mmHg低下しているのに対し、本実施例のトロカールを使用した場合、術後翌日の眼圧は0.6mmHgの低下にとどまっていることが明らかになった。また、従来では低眼圧が数例あったのに対し、本実施例では低眼圧になった例は一例もなかった。この結果、本実施例に係るトロカールは、従来のトロカールに比較して充分に優位であるといえる。
次に第2実施例に係るトロカールの構成について図を用いて説明する。図5は第2実施例のトロカールの構成を説明する図である。図6はトロカールの正面図であり切開部材に形成された切刃を説明する図である。尚、前述の第1実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例のトロカールでは、カニューレBは前述の第1実施例と同一の構成を有している。従って、切開部材Cの構成について説明する。
切開部材Cは、本体1の先端側の所定位置にはテーパ部5が形成されており、該テーパ部5の先端側に細軸部6が形成され、この細軸部6の先端部に切刃2が形成されている。テーパ部5を介して形成された細軸部6の太さは限定するものではなく、切刃2によって組織を切開する際に生じる抵抗に対し充分に対抗し得る強度を発揮し得る太さであれば良い。
切開部材Cを構成する本体1の先端部分は一度プレスされて4つの斜面4a〜4dの下地面を形成した後、各斜面4a〜4dを研削して切刃2を形成すると共に峰3を形成している。特に、本体1の先端部分を一度プレスすることによって、切刃2の両端に対応する部分、及び峰3の稜線に対応する部分が細軸部6の径よりも大きく本体1の径と略同じ寸法となるように形成されている。
このため、切刃2は両端部分が細軸部6から突出したように形成されることで、より切開性能が向上し、小さい力で組織を切開することが可能である。
本発明に係る第1のトロカールでは、切開部材A、Cの先端部分に略一文字の切刃2が形成されることから、組織を切開したときの切開創も略一文字状となり、容易に閉鎖することが可能となる。このため、切開創の閉鎖に要する時間を短縮化でき、カニューレ部10に挿通した切開部材Aによって組織を切開しつつ該カニューレ部10を組織に貫通させることが必要な手術に利用して有利である。
また本発明に係る第2のトロカールでは、カニューレBを構成するカニューレ部10を組織に貫通させる際に小さい力で容易に貫通させることが可能となる。このため、カニューレ部10をねじ込む必要がなく、組織に切り裂くような傷を付けることがない。従って、切開創の閉鎖に要する時間を短縮化でき、カニューレ部10を組織に貫通させることが必要な手術に利用して有利である。
また本発明に係る第3のトロカールでは、切開部材A、Cの先端部分に略一文字の切刃2が形成され、且つカニューレBを構成するカニューレ部10を組織に貫通させる際に小さい力で容易に貫通させることが可能となる。このため、組織を切開したときの切開創も略一文字状となり、容易に閉鎖することが可能となり、切開創の閉鎖に要する時間を短縮化でき、更に、カニューレ部10をねじ込む必要がなく、組織に切り裂くような傷を付けることがない。従って、切開創の閉鎖に要する時間を短縮化でき、カニューレ部10を組織に貫通させることが必要な手術に利用して有利である。
トロカールの構成を説明する斜視図である。 トロカールを構成する切開部材とカニューレとの関係を説明する図である。 カニューレに切開部材を挿通した状態の正面図であり切開部材に形成された切刃を説明する図である。 カニューレの構成を説明する図である。 第2実施例のトロカールの構成を説明する図である。 トロカールの正面図であり切開部材に形成された切刃を説明する図である。
符号の説明
A、C 切開部材
B カニューレ
D ハンドル
1 本体
1a 尾部
2 切刃
3 峰
4a〜4d 斜面
5 テーパ部
6 略軸部
10 カニューレ部
11 切り口
12 テーパ部
15 ソケット

Claims (3)

  1. 手術を行う際に用いるトロカールであって、カニューレ部の内部に先端に略一文字の切刃を形成した切開部材を着脱可能に挿入したことを特徴とするトロカール。
  2. 切開部材を着脱可能に挿入するカニューレ部の先端部分が斜めの切り口を有し、且つ該斜めの切り口がテーパ状に形成されていることを特徴とするトロカール。
  3. 手術を行う際に用いるトロカールであって、先端部分が斜めの切り口を有し、且つ該斜めの切り口がテーパ状に形成されているカニューレ部と、前記カニューレ部の内部に着脱可能に挿入され且つ先端に略一文字の切刃を形成した切開部材と、からなることを特徴とするトロカール。
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