JP2000023798A - 寝 具 - Google Patents

寝 具

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JP2000023798A
JP2000023798A JP10191566A JP19156698A JP2000023798A JP 2000023798 A JP2000023798 A JP 2000023798A JP 10191566 A JP10191566 A JP 10191566A JP 19156698 A JP19156698 A JP 19156698A JP 2000023798 A JP2000023798 A JP 2000023798A
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JP
Japan
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mat
hardness
bedding
mat body
area
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Pending
Application number
JP10191566A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kamijo
健 上條
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】褥瘡などの予防効果および寝心地性に優れた寝
具を提供する。 【解決手段】硬度が異なる複数のマット体11〜15
が、体幹方向Yに沿って設けられている寝具であり、臥
床状態の腰椎部M1相当領域に高硬度のマット体15が
設けられ、仙骨部M2相当領域および踵部M3相当領域
に低高度のマット体13,11が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、褥瘡防止および寝
心地性に優れた寝具に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
種の寝具では、寝心地性を高めるためにクッション度を
変えるなど様々な工夫がなされている。
【0003】ところが、人体の骨格構造は平坦ではない
ため、硬いベッドに臥床すると仙骨などに体重が集中し
て目覚めたときにその部分が痛んだりする。逆に柔らか
いベッドに臥床すると圧力集中は抑制できるものの、体
重がかかる腰部が沈み込み腰椎が折れ曲がった形で臥床
することになるので、これでも目覚めたときに背中など
が痛んだり、酷いときには椎間板ヘルニアの原因にもな
る。
【0004】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、褥瘡などの予防効果および寝心地性に優れた寝具を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明の寝具(1)は、硬度が異なる複数の
マット体(11〜16)が、体幹方向(Y)に沿って設
けられていることを特徴とする。
【0006】本発明の寝具では、硬度が異なる複数のマ
ット体が体幹方向に沿って設けられているので、高度が
高いマット体では沈み込み量が小さく、硬度が低いマッ
ト体では沈み込み量が大きくなる。
【0007】したがって、人体の骨格構造の凹凸や荷重
に応じて硬度が異なるマット体を配置すれば、マット体
全体で身体を支えることができ、受圧面積が大きくなっ
て応力集中を抑制することができるので、たとえば寝た
きり患者の褥瘡などを防止することができる。また、本
発明の寝具に臥床すると、起立状態と同じように身体が
真っ直ぐになるので、寝たきり患者以外でも寝心地が向
上する。
【0008】(2)本発明の寝具において、硬度が異な
るマット体の配置としては、特に限定されないが、臥床
状態の腰椎部(M1)相当領域に、他領域より高硬度の
マット体(15)を設けることが好ましい。
【0009】臥床状態の腰椎部の相当領域に高硬度のマ
ット体を設けると、腰椎部の沈み込み量が小さくなるの
で、腰椎部が上に凸に湾曲しているにも拘わらずマット
体で支持することができる。
【0010】この高硬度のマット体(15)は、さらに
体幹方向(Y)の中心に向かって高硬度とされた複数の
マット体(151〜155)からなることが好ましい。
【0011】この部分をさらに体幹方向の中心に向かっ
て高硬度とされた複数のマット体から構成することで、
その湾曲形状をより好適に実現することができ、さらに
支持面積を大きくすることができる。
【0012】また本発明において、臥床状態の仙骨部
(M2)相当領域に、他領域より低高度のマット体(1
3)を設けることが好ましい。
【0013】臥床状態の仙骨部相当領域に低高度のマッ
ト体を設けると、仙骨部の沈み込み量が大きくなるの
で、体重が大きく作用するにも拘わらず受圧面積を大き
くして圧力集中を抑制することができる。
【0014】また本発明において、臥床状態の踵部(M
3)相当領域に、他領域より低高度のマット体(11)
を設けることが好ましい。
【0015】臥床状態では踵部にも体重がかかるのでこ
こに低高度のマット体を設けることで沈み込み量を大き
くし、受圧面積を大きくして圧力集中を抑制することが
できる。
【0016】(3)本発明の寝具は複数のマット体のみ
で使用することも可能であるが、必要に応じて前記マッ
ト体の上面に柔軟性パッド(17)を設けることもでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の寝具の実施形態を示
す斜視図、図2は図1の II-II線に沿う断面図、図3は
臥床状態を示す断面図である。
【0018】図1に示すように、本実施形態の寝具1
は、体幅方向Xに延在する複数のマット体11〜16
が、体幹方向Yに沿って設けられた基本構造を採る。各
マット体11〜16および後述する151〜155は、
たとえば発泡ウレタン樹脂からなり、目的とする硬度に
応じて硬質ウレタン〜軟質ウレタンが採用される。本例
では高い硬度のマット体15、普通の硬度のマット体1
2,14,16および低い硬度のマット体13といった
3種類の硬度のマット体が用いられ、さらに高い硬度の
マット体15はさらに3種類の硬度のマット体151〜
155とされている。
【0019】これを図3に示す臥床状態において説明す
ると、臥床状態において身体Mの骨格構造が上に凸とな
る腰椎部M1に相当する領域には、高硬度のマット体1
5を配置し、このマット体15をさらに体幹方向Yの中
心に向かって硬度が大きくなるように複数(ここでは5
つ)のマット体151〜155で構成している。つま
り、マット体15を構成する5つのマット体151〜1
55の硬度は、中心に位置するマット体153が最も高
硬度で、その両側のマット体152,154が次に硬度
が高く、両端のマット体151,155がその次に硬度
が高い。
【0020】また、臥床状態において身体Mの骨格構造
が下に凸となる仙骨部M2に相当する領域には、低高度
のマット体13が配置され、同じく踵部M3も下に凸と
なるので低高度のマット体11が配置されている。
【0021】その他の領域、すなわち大腿部には普通
(それらの中間)の硬度のマット体12が配置され、仙
骨部M2と腰椎部M1との間にも普通の硬度のマット体
14が配置され、さらに頭部にも普通の硬度のマット体
16が配置されている。
【0022】ちなみに、図示はしないが、使用に際して
はマット体11〜16を包み込むカバーを設けても良
い。また、マット体11〜16は、硬度がさらに細分化
されたマット体で構成しても良い。
【0023】次に作用を説明する。直立姿勢と同じ姿勢
で臥床できる寝具が、床ずれ対策や寝心地に対して良好
であるといえるが、一般的な寝具に人間Mが臥床する
と、最も下側に突出した臀部の仙骨部M2および踵部M
3が最も沈み込もうとし、逆に最も上側に突出した腰椎
部M1に隙間が生じようとする。
【0024】しかしながら、本実施形態の寝具1にあっ
ては、最も沈み込もうとする仙骨部M2および踵部M3
のマット体13,11が柔らかいウレタンマットとさ
れ、最も上に湾曲する腰椎部M1のマット体15が硬い
ウレタンマットとされ、これ以外の領域のマット体1
2,14,16はその中間の硬度を有するウレタンマッ
トとされているので、臥床状態においても直立姿勢と同
じ姿勢を維持しようとする。特に、腰椎部M1に相当す
る領域に配置されたマット体15が、さらに硬度が異な
る複数のマット体151〜155で構成されているの
で、腰椎部M1の支持が確実になり、より応力集中を抑
制することができる。
【0025】したがって、本実施形態の寝具1によれ
ば、直立姿勢にきわめて近い姿勢で臥床することがで
き、寝心地が良好になるとともに床ずれ防止や姿勢の矯
正に寄与することとなる。また、比重が1以下のマット
体を使用すればウォータマットに比べて軽量化が達成で
き、運搬にも便利である。
【0026】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0027】たとえば、本発明の寝具1は、図4に示す
ように、上述した実施形態の寝具1の表面に柔軟性パッ
ド17を設けて構成することもできる。この柔軟性パッ
ド17は、たとえば軟質ウレタンで構成され、特に体幅
方向Xに対する身体の受圧面積を増加させることで全体
の体圧を低下させる機能を司るものである。また、体格
の個人差をこの柔軟性パッド17で吸収することで、上
述した床ずれ防止機能や寝心地性の向上に寄与する。さ
らに、軟質材料で形成することで寝返りも容易にうつこ
とができるので、その意味においても寝心地性が向上す
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、直立姿勢にきわめて近い姿勢で臥床することがで
き、寝心地が良好になるとともに床ずれ防止や姿勢の矯
正に寄与することができる。また、本発明の寝具はウォ
ータマットに比べて著しく軽量であり、運搬にも便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の寝具の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の II-II線に沿う断面図である。
【図3】図1に示す寝具の臥床状態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の寝具の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…寝具 11〜16…マット体 151〜155…マット体 17…柔軟性パッド X…体幅方向 Y…体幹方向 M…人間 M1…腰椎部 M2…仙骨部 M3…踵部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬度が異なる複数のマット体が、体幹方向
    に沿って設けられていることを特徴とする寝具。
  2. 【請求項2】臥床状態の腰椎部相当領域に、他領域より
    高硬度のマット体が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の寝具。
  3. 【請求項3】前記高硬度のマット体は、さらに体幹方向
    の中心に向かって高硬度とされた複数のマット体からな
    ることを特徴とする請求項2記載の寝具。
  4. 【請求項4】臥床状態の仙骨部相当領域に、他領域より
    低高度のマット体が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の寝具。
  5. 【請求項5】臥床状態の踵部相当領域に、他領域より低
    高度のマット体が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の寝具。
  6. 【請求項6】前記マット体の上面に、柔軟性パッドが設
    けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに
    記載の寝具。
JP10191566A 1998-07-07 1998-07-07 寝 具 Pending JP2000023798A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102551981A (zh) * 2012-02-06 2012-07-11 于志良 驼背病人手术床
JP2013146486A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Paramount Bed Co Ltd マットレス用クッション体
JP2014212849A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 パラマウントベッド株式会社 ギャッチベッド用マットレス

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CN102551981A (zh) * 2012-02-06 2012-07-11 于志良 驼背病人手术床
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