JP2000023643A - 生海苔の異物分離除去・洗滌装置と、この装置の回転板 - Google Patents
生海苔の異物分離除去・洗滌装置と、この装置の回転板Info
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- JP2000023643A JP2000023643A JP10194799A JP19479998A JP2000023643A JP 2000023643 A JP2000023643 A JP 2000023643A JP 10194799 A JP10194799 A JP 10194799A JP 19479998 A JP19479998 A JP 19479998A JP 2000023643 A JP2000023643 A JP 2000023643A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の発明は、略面一の構成と、回転板の近傍
に混合液流を形成しない構成である。従って、クリアラ
ンスが液面より露出することが発生し易くなり、このク
リアランスからの空気の吸込みと、この吸込みによって
生海苔中に空気が混入される弊害がある。またこの空気
の混入は、本装置の能力低下、他の海苔機器の誤作動発
生要因となる。 【解決手段】本発明は、生海苔混合液槽に設けた選別ケ
ーシングと、この選別ケーシングの上方に設けた上下の
水平面を有する回転板と、クリアランスとで構成される
生海苔異物分離除去・洗滌装置であって、生海苔混合液
槽の底面と選別ケーシングとの間に段差を設け、回転板
の回転時に、段差と下の水平面との間に生海苔及び異物
の攪拌混合液流を形成する構成である。回転板の回転時
に、攪拌混合液流を形成し、かつ共回りする生海苔と異
物の中から、生海苔をクリアランスに吸引できる。クリ
アランスからの空気の吸込み回避と、この吸込みによる
弊害の回避が図れる。
に混合液流を形成しない構成である。従って、クリアラ
ンスが液面より露出することが発生し易くなり、このク
リアランスからの空気の吸込みと、この吸込みによって
生海苔中に空気が混入される弊害がある。またこの空気
の混入は、本装置の能力低下、他の海苔機器の誤作動発
生要因となる。 【解決手段】本発明は、生海苔混合液槽に設けた選別ケ
ーシングと、この選別ケーシングの上方に設けた上下の
水平面を有する回転板と、クリアランスとで構成される
生海苔異物分離除去・洗滌装置であって、生海苔混合液
槽の底面と選別ケーシングとの間に段差を設け、回転板
の回転時に、段差と下の水平面との間に生海苔及び異物
の攪拌混合液流を形成する構成である。回転板の回転時
に、攪拌混合液流を形成し、かつ共回りする生海苔と異
物の中から、生海苔をクリアランスに吸引できる。クリ
アランスからの空気の吸込み回避と、この吸込みによる
弊害の回避が図れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生海苔・海水混合
液(生海苔と海水が混合された液を云う。生海苔の混合
液とする。)から異物(ゴミ、小エビ、小貝、アミ糸
屑、その他夾雑物等を云う。)の分離除去と、生海苔の
洗滌を目的とする生海苔の異物分離除去・洗滌装置及び
この装置の回転板に関する。
液(生海苔と海水が混合された液を云う。生海苔の混合
液とする。)から異物(ゴミ、小エビ、小貝、アミ糸
屑、その他夾雑物等を云う。)の分離除去と、生海苔の
洗滌を目的とする生海苔の異物分離除去・洗滌装置及び
この装置の回転板に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の異物分離除去装置としては、特
開平8-140637号の生海苔の異物分離除去装置(文献とす
る。)がある。この発明では、筒状混合液タンクの環状
枠板部の内周縁内に回転板を略面一の状態で僅かなクリ
アランスを介して内嵌めし、この回転板を軸心を中心と
して適宜駆動手段によって回転可能とするとともに、筒
状混合液タンクに異物排出口を設けた構成であって、こ
の回転板の回転、及び略面一の状態で僅かなクリアラン
スを介して内嵌めしたことを特徴とする。この文献は、
筒状混合液タンク内に少量の混合液を供給し、異物の効
率的な分離作業を図りつつ、クリアランスへの過剰な生
海苔の吸込みをなくすようにしている。
開平8-140637号の生海苔の異物分離除去装置(文献とす
る。)がある。この発明では、筒状混合液タンクの環状
枠板部の内周縁内に回転板を略面一の状態で僅かなクリ
アランスを介して内嵌めし、この回転板を軸心を中心と
して適宜駆動手段によって回転可能とするとともに、筒
状混合液タンクに異物排出口を設けた構成であって、こ
の回転板の回転、及び略面一の状態で僅かなクリアラン
スを介して内嵌めしたことを特徴とする。この文献は、
筒状混合液タンク内に少量の混合液を供給し、異物の効
率的な分離作業を図りつつ、クリアランスへの過剰な生
海苔の吸込みをなくすようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、この種の
異物分離除去装置は、筒状混合液タンク内に滞留する混
合液は少量であるが故に、共回り現象(混合液が回転板
の回転に伴って回る現象)が発生し難いなどの問題があ
る。また異物がクリアランスを越えて筒状混合液タンク
の底隅部に至り、かつこの底隅部に集積すること(所
謂、異物の効率的な分離を図ること)は困難視される。
またこの種の異物分離除去装置は、クリアランスが混合
液面より露出することが間々発生し、このクリアランス
からの空気の吸込みがあることと、この吸込みで混合液
中への空気混入による弊害がある。例えば、クリアラン
スから空気が吸込まれると、この吸込み量に略相当する
量の吸込みが不可能となり、例えば、このクリアランス
から吸込まれる生海苔の吸込み量が減少し、当該装置の
吸込み能力の低下を招来すること(以下、本装置の能力
低下とする。)、他の海苔機器の誤作動発生要因となる
こと、等の課題がある。
異物分離除去装置は、筒状混合液タンク内に滞留する混
合液は少量であるが故に、共回り現象(混合液が回転板
の回転に伴って回る現象)が発生し難いなどの問題があ
る。また異物がクリアランスを越えて筒状混合液タンク
の底隅部に至り、かつこの底隅部に集積すること(所
謂、異物の効率的な分離を図ること)は困難視される。
またこの種の異物分離除去装置は、クリアランスが混合
液面より露出することが間々発生し、このクリアランス
からの空気の吸込みがあることと、この吸込みで混合液
中への空気混入による弊害がある。例えば、クリアラン
スから空気が吸込まれると、この吸込み量に略相当する
量の吸込みが不可能となり、例えば、このクリアランス
から吸込まれる生海苔の吸込み量が減少し、当該装置の
吸込み能力の低下を招来すること(以下、本装置の能力
低下とする。)、他の海苔機器の誤作動発生要因となる
こと、等の課題がある。
【0004】また通常、この種の異物分離除去装置は、
異物の分離除去が目的で、洗滌しないことから、生海苔
に付着する異物を剥離できない。従って、小さい異物が
良質タンクに持込まれること、又は大きい異物がクリア
ランスの目詰まり発生の要因となること、等の課題があ
る。
異物の分離除去が目的で、洗滌しないことから、生海苔
に付着する異物を剥離できない。従って、小さい異物が
良質タンクに持込まれること、又は大きい異物がクリア
ランスの目詰まり発生の要因となること、等の課題があ
る。
【0005】さらにこの種の異物分離除去装置は、単独
の装置で、二つの目的を達成できず、結果として、生海
苔製造過程の簡略化、又は効率化、省設備化等が図れな
い課題がある。
の装置で、二つの目的を達成できず、結果として、生海
苔製造過程の簡略化、又は効率化、省設備化等が図れな
い課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回転
板の回転時に、底面と回転板の下の水平面との間に生海
苔及び異物の攪拌混合液流を形成して共回り現象をつく
り、かつクリアランスからの空気の吸込み防止と、この
吸込みにより発生する弊害の回避を図りつつ、生海苔の
洗滌と、この洗滌に基づく効果(洗滌効果)を達成する
こと、等を意図する。
板の回転時に、底面と回転板の下の水平面との間に生海
苔及び異物の攪拌混合液流を形成して共回り現象をつく
り、かつクリアランスからの空気の吸込み防止と、この
吸込みにより発生する弊害の回避を図りつつ、生海苔の
洗滌と、この洗滌に基づく効果(洗滌効果)を達成する
こと、等を意図する。
【0007】請求項1は、生海苔の混合液が供給される
生海苔混合液槽と、この生海苔混合液槽に設けた異物排
出用のホース連結口と、前記生海苔混合液槽に設けた逆
洗用及び吸込み用のホース連結口を備えた選別ケーシン
グと、この選別ケーシングの上方に設けた回転板と、こ
の回転板と前記選別ケーシングで形成したクリアランス
とで構成される生海苔の異物分離除去・洗滌装置であっ
て、前記生海苔混合液槽の底面と選別ケーシングとの間
に段差を設け、また前記回転板に上下の水平面を設け、
この回転板の回転時に、前記段差とこの回転板の下の水
平面との間に生海苔及び異物の攪拌混合液流を形成する
ことを特徴とする生海苔の異物分離除去・洗滌装置であ
る。
生海苔混合液槽と、この生海苔混合液槽に設けた異物排
出用のホース連結口と、前記生海苔混合液槽に設けた逆
洗用及び吸込み用のホース連結口を備えた選別ケーシン
グと、この選別ケーシングの上方に設けた回転板と、こ
の回転板と前記選別ケーシングで形成したクリアランス
とで構成される生海苔の異物分離除去・洗滌装置であっ
て、前記生海苔混合液槽の底面と選別ケーシングとの間
に段差を設け、また前記回転板に上下の水平面を設け、
この回転板の回転時に、前記段差とこの回転板の下の水
平面との間に生海苔及び異物の攪拌混合液流を形成する
ことを特徴とする生海苔の異物分離除去・洗滌装置であ
る。
【0008】請求項2の発明は、生海苔混合液槽におけ
る洗滌効果を確保することにある。
る洗滌効果を確保することにある。
【0009】請求項2は、生海苔混合液槽にパンチング
メタル、又は網体等でなる隔壁を設け、この隔壁内に回
転板を設ける構成の生海苔の異物分離除去・洗滌装置で
ある。
メタル、又は網体等でなる隔壁を設け、この隔壁内に回
転板を設ける構成の生海苔の異物分離除去・洗滌装置で
ある。
【0010】請求項3の発明は、生海苔混合液槽に生海
苔及び異物の攪拌混合液流を形成することにある。
苔及び異物の攪拌混合液流を形成することにある。
【0011】請求項3は、攪拌混合液流の直交端面の形
状を、略等辺三角形状とする生海苔の異物分離除去・洗
滌装置である。
状を、略等辺三角形状とする生海苔の異物分離除去・洗
滌装置である。
【0012】請求項4の発明は、回転板により、生海苔
混合液槽に生海苔及び異物の攪拌混合液流を形成するこ
とにある。
混合液槽に生海苔及び異物の攪拌混合液流を形成するこ
とにある。
【0013】請求項4は、生海苔の混合液が供給される
生海苔混合液槽の選別ケーシング上方に設けた回転板で
あって、この回転板には上下の水平面が設けられている
ことを特徴とする生海苔の異物分離除去・洗滌装置の回
転板である。
生海苔混合液槽の選別ケーシング上方に設けた回転板で
あって、この回転板には上下の水平面が設けられている
ことを特徴とする生海苔の異物分離除去・洗滌装置の回
転板である。
【0014】
【発明の実施の形態】生海苔タンクから順次生海苔混合
液槽に導入された生海苔の混合液は、対の回転板の略中
間部に流下された後、回転板の回転に誘引される。即
ち、当該回転板の下の水平面及び円周垂直面に誘引され
るようにして共に回る。所謂、回転板の円周垂直面との
共回り現象が発生する。更にこの共回り現象を詳述する
と、生海苔の混合液(生海苔と異物)は、下の水平面に
よる僅かな遠心力作用と、円周垂直面による摩擦とによ
り、図3に矢示するような旋回流となり、かつ回転板の
近傍にパンチングメタルでなる隔壁が設けられているこ
とから、この隔壁による規制と、回転板の回転力等の作
用により略等辺三角形状を呈する攪拌混合液流が形成さ
れる。この攪拌混合液流では、更に洗滌及び気泡除去が
行われる。即ち、攪拌混合液流で攪拌されることによ
り、生海苔と異物の分離、及び前記パンチングメタルか
らの気泡の除去及び洗滌が図れる。
液槽に導入された生海苔の混合液は、対の回転板の略中
間部に流下された後、回転板の回転に誘引される。即
ち、当該回転板の下の水平面及び円周垂直面に誘引され
るようにして共に回る。所謂、回転板の円周垂直面との
共回り現象が発生する。更にこの共回り現象を詳述する
と、生海苔の混合液(生海苔と異物)は、下の水平面に
よる僅かな遠心力作用と、円周垂直面による摩擦とによ
り、図3に矢示するような旋回流となり、かつ回転板の
近傍にパンチングメタルでなる隔壁が設けられているこ
とから、この隔壁による規制と、回転板の回転力等の作
用により略等辺三角形状を呈する攪拌混合液流が形成さ
れる。この攪拌混合液流では、更に洗滌及び気泡除去が
行われる。即ち、攪拌混合液流で攪拌されることによ
り、生海苔と異物の分離、及び前記パンチングメタルか
らの気泡の除去及び洗滌が図れる。
【0015】そして、本発明では、共回り現象を呈する
生海苔と異物の中から、生海苔をクリアランスに吸引す
る。この生海苔の吸引は、選別ケーシングに作用する吸
込み用のポンプの吸引力を利用する。このようにしてク
リアランスに吸引された生海苔は、その後、このクリア
ランスを通過して選別ケーシングのケーシング内底面に
達する。そして、吸込み用のホースを経由して良質タン
クに導かれる。また分離処理された異物は、生海苔混合
液槽の内底面に達した後、異物排出用のホースを経由し
て処理される。
生海苔と異物の中から、生海苔をクリアランスに吸引す
る。この生海苔の吸引は、選別ケーシングに作用する吸
込み用のポンプの吸引力を利用する。このようにしてク
リアランスに吸引された生海苔は、その後、このクリア
ランスを通過して選別ケーシングのケーシング内底面に
達する。そして、吸込み用のホースを経由して良質タン
クに導かれる。また分離処理された異物は、生海苔混合
液槽の内底面に達した後、異物排出用のホースを経由し
て処理される。
【0016】尚、本発明では、回転板の回転中及び生海
苔の吸込み中には、クリアランスは、常に攪拌混合液流
の下方にあることから、空気を吸込む虞がなく、本装置
の能力低下、又は他の海苔機器の誤作動発生、等の回避
を図る。
苔の吸込み中には、クリアランスは、常に攪拌混合液流
の下方にあることから、空気を吸込む虞がなく、本装置
の能力低下、又は他の海苔機器の誤作動発生、等の回避
を図る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0018】1は異物分離部を備えた異物分離除去・洗
滌装置で、この異物分離除去・洗滌装置1は、生海苔混
合液をプールする生海苔混合液槽2と、この生海苔混合
液槽2にそれぞれ設けた回転軸3及び異物排出用のホー
ス連結口4並びに選別ケーシング5と、前記回転軸3に
設けた回転板6と、前記選別ケーシング5とこの回転板
6で形成する生海苔吸込用のクリアランス7とを主構成
要素とし、他に洗滌装置が設けられる。
滌装置で、この異物分離除去・洗滌装置1は、生海苔混
合液をプールする生海苔混合液槽2と、この生海苔混合
液槽2にそれぞれ設けた回転軸3及び異物排出用のホー
ス連結口4並びに選別ケーシング5と、前記回転軸3に
設けた回転板6と、前記選別ケーシング5とこの回転板
6で形成する生海苔吸込用のクリアランス7とを主構成
要素とし、他に洗滌装置が設けられる。
【0019】生海苔混合液槽2には、生海苔・海水を溜
める生海苔タンク8と連通する生海苔供給管8aの開口
部を設ける。この生海苔供給管8aに供給用のポンプ9
を設ける。また生海苔混合液槽2には、分離処理された
生海苔・海水をプールする良質タンク10を設ける。図
中41は異物排出用のホース、11は生海苔等の吸込み
用のホース、12は逆洗用のホース、13は洗滌部の排
水口をそれぞれ示す。
める生海苔タンク8と連通する生海苔供給管8aの開口
部を設ける。この生海苔供給管8aに供給用のポンプ9
を設ける。また生海苔混合液槽2には、分離処理された
生海苔・海水をプールする良質タンク10を設ける。図
中41は異物排出用のホース、11は生海苔等の吸込み
用のホース、12は逆洗用のホース、13は洗滌部の排
水口をそれぞれ示す。
【0020】選別ケーシング5は生海苔混合液槽2の底
面2aに段差Aを形成するようにして設けられており、
この選別ケーシング5にはクリアランス7を形成するよ
うにして回転板6が設けられており、このクリアランス
7から吸込み用のポンプ14で生海苔等を吸引する。ま
た回転板6には上下の水平面6a、6b(水平面には、
略水平面も含む。)が形成されており、前記段差Aと下
の水平面6b並びに生海苔混合液槽2の隔壁2cとで略
等辺三角形状を呈する攪拌混合液流Bが形成される。即
ち、生海苔と異物は、下の水平面6bによる僅かな遠心
力作用と、円周垂直面6c(垂直面には、略垂直面も含
む。)による摩擦とにより、図3に矢示するような旋回
流C1となり、かつ回転板6の近傍の隔壁2cによる規
制と、回転板の回転力等の作用により攪拌混合液流Bが
形成される。この攪拌混合液流Bでは共回り現象C2が
形成される。またこの攪拌混合液流Bでは洗滌及び気泡
除去が行われる。即ち、攪拌混合液流Bで攪拌されるこ
とにより、生海苔と異物の分離、及び前記隔壁2cから
の気泡の除去が図られる。
面2aに段差Aを形成するようにして設けられており、
この選別ケーシング5にはクリアランス7を形成するよ
うにして回転板6が設けられており、このクリアランス
7から吸込み用のポンプ14で生海苔等を吸引する。ま
た回転板6には上下の水平面6a、6b(水平面には、
略水平面も含む。)が形成されており、前記段差Aと下
の水平面6b並びに生海苔混合液槽2の隔壁2cとで略
等辺三角形状を呈する攪拌混合液流Bが形成される。即
ち、生海苔と異物は、下の水平面6bによる僅かな遠心
力作用と、円周垂直面6c(垂直面には、略垂直面も含
む。)による摩擦とにより、図3に矢示するような旋回
流C1となり、かつ回転板6の近傍の隔壁2cによる規
制と、回転板の回転力等の作用により攪拌混合液流Bが
形成される。この攪拌混合液流Bでは共回り現象C2が
形成される。またこの攪拌混合液流Bでは洗滌及び気泡
除去が行われる。即ち、攪拌混合液流Bで攪拌されるこ
とにより、生海苔と異物の分離、及び前記隔壁2cから
の気泡の除去が図られる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、異物排出用のホース
連結口を有する生海苔混合液槽に設けた選別ケーシング
と、この選別ケーシングの上方に設けた上下の水平面を
有する回転板と、クリアランスとで構成される生海苔の
異物分離除去・洗滌装置であって、生海苔混合液槽の底
面と選別ケーシングとの間に段差を設け、回転板の回転
時に、段差と下の水平面との間に生海苔及び異物の攪拌
混合液流を形成する構成である。従って、回転板の回転
時に、前記攪拌混合液流を形成して共回り現象をつく
り、かつこの共回り現象で回る生海苔と異物の中から、
生海苔をクリアランスに吸引すること、及びクリアラン
スからの空気の吸込み回避と、この吸込みにより発生す
る弊害の回避に役立つこと、等の特徴がある。
連結口を有する生海苔混合液槽に設けた選別ケーシング
と、この選別ケーシングの上方に設けた上下の水平面を
有する回転板と、クリアランスとで構成される生海苔の
異物分離除去・洗滌装置であって、生海苔混合液槽の底
面と選別ケーシングとの間に段差を設け、回転板の回転
時に、段差と下の水平面との間に生海苔及び異物の攪拌
混合液流を形成する構成である。従って、回転板の回転
時に、前記攪拌混合液流を形成して共回り現象をつく
り、かつこの共回り現象で回る生海苔と異物の中から、
生海苔をクリアランスに吸引すること、及びクリアラン
スからの空気の吸込み回避と、この吸込みにより発生す
る弊害の回避に役立つこと、等の特徴がある。
【0022】請求項2の発明は、生海苔混合液槽にパン
チングメタル、又は網体等でなる隔壁を設け、この隔壁
内に回転板を設ける構成である。従って、生海苔混合液
槽における攪拌及び洗滌が図れる特徴がある。
チングメタル、又は網体等でなる隔壁を設け、この隔壁
内に回転板を設ける構成である。従って、生海苔混合液
槽における攪拌及び洗滌が図れる特徴がある。
【0023】請求項3の発明は、攪拌混合液流の直交端
面の形状を、略等辺三角形状とする構成である。従っ
て、生海苔混合液槽に生海苔及び異物の攪拌混合液流を
形成できる特徴がある。
面の形状を、略等辺三角形状とする構成である。従っ
て、生海苔混合液槽に生海苔及び異物の攪拌混合液流を
形成できる特徴がある。
【0024】請求項4の発明は、生海苔の混合液が供給
される生海苔混合液槽の選別ケーシング上方に設けた回
転板に上下の水平面を設ける構成である。従って、回転
板により、生海苔混合液槽に生海苔及び異物の攪拌混合
液流を形成できる特徴がある。
される生海苔混合液槽の選別ケーシング上方に設けた回
転板に上下の水平面を設ける構成である。従って、回転
板により、生海苔混合液槽に生海苔及び異物の攪拌混合
液流を形成できる特徴がある。
【図1】異物分離除去・洗滌装置の全体を示す断面模式
図である。
図である。
【図2】図1の要部の拡大平面図であり、図中向かって
右側が選別ケーシングを示した図であり、同左側が選別
ケーシングに回転板を設けた図をそれぞれ示す。
右側が選別ケーシングを示した図であり、同左側が選別
ケーシングに回転板を設けた図をそれぞれ示す。
【図3】回転板と生海苔混合液槽及び選別ケーシングと
の関係を説明する拡大断面図である。
の関係を説明する拡大断面図である。
【図4】クリアランスを説明する拡大断面図である。
1 異物分離除去・洗滌装置 2 生海苔混合液槽 2a 底面 2c 隔壁 3 回転軸 4 異物排出用のホース連結口 41 異物排出用のホース 5 選別ケーシング 6 回転板 6a 上の水平面 6b 下の水平面 6c 円周垂直面 7 クリアランス 8 生海苔タンク 8a 生海苔供給管 9 供給用のポンプ 10 良質タンク 11 吸込み用のホース 12 逆洗用のホース 13 排水口 14 吸込み用のポンプ A 段差 B 攪拌混合液流 C1 旋回流 C2 共回り現象
Claims (4)
- 【請求項1】 生海苔の混合液が供給される生海苔混合
液槽と、この生海苔混合液槽に設けた異物排出用のホー
ス連結口と、前記生海苔混合液槽に設けた逆洗用及び吸
込み用のホース連結口を備えた選別ケーシングと、この
選別ケーシングの上方に設けた回転板と、この回転板と
前記選別ケーシングで形成したクリアランスとで構成さ
れる生海苔の異物分離除去・洗滌装置であって、 前記生海苔混合液槽の底面と選別ケーシングとの間に段
差を設け、また前記回転板に上下の水平面を設け、この
回転板の回転時に、前記段差とこの回転板の下の水平面
との間に生海苔及び異物の攪拌混合液流を形成すること
を特徴とする生海苔の異物分離除去・洗滌装置。 - 【請求項2】 上記生海苔混合液槽にパンチングメタ
ル、又は網体等でなる隔壁を設け、この隔壁内に回転板
を設ける構成とした請求項1に記載の生海苔の異物分離
除去・洗滌装置。 - 【請求項3】 上記攪拌混合液流の直交端面の形状を、
略等辺三角形状とすることを特徴とする請求項1に記載
の生海苔の異物分離除去・洗滌装置。 - 【請求項4】 生海苔の混合液が供給される生海苔混合
液槽の選別ケーシング上方に設けた回転板であって、こ
の回転板には上下の水平面が設けられていることを特徴
とする生海苔の異物分離除去・洗滌装置の回転板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194799A JP2000023643A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 生海苔の異物分離除去・洗滌装置と、この装置の回転板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194799A JP2000023643A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 生海苔の異物分離除去・洗滌装置と、この装置の回転板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000023643A true JP2000023643A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16330463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10194799A Withdrawn JP2000023643A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 生海苔の異物分離除去・洗滌装置と、この装置の回転板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000023643A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020066896A (ko) * | 2001-02-14 | 2002-08-21 | 우석수 | 해태원초의 이물질 선별장치 |
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1998
- 1998-07-09 JP JP10194799A patent/JP2000023643A/ja not_active Withdrawn
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