JP2000021931A - 半導体パッケージの製造方法 - Google Patents

半導体パッケージの製造方法

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JP2000021931A
JP2000021931A JP10207201A JP20720198A JP2000021931A JP 2000021931 A JP2000021931 A JP 2000021931A JP 10207201 A JP10207201 A JP 10207201A JP 20720198 A JP20720198 A JP 20720198A JP 2000021931 A JP2000021931 A JP 2000021931A
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JP
Japan
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positioning
brazing material
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semiconductor package
package
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JP10207201A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Sakumoto
義明 作本
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機性接着剤を用いることなく、電極部の上
にろう材を位置決めできるようにし、めっきブリッジな
どが発生しない、品質の良い半導体パッケージが得られ
る半導体パッケージの製造方法を提供する。 【解決手段】 ろう材40にパッケージ本体11の少な
くとも隣り合う2上辺12まで伸びて、パッケージ本体
11の2上辺12に対応する側面13にその先部が一致
する位置決め用突出片41を設け、かつ対応する側面1
3に当接する位置決め治具50を準備し、位置決め治具
50の壁面51にパッケージ本体11の側面13と位置
決め用突出片41の先部を当てて電極部21とろう材4
0との位置決めをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体パッケージ
の製造方法に関するものであり、特にパッケージ本体の
表面に形成された配線パターンの電極部にリード部材を
ろう付けするようにした半導体パッケージの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体パッケージの製造方法は、
例えば図2(a)、(b)、(c)に示すように、セラ
ミックス等の絶縁基板に半導体素子を搭載したパッケー
ジ本体110上に、タングステン(W)等の高融点金属
を焼成して、一列に複数個間隔を開けて並べ、さらに複
数列間隔を開けて配列した電極部210からなる配線パ
ターン200を設ける。電極部210の表面にはろう付
けを容易にするために、Ni等の電解めっきを施して金
属パッド300を形成する。この金属パッド300上に
ろう付け部材としてAg、Cu等からなるろう材400
をのせる。さらに、電極部210と接合されるリード部
材610をろう材400の上にのせて、還元性雰囲気の
もとで熱処理し、ろう材400を溶融させてリード部材
610を電極部210に接合している。そのあと、電解
めっき前処理をしてパッケージ本体110上を洗浄し、
各リード部材610にAuめっきを施し、ボンディング
作業が容易になるようにしている。ろう材400はテー
プ状のものを用い、一列に並んだ複数の電極部210の
上に1本のろう材400をのせるが、電極部210の上
にろう材400を位置決めするため、ろう材400のパ
ッケージ本体110に接触する部分に有機性の接着剤4
20を塗布して、ろう材400をパッケージ本体110
に仮止めしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リード
部材610をろう材400の上にのせて、還元性雰囲気
のもとで熱処理する場合、図2(c)に示すように、有
機性の接着剤420がカーボン残渣421として僅かな
がら残る。電極部210のピッチが0.1mm程度に狭
くなると、Auめっきを施す前の電解めっき前処理でカ
ーボン残渣421を完全に除去出来ないことがあり、リ
ード部材610にAuめっきを施したときに、カーボン
残渣421によって隣合う電極部210間をつなぐめっ
きブリッジを発生させ、電極部210間にショートを生
じるという問題があった。本発明はかかる事情に鑑みて
なされたもので、有機性接着剤を用いることなく、電極
部の上にろう材を位置決めできるようにし、めっきブリ
ッジなどが発生しない、品質の良い半導体パッケージが
得られる半導体パッケージの製造方法を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の半導体パッケージの製造方法は、パッケージ本体
の表面に複数の電極部を形成し、その上に板状のろう材
をのせ、さらに前記電極部と接合されるリード部材をの
せて、熱処理し、前記リード部材を前記電極部に接合す
る半導体パッケージの製造方法において、前記ろう材に
前記パッケージ本体の少なくとも隣り合う2上辺まで伸
びて、前記パッケージ本体の前記2上辺に対応する側面
にその先部が一致する位置決め用突出片を設け、かつ前
記対応する側面に当接する位置決め治具を準備し、前記
位置決め治具の壁面に前記パッケージ本体の側面と前記
位置決め用突出片の先部を当てて前記電極部と前記ろう
材との位置決めをする方法である。請求項2記載の半導
体パッケージの製造方法は請求項1記載の半導体パッケ
ージの製造方法において、前記ろう材は環状に形成した
ものを用い、前記パッケージ本体に設けられた全ての電
極部を覆うものを用いている。請求項3記載の半導体パ
ッケージの製造方法は請求項1又は2記載の半導体パッ
ケージの製造方法において、前記パッケージ本体は平面
視して四角形であって、前記ろう材には、その先部がそ
れぞれ前記パッケージ本体の4上辺にそれぞれ対応する
少なくとも1本の前記位置決め用突出片が設けられ、前
記位置決め治具は、前記壁面によって前記パッケージ本
体を囲む箱状に形成してある。
【0005】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1(a)は本発明の一実
施の状態に係る半導体パッケージの製造方法を示す半導
体パッケージの斜視図、(b)は図1(a)の矢視Aー
A断面図、(c)は同電極部にリード部材を接合した状
態を示す側断面図である。本発明の一実施の状態に係る
半導体パッケージの製造方法を適用する半導体パッケー
ジ10は、セラミックス等の絶縁基板の表面に高融点金
属を焼成して、平面視して四角形であるパッケージ本体
11の表面に複数個間隔を開けて配列した電極部21を
複数列並べた配線パターン20を設ける。電極部21の
表面にはNi等の電解めっきを施して金属パッド30を
形成し、金属パッド30上にはAg、Cu等からなる板
状のろう材40をのせる。ろう材40は、複数個配列し
た全ての電極部21の中央部を覆うように、方形の環状
に形成される。また、ろう材40の隣合う電極部21の
間に対応する部分からパッケージ本体11の外周の各上
辺12(12a、12b、12c、12d)まで伸び、
パッケージ本体11の各上辺12(12a、12b、1
2c、12d)に対応する側面13(13a、13b、
13c、13d)にその先部が一致する幅が0.1mm
程度の位置決め用突出片41をパッケージ本体11の各
上辺12(12a、12b、12c、12d)に対応し
て1本又は2本設け、その先部がそれぞれパッケージ本
体11の各上辺12(12a、12b、12c、12
d)に位置するようにしてある。
【0006】ろう材40をパッケージ本体11上に位置
決めするときは、図1(b)に示すように、パッケージ
本体11の各側面13(13a、13b、13c、13
d)に当接し、かつ上方に伸びる平板状の壁面51を有
し、パッケージ本体11を壁面51によって囲む凹部5
2を形成した箱状の位置決め治具50を準備する。そし
て、パッケージ本体11を位置決め治具50の中に装着
したあと、ろう材40を位置決め治具50の内側に挿入
し、各位置決め用突出片41の先端を壁面51に当てて
位置決めをする。この状態で、電極部21と接合される
リード部材61をろう材40の上にのせて、還元性雰囲
気のもとで熱処理し、ろう材40を溶融させて、図1
(c)に示すように、リード部材61を電極部21に接
合する。そのあと、電解めっき前処理をしてパッケージ
を洗浄し、各リード部材61及びパッケージ本体11の
メタライズ部分にAuめっきを施し、ボンディング作業
が容易になるようにする。
【0007】上記の方法により、ろう材40は、位置決
め治具50の平板状の壁面51にパッケージ本体11の
各側面13(13a〜13d)と各位置決め用突出片4
1の先端を当てて機械的に位置決めするので、有機性接
着剤等を用いたときのようにカーボン残渣を残すような
こともなく、メッキブリッジなどが発生しない。また、
ろう材40は、複数個配列した全ての電極部21の中央
部を覆うように、方形環状に形成してあり、位置決め用
突出片41をパッケージ本体11の各上辺12(12
a、12b、12c、12d)に対応して設け、1個の
パッケージ11に対して1個のろう材40を位置決め治
具50の中に装着するだけで電極部21とろう材40と
の位置決めが出来るので、ろう材40をパッケージ本体
11の電極部21上に載置するとき、自動化が容易とな
る。なお、上記実施例では、ろう材に設けた位置決め用
突出片41をパッケージ本体11の4上辺12(12
a、12b、12c、12d)に対応して1本又は2本
設けた例について説明したが、4上辺12のうち少なく
とも隣り合う2上辺12(例えば12aと12b、12
bと12c等)に対応して少なくとも1本の位置決め用
突出片41を設け、位置決め治具50の平板状の壁面5
1に各位置決め用突出片41の先端を当てて、ろう材を
機械的に位置決めするようにしてもよい。
【0008】
【発明の効果】請求項1〜3記載の半導体パッケージの
製造方法においては、ろう材にパッケージ本体の少なく
とも隣り合う2上辺まで伸びて、パッケージ本体の2上
辺に対応する側面にその先部が一致する位置決め用突出
片を設け、かつ対応する側面に当接する位置決め治具を
準備し、位置決め治具の壁面にパッケージ本体の側面と
位置決め用突出片の先部を当てて機械的に電極部とろう
材との位置決めをするので、有機性接着剤等を用いたと
きのようにカーボン残渣を残すようなこともなく、極め
て品質の良い半導体パッケージが得られる。特に、請求
項2記載の半導体パッケージの製造方法においては、ろ
う材をパッケージ本体に設けられた全ての電極部を覆う
環状に形成しているので、1個のパッケージ本体に対し
て1個のろう材を位置決め治具の中に装着するだけでよ
く、ろう材をパッケージ本体に載せる作業が簡単にな
る。請求項3記載の半導体パッケージの製造方法におい
ては、平面視して四角形のパッケージ本体の4上辺にそ
れぞれ対応する少なくとも1本の位置決め用突出片を設
け、位置決め治具は、パッケージ本体を壁面によって囲
む箱状に形成してあるので、電極部とろう材との位置決
めをするためにろう材をパッケージ本体の電極部上に載
置するとき、位置決め用突出片の先端を位置決め治具の
壁面に当てるだけでよく、自動化が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施の状態に係る半導体パ
ッケージの製造方法を示す半導体パッケージの斜視図、
(b)は図1(a)の矢視AーA断面図、(c)は同電
極部にリード部材を接合した状態を示す側断面図であ
る。
【図2】(a)は従来例に係る半導体パッケージの製造
方法を示す半導体パッケージの斜視図、(b)は図2
(a)の矢視BーB断面図、(c)は電極部にリード部
材を接合した状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 半導体パッケージ 11 パッケー
ジ本体 12 上辺 12a〜12d
上辺 13 側面 13a〜13d
側面 20 配線パターン 21 電極部 30 金属パッド 40 ろう材 41 位置決め用突出片 50 位置決め
治具 51 壁面 52 凹部 61 リード部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ本体の表面に複数の電極部を
    形成し、その上に板状のろう材をのせ、さらに前記電極
    部と接合されるリード部材をのせて、熱処理し、前記リ
    ード部材を前記電極部に接合する半導体パッケージの製
    造方法において、 前記ろう材に前記パッケージ本体の少なくとも隣り合う
    2上辺まで伸びて、前記パッケージ本体の前記2上辺に
    対応する側面にその先部が一致する位置決め用突出片を
    設け、かつ前記対応する側面に当接する位置決め治具を
    準備し、前記位置決め治具の壁面に前記パッケージ本体
    の側面と前記位置決め用突出片の先部を当てて前記電極
    部と前記ろう材との位置決めをすることを特徴とする半
    導体パッケージの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ろう材は環状に形成したものを用
    い、前記パッケージ本体に設けられた全ての電極部を覆
    うことを特徴とする請求項1記載の半導体パッケージの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記パッケージ本体は平面視して四角形
    であって、前記ろう材には、その先部がそれぞれ前記パ
    ッケージ本体の4上辺にそれぞれ対応する少なくとも1
    本の前記位置決め用突出片が設けられ、前記位置決め治
    具は、前記壁面によって前記パッケージ本体を囲む箱状
    に形成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の
    半導体パッケージの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104716073A (zh) * 2013-12-13 2015-06-17 台湾积体电路制造股份有限公司 处理半导体器件的工具和系统以及处理半导体器件的方法

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