JP2000019267A - 開閉蓋付携帯時計 - Google Patents

開閉蓋付携帯時計

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JP2000019267A
JP2000019267A JP10188775A JP18877598A JP2000019267A JP 2000019267 A JP2000019267 A JP 2000019267A JP 10188775 A JP10188775 A JP 10188775A JP 18877598 A JP18877598 A JP 18877598A JP 2000019267 A JP2000019267 A JP 2000019267A
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JP
Japan
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open
lid
opening
cam surface
watch
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Application number
JP10188775A
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English (en)
Inventor
Masuo Hoshino
益夫 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GUNMA SEIMITSU KK
Original Assignee
GUNMA SEIMITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間使用しても開閉蓋の閉鎖状態を確実に
維持することが可能であり、かつ製造コストを低減で
き、更に、外観上も美観を損なわない開閉蓋付携帯時計
を提供する。 【解決手段】 開閉蓋付携帯時計は開閉蓋3と時計本体
2とを備えている。開閉蓋3と時計本体の時計ケース2
1には、ヒンジ機構4に隣接した位置に開閉維持機構5
が設けられている。開閉維持機構5は、開閉蓋3のヒン
ジ側端部に形成されていて複数のカム面54,55,5
6を有する支点用カム部と、時計ケース21のヒンジ側
に設けられた孔51と、孔51内に配置されたコイルば
ね52と、一端が前記コイルばね52内に挿入されかつ
他端が前記開閉蓋の支点用カム部と係合するガイドプレ
ート53とを備えている。開閉蓋3は、コイルばね52
のばね反力により、ガイドプレートと前記支点用カム部
のカム面との係合を介して閉鎖位置又は開放位置に保持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開閉蓋付の携帯時計
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば腕時計及び懐中時計等
の携帯時計の表側に、凸レンズとフレームとからなるル
ーペ付の開閉蓋をヒンジ機構により開閉可能に組み込ん
だ開閉蓋付携帯時計が知られている。このような形式の
開閉蓋付携帯時計は、図7に示されているように、ヒン
ジ機構(A)の軸ピンに取り付けられているばね(B)の
ばね反力により、開閉蓋(C)が開放方向に付勢されて
いる。その一方で、開閉蓋(C)のヒンジ機構とは反対
側の位置に設けられた喰付凹部(D)と、時計ケース
(E)の上部で該喰付凹部(D)に対応する位置に設け
られた喰付凸部(F)とのスナップ係合により、通常、
開閉蓋は閉鎖位置に保持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、喰付凹部(D)及び喰付凸部(F)の耐久
性が小さく、開閉蓋の開閉操作の繰り返しにより時間経
過とともに両喰付部が摩耗し、開閉蓋の閉鎖状態を維持
することが困難となる、という問題点があった。更に、
上記喰付凹部(D)及び喰付凸部(F)の形成加工工程が
複雑であり製作に長時間を必要とし、工程上のロス時間
が発生することにより、製造コストが上昇する。また、
喰付凸部が時計ケースの上面に突出するため外観上好ま
しくなく、商品価値にも影響していた。
【0004】従って、本発明は、長期間使用しても開閉
蓋の閉鎖状態を確実に維持することが可能であり、かつ
製造コストを低減でき、更に、外観上も美観を損なわな
い開閉蓋付携帯時計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、時計ケース、前記時計ケースに 内蔵さ
れた駆動機構、時刻表示機構及び前記時計ケースの表側
に取り付けられた保護ガラスを有する時計本体と、前記
時計本体の表側にヒンジ機構で取り付けられていて、前
記ヒンジ機構の回りで回動させることにより開閉可能な
開閉蓋とを備えた開閉蓋付き時計において、前記開閉蓋
と時計ケースには前記ヒンジ機構に隣接した位置に開閉
維持機構を設け、前記開閉維持機構は、開閉蓋の閉鎖位
置において前記開閉蓋を閉鎖位置に保持する一方、開閉
蓋の開放位置においては開閉蓋を開放状態に保持し得る
ように構成されている。また、別の実施形態では、前記
開閉維持機構は、前記開閉蓋のヒンジ側端部に形成され
た支点用カム部と、前記時計ケースのヒンジ側に設けら
れた孔と、前記孔内に配置されたコイルばねと、一端が
前記コイルばね内に挿入されかつ他端が前記開閉蓋の支
点用カム部と係合するガイドプレートとを備え、前記開
閉蓋の閉鎖位置において、前記コイルばねのばね反力に
より、前記ガイドプレートと前記支点用カムの第1のカ
ム面との係合を介して開閉蓋を閉鎖位置に保持する一
方、前記開閉蓋の開放位置において、前記ガイドプレー
トと前記支点用カムの第2のカム面との係合を介して前
記開閉蓋を開放状態に保持し得るように構成されてい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、本発明
の開閉蓋付携帯時計について説明する。
【0007】図1は本発明に係る開閉蓋付携帯時計の実
施形態を例示的に平面図で示し、図2は図1のIIーII線
に沿って切断した開閉蓋付時計の断面図を示す。開閉蓋
付携帯時計1は時計本体2と、時計本体の上側(即ち表
側)に取り付けられた開閉蓋3とを備えている。時計本
体2は、時計ケース21、時計ケース21に内蔵された
駆動機構22(図2において省略されている)、時刻表
示機構23、及び時計ケース21の表側に取り付けられ
た保護ガラス24を有する。
【0008】開閉蓋3は、蓋フレーム31、及び保護ガ
ラス24と略同一径のレンズ(例えば凸レンズ)32を
備えている。従って、開閉蓋3はルーペとして使用する
ことができる。また、レンズ32の代わりに内面に鏡面
を設けてもよく、その場合には開閉蓋3は携帯用鏡とし
て使用することが可能である。更に、開閉蓋3の外面に
模様や文字等を装飾的に表して時計の外観的価値を高め
るようにしてもよい。
【0009】開閉蓋3は、時計本体2の表側にヒンジ機
構4により時計本体に取り付けられており、ヒンジ機構
4の回りで回動することにより開閉できる。ヒンジ機構
4は、開閉蓋3と時計本体2とを枢動可能に連結するヒ
ンジピン41と、ヒンジピン41の回りに配置されてい
て一端が開閉蓋3に固定されかつ他端が時計本体2に固
定されているコイルばね42とを備えており、コイルば
ね42により開閉蓋3は開く方向に常時付勢されてい
る。かかるヒンジ機構は従来のものと同一であるから詳
細な説明は省略する。
【0010】図3は、ヒンジ機構4に隣接する部分の拡
大断面図であって、本発明が特徴とする開閉維持機構5
を詳細に示した図である。但し、図面を見易くするため
ヒンジ機構のコイルばね42は省略されている。本図に
おいて、開閉蓋3は閉鎖位置にある状態で示されてい
る。時計ケース21にはヒンジピン41に隣接する箇所
に孔51が形成されている。この孔51の中にコイルば
ね52が挿入されている。コイルばね52の内側には全
体として概ね円筒形のガイドプレート53の一端部が嵌
挿されており、ガイドプレート53の他端部は鍔部53
1(図6)を有していてコイルばね52の外端部と接し
ている。図6に示されているように、このガイドプレー
ト53は長期間の耐久性を保持するため一体で加工され
かつその上面の形状は円形で形成される。蓋フレーム3
1のヒンジ側端部には突起部311が形成されており、
突起部311には、第1のカム面54並びに第1のカム
面から一定の角度θを有して第2のカム面55が形成さ
れている。角度θの値は設計的に適正な数値に決定する
ことができる。突起部311には更に第1のカム面と第
2のカム面とを接続する先端カム面56が形成されてお
り、この先端カム面56は曲面に形成されている。上記
第1のカム面、第2のカム面及び先端カム面は支点用カ
ム部を構成する。
【0011】図3において、ガイドプレート53の鍔部
531は第1のカム面54と当接した状態となってお
り、この状態では、コイルばね52はそのばね反力によ
り、ヒンジ機構4のコイルばね42の開閉蓋3を開放し
ようとする付勢力に抗して、ガイドプレート53を第1
のカム面54に押圧している。従って、開閉蓋3は開放
方向に回転することができず、閉鎖位置に留まった状態
で維持されている。
【0012】図4は、図3と同様に開閉維持機構5を詳
細に示した図であるが、開閉蓋3は開放位置にある状態
で示されている。この状態では、ガイドプレート53の
鍔部531は第1のカム面54と当接した状態となって
おり、コイルばね52はそのばね反力により、ガイドプ
レート53を突起部311の第2のカム面55の上に押
圧している。従って、開閉蓋3は閉鎖方向に回転するこ
とができず、開放位置に留まった状態で維持されてい
る。
【0013】図4の開放位置にある開閉蓋3を図3に示
された閉鎖位置に置く場合は、開閉蓋3を矢印A(図
4)の方向に手で回すことにより突起部311も矢印A
の方向に回転する。図5に示されているように、突起部
311の回転に伴って第2のカム面55はガイドプレー
ト53との係合状態から離脱し、突起部311の先端カ
ム面56がガイドプレート53と接触するようになり、
先端カム面56がガイドプレート53をヒンジ機構4と
は反対側に押圧する。それにより、ガイドプレート53
はコイルばね52のばね反力に抗して孔51の内方に移
動する。先端カム面56はガイドプレート53の鍔部5
31と接触した状態で回転するが、この場合、先端カム
面56は曲面に形成されているため鍔部531とは線接
触状態となり比較的滑らかに鍔部531の表面上を摺動
する。従って、先端カム面56及び鍔部531の摩耗は
最小限にくい止められる。突起部311が更に回転する
ことにより、先端カム面がガイドプレートとの接触状態
から離れ、第1のカム面54がガイドプレート53と接
触するようになり、最終的に開閉蓋3は図3に示された
ような閉鎖状態となる。この状態では、上述のとおり、
コイルばね52はそのばね反力により、ヒンジ機構4の
コイルばね42の開閉蓋3を開放しようとする付勢力に
抗して、ガイドプレート53を第1のカム面54の上に
押圧している。従って、開閉蓋3は開放方向に回転する
ことができず、閉鎖位置に留まった状態で維持される。
開閉蓋3を図3の状態から開放する場合は上記とは逆の
作用により行われる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、開閉蓋と
時計ケースとにおいてヒンジ機構側に設けられた開閉維
持機構のカム係合により、開閉蓋の閉鎖状態又は開放状
態を維持するようにしたため、従来よりも耐久性が向上
し長期間使用しても開閉蓋の閉鎖状態を維持することが
可能となった。また、製造が容易となりかつ工程数も減
少し、更に商品としての外観上の美観も改善された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による開閉蓋付携帯時計の全体を示
す平面図である。
【図2】 図1のIIーII線に沿って切断した開閉蓋付
携帯時計の断面側面図である。
【図3】 本発明の開閉維持機構の詳細を示す断面図
であり、開閉蓋を閉鎖した状態を示す図である。
【図4】 図3と同様に開閉維持機構の詳細を示す断
面図であるが、開閉蓋を開放した状態を示す図である。
【図5】 図4と同様に開閉維持機構の詳細を示す断
面図であるが、開閉蓋を図4の蓋開放位置から閉鎖位置
に移行する途中の状態を示す図である。
【図6】 開閉維持機構のガイドプレートを示す側面
図である。
【図7】 従来の形式における開閉蓋付携帯時計を示
す断面図である。
【符号の説明】
1: 開閉蓋付携帯時計 2: 時計本体
21: 時計ケース 3: 開閉蓋 31: 蓋フレーム
4: ヒンジ機構 5: 開閉維持機構 51: 孔
52: コイルばね 53: ガイドプレート 54: 第1のカム面
55: 第2のカム面 56: 先端カム面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ケース、前記時計ケースに 内蔵
    された駆動機構、時刻表示機構及び前記時計ケースの表
    側に取り付けられた保護ガラスを有する時計本体と、前
    記時計本体の表側にヒンジ機構で取り付けられていて、
    前記ヒンジ機構の回りで回動させることにより開閉可能
    な開閉蓋とを備えた開閉蓋付携帯時計において、 前記開閉蓋と時計ケースには前記ヒンジ機構に隣接した
    位置に開閉維持機構を設け、前記開閉維持機構は、開閉
    蓋の閉鎖位置において前記開閉蓋を閉鎖位置に保持する
    一方、開閉蓋の開放位置においては開閉蓋を開放状態に
    保持し得るように構成したことを特徴とする開閉蓋付携
    帯時計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の開閉蓋付携帯時計にお
    いて、 前記開閉維持機構は、前記開閉蓋のヒンジ側端部に形成
    されていて複数のカム面を有する支点用カム部と、前記
    時計ケースのヒンジ側に設けられた孔と、前記孔内に配
    置されたコイルばねと、一端が前記コイルばね内に挿入
    されかつ他端が前記開閉蓋の支点用カム部と係合するガ
    イドプレートとを備え、 前記開閉蓋の閉鎖位置において、前記コイルばねのばね
    反力により、前記ガイドプレートと前記支点用カム部の
    第1のカム面との係合を介して開閉蓋を閉鎖位置に保持
    する一方、前記開閉蓋の開放位置において、前記ガイド
    プレートと前記支点用カム部の第2のカム面との係合を
    介して前記開閉蓋を開放状態に保持し得ることを特徴と
    する開閉蓋付携帯時計。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の開閉蓋付携帯時計にお
    いて、前記開閉蓋の支点用カム部が、開閉蓋の突起部の
    側面に形成された第1のカム面と、前記第1のカム面か
    ら所定の角度を有して形成された第2のカム面と、前記
    第1のカム面及び第2のカム面とを接続する先端カム面
    とを有することを特徴とする開閉蓋付携帯時計。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の開閉蓋付携帯時計にお
    いて、前記ガイドプレートは一体で形成されかつ上面の
    形状は円形であることを特徴とする開閉蓋付携帯時計。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の開閉蓋付携帯時計にお
    いて、前記先端カム面が曲面であることを特徴とする開
    閉蓋付携帯時計。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の開
    閉蓋付携帯時計において、前記開閉蓋がフレーム付きの
    ルーペであることを特徴とする開閉蓋付携帯時計。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載の開
    閉蓋付携帯時計において、前記開閉蓋が内側に鏡面を備
    えたフレーム付鏡であることを特徴とする開閉蓋付携帯
    時計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6766563B2 (en) * 2001-05-24 2004-07-27 Mando Climate Control Corporation Hinge assembly for a door of kimchi storage device
JP2014169622A (ja) * 2013-06-28 2014-09-18 Panasonic Corp 換気装置及びドア
JP2018008041A (ja) * 2016-06-29 2018-01-18 英世 奥野 爪切り

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