JP2018008041A - 爪切り - Google Patents

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Abstract

【課題】より適切に足や指の爪を切ることができる爪切りを提供する。【解決手段】爪切り10は、一方端に上刃24を有する平板上刃体12と、一方端に上刃に対向する下刃26を有し、上刃と下刃とを離間させるように付勢力が与えられる平板下刃体14と、平板上刃体の他方端及び平板下刃体の他方端のいずれか一方に回動可能に連結される高さ調整部56と、平板上刃体及び平板下刃体のいずれか一方を押圧して上刃と下刃とを互いに圧接させるように外力が与えられる押圧部54とを有する梃子部16と、を備え、第2梃子部38の一方端に連結され、外周部に設けられた所定の境界部65よりも第2梃子部を閉方向に移動させた際に第2梃子部を第1梃子部36の中央部に接触するような傾斜姿勢を保持させ、境界部よりも第2梃子部を開方向に移動させた際に第2梃子部の起立姿勢を保持させるカム部62とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、爪切りに関する。
従来、手や足の指の爪を切る器具として、種々の爪切りが開発されている。例えば、特許文献1には、各々切断用刃を有する1対の相互に連絡した部材、ばね作用に対し切断用刃を近づけるための部材を相対的に移動する装置を有し、該装置は爪切りの切断部分でない側に回転するように取り付けられた調整レバーと該部材の1つの切断部でない端に接する滑り面か或いはこれに接続する運動移動レバーを含む爪切りが開示されている。
特公昭47−026024号公報
上記特許文献1のFig5に開示された爪切りを従来技術の爪切りとして図7に記載している。図7(a)は、従来技術の爪切り100の収納状態を示す図であり、図7(b)は、第1梃子部106及び第2梃子部108をそれぞれ傾斜状態とした図である。図7(c)は、図7(b)の傾斜状態から指で挟持力を与えている状態を示す図である。
しかしながら、第2梃子部108の一方端が回動軸110を介して平板上刃体112及び平板下刃体114に連結されているため、爪切り100の平板上刃体112及び平板下刃体114を床面に平行にしている場合はともかく、平板上刃体112及び平板下刃体114が少し斜めになると第2梃子部108が開いて起立状態や全開状態となることがある。このように第2梃子部108が平板上刃体112及び平板下刃体114の傾斜に応じて勝手に開閉してしまうと、ユーザーは爪を切りづらいという課題がある。
本発明の目的は、より適切に足や手の指の爪を切ることができる爪切りを提供することである。
本発明に係る爪切りは、一方端に上刃を有して該上刃側に形成された上刃貫通孔を有する平板上刃体と、一方端に前記上刃に対向する下刃を有して前記上刃貫通孔に対応する位置に形成された下刃貫通孔を有し、前記上刃と前記下刃とを離間させるように付勢力が与えられる平板下刃体と、前記平板上刃体と前記平板下刃体とを支持し、前記上刃貫通孔及び前記下刃貫通孔に挿通され、下端部が前記平板下刃体に係止されるとともに上端部が前記平板上刃体の上方に突出する支持部と、前記支持部の上端部に連結される一方端と外力が加えられて押し下げられる他方端とを有し前記平板上刃体の上面との間の距離が一方端から他方端に向けて広がるように延伸した傾斜姿勢を有する第1梃子部と、前記外力が与えられる際に前記第1梃子部の他方端を押圧する中央部と前記外力が与えられる他方端とを有し前記平板上刃体の上面との間の距離が一方端から他方端に向けて広がるように延伸した傾斜姿勢を有する第2梃子部とを含む梃子部と、前記第2梃子部の一方端に連結され、外周部に設けられた所定の境界部よりも前記第2梃子部を閉方向に移動させた際に前記第2梃子部を前記第1梃子部の中央部に接触するような傾斜姿勢を保持させ、前記境界部よりも前記第2梃子部を開方向に移動させた際に前記第2梃子部の起立姿勢を保持させるカム部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る爪切りにおいて、前記第1梃子部は、傾斜姿勢で他方端側が前記平板上刃体を向くように曲げられた曲げ部を有し、前記第2梃子部は、前記曲げ部と接触する傾斜部の一方端の高さが前記支持部の上端部よりも高い位置に設けられることが好ましい。
また、本発明に係る爪切りにおいて、前記平板上刃体、前記平板下刃体、前記支持部及び前記第1梃子部を有する切断部を収納可能なケースを備え、前記ケースは、開口された正面部と、該正面部に位置する前記上刃と前記下刃とが圧接される爪切り時に爪が飛散しないように側面を覆う側面部と、前記正面部と反対側に位置する背面を覆い前記カム部が設けられる背面部と、前記第2梃子部を含み上面部を覆う蓋部とを有し、前記切断部は、前記上刃と前記下刃を前記ケースの背面側に位置させたときに前記開口された正面部を覆う壁部を有することが好ましい。
本発明によれば、爪に接触する上刃の上方に力を加えるための第2梃子部の他方端が設けられているため、上刃と力を加える指とが近接した状態で爪を切ることができる。これにより、爪を切る場合において、爪切りの位置決めが容易になるため、深爪などすることなく、適切に爪を切ることができる。
また、本発明によれば、外周部に設けられた所定の境界部よりも第2梃子部を閉方向に移動させた際に第2梃子部を第1梃子部の中央部に接触するような傾斜姿勢を保持させ、境界部よりも第2梃子部を開方向に移動させた際に第2梃子部の起立姿勢を保持させるカム部を備えている。これにより、傾斜姿勢又は起立姿勢のいずれかの姿勢で保持されるため、本体部の傾斜に応じて第2梃子部が勝手に開閉してしまうようなことはないため、ユーザーは、適切に爪を切ることが出来る。
本発明に係る第一実施形態の爪切りを示す図である。 本発明に係る第一実施形態の爪切りを斜視図である。 本発明に係る第二実施形態の爪切りを示す図である。 本発明に係る第二実施形態の爪切りを斜視図である。 本発明に係る第三実施形態の爪切りを示す図である。 本発明に係る第三実施形態の爪切りを斜視図である。 従来技術の爪切りを示す図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、本発明に係る第一実施形態の爪切り10を示す図である。図1(a)は、爪切り10が収納された様子を示す側面図である。図1(b)は、爪切り10の使用を開始するときの様子を示す側面図である。図1(c)は、爪切り10の押圧部54を押圧して上刃24と下刃26と圧接させた状態を示す側面図である。
図2(a)は、図1(b)に示される爪切り10を正面側から見た場合の斜視図である。図2(b)は、図1(b)に示される爪切り10を背面側から見た場合の斜視図である。
爪切り10は、一方端に上刃24を有する平板上刃体12と、一方端に上刃24に対向する下刃26を有する平板下刃体14と、梃子部16と、支持部18とを備えている。平板上刃体12及び平板下刃体14は、適度な強度を有する材料、例えば、ステンレスによって構成される。なお、平板上刃体12と平板下刃体14とは上刃24と下刃26とが所定の間隔が開いた状態で固定されるように他方端同士が接合されている。このため、上刃24と下刃26とを離間させるような方向に付勢力が加わる。
平板上刃体12は、一枚の平板部材の一方端を曲げ、その先端が鋭利に磨がれて形成された上刃24を有している。平板上刃体12は、上刃24の近傍において、所定の面積を有する上刃貫通孔22が形成されている。平板上刃体12は、他方端において、支持部60を挿入するための貫通孔28が形成されている。
平板下刃体14は、一枚の平板部材の一方端を曲げ、その先端が鋭利に磨がれて形成された下刃26を有している。また、平板下刃体14は、下刃26の近傍において、上刃貫通孔22に対応する位置に形成された下刃貫通孔25が形成されている。平板下刃体14は、他方端において、支持部60を挿入するための貫通孔30が形成されている。
また、上述したように、平板上刃体12と平板下刃体14とは上刃24と下刃26とが対向しつつ、所定の間隔が開かれた状態で固定されるように他方端同士が接合されるが、図1に示されるように平板下刃体14は、上記所定の間隔が開くように若干曲げられて反り返っている。これにより、上刃24と下刃26とが所定の間隔が空いた状態で固定される。
支持部18は、平板上刃体12と平板下刃体14とを支持する。支持部18は、適度な強度を有する材料、例えば、ステンレスによって構成される。支持部18は、上刃貫通孔22及び下刃貫通孔25に挿通される略円柱形状の本体部18aと、本体部18aの下部に設けられ下刃貫通孔25よりも一回り大きい面積を有し平板下刃体14に係止される係止部18bとを備えている。なお、本体部18aの長さは、上端部が平板上刃体12の上方に突出する程度の長さに設定されている。
梃子部16は、第1梃子部36と、第2梃子部38とを備える。第1梃子部36は、支持部18の上端部に回動可能に連結される一方端42を有している。第1梃子部36は、平面視で略U字形状を有する平板本体部42aと、支持部18を貫通し、該貫通孔よりも若干小さい断面積を有する貫通棒部42bとを備えている。
第1梃子部36は、平板上刃体12の上面に対して傾斜するように設けられ、外力が加えられて押し下げられる他方端46を有する。例えば、第1梃子部36は、図1(b)に示される傾斜状態となる場合に、平板上刃体12の上面に対し、略45°の角度(θ)で延伸するように設定されることが好ましい。
支持部60は、平板上刃体12と平板下刃体14とを支持する。支持部60は、適度な強度を有する材料、例えば、ステンレスによって構成される。支持部60は、貫通孔28及び貫通孔30に挿通される略四角柱形状(下駄の足ような形状)の2つの柱を有する本体部60aと、本体部60aの下部に設けられ貫通孔30よりも一回り大きい面積を有し、弾性部材63を介して平板下刃体14に係止される係止部60bとを備えている。なお、本体部60aの長さは、上端部が平板上刃体12の上方に突出する程度の長さに設定されている。
第2梃子部38は、高さ調整部56と、傾斜部58とを備える。高さ調整部56は、支持部60の上端部に回動可能に連結される一方端を有している。高さ調整部56は、第1梃子部36の一方端42と似た構造を有しU字ではなくW字形状を有している。また、第2梃子部38は、図1(a)に示されるように、第1梃子部36よりも若干幅広に設けられており、両端部に立設部38a,38bが設けられて凹部が形成されている。この凹部に第1梃子部36の他方端46が入り込んで幅方向の移動が規制されながら第1梃子部38が案内される。
高さ調整部56は、第2梃子部38の一方端に連結されるカム部62が設けられている。また、平板下刃体14の他方端と係止部60bとの間には、ゴム等を用いた2つの貫通孔を有する弾性部材63が挿入されている。
カム部62は、外周部に略直角度の角部を有する境界部65が形成されている。境界部65の角部の頂点が図1(a)(a2)に示されるように平板上刃体12の他方端と接触している状態の場合に本体部60aが上方に引き上げられる状態となるため弾性部材63が圧縮された状態となり付勢力が大きくなる。
カム部62は、境界部65の角部の頂点が平板上刃体12の他方端と接触した状態から閉方向に移動させた際に、図1(a)(a1)に示されるように、第2梃子部38を第1梃子部36の中央部に接触するような傾斜姿勢を保持させるための平坦部67が形成されている。ここで、図1(b)に示されるように、第1梃子部36と第2梃子部38とが傾斜状態の場合には、平坦部67が接触する方向に移動しようとする。このため、第2梃子部38が第1梃子部36を抑えつけるように力が働く。
また、カム部62は、境界部65の角部の頂点が平板上刃体12の他方端と接触した状態から第2梃子部38を開方向に移動させた際に、図1(a)(a3)に示されるように、第2梃子部38の起立姿勢を保持させるための平坦部69が形成されている。そして、平坦部67と平坦部69とで略90度の角度をなしており、平坦部67と平坦部69の間に境界部65の角部の頂点が形成されている。
傾斜部58は、高さ調整部56との境界から平板上刃体12の上面に対して傾斜するように設けられ、外力が与えられる際に第1梃子部36の他方端46を押圧する中央部と、平板上刃体12を押圧して上刃24と下刃26とを互いに圧接させるように外力が与えられる押圧部54とを備える。例えば、傾斜部58は、図1(b)の傾斜状態の場合に、平板上刃体12の上面に対し、略45°の角度(θ)で延伸するように設定されることが好ましい。
続いて、上記構成の爪切り10の作用について説明する。ユーザー(使用者)が爪切り10を用いて足の指の爪を切る場合に、人差し指で支持部18の係止部18bを支持しつつ、親指で押圧部54を抑えながら、位置決めを行う。このとき、上刃24と下刃26の近くに指が位置しているため、爪を切る対象の足の指を中指や薬指等で引掛けながら、位置決めの微調整をすることができ、正確な位置決めをすることができる。その状態で、親指により押圧部54を押し付ける。
そして、押圧部54が押し下げられると、中央部が第1梃子部36の他方端46を押し付けることになる。そうすると、他方端46が力点となり、境界部44が支点となって、梃子の原理により、貫通棒部42bを介して支持部18が引き上げられる。これにより、図1(c)に示されるように、上刃24と下刃26とが閉じて爪を切ることができる。このように、爪切り10によれば、爪を切る対象の足の指の爪に対し、正確な位置決めを行った上で爪を切ることができるため、深爪を抑制することができる利点がある。
ここで、図7に示される従来技術の爪切り100は、第1梃子部106の傾斜角度が図7(b)に示されるように平板上刃体112と第1梃子部106とのなす角度θ11が小さい。このため、第2梃子部108に力を加えた場合であっても、図7(c)に示されるように、上刃102と下刃104とが離間されたまま圧接されない状態となる。これでは、爪を切ることができない。
これに対し、本発明に係る実施形態の爪切り10は、第1梃子部36の傾斜角度θが略45°と大きく設定されている。さらに、傾斜姿勢で他方端46側が平板上刃体12を向くように曲げられた曲げ部を有している。これにより、第1梃子部36と第2梃子部38とのなす角度θが小さくなるようにしている。これにより、第2梃子部38を押圧しやすい状態にしている。
また、第1梃子部36を押しやすいように高さ調整部56を用いて、第2梃子部38は、曲げ部と接触する傾斜部58の一方端58Tの高さが支持部18の上端部よりも高い位置に設ける。このため、カム部62から直接延伸させる場合に比べてθの角度を小さくすることができ、第1梃子部36と第2梃子部38とのなす角度θも小さくすることができる。これにより、第2梃子部38を押圧しやすい状態とすることができるため、ユーザーは、押圧部54に力を与えることで、図1(c)に示されるように上刃24と下刃26とを圧接させて爪を切ることができる。
そして、境界部65を境界として第2梃子部38を傾斜状態又は起立状態のいずれかに固定されている。したがって、爪切り10の傾斜に応じて第2梃子部38が勝手に開閉してしまうようなことはないため、ユーザーは、本体部の傾斜に応じて第2梃子部38が勝手に開閉してしまうような煩わしさを感じることなく、爪を切ることに集中することができる。
なお、爪切り10を使用しない状態では、第2梃子部38を開いて起立させた後、第1梃子部36を起立させる。その後、第1梃子部36を指でつまんで支持部18の周方向に180°回転させて、第1梃子部36を倒して収納する。このとき、第1梃子部36において、境界部44が頂点にくるようになる。そして、第2梃子部38を倒して境界部44に当接させて、図1(a)に示されるように、爪切り10を収納状態とすることができる。
次に、本発明に係る第二実施形態の爪切り10aを示す図である。図3(a)は、爪切り10aがケース70から分離された状態を示す図と爪切り10aが収納された様子を示す側面図を示している。図3(b)は、爪切り10aの使用を開始するときの様子を示す側面図である。図3(c)は、爪切り10aの押圧部54を押圧して上刃24と下刃26と圧接させた状態を示す側面図である。
図4(a)は、図3(b)に示される爪切り10aを正面側から見た場合の斜視図である。図4(b)は、図3(b)に示される爪切り10aを背面側から見た場合の斜視図である。
爪切り10aは、一方端に上刃24を有する平板上刃体12と、一方端に上刃24に対向する下刃26を有する平板下刃体14と、梃子部16とを備えている。爪切り10aと爪切り10の平板上刃体12、平板下刃体14及び梃子部16とは、ほぼ同じ構造を有しており、相違点は、第2梃子部38がケース70に設けられている点である。
ケース70は、正面部71に位置する上刃24と下刃26とが圧接される爪切り時に爪が飛散しないように側面を覆う機能を有する。ケース70は、所定の柔軟性を有しつつ、ある程度の強度を有する強化プラスチック等で構成されており、平板下刃体14の底面を覆う底面部74と底面部74に立設する側面部72,73とを備えている。
ケース70の背面側には、突出する土台部65bが形成されており、土台部65bには略四角柱形状の2つの柱を有する本体部65aが立設している。この本体部65aの上方にカム部62が設けられている。カム部62と土台部65bとの間には、2つの貫通孔(日の字状)の蓋部材61と2つの貫通孔の弾性部材63aが設けられている。これにより、爪切り10と同様に境界部65を境界として第2梃子部38を傾斜状態又は起立状態のいずれかに固定することができる。
続いて、上記構成の爪切り10aの作用について説明する。図3(a)では爪切り10aとケース70から離された状態が描かれている。ユーザーが爪切り10aを使用する場合には、爪切り10aをケース70に装着して、図3(b)の状態にする。
爪切り10aにおいても第2梃子部38を操作することで、ユーザーは爪切り10と同様に適切に爪を切ることができる。爪切り10aを用いて足の指の爪を切る場合に、人差し指で平板下刃体14を支持しつつ、親指で押圧部54を抑えながら、位置決めを行う。
このとき、上刃24と下刃26の近くに指が位置しているため、爪を切る対象の足の指を中指や薬指等で引掛けながら、位置決めの微調整をすることができ、正確な位置決めをすることができる。その状態で、親指により押圧部54を押し付けることにより、図3(c)に示されるように上刃24と下刃26とを圧接することができるため、爪を切ることができる。
また、爪切り10aには、平板上刃体12と平板下刃体14との間に形成された空間領域である側面をケース70の側面部72,73が覆っているため、切り取られた爪が飛散してしまうことを防止することができる。
次に、本発明に係る第三実施形態の爪切り10bを示す図である。図5(a)は、爪切り10bがケース80から分離された状態を示す図と爪切り10bが収納された様子を示す側面図を示している。図5(b)は、爪切り10bの使用を開始するときの様子を示す側面図である。図5(c)は、爪切り10bの押圧部54を押圧して上刃24と下刃26と圧接させた状態を示す側面図である。
図6(a)は、図5(b)に示される爪切り10bを正面側から見た場合の斜視図である。図6(b)は、図5(b)に示される爪切り10bを背面側から見た場合の斜視図である。
爪切り10bは、一方端に上刃24を有する平板上刃体12と、一方端に上刃24に対向する下刃26を有する平板下刃体14と、梃子部16とを備えている。爪切り10bと爪切り10の平板上刃体12、平板下刃体14及び梃子部16とは、ほぼ同じ構造を有しており、相違点は、第2梃子部38がケース80に設けられている点と、壁部15を有する点である。
壁部15は、平板下刃体14の他方端から立設する。壁部15は、上刃24と下刃26をケース80の背面側に位置させたときに開口された正面部を覆う機能を有する。これにより、図5(a)の下図に示されるように爪切り10bがすっぽりと筐体に収納されたような状態とすることができる。
ケース80は、開口された正面部81と、正面部81に位置する上刃24と下刃26とが圧接される爪切り時に爪が飛散しないように側面を覆う側面部82,83と、正面部81と反対側に位置する背面を覆いカム部が設けられる背面部85と、第2梃子部38を含み上面部を覆う蓋部39とを有している。
ケース80の背面部85側には、土台部67bが形成されており、土台部67bには略四角柱形状の2つの柱を有する本体部67aが立設している。この本体部67aの上方にカム部62が設けられている。ここでは、カム部62が第2梃子部38の他方端の一部をなすように構成されている。第1梃子部36を案内する凹みを有する第2梃子部38は、ケース80の蓋部39としても機能する。
カム部62と土台部67bとの間には、ケース80の背面部85の一部を構成し貫通孔を有する蓋部85Bと2つの貫通孔を有する弾性部材63bが設けられている。これにより、爪切り10と同様に境界部65を境界として第2梃子部38を傾斜状態又は起立状態のいずれかに固定することができる。
続いて、上記構成の爪切り10bの作用について説明する。図5(a)には、爪切り10bがケース80から分離された状態が示されている。ユーザーが爪切り10bを使用する場合には、爪切り10bをケース80に装着して、図5(b)の状態にする。
爪切り10bにおいても第2梃子部38を操作することで、ユーザーは爪切り10と同様に適切に爪を切ることができる。爪切り10bを用いて足の指の爪を切る場合に、人差し指で平板下刃体14を支持しつつ、親指で押圧部54を抑えながら、位置決めを行いながら、適切に爪を切ることができる。
また、爪切り10bには、平板上刃体12と平板下刃体14との間に形成された空間領域である側面をケース80の側面部82,83が覆っているため、切り取られた爪が飛散してしまうことを防止することができる。また、上刃24と下刃26をケース80の背面側に位置させたときに壁部15が開口された正面部81を覆う機能を有する。これにより、図5(a)の下図に示されるように爪切り10bがすっぽりと筐体に収納されたような状態とすることができる。
12 平板上刃体、14 平板下刃体、15 壁部、16 梃子部、18 支持部、18a 本体部、18b 係止部、22 上刃貫通孔、24 上刃、25 下刃貫通孔、26 下刃、28 貫通孔、30 貫通孔、36 第1梃子部、38 第2梃子部、38a,30b 立設部、39 蓋部、42 一方端、42a 平板本体部、42b 貫通棒部、44 境界部、46 他方端、54 押圧部、56 調整部、58 傾斜部、58T 一方端、60 支持部、60a 本体部、60b 係止部、61 蓋部材、62 カム部、63,63a,63b 弾性部材、65 境界部、65a 本体部、65b 土台部、67 平坦部、67a 本体部、67b 土台部、69 平坦部、70 ケース、71 正面部、72,73 側面部、74 底面部、80 ケース、81 正面部、82,83 側面部、85 背面部、85B 蓋部、102 上刃、104 下刃、106 第1梃子部、108 第2梃子部、110 回動軸、112 平板上刃体、114 平板下刃体。
本発明に係る爪切りは、一方端に上刃を有して該上刃側に形成された上刃貫通孔を有する平板上刃体と、一方端に前記上刃に対向する下刃を有して前記上刃貫通孔に対応する位置に形成された下刃貫通孔を有し、前記上刃と前記下刃とを離間させるように付勢力が与えられる平板下刃体と、前記平板上刃体と前記平板下刃体とを支持し、前記上刃貫通孔及び前記下刃貫通孔に挿通され、下端部が前記平板下刃体に係止されるとともに上端部が前記平板上刃体の上方に突出する支持部と、前記支持部の上端部に連結される一方端と外力が加えられて押し下げられる他方端とを有し前記平板上刃体の上面との間の距離が一方端から他方端に向けて広がるように延伸した傾斜姿勢を有する第1梃子部と、前記外力が与えられる際に前記第1梃子部の他方端を押圧する中央部と前記外力が与えられる他方端とを有し前記平板上刃体の上面との間の距離が一方端から他方端に向けて広がるように延伸した傾斜姿勢を有する第2梃子部とを含む梃子部と、前記第2梃子部の一方端に連結され、外周部に設けられた所定の境界部よりも前記第2梃子部を閉方向に移動させた際に前記第2梃子部を前記第1梃子部の中央部に接触するような傾斜姿勢を保持させ、前記境界部よりも前記第2梃子部を開方向に移動させた際に前記第2梃子部の起立姿勢を保持させるカム部と、を備え、前記第1梃子部は、傾斜姿勢で他方端側が前記平板上刃体を向くように曲げられた曲げ部を有し、前記第2梃子部は、前記曲げ部に接触した接点と他方端の上側角部とを結ぶ線と、前記接点と前記第1梃子部の境界部とを結ぶ線のなす角度が鋭くなるように曲げられた角度調整部を有することを特徴とする。

Claims (3)

  1. 一方端に上刃を有して該上刃側に形成された上刃貫通孔を有する平板上刃体と、
    一方端に前記上刃に対向する下刃を有して前記上刃貫通孔に対応する位置に形成された下刃貫通孔を有し、前記上刃と前記下刃とを離間させるように付勢力が与えられる平板下刃体と、
    前記平板上刃体と前記平板下刃体とを支持し、前記上刃貫通孔及び前記下刃貫通孔に挿通され、下端部が前記平板下刃体に係止されるとともに上端部が前記平板上刃体の上方に突出する支持部と、
    前記支持部の上端部に連結される一方端と外力が加えられて押し下げられる他方端とを有し前記平板上刃体の上面との間の距離が一方端から他方端に向けて広がるように延伸した傾斜姿勢を有する第1梃子部と、前記外力が与えられる際に前記第1梃子部の他方端を押圧する中央部と前記外力が与えられる他方端とを有し前記平板上刃体の上面との間の距離が一方端から他方端に向けて広がるように延伸した傾斜姿勢を有する第2梃子部とを含む梃子部と、
    前記第2梃子部の一方端に連結され、外周部に設けられた所定の境界部よりも前記第2梃子部を閉方向に移動させた際に前記第2梃子部を前記第1梃子部の中央部に接触するような傾斜姿勢を保持させ、前記境界部よりも前記第2梃子部を開方向に移動させた際に前記第2梃子部の起立姿勢を保持させるカム部と、
    を備えることを特徴とする爪切り。
  2. 請求項1に記載の爪切りにおいて、
    前記第1梃子部は、傾斜姿勢で他方端側が前記平板上刃体を向くように曲げられた曲げ部を有し、
    前記第2梃子部は、前記曲げ部と接触する傾斜部の一方端の高さが前記支持部の上端部よりも高い位置に設けられることを特徴とする爪切り。
  3. 請求項1または請求項2に記載の爪切りにおいて、
    前記平板上刃体、前記平板下刃体、前記支持部及び前記第1梃子部を有する切断部を収納可能なケースを備え、
    前記ケースは、
    開口された正面部と、該正面部に位置する前記上刃と前記下刃とが圧接される爪切り時に爪が飛散しないように側面を覆う側面部と、前記正面部と反対側に位置する背面を覆い前記カム部が設けられる背面部と、前記第2梃子部を含み上面部を覆う蓋部とを有し、
    前記切断部は、前記上刃と前記下刃を前記ケースの背面側に位置させたときに前記開口された正面部を覆う壁部を有することを特徴とする爪切り。
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