JP2002162479A - リバーシブル・ケースを有する腕時計 - Google Patents

リバーシブル・ケースを有する腕時計

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JP2002162479A
JP2002162479A JP2001277687A JP2001277687A JP2002162479A JP 2002162479 A JP2002162479 A JP 2002162479A JP 2001277687 A JP2001277687 A JP 2001277687A JP 2001277687 A JP2001277687 A JP 2001277687A JP 2002162479 A JP2002162479 A JP 2002162479A
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B37/00Cases
    • G04B37/04Mounting the clockwork in the case; Shock absorbing mountings
    • G04B37/0427Mountings relative to pocket and wrist watches allowing a rocking movement about a hinge or any other movement
    • G04B37/0472Rocking mounting of the clockwork

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良されたリバーシブル腕時計を提供する。 【解決手段】 ケース(2)の面(16、17)の一方
または他方を見せるために反転できるケースに対して、
そのリストバンド(6)が支持体(3)に取り付けられ
る腕時計(1)が開示される。支持体(3)は、そのフ
ランジ(7)の平行な内部表面(9)上に溝(10)を
含み、ケースに接続されたスナッグ(39)が、スライ
ドでき回転できる。溝(10)にはストップが設けら
れ、溝の端部(42)からスナッグ(39)の第1のス
ライド移動の後ケースのスライドを停止し、スナッグ
が、他方の端部(42)への第2のスライド移動を実施
する前に、ケースの回転ゾーンが設けられている。支持
体表面(11)および横断方向リセス(12)が、スト
ップのゾーン内を除いてケースが反転することを防ぐた
めに、支持体の底部(4)に備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リストバンドに取
り付けられた支持体と、時計ムーブメントおよび表示手
段を含むケースとを備える腕時計に関する。ケースは、
スライドでき、2つの動作位置でその面の一方または他
方をそれぞれ示すために反転されるように支持体に搭載
され、腕時計は、その2つの動作位置にケースを保持す
るための手段を含み、支持体は、端部で閉鎖された長手
方向溝をそれぞれ含む2つの平行内側表面を備え、ケー
スは、前記内側表面を向く、支持体の対応する溝内でス
ライドできるスナッグ(snug)をそれぞれ有する2つの
平行側方壁を含み、各溝は、その端部からある距離に配
置された少なくとも1つのストップを含み、前記ストッ
プの作用は、溝の一方の端部からスナッグの第1のスラ
イド移動の後に、前記スナッグが、溝の他方の端部への
第2のスライド移動を実行する前に、前記ケースを反転
させるために、ケースのためのストップ・ゾーンを規制
している。
【0002】
【従来の技術】このタイプの腕時計はかなり前から知ら
れている。1931年8月3日に許可された、フランス
国特許第712868号に対する追加の許可証第410
60号は様々な変形例を示している。第1の変形例にお
いて、腕時計ケースは、支持体上の任意の場所で反転す
るために自由に回転できる。他の変形例において、この
回転自由性が制限される。実際、その機構の構成は、ケ
ースが支持体の端部でだけ回転でき反転されるようにリ
セスが設けられている。
【0003】しかしながら、これらの実施形態は共通の
主な欠点を有する。そのような腕時計の製造者は、機構
部の取り扱いが容易になるように選択することあり、そ
の場合、ケースをより容易に解放させるために、機構部
において、製造者がその動作位置においてケースを保持
させるのにばねを強くしないということである。そのよ
うなケースでは、ユーザの手首による突然の動きにあま
りにも感度が高く作られ、その動きでケースが不適切に
回転することがある。この欠点を解消するために、製造
者はより堅いばねを使用することを選択すると、ケース
において、機構部を取り扱うことが難しくなり、機構部
品は早期の磨耗にさらされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
欠点を解消するように、このタイプの腕時計を改善する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
ケースの前記ストップ・ゾーンの外側での回転を防止す
るための手段を含み、前記ストップ・ゾーンが回転ゾー
ンである、前述のタイプの腕時計を提供する。
【0006】特定の実施形態において、ケースの前記ス
トップ・ゾーンの外側での回転を防止するための前記手
段は、支持体の少なくとも1つのガイド表面によって形
成でき、支持体の表面に対して、ケースの表面をスライ
ドによって当てることができる。
【0007】対応するスナッグがストップを乗り越える
ことを可能にするために、各溝にストップに向いて配置
されたリセスを提供することもできる。この実施形態に
おいて、細長い断面のスナッグの使用など、溝の高さよ
り長い他の手段を使用することができ、他の手段は、ス
トップの位置によって画定され、十分な空間が提供され
る回転ゾーン内だけで回転できる。
【0008】ケースは、このように、手首の突然の動き
に関係する不適切な回転のあらゆる危険性を取り除く、
端部からのある距離の回転ゾーンにおいて、もっぱら回
転する。
【0009】支持体上の前記ガイド表面を含む好ましい
実施形態において、各溝は、ガイド表面にほぼ平行であ
り、ガイド表面から異なる距離に配置される、2つの連
続セクションを形成することができ、このように、前記
セクションは垂直方向のブレーキによって接続された高
いセクションおよび低いセクションを画定する。特に、
ケースのスナッグは、高さにおいて互いに対してオフセ
ットでき、前記溝は、一方の高いセクションが他方の低
いセクションに対向し、またはその逆であるように配置
される。
【0010】本発明は、添付の図面を参照する種々の実
施形態例の以下の記載から、より良く理解されるであろ
う。
【0011】
【発明の実施の形態】図1から6は、好ましい実施形態
による腕時計1の全般的な外観、および、ケースがスラ
イドし支持体3に対して反転するときの、ケース2によ
り生じる動きを示す。
【0012】支持体3は、凹状の表面を有し、リストバ
ンド6を固定するホーンが突出し、側方フランジ7がリ
ストバンド6の方向に平行に配置されている底部4を含
む。これらの各側方フランジ7は、中央部で最大高さと
された丸くされた形状の上部縁部8を有し、長手方向溝
10を含む内側表面9を有する。
【0013】支持体3の底部4は、図8にも見ることが
できる、支持体の縁部からその中央領域へ延びる長手方
向ガイド表面11を含み、その表面には、フランジ7に
よって両側で境界を定められた丸められた横断方向のリ
セス12が生成されている。フランジ7はさらに、支持
体の長手方向両縁部からほぼ中間の位置で貫通し、対応
する溝10内に開口する孔13および14を含む。
【0014】この実施形態において、ケース2は、リス
トバンドの方向に対応するその長手方向で全般的にスピ
ンドル形状(紡錘形)を有し、その側方壁15は、ほぼ
平坦であり平行であり、したがって、支持体の底部4の
形状とほぼ相補的な形状の2つの凸状の面16および1
7の形状を決めている。好ましい変形例においては、ケ
ースの面16および17と、支持体の底部4とは、それ
ぞれ円弧の輪郭を有する。
【0015】各側方壁15は、ケースの中央部分19に
配置され、好ましくはほぼ球形の一部の形状の小さい突
出する要素18を含む。突出する要素18は、示されて
いない弾性のある手段によって、ケース内にセットバッ
ク可能に作られることができる。孔20は、スピンドル
の一方の端部21の近くに中央部分19を通過する陽に
形成されている。スピンドルの他方の端部22の、時間
設定クラウン24を収容する部分にリセス23を含む。
クラウンは、ケースの上面および下面から突出すること
を避けるような平坦な形状を有する。
【0016】図7により明らかに見られるように、ケー
スは、その上面16上に湾曲したガラスぶた25を載
せ、ケースの下面17に2つの細い横断方向の溝26を
含んでいる。これらの溝には、スライドすることによっ
て、ガラスぶたと同じ湾曲の装飾プレート28の曲がっ
た端部27が収容される。このプレート28は、密封さ
れたバッテリ・ハッチ29とカバーとを隠し、本明細書
に示される例において、下側の面17のほとんどはケー
スの裏面に特に審美的な外観を与える目的のためのもの
である。もちろん、プレート28は、例えば、任意の対
象物または予備のバッテリを受容することができる区画
を覆うなどの単なる装飾であるだけでなく他の機能を有
することができる。ケースは、さらに従来の方法で、時
計ムーブメント30、文字盤31、および針32を含
む。
【0017】フランジ7の一方の孔13が、他方のフラ
ンジの孔14の断面より大きな断面を有していることが
図8から分かるであろう。実際、腕時計1の組立ておよ
び分解の間に使用されるこれらの2つの孔13、14は
異なる機能を有する。組立ての間、ケース2は、支持体
3のフランジ7間に置かれなければならず、その際、ケ
ースの孔20は支持体3の孔13、14と整列されなけ
ればならない。より大きな断面を備える孔13は、図1
1に示されるバー33の先端部を受け入れる。そのと
き、そのバー33は、バーが孔14に近接する反対側の
内側表面9に当るまでケース内に挿入される。孔14の
機能は、分解の間、支持体3からケース2を取り外すた
めにバー33を取り除くように、バー33を反対方向に
戻すための小さいツールを収容するためのものである。
【0018】図9は、この実施形態における溝10の特
定の幾何形状を示す。これらの溝は、ほぼガイド表面1
1に平行であるが、ガイド表面から異なる距離に位置す
る2つの連続的なセクション34および35をそれぞれ
形成する。したがって、上部ストップ37および下部ス
トップ38を形成する垂直方向ブレーキ36によって互
いに接続された、上部セクション34および底部セクシ
ョン35を形成する。溝10は、互いに関して反転され
ており、一方の上部セクション34は、図10に見られ
るように、他方の下部セクション35の反対に位置し、
また逆もまた同じである。これらの溝10は、バー33
の端部によって形成されるスナッグ39を受け入れる。
これらのスナッグは、図11に見られるように、高さに
おいて互いに関してオフセットされている。一旦バー3
3がケース2内に収容されると、ケースに取り付けられ
るスナッグの使用と同等のシステムが得られ、バーは、
例えばOリング・ジョイント40の結果としての摩擦に
よって、孔20内に保持されることに留意されたい。
【0019】支持体3におけるケース2の反転は、図4
から6に簡略に示される。ケース2が支持体3に取り付
けられ、図1に示されるように、例えばその上面16を
示すその動作位置の1つにあるとき、その小さい突出す
る要素18は、ケースを前記位置に固定するように、支
持体3の溝10にスナップ止めされる。ユーザは、ケー
スを解放し、図4の位置にケースを持っていくために、
矢印C1によって示されるようにケースをスライドさせ
るために、リストバンド6にほぼ平行な方向にケース2
に圧力を加えなければならない。ケース2が動作位置に
近づくとき、スナッグが同じ軸上になく、また、溝10
が高さにおいてオフセットしているためだけでなく、な
かでも、支持体3の底部とスナッグ39との距離が、ス
ナッグとケースの端部21との距離より短いために、ケ
ースはスナッグ39の周りを回転できないことが注目さ
れる。その結果、ケース2は、そのような位置におい
て、スナッグ39が設けられた端部の近くのケースの支
持箇所41が、支持体のガイド表面11と接触するまで
の非常に小さい隙間だけしか有さない。したがって、ス
ライドさせる間、ユーザは、図4において矢印C1で示
されるリストバンド6の方向に、ケース2の端部21の
近くで圧力を加える。支持箇所41は、上側のスナッグ
39が上部ストップ37に当り、下側のスナッグ39が
下部ストップ38に当るまで、ガイド表面11上をスラ
イドする。ケースは、ガラスぶた25の両縁の面16に
ガイド表面11に対向する長手方向縁部(図示されてい
ない)を含むように作られることが好ましい。ガラスぶ
た25は、これらフランジおよび支持箇所41に対して
わずかにセットバックし、その結果、ガラスぶたは、動
きの間支持体3のあらゆる要素と接触しないことに留意
されたい。その後、ケース2は同じ方向にスライドを続
けることができない。ケースの端部21は、リセス12
の上に位置しているので、回転が可能になる。実際、ユ
ーザは、ケースの端部23を、図5および6における矢
印Pによって図示されるように立ち上げそれから完全に
回転させ、その結果、上側のスナッグ39は下方へ動
き、対応する溝の下部セクション35のレベルに配置さ
れ、一方、下側のスナッグ39は上方へ動き、対応する
溝の上部セクション34のレベルに配置される。ケース
が図6の位置にあるとき、ケースは、図6の矢印C2で
示されるように、ユーザによるその端部22に近づける
圧力の作用を介して、同じ方向に第2のスライド移動を
実施させることができる。ケースの下部の装飾面17が
見える第2の動作位置は、スナッグ39が、溝10の端
部42に対してストップに到達し、小さな突出する要素
18が、溝10の他方の端部内にはめ込まれ、したがっ
てケース2を固定することが達成される。
【0020】上面16が見える第1の動作位置に戻すた
めに、スナッグ39は腕時計の支持体3に対して変えら
れた側面を有するので、同じ一連の動作だけが、反対方
向に作用されるだけである。
【0021】そのような構造の1つの利点は、ストップ
37および38で回転せずに、ケース2が、溝10の一
方の端部42から他方の端部へスライドできることを防
ぐことである。さらに、リセス12の近くで支持体のフ
ランジ7が最も高いので、ケース2が側方支持なしの位
置に達する可能性はない。さらに、ケース2および支持
体3それぞれの形状は、形状の連続性、対称性、ケース
2の完全な動きのなめらかさを備えた審美的な腕時計1
を提供する。この動きは、好ましくは審美的な理由のた
めにおよび独自性のために、リストバンド6の方向に行
われるが、それとは直角方向に移動させるようにするこ
ともできる。動きが、リストバンドの方向に発生すると
きは、支持体の中央でのケースの回転は、前述の従来技
術で記載されたように端部にあるリセスを省略できるこ
とを意味し、リストバンドが取り付けられる地点に近い
空間を著しく節約できることを意味するものであること
に留意されたい。支持体3のガイド表面11は、ガラス
ぶた25が支持体3と接触し、したがって損傷されるこ
とを防ぐ追加の機能を有することにも留意されたい。ケ
ースおよび支持体の特定のおよび相補的な形状は、図1
から3に見られるように、腕時計が突出する部品を全く
有さないので、衝撃および摩擦による磨耗に対する良好
な耐性を有する他の利点を腕時計に与える。このこと
は、金属と同様に安価な成形されたプラスチックの実施
形態を用いることができることを意味する。
【0022】別の実施形態が図12に示されている。各
溝10が、その2つの端部42で閉鎖された1つだけの
セクションを含み、各ストップ43は、好ましくは双方
の端部42から等しい距離に、対応する溝10の長手方
向軸上にほぼ位置する円筒状スタブによって形成され
る。スナッグ39は、ガイド表面11から同じ距離にあ
り、ここでは長手方向の端が切られた円柱によって形成
されたバー33のその両端に形成される。一旦バー33
が、相補的な形状のケース2の孔20(図3に見ること
ができる)の所定の場所におかれると、戻ることはでき
ない。それぞれのスナッグ39は、対応するストップ4
3を収容することができる側方リセス44を含む。
【0023】ケース2、ガイド表面11、および支持体
3の丸められた横断方向リセス12の形状は、図1から
10による実施形態と同じである。したがって、支持体
3におけるケース2の全体の反転する動きシーケンス
は、前の記述に対して変更されない。第1の動作位置か
ら第1のスライド移動の後、各スナッグ39は、対応す
るストップ43に対して当り、ストップを覆う。この場
所で、前に規定されたようにガイド表面11とリセス1
2の存在のために、ストップ43の周りでスナッグ39
を回転させることができる。ケース2は回転できるだけ
である。一旦ケース2が回転すると、各スナッグ39
は、対応する溝10の閉鎖された第2の端部42に対し
てスナッグ39が当り、ケース2がその他方の動作位置
に達するまで、第2のスライド移動を実施させることが
できる。
【0024】他の可能な実施形態が図13に見られる。
ケースのスナッグ39は、好ましくは、円の2つの部分
を接続する2つの平行な直線状の面で形成された長楕円
形断面を有し、その長辺方向の長さは支持体3の溝10
の幅より長い。各溝は、それらの端部42が閉鎖され、
好ましくは溝の端部42から等しい距離に配置された、
隆起し突出するストップ46によって分離され、ガイド
表面11から同じ距離にある2つのセクション45を含
む。丸められた形状でありスナッグ39の長楕円の長さ
より大きい寸法のリセス47が、それぞれのストップ4
6を向くように配置されている。セクション45とリセ
ス47との間の接合部48、49は、スナッグ39が通
過するネックを形成する。好ましくは、支持体3の長手
方向ガイド表面11が示された例でもまだ存在するが、
支持体3の底部4の一方の端部から他方の端部へリセス
12により中断されずに連続している。
【0025】ケース2の反転する動きは、全体的には前
述と同様であるが、ストップ46を越えて通過するスナ
ッグ39に関しては著しく異なる。各スナッグ39は、
例えば図13に示されるように、第1のセクション45
の端部42から始めて、ストップ46に当ってケース2
がスライドを止めるまで、それぞれの形状によって、対
応する溝10内で回転することなく、対応する溝10内
で第1のスライド移動を実施する。その動きを連続させ
るために、スナッグ39は、ストップ46の上方の輪郭
に従わなければならない。すなわち、スナッグは、持ち
上げられて回転し、接合部48を通過し、リセス47に
入り込み、そこでは、第2セクション45に入るため
に、スナッグのリセス47に最初に入った部分が最後に
接合部49を通って再び出てくるように十分に回転でき
る。実際、スナッグがリセス47内にあるとき、支持体
3の底部からスナッグまでの距離は、ケース2の端部2
1からスナッグまでの距離より大きい。したがって、ケ
ースの第2の面を見せるために、ケース2をこの点で反
転させることができ、第2のセクション45の端部42
にスナッグ39が当るまで、第2のスライド移動を実施
させることができる。このように動作位置が規制され
る。
【0026】スナッグ39の形状および寸法は、この実
施形態において、リセス47の外でケース2が回転する
ことを防ぐために十分なものであることに留意すべきで
ある。しかしながら、ケース2の支持箇所41がスライ
ドする支持体3のガイド表面11は、スナッグ39がス
ライドしている間、ケース2の回転を防ぐように強化さ
れ、それによって、スナッグに加えられる張力を軽減す
る。
【0027】ガイド表面11を備えるまたは備えないこ
の変形例は、丸くされた前述した横断方向リセス12を
支持体3から省略させることができる。これは、支持体
の高さにおける空間を節約し、腕時計1の厚みを低減で
きることを意味する。
【0028】腕時計が成形されたプラスチック材料で作
られるか、金属で作られるかに係わらず、多くの適用が
本発明によるリバーシブル・ケースを備える腕時計の関
して想定される。実際、ケースの1つの面を覆う装飾プ
レートの使用は、内部を隠すことができることとが記載
されたが、プレートの代わりに、例えば、その日の時
間、第2の時間ゾーン、場合によっては第2のムーブメ
ントを用いて測定された時間、または他のタイプの情報
を表示するために使用される第2のアナログまたはデジ
タル表示部を含むようにケースを作ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの動作位置の1つにおける、本発明による
腕時計の好ましい実施形態の斜視図である。
【図2】図1の腕時計の支持体の斜視図である。
【図3】図1の腕時計のケースの斜視図である。
【図4】ケースの中間スライド位置における腕時計の概
略側面図である。
【図5】ケースの回転段階中の腕時計の概略側面図であ
る。
【図6】ケースの第2のスライド・ストップ前の、回転
が完了した腕時計の概略側面図である。
【図7】その垂直中間対称平面に沿った、図1の腕時計
ケースの断面図である。
【図8】図1の腕時計の支持体の上面図である。
【図9】図8の線IX−IXに沿った支持体の長手方向
断面である。
【図10】図9の線X−Xに沿った支持体の横断方向垂
直断面である。
【図11】ケースと図8から10に示された支持体との
間の接続を確立するバーの概略側面図である。
【図12】各ストップが、ほぼ溝の軸上に配置され、各
スナッグがリセスを含む実施形態における、図9と同様
の図である。
【図13】各溝が、対応するストップに向かうリセスを
含み、スナッグが細長い形状を有する実施形態におけ
る、図9と同様の図である。
【符号の説明】
1 腕時計 2 ケース 3 支持体 4 底部 5 ホーン 6 リストバンド 7 側方フランジ 8 上部縁部 9 内側表面 10 長手方向溝 11 長手方向ガイド表面 13、14、20 孔 15 側方壁 16、17 凸状の面 18 突出する要素 19 中央部分 21、22、27 端部 23 リセス 25 ガラスぶた

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リストバンド(6)に取り付けられた支
    持体(3)と、時計ムーブメント(30)および表示手
    段(31、32)を含むケース(2)とを含む腕時計
    (1)であって、前記ケース(2)は、2つの動作位置
    においてその面(16、17)の一方または他方をそれ
    ぞれ示すために、スライドでき反転できるように前記支
    持体(3)に搭載され、前記腕時計は、その2つの動作
    位置に前記ケース(2)を保持するための手段(18)
    を含み、前記支持体(3)は、その端部(42)で閉鎖
    される長手方向溝(10)をそれぞれ含む2つの平行内
    部表面(9)を備え、前記ケース(2)は、前記内側表
    面(9)に向く2つの平行な側方壁(15)を含み、そ
    れぞれの壁に前記支持体(3)の対応する溝(10)内
    でスライドできるスナッグ(39)を有し、各前記溝
    (10)は、その端部(42)から所定の距離に配置さ
    れた少なくとも1つのストップ(37、38、43、4
    6)を含み、前記ストップが、前記溝(10)の1つの
    端部から前記スナッグ(39)の第1のスライド移動の
    後、そのスナッグ(39)が前記溝(10)の他方の端
    部への第2のスライド移動を実行する前に、前記ケース
    (2)を反転させるために前記ケース(2)に対してス
    トップ・ゾーンとなっており、さらに、前記ケース
    (2)の前記ストップ・ゾーンの外で回転を防止するた
    めの手段(11)を含み、前記ストップ・ゾーンが回転
    ゾーンとなっていることを特徴とする腕時計。
  2. 【請求項2】 前記ケース(2)の回転を防止するため
    の前記手段が、前記支持体(3)上の少なくともガイド
    表面(11)によって形成され、前記ガイド表面上に、
    スライドの間、前記ケース(2)の支持箇所(41)が
    載ることができることを特徴とする請求項1に記載の腕
    時計。
  3. 【請求項3】 各前記溝(10)が、2つのストップ
    (37、38)を含み、各前記ストップが、前記ケース
    (2)の異なるスライド方向に対応することを特徴とす
    る請求項1に記載の腕時計。
  4. 【請求項4】 前記ケース(2)の回転を防止するため
    の前記手段が、前記支持体(3)上の少なくともガイド
    表面(11)によって形成され、前記ガイド表面上に、
    スライドの間、前記ケース(2)の支持箇所(41)が
    載ることができ、各前記溝(10)が、前記ガイド表面
    (11)にほぼ平行であり、前記ガイド表面から異なる
    距離に配置され、したがって前記溝(10)の高いセク
    ション(34)および低いセクション(35)を区画す
    る、2つの連続セクションを形成し、それらのセクショ
    ンが、前記ストップを形成する垂直ブレーキ(36)に
    よって互いに接続されることを特徴とする、請求項3に
    記載の腕時計。
  5. 【請求項5】 前記ケース(2)の前記スナッグ(3
    9)が、高さにおいて互いに対してオフセットされ、一
    方の高いセクション(34)が他方の低いセクション
    (35)を向くように配置され、およびその逆に配置さ
    れるように、前記溝(10)が配置されることを特徴と
    する請求項4に記載の腕時計。
  6. 【請求項6】 各前記溝(10)が、前記溝(10)の
    軸上に位置する単一のストップ(43)を含み、ケース
    (2)のスナッグ(39)がリセス(44)を含み、前
    記第1のスライド移動の後、各ストップ(43)が、対
    応するスナッグのリセス(44)に入って前記ケース
    (2)に関する回転軸となり、前記スナッグ(39)
    が、前記ストップ(43)の周りで回転した後で、連続
    的なスライドだけが可能であることを特徴とする請求項
    1に記載の腕時計。
  7. 【請求項7】 各ストップ(46)が前記対応する溝
    (10)の一方の側で突出するように設けられ、溝(1
    0)の反対側にはリセス(47)が前記ストップを向い
    て、対応するスナッグ(39)が回転して前記ストップ
    を通過することができるように設けられることを特徴と
    する請求項1に記載の腕時計。
  8. 【請求項8】 前記支持体(3)の各前記溝(10)
    が、前記対応するストップに向くリセス(47)を含
    み、前記ケース(2)の各前記スナッグ(39)が、前
    記溝(10)高さより長い長さの細長い断面を有し、前
    記スナッグ(39)が、前記リセスに入り込んで回転で
    きることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。
  9. 【請求項9】 前記支持体(3)に関する前記ケース
    (2)のスライドが、前記リストバンドの方向にほぼ平
    行な方向に発生することを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれか一項に記載の腕時計。
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