JP2000019248A - 合成開口レーダシステム及びそれに用いるプラットフォーム位置計測方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

合成開口レーダシステム及びそれに用いるプラットフォーム位置計測方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000019248A
JP2000019248A JP10188705A JP18870598A JP2000019248A JP 2000019248 A JP2000019248 A JP 2000019248A JP 10188705 A JP10188705 A JP 10188705A JP 18870598 A JP18870598 A JP 18870598A JP 2000019248 A JP2000019248 A JP 2000019248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な装置の追加や複雑な計算を行うことな
く、飛翔体の動揺補正を可能とし、分解能劣化の防止を
図り、差分干渉型SAR技術による微小な地殻変動の検
出を可能とするための飛翔体の高精度な位置を測定可能
な合成開口レーダプラットフォーム位置計測方法を提供
する。 【解決手段】 送受信アンテナ12で受信された地上か
らの電波は受信機13で増幅・検波され、SAR受信デ
ータとして出力される。SAR受信データは位置・姿勢
計測装置14で計測されたプラットフォーム位置計測デ
ータとともにデータ記録装置15に記録される。精密位
置算出装置17は観測後のそれらのデータからプラット
フォーム精密位置データを算出する。SAR画像再生処
理装置16はSAR受信データ及びプラットフォーム精
密位置データからプラットフォーム動揺補正処理を含む
SAR画像再生処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成開口レーダシス
テム及びそれに用いるプラットフォーム位置計測方法並
びにその制御プログラムを記録した記録媒体に関し、特
に合成開口レーダを搭載した飛翔体の位置測定精度を向
上させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合成開口レーダ(SAR:Synthe
tic Aperture Radar)は人工衛星や
航空機に搭載され、昼夜間や天候にかかわらず高分解能
な地表の画像を得る手段として用いられている。
【0003】図7は従来の合成開口レーダの基本的な構
成例を示すブロック図である。図において、合成開口レ
ーダ基本装置10及び位置・姿勢計測装置14はプラッ
トフォーム(図示せず)に搭載される。この合成開口レ
ーダ基本装置10においては送信機11で発生されたパ
ルス信号が送受信アンテナ12から地上に向けて電波と
して放射される。
【0004】地上で反射された電波は送受信アンテナ1
2で受信され、受信機13で増幅・検波され、データ記
録装置15によって複素データ形式で磁気テープ等の媒
体(図示せず)に記録される。この一連の動作は1ミリ
秒(1000Hz)程度の一定の時間間隔で繰返され
る。
【0005】また、位置・姿勢計測装置14で計測され
たプラットフォーム位置・姿勢データも、合成開口レー
ダ基本装置10による受信データとともにデータ記録装
置15に記録される。
【0006】観測後、記録されたデータはSAR(Sy
nthetic ApertureRadar)画像再
生装置16において、よく知られているSAR画像再生
処理によって画像化される。このSAR画像再生処理に
ついては、例えば、「資源探査のためのリモートセンシ
ング実用シリーズ5 合成開口レーダ(SAR)第4章
データ処理」(井口 義朗等編、財団法人資源観測解析
センター、平成4年3月31日発行、pp153−19
8)に詳述されている。
【0007】航空機のようにプラットフォームの動揺が
大きい場合はSAR画像再生処理の際、観測時のパルス
と同期したプラットフォーム位置及び姿勢データを使用
して動揺補正処理を施し、プラットフォームの動揺によ
る再生画像の分解能の劣化や動揺による画像の歪みを防
ぐことが必要となる。
【0008】動揺補正処理はプラットフォームが理想的
な直線を等速で飛翔したとして、実際のプラットフォー
ムの動揺による受信信号の位相の変化量を補正する処理
であり、この処理はよく知られている。この処理につい
ては、例えば、”Repeat−Pass Inter
ferometry with AirborneSy
nthetic Aperture Radar”
(A.L.Grayet.al,IEEE TRANS
ACTIONS ON GEOSCIENCEAND
REMOTE SENSING,Vol.31,No.
1,JANUARY 1993,pp.180−19
1)の「III .DATA PROCESSING」に記
載されている。
【0009】一般に、動揺補正処理により分解能を劣化
させることなくSAR再生画像を得るためには、観測時
のプラットフォームの動揺を観測波長の8分の1以下の
精度で補正する必要がある。現在用いられている合成開
口レーダは一般に波長数cmから数10cm程度である
から、要求されるプラットフォームの動揺の検出精度は
数mmから数cmとなる。
【0010】また、近年、差分干渉型合成開口レーダの
手段によって観測電波の波長以下の微小な地殻変動を検
出する方法が開発されている。この方法については、例
えば、”Mapping Small Elevati
on Changes Over Large Are
as:Differential Radar Int
erferometry”(A.K.Gabriele
t.al,Journal of Geophysic
al Research,Vol.94,No.B7,
pp.9183−9191,1989)に記載されてい
る。
【0011】ところが、微小な地殻変動を検出するため
にはそれ以下の精度で観測時のプラットフォームの動揺
を検出し、補正を行う必要がある。したがって、数cm
程度の地震、火山活動、地滑り、地盤沈下等の微小な地
殻変動を検出するためにはプラットフォームの動揺を数
mm程度で検出することが要求される。よって、合成開
口レーダでデータを取得する際に、プラットフォームの
高い精度の動揺データを得ることが非常に重要となる。
【0012】従来、合成開口レーダと共にプラットフォ
ームに搭載される位置・姿勢計測装置としては、全地球
測位システム(GPS:Global Positio
ning System)や慣性航法装置、あるいはそ
れらを組合せたハイブリッド航法装置等が一般に用いら
れている。
【0013】ハイブリッド航法装置による位置測定精度
は数m程度、搬送波を使用したキネマティックGPSに
よる位置測定精度は数cm程度である。したがって、合
成開口レーダの動揺補正及び差分干渉型合成開口レーダ
による地殻変動検出に用いるには精度不足である。
【0014】上記課題を克服するための合成開口レーダ
の動揺補償方法及びレーダによる位置計測方法の一例が
特開平6−160515号公報に記載されている。但
し、この公報に記載された合成開口レーダの動揺補償方
法は本発明とは直接関係しないので、その説明は省略す
る。
【0015】次に、上記の公報に記載された合成開口レ
ーダ搭載プラットフォームのレーダによる位置計測方法
について説明する。図8は従来のレーダによる位置計測
方法の説明図である。図において、1はレーダプラット
フォーム、2はプラットフォーム飛翔軌跡、3は観測対
象領域、4は第1のリピータ、5は第2のリピータ、6
は第3のリピータ、7は位相補償基準点である。ここ
で、第1のリピータ4と第2のリピータ5と第3のリピ
ータ6とは夫々異なる位置に配置される。
【0016】図9は従来の合成開口レーダの動揺補償方
法及びレーダによる位置計測方法の構成を示すブロック
図である。図において、50は合成開口レーダ基本装置
であり、図7に示す合成開口レーダ基本装置10と全く
同等である。また、51は送信機、52は送受切換器、
53は送受信アンテナ、54は受信機、55は局部発振
器、56は位相補償用基準信号発生手段、57は複素乗
算手段、58は画像再生手段、59は表示器、60は慣
性航法装置、61はアンテナ方向制御器である。
【0017】さらに、70はリピータに対して電波を送
受信するアンテナ、71はこのアンテナに接続された送
受信機、72は送受信機71と慣性航法装置60に接続
されレーダプラットフォーム1と位相補償基準点7との
相対距離を算出する相対距離算出手段、73は相対距離
算出手段72で求めた相対距離からプラットフォームの
位置を求めるプラットフォーム位置算出手段である。
【0018】これら図8及び図9を参照して上記の装置
の動作について説明する。合成開口レーダ基本装置50
の動作は上述した従来の合成開口レーダの基本構成例で
説明した通りである。リピータはレーダから放射された
高周波信号を受信して増幅した後、受信した方向に対し
て増幅後の高周波信号を送り返す。
【0019】レーダによる位置計測方法はレーダに付加
された送受信アンテナ70と送受信機71とを用いて、
上記の第1のリピータ4と第2のリピータ5と第3のリ
ピータ6とに向けて高周波を送受信する。
【0020】この場合、上記の送受信機71で得られた
受信信号から、相対距離算出手段72を用いて送受信に
伴う電波伝搬時間と位相とからレーダプラットフォーム
とリピータとの相対距離とが算出され、上記の相対距離
算出手段72に接続されたプラットフォーム位置算出手
段73によって上記の相対距離とリピータの位置とから
レーダプラットフォームの位置座標を算出するものであ
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の位置計
測方法では、位置計測に用いようとするレーダがSAR
に用いているレーダとは別のものであるため、SARの
基本的な装置の他に、リピータに対して高周波信号を送
受信するための3個以上の送受信アンテナや送受信機を
追加する必要がある。また、リピータに対して高周波信
号を送受信するためのアンテナを、常にリピータに向く
ように制御しなければならず、それらの制御機構も必要
となる。そのため、装置の構成が非常に複雑になるとい
う問題がある。
【0022】また、リピータに対して高周波信号を送受
信するアンテナは夫々別個のものであり、位置も少なか
らず離れているため、プラットフォームの精密な位置を
算出するためにはそれらの相対位置関係を考慮しなけれ
ばならない。そのため、プラットフォーム位置算出の計
算が非常に複雑になるという問題がある。
【0023】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、特別な装置の追加や複雑な計算を行うことなく、
飛翔体の動揺補正を行うことができ、分解能劣化を防止
することができるとともに、差分干渉型SAR技術によ
る微小な地殻変動の検出を可能とするために飛翔体の高
精度な位置を測定することができる合成開口レーダシス
テム及びそれに用いるプラットフォーム位置計測方法並
びにその制御プログラムを記録した記録媒体を提供する
ことにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明による合成開口レ
ーダシステムは、飛翔体に搭載された合成開口レーダ
と、前記合成開口レーダの観測対象領域内の異なる位置
に設置された3個以上の電波反射体と、前記合成開口レ
ーダを用いた観測を行うことで合成開口レーダ受信デー
タを取得する取得手段と、前記飛翔体の位置データを計
測する位置・姿勢計測手段とを含む合成開口レーダシス
テムであって、前記取得手段で取得された前記電波反射
体の合成開口レーダ受信データ及び前記位置・姿勢計測
手段で計測された前記位置データから前記合成開口レー
ダの画像再生処理に用いる前記飛翔体の精密位置を算出
する精密位置算出手段を備えている。
【0025】本発明による合成開口レーダシステムのプ
ラットフォーム位置計測方法は、飛翔体に搭載された合
成開口レーダと、前記合成開口レーダの観測対象領域内
の異なる位置に設置された3個以上の電波反射体と、前
記合成開口レーダを用いた観測を行うことで合成開口レ
ーダ受信データを取得する取得手段と、前記飛翔体の位
置データを計測する位置・姿勢計測手段とを含む合成開
口レーダシステムのプラットフォーム位置計測方法であ
って、前記取得手段で取得された前記電波反射体の合成
開口レーダ受信データ及び前記位置・姿勢計測手段で計
測された前記位置データから前記合成開口レーダの画像
再生処理に用いる前記飛翔体の精密位置を算出するステ
ップを備えている。
【0026】本発明による合成開口レーダシステムのプ
ラットフォーム位置計測制御プログラムを記録した記録
媒体は、飛翔体に搭載された合成開口レーダと、前記合
成開口レーダの観測対象領域内の異なる位置に設置され
た3個以上の電波反射体と、前記合成開口レーダを用い
た観測を行うことで合成開口レーダ受信データを取得す
る取得手段と、前記飛翔体の位置データを計測する位置
・姿勢計測手段とを含む合成開口レーダシステムにおい
てコンピュータに前記飛翔体の位置計測を行わせるため
のプラットフォーム位置計測制御プログラムを記録した
記録媒体であって、前記プラットフォーム位置計測制御
プログラムは前記コンピュータに、前記取得手段で取得
された前記電波反射体の合成開口レーダ受信データ及び
前記位置・姿勢計測手段で計測された前記位置データか
ら前記合成開口レーダの画像再生処理に用いる前記飛翔
体の精密位置を算出させている。
【0027】すなわち、本発明の合成開口レーダプラッ
トフォーム位置計測方法は、観測対象領域に、受信した
電波の位相を保存したまま、電波の到来方向に反射する
電波反射体を3個以上の電波反射体からの反射信号が常
に受信できるように設置し、その状態でSAR観測を行
うことで、プラットフォーム位置計測に必要なデータを
取得している。
【0028】また、上記のSAR観測によって取得した
データ及び位置・姿勢計測装置によって計測されたプラ
ットフォームの位置を用いて、精密なプラットフォーム
位置の算出を行うプラットフォーム精密位置算出装置を
従来の基本的な合成開口レーダシステムに付加すること
によって、プラットフォーム位置測定精度を向上させる
ことが可能となる。
【0029】このプラットフォーム精密位置算出装置は
位置・姿勢計測装置によって計測されたプラットフォー
ム位置を用いた動揺補正処理を含むレンジ圧縮処理を行
うレンジ圧縮処理手段と、レンジ圧縮データより電波反
射体からの反射信号を抽出する電波反射体信号抽出手段
と、抽出した電波反射体信号の位相に対して位相アンラ
ッピング処理及び平滑化処理を行い、さらに動揺補正処
理によるレンジ誤差を算出するレンジ誤差算出手段と、
3個以上の電波反射体からの反射信号から算出されたレ
ンジ誤差からプラットフォームの精密位置を算出するプ
ラットフォーム位置算出手段とを具備している。
【0030】本発明ではプラットフォーム位置測定に使
用する電波反射体を観測対象領域内に設置し、他のター
ゲットからのSAR信号とともに受信するため、従来の
基本的な合成開口レーダシステムのプラットフォーム搭
載部を全く改修することなく用いることが可能となる。
したがって、すでに運用中の合成開口レーダシステムに
ついても適用可能である。
【0031】また、プラットフォーム位置算出に必要な
信号はすべて1つのSARアンテナで送受信するため、
従来のレーダによる位置計測方法と違って、アンテナ間
の位置関係を考慮する必要がなく、単純な計算によって
プラットフォーム位置を算出することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る観測方法を説明するための図である。図において、1
は合成開口レーダ(図示せず)を搭載したプラットフォ
ーム、2はプラットフォーム飛翔軌跡、3は観測対象領
域、4は第1の電波反射体、5は第2の電波反射体、6
は第3の電波反射体であり、第1の電波反射体4と第2
の電波反射体5と第3の電波反射体6とは観測対象領域
3内のプラットフォーム1からの距離(レンジ)の異な
る位置に設置される。ここで使用される電波反射体は大
きな後方散乱係数を持ち、コヒーレントな電波を電波到
来方向に反射するもので、金属板を組合せたコーナリフ
レクタ、または受信した電波を増幅して受信方向に送り
返す能動型電波反射器(リピータ)等を用いている。
【0033】図2は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、合成開口レーダ基本装置1
0及び位置・姿勢計測装置14はプラットフォーム1に
搭載される。送信機11によって生成・増幅された高周
波信号101は送受信アンテナ12によって電波102
として地上に向けて放射される。
【0034】地上のターゲットによって散乱された電波
103は送受信アンテナ12によって受信される。アン
テナ受信信号104は受信機13で増幅・検波され、複
素データ形式でSAR受信データ105として出力され
る。このSAR受信データ105は位置・姿勢計測装置
14によって計測されたプラットフォーム位置計測デー
タ106とともにデータ記録装置15で記録される。
【0035】観測後、SAR受信データ105とプラッ
トフォーム位置計測データ106とは精密位置算出装置
17に入力され、精密位置算出装置17はこれらSAR
受信データ105及びプラットフォーム位置計測データ
106からプラットフォーム精密位置データ107を算
出して出力する。
【0036】SAR画像再生処理装置16はSAR受信
データ105とプラットフォーム精密位置データ107
とからプラットフォーム動揺補正処理を含むSAR画像
再生処理を行い、高品質のSAR再生画像を出力する。
位置・姿勢計測装置14としてはキネマティックGPS
装置や慣性航法装置を組合せたハイブリッド装置を用い
ている。
【0037】図3は図2の精密位置算出装置17の詳細
な構成を示すブロック図である。図において、21はレ
ンジ圧縮処理手段、22は電波反射体信号抽出手段、2
3はレンジ誤差算出手段、24はプラットフォーム位置
算出手段である。尚、位置・姿勢計測装置14について
は本発明の一実施例とは直接関係しないので、その詳細
な構成についての説明は省略する。
【0038】図4は図2の精密位置算出装置17の処理
動作を示すフローチャートであり、図5はレンジ圧縮後
の電波反射体からの信号の強度画像を示す図であり、図
6は位相アンラッピング処理を説明するための図であ
る。図6(A)は位相アンラッピング前の位相変化を示
し、図6(B)は位相アンラッピング後の位相変化を示
している。これら図1〜図6を参照して本発明の一実施
例による精密なプラットフォーム位置の算出方法につい
て詳細に説明する。
【0039】以下の説明において、記号iは1,2,3
の値をとり、第1の電波反射体4の番号と第2の電波反
射体5の番号と第3の電波反射体6の番号とに夫々対応
するものとする。
【0040】3次元空間の位置を表す直交座標系を定義
する。図1に示すように、観測対象領域3内の異なる位
置に設置された第1の電波反射体4、第2の電波反射体
5、第3の電波反射体6各々の正確な位置は既知であ
り、第1の電波反射体4の位置座標を(A1,B1,C
1)、第2の電波反射体5の位置座標を(A2,B2,
C2)、第3の電波反射体6の位置座標を(A3,B
3,C3)とする。
【0041】観測中のある時刻tのプラットフォームの
真の位置を[X(t),Y(t),Z(t)]とする。
また、位置・姿勢計測装置14によって計測された位置
を[X′(t),Y′(t),Z′(t)]とする。
【0042】すなわち、夫々の成分の計測誤差ΔX
(t)、ΔY(t)、ΔZ(t)は、 ΔX(t)=X′(t)−X(t) ΔY(t)=Y′(t)−Y(t) ΔZ(t)=Z′(t)−Z(t) とする。
【0043】時刻tにおけるプラットフォーム1の真の
位置と各電波反射体間との距離をRi(t)、位置・姿
勢計測装置14によるプラットフォーム計測位置と電波
反射体間との距離をRi′(t)とすると、そのレンジ
誤差ΔRi(t)は、 ΔRi(t)=Ri′(t)−Ri(t) ……(1) Ri(t)={[X(t)−Ai(t)]2 +[Y(t)−Bi(t)]2 +[Z(t)−Bi(t)]2 1/2 Ri′(t)={[X′(t)−Ai(t)]2 +[Y′(t)−Bi(t)]2 +[Z′(t)−Bi(t)]2 1/2 で与えられる。
【0044】時刻tに送信機11で生成され、送受信ア
ンテナ12から放射された電波102は第1の電波反射
体4、第2の電波反射体5、第3の電波反射体6各々で
反射され、送受信アンテナ12で受信され、受信機13
によって増幅・検波され、SAR受信データとして複素
数の形式でデータ記録装置15で磁気テープ等の記録媒
体に記録される。観測中、このような動作を一定時間間
隔毎に連続的に繰返すことによって観測対象領域を画像
化するための一連の信号データが取得される。
【0045】次に、このようにして取得された信号デー
タからの精密なプラットフォーム位置の検出方法につい
て図3及び図4を用いて具体的に述べる。まず、レンジ
圧縮処理手段21ではSAR受信データ105に対して
レンジ圧縮処理を行う。この際、位置・姿勢計測装置1
4で計測されたプラットフォーム位置データ106を用
いて上記の動揺補正処理を行う(図4ステップS1)。
【0046】ここで、レンジ圧縮処理とは、1パルス内
の送信信号を周波数が時間とともに直線的に変化するよ
うに線形周波数変調(線形FM変調、チャープともい
う)し、その後方散乱光を受信した後、後処理で距離分
解能をあげる方法において、その後処理を指す。
【0047】上記のようにしてレンジ圧縮されたSAR
データの信号強度を画像化すると、例えば図5に示すよ
うになる。ここで、画像の横方向は高周波パルス信号を
送信した時刻を示し、縦方向はプラットフォームからの
距離(レンジ)を示す。図5において、31は第1の電
波反射体4からの反射信号の軌跡、32は第2の電波反
射体5からの反射信号の軌跡、33は第3の電波反射体
6からの反射信号の軌跡を表す。
【0048】次に、電波反射体信号抽出手段22によっ
て夫々のパルス送信時刻tに対応する夫々の電波反射体
からの信号を抽出する(図4ステップS2)。これは、
図5に示すように、電波反射体からの信号が他のターゲ
ットからの信号に比べて受信強度が非常に大きいので、
容易に抽出可能である。
【0049】続いて、レンジ誤差算出手段23によって
抽出された夫々の電波反射体信号から夫々のパルス送信
時刻tに対応するレンジ誤差を算出する。これは以下の
手順による。
【0050】レンジ圧縮処理において動揺補正処理を行
っているので、時刻tで抽出した電波反射体信号の位相
Δφi(t)と、時刻tにおけるプラットフォームの位
置誤差によるレンジ誤差ΔRi(t)との関係は、 Δφi(t)=[(−4π/λ)ΔRi(t)]mod(2π) ……(2) で与えられる。ここで、λは観測波長、modは剰余演
算を表す。この位相Δφi(t)は0から2πの値をと
り、時刻tの経過にともなって、図6(A)に示すよう
に、不連続な変化を示す。
【0051】レンジ誤差ΔRi(t)はパルス送信間隔
程度の微小時間において急激に変化することがないの
で、Δφi(t)は滑らかに変化する。したがって、こ
の不連続なΔφi(t)の変化を2nπ(nは整数)の
加減算によって、連続的に送信された隣り合うパルスの
位相差の絶対値がπより大きくならないように、図6
(B)に示すように、連続的につなぎ合わせる(この処
理は位相アンラッピング処理という)。さらに、観測時
の受信機雑音等による位相誤差を低減するために移動平
均による平滑化処理を施す(図4ステップS3)。
【0052】位相アンラッピング処理を行い、平滑化処
理を施した位相をΔΦi(t)とすると、レンジ誤差Δ
Ri(t)は、 ΔRi(t)=(−4π/λ)ΔΦi(t) ……(3) で算出することができる。
【0053】プラットフォーム位置算出手段24では各
パルス送信時刻tに対する夫々の電波反射体とプラット
フォームとの間のレンジ誤差ΔR1(t),ΔR2
(t),ΔR3(t)を算出し(図4ステップS4)、
その電波反射体とプラットフォームとの間のレンジ誤差
ΔR1(t),ΔR2(t),ΔR3(t)からプラッ
トフォームの位置誤差ΔX(t),ΔY(t),ΔZ
(t)を、(1)式でi=1,2,3とした連立方程式
を解くことによって算出する(図4ステップS5)。
【0054】その結果、各パルス送信時刻tにおける精
密なプラットフォーム位置X(t),Y(t),Z
(t)は、 X(t)=X′(t)−ΔX(t) Y(t)=Y′(t)−ΔY(t) Z(t)=Z′(t)−ΔZ(t) として算出される(図4ステップS6)。
【0055】上記の実施例では設置する電波反射体の数
を3個としているが、N個(Nは3以上)としてもよ
い。その場合は精密位置算出装置17のプラットフォー
ム位置算出手段24での計算式(1)をi=1,2,
3,・・・,NとしたN個の式から最小二乗法によっ
て、プラットフォーム位置誤差ΔX(t),ΔY
(t),ΔZ(t)を算出するように変更すればよい。
【0056】また、精密位置算出装置17を図示せぬコ
ンピュータ及び制御メモリから構成し、コンピュータに
対して上述したプラットフォーム1の精密位置の算出処
理を行わせるためのプログラムを制御メモリに蓄積する
ことによっても上述した算出処理を実現することが可能
である。その場合、制御メモリとしてはROM(リード
オンリメモリ)やIC(集積回路)メモリ等が使用可能
である。
【0057】このように、観測対象領域3に3個以上の
電波反射体(第1の電波反射体4、第2の電波反射体
5、第3の電波反射体6)を設置した状態でSARデー
タ取得を行い、観測後にプラットフォーム1の精密位置
を精密位置算出装置17で算出することによって、プラ
ットフォーム搭載部として従来の合成開口レーダシステ
ムをそのまま用いても、合成開口レーダの動揺補正処理
及び差分干渉型合成開口レーダによる地殻変動検出処理
に対して十分な精度のプラットフォーム位置を算出する
ことができる。
【0058】したがって、従来の基本的なSARシステ
ムに特別な装置を追加することなく、また複雑な計算を
行うことなく、飛翔体の動揺補正を行うことができ、分
解能劣化を防止することができるとともに、差分干渉型
SAR技術による微小な地殻変動の検出を可能とするた
めに飛翔体の高精度な位置を測定することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、飛
翔体に搭載された合成開口レーダと、合成開口レーダの
観測対象領域内の異なる位置に設置された3個以上の電
波反射体と、合成開口レーダを用いた観測を行うことで
合成開口レーダ受信データを取得する取得手段と、飛翔
体の位置データを計測する位置・姿勢計測手段とを含む
合成開口レーダシステムにおいて、取得手段で取得され
た電波反射体の合成開口レーダ受信データ及び位置・姿
勢計測手段で計測された位置データから合成開口レーダ
の画像再生処理に用いる飛翔体の精密位置を算出するこ
とによって、特別な装置の追加や複雑な計算を行うこと
なく、飛翔体の動揺補正を行うことができ、分解能劣化
を防止することができるとともに、差分干渉型SAR技
術による微小な地殻変動の検出を可能とするために飛翔
体の高精度な位置を測定することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による観測方法を説明するた
めの図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2の精密位置算出装置の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図2の精密位置算出装置の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】レンジ圧縮後の電波反射体からの信号の強度画
像を示す図である。
【図6】(A)は位相アンラッピング前の位相変化を示
す図、(B)は位相アンラッピング後の位相変化を示す
図である。
【図7】従来の基本的な合成開口レーダの構成例を示す
ブロック図である。
【図8】従来のレーダによる位置計測方法を説明するた
めの図である。
【図9】従来のレーダによる位置計測方法の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 プラットフォーム 2 プラットフォーム飛翔軌跡 3 観測対象領域 4 第1の電波反射体 5 第2の電波反射体 6 第3の電波反射体 10 合成開口レーダ基本装置 11 送信機 12 送受信アンテナ 13 受信機 14 位置・姿勢計測装置 15 データ記録装置 16 SAR画像再生処理装置 17 精密位置算出装置 21 レンジ圧縮処理手段 22 電波反射体信号抽出手段 23 レンジ誤差算出手段 24 プラットフォーム位置算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮脇 正典 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目4番18 号 日本電気航空宇宙システム株式会社内 Fターム(参考) 5J070 AB08 AC01 AC02 AC20 AE07 AF06 AF08 AF10 AH33 AH34 AH50 AK04 AK22 AK25 BD10 BE04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛翔体に搭載された合成開口レーダと、
    前記合成開口レーダの観測対象領域内の異なる位置に設
    置された3個以上の電波反射体と、前記合成開口レーダ
    を用いた観測を行うことで合成開口レーダ受信データを
    取得する取得手段と、前記飛翔体の位置データを計測す
    る位置・姿勢計測手段とを含む合成開口レーダシステム
    であって、前記取得手段で取得された前記電波反射体の
    合成開口レーダ受信データ及び前記位置・姿勢計測手段
    で計測された前記位置データから前記合成開口レーダの
    画像再生処理に用いる前記飛翔体の精密位置を算出する
    精密位置算出手段を有することを特徴とする合成開口レ
    ーダシステム。
  2. 【請求項2】 前記精密位置算出手段は、前記位置・姿
    勢計測手段で計測された前記飛翔体の位置データを用い
    た動揺補正処理を含むレンジ圧縮処理を行う圧縮処理手
    段と、前記圧縮処理手段によるレンジ圧縮データから前
    記電波反射体からの反射信号を抽出する抽出手段と、前
    記抽出手段で抽出された前記電波反射体からの反射信号
    を基にレンジ誤差を算出する誤差算出手段と、前記誤差
    算出手段で算出されたレンジ誤差から前記飛翔体の精密
    位置を算出する位置算出手段とを含むことを特徴とする
    請求項1記載の合成開口レーダシステム。
  3. 【請求項3】 前記誤差算出手段は、前記抽出手段で抽
    出された前記電波反射体からの反射信号の位相に対して
    位相アンラッピング処理及び平滑化処理を行ってから前
    記動揺補正処理によるレンジ誤差を算出するよう構成し
    たことを特徴とする請求項2記載の合成開口レーダシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記取得手段で取得された前記電波反射
    体の合成開口レーダ受信データ及び前記位置・姿勢計測
    手段で計測された前記位置データを記憶する記憶手段を
    含み、前記精密位置算出手段が前記記憶手段に記憶され
    た前記電波反射体の合成開口レーダ受信データ及び前記
    位置データから前記飛翔体の精密位置を算出するように
    したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    記載の合成開口レーダシステム。
  5. 【請求項5】 飛翔体に搭載された合成開口レーダと、
    前記合成開口レーダの観測対象領域内の異なる位置に設
    置された3個以上の電波反射体と、前記合成開口レーダ
    を用いた観測を行うことで合成開口レーダ受信データを
    取得する取得手段と、前記飛翔体の位置データを計測す
    る位置・姿勢計測手段とを含む合成開口レーダシステム
    のプラットフォーム位置計測方法であって、前記取得手
    段で取得された前記電波反射体の合成開口レーダ受信デ
    ータ及び前記位置・姿勢計測手段で計測された前記位置
    データから前記合成開口レーダの画像再生処理に用いる
    前記飛翔体の精密位置を算出するステップを有すること
    を特徴とするプラットフォーム位置計測方法。
  6. 【請求項6】 前記飛翔体の精密位置を算出するステッ
    プは、前記位置・姿勢計測手段で計測された前記飛翔体
    の位置データを用いた動揺補正処理を含むレンジ圧縮処
    理を行うステップと、前記レンジ圧縮処理によるレンジ
    圧縮データから前記電波反射体からの反射信号を抽出す
    るステップと、この抽出された前記電波反射体からの反
    射信号を基にレンジ誤差を算出するステップと、その算
    出されたレンジ誤差から前記飛翔体の精密位置を算出す
    るステップとを含むことを特徴とする請求項5記載のプ
    ラットフォーム位置計測方法。
  7. 【請求項7】 前記レンジ誤差を算出するステップは、
    抽出された前記電波反射体からの反射信号の位相に対し
    て位相アンラッピング処理及び平滑化処理を行ってから
    前記動揺補正処理によるレンジ誤差を算出するようにし
    たことを特徴とする請求項6記載のプラットフォーム位
    置計測方法。
  8. 【請求項8】 前記取得手段で取得された前記電波反射
    体の合成開口レーダ受信データ及び前記位置・姿勢計測
    手段で計測された前記位置データを記憶するステップを
    含み、前記飛翔体の精密位置を算出するステップにおい
    てこの記憶された前記電波反射体の合成開口レーダ受信
    データ及び前記位置データから前記飛翔体の精密位置を
    算出するようにしたことを特徴とする請求項5から請求
    項7のいずれか記載のプラットフォーム位置計測方法。
  9. 【請求項9】 飛翔体に搭載された合成開口レーダと、
    前記合成開口レーダの観測対象領域内の異なる位置に設
    置された3個以上の電波反射体と、前記合成開口レーダ
    を用いた観測を行うことで合成開口レーダ受信データを
    取得する取得手段と、前記飛翔体の位置データを計測す
    る位置・姿勢計測手段とを含む合成開口レーダシステム
    においてコンピュータに前記飛翔体の位置計測を行わせ
    るためのプラットフォーム位置計測制御プログラムを記
    録した記録媒体であって、前記プラットフォーム位置計
    測制御プログラムは前記コンピュータに、前記取得手段
    で取得された前記電波反射体の合成開口レーダ受信デー
    タ及び前記位置・姿勢計測手段で計測された前記位置デ
    ータから前記合成開口レーダの画像再生処理に用いる前
    記飛翔体の精密位置を算出させることを特徴とするプラ
    ットフォーム位置計測制御プログラムを記録した記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 前記プラットフォーム位置計測制御プ
    ログラムは前記コンピュータに、前記飛翔体の精密位置
    を算出させる際に、前記位置・姿勢計測手段で計測され
    た前記飛翔体の位置データを用いた動揺補正処理を含む
    レンジ圧縮処理を行わせ、前記レンジ圧縮処理によるレ
    ンジ圧縮データから前記電波反射体からの反射信号を抽
    出させ、この抽出された前記電波反射体からの反射信号
    を基にレンジ誤差を算出させ、その算出されたレンジ誤
    差から前記飛翔体の精密位置を算出させることを特徴と
    する請求項9記載のプラットフォーム位置計測制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記プラットフォーム位置計測制御プ
    ログラムは前記コンピュータに、前記レンジ誤差を算出
    させる際に、抽出された前記電波反射体からの反射信号
    の位相に対して位相アンラッピング処理及び平滑化処理
    を行ってから前記動揺補正処理によるレンジ誤差を算出
    させることを特徴とする請求項10記載のプラットフォ
    ーム位置計測制御プログラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記プラットフォーム位置計測制御プ
    ログラムは前記コンピュータに、前記取得手段で取得さ
    れた前記電波反射体の合成開口レーダ受信データ及び前
    記位置・姿勢計測手段で計測された前記位置データを記
    憶させ、前記飛翔体の精密位置を算出させる際に、この
    記憶された前記電波反射体の合成開口レーダ受信データ
    及び前記位置データから前記飛翔体の精密位置を算出さ
    せることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれ
    か記載のプラットフォーム位置計測制御プログラムを記
    録した記録媒体。
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