JP2000018694A - 空気調和装置用吹出口 - Google Patents

空気調和装置用吹出口

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JP2000018694A
JP2000018694A JP10181168A JP18116898A JP2000018694A JP 2000018694 A JP2000018694 A JP 2000018694A JP 10181168 A JP10181168 A JP 10181168A JP 18116898 A JP18116898 A JP 18116898A JP 2000018694 A JP2000018694 A JP 2000018694A
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JP10181168A
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Yukio Kuno
幸男 久野
Akira Torimi
明 鳥実
Takeshi Ueno
武司 上野
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Kyoritsu Air Tech Inc
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Kyoritsu Air Tech Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和装置本体で調和された空気と新鮮な
外気とを吹出口本体内でより効率よく混合することが可
能な空気調和装置用吹出口を提供する。 【解決手段】 吹出口100の空調ダクト用接続口10
1aからの空調空気と外気導入ダクト用接続口101b
からの新鮮外気とを混合する混合機構として、吹出口1
00の上部チャンバ101内の一部を空調ダクト用接続
口101aに連通する空間Raと外気導入ダクト用接続
口101bに連通する空間Rbとに区画する仕切り板1
03を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和装置に用い
られる空気吹出口に関し、より詳しくは、調和された空
気と外気とを混合して室内に吹き出す機能を有する空気
調和装置用吹出口に関する。
【0002】
【従来の技術】閉鎖された居室空間への新鮮な外気の導
入は、空気調和上重要な課題の一つであり、このため従
来より様々な方法が考えられている。最も簡単な方法
は、換気用吹出機構を設け、空気調和装置と関係なく別
のファンによって直接室内へ導入する方法である。
【0003】この方法は最もシンプルで、外気導入の目
的は一応は達成することが可能であるものの、直接外気
を室内に吹き込むことは、特に夏や冬においては、いわ
ゆるドラフト(draft)を発生させる原因となる。
ドラフトとは、環境の温度と熱輻射の状態に変化がない
場合、気温と気動の分布が悪いことによって、体のどこ
かに起こる局部的な冷感あるいは温感のことであり、室
内温度より高温あるいは低温の空気を直接吹き込むこと
によって発生する不快感を伴う現象である。
【0004】このようなドラフトを発生させないため
に、例えば図10(a)に示すように、空気調和機50
に一旦外気を導入し、ここで所定温度に調整した後、送
風ダクト51から新鮮な外気を含む調和された空気を室
内に吹き込む方法がとられている。
【0005】また図10(b)に示すものは、いわゆる
二重ダクト方式(Dual DuctSystem)と
言われるもので、空気調和機50で減湿冷却した空気を
二本のダクト52a、52bに分け、一方はそのまま
に、他方を再熱器53により温風とした上で室内に送
り、各室内の混合器54により適当に混合した空気を吹
き出す方法である。このような機構を利用することによ
っても、ドラフトの無い外気導入が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記装置
は、外気と調和された空気とを適当温度に混合するため
に、一旦新鮮な外気を空気調和機50に導入する必要が
あり、外気取り入れのための設備が大がかりとなって、
コスト高となる。また、大型の建物で主に採用されてい
るセントラル空調では、その設備は1箇所あるいは少数
箇所となるが、中・小型の建物で主に採用されている個
別空調のように、室内天井に個別に空気調和機を設置す
る場合、それぞれの空気調和機に外気を導入するための
ダクトを接続するのは、コスト面、作業面とも困難であ
る。さらに、たとえ接続しても、春や秋など空気調和機
を運転しないときは、全く外気が入ってこなくなる。
【0007】本発明者は外気導入における上記問題に関
して鋭意研究の結果、使用者に不快感を与えるドラフト
の発生は、空気調和機を運転している気候の場合に多く
発生し、空気調和機の運転が不要な、春季あるいは秋季
においては余り問題にならないことに着目して、上記問
題を解決した空気調和装置を発明し、特願平8−351
663号として特許出願した。この空気調和装置におい
ては、空気調和装置本体に空調用ダクトを介して接続さ
れた吹出口に、外気導入用ファンに接続された外気導入
用ダクトが直結されており、調和された空気と新鮮な外
気とが吹出口本体内で混合されて室内に導入されるの
で、効果的にドラフトを防止することができる。
【0008】本発明の目的は、上記先願発明の空気調和
装置における吹出口の構造をさらに改良して、空気調和
装置本体で調和された空気と新鮮な外気とを吹出口本体
内でより効率よく混合することが可能な空気調和装置用
吹出口を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置用
吹出口は、空気調和装置本体で調和された空気を供給す
る空調ダクト用接続口と、外気を供給する外気導入ダク
ト用接続口の双方の接続口を備えた空気調和装置用吹出
口であって、吹出口本体の内部に前記空調ダクト用接続
口からの空気と前記外気導入ダクト用接続口からの空気
とを混合する混合機構を設けたことを特徴とする。
【0010】上記先願発明の空気調和装置における吹出
口においては、吹出口本体の内部には特別の機構を設け
ることなく、たんに空調ダクト用接続口と外気導入ダク
ト用接続口とを対向配置するか、中心位置を偏倚させて
配置するかしただけであり、これでは吹出口本体内で双
方の接続口からの空気の十分な混合は得られにくい。本
発明においては、吹出口本体内に混合機構を設けること
によって、吹出口本体内での混合効果をより高めたもの
である。
【0011】吹出口本体内に設ける混合機構としては、
吹出口本体内の一部を空調ダクト用接続口に連通する
空間と外気導入ダクト用接続口に連通する空間とに区画
する区画部材を設けた機構、吹出口本体内に空調ダク
ト用接続口に連通するパイプと外気導入ダクト用接続口
に連通するパイプを、各パイプに形成した吹出開口が対
向する配置関係に設けた機構、双方の接続口を吹出口
本体の対向する側面に配置したうえで、吹出口本体の吹
出開口を指向した開口を備え先端を閉鎖したパイプを一
方の接続口に接続して吹出口本体内に設けた機構、双
方の接続口を直交する位置関係に配置したうえで、吹出
口本体の吹出開口を指向した開口を備え先端を閉鎖した
パイプを一方の接続口に接続して吹出口本体内に設けた
機構、双方の接続口からのそれぞれの空気の流れをそ
れぞれ異なる方向に変える案内部材を吹出口本体内に設
けた機構、などを採用することができる。
【0012】このような混合機構を吹出口本体内に設け
ることによって、空調ダクト用接続口から吹出口本体内
に供給される調和空気と外気導入ダクト用接続口から吹
出口本体内に供給される新鮮外気とが、吹出口本体内で
より効率よく混合されて吹出口本体の吹出開口から室内
に導入される。これにより、外気導入用の吹出口や特殊
な空気調和機本体を用いることなく、簡単な構造で効果
的にドラフトを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の特徴を図面に示す実
施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実
施の形態における空気調和装置の全体構成を示す平面図
である。
【0014】図1を参照して、11は熱交換機能を備え
た空気調和装置本体、100はこの空気調和装置本体1
1と空調ダクト15により接続された吹出口である。1
7は外気導入用ファンで、この外気導入用ファン17の
下流域に分岐用チャンバ19が設けられ、ここから4方
向に分岐して外気導入ダクト21によって吹出口100
に接続されている。23は天井内に設けられた排気用フ
ァンで、外部と連通している。また、Cは空気調和装置
本体11、外気導入用ファン17及び排気用ファン23
を制御するコントローラである。
【0015】空調ダクト15および外気導入ダクト21
は、従来のスパイラルダクトを使用することも可能であ
るが、施工性を考慮すると、可撓性や伸縮性に優れたフ
レキシブルダクトを使用するのが望ましい。本実施の形
態では、空調ダクト15は、アルミ箔、亜鉛メッキ鋼
線、植毛加工したアルミ箔などから構成されたフレキシ
ブルダクトを使用している。また外気導入ダクト21
は、外気をそのまま導入するため、ダクト内外の温度差
が大きく、温度差が18℃まで結露が発生しない、グラ
スウールを使用したフレキシブルダクトを用いている。
【0016】図2(a)は本発明の吹出口の第1の実施
形態を示す斜視図、図2(b)は図2(a)の吹出口に
おける空気の流れを示す側面断面図である。
【0017】本実施形態の吹出口100は、幅が細く長
さが長いいわゆる天井スロット形吹出口と言われている
もので、吹出口本体は上部チャンバ101および吹出用
の開口102aを有する下部チャンバ102を有し、上
部チャンバ101の長手方向には、二箇所の接続口10
1a,101bを形成している。そして、接続口101
aに空調ダクト15を、また接続口101bに外気導入
ダクト21をそれぞれ接続している。
【0018】103は上部チャンバ101の中間位置に
設けられた仕切り板で、これによって上部チャンバ10
1を2つの空間Ra,Rbに区画している。103aは
仕切り板103に形成した開口で、この開口103aと
上部チャンバ101に形成された接続口101aとの間
は接続パイプ105で接続されている。
【0019】上記構成において、空気調和装置本体11
によって調和された空気は、空調ダクト15を通り、上
部チャンバ101のうち仕切り板103によって区画さ
れた左側の空間Raに流入し、また外気導入用ファン1
7からの新鮮空気は外気導入ダクト21を通り、右側の
空間Rbに一旦流入する。ここで、狭いダクトから導入
された調和空気および新鮮空気は、上部チャンバ101
の各空間Ra,Rb内でそれぞれ拡散し、その後下部チ
ャンバ102に向かって流れ、下部チャンバ102内で
混合されて吹出開口102aから放出される。
【0020】仕切り板103を設けたことにより、調和
空気と新鮮空気は空間RaとRb内で別々に全面に拡散
した後下部チャンバ102内で混合されるので、下部チ
ャンバ102の長手方向全長にわたって均一に混合され
た空気が吹出開口102aから放出されることになる。
なお、図2(b)に示すように、下部チャンバ102内
での混合効果を高めるために、空間Ra,Rbの下部に
傾斜板106a,106bを設けることもできる。
【0021】このような本実施形態の吹出口100を用
いた空気調和装置においては、ドラフトの発生が予想さ
れる冬季あるいは夏季においては、調和空気と新鮮外気
とが吹出口本体内で混合されて室内に導入されるため、
外気導入用の吹出口や特殊な空気調和機本体を用いるこ
となく、簡単な構造で効果的にドラフトを防止すること
ができる。
【0022】図3は吹出口の第2の実施の形態を示す斜
視図である。なお本実施形態を含めて以下の実施形態に
おいて第1の実施形態の構成要素に対応するものは同じ
符号を付している。本実施形態の吹出口120は、第1
の実施形態の吹出口100と同様に、上部チャンバ12
1および吹出用の開口122aを有する下部チャンバ1
22を有し、上部チャンバ121の側面には、二箇所の
接続口121a,121bを形成している。そして、接
続口121aに空調ダクト15を、また接続口121b
に外気導入ダクト21をそれぞれ接続している。
【0023】123は上部チャンバ121の中間位置に
設けられた仕切り板で、これによって上部チャンバ12
1を2つの空間Ra,Rbに区画している。125及び
126は全周面に孔(図示せず)を開けた多孔パイプ
で、空調ダクト15及び外気導入ダクト21から供給さ
れた調和空気及び新鮮空気は、多孔パイプ125,12
6の孔から、空間Ra,Rbにそれぞれ供給される。こ
の場合、上部チャンバ121の長手方向における多孔パ
イプ125,126からの吹き出し量を均一にするため
に、開孔率をパイプ長手方向に変化させている。空間R
a,Rb内の空気は、下方すなわち下部チャンバ122
に向かって流れ、仕切り板123が切れた位置で混合さ
れて吹出開口122aから外部に放出される。
【0024】本実施形態の場合も、仕切り板123を設
けたことにより、調和空気と新鮮空気は空間RaとRb
内で別々に全面に拡散した後下部チャンバ122内で混
合されるので、下部チャンバ122の長手方向全長にわ
たって均一に混合された空気が吹出開口102aから放
出されることになる。なお、上部チャンバ121、仕切
り板123、多孔パイプ125,126の表面に吸音板
を被覆したり、多孔パイプ125,126をグラスウー
ル製としたりして、消音効果を高めることができる。
【0025】図4(a)は吹出口の第3の実施形態を示
す斜視図、図4(b)は図4(a)の吹出口における空
気の流れを示す側面断面図である。本実施形態の吹出口
130は、第2の実施形態の吹出口120と異なり、上
部チャンバ121内に仕切り板を設けず、それぞれ空調
ダクト15及び外気導入ダクト21に平行に配置された
吹出パイプ131,132の対向面側にのみ、吹出孔1
31a,132aを設けている。
【0026】本実施形態の場合は、上部チャンバ121
内に仕切り板を設けていないので、上部チャンバ121
の長手方向における吹出パイプ131,132からの吹
き出し量を均一にするために、開孔率をパイプ長手方向
に変化させることが重要である。他方、仕切り板がない
ことにより、吹出パイプ131,132から吹き出され
た空調空気と新鮮外気は、上部チャンバ121内で混合
され、さらに下部チャンバ122で混合が行われるの
で、十分に混合された状態で吹出開口122aから外部
に放出されることとなる。なお、吹出パイプ131,1
32からの吹き出し方向は、図4(b)に示すような斜
め下方に限らず、斜め上方とすることもできる。
【0027】図5(a)は吹出口の第4の実施形態を示
す斜視図、図5(b)は図5(a)の吹出口における空
気の流れを示す側面断面図である。本実施形態の吹出口
140では、吹出パイプ141,142の対向面に、連
続した線状開口141a,142aを設けている。
【0028】本実施形態の吹出口140も第3の実施形
態の吹出口120と同様に、吹出パイプ141,142
から吹き出された空調空気と新鮮外気は、上部チャンバ
121内で混合され、さらに下部チャンバ122で混合
が行われ、十分に混合された状態で吹出開口122aか
ら外部に放出されることとなる。また、吹出パイプ14
1,142からの吹き出し方向を斜め上方とすることも
できる。
【0029】図6は吹出口の第5の実施の形態を示す斜
視図である。本実施形態の吹出口150では、円筒状の
上部チャンバ151の対向する側面に空調ダクト15及
び外気導入ダクト21の接続口を配置したうえで、下部
チャンバ152の吹出開口152aに向けて延在させた
開口153aを備え、先端を閉鎖したパイプ153を外
気導入ダクト21の接続口に接続して上部チャンバ15
1内に設けている。
【0030】本実施形態の吹出口150においては、下
部チャンバ152内にパイプ153の開口153aが存
在することにより、空調ダクト15からの空調空気が吹
出開口152aから放出されるときのむらがなくなり、
また、外気導入ダクト21からの新鮮外気はパイプ15
3の開口153aから吹き出され、空調空気は開口15
3aのまわりから吹き出されることにより、新鮮外気と
空調空気の比率如何にかかわらず吹出開口152aから
の混合空気の放出速度(風速)が変化することがなく、
室内の気流分布が安定する。また、温湿度条件が変動す
る外気を空調空気で包み込むかたちで吹出開口152a
から放出されることにより、室内でのドラフトを防ぐこ
とになる。さらに、吹出開口152aに外気が直接触れ
ることがないので、吹出開口152aに結露が生じるの
を防ぐ効果もある。
【0031】図7(a)は吹出口の第6の実施形態を示
す斜視図、図7(b)は図7(a)の吹出口における空
気の流れを示す側面断面図である。本実施形態の吹出口
160では、上部チャンバ151の一側面に外気導入ダ
クト21の接続口を配置し、上部チャンバ151の外周
壁に空調ダクト15の接続口を配置したうえで、開口1
53aを備え先端を閉鎖したパイプ153を外気導入ダ
クト21の接続口に接続して上部チャンバ151内に設
けている。
【0032】本実施形態の場合も第5の実施形態の場合
と同様な効果がある。なお、上記第5、第6の実施形態
において、上部チャンバ151を箱型にした場合でも同
様な結果が得られる。また、パイプ153の開口153
aの延長部を省略することもできる。この場合は、パイ
プ153の取り付け位置や開口153aの開口位置を調
節することにより、延長部が存在する場合に近い効果を
得ることができる。
【0033】図8(a)は吹出口の第7の実施形態を示
す斜視図、図8(b)は図8(a)の吹出口の正面図で
ある。本実施形態の吹出口180においては、上部チャ
ンバ181の正面側に接続口181aと181bを形成
し、接続口181aに外気導入ダクト21を、接続口1
81bに空調ダクト15をそれぞれ接続している。下部
チャンバ182には吹出用の開口182aが形成されて
いる。
【0034】183及び184は上部チャンバ181の
対角線上に配置された案内板で、図8(b)に示すよう
に上部チャンバ181の高さの1/2の高さをそれぞれ
有する。また、接続口181a,181bの中心位置
は、上案内板183と下案内板184の境界に位置する
ように配置されている。
【0035】次いで、図9を参照して吹出口180にお
ける空気の流れを説明する。ここで、図9(a)は斜め
上方から見た斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図
をそれぞれ示す。なお、図中白抜きの矢印は外気の流れ
を、またハッチングした矢印は調和空気の流れをそれぞ
れ示す。
【0036】上部チャンバ181には、接続口181
a,181bからの空気の流れ方向と斜め方向に案内板
183と184が設けられ、接続口181a,181b
は案内板183と184の境界に位置するように配置さ
れている。これによって、外気導入ダクト21からの外
気及び空調ダクト15からの空調空気は、それぞれ上下
半分づつに分岐され、このうち一方は下方向に流れ、も
う一方は案内板183及び184によって斜め横方向へ
流され、その後下方向に流れることとなる。
【0037】このように本実施形態の吹出口180によ
れば、上部チャンバ181内に供給された空調空気及び
外気は、それぞれ案内板183及び184によって二方
向に分岐されたうえで上部チャンバ181内と下部チャ
ンバ182内で効率よく混合され、ドラフトのない吹き
出しが可能となる。
【0038】
【発明の効果】吹出口本体の内部に空調ダクト用接続口
からの調和空気と外気導入ダクト用接続口からの新鮮外
気とを混合する混合機構を設けることによって、空調ダ
クト用接続口から吹出口本体内に供給される調和空気と
外気導入ダクト用接続口から吹出口本体内に供給される
新鮮外気とが、吹出口本体内で効率よく混合されて吹出
口本体の吹出開口から室内に導入される。これにより、
外気導入用の吹出口や特殊な空気調和機本体を用いるこ
となく、簡単な構造で効果的にドラフトを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における空気調和装置の
全体構成を示す平面図である。
【図2】 (a)は本発明の吹出口の第1の実施形態を
示す斜視図、(b)は(a)の吹出口における空気の流
れを示す側面断面図である。
【図3】 吹出口の第2の実施の形態を示す斜視図であ
【図4】 (a)は吹出口の第3の実施形態を示す斜視
図、図4(b)は図4(a)の吹出口における空気の流
れを示す側面断面図である。
【図5】 (a)は吹出口の第4の実施形態を示す斜視
図、図5(b)は図5(a)の吹出口における空気の流
れを示す側面断面図である。
【図6】 吹出口の第5の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図7】 (a)は吹出口の第6の実施形態を示す斜視
図、図7(b)は図7(a)の吹出口における空気の流
れを示す側面断面図である。
【図8】 (a)は吹出口の第7の実施形態を示す斜視
図、図8(b)は図8(a)の吹出口の正面図である。
【図9】 図8の吹出口における空気の流れを説明する
図で、(a)は斜め上方から見た斜視図、(b)は平面
図、(c)は正面図である。
【図10】 従来の空気調和装置における外気の導入方
法を示す説明図である。
【符号の説明】
11 空気調和装置本体 15 空調ダクト 17 外気導入用ファン 19 分岐用チャンバ 21 外気導入ダクト 23 排気用ファン 100,120,130,140,150,160,1
80 吹出口 101,121,151,181 上部チャンバ 101a,101b,121a,121b,181a,
181b 接続口 102,122,152,182 下部チャンバ 102a,122a,152a,182a 吹出開口 103,123 仕切り板 103a 仕切り板の開口 105 接続パイプ 106a,106b 傾斜板 125,126 多孔パイプ 131,132,141,142 吹出パイプ 131a,132a 吹出孔 141a,142a 線状開口 153 パイプ 153a 開口 183,184 案内板 Ra,Rb 空間 C コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 武司 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034−4 協 立エアテック株式会社内 Fターム(参考) 3L080 BA01 BB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和装置本体で調和された空気を供
    給する空調ダクト用接続口と、外気を供給する外気導入
    ダクト用接続口の双方の接続口を備えた空気調和装置用
    吹出口であって、吹出口本体の内部に前記空調ダクト用
    接続口からの空気と前記外気導入ダクト用接続口からの
    空気とを混合する混合機構を設けたことを特徴とする空
    気調和装置用吹出口。
  2. 【請求項2】 前記混合機構が、吹出口本体内の一部を
    空調ダクト用接続口に連通する空間と外気導入ダクト用
    接続口に連通する空間とに区画する区画部材を設けた機
    構である請求項1記載の空気調和装置用吹出口。
  3. 【請求項3】 前記混合機構が、吹出口本体内に空調ダ
    クト用接続口に連通するパイプと外気導入ダクト用接続
    口に連通するパイプを、各パイプに形成した吹出開口が
    対向する配置関係に設けた機構である請求項1記載の空
    気調和装置用吹出口。
  4. 【請求項4】 前記混合機構が、双方の接続口を吹出口
    本体の対向する側面に配置したうえで、吹出口本体の吹
    出開口を指向した開口を備え先端を閉鎖したパイプを一
    方の接続口に接続して吹出口本体内に設けた機構である
    請求項1記載の空気調和装置用吹出口。
  5. 【請求項5】 前記混合機構が、双方の接続口を直交す
    る位置関係に配置したうえで、吹出口本体の吹出開口を
    指向した開口を備え先端を閉鎖したパイプを一方の接続
    口に接続して吹出口本体内に設けた機構である請求項1
    記載の空気調和装置用吹出口。
  6. 【請求項6】 前記混合機構が、双方の接続口からのそ
    れぞれの空気の流れをそれぞれ異なる方向に変える案内
    部材を吹出口本体内に設けた機構である請求項1記載の
    空気調和装置用吹出口。
JP10181168A 1998-06-26 1998-06-26 空気調和装置用吹出口 Pending JP2000018694A (ja)

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