JP2000018333A - 樹脂製エンドレスベルト及びそのエンドレス方法 - Google Patents

樹脂製エンドレスベルト及びそのエンドレス方法

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JP2000018333A
JP2000018333A JP10182964A JP18296498A JP2000018333A JP 2000018333 A JP2000018333 A JP 2000018333A JP 10182964 A JP10182964 A JP 10182964A JP 18296498 A JP18296498 A JP 18296498A JP 2000018333 A JP2000018333 A JP 2000018333A
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JP
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belt
resin
endless
hook
endless belt
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JP10182964A
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English (en)
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Naoki Kobayashi
小林  直樹
Hiroyuki Ito
博之 伊藤
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト連結部の領域において金属製フックに
よる非平面性を回避すると共に、異音発生を低減し、外
観的に見栄えの良い樹脂製エンドレスベルト及びそのエ
ンドレス方法を提供する。 【解決手段】 芯体層の表裏に熱可塑性樹脂のカバー層
を有する樹脂製ベルトの各ベルト端部1、2に、ベルト
長手方向に対して幅方向に所定の間隔にて並設される複
数個のU字状の金属製フック6を互いに食い違い状に勘
合させて形成される孔7にピン8を挿入して両端部を連
結結合した樹脂製エンドレスベルトにおいて、該ベルト
端部の金属製フック6が芯体層3に固定され、且、表裏
カバー層4、5で被覆され平面化されている樹脂製エン
ドレスベルト及びそのエンドレス方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製エンドレスベ
ルト及びそのエンドレス方法であり、詳しくはベルト両
端部を金具を用いてエンドレス状にした樹脂製エンドレ
スベルト及びそのエンドレス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂製エンドレスベルトは、図4
及び図5に示すように各ベルト端部11、12をエンド
レス状に連結するために、ベルトの端部11、12にU
字状の金属製フック6をベルト幅方向に所定の間隔にて
多数固定し、両端のフック6、6を互いに食い違い状に
勘合し、両端のフック列の勘合により形成される孔7に
ピン8を挿通して、ベルト両端11、12を連結してエ
ンドレスベルトを形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の樹脂製エンドレスベルトは、ベルトの連結とベ
ルト端部におけるフックの固定により、搬送ベルトの搬
送面に非平面性が生じて被搬送物の搬送に障害を生じる
ことがある。更に、ベルト走行時にプーリやテーブル面
に露出した金属製フックが直接当り異音を発生する等の
問題がある。
【0004】本発明は、前述の問題点を解決すべく鋭意
検討の結果提案されたものであり、ベルト連結部の領域
において金属製フックによる非平面性を回避すると共
に、異音の発生を低減し、外観的に見栄えの良い樹脂製
エンドレスベルト及びそのエンドレス方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明の請求項1記載の発明は、芯体層の表裏に熱可
塑性樹脂のカバー層を有する樹脂製ベルトの各ベルト端
部に、ベルト長手方向に対して幅方向に所定の間隔にて
並設される複数個のU字状の金属製フックを互いに食い
違い状に勘合させて形成される孔にピンを挿入して両端
部を連結結合した樹脂製エンドレスベルトにおいて、該
ベルト端部のフックが芯体層に固定され、且、表裏カバ
ー層で被覆され平面化している樹脂製エンドレスベルト
である。
【0006】請求項2、3に係る発明は、樹脂製エンド
レスベルトの表裏カバー層の厚みが0.2mm以上であ
り、金属製フックのベルト端部端面からの突出長さが
4.0〜6.0mmである。
【0007】次に、本発明の請求項4記載の発明は、芯
体層の表裏に熱可塑性樹脂のカバー層を有する樹脂製ベ
ルトの各ベルト端部のカバー層を剥離した芯体層に、ベ
ルト長手方向に対して幅方向に所定の間隔にて複数個の
U字状の金属製フック固定した後、剥離したカバー層を
フックの表面に溶着させ被覆して平坦化した後、各ベル
ト端部のフックを互いに食い違い状に勘合させて形成さ
れる孔にピンを挿入して両端部を連結結合する樹脂製エ
ンドレスベルトのエンドレス方法である。
【0008】請求項5、6に係る発明は、樹脂製エンド
レスベルトの表裏カバー層の厚みが0.2mm以上であ
り、金属製フックのベルト端部端面からの突出長さが
4.0〜6.0mmである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る樹脂製エンドレ
スベルト及びそのエンドレス方法の実施の形態について
図面を用いて詳細に説明する。本発明に係る搬送用の樹
脂製エンドレスベルトは、図1及び図2に示すようにエ
ンドレスベルトの両端部1、2は、芯体層3と、芯体層
3の上下に積層された表裏カバー層4、5と金属製フッ
ク6から構成されており、各ベルト端部1、2の芯体層
3には、ベルト長手方向に対して幅方向に所定の間隔を
持って並設された複数個のU字状の金属製フック6、6
が固定されている。
【0010】各金属製フック6はベルト端部の幅方向全
長にわたって配置されており、その一方のアームによっ
てベルト芯体層の表面側に固定され、他方のアームによ
ってベルト芯体層の裏面側に固定されている。このよう
にしてベルト芯体層3の端部に挟持状態で固定されたフ
ック6が表面に露出しないように、フックおよび芯体層
の表面に表裏カバー層が、好ましくはその厚みが0.2
mm以上のカバー層が溶着され被覆されておりベルト端
部の平面化が図られている。
【0011】尚、エンドレス部のカバー層の厚みが0.
2mm未満では、金属製フックの表面が薄くなりすぎて
フックが露出する場合がある。
【0012】隣接している金属製フック6の間隔は、一
方のベルト端部1のフックが他方のベルト端部2のフッ
ク6の間に入るように所定間隔に選定されて固定されて
おり、各フック6は互いに食い違い状に勘合させて形成
される孔7にピン8を挿入して両端部がピンを軸として
上下方向に可動するようにヒンジ状に連結結合されてい
る。又、フック6のベルト端部の端面からの突出長さ
(H)は、一般的にはできるだけ小さい方が望ましい
が、フックのサイズ、形状、ピンの太さ等により、ここ
では4.0〜6.0mmが好ましい。
【0013】尚、突出長さが4.0mm未満ではベルト
走行時においてプーリに巻き付いたときカバー層が重な
り剥離につながる。一方、突出長さが6.0mm以上で
はジョイント間隔が開きすぎて性能上及び外観的にも好
ましくない。
【0014】ここで、金属製フックの材質は、ステンレ
ス、スチール又はそれらに金属メッキを施したものがよ
く、又、ピンの材質はステンレス、スチール、ナイロン
樹脂等が好ましく、ピン抜け防止としてピンの表面に螺
旋形状が施されているのが好ましいが特に限定するもの
ではない。
【0015】ベルト本体の芯体3は、綿繊維、ポリエス
テル繊維、芳香族ポリアミド繊維、ナイロン繊維等の伸
びの少ない繊維で平織り、綾織り、朱子織り等で織成さ
れ、必要に応じて芯体帆布3は熱可塑性樹脂であるポリ
ウレタン、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂液が含浸ある
いはコーティング処理される。又、表裏カバー層4、5
を形成する熱可塑性樹脂としてはポリウレタン樹脂、塩
化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂などが好ましい。
【0016】次に樹脂製エンドレスベルトのエンドレス
方法について説明する。図3は芯体が2プライからなる
搬送用樹脂製ベルトであって、そのベルト端部2におい
て、芯体層3と表裏カバー層4、5とを所定の剥離長さ
(W)にてベルト幅全体にわたって剥離し、該芯体層3
を挟み込むようにして幅方向に所定の間隔にて並設され
る複数個の金属製フック6を芯体層に固定したものであ
る。尚、剥離された芯体層3の長さは上記の金属製フッ
ク6を夫々固定しうるに足る長さとする。フック6を芯
体層3に固定した後、剥離したカバー層4、5をフック
表面に所定の温度と圧力にて溶着して、フックおよび芯
体層がカバー層表面に露出しないように被覆して平面化
する。
【0017】
【実施例】次に本発明の効果を具体的実施例に基づいて
説明する。本発明に係る樹脂製ベルトは、図3に示すよ
うにベルト本体1はNS82VN5/5Gで表され、商
品名ネオフレックススタートで許容張力8kg/cmの
ポリエステル繊維を平織りした2プライの芯体3であ
り、この芯体3の表裏側にはカバー層として熱可塑性樹
脂である塩化ビニルの厚み0.5mmの表カバー層4
と、厚み0.5mmの裏カバー層5が積層され、ベルト
総厚みが2.6mmに形成されている。
【0018】このベルト端部において、芯体層3と表裏
カバー層4、5とを剥離長さ40mmにてベルト幅全体
にわたって剥離し,芯体層に径が0.8mmのステンレ
ス製のフックを2.0mmピッチで固定した後、剥離し
たカバー層4、5をフック表面に所定の温度と圧力にて
溶着して、フックがベルト表面に露出しないように被覆
して平面化する。そして前記と同様にして形成したもう
一方のベルト端部のフックと相勘合することによって孔
7が形成され、その孔に径が1.5mmのステンレス製
のピンが挿入されエンドレスベルトが完成する。
【0019】このエンドレスベルトを走行させた結果、
ベルト連結部の異音の発生がほとんどなくなり、又、外
観的にも見栄えの良い樹脂製エンドレスベルトであるこ
とが確認できた。
【0020】
【発明の効果】以上の如く本発明にかかる樹脂製エンド
レスベルト及びそのエンドレス方法は、ベルト連結部の
うちベルト端部上のフックが熱可塑性カバー層で被覆さ
れていることにより、ベルト端部が平面化しベルト走行
時にフックがプーリやテーブルに当ることがなくなり、
異音発生が低減できると共に、被搬送物がフックに引っ
かかることがなく、外観的にも見栄えの良いエンドレス
ベルトが出来る。更に現場でエンドレスが比較的簡単に
行える等の付帯効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂製エンドレスベルトの平面図
である。
【図2】図1のX−X線に沿った切断断面図である。
【図3】本発明に係るベルト端部のエンドレス方法を示
す部分断面図である。
【図4】従来の樹脂製エンドレスベルトの平面図であ
る。
【図5】従来の樹脂製エンドレスベルトの切断断面図で
ある。
【符号の説明】
1、2 ベルト端部 3 芯体層 4 表カバー層 5 裏カバ−層 6 金属製フック 7 孔 8 ピン 9 ベルト端部の端面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯体層の表裏に熱可塑性樹脂のカバー層
    を有する樹脂製ベルトの各ベルト端部に、ベルト長手方
    向に対して幅方向に所定の間隔にて並設される複数個の
    U字状の金属製フックを互いに食い違い状に勘合させて
    形成される孔にピンを挿入して両端部を連結結合した樹
    脂製エンドレスベルトにおいて、該ベルト端部のフック
    が芯体層に固定され、且、表裏カバー層で被覆され平面
    化されていることを特徴とする樹脂製エンドレスベル
    ト。
  2. 【請求項2】 表裏カバー層の厚みが0.2mm以上で
    ある請求項1記載の樹脂製エンドレスベルト。
  3. 【請求項3】 金属製フックのベルト端部の端面からの
    突出長さが4.0〜6.0mmである請求項1記載の樹
    脂製エンドレスベルト。
  4. 【請求項4】芯体層の表裏に熱可塑性樹脂のカバー層を
    有する樹脂製ベルトの各ベルト端部のカバー層を剥離し
    た芯体層に、ベルト長手方向に対して幅方向に所定の間
    隔にて複数個のU字状の金属製フックを固定した後、剥
    離したカバー層をフックの表面に溶着させ被覆して平面
    化した後、各ベルト端部のフックを互いに食い違い状に
    勘合させて形成される孔にピンを挿入して両端部を連結
    結合することを特徴とする樹脂製エンドレスベルトのエ
    ンドレス方法。
  5. 【請求項5】 表裏カバー層の厚みが0.2mm以上で
    ある請求項3記載の樹脂製エンドレスベルトのエンドレ
    ス方法。
  6. 【請求項6】金属製フックのベルト端部の端面からの突
    出長さが4.0〜6.0mmである請求項4記載の樹脂
    製エンドレスベルトのエンドレス方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013593A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Mitsuboshi Belting Ltd 樹脂ベルトの接合部構造およびその製造方法
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