JP2000017975A - シャッター装置 - Google Patents

シャッター装置

Info

Publication number
JP2000017975A
JP2000017975A JP10189514A JP18951498A JP2000017975A JP 2000017975 A JP2000017975 A JP 2000017975A JP 10189514 A JP10189514 A JP 10189514A JP 18951498 A JP18951498 A JP 18951498A JP 2000017975 A JP2000017975 A JP 2000017975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
weight
wire rope
pulley
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10189514A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Koide
勝夫 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOIDE KK
Original Assignee
KOIDE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOIDE KK filed Critical KOIDE KK
Priority to JP10189514A priority Critical patent/JP2000017975A/ja
Publication of JP2000017975A publication Critical patent/JP2000017975A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動式シャッター装置を電動式シャッター装
置に改良するに際して、建築物自体を大幅に改造するこ
となく取付けできるようにする。 【解決手段】 開口部2の一側上部及び他側上部に第1
及び第2の固定用滑車8,10を設ける。シャッター本体
5の座板6Bの一側及び他側に第1及び第2の昇降用滑
車12,14を設ける。ワイヤーロープ22の一端22Aをモー
タウインチ17のドラム20に接続する。ワイヤーロープ22
の他端22Bを滑車8から滑車12,14及び滑車10に掛け渡
す。他端22Bに吊下げ状態で錘23を設ける。錘23と係止
可能なストッパー24を設ける。したがって、モータウイ
ンチ17を正逆転してワイヤーロープ22を巻取り、繰出す
ことでシャッター本体5を上昇、下降することができ
る。ワイヤーロープ22に突片25を設けると共に該突片25
と応動するリミットスイッチ26を設ける。したがって、
シャッター本体5の下降途中に異常があったときに、モ
ータウインチ17を緊急停止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部の上部に横
向きの巻取り体を回動自在に設けると共に、該巻取り体
にシャッター本体の基端を接続して前記開口部を開閉可
能に設けるシャッター装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、電動式シャッタ
ー装置はシャッター本体の基端を接続した巻取りドラム
にモータを接続し、該モータを正逆転することにより、
シャッター本体を昇降しているものであった。
【0003】これに対して手動式シャッター装置は巻取
りドラムにシャッター本体の基端を接続し、該シャッタ
ー本体を手動で昇降させるものであった。このような手
動式シャッター装置を電動式に改良するには、上記のよ
うに巻取りドラムにモータを接続する必要があるが、既
設の手動式シャッター装置はすでに家屋やビル等の建築
物に組込まれているので、電動式に改良する場合にはモ
ータの取付けのための箇所を確保しなければならない等
シャッター装置のみならず建築物自体を大幅に改造しな
ければならないという問題があった。
【0004】そこで、本発明は前記問題を解決して例え
ば手動式シャッター装置を電動式シャッター装置に改良
するに際して、建築物自体を大幅に改造することなく取
付けできるシャッター装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシャッタ
ー装置は、開口部の上部に横向きの巻取り体を回動自在
に設けると共に、該巻取り体にシャッター本体の基端を
接続して前記開口部を開閉可能に設けるシャッター装置
において、前記開口部の一側上部及び他側上部にそれぞ
れ回動自在に設けた第1及び第2の固定用滑車と、前記
シャッター本体の先端の一側下部及び他側下部にそれぞ
れ回動自在に設けた第1及び第2の昇降用滑車と、一端
を巻取り繰出し装置に接続すると共に他端を前記第1の
固定用滑車から第1の昇降用滑車、第2の昇降用滑車及
び第2の固定用滑車に掛け渡したワイヤーロープ等の線
条体と、前記線条体の他端に吊下げ状態で接続した錘
と、前記開口部に固定されると共に前記錘のやや上方に
配置されかつ該錘と係止可能なストッパーとを備えたも
のである。
【0006】したがって、請求項1では巻取り繰出し装
置を作動し、線条体が巻取りすることによりシャッター
本体は上昇し、一方線条体が繰出しすることにより、シ
ャッター本体は下降する。そして、上昇或いは下降のと
きにシャッター本体に外力等が加わったときには、線条
体が緩み錘が下降する。
【0007】請求項2記載のシャッター装置は、前記巻
取り繰出し装置にはモータを備え、前記錘に応動するス
イッチを設けると共に、該スイッチにより前記モータを
停止制御するものである。
【0008】したがって、請求項2ではシャッター本体
が上昇或いは下降のときにシャッター本体に外力等が加
わったとき、線条体が緩み錘が下降し、該下降をスイッ
チにより検知して巻取り繰出し装置を停止できる。
【0009】
【発明の実施態様】以下、本発明のー実施例を図を参照
して説明する。家屋やビル等の建築物1の開口部2の上
部に巻取り体たる巻取りドラム3を横向きに設ける。こ
の巻取りドラム3はボックス4に回動自在に設けられ、
図示しない巻取り用ばねが装着している。そして巻取り
ドラム3を収納したボックス4を開口部2の上部に一体
的に設ける。巻取りドラム3に接続するシャッター本体
5は、横向きのスラット6を複数上下方向に回動自在に
接続したものであり、シャッター本体5の基端たる上段
のスラット6Aを巻取りドラム3に回動自在にに連結し
て巻取りドラム3を正転することによりシャッター本体
5を巻取り、一方巻取りドラム3を逆転することにより
シャッター本体5を繰出すようになっている。尚、開口
部2の一側及び他側の縁にガイドレール7を設け、該ガ
イドレール7にシャッター本体5の一側縁及び他側縁を
スライド自在に挿入している。
【0010】前記開口部2の一側上部の建築物1に第1
の固定用滑車8を設ける。第1の固定用滑車8は、支持
杆9により吊下げ状態で軸着しており、支持杆9の基端
9Aを開口部2の一側上部に軸着して該支持杆9を揺動
自在に連結している。同様に前記開口部2の他側上部に
第2の固定用滑車10を設ける。第2の固定用滑車10は、
支持杆11により吊下げ状態で軸着しており、支持杆11の
基端11Aを開口部2の他側上部に軸着して該支持杆11を
揺動自在に連結している。シャッター本体5の先端、す
なわち座板6Bに第1の昇降用滑車12を回動自在に設け
る。第1の昇降用滑車12は、支持杆13に軸着しており、
支持杆13の基端13Aを座板6Bの一側に軸着し該支持杆
13を揺動自在に連結している。同様に、座板6Bの他側
に第2の昇降用滑車14を回動自在に設ける。第2の昇降
用滑車14は、支持杆15に軸着しており、支持杆15の基端
15Aを座板6Bの他側に軸着し該支持杆15を揺動自在に
連結している。そして、開口部2の一側上部に、後述す
る線状体の巻取り繰出し装置たるモータウインチ17を設
ける。このモータウインチ17は制御装置18により正逆転
可能なギヤードモータ19のモータ軸に巻取り繰出し用ド
ラム20を備えたウインチ21を設けたものである。
【0011】線状体たるワイヤーロープ22は、巻取り繰
出し用ドラム20に接続した一端22Aより前記第1の固定
用滑車8、第1の昇降用滑車12、第2の昇降用滑車14を
介して第2の固定用滑車10に他端22B側を掛ける。すな
わち、一端22Aをドラム20に接続した後、他端22B側を
第1の固定用滑車8の上部側に掛け、次に第1の昇降用
滑車12の下部、第2の昇降用滑車14の下部、さらに第2
の固定用滑車10の上部に掛けている。そして他端22Bに
昇降用の錘23を接続し、該錘23は第2の固定用滑車10よ
りワイヤーロープ22により吊下げ状態となっている。
【0012】錘23のやや上方に位置して該錘23の上面が
下面24Aに係止可能なストッパー24を開口部2の近傍の
建築物1に固定する。したがって、錘23がやや上昇する
ことにより錘23の上面が錘23の下面24Aに係止できるよ
うになっている。さらにワイヤーロープ22における第2
の固定用滑車10とストッパー24との間の部位に被検知部
たる突片25を固定し、さらに該突片25の近傍に、シャッ
ター全閉状態・緊急停止検知装置たるリミットスイッチ
26を建築物1側に設ける。そして突片25の下面にリミッ
トスイッチ26の検知部26Aが接触するようになってい
る。したがって、ワイヤーロープ22を繰り出してシャッ
ター本体5が下降しシャッターが全閉になった後、さら
にワイヤーロープ22を繰り出すと錘23がワイヤーロープ
22と共に下降し、突片25の下面が検知部26Aを下方に押
圧し、すなわちリミットスイッチ26は錘23に応動してシ
ャッターの全閉状態を検知できるようになっている。ま
た、開口部2の上部であるボックス4の下面にシャッタ
ー全開状態検知装置たるリミットスイッチ27を設ける。
したがって、シャッター本体5が上昇すると座板6Bが
リミットスイッチ27の検知部27Aを押圧してシャッター
全開状態を検知できるようになっている。28はリモコン
29のアンテナであり、制御装置18に接続している。尚、
上記滑車8…、支持杆9…、モータウインチ17、ワイヤ
ーロープ22,錘23、ストッパー24、リミットスイッチ26
等は開口部2の室内側に配置する。また、30は座板6B
の外側に着脱自在に設けたバランス用錘であり、該シャ
ッター用錘30は必要に応じて設けられるものであり、ワ
イヤーロープ30Aにより吊下げられ、ワイヤーロープ30
Aはシャッター本体5と着脱自在なクリップ30Bを介し
て取り付ける。
【0013】次に、図7及び図8を参照して、本実施例
における制御装置18の電気的構成を説明する。制御装置
18の入力側及び出力側は、複数の端子31A〜31Nにより
電気的に接続されている。入力端子である端子31A,31
B間には、所定の動作電圧VCCが供給される。また、31
C〜31Nはいずれも出力側の端子であって、特に31C,
31D,31Eは正逆転が可能な前記ギヤ−ドモ−タ19に接
続する各端子である。前記ギヤ−ドモ−タ19は、電磁手
段からなる制動装置を内蔵したブレ−キパック32を備え
ている。このブレ−キパック32は、端子31F,31Gに接
続されており、端子31F,31G間に所定の動作電圧VCC
が供給されなくなると、駆動源であるギヤ−ドモ−タ19
を制動する機能を有する。尚、33は端子31Bからの接地
ラインに挿入接続される過電流防止用のヒュ−ズ、34は
ギヤ−ドモ−タ19の正転用端子31C及び逆転用端子31D
間に接続されるコンデンサである。
【0014】前記端子31Aに接続する動作電圧ラインに
は、リモコン29の操作部を構成するリモコン停止スイッ
チ35が、端子31H,31Iを介して接続される。その他
に、リモコン29には同じ操作部として、リモコン上昇ス
イッチ36とリモコン下降スイッチ37が設けられる。尚、
図7において、リモコン29に内蔵されるこれらの各部を
破線で示している。リモコン停止スイッチ35は常閉(ノ
−マルクローズ)型である一方、リモコン上昇スイッチ
36及びリモコン下降スイッチ37は常開(ノ−マルオ−プ
ン)型で、図示しない操作釦を押している間だけ、スイ
ッチの接点状態が切換わるようになっている。
【0015】前記動作電圧ラインと接地ライン間には、
一対のリレ−コイルRY1,RY2が接続される。動作電圧
ラインとリレ−コイルRY1の一端間には、リレ−コイル
RY1に対応した常開接点R1aと、前記リミットスイッチ
27と、リレ−コイルRY2に対応した常閉接点R2bの直列
回路が接続される。また、動作電圧ラインとリレ−コイ
ルRY2の一端間には、リレ−コイルRY2に対応した常開
接点R2aと、前記リミットスイッチ26と、リレ−コイル
RY2に対応した常閉接点R1bの直列回路が接続される。
そして、これらのリレ−コイルRY1,RY2の他端が接地
ラインに接続される。常開接点R1aはリモコン上昇スイ
ッチ36と並列回路を構成して、端子31I,31K間に接続
されるとともに、常開接点R2aはリモコン下降スイッチ
37と並列回路を構成して、端子31I,31L間に接続され
る。また、リミットスイッチ27の両端が端子31K,31M
に各々接続される一方、リミットスイッチ26の両端が端
子31L,31Nに各々接続される。各リミットスイッチ2
6,27はいずれも常閉型で、シャッター全閉状態あるい
はシャッター全開状態を検知すると開状態となる。
【0016】リレ−コイルRY1に対応する別の常開接点
R1cが、前記端子31Aからギヤ−ドモ−タ19の正転用端
子31Cに至るライン間に接続されるとともに、さらに別
の常開接点R1dが、端子31Bからギヤ−ドモ−タ19の共
通端子31E及びブレ−キパック32の接地側端子31Gに至
るライン間に接続される。また、リレ−コイルRY2に対
応する別の常開接点R2cが、前記端子31Aからギヤ−ド
モ−タ19の反転用端子31Dに至るライン間に接続される
とともに、さらに別の常開接点R2dが、端子31Bからギ
ヤ−ドモ−タ19の共通端子31E及びブレ−キパック32の
接地側端子31Gに至るライン間に接続される。
【0017】そして、リモコン上昇スイッチ36を操作し
て閉状態にすると、リレ−コイルRY1に動作電圧Vccが
印加され、常開接点R1aが閉じる。これにより、リモコ
ン上昇スイッチ36の操作を止めて自動復帰した後も、リ
レ−コイルRY1に動作電圧VCCが印加され続ける。リレ
−コイルRY1への動作電圧Vccの供給により、別の常開
接点R1c及び常開接点R1dが閉じ、ギヤ−ドモ−タ19を
正方向に回転する動作電圧Vccが端子31C,31E間に印
加される。このとき、ブレ−キパック32にも所定の動作
電圧Vccが供給されるので、ギヤ−ドモ−タ19は正方向
に回転し始め、シャッタ−本体5が上昇する。そして、
リミットスイッチ27がシャッター全開状態を検知する
と、このリミットスイッチ27は開状態となり、リレ−コ
イルRY1への動作電圧VCCの供給が遮断される。よっ
て、常開接点R1a,R1c,R1dはいずれも開状態とな
り、ギヤ−ドモ−タ19及びブレ−キパック32への動作電
圧Vccの供給は遮断され、ギヤ−ドモ−タ19はそこで制
動する。なお、ギヤ−ドモ−タ19が正方向に回転してい
るときは、常閉接点R1bが開いているので、リモコン下
降スイッチ37を操作しても、リレ−コイルRY2には動作
電圧VCCが印加されず、ギヤ−ドモ−タ19の動きに影響
を与えないようになっている。
【0018】一方、リモコン下降スイッチ37を操作して
閉状態にすると、リレ−コイルRY2に動作電圧Vccが印
加され、常開接点R2aが閉じる。これにより、リモコン
下降スイッチ37の操作を止めて自動復帰した後も、リレ
−コイルRY2に動作電圧VCCが印加され続ける。リレ−
コイルRY2への動作電圧Vccの供給により、別の常開接
点R2c及び常開接点R2dが閉じ、ギヤ−ドモ−タ19を逆
方向に回転する動作電圧Vccが端子31D,31E間に印加
される。このとき、ブレ−キパック32にも所定の動作電
圧Vccが供給されるので、ギヤ−ドモ−タ19は逆方向に
回転し始め、シャッタ−本体5が上昇する。そして、リ
ミットスイッチ26がシャッター全閉状態を検知すると、
このリミットスイッチ26は開状態となり、リレ−コイル
RY2への動作電圧VCCの供給が遮断される。よって、常
開接点R2a,R2c,R2dはいずれも開状態となり、ギヤ
−ドモ−タ19及びブレ−キパック32への動作電圧Vccの
供給は遮断され、ギヤ−ドモ−タ19はそこで制動する。
なお、ギヤ−ドモ−タ19が逆方向に回転しているとき
は、常閉接点R2bが開いているので、リモコン上昇スイ
ッチ36を操作しても、リレ−コイルRY1には動作電圧V
CCが印加されず、ギヤ−ドモ−タ19の動きに影響を与え
ないようになっている。また、シャッタ−本体5の上昇
または下降時において、リモコン停止スイッチ35を捜査
すると、このリモコン停止スイッチ35は開状態となる。
よって、この場合はリレ−コイルRY1またはリレ−コイ
ルRY2への動作電圧VCCの供給が遮断され、ギヤ−ドモ
−タ19はそこで制動する。
【0019】次に前記構成についてその作用を説明す
る。図1はシャッターの全閉状態を示している。この全
閉状態では、シャッター本体5の座板6Bが接地して該
シャッター本体5の自重、正確にはシャッター本体5の
自重より巻取り用ばねの復帰力を差し引いた重力は地面
側に直接負荷されているので、ワイヤーロープ22は緊張
しない状態となっており、このため錘23はストッパー24
の下方に位置し、さらに突片25の下面に検知部26が当接
してリミットスイッチ26が全閉状態を検知している。
尚、ワイヤーロープ22の張力は錘23の重力となる。
【0020】次にシャッターの開くには、リモコン29の
リモコン上昇スイッチ36を操作して「開」とし、図1に
示すようにギヤードモータ19、ひいてはドラム20を正転
すると、ワイヤーロープ22が実線の矢印に示すように巻
取られ、該ワイヤーロープ22は緊張状態となり、さらに
ワイヤーロープ22が巻取られると錘23が上昇し、図4に
示すように該錘23とストッパー24が係止する。これはシ
ャッター本体5の自重、正確にはシャッター本体5の自
重より巻取り用ばねの復帰力を差し引いた重力より錘23
の重量が小さいことに起因する。さらにワイヤーロープ
22が巻取られると該ワイヤーロープ22が第1,2の昇降
用滑車12,14、ひいてはシャッター本体5を押上げ、該
シャッター本体5は巻取りドラム3により巻取られる。
【0021】そして、引続きワイヤーロープ22を巻取り
ドラム3に巻取り、図5に示すように全開にすると、座
板6Bがリミットスイッチ27の検知部27Aを押圧し、全
開状態を検知する。この検知によりギヤードモータ19は
停止し、全開状態を保持する。
【0022】一方、シャッターを閉じるには、リモコン
29のリモコン下降スイッチ37を操作して「閉」としギヤ
ードモータ19、ひいてはドラム20を逆転して図4の一点
鎖線の矢印に示すようにワイヤーロープ22を繰出すとシ
ャッター本体5が下降する。この際にはストッパー24に
錘23が係止している状態が保持されている。これは上述
のようにシャッター本体5の自重より錘23の重量が小さ
いことに起因する。さらにドラム20を逆転して点鎖線の
矢印に示すようにワイヤーロープ22を繰出すと座板6B
が接地する。さらにドラム20を逆転してワイヤーロープ
22を繰出すと該ワイヤーロープ22は緊張状態が解除さ
れ、この結果錘23が突片25と共に下降すると、突片25が
検知部26Aを下方に押圧し、リミットスイッチ26が全閉
状態を検知し、ギヤードモータ19を停止する。
【0023】尚、図6に示すようにワイヤーロープ22が
ドラム20に巻取られ下降中のシャッター本体5と地面と
の間に例えば物が挟まる等外力が加わり、シャッター本
体5が停止すると、ワイヤーロープ22は緊張状態が解除
され、この結果錘23が突片25と共に下降すると、該突片
25が検知部26Aを下方に押圧し、リミットスイッチ26が
異常状態を検知し、ギヤードモータ19を緊急停止する。
【0024】また、停電等のときにはシャッター本体5
を手動で上昇、下降する。この際クリップ30Bをシャッ
ター本体5より外してバランス用錘30を取り外すことに
より、ほぼ従来のように手動式として操作を行うことが
できる。
【0025】以上のように、前記実施例では開口部2の
一側上部及び他側上部にそれぞれ回動自在に設けた第1
及び第2の固定用滑車8,10と、前記シャッター本体5
の座板6Bの一側及び他側にそれぞれ回動自在に設けた
第1及び第2の昇降用滑車12,14と、一端22Aをモータ
ウインチ17のドラム20に接続すると共に他端22Bを前記
第1の固定用滑車8から第1の昇降用滑車12、第2の昇
降用滑車14及び第2の固定用滑車10に掛け渡したワイヤ
ーロープ22と、前記ワイヤーロープ22の他端22Bに吊下
げ状態で接続した錘23と、前記開口部2に固定されると
共に前記錘23のやや上方に配置されかつ該錘23と係止可
能なストッパー24とを備えたことにより、巻取りドラム
3とは別体のモータウインチ17を正逆転してワイヤーロ
ープ22を巻取り、繰出すことでシャッター本体5を上
昇、下降することができる。したがって、シャッター本
体5とモータウインチ17との間に動力を伝達するための
ワイヤーロープ22を介在したことにより、巻取りドラム
3まわりを何等改造することなくモータウインチ17を取
付けでき、手動式のものを電動式のシャッター装置とす
ることができる。さらに、ワイヤーロープ22の他端22B
に吊下げ状態で接続した錘23のやや上方に該錘23と係止
可能なストッパー24とを備えたことにより、シャッター
本体5の下降中において外力が加わった際には、錘23と
ストッパー24が係止したワイヤーロープ22の緊張状態が
解除されて錘23が下降するので、ワイヤーロープ22、装
置全体に無理な力が加わることはない。しかも、開口部
2の一側上部及び他側上部に第1及び第2の固定用滑車
8,10を設け、前記シャッター本体5の座板6Bの一側
下部及び他側下部に第1及び第2の昇降用滑車12,14を
設けたことにより、シャッター本体5の上昇、下降をバ
ランスよく行うことができる。しかも、停電時において
は、既設の巻取り用ばねを利用して手動でシャッター本
体5を開閉することができる。
【0026】また、ワイヤーロープ22に突片25を設ける
と共に該突片25に応動する、ひいては錘23と応動するリ
ミットスイッチ26を設けたことにより、ワイヤーロープ
22の緊張状態が解除された際、すなわちシャッター本体
5が接地したときにモータウインチ17を停止するのみな
らず、シャッター本体5の下降途中に異常があったとき
に、モータウインチ17を緊急停止することができる。
【0027】しかも、滑車8,10,12,14はそれぞれ可
能な支持杆9,11,13,15を介して開口部2、シャッタ
ー本体5に設けたので、ワイヤーロープ22の巻取り繰出
しのときに、滑車8,10,12,14が揺動するので、無理
な力が加わらずシャッター本体5を昇降することができ
る。
【0028】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば巻取り繰出し装置はシリンダー等を用
いてもよく、また実施例ではワイヤーロープ22に突片25
を設け、該突片25に検知部26Aが接触するようにリミッ
トスイッチ26を設けたが、錘23に接触する検知部を有す
るリミットスイッチでもよい等種々の変形が可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載のシャッター装置は、開口
部の上部に横向きの巻取り体を回動自在に設けると共
に、該巻取り体にシャッター本体の基端を接続して前記
開口部を開閉可能に設けるシャッター装置において、前
記開口部の一側上部及び他側上部にそれぞれ回動自在に
設けた第1及び第2の固定用滑車と、前記シャッター本
体の先端の一側下部及び他側下部にそれぞれ回動自在に
設けた第1及び第2の昇降用滑車と、一端を巻取り繰出
し装置に接続すると共に他端を前記第1の固定用滑車か
ら第1の昇降用滑車、第2の昇降用滑車及び第2の固定
用滑車に掛け渡したワイヤーロープ等の線条体と、前記
線条体の他端に吊下げ状態で接続した錘と、前記開口部
に固定されると共に前記錘のやや上方に配置されかつ該
錘と係止可能なストッパーとを備えたものであり、巻取
り体とシャッター本体とを線条体を介在することによ
り、巻取り体と別体に巻取り繰出し装置を設けることが
できるので、巻取り体まわりを大幅に改造することなく
シャッター装置の自動化を図ることができる。
【0030】請求項2記載のシャッター装置は、前記巻
取り繰出し装置にはモータを備え、前記錘に応動するス
イッチを設けると共に、該スイッチにより前記モータを
停止制御するものであり、下降時のシャッター本体と床
や地面等と間に物等が挟まると、ワイヤーロープの緊張
状態が解除されて緊急停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施例を示すシャッター本体が全閉
状態の正面図である。
【図2】本発明のー実施例を示す全体断面図である。
【図3】本発明のー実施例を示す錘まわりの断面図であ
る。
【図4】本発明のー実施例を示すシャッター本体が半開
状態の正面図である。
【図5】本発明のー実施例を示すシャッター本体が全開
状態の正面図である。
【図6】本発明のー実施例を示すシャッター本体が緊急
停止状態の正面図である。
【図7】本発明のー実施例を示す制御装置およびその周
辺の電気回路図である。
【図8】本発明のー実施例を示す要部の電気回路図であ
る。
【符号の説明】
1 建築物 2 開口部 3 巻取りドラム(巻取り体) 5 シャッター本体 6A スラット(基端) 6B 座板(先端) 8 第1の固定用滑車 10 第2の固定用滑車 12 第1の昇降用滑車 14 第2の昇降用滑車 17 モータウインチ(巻取り繰出し装置) 19 ギヤードモータ 22 ワイヤーロープ(線状体) 22A 一端 22B 他端 23 錘 24 ストッパー 27 リミットスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部の上部に横向きの巻取り体を回動
    自在に設けると共に、該巻取り体にシャッター本体の基
    端を接続して前記開口部を開閉可能に設けるシャッター
    装置において、前記開口部の一側上部及び他側上部にそ
    れぞれ回動自在に設けた第1及び第2の固定用滑車と、
    前記シャッター本体の先端の一側下部及び他側下部にそ
    れぞれ回動自在に設けた第1及び第2の昇降用滑車と、
    一端を巻取り繰出し装置に接続すると共に他端を前記第
    1の固定用滑車から第1の昇降用滑車、第2の昇降用滑
    車及び第2の固定用滑車に掛け渡したワイヤーロープ等
    の線条体と、前記線条体の他端に吊下げ状態で接続した
    錘と、前記開口部に固定されると共に前記錘のやや上方
    に配置されかつ該錘と係止可能なストッパーとを備えた
    ことを特徴とするシャッター装置。
  2. 【請求項2】 前記巻取り繰出し装置はモータを備え、
    前記錘に応動するスイッチを設けると共に、該スイッチ
    により前記モータを停止制御することを特徴とする請求
    項1記載のシャッター装置。
JP10189514A 1998-07-03 1998-07-03 シャッター装置 Pending JP2000017975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10189514A JP2000017975A (ja) 1998-07-03 1998-07-03 シャッター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10189514A JP2000017975A (ja) 1998-07-03 1998-07-03 シャッター装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000017975A true JP2000017975A (ja) 2000-01-18

Family

ID=16242560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10189514A Pending JP2000017975A (ja) 1998-07-03 1998-07-03 シャッター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000017975A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005307549A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP2008296943A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Ishii Iron Works Co Ltd 岩盤空洞内で行う横形円筒タンクの形成方法及び横形円筒タンクのタンク部品の構築用装置
JP2012071859A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Nippon Safety Kk 封止機構
CN108533162A (zh) * 2018-05-24 2018-09-14 张集文 一种上下自由开合卷帘
CN109723489A (zh) * 2019-03-04 2019-05-07 安徽恒源煤电股份有限公司五沟煤矿 一种机落地段防坠人装置及其防护方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005307549A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP4520207B2 (ja) * 2004-04-21 2010-08-04 文化シヤッター株式会社 開閉装置
JP2008296943A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Ishii Iron Works Co Ltd 岩盤空洞内で行う横形円筒タンクの形成方法及び横形円筒タンクのタンク部品の構築用装置
JP2012071859A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Nippon Safety Kk 封止機構
CN108533162A (zh) * 2018-05-24 2018-09-14 张集文 一种上下自由开合卷帘
WO2019223708A1 (zh) * 2018-05-24 2019-11-28 Zhang Jiwen 一种上下自由开合卷帘
CN108533162B (zh) * 2018-05-24 2020-02-21 张集文 一种上下自由开合卷帘
CN109723489A (zh) * 2019-03-04 2019-05-07 安徽恒源煤电股份有限公司五沟煤矿 一种机落地段防坠人装置及其防护方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4428278A (en) Emergency ventilation control apparatus for animal confinement house
EP0804674B1 (en) An end stop device for an electrically operated window screening arrangement
JP5107755B2 (ja) シャッター装置
JP2000017975A (ja) シャッター装置
EP0410699A2 (en) Motor-driven roll screen
JPH11504688A (ja) 安全装置を備える有用なドア
JP3091889B2 (ja) 避難装置の梯子取付構造
JP3306117B2 (ja) 採光窓用電動ロールスクリーン装置
JP3419350B2 (ja) シャッター装置
JPS6251880A (ja) プロジエクタ装置の昇降装置
JP2502746Y2 (ja) オ―バ―スライディングドアの安全装置
JP3220380B2 (ja) 電動ブラインドのスラット駆動装置
JPH0720314Y2 (ja) 電動型オーバーヘッド式ドアの安全装置
US1062085A (en) Window-operating apparatus.
JP3523736B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2000220366A (ja) 電動ブラインド
GB2260793A (en) Apparatus for braking a member, particularly an opening ventilator flap biased to one of two positions
JPH0794011A (ja) 昇降装置
US3451634A (en) Tape handling mechanism
JPH0912282A (ja) 電動昇降装置
JP2002213157A (ja) 開閉装置
JP2017096073A (ja) 防火シャッター
JPH0721827A (ja) 昇降装置
JPH03275889A (ja) 電動ブラインド
JPH0326222Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061211