JP5107755B2 - シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッター装置の障害物検知装置に関し、より詳しくは、通常時での電動降下の際における障害物検知の際の降下の停止、及び、再開を行うための機構と、火災時などでの自重降下の際における障害物検知の際の降下の停止、及び、再開を行うための機構に関する。
従来、シャッターカーテンの下端部に障害物検知装置を設け、シャッターカーテンの降下時において障害物が検知された際にその検知信号を制御盤に送信し、制御盤にて電動開閉機を停止することで、シャッターカーテンの降下を停止させる自動停止機構に関する技術が知られている。また、このシャッターカーテンの降下は、通常時では電動開閉機の駆動によって電動降下がなされるとともに、火災時などではシャッターカーテンの自重によって自重降下されることとされている(例えば、特許文献1参照)。
そして、前記障害物検知装置に関する電源の確保に関連し、特許文献1に開示される技術では、通常時において充電される非常用の電源としてのバッテリーを備えることとし、火災時などの停電時においても、このバッテリーを利用した回路を用いることによって、障害物検知装置を実施して安全性を確保するとともに、障害物がなくなった際には、自重降下が再開されて閉鎖を完了できる技術が開示されている。
また、特許文献1では、障害物検知手段となるマイクロスイッチを座板に設け、このマイクロスイッチをコードにて制御部と接続するものであるが、このようにコード(有線)を用いて制御部との通信を確立する形態の他、座板に乾電池などのバッテリー駆動による送信機を備えることとして、制御部に対して信号を無線にて送信する形態も周知となっている。
特開2003−176679号公報
しかし、従来技術のようなバッテリーを用いた形態では、バッテリーに寿命があるため、定期的なメンテナンスが必要となって、管理に手間やコストがかかることになる。通常時において充電をし続ける構成では、バッテリー駆動に切り替わった際のバッテリーの持続時間が短くなってしまい、火災時などの必要時においては、障害物検知による自重降下の停止や、自重降下の再開の機能が十分に果たせないことになり得る。また、乾電池が切れてしまっている場合には、その時点で、障害物検知が働かないものとなってしまう。
そこで、本発明は以上の問題に鑑み、火災時などの停電時においても、障害物検知による自重降下の停止と、障害物がなくなった際の自重降下の再開の機能を、バッテリーなどの電源を必要とすることなく実現可能とする、新規な技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
シャッターカーテンの降下時に、座板に設けるタッチ部材が押し上げられることで障害物検知が行なわれる障害物検知部を備える、シャッターカーテンの降下の自動停止機構であって、前記障害物検知部は、障害物の検知時において、前記シャッターカーテンの降下に伴って送り出される線状部材の移動を規制するとともに、移動が規制された前記線状部材を介して巻取シャフトを制動することにより、前記シャッターカーテンの降下を停止させ、降下の停止後において障害物が検知されなくなった際において、前記線状部材の移動の規制を解除するとともに、前記巻取シャフトの制動を解除することにより、前記シャッターカーテンの降下が再開されることとするものであり、前記線状部材は、回動するアーム部材に接続され、前記アーム部材には、前記ブレーキを電気的に制御するコントローラと接続される第二の線状部材と、前記ブレーキを機械的に制御する自動閉鎖装置と接続される第三の線状部材とが、前記アーム部材の回動支点からの距離が異なる位置に接続され、前記コントローラによる電気式のブレーキ操作と、前記自動閉鎖装置による機械式のブレーキ操作とが、前記線状部材の移動量に応じてそれぞれ独立して実施可能に構成されることとする。
また、請求項に記載のごとく、
前記障害物検知部は、シャッターカーテンの幅方向の複数箇所に設けられる構成とする。
また、請求項に記載のごとく、
前記障害物検知部は、前記線状部材が架けられるローラ部材の回転を規制することで、線状部材の移動を規制することとするものである。
また、請求項に記載のごとく、
前記障害物検知部は、前記線状部材を挟持部材にて挟み込むことで、前記線状部材の移動を規制することとするものである。
また、請求項に記載のごとく、
前記自動停止機構を備える、シャッター装置とするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、機械式のブレーキ操作が実現されるため、非常時において電源が確保できない状況でも、自重降下するシャッターカーテンについて、障害物検知、及び、自動停止を行うことができるとともに、障害物がなくなった際の自重降下を再開することができる。また、バッテリーなどの非常用の電源を確保する必要がなく、このバッテリーなどの管理の手間やコストの問題が生じることがなく、また、非常時における確実な動作が行える信頼性の高い障害物検知が実現可能となる。また、通常時と非常時におけるブレーキのかけ方のタイミングを異なる設定とすることができる。
また、請求項に記載の発明においては、シャッターカーテンの幅方向の複数箇所の各箇所における障害物検知の精度を向上できる。
また、請求項に記載の発明においては、機械式のブレーキ操作をローラ部材の回転の規制により実現することができる。
また、請求項に記載の発明においては、機械式のブレーキ操作を挟持部材による線状部材の挟持により実現することができる。
また、請求項に記載の発明においては、機械式のブレーキ操作が実現されるため、非常時において電源が確保できない状況でも、自重降下するシャッターカーテンについて、障害物検知、及び、自動停止を行うことができるとともに、障害物がなくなった際の自重降下を再開することができる。また、バッテリーなどの非常用の電源を確保する必要がなく、このバッテリーなどの管理の手間やコストの問題が生じることがなく、また、非常時における確実な動作が行える信頼性の高い障害物検知が実現可能となる。
以下、図面に示す各実施例に基づき、本発明によるシャッターカーテンの例として電動式の鋼製シャッターカーテンで構成した場合を説明するが、本発明は不燃布製シャッターカーテンなどの他のシャッターカーテンにも使用可能であり、以下に説明するものは本発明の実施形態の一例であって、本発明はその要旨を超えない限り以下の説明になんら限定されるものではない。また、非常時において、自重降下をさせる機能を設けた構成について説明するが、この自重降下の機能を備えない構成においても、通常時における自動停止を実現するための機構として、本発明の自動停止機構は適用可能である。
また、本明細書中において、「通常時」とは、任意にシャッターカーテンの上昇、下降、停止を行える状況であり、「非常時」とは、火災などの災害時の状況であって、障害物を検知した際においてシャッターカーテンの下降を停止するための電源が確保されない状況をいうものである。
図1に示すごとく、シャッター装置1のシャッターカーテン2は、左右両端にガイドレール3・3が床面に垂直に設置されている。シャッターカーテン2は、上部の巻取ケース11内に収容され、軸受ブラケット4に支持される巻取シャフト5に捲回される構成となっている。また、前記巻取シャフト5は電動開閉機6とチェーンなどを介して連結されており、電動開閉機6の駆動によって、正転(シャッターカーテン2の巻取り)/逆転(シャッターカーテン2の降下)が行われるようになっている。また、自動閉鎖装置7が設けられ、この自動閉鎖装置7にて、電動開閉機6のブレーキ操作が行えるようになっている。また、コントローラ8が設けられ、このコントローラ8にて、開閉操作スイッチ9からの信号を受けて電動開閉機6の動作を制御し、シャッターカーテン2の昇降/停止が行われるようになっている。
また、図1に示すごとく、シャッターカーテン2の下部の座板10が設けられる箇所には、障害物検知部20L・20Rが設けられている。そして、通常時において、シャッターカーテン2の降下時において座板10のタッチ部材14が何かしらの障害物に接触すると、障害物検知部20L・20Rが障害物を検知し、その検知された情報が前記コントローラ8に伝達されて、コントローラ8にてシャッターカーテン2の降下が停止されるようになっている。このようにして、シャッターカーテン2の降下の自動停止機構が実現される。
また、図1に示すごとく、前記障害物検知部20L・20Rは、本実施例では、シャッターカーテン2の幅方向の両端部の二箇所に設けられており、各障害物検知部20L・20Rでの障害物検知が、線状部材となるワイヤー21を介して前記コントローラ8に伝達されるようになっている。また、このワイヤー21は、図において巻取ケース11の左部に収容される巻取装置12から下方に引き出され、まずは、図において左側に配置される障害物検知部20Lに渡される。次に、図において右方向へ伸ばされて右側に配置される障害物検知部20Rに渡されて終端される。次に、図において上方へ伸ばされて、連動機構30に接続される。この連動機構30は、前記コントローラ8に接続されており、各障害物検知部20L・20Rにおける障害物検知の情報は、ワイヤー21及び連動機構30を介して、コントローラ8に伝達されるようになっている。
また、図1に示すごとく、前述のワイヤー21に関する構成において、シャッターカーテン2の降下時には、ワイヤー21は巻取装置12から引き出される一方、シャッターカーテン2の上昇時には、ワイヤー21は巻取装置12内のゼンマイ機構により巻き取られ、巻取装置12内に収容されるようになっている。なお、ワイヤー21は金属製とする他、樹脂繊維から構成される線状部材でもあってよい。また、巻取装置12は、ガイドレール3、座板10、タッチ部材14などの巻取ケース11以外の箇所に設けることとしてもよい。
また、図1に示すごとく、通常時でのシャッターカーテン2の降下時における障害物検知部20L・20Rによる障害物の検知は、座板10のタッチ部材14が障害物と接触した際に、障害物検知部20L・20Rにてワイヤー21の移動を規制することで行われる。つまり、ワイヤー21の移動を規制した状態としつつ、この状態で座板10の部位が下方にずれると、連動機構30に接続されるワイヤー21の部位21aが下方に引っ張られることになり、これにより、連動機構30が作動するようになっている。
以上のようにして、図1に示すごとく、通常時では、シャッターカーテン2の降下の際に、障害物検知部20L・20Rによる障害物検知が行われる構成とし、その検知情報がワイヤー21を介して連動機構30、コントローラ8に伝達され、シャッターカーテン2の降下が自動停止される、自動停止機構が構成される。そして、この検知情報の伝達は、送信機やバッテリーなどを用いた電気式の通信によるものではなく、線状部材であるワイヤー21を用いた機械式の伝達によるものであるから、バッテリーなどの電源の管理の必要がなく、また、バッテリー切れなどに伴う検知不良という不具合も発生しないものとなる。
以下、障害物検知部20L・20Rや連動機構30などについて詳細に説明する。
まず、図1において右側に配置される障害物検知部20Rの構成について図2及び図3を用いて説明する。
図2及び図3に示すごとく、シャッターカーテン2の最下部に配置されるスラット13には、座板10が固定されており、この座板10に対し、方形枠状の断面を有するタッチ部材14が上下方向に移動自在に設けられている。このタッチ部材14は、図示せぬ係合部によって座板10に対して吊設されており、図3に示すごとく、降下時において、障害物91と接触すると、その障害物91によって上方に押し上げられるようになっている(図3(b))。また、このタッチ部材14は、座板10と同様に図2の紙面左右に長い長尺部材に構成される。
また、図2及び図3に示すごとく、前記タッチ部材14の上部には、その上端に係合部15を有するストッパー部材16が設けられており、このストッパー部材16はタッチ部材14の上下移動に伴って、上下移動するようになっている。また、このストッパー部材16の係合部15は、座板10に設けたスリット部10aを通って上方に突出されている。
また、図2及び図3に示すごとく、ストッパー部材16の上方となる位置には、ローラ部材17がスラット13に対して回転自在に設けられている。また、このローラ部材17には、前記ストッパー部材16の係合部15と対向する位置に、回転係合部18が形成されている。この回転係合部18は、係合歯18a・18a・・・が放射状に配置され、各係合歯18a・18a・・・の間に係合溝部18b・18b・・・が配置される構成としている。また、ローラ部材17には、ワイヤー21が架けられるガイド溝部19が円周方向に形設されており、このガイド溝部19にてワイヤー21を案内しつつ、ワイヤー21の移動に伴って、ローラ部材17が全体として回転されるように構成されている。
そして、以上のように構成し、図3(a)〜(c)に示すごとく、シャッターカーテンの降下時に障害物91が存在した場合には、障害物検知部20Rによって障害物91の検知がされる。
まず、図3(a)では、シャッターカーテン2が降下している過程が示されている。この状態では、タッチ部材14は座板10に対して吊り下げられた状態となっている。そして、図3(b)に示すごとく、さらに降下が進んで障害物91にタッチ部材14が接触すると、この障害物91にタッチ部材14が押し上げられる。これにより、ストッパー部材16の係合部15が係合溝部18bに挿入されて係合歯18aと係合し、これにより、ローラ部材17の回転が規制され、ガイド溝部19の表面とワイヤー21の表面との間の摩擦力によって、ワイヤー21の移動が規制される。このように、本実施例では、ワイヤー21が架けられるローラ部材17の回転を規制することで、ワイヤー21の移動を規制することとするものである。
そして、図3(c)に示すごとく、ストッパー部材16の係合部15が係合溝部18b内にさらに挿入される、若しくは、障害物91が下にずれたり、撓んだりして、座板10が下方にずれると(距離D)、ワイヤー21が下方に引っ張られることになる。ここで、距離Dを多く確保することによれば、後述する連動機構30のアーム部材33の回動角度B(図5(c)参照)が大きく確保され、確実にブレーキ操作を実施することが可能となる。この観点から、前記係合溝部18b(図2参照)の溝を深く構成してストッパー部材16の係合部15の挿入距離を大きく確保することとし、障害物91と接触後における座板10の下方への移動量(距離D)を大きく確保することが望ましい。
次に、このワイヤー21の引っ張りに連動して作動する連動機構30について、図4を用いて説明する。
連動機構30は、支点32を中心に支持部材31に対して回動自在に支持されるアーム部材33を具備し、このアーム部材33において前記支点32から近い順に、前記コントローラ8との連結部材となるワイヤー22、前記自動閉鎖装置7との連結部材となるワイヤー23、前記障害物検知部20L・20Rとの連結部材となるワイヤー21が、それぞれ接続されている。また、アーム部材33における前記支点32から遠い側の端部33aには、前記ワイヤー21の端部が接続されているとともに、弾性部材である引張バネ34の一端が連結されている。この引張バネ34は、その他端がステー35に係止されており、この引張バネ34の付勢力によって、アーム部材33の端部33aを上方に向けて吊り上げる力が生じるようになっている。そして、この図4に示す状態では、前記引張バネ34による付勢力と、ワイヤー21からの引っ張り荷重のバランスがとられた状態となっており、アーム部材33が略水平の姿勢となっている。なお、本実施例では、支持部材31は、まぐさ36に載置固定される構成としている。
また、図4に示すごとく、支点32に近い側においてアーム部材33に連結されるワイヤー22は、コントローラ8に接続されており、図においてワイヤー22が下方に引っ張られると、コントローラ8内のスイッチが作動して、電動開閉機6内に備えるモータ6aの停止、及び、ブレーキ6bのブレーキ操作がされるようになっている。また、このコントローラ8と電動開閉機6の連携のために、両者はコード51を介して接続されている。そして、このコントローラ8による電動開閉機6のブレーキ操作は、電気的に電動開閉機6に指令をしてブレーキ6bを作動させる電気式のブレーキ操作とされる(ブレーキ6bをコード51を介した電気信号にて作動させる)。
また、図4に示すごとく、ワイヤー22よりも支点32から遠い位置においてアーム部材33に連結されるワイヤー23は、ローラ部材24を介して自動閉鎖装置7に接続されており、図においてワイヤー23が下方に引っ張られると、自動閉鎖装置7内のレバーが作動して、電動開閉機6内に備えるブレーキ6bのブレーキ操作がされるようになっている。そして、この自動閉鎖装置7による電動開閉機6のブレーキ操作は、機械的にブレーキ6bを作動させる機械式のブレーキ操作とされる(ブレーキ6bをワイヤー23で作動させる)。
次に、コントローラ8、電動開閉機6、自動閉鎖装置7の構成について、図4を用いて説明する。
まず、コントローラ8は、図示せぬ商用電源と接続されており、このコントローラ8からコード51を介して、電動開閉機6への電源供給が行われるようになっている。また、コントローラ8からの指令は、同じくコード51を介して電動開閉機6へ送信され、電動開閉機6内のモータ6a、ブレーキ6bの制御が行われるようになっている。また、コントローラ8は、開閉操作スイッチ9(図1参照)と接続されており、この開閉操作スイッチ9の操作に応じて、シャッターカーテンの降下、上昇、停止、の各動作を制御できるようになっている。なお、この他、コントローラ8は、例えば、シャッターカーテンの昇降の動作を制御するための電気回路と、非常時において、火災検知器などからの情報入力に応じて商用電源の供給を遮断する遮断器を備えて構成することができる。これらの電気回路、遮断器は、周知の様々な技術を適用することができる。また、コントローラ8から電動開閉機6への電力、及び、信号の送信の形態は、コード51を介したものに限定されるものではなく、複数本のコードにて接続する形態や、信号の送信については、無線で行うなど、周知の様々な技術を適用することができる。
また、図4に示すごとく、電動開閉機6は、モータ6aを備え、出力軸6cを回転させることで、図示せぬスプロケットを介して巻取シャフト5を回転駆動する。また、電動開閉機6は、ブレーキ6bを備え、回転する出力軸6cの制動や、出力軸6cの静止状態を維持することにより、巻取シャフト5の制動や、巻取シャフト5の静止状態の維持(回転の規制)を行う。なお、モータ6a、ブレーキ6bは、それぞれ、周知の電磁モータ、電磁ブレーキにて構成することができる。
また、図4に示すごとく、ブレーキ6bには、自動閉鎖装置7からの開放力(ブレーキを開放させる力)が常時作用されることとしており、ブレーキ6bへの電力が遮断されている状況では、この開放力によってブレーキがかからずに、出力軸6cが自由回転できる状態となる。一方、ブレーキ6bへの電力が供給され得る状況では、コントローラ8の制御によって、開放力に抗してブレーキがかかり、出力軸6cの自由回転を規制する(ブレーキをかける)ようになっている。また、このブレーキ6bの制御は、開閉操作スイッチ9(図1参照)の操作によっても、コントローラ8を介して行われるようになっている。
また、図4に示すごとく、自動閉鎖装置7は、前記ブレーキ6bを開放させる開放力をブレーキ6bに常時作用させるように構成されている。また、後述するように、ワイヤー23の引張り操作により、この開放力に抗してブレーキ6bがかけられるように構成される。この自動閉鎖装置7による開放力については、例えば、スプリングなどの弾性部材による付勢力にて発生させる構成とすることができる。そして、この付勢力に抗する力がワイヤー23から自動閉鎖装置7に入力されると、ブレーキ6bがかけられるように構成されている。なお、自動閉鎖装置7は、例えば、ワイヤー23、ブレーキ6bと連結されるアーム部材と、このアーム部材と連結され、前記開放力を発生させるスプリングによる簡易な構成により実現することができる。
次に、以上の構成において、シャッターカーテンの降下時に障害物検知がされた際における連動機構30の動作について、通常時、非常時のそれぞれの場合にて説明する。
<通常時>
まず、通常時において、シャッターカーテンが降下している過程では、図5(a)に示すごとく、引張バネ34による付勢力と、ワイヤー21からの引っ張り荷重のバランスがとられ、アーム部材33が略水平の姿勢をとる。このアーム部材33の状態では、ワイヤー22、ワイヤー23のそれぞれは、コントローラ8、自動閉鎖装置7に作用することがなく、シャッターカーテンの降下が継続される。
次に、図5(b)に示すごとく、障害物が検知されてワイヤー21が下方に引っ張られ、アーム部材33が角度Aだけ回動されると、ワイヤー22が下方に引っ張られてコントローラ8が作動し、これにより、図4に示す電動開閉機6のモータ6aの停止、及び、ブレーキ6bのブレーキ操作がされるようになっている。このようにして、通常時において、シャッターカーテン2の降下の自動停止機構が実現される。
そして、障害物がなくなった際には、図5(a)に示すごとく、引張バネ34の付勢力によってアーム部材33が略水平の姿勢に戻り、シャッターカーテンの降下が再開される。
なお、図5(b)のアーム部材33の回動状態において、ワイヤー23も下方に引っ張られるが、このアーム部材33の角度Aの回動では、図4に示す自動閉鎖装置7によるブレーキ6bの機械的なブレーキ操作がされない構成としてもよく、または、この角度Aにおいても自動閉鎖装置7によるブレーキ6bの機械的なブレーキ操作がされる構成としてもよい。
<非常時>
図4に示す構成において、非常時では、コントローラ8内の遮断器によってブレーキ6bへの通電が遮断され、これにより、自動閉鎖装置7の開放力によってブレーキ6bが開放される。そして、これにより、シャッターカーテンの自重降下が開始される。なお、このブレーキ6bへの通電の遮断は、例えば、図示せぬ警報装置が操作された際や、火災発報装置が作動した際などにおいて、コントローラ8内の遮断機が作動することによって行われるものとしてもよい。
非常時においてシャッターカーテンが自重降下している過程では、図5(a)に示すごとく、引張バネ34による付勢力と、ワイヤー21からの引っ張り荷重のバランスがとられ、アーム部材33が略水平の姿勢をとる。このアーム部材33の状態では、ワイヤー23は自動閉鎖装置7に作用することがなく、シャッターカーテンの自重降下が継続される。
そして、図5(c)に示すごとく、障害物が検知されてワイヤー21が下方に引っ張られ、アーム部材33が角度Bまで回動されると、ワイヤー23が下方に引っ張られ、図4に示す自動閉鎖装置7によるブレーキ6bの機械的なブレーキ操作が実施される。このように、非常時においては、機械的なブレーキ操作によって、障害物検知がされた際のシャッターカーテンの自重降下を停止させることが可能となる。このようにして、非常時において、シャッターカーテンの降下の自動停止機構が実現される。
そして、障害物がなくなった際には、図5(a)に示すごとく、引張バネ34の付勢力によってアーム部材33が略水平の姿勢に戻り、シャッターカーテンの自重降下が再開され、シャッターカーテンによる閉鎖が完了される。
なお、図5(b)のアーム部材33の回動状態において、ワイヤー23も下方に引っ張られるが、このアーム部材33の角度Aの回動では、自動閉鎖装置7によるブレーキ6bの機械的なブレーキ操作がされない構成としてもよく、または、この角度Aにおいても自動閉鎖装置7によるブレーキ6bの機械的なブレーキ操作がされる構成としてもよい。
以上のように、本実施例では、図1に示すごとく、シャッターカーテン2の降下時に、座板10に設けるタッチ部材14が押し上げられることで障害物検知が行われる障害物検知部20L・20Rを備える、シャッターカーテン2の降下の自動停止機構であって、前記障害物検知部20L・20Rは、障害物の検知時において、シャッターカーテン2の降下に伴って送り出されるワイヤー21の移動を規制するとともに、移動が規制された前記ワイヤー21を介して巻取シャフト5を制動するブレーキ6bをかけることにより、シャッターカーテン2の降下を停止させ、降下の停止後において障害物が検知されなくなった際において、前記ワイヤー21の移動の規制を解除するとともに、前記ブレーキ6bによる前記巻取シャフト5の制動を解除することにより、シャッターカーテン2の降下が再開されることとする、自動停止機構とするものである。
そして、このような自動停止機構によれば、機械式のブレーキ操作が実現されるため、非常時において電源が確保できない状況でも、自重降下するシャッターカーテン2について、障害物検知、及び、自動停止を行うことができるとともに、障害物がなくなった際の自重降下を再開することができる。また、バッテリーなどの非常用の電源を確保する必要がなく、このバッテリーなどの管理の手間やコストの問題が生じることがなく、また、非常時における確実な動作が行える信頼性の高い障害物検知が実現可能となる。
なお、以上の実施例では、電動開閉機による電動降下がなされる電動シャッター装置の例を用いて説明したが、手動でシャッターカーテンを降下させるシャッター装置について、自動停止機構として適用することも可能である。即ち、巻取装置と連動する回転軸について、ワイヤーを介してブレーキをかける構成とすることにより、障害物検知がされた際の自動停止を実施することが可能となる。
また、図4及び図5(a)〜(c)に示すごとく、前記ワイヤー21は、回動するアーム部材33に接続され、前記アーム部材33には、ブレーキ6bを電気的に制御するコントローラ8と接続される第二の線状部材(ワイヤー22)と、ブレーキ6bを機械的に制御する自動閉鎖装置7と接続される第三の線状部材(ワイヤー23)とが、前記アーム部材33の回動支点からの距離が異なる位置に接続され、コントローラ8による電気式のブレーキ操作と、自動閉鎖装置7による機械式のブレーキ操作とが、前記ワイヤー21の移動量に応じてそれぞれ独立して実施可能に構成されることとしている。
この構成により、例えば、図5(b)に示すごとく、アーム部材33が角度Aだけ回動したときに、電気的なブレーキ操作を実施させ、障害物を検知した際に、瞬時に電気的にブレーキ操作を実施させる構成とすることができる。また、図5(c)に示すごとく、アーム部材33が角度Bだけ回動したときに、はじめて機械的なブレーキを実施させる構成とすることができる。このように、通常時と非常時におけるブレーキのかけ方のタイミングを異なる設定とすることができる。
本実施例2は、図6に示すごとく、障害物検知部20Ra(又は20Rb)が、シャッターカーテン2の幅方向(図1の紙面左右方向)において、ガイドレール3と重なる位置に配置されることとするものである。まず、図6の左側に示される障害物検知部20Raのように、ローラ部材17がスラット13の室内側に配置される構成では、仮にガイドレール3のレール溝3a内にローラ部材17を収容しないこととすると、このローラ部材17が室内側から見えてしまうことになるが、このローラ部材17の箇所をガイドレール3の上下方向のレール溝3aに収容することで、このローラ部材17が室内側レール壁3bに隠されて室内側から見えなくなり、意匠性が高められる。また、これに伴い、ワイヤー21もレール溝3a内に収容されることとし、室内側からは、ワイヤー21が室内側レール壁3bに隠されて室内側から見えなくなり、意匠性が高められる。
また、図6の中央に示される障害物検知部20Rbのように、ローラ部材17がスラット13の室外側に配置される構成とした場合でも、ローラ部材17及びワイヤー21を室外側レール壁3cによって隠すことができ、ローラ部材17及びワイヤー21が室外側から見えなくなり、意匠性が高められる。
さらに、図6に示すごとく、ローラ部材17及びワイヤー21といった障害物検知に関連する部材がガイドレール3のレール溝3a内という奥まった位置に配置されるため、ローラ部材17への物の巻き込みの不具合や、障害物の接触によるローラ部材17の破損、回転不良などの不具合も防止することができる。
また、図6に示すごとく、この構成において、ワイヤー21をレール溝3a内に配置することに伴い、前記アーム部材33とローラ部材17の間に、ローラ部材25・26を配置し、まずは、ローラ部材17の上方にあるローラ部材25にワイヤー21を架け、次に、アーム部材33の下方にあるローラ部材26にワイヤー21を架けるようにして、ワイヤー21を架けまわすこととする。その他の構成については、実施例1と同様であり説明を省略する。また、図1に示される紙面左側に配置される障害物検知部20Lについても同様に、ガイドレール3のレール溝内に収容させる構成にできる。
本実施例3は、図7に示すごとく、障害物検知部20Rcについて、タッチ部材14の内部にローラ部材71を設けるとともに、このローラ部材71に設けた回転係合部72の係合歯72aに対し、座板10の内部に設けられるストッパー部材73の係合部74を係合させる構成とするものである。
より具体的には、図7に示すごとく、方形断面を構成するタッチ部材14の内部空間14a内に、ローラ部材71を回転自在に設け、このローラ部材71のガイド溝部75にワイヤー21を架ける構成とする。また、ワイヤー21は、タッチ部材14の内部空間14a内において、左側の正面図において、左から右方向に渡されて、ローラ部材71によって向きが変えられて上方へと向かう。
また、図7に示すごとく、座板10の内部には、ストッパー部材73が下方に向けて突設されており、その先端に設けた係合部74がタッチ部材14の内部に挿入される構成としており、その係合部74の下方に、ローラ部材71の係合歯72aが位置する配置とされている。
以上の構成とすることで、障害物検知部20Rcについて、その構成部材であるローラ部材71がタッチ部材14内に収容され、また、ストッパー部材73が座板10の内部に収容されることから、スラット13の室内側、若しくは、室外側に、これらの障害物検知部20Rcの構成部材が現れることがなく、意匠性が高められる。
さらに、図7に示すごとく、ローラ部材71及びストッパー部材73といった障害物検知に関連する部材がタッチ部材14、座板10の内部に配置されるため、ローラ部材71への物の巻き込みの不具合や、障害物の接触によるローラ部材71の破損、回転不良などの不具合も防止することができる。また、図1に示される紙面左側に配置される障害物検知部20Lについても同様に、タッチ部材14や座板10の内部に収容させることができる。また、本実施例3は、実施例2と同様に、障害物検知部20Rcが、シャッターカーテン2の幅方向(図1の紙面左右方向)において、ガイドレールと重なる位置に配置されることとしてもよく、この構成によれば、ワイヤー21をガイドレール内に収容することができる。
本実施例では、図8及び図9に示すごとく、座板10の長手方向の中途部10Cにおいて、障害物91を検知した際にワイヤー21を挟持することでワイヤー21の移動を規制するための、障害物検知部20Cを設けることとするものである。本実施例では、シャッターカーテン2の幅方向(図8の紙面左右方向)における略中央部となる箇所に、障害物検知部20Cを配置することとしており、この構成により、中途部10Cでの障害物91の検知を確実に実施することが可能となる。
また、図8に示すごとく、この中途部10Cの障害物検知部20Cは、シャッターカーテン2の左右の障害物検知部20L・20Rとともに設けることができる。特に、シャッターカーテン2の幅が大きく構成されるものにおいては、シャッターカーテン2の幅方向の複数箇所(本実施例では3箇所)に障害物検知部20L・20R・20Cが設けられることで、各箇所における障害物検知の精度を向上できる点で有効になる。
つまり、図8に示すごとく、シャッターカーテン2の幅が大きく構成されるものにおいて、仮に中途部10Cに障害物検知部20Cを設けないこととすると、中途部10Cに障害物91が存在した場合には、中途部10Cから遠い位置にある左右の障害物検知部20L・20Rによって障害物91を検知しなければならないことになる。障害物91から離れた位置での障害物91の検知は、タッチ部材14が傾いたり、撓んだりすることなどが原因で、タッチ部材14の上昇移動が小さいくなり、検知精度が低いものとなる傾向がある。これに対し、障害物91の近くにおいては、障害物91によって押し上げられるタッチ部材14の移動量を、略そのまま検知することが可能となり、検知精度が高いものとなる。
本実施例では、図9(a)(b)、及び図10(a)に示すごとく、中途部10Cに配置される障害物検知部20Cについて、タッチ部材14の上部には、下側挟持部材101が立設されており、この下側挟持部材101の上部に、ワイヤー21の下側を挟持するための下側挟持プレート102が設けられている。また、スラット13には、上側挟持部材103が設けられ、この上側挟持部材103の下部に、前記下側挟持プレート102と対向し、ワイヤー21の上側を挟持するための上側挟持プレート104が設けられている。また、前記下側挟持プレート102の左右方向端部は、傾斜部102a・102bで構成されるとともに、前記上側挟持プレート104の下面には、その間に前記両傾斜部102a・102bが配置される位置関係となるように突起部104a・104bが設けられる構成としている。
そして、以上の構成で、図9(a)及び図10(a)に示すごとく、降下時においてタッチ部材14が障害物と接触しない状況では、下側挟持プレート102と上側挟持プレート104の間に隙間105が形成されて、この隙間105の間をワイヤー21が自由に移動できることとなっている。
一方、図9(b)に示すごとく、降下時においてタッチ部材14が障害物と接触してタッチ部材14が上方に押し上げられた際には、下側挟持プレート102が上方に移動して、ワイヤー21が下側挟持プレート102と上側挟持プレート104の間に挟まれて、ワイヤー21の移動が規制され、これにより、実施例1におけるものと同様に、シャッターカーテンの降下が停止される。このように、本実施例では、ワイヤー21を挟持部材(下側挟持プレート102、上側挟持プレート104)にて挟み込むことで、ワイヤー21の移動を規制することとするものである。
また、図9(b)に示すごとく、このワイヤー21の移動の規制については、傾斜部102a・102bと突起部104a・104bの箇所において、ワイヤー21が屈曲した状態で挟持されるため、ワイヤー21の移動を確実に行うことができる。また、図10(a)に示すごとく、突起部104a・104bの形状については、正面視において半円形状の突起を形成するものを採用するほか、図10(b)に示す突起部106a・106bのように、略V字状の突起を形成するものを採用してもよい。
以上のように、図8に示すごとく、座板10の長手方向の中途部10Cにおいて、障害物検知部20Cを設けることで、中途部10Cでの障害物91の検知を確実に実施することが可能となる。特に、シャッターカーテン2の幅が大きく構成されるものにおいては、中途部10Cにおいて障害物検知の精度を向上できる点で有効になる。
また、以上の各実施例の構成は、前述のように、一枚のシャッターカーテンを備えるものへの適用のほか、図11に示すごとく、複数枚のシャッターカーテン2A・2B・2Cを幅方向に並設するものについて、これら複数枚のシャッターカーテン2A・2B・2Cについて、ローラ部材80を介して一本のワイヤー21をわたす構成としてもよい。これによれば、シャッターカーテン2Bにて、障害物92を検知した際には、シャッターカーテン2A・2B・2C全体としての自動停止を実施することが可能となる。
本発明の活用例として、電動シャッター装置の障害物検知部、自動停止機構として幅広く適用することができる。また、非常時において自重降下をさせるものにおいても、自動停止、及び、自重降下の再開を実現させるための機構として、幅広く適用することができる。また、手動でシャッターカーテンを降下させるシャッター装置についても、自動停止機構として適用することが可能である。
本発明の一実施例に係るシャッター装置の全体的な構成を示した正面図。 障害物検知部の構成について説明する正面、及び、側面断面図。 (a)はシャッターカーテンが降下する過程について示す図。(b)はタッチ部材が障害物に接触した状態について示す図。(c)は座板が降下してワイヤーが下方に引かれることを示す図。 連動機構に関連する構成について示す図。 (a)はシャッターカーテンが降下する過程におけるアーム部材の状態について示す図。(b)は障害物が検知されてアーム部材が角度Aまで回転した状態について示す図。(c)は障害物が検知されてアーム部材が角度Bまで回転した状態について示す図。 実施例2の構成について示す図。 実施例3の構成について示す図。 実施例4の構成について示す図。 (a)は障害物が検知されていない状態での実施例4の障害物検知部の構成について示す図。(b)は障害物が検知された状態での実施例4の障害物検知部の構成について示す図。 (a)は正面視半円形状の突起を形成した上側挟持プレートを用いる例について示す図。(b)は正面視略V字状の突起を形成した上側挟持プレートを用いる例について示す図。 複数のシャッターカーテンを幅方向に並設した場合の適用例について示す図。
符号の説明
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 ガイドレール
5 巻取シャフト
6 電動開閉機
6a モータ
6b ブレーキ
6c 出力軸
7 自動閉鎖装置
8 コントローラ
9 開閉操作スイッチ
10 座板
12 巻取装置
13 スラット
14 タッチ部材
20L 障害物検知部
20R 障害物検知部
21 ワイヤー

Claims (5)

  1. シャッターカーテンの降下時に、座板に設けるタッチ部材が押し上げられることで障害物検知が行なわれる障害物検知部を備える、シャッターカーテンの降下の自動停止機構であって、
    前記障害物検知部は、
    障害物の検知時において、前記シャッターカーテンの降下に伴って送り出される線状部材の移動を規制するとともに、移動が規制された前記線状部材を介して巻取シャフトを制動することにより、前記シャッターカーテンの降下を停止させ、
    降下の停止後において障害物が検知されなくなった際において、
    前記線状部材の移動の規制を解除するとともに、前記巻取シャフトの制動を解除することにより、前記シャッターカーテンの降下が再開されることとするものであり、
    前記線状部材は、回動するアーム部材に接続され、
    前記アーム部材には、
    前記ブレーキを電気的に制御するコントローラと接続される第二の線状部材と、
    前記ブレーキを機械的に制御する自動閉鎖装置と接続される第三の線状部材とが、
    前記アーム部材の回動支点からの距離が異なる位置に接続され、
    前記コントローラによる電気式のブレーキ操作と、
    前記自動閉鎖装置による機械式のブレーキ操作とが、
    前記線状部材の移動量に応じてそれぞれ独立して実施可能に構成されることとする、
    シャッターカーテンの降下の自動停止機構。
  2. 前記障害物検知部は、シャッターカーテンの幅方向の複数箇所に設けられる構成とする、
    ことを特徴とする、請求項に記載のシャッターカーテンの降下の自動停止機構。
  3. 前記線状部材が架けられるローラ部材の回転を規制することで、線状部材の移動を規制することとする、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のシャッターカーテンの降下の自動停止機構。
  4. 前記線状部材を挟持部材にて挟み込むことで、前記線状部材の移動を規制することとする、
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のシャッターカーテンの降下の自動停止機構。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のシャッターカーテンの降下の自動停止機構を備える、シャッター装置。
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