JPH11504688A

JPH11504688A - 安全装置を備える有用なドア

Info

Publication number: JPH11504688A
Application number: JP8530032A
Authority: JP
Inventors: ベルナールクロートレ
Original assignee: ネルジェコソシエテアノニム
Priority date: 1995-04-07
Filing date: 1996-04-02
Publication date: 1999-04-27
Also published as: EP0819204B1; CA2218395A1; MX9707656A; DE69603590D1; EP0819204A1; WO1996031678A1; FR2732718A1; ES2136986T3; DE69603590T2; US6145572A

Abstract

(57)【要約】壁のベイを開閉する有用なドアであって、フレキシブルなカーテン（１）を包含し、前記ベイは前記カーテンが開らかれると閉じられるが、前記カーテンが前記ベイの縁に集められると開らかれ、このベイの縁には前記カーテン、又はこのカーテンを折りたたむことによりカーテンを移動せしめるのを助けるストラップを受ける巻上げ軸が設けられていると共に、この巻上げ軸は電気モータにより回転させられ、かつ前記カーテンは前記巻上げ軸又はその付近に固定された縁及びこの縁と反対側の移動可能な自由縁を有しているドアにおいて、安全装置を包含し、この安全装置は、一端が前記カーテンの自由縁に実質的に固定されて、前記巻上げ軸に前記カーテン又は前記ストラップと一緒に巻上げることができるストラップ（１０）のような少なくともひとつの細長い要素と、前記ストラップ（１０）の張力が所定のしきい値以下に下がったときに信号を発する信号発生装置とを包含することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】安全装置を備える有用なドア本発明は、壁のベイを開閉する装置に関し、特にフレキシブルなカーテンを包含すると共に安全装置を備えているグッズハンドリング（GOODS−HANDLING）、すなわち有用なドアに関する。用語“フレキシブルなカーテン”とは、巻上げ、折りたたみ又は圧縮性のカーテンのいずれをも含み、またフレキシブルな材料から作られているカーテン及び一緒にヒンジ止めされている複数の堅い部分から作られているカーテンの両方をも含むものである。有用なドア用の種々の安全装置が、従来から知られている。例えば、カーテンを閉じるときにおける障害物を検知するために、フィーラがカーテンの底部端に設けられ、このフィーラは障害物と接触すると信号を発する。しかし、この安全装置はカーテンに固着され、それ故カーテンと一緒に移動されるという欠点を有する。したがって、このようなフィーラを取付けることはかなり複雑であって、費用もかかり、またすでに設置されているドアに適用するのは困難である。また、垂直移動可能なドアのために他の公知の安全装置が設計されており、該ドアの開らきはカーテンの底部端に固定されているひとつ又はそれ以上の作動ストラップの手段により成し遂げられる。この安全装置は、正常時は引張られていないで、ドアが正常に作用する間はドアに同伴する追加のストラップを使用する。そして、もしひとつの作動ストラップが破損し、又は外ずされ、若しくは切断されたときには、いままで引張られていなかったストラップがカーテンの作用中に引張られ、カーテンが突然に落下するのを防止する。この場合、選択的に、適当な検知器が警報信号を発することができる。しかし、このような安全装置もまた幾つかの欠点を有する。すなわち、もしドアが降下されるときに障害物と出くわした場合には、引張られていないストラップはたるんでいるままであり、それ故信号を発することができない。同様に、もしだれかが例えばドアの反対側に行くためにドアの底部端を持ち上げた場合にも、引張られていないストラップはたるんでいるままであり、それ故信号を発することができない。更に、もし引張られていない安全ストラップが切断又は外ずされた場合にも、警報器は駆動されない。この場合には、したがって、使用者は、実際にはもはやドアは安全ではないのにかかわらず、ドアは安全であると考えてしまう。また、文献ＤＥ−Ａ−４１００６０８はベイを閉じる装置を開示しており、この装置は巻上げ型のフレキシブルなカーテンを包含している。そして、モータを保護するための装置が設けられている。すなわち、カーテンの自由端に取付けられているコードが、カーテンを巻上げるためにプーリによって巻上げドラムにこの巻上げドラムと同じ軸線上で案内される。このコードは、カーテンが巻上げられる間繰り出される。そして、コードの張力に応答する装置が設けられている。すなわち、もしカーテンが例えば凍結により閉じ位置に閉じ込まれた場合には、コードが繰り出されているにもかかわらずカーテンを開くことはできず、したがってコードの張力は減少し、これによりコードの張力に応答する装置がモータへの電力供給を遮断する。したがって、モータは損傷されない。しかし、このような保護装置は、カーテンの閉じ中には作動しないし、またカーテンが閉じた位置であるときにもし前記カーテンがだれかに侵入を企てるために持ち上げられた場合にも作動しないものである。本発明の目的は、上述した欠点を有しない安全装置を提供することにある。特に、本発明の目的は、ひとつ又はそれ以上の作動ストラップの故障からの保護を提供し、またドアが閉じられるときにおける障害物の存在からの保護を提供し、更に侵入からの保護を提供する安全装置を備えているドアを提供することにある。本発明の目的は、また、非常に安価でありかつすでに存在しているドアにさえも取付けるのが容易である多目的安全装置を提供することにある。したがって、本発明は、壁のベイを開閉する有用なドアであって、フレキシブルなカーテンを包含し、前記ベイは前記カーテンが開らかれると閉じられるが、前記カーテンが前記ベイの縁に集められると開らかれ、このベイの縁には前記カーテン、又はこのカーテンを折りたたむことによりカーテンを移動せしめるのを助けるストラップを受ける巻上げ軸が設けられていると共に、この巻上げ軸は電気モータにより回転させられ、かつ前記カーテンは前記巻上げ軸又はその付近に固定された縁及びこの縁と反対側の移動可能な自由縁を有しているドアにおいて、安全装置を包含し、この安全装置は、一端が前記カーテンの自由縁に実質的に固定されて、前記巻上げ軸に前記カーテン又は前記ストラップと一緒に巻上げることができるストラップのような少なくともひとつの細長い要素と、前記ストラップの張力が所定のしきい値以下に下がったときに信号を発する信号発生装置とを包含することを特徴とするドア、を提供するものである。以上述べた本発明の安全装置は、したがって、次に述べるような利点を提供する。すなわち、第１に、ドアのカーテンが閉じられるときに、もし前記カーテンが障害物に出くわした場合には、ストラップはたるみ、安全装置が駆動される。これは、また、もしストラップが破損した場合でも、このストラップの破損がストラップの張力の減少を自動的に導びくために同様である。更に、カーテンが閉じた位置であるときには、ストラップは正常に引張られており、その結果もしだれかがドアのカーテンの底部端を持ち上げて通過することを望んだ場合でも、ストラップはたるみ、安全装置が駆動される。したがって、本発明の安全装置は、障害物検知器として、また作動ストラップ破損検知器として、更に侵入検知器として働く。更に、本発明の安全装置は、据置型であって、カーテンと一緒に動かない。したがって、本発明の安全装置は安価であり、またドアの取付け中に又はドアを取付けた後に非常に容易に取付けることができるものである。有益的には、安全装置はストラップの張力を監視する監視装置を包含する。好適には、このストラップの張力を監視する監視装置は一端で前記ストラップと協同すると共に他端で前記信号発生装置に接続されている移動部材を包含し、この移動部材は、移動部材が前記信号発生装置を駆動することができない休止位置と、移動部材が前記信号発生装置を駆動することができる警報位置との間を移動可能であり、かつこの移動部材は、偏倚装置によりその警報位置に向って偏倚されていると共に、前記ストラップが引張られていることによりその休止位置に維持され、その結果前記ストラップの張力が所定のしきい値以下に下がったときには、前記移動部材が前記偏倚装置によりその警報位置にもたらされる。有益的には、前記信号発生装置は電気及び／又は電子型であって、前記移動部材はスイッチとして働き、前記移動部材がその警報位置であるときのみ前記信号発生装置を駆動するのに必要な接触を作る。変形例として、前記信号発生装置により発せられる信号は前記カーテンの移動を停止させることを生じさせる。他の変形例として、前記信号発生装置により発せられる信号は前記カーテンを開くことを生じさせる。これら２つの変形例は、特に、安全装置が障害物検知器として又はストラップ破損検知器として働くときに適用可能である。更に、前記信号発生装置により発せられる信号は、特にカーテンが閉じられていると共に巻上げ軸が据置型であるときに、警報装置を駆動することを生じさせる。この警報装置は、音警報装置、光警報装置又は他の公知の適当な警報装置とすることができる。また、第１の変形例として、本発明の安全装置は、カーテンが垂直移動型であってベイの頂部に集められるベイ閉じ装置に適用である。この場合、好適には、前記カーテンはその自由端に水平に設けられた少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素を包含し、前記カーテンが開かれたときに、前記ストラップは垂直であって、カーテン底部の前記堅い及び／又は重い要素に固定される。このようにストラップがカーテンの底部縁に固定されていると、より一層の効果があることを理解することができよう。他の変形例として、本発明の安全装置は、カーテンが水平移動型であると共に、垂直に設けられた少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素を包含し、前記ストラップは水平であると共に前記堅い及び／又は重い要素に固定されているベイ閉じ装置に適用できる。この場合において、前記カーテンは各々が前記ベイのそれぞれ関連する側縁に集められる２つの部分から形成され、これらの各カーテン部分は垂直に延びる少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素を包含し、この堅い及び／又は重い要素はその垂直縁が前記カーテンが開らかれているときに他のカーテンに直面するように設けられ、かつ各カーテン部分は更にそれぞれ関連する前記堅い及び／又は重い要素に固定されている少なくともひとつの水平ストラップを包含する。また、本発明の第１実施例によれば、前記カーテンはカーテンを巻上げることにより集められ、前記ストラップはカーテンが正常に作用する間は引張られたままとするためにカーテンと一緒に巻上げられる。更に、本発明の第２実施例によれば、前記カーテンは折りたたまれ又は積み重ねられることにより集められ、前記ストラップは有益的には前記堅い及び／又は重い要素に作用することによりカーテンを駆動して前記カーテンをその集合位置に移動せしめるストラップとされる。有益的には、前記堅い及び／又は重い要素は棒であるが、しかし、堅いパネルにより又は変形可能な通気遮断部材により形成することもできる。本発明の他の特徴及び利点は、非限定的な例として述べられている下記の詳細な説明を読みかつ添付図面を参照することにより明らかになるであろう。図１は、本発明の安全装置が休止位置である状態を示す概略図である。図２は、本発明の安全装置が警報位置である状態を示す、図１と同様な図である。図３は、本発明の安全装置を巻上げドアに用いた例を示す概略図であって、安全装置はその休止位置である。図４は、図３の安全装置がその警報位置である、図３と同様な図である。図５は、本発明の安全装置の変形例を積み重ねドアに用いた例を示す概略図であって、安全装置はその休止位置である。図６は、図５の安全装置がその警報位置である、図５と同様な図である。図１及び図２を参照するに、本発明のドアの安全装置は、壁のベイを開閉する装置のカーテンに固着されているストラップ１０の張力を監視する装置を包含する。このストラップの張力を監視する装置は、有益的には、安全装置が駆動されない休止位置と、安全装置が駆動される警報位置との間を移動することができる移動部材２０を包含する。この移動部材は、その一端で前記ストラップ１０と協同する。好適には、移動部材２０は、前記ストラップ１０と協同するその一端に、追従部材２１が設けられ、この追従部材はカーテンの開閉中に前記ストラップ１０が移動される間ストラップ１０上の追従部材自身の軸線まわりをスライド、滑動又は回転する。図１及び図２に示されるように、移動部材は、有益的には、その休止位置とその警報位置との間を、軸線３０まわりに枢動するロッド２０の形に作られ、追従部材２１は、前記ストラップ１０が引張られているときには前記ロッド２０がその休止位置に保持されるように、前記ストラップ１０に対して配置されている。本発明は、更に、例えばばね４０などの弾性部材を包含する偏倚装置を設けるようにしており、前記ばね４０はその一端によって前記ロッド２０に固着されている。ばね４０は、ロッド２０がその休止位置であるときには力を前記ロッドに及ぼして前記ロッドが図１に矢印Ａにより示されている方向に作用するように設けられている。前記ばね４０は、前記ロッド２０の他方の側に等しく適当に設けることができ、この場合ばね４０は戻りばねとして作用する。同様に、ロッド２０がその休止位置であるときに矢印Ａにより示される方向の力を前記ロッドに及ぼす他の適当な偏倚装置を設けることを考えることは十分に可能なことである。本発明の安全装置は、更に、信号発生装置を包含し、この信号発生装置は前述した監視装置により駆動される。すなわち、電気端子５０が有益的にストラップ１０から遠く離れているロッド２０の端に設けられていると共に、他の電気端子５１が有益的にロッド２０の回転軸線３０に関して一定の距離を置くようにして設けられている。前記ロッド２０がその休止位置であるときには、これら２つの電気端子５０，５１は間隔を置いて離れており、したがって安全装置は駆動されない。しかし、図２に略図的に示されているように、ストラップ１０が何等かの理由によってゆるんだときには、ロッド２０がばね４０の効力の下でその軸線３０まわりを枢動し、その結果前記ロッド２０に固着されている前記電気端子５０が前記軸線３０に関して一定の距離を置いた方法で設けられている他の電気端子５１に接触する。したがって、ロッド２０は一種のスイッチとして働き、このスイッチはロッド２０が警報位置になったときに電気回路を閉じ、これにより電気回路は１つ又はそれ以上の信号を発生するように構成されている。信号は、それから、後で詳細に述べる種々の安全機構を駆動するのに用いられる。次に図３及び図４は、本発明の安全装置を壁のベイを閉じる有用ドアに用いた第１の使用例を示す。この有用ドアはフレキシブルなカーテン１を包含し、このカーテンは垂直に移動できるように設けられている。すなわち、カーテン１は、この垂直移動の目的のために設けられているシリンダ２のまわりに巻上げられることにより頂部分に集められる。ストラップ１０は、前記カーテン１にほぼその頂部端及び底部端で固定されている。また、図３に示される例においては、カーテン１の底部端に堅い及び／又は重い要素が設けられており、この要素は有益的にはカーテン１の全幅にわたって水平に延びる補強棒３とすることができる。当然、カーテン１は他の追加の補強棒（図示せず）を包含することができる。ストラップ１０は、好適には、前記カーテン１を前記シリンダ２のまわりに巻上げるためにカーテン底部の前記補強棒３に固定されてカーテン１に沿って垂直に延びる。好適には、ローラ１１のまわりに追加のループを形成せしめ、これにより本発明の安全装置を設置するためのスペースを作るために、有用ドアの頂部分において、ストラップ１０はカーテン１が巻上げられるシリンダ２を越えて延びる。ストラップ１０はカーテン１にその頂部端で固定されているので、ストラップ１０はカーテン１と一緒に巻上げ及び解かされ、その結果、カーテンが正常に作用している間は、たとえストラップ１０がカーテン１を巻上げ又は解かすためのけん引力を及ぼさないときでも、ストラップ１０は常に引張られている。前述した本発明の安全装置は、有用ドアの頂部分においてストラップ１０のまわりに設けられている。したがって、カーテンが正常に作用している間は、ストラップ１０は引張られたままであり、そして前記ストラップが巻上げ又は解かされる間ロッド２０はその追従部材２１によって前記ストラップ上を滑動する。しかし、もし図４に示されるように、カーテン１が降下されているときに障害物６０に出会った場合には、カーテン１及びその結果としてストラップ１０がたるみ、その結果、ばね４０（図１及び図２参照）の効力の下で、ロッド２０がその軸線３０まわりを枢動し、２つの電気端子５０と５１との間に接触を確立せしめる。これら２つの電気端子５０と５１とが互いに接触したことは電球５２が点灯することによって表示され、この電球の点灯は警報が発せられたことを示す。ロッド２０に固着されている電気端子５０と、軸線３０に関して一定の距離を置いた方法で設けられている電気端子５１との間に作られる接触により発生される信号は、当然に、種々の異なる方法に用いることができる。すなわち、この信号によりカーテン１を停止せしめ、又はカーテン１を移動せしめる移動装置（図示せず）に対応する信号を送ることによりカーテンを再び上昇せしめるようにすることができる。また、音信号又は光信号による警報装置、又は他の公知の適当な警報装置を駆動せしめることもできる。そして、もし障害物６０がカーテン１の通路から取除かれた場合には、前記カーテンは再び正常に作用することができて、ストラップ１０は再びぴんと張られ、これにより安全装置のロッド２０をその休止位置に戻らせしめる。また、次のような場合でも当然に同じ結果が得られる。すなわち、もしカーテン１が下降されている位置であるときに、だれかが前記カーテンの底部端を持ち上げた場合には安全装置が駆動される。したがって、安全装置は侵入検知器及び障害物検知器の両方として働く。以上述べた図３及び図４に示される例においては、カーテン１の底部端に堅い棒３が設けられている。しかし、当然に、ストラップ１０を前記カーテン１の底部に直接固定することができ、したがって本発明はカーテンの底部に堅い及び／又は重い要素を有していない巻上げカーテンにも適用できるものである。次に図５及び図６は本発明の安全装置を他の型式の有用ドア、すなわち積重型の有用ドアに用いた第２の使用例を示す。この型式のドアにおいて、カーテンは上述したように、その材料により、又はヒンジ棒４のまわりに一緒にヒンジ止めされている複数の堅いパネルから作られていることにより、フレキシブルとされている。したがって、この場合には、カーテン１は上述したようにローラ１１のまわりに巻上げることができないが、しかし、カーテン１は有用ドアの頂部で公知の方法により積重される。前記カーテンはひとつ又はそれ以上の作動ストラップの手段により閉鎖され、これらの作動ストラップは、それ故、カーテン１が動かされている間は引張られると共に、頂部端でカーテン１を昇降するためにローラ１１のまわりに巻上げられる。前記作動ストラップは、好適には、カーテン１の底部端に設けられている堅い及び／又は重い要素に固定される。この要素は、例えば、図３に略図的に示したように、カーテンがフレキシブルな材料から作られているときには、補強棒３とすることができる。しかし、当然に、カーテン１の底部端に設けられる堅い要素は、前記の追加棒４まわりにヒンジ止めされた堅いパネルとすることもできる。また、本発明の安全装置の変形例が図５及び図６に示されている。すなわち、図５に示されるように、枢動可能に取付けたロッド２０及びその追従部材２１はストラップ１０及び例えばばねなどの偏倚装置４０（図１及び図２参照）の同じ側に設けられ、偏倚装置４０はロッド２０が休止位置であるときに力を矢印Ｂにより示される方向に及ぼす。そして、図６に示されるように、もしストラップ１０が例えばその破損などによりたるんだ場合には、安全装置が上述したように作動し、矢印Ｂにより示されている方向にばねにより生じせしめられている力の効力の下で、ロッド２０は軸線３０のまわりを枢動して、２つの電気端子５０と５１とを互いに接触せしめ、その結果図６に示されるように電球５２が点灯することにより警報が発せられる。図１〜図４に示した実施例と比較して、この安全装置のロッドはしたがって軸線３０のまわりを反対方向に枢動し、ストラップ１０はたるむにしたがって、上述したようにロッド２０の追従部材２１により運ばれる代りに、追従部材２１により押しのけられる。積重型の有用ドアに設けられるストラップは作動ストラップであり、すなわちこれらの作動ストラップはカーテン１を上昇せしめるためにかなりの力を及ぼし、本発明の安全装置はひとつの作動ストラップ１０が破損するのを保護する。もしこのような安全装置がカーテンのいずれかの作動ストラップに設けられている場合には、それらのいずれかひとつの破損により安全装置が駆動され、その結果カーテンの移動を停止することができる。また、カーテンが下降位置にある間にひとつ又はそれ以上のストラップが外ずされ又は切断された場合には、安全装置が同様に駆動させられて、音及び／又は光警報装置が駆動させられる。以上、本発明の安全装置を垂直移動可能なドアに関連して詳述してきたけれども、本発明の安全装置は水平移動可能な有用ドアにも同様に適用できるものである。この場合において、ストラップ１０が水平に配置されることを除いては、安全装置は同じく作動する。例えば、各々がベイの側縁に集められる２つのカーテン部分から形成されているカーテンに対しては、少なくともひとつの水平ストラップが有益的には各カーテン部分、好適にはカーテンが閉じられたときに互いに直面するカーテン部分の垂直縁に固定して設けられる。これによっても、上述したと同じような障害物及び侵入検知効果が得られる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９７年１月２１日【補正内容】請求の範囲１壁のベイを開閉する有用なドアであって、フレキシブルなカーテン（１）を包含し、前記ベイは前記カーテンが開らかれると閉じられるが、前記カーテンが前記ベイの縁に集められると開らかれ、このベイの縁には前記カーテン、又はこのカーテンを折りたたむことによりカーテンを移動せしめるのを助けるリフティングストラップを受ける巻上げ軸が設けられていると共に、この巻上げ軸は電気モータにより回転させられ、かつ前記カーテンは前記巻上げ軸又はその付近に固定された縁及びこの縁と反対側の移動可能な自由縁を有しているドアにおいて、安全装置を包含し、この安全装置は、前記巻上げ軸に垂直にして前記カーテン（又は前記リフティングストラップ）に沿って設けられ、一端が前記巻上げ軸に固定されていると共に他端が前記カーテンの自由縁に実質的に固定され、かつ前記カーテン又は前記リフティングストラップの巻上げターン部間で前記巻上げ軸に前記カーテン又は前記リフティングストラップと一緒に巻上げることができるストラップ（１０）のような少なくともひとつの細長い要素と、前記ストラップ（１０）の張力が所定のしきい値以下に下がったときに信号を発する信号発生装置とを包含することを特徴とするドア。２請求項１記載のドアにおいて、前記安全装置は前記ストラップ（１０）の張力を監視する監視装置を包含しているドア。３請求項２記載のドアにおいて、前記ストラップ（１０）の張力を監視する監視装置は一端で前記ストラップ（１０）と協同すると共に他端で前記信号発生装置に接続されている移動部材（２０）を包含し、この移動部材（２０）は、移動部材が前記信号発生装置を駆動することができない休止位置と、移動部材が前記信号発生装置を駆動することができる警報位置との間を移動可能であり、かつこの移動部材（２０）は、偏倚装置（４０）によりその警報位置に向って偏倚されていると共に、前記ストラップ（１０）が引張られていることによりその休止位置に維持され、その結果前記ストラップ（１０）の張力が所定のしきい値以下に下がったときには、前記移動部材（２０）が前記偏倚装置（４０）によりその警報位置にもたらされるドア。４請求項３記載のドアにおいて、前記移動部材は、一端で前記ストラップ（１０）に滑動可能な方法で接続されていると共に前記ストラップ（１０）が引張られていることによりその休止位置に維持される堅いロッド（２０）であり、かつ前記偏倚装置は、前記ロッド（２０）が休止位置であるときに荷重されると共に前記ストラップ（１０）の張力が減少したときに前記ロッド（２０）をこの警報位置に向って付勢するばね（４０）のような弾性部材を包含し、前記ストラップ（１０）の張力が前記所定のしきい値に達したときに前記ロッド（２０）が前記警報位置に達するドア。５請求項１〜４のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記信号発生装置により発せられる信号は前記カーテン（１）の移動を停止させることを生じさせるドア。６請求項１〜４のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記信号発生装置により発せられる信号は前記カーテン（１）を開くことを生じさせるドア。７請求項１〜６のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記信号発生装置により発せられる信号は警報装置を駆動させることを生じさせるドア。８請求項１〜７のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記カーテン（１）は垂直移動型であって、前記ベイの頂部に集められるドア。９請求項８記載のドアにおいて、前記カーテン（１）はその自由端に水平に設けられた少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素（３）を包含し、前記カーテン（１）が開らかれたときに、前記ストラップ（１０）は垂直であって、カーテン底部の前記堅い及び／又は重い要素（３）に固定されているドア。 10 請求項１〜７のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記カーテンは、水平移動型であると共に、垂直に設けられた少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素を包含し、前記ストラップは水平であると共に前記堅い及び／又は重い要素に固定されているドア。 11 請求項１０記載のドアにおいて、前記カーテンは各々が前記ベイのそれぞれ関連する側縁に集められる２つの部分から形成され、これらの各カーテン部分は垂直に延びる少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素を包含し、この堅い及び／又は重い要素はその垂直縁が前記カーテンが開らかれているときに他のカーテンに直面するように設けられ、かつ各カーテン部分は更にそれぞれ関連する前記堅い及び／又は重い要素に固定されている少なくともひとつの水平ストラップを包含しているドア。 12 請求項８〜１１のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記カーテン（１）はカーテン（１）を巻上げることにより集められ、前記ストラップ（１０）はカーテンが正常に作用する間は引張られたままとするためにカーテンと一緒に巻上げられるドア。 13 請求項９〜１１のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記カーテンは折りたたまれ又は積み重ねられることにより集められ、前記ストラップ（１０）は前記堅い及び／又は重い要素（３）に作用することによりカーテン（１）を駆動して前記カーテンをその集合位置に移動せしめるストラップであるドア。 14 請求項９〜１３のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記堅い及び／又は重い要素は棒（３）であるドア。

Claims

【特許請求の範囲】１壁のベイを開閉する有用なドアであって、フレキシブルなカーテン（１）を包含し、前記ベイは前記カーテンが開らかれると閉じられるが、前記カーテンが前記ベイの縁に集められると開らかれ、このベイの縁には前記カーテン、又はこのカーテンを折りたたむことによりカーテンを移動せしめるのを助けるストラップを受ける巻上げ軸が設けられていると共に、この巻上げ軸は電気モータにより回転させられ、かつ前記カーテンは前記巻上げ軸又はその付近に固定された縁及びこの縁と反対側の移動可能な自由縁を有しているドアにおいて、安全装置を包含し、この安全装置は、一端が前記カーテンの自由縁に実質的に固定されて、前記巻上げ軸に前記カーテン又は前記ストラップと一緒に巻上げることができるストラップ（１０）のような少なくともひとつの細長い要素と、前記ストラップ（１０）の張力が所定のしきい値以下に下がったときに信号を発する信号発生装置とを包含することを特徴とするドア。２請求項１記載のドアにおいて、前記安全装置は前記ストラップ（１０）の張力を監視する監視装置を包含しているドア。３請求項２記載のドアにおいて、前記ストラップ（１０）の張力を監視する監視装置は一端で前記ストラップ（１０）と協同すると共に他端で前記信号発生装置に接続されている移動部材（２０）を包含し、この移動部材（２０）は、移動部材が前記信号発生装置を駆動することができない休止位置と、移動部材が前記信号発生装置を駆動することができる警報位置との間を移動可能であり、かつこの移動部材（２０）は、偏倚装置（４０）によりその警報位置に向って偏倚されていると共に、前記ストラップ（１０）が引張られていることによりその休止位置に維持され、その結果前記ストラップ（１０）の張力が所定のしきい値以下に下がったときには、前記移動部材（２０）が前記偏倚装置（４０）によりその警報位置にもたらされるドア。４請求項３記載のドアにおいて、前記移動部材は、一端で前記ストラップ（１０）に滑動可能な方法で接続されていると共に前記ストラップ（１０）が引張られていることによりその休止位置に維持される堅いロッド（２０）であり、かつ前記偏倚装置は、前記ロッド（２０）が休止位置であるときに荷重されると共に前記ストラップ（１０）の張力が減少したときに前記ロッド（２０）をこの警報位置に向って付勢するばね（４０）のような弾性部材を包含し、前記ストラップ（１０）の張力が前記所定のしきい値に達したときに前記ロッド（２０）が前記警報位置に達するドア。５請求項１〜４のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記信号発生装置により発せられる信号は前記カーテン（１）の移動を停止させることを生じさせるドア。６請求項１〜４のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記信号発生装置により発せられる信号は前記カーテン（１）を開くことを生じさせるドア。７請求項１〜６のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記信号発生装置により発せられる信号は警報装置を駆動させることを生じさせるドア。８請求項１〜７のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記カーテン（１）は垂直移動型であって、前記ベイの頂部に集められるドア。９請求項８記載のドアにおいて、前記カーテン（１）はその自由端に水平に設けられた少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素（３）を包含し、前記カーテン（１）が開らかれたときに、前記ストラップ（１０）は垂直であって、カーテン底部の前記堅い及び／又は重い要素（３）に固定されているドア。 10 請求項１〜７のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記カーテンは、水平移動型であると共に、垂直に設けられた少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素を包含し、前記ストラップは水平であると共に前記堅い及び／又は重い要素に固定されているドア。 11 請求項１０記載のドアにおいて、前記カーテンは各々が前記ベイのそれぞれ関連する側縁に集められる２つの部分から形成され、これらの各カーテン部分は垂直に延びる少なくともひとつの堅い及び／又は重い要素を包含し、この堅い及び／又は重い要素はその垂直縁が前記カーテンが開らかれているときに他のカーテンに直面するように設けられ、かつ各カーテン部分は更にそれぞれ関連する前記堅い及び／又は重い要素に固定されている少なくともひとつの水平ストラップを包含しているドア。 12 請求項８〜１１のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記カーテン（１）はカーテン（１）を巻上げることにより集められ、前記ストラップ（１０）はカーテンが正常に作用する間は引張られたままとするためにカーテンと一緒に巻上げられるドア。 13 請求項９〜１１のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記カーテンは折りたたまれ又は積み重ねられることにより集められ、前記ストラップ（１０）は前記堅い及び／又は重い要素（３）に作用することによりカーテン（１）を駆動して前記カーテンをその集合位置に移動せしめるストラップであるドア。 14 請求項９〜１３のいずれか一項に記載のドアにおいて、前記堅い及び／又は重い要素は棒（３）であるドア。